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2010年06月03日

「グラフ」の話が始まります

グラフと云っても、かつての女子テニスプレイヤー(当時、西独)の話ではないし、GBAでつくる棒グラフとかExcelで描く折線グラフでもない。 正確に云えば、「グラフ理論」におけるグラフ。 ただし、すでに束グラフとして、中間試験にも登場している。

半順序集合が前提にあって、上限(最小上界)と下限(最大下界)をつけると、束になる。 上界と下界(「げかい」でなく「かかい」と読む)は、連続値(実数)の場合に必要な概念。 いくら追っかけてもキリがないので、こう呼ばざるを得ない。 しかし、離散な数、とりわけ有限を対象にする場合は、「最大」と「最小」に置き換えられる。 だから、授業では上界とか下界の話はしていない。

現実のデータ構造のほとんどは「グラフ」で表現できる。 このグラフの上で「アルゴリズム」を考えることが重要であるが、アルゴリズムはほんの少しだけ触れる。 アルゴリズムは離散数学の範囲外だから。

「たかがグラフ」ではすまされない奥深い領域だけど、考えようによっては見やすい話。 「見やすい」という広島弁には、なかなか慣れないけれど。

投稿者 tadashi : 2010年06月03日 08:20

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