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2010年11月26日

アイルランド vs イギリス

アイルランドは長年イギリスの植民地だったが、1905年独立した。 しかし、島の北部は北アイルランドになり、連合王国UK (United Kingdom)、つまりイギリスの1国である。 グレートブリテンGB (Great Britain)島には、イングランド、スコットランド、ウエールズの3国しかないが、北アイルランドを含めた4国がUK(United Kingdom)を形成する。 ワールドカップとしては、この4国が参加する形になる。 決勝トーナメントへ出てくるのは、イングランドだけになることが多いが。

北アイルランドはずっと紛争が続いていた。 イギリス側からは、イングランドから北アイルランドへ移住した人の国であり、もともと居るアイルランド人とゴタゴタがあるという見方になる。 移住したのはプロテスタント、アイルランドはカトリックなので「プロテスタントとカトリックの争い」と国際社会へは云っていた。

しかし、アイルランド側からは、宗教対立は表面上の話で、もともとアイルランドの領地へイギリスが侵入してきたのである。 この点はロシアのチェチェンと似ている。 だから、IRAは対英テロ闘争をやってきた。 IRA(Irish Republican Army)アイルランド共和軍は、アイルランド独立闘争(対英テロ闘争)を行ってきた武装組織である。 1975年にロンドンで市内のロンドン塔を見学中に、「爆弾予告があった」とかで、施設外に出されたことがある。 1900年代になってテロは少なくなったが、火種は残っている。

投稿者 tadashi : 2010年11月26日 00:10

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