2010年12月22日
シラバス
もとは講義要目という冊子があったが、時代の流れで web に載りだすと「シラバス」という表現が主流になった。 冊子はほとんど読まれなかったので、ゴミだけが増えた。 しかし、web になったので「見てる?」と聴いても「見てない」という答え。 そこで、PowerPoint の最初に必ず1回から15回までの見出しは載せるようにした。 ただし、15回全部を1ページでは多すぎるので、中間試験の前と後で2分割にした。 効果があったかどうかは別にして「摺り込み」のつもりで。
日頃から興味のある講義ならともかく、知らない分野の講義で毎回の項目を見せられても、「そう?」とぐらいしか云えないだろう。 講義題目とは2単位分のIDみたいなもので、内容は初回を聴いてからでないと判断できない講義もある。 教養関係の講義には、題目が内容と一致してないケースもある。 学生さんからみれば、冊子であれ web であれ、見る値打ちがあるとは思えないのだろう。
先生のほうは「書かないといけない」といわれるので書くが、管理職のほうは、大学評価機構との関係で「書いてもらわないと困る」のである。 しかし、大学院の講義では、15回に分けて書くのはどうか、という意見もあるだろう。
もちろん、大学院でも書くのは簡単です。
投稿者 tadashi : 2010年12月22日 06:39