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2011年05月06日

結論Bは正しくても信用できない 〜「AならばBなり」のロジックから〜

結論Bは、「菅政権はダメ」。 震災前はもちろん、震災後もダメである。 だけど、前提Aが気になる。 前提Aが「オザワとその周辺」となると、前提が「真」であるとは言い難い。 つまり、前提Aは「偽」かも知れないのである。 法的には無罪であっても、「法に不備がある」と庶民は考えている。 だから、検察審査会は裁判を要求したのである。

1970年代にイリノイ大学のプレパラートさんの提案したモデルでは、「Aが正しいなら、Bの正誤を判定できる」が「Aが誤ってるなら、Bの正誤は不明」となる。 これは、「AならばBなり」の論理の自然な拡張になるので、広く用いられる。 大阪地検の話は、このプレパラート・モデルであった。

今回の「オザワとその周辺」の動きも、このプレパラート・モデルに相当する。 だから、結論Bは正しくても、前提Aは信用できないのである。

{一部 2010/10/23 より引用)

投稿者 tadashi : 2011年05月06日 17:20

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