« とうとうTVが12インチになった | メイン | 防御率2.90でも 6勝9敗 »
2011年07月02日
バカンス法はムリか 〜土日操業でなく〜
節電対策として、「電力消費の平均化」で乗り切ろうとする動きが、企業で始まっている。 そうなると夜間操業、つぎに土日操業となるのは自然。 落ち込んだ経済の立て直しには、仕方ない方向ではある。 しかし、7月と8月の操業を半分に落す余裕があれば、話は簡単である。 7月休みと8月休みの2組に分けて、半分の人数で操業するのである。 こうすれば、工場の消費電力も半減する。
この結果、夏の休暇は1週間とか10日でなく、1ヵ月とれることになる。 休む人間は半分なので、道路や交通機関、それに観光地の混雑も緩和される。 これがフランスの「バカンス」で、法律で保証されている。 企業に連動して、商店や飲食業の人もバカンスに行く。 夏のパリでは、「1ヵ月休み」という商店やレストランの張り紙もよく見かけられる。
猫も杓子もバカンスに行くことになるので、金のかからないバカンス施設も必要で、ホテルや民宿だけでは足りない。 バカンス車両をけん引していくのは、そのためである。 しかし、1ヵ月もバカンスで滞在して、のんびり過ごせるような宿泊施設をつくっても、日本では流行らないだろう。
自然の中で1ヵ月のんびり過ごせるように、「体質改善」をするほうが先である。
投稿者 tadashi : 2011年07月02日 06:11