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2012年02月06日
為替レートについて
1ドル360円の固定レートの時代は別にして、変動相場制になって100円代を行ったりきたりしていた頃はまだよかった。 日米の物価を庶民感覚でみれば1ドル120円程度が妥当なのに、とんでもない円高ドル安の異常状態が続いている。 輸出に依存する業界からは政府の無策にあきれているし、日本の景気回復の大きな足かせになっている。 しかし、時折政府がドル買いしても、「焼け石に水」で効果はホンの一時的である。
もちろん円高にも「良さ」はある。 庶民に還元されてるかどうかは別問題であるが、原油価格にはメリットがある、ホルムズ海峡の問題は懸念材料ではあるが。 しかし、ドルの本家であるアメリカ製品の購入ではない。 アメリカからネットで並行輸入したり、アメリカへ旅行したりしても為替相場には影響はしない。 円高ドル安を活かすには「もっとアメリカ製品を大量に買いなさい」ということになる。
アメリカ側からみれば、TPPはアメリカ製品を大量に売る「絶好のチャンス」と考えている。 日本側でTPPのメリット、デメリットだけ考えても仕方ない。 日米貿易で生じている障壁をすべて撤廃すれば「自然な状態」になり、やがて為替相場も自然なところに落ち着くだろう。
円高の問題とTPPは根元でつながっている。
投稿者 tadashi : 2012年02月06日 06:29