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2012年05月04日

アファーマティブ・アクション再び

アファーマティブ・アクション(Affirmative Action)の典型的な例は、フランス議会の男女半々(パリテ)法だろう。 これを思い出したのは今朝の新聞(毎日)で、今年は与謝野晶子の訪仏100年目になるという記事を読んだから。 ちょうど100年前の1912年5月5日に東京(新橋)を出て敦賀から船でウラジオストックまで行き、シベリア鉄道経由で2週間後にパリに着いたらしい。 今でもヒマと興味のある人はシベリア鉄道を使うが、当時はマルセイユまでの船旅かシベリア鉄道しかヨーロッパに行く方法はなかった。

フランスに滞在して、与謝野晶子は「フランスはイギリスに比べて女性の活動が少ない」と感じたらしい。 当時の日本とは比べようはないが、英仏の比較は当たってるように思う。 これはグルノーブル大学滞在以降のフランス人女性教授の話とも合致する。 アファーマティブ・アクションが、アメリカでは少数民族の話になるところが、フランスでは女性の話になる。 これは日本と似ているところである。

もっとも、ルペンの娘は極右の党首で頑張っている。

投稿者 tadashi : 2012年05月04日 07:54

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