『アリババ&アーチエンジェルス』

 

十字架天使が悪魔軍のリニアモールを奪い次動ネブラをめざし、
ヤマト王子が静如天を連れて聖ボット研究所を目指し、
ベリーオズとプッチーがワッPを駆りオパザードをめざし、悪魔軍のコッキーがそれを追い、
そしてヘブンシティの危機を知ったエルサMと魔スターPがヘブンシティに向かっていた頃。

斜にかまえた聖夢源の若神子、騎神アリババは悪球エリアを目指そうとしていた。



・義賊アリババ、天聖門の悪魔を蹴散らすと無縁ゾーンにダイブ。
 ”ラブリーエンジェル”レスQとオアシスを明星のコネで仲間に加える。(アリババの1)

・アリババ、悪混鬼と交戦。明星が犠牲になるもデビル渦を突破。
 七助よりもらったフェザーの力で魔炎に突入する。(アリババの2)

・アリババ、悪球エリアに到着。サタンマリアが反逆した影響で悪魔が襲ってくるもノアフォームを救出して「方舟」で天聖界へ向かう。

 しかし途中でスーパーデビルにノアを奪われ、傷つきながらも『方舟』で天聖界へ。一本釣と合流。『船団』を形成。(アリババの3)

・『船団』に残りこんだ避難民と若神子、ヘブンシティに到着。同時に三象の導き光線にのって復活天使ズ&捕虜ズも到着。
 しかしそんな天使達の前に曼聖羅の魔洗礼によって悪魔になった「明星魔クィーン」が現れる。
 
アーチ天使「如面」「オアシス」「レスQ」「クリスタル」「ポンプ」「オーロラ」と合聖した
 若神子「ヤマト」「一本釣」「フッド」「男ジャック」「牛若」「ピーター」、神帝となり明星魔クィーンに空中戦を挑む!
 しかしネブラ付近まで来た所で崩壊した魔幻型の頂点からエンジェルが理力バズーカをうちクィーンに聖心を取り戻す。

・正気にもどった明星クィーンを水の中から這い上がって来たダビデブの剣がアリババごと貫く。
 激怒したアリババ、ダビデブの体を切り裂き、その体内で「あらゆる扉を開ける理力」を発動させ、ダビデブを『裏返し』にする。
 ぶよぶよの体を持つ為、刃物が効かないダビデブもこれは絶えきれず絶命する。
 アリババの腕の中で生き絶える明星。「明星、俺も戦う。徹底的にな。オマエみたいな奴をこれ以上増やさない為に」
 戦いより目をそらし、気楽な盗賊家業を続けていたアリババの目に戦士の魂が甦る。(アリババの4!)


オアシスの騎神アリババは、オアシスの里を根城に悪魔軍の基地から食べ物や医薬品などを
強奪しては天使達に分け与える義賊の真似事をやっていた。
そんな時、ものを言うのはアリババの「いかなる扉をも開く」理力。
捕まった天使達の牢屋の扉をスパパっと一刀両断。開く(って言うか斬って破壊する)

まあそんな感じで捕まった天使やお守りを救出したりアリババは頑張っていました。
天聖軍(エンジェルズ)別働隊として。一匹狼なので。

さてどうやってアーチ天使とからませるか?

悪魔「再生魔鬼」3種と融合した


天聖門のあるエリア。
騎神アリババは悪球エリアに棲むノアフォームを連れてくるべく無縁ゾーンを目指す。


泣いているお守りの少女達を取り囲む悪魔の集団を発見したアリババは助けに向かう。
しかしアリババが辿りつくよりも早く、別の天使二人が悪魔達を打ち倒した。
それは女アーチ天使2人組「オアシス天如」「レスQ天女」のダーティペアラブリーエンジェルであった。

悪魔の攻撃が明星クィーンを襲おうとした瞬間、アリババの聖夢剣がそれを受けとめる。
「だれでおじゃる?」「俺さ!騎神アリババ!でやあっ!」

四人の力を合わせ、悪魔集団を蹴散らしたアリババ達はお守り達から事情を聞く。
彼女達、「ニャンニャンチアガ−ル」はお守りの少女たちで構成された応援団である。
そのメンバー「芸助」「鐘助」 「助士すいさい」「かめ助」「珍カーベル」のうち、
「芸助」「鐘助」が悪魔にさらわれ、無縁ゾーンに連れ去られたと言うのだ。

必ず助け出す事を約束するアリババ。
アーチ天使3人に無縁ゾーンに行くことを告げると、彼女等は無縁ゾーンでは理力が使えなくなる事を告げる。
「それでも俺はいかなくちゃならないんだ。天聖界を救う為に!」

アリババの気迫に説得されたアーチ天使ズは自分たちの力があれば無縁ゾーンへ行けることを教える。
明星クィーンと合身し、神帝になるアリババ。聖夢剣で天聖門を切り開くと無縁ゾーンへ旅立つ。
完全暗闇の世界を飛びつづけるアリババとレスQ&オアシス。


※「悪魔集団」の内訳は「第一弾・代官魔」、「第六弾・狼男魔」、「第七弾・人狩魔僧」、「第四弾・ガビョウ魔」
                「第4弾・けむ魔鬼」、「第四弾・フォーカス眼鬼」、「第三弾・くも不動魔」。

 

※珍カーベル、かめ助、助士すいさいの三人は天地球へ戻り、そこで珍カーベルは
  老幻師に化けていた魔魂プタゴラトンの正体を看破することとなるのだがそれはまた別の話。「MARUC編」
  「嘘!老幻師さまは悪魔が攻めて来たときに亡くなられたはずよ!あなたはだれ!あなたはだれ!」
  「ふうむ・・・。残念だ。まさかオマエのような小さきものに見破られるとは・・・」


そこへ弟を探している天使、神光子が現れ、メンバーに加わる。
その瞬間、真っ赤に燃える岩が目の前に出現する。それは無縁ゾーンを浮遊・遊回する「飛び岩」だった。
「まかせて」
オアシス天如が理力を高め、「雫リング」パワーで大量の水を浴びせると飛び岩の燃え盛る炎は消え、
次界までの便利な乗り物、「ビックセントバード」が誕生したのだった。

セントバードに乗り、無縁ゾーンを進むアリババ一行。


騒音騒乱悪魔応援団の女性パートとして拉致されてきた鐘助と芸助。
くも不動魔の糸でぐるぐる巻きにされて連行され中である。
「あーん!おねがいだからたすけてほしいでごじゃります〜!」
「あきらめーろー♪うんめいーを、うけいれーろー♪」

そこへ彼女達を救うべく、おなじ「七助」の男子勢が助けに来る。
くも不動魔にジャン拳、酔拳で立ち向かうが、やっぱりやられてしまう。
「男はいらん!」危機一発のところにアリババ達が到着。「正義の天使アリババ参上!」
七助を救い出し、悪魔達が「悪球エリア」を目指していたことを知る。

そこへ悪魔エリ−ト部隊である天魔界パトロール隊「悪混鬼」たちがやってくる。
女装してニャンニャンチアガールに化けるアリババとアーチ天使メン。
「や、やめて」
「おー!そのハスキーな声!たまらん!」

げしっ!

「ぐえー!?」
「どうだー!なかなかセクシーだろうがてめえらー!」
「て、てめえら!天使のくせに美人局みたいな真似していいとおもってんのかよ!」

二人の悪混鬼をボコボコにしたアリババたち。
そこへ残りの悪混鬼5人がやってきて乱戦になる。

そこへ『ヘブン士』達がかけつけ、天使側が優勢になると悪魔達は切り札を使用した。
それこそ超重力の塊、『悪魔渦』だったのだ。

天使たちは全員自分の力で脱出しようとしたが、飛行理力にかけるアリババ神帝一人が悪魔渦に吸い込まれそうになる。

『 サ セ ナ イ 』

その光景を見た瞬間、深層意識の中に眠っていた『もう一つの世界』の記憶が突如明星クィーンに甦り、
明星クィーンはアリババ神帝との合聖を解くとアリババをほおリ投げ、自分が身代わりとなって吸いこまれていった。
後を追って飛びこもうとするアリババを他のアーチ天使たちが押しとどめる。

悪魔渦は更に勢いを増す。しかし強すぎた勢いはビッグセントバードをも引き寄せ、その衝撃で
悪魔渦は木っ端微塵になるのだった。

そのまま加速し、往く手を遮る魔炎に突入するビックセントバード。
超高熱の炎の前に、アリババたちの体はセントバードごと燃え付きそうになるも、
七助のもたらした「幸七フェザ−」の力で突破に成功する。

『それ!俺たちもつづけ!』
『あちち!ダメだ!引き返せ!』
『げ、減速できませぇん!た、たすけてくださいダビデブさまぁー!』
『悪混鬼たちよ、おまえ達には魔炎を突破できる魔力は無いねえ。気の毒だが・・・しかし無駄死にでは無いぞ!』
『ぎゃあぁあああ!!』

悪魔渦が砕けた後、ビックセントバードに引きずられる感じで魔炎に突入した悪混鬼たちは
あまりの高熱に、逃げることも進むこともできずに燃え尽きていった。

「やつらが突破できたのはあの羽のおかげか…」

ダビデブは魔炎を突破するための方法、「幸七フェザー」について調べ始める。

悪魔渦に吸いこまれた明星クィーンの体は創聖使エウリピデボン、オルドトスに拾われ、
魔洗礼をうけ「明星魔クィーン」として甦り、
アリババ達の前に敵として現れることになる。が、それはもう少しあとの話。


魔炎を突破したアリババ一行はいよいよノアフォームの住まう地、悪球エリアに到着する。
しかしそこで待ちうけていたのは女悪魔ヘッド、サタンマリアだった。

ノアフォームを連れていくというアリババにサタンマリアは剣をむける。

「ここは我が母魔胎伝ノアが住まう地!この悪球エリアに聖魔の争いを持ちこむな!」

しかしヘブン士たちと面識があったノアフォームはヘブンシティへ向かうことを伝える。
いぶかしむサタンマリアにノアは告げる。すべては聖魔和合の為、と。
ヘブンシティ、そこは天使と悪魔とお守りとが区別無く偏見無く生きている奇跡のエリア。
この地獄のような戦乱の時代に合って、文字通り「天国」とさえ呼べたのだ。
かつての表層界の面影を色濃く残す大地に、聖魔の民が仲良く暮らし、ハーモピースを実現していた。
そしていまその地を治めているのは、最後の天使ヘッド「聖フェニックス」であった。



ノアフォームは無縁ゾーンに迷いこんできた天使やお守りたちをサタンマリアに命じて悪球エリアに保護していた。
他の悪魔達に見つかる前にサタンマリアに保護させ、もし見つかった場合でも権力で無理やり自分の管理下においていた。
もちろん他の悪魔達はそのことを知らない。プタゴラトンの研究材料にされていると思っているからである。
しかしスーパーデビルはうすうすその事に気付きつつあり、確信は持てないものの疑惑は持っていた。
だからヘブンシティ攻略をプタゴラトンには命じず、ダビデブに任せたのである。

ヘブンシティは始祖ジュラとノアが交わした『約束の地』であった。
かつてのハーモピースを再現した世界、天使と悪魔とお守りとが共存する世界。
始祖ジュラは自分が天聖界に残った時、ノアフォームは天魔界に残った。
そして全ての悪魔達の母として聖地「悪球エリア」を隠れ蓑にしてヘブンシティへ生き残った天使達を送り出してきたのだ。

ヘブンシティはヘブン士、老天使、そして聖フェニックスを中心に構成されたエリアで
周囲を6聖球による結界で守られている。悪魔がこの結界を破るのは至難の技で、
唯一サタンマリアだけがそこを突破できる。(ノアフォームは入れない設定にするか?アリ?ナシ?)

悪魔軍ダビデブはこの結界を突破する為に「天使の能力」を兼ね備えた悪魔を投入する。

「バカな!悪魔にこの結界が破れるはずが……!!!!」

結界を破り(?) 侵入した悪魔は老天使らを攻撃。結界崩壊。
結界が破られた事で多数の悪魔の侵入を許す事になる。

「おのれェ!第一陣による直接攻撃さえなければ奴らごときにこの結界がやぶられるはずはなかったものを!」


その悪魔こそは???

@魔洗礼を施された明星デビルクィーン。
A再生魔鬼として甦ったピーター神子&照光子&牛若(5/6 こちらを採用)


悪魔達が責めてきているというのに戦おうとしない聖フェニックス。
その姿にイラだった騎人アリババは「なぜ勇気を出して悪魔と戦わないのか!」と叫ぶ。
「憎しみは憎しみを呼びます。あの悪魔達もきっと話せばわかるはずです・・・」と、
悪魔達に接近していく聖フェニックス。「バカな!なぜ戦わないんだ!平和は力で勝ち取るものだ!」

説得など通用するはずもなく、悪魔に取り囲まれ絶体絶命のフェニックス。
ボコボコにやられ、大地に倒れる。

「エロイエロイレマサバクタニ… 源層界の神よ、我々にお力を……」

まさに危機一髪のその瞬間、飛びこんだきたアリババによって救われるフェニックス。

「まだそんなことを言っているのか!
 なぜ自分でどうにかしようと思わないんだ!なぜすぐ神に頼ろうとする!
 オマエの正しい心ってのは仲間を見捨てることか?それがオマエのいう正しい信仰だってのか?
 目を覚ませ!自分の手を汚さずに得られる楽園なんてあるものか!『もとめよ さらば 与えられん』だ!」


「オマエは現実から逃げてただけなんだよ
 現実が追いついてくるのは時間の問題だったのさ。

 理想の夢を持つのは結構だが
 自分の殻に閉じこもっている間に、どれほどの事が出来たか・・・
 本気で考えた事があるか?

 いいか小僧「現実へようこそ」 だ。
 現実から目をそらすな 
 俺達はずっとそうやって生きてきた。」


アリババの言葉が胸に染み入るフェニックス。
そのとき、彼の目に飛び込んできたのはサタンマリアめがけて墜落してくる悪魔の飛行機だった。
フェニックスは初めて現実の世界にぶつかっていった。サタンマリアを守る為に。

次の瞬間、炎の中からヘッドロココが生まれた。


「炎の中で生まれ変わる。まさに不死鳥か…!」


炎の中で聖神の意志を感じ取ったロココは、スーパーデビルを倒し、
悪魔達を解放する為に天魔界を目指す。六聖球を得たサタンマリアと共に。

(聖神ナディアはペルセ酉スからオズやペガババが世界の為にオパジュエルを持ち出した事を聞き、
 世界が崩壊した事を理解した。そして世界の修正を行なう為にフェニックスに聖神パシ−を注入。
 ヘッドロココへとパワーアップさせたのだ。

傷つき倒れたアリババを海母精に託すと、霊鳥ピアニックスバードが先導する中、ヘッドロココは天魔界へと向かうのだった。