天子男ジャック
「出て来いダビデブ!オマエも男なら正々堂々と姿を見せてみろ!
オイラが相手になってやる!いくらヘリレオンを並べようが…トルーパーどもを束にしようが…
オイラのこの聖コインから逃げられると思うなよ!」
ファントム王の原動力が冷たい憎悪ならば、天子男ジャックの原動力は激しい炎である。
それは悪魔を信じた自分への怒りであり、天使を裏切った悪魔への怒りでもある。
十字架天使たちのように「聖なる心を持った悪魔」の存在を信じることが出来ない彼の感情は
やがて天聖軍の中の悪魔達への不信へと繋がり、結果、彼は始祖ジュラと袂を分かつことになる。
悪魔ハンターとして孤独な戦いを続けてきただったが、ある時乗りこんだ悪魔の城で、
彼は死んだと思っていたメリー天使との再会を果たす。
魔君ポセイドスの助けを得、城を脱出した男ジャックは天聖軍に復帰。
もう一度聖魔共存の道を模索し始めるのであった。