ファントム王
あの日、聖幻源が滅びたあの日以来、ファントム王は文字通りファントム(亡霊)として生きてきた。
聖幻源のたった一人の生き残りとして悪魔に復讐することだけを望みとして生きてきたのだ。
その憎しみは始祖ジュラ率いる天聖軍に加わった後も決して薄れてはしない。
その炎の熱さとは裏腹に、彼の心は冷たい憎悪の炎に支配されているのだ。
彼が止まるのはその魂が燃え尽く、その時だけである。
※憎悪と引き換えに、彼の炎は暴走とさえ呼べるほど強大な理力と化した。
溢れ出す魂炎がその身まで焼き尽くしてしまうため、普段は全身を特殊な布で包む事で制御している。