AOB細かな流れ
暗闇の中をペガ・アリババは一人歩いていた。
もうどのくらい歩いているのか。これからどこまで歩けばいいのか。
解らないままただひたすらに歩きつづけた。
だれもいない、なにもない世界を。
ここには自分以外にはだれもいないのだ。
それがたまらなく哀しかった。
寂しかった。
ペガ・アリババは取り戻したかった。
夢を。時間を。仲間たちを。
もう一度会いたかった。
共に旅をした大切な仲間たちに。
導いてくれた偉大なヘッドに。
暗闇の中をペガ・アリババは手探りで進む。
どこまで歩けばいいのか。どこを目指しているのか。
それすらもわからないままに。
ふと、暗闇の中に光がともる。
ペガ・アリババの朽ちかけた魂がそれをとらえる。
かすかな、だがたしかに存在しているその光に向かってペガ・アリババは走り出した。
暗闇が晴れていくのがわかる。
光が強くなるのが解る。
ペガ・アリババはその光にむかって手を伸ばした。
「良かった、目が覚めたのね。あなた、ずっと眠っていたのよ」
女の声?
ペガアリババが最初に認識したのはそれだった。
そして次に見知らぬ天井を見た。
見たことはないはずなのに、ひどく懐かしかった。
知らず知らずのうちに涙が出ていた。
泣いてから、自分の側にだれかがいることを認識した。
「だいじょうぶよ。ここにいれば安全だから」
ペガ・アリババは声の主を見た。
金色の髪に小さな王冠をかぶった女性天使だ。
そうして彼は、自分が彼女の手を握っている事に気がつき、
慌てて手を離した。
「待ってて、今なにか飲むものを持ってくるから」
女性が去った部屋でペガ・アリババはベッドから体を起こした。
ギシギシと体がきしむ。
ここはどこだろう?次界だろうか。それとも過去の久遠エリアの側だろうか。
ペガ・アリババは記憶を取り戻してみる。
オパ・ジュエルを追って過去に戻ったのは覚えている。
そこで謎の天使…いや、天使であったかすらさだかではないが…
その天使が天変地異を引き起こした…そして…
思い出せない。
ペガ・アリババはうろめく様にしながらベッドから立ちあがると
窓から外の世界を眺めてみた。一面の岩山。
ペガ・アリババは知っていた。この場所を。
ここは天聖山脈。天聖界随一の険しさを誇る大山脈だ。
だが何故ここに?
こんなところに宿泊施設などあっただろうか?
「だめよ、寝てないと」
考えていたペガアリババに戻ってきた先ほどの女性天使…上御殿が声をかけた。
「・・・ここはどこなんですか?」
聞いてからアリババは馬鹿なことを聞いたと思った。
「ここは天聖界の天聖山脈よ。」
わかりきっていた答えだった。
だがその後に続いた言葉に度肝を抜かれた。
「そして天聖界に残った最後の秘密基地であり、天使たちの最後の希望の地でもあるわ」
「最後!?」
最後だって?
ペガアリババは混乱した。
たしかに次界は曼聖羅によって危機的状況にあるが、天聖界には何の影響もないはずであった。
それに天聖界にはスーパーゼウスがいる。シャーマンカーンがいる。
たとえなにものが攻めてこようと、そう簡単にほろされたりはしないはずだ。
それなのに最後とはどういう事なのか。知らないうちに天聖界が滅ぼされてしまったのだろうか。
「…今はいったい…いつなんですか?」
ペガアリババはおそるおそる聞いてみた。自分の予想が当たっていない事を願いながら。
「おかしな事を聞く。戦天紀に決まっているだろう。まあ今となっては暦などなんの意味もないがな」
ペガの質問に答えたのは、上御殿といっしょに入ってきた露神フッドだった。
「露神フッド!」
「会ったことがあったかな?キミとは初対面のはずだが」
呼びかけられたフッドが眉を寄せる。
無理もない。ペガアリババにとっては馴染みの仲間であっても、
露人フッドにとってはペガアリババと出会うのは初めてなのだから。
むろん、ペガアリババの顔にマスクが無ければ話は違っていたであろうが。
「アイツ、目が覚めたって?」
「見に行こうぜ!」
「ボクもいきます!」
「たっきゅ〜ど〜!」
「あっ!ヤマト王子てめぇ!」
「にゃおーん♪」
部屋の外から無数の声が聞こえる。
ペガアリババにとっては余りに懐かしい声たちだった。
次の瞬間、ヤマト王子の達急動で運ばれた面々がペガアリババの病室に一瞬で現れた。
ヤマト王子、一本釣帝、照光子、十字架天使、如面菩薩…
「これは俺の夢なのか?」
ペガアリババはそう思った。もう会えないと思っていた懐かしい仲間たちの顔。
むかしのままの姿、むかしのままの声、むかしのままのやりとり。
他のみんなもいるのだろうか?
「気がついたそうだな」
みんなより遅れて、巨大な影が部屋に姿をあらわす。
病室の入り口のドアを窮屈そうにかがみながら現れたのは始祖ジュラである。
「始祖ジュラ…!」
とっさに身構えるペガアリババだったが、その肩を露神フッドに抑えられる。
「よう、大将」
一本釣帝が始祖ジュラに向かって手を振る。
同時に、露神フッドがペガアリババに警告する。
「いいか?私たちはキミに危害を加えるつもりはない。だからキミも無闇やたらに暴れたりしないでくれ。」
「暴れたら俺がまた取り押さえてやるさ」
「みんな、少し外してくれるか?」
「どしたよ大将。コイツしってんのか?」
「いや、初対面だ。だが・・・」
「だが?」
「はいはいいいから出て行く出て行く。ジュラさんが二人っきりにしてくれって言ったのが聞こえたでしょ?」
「ウイ〜ッス」
「大将、外にいるからよ。何かあったらすぐ呼んでくれ」
「ああ、解った」
ゾロゾロと出て行く一同。
「単刀直入に聞く。キミは何者だ?どこから来た?」
「俺が聞きたいくらいだ。始祖ジュラ…どうしてオマエがみんなを…天使達を率いているんだ?」
「それが友の遺言だからだ」
「友?」
「そう、今は亡き我が友シャーマンカーンの為に俺は戦っている」
「シャ…」
「世界の平和を願いつづけていたカーンは、俺を庇ったせいでその命を失った。」
「・・・やはりここは俺の知っている世界じゃない。これは俺の夢なのか?」
「さあな。だが俺たちにとっては紛れもなく現実だ。天使と悪魔が憎みあう世界。これが俺たちの現実だ」
「ワケがわからない。どうしてこんなことに?スーパーゼウス様はどこに?」
「スーパーゼウス?ヤツなら天聖界だろう。」
その時、ジュラが腰に下げていた大聖棒が光りを放ち、ペガアリババと共鳴する。
「う、うわっ!」
「むう、これは?」
それはペガアリババの聖夢源の天使としての理力なのか?
ほんの一瞬、光りに包まれたペガアリババと始祖ジュラと心が一つに繋がったのだ。
そう、それはさながら白昼夢の如く!
「これが・・・オマエの世界!? これが本来の自分の姿なのか…
この天使は!卑弥太夫? そうか…そうだったのか…!」
始祖ジュラはペガアリババの傷ついた未来の記憶を、見、
「こんな!こんなバカなことが!ああ、シャーマンカーンさま…スーパーゼウス様まで!」
ペガアリババは始祖ジュラの生きてきたこの世界の記憶を見た。
卑弥太夫によるシャーマンカーンの殺害、ブラックゼウスの反逆、表層界分離…
「・・・歴史が・・・破壊されたのか。」
「修正しなくてはならない。この世界を、この歴史を。」
「今の光はなんだい!?」
本当にドアの前に詰めかけていたヤマト王子と如面菩薩が部屋に駆け込んでくる。
「ちょうどいい所に来た。みんなを集めてくれ。これから新しい作戦を発表する」
「新しい…………」
「………………作戦?」
一方、そのこそ天魔界では…
スーパーデビルが部下からの報告を受けていた。
「ほう?ではその者は天使とも悪魔ともちがう雰囲気をもっていたというのか」
「はい。今までに感じたことのない力でした!」
始祖ジュラたちからなんとか逃げてきたボロボロの悪魔が、ペガ・アリババのことを報告する。
もちろんペガ・アリババは異聖の力で生まれ変わっているので、純粋な天使でないのも当たり前なのだが、
それを表層界から出たことがない悪魔がしらないのも無理は無かった。
報告を受けたスーパーデビルは様々な可能性を考えていた。
野聖エルサMのように聖神の放った源層界の使者?
それともプタゴラトンに研究させている聖魔和合の戦士?
もしくは曼聖羅の手の者…
いずれにせよ、ほおっておくわけにはいかないだろう。
スーパーデビルは、部下にペガアリババを捕らえる様に命令を下した。
そして『悪魔の四騎士』と呼ばれる4人の幹部に振り向いた。
「ダブデブ、聖フェニックスの行方は?」
「作戦実行中です。まもなく判明します。」
「ダークヘラ、魔幻型の状況は?」
「良好です。効果範囲、理力吸収率、共に拡大向上しつつあります。」
「プタゴラトン、魔天使を使った実験結果は?」
「成功しました。明日から実戦に移ります」
「ゴモランジェロ、曼聖羅との休戦協定は?」
「締結しました。これにより軍備拡大の時間が稼げます」
「よろしい。よくやった」
「我が勇敢なる悪魔の戦士たちよ、いよいよ決戦は近い。だが勝利するのは我々だ!
反乱軍がなにをしようと、曼聖羅が何をしようとどれほどのものか!
世界は我々悪魔のものだ!我々が支配してこそ世界に平和が訪れるのだ!
力あるものこそが全てを支配する権利を持つ!それすなわち力こそパワー!
それこそが我等が神、ブラックゼウス様の御意志である!!」
「お待ちください、スーパーデビル様。お言葉ですが、もしも再び聖魔大戦が起きれば、
我ら悪魔にも多数の犠牲者が出ましょう。他の取るべき道があるのでは・・・」
「それが魔神に忠誠を誓った者の言葉かプタゴラトン!なにを血迷っておるのだ!」
「断じて… ただ私が案ずるのは最終戦争の先に待つ、我が種族の未来…」
「それがなんだというのだ?些細な犠牲などに構ってなどおれぬわ。これからの戦いで4人死のうが4億人死のうが
そんな事は重要ではない!生き残るは強き者…選ばれし者のみ。彼らこそが明日の世界を担う兵士!『次代』なのだ!」
「感服しました、スーパーデビル様!さて我等四騎士の中ではだれが選ばれますやら」
ダビデブが喝采を浴びせる。
ダークヘラ「フン。気をつけたほうがいいぞプタゴラトン。戦場では後ろから矢が飛んでくる事もあるからな」
ゴモランジェロ「ククク…」
だがダークヘラたちの声はプタゴラトンの耳に入ってはいなかった…
聖魔大戦(ハルマゲドン)の結果がどうあれ、このままでは彼の長年の計画が水泡に帰す事が明白だったからだ。
押し黙ったままプタゴラトンは考えを巡らせていた。
自分の持つ情報、その情報を漏らすリスクと見返りの大きさに…
時間を漂流し、エイジオブ世界に漂着したペガババ、「天聖界ヘッド」始祖ジュラと出会う。
ペガババの記憶から本来の世界を知った始祖ジュラは歴史の修正を行うため、
シャーマンカーンを生きかえらす為、天使達に最後の命令を下す。
・ペガババは時間修正の為に必要なオパジュエルを手に入れる役割。
・エンジェルは次動ネブラに潜入して魔幻型を破壊し、捕まっている天使やお守りを解放する役割。
・一本釣は聖ボットを完成させ、大洪水から逃げる為、「大脱出計画”エクソダス”」を指揮する役割。
・アリババは悪球エリアのノアフォームを連れてくる役割。
・天地球のマルコ、平和に暮らしている。
悪魔軍では曼聖羅との一時的な休戦協定を結んだ事で、いよいよ天聖界を完全制圧する準備を進める。
ペガババの存在が知り「聖魔戦士」「源層界の超戦士」「曼聖羅のスバイ」のどれかではないかと考えた
スーパーデビルはペガババを捕らえる様に命令を下す。
同時にヘブンシティへの攻撃、天地球の発見、天聖界への攻撃を再開する。
(ビックリマン・アルファ)
<第1段階>
・序盤のメインストーリー。始祖ジュラ、ペガババやアリババや若神子に最後の命令を出す。
聖フラダイスから戻ってきたエンジェル、くじら大帝の口に入って復活天使・如面・
ペガと共に暗裏ルートを列車のフリして進む。-(アストニッシングの1)
・ペガババ、若神子と一緒に天使狩りを行なっていた悪魔達を倒して次動ネブラへの通路を確保。(ネクストの1)
・義賊アリババ、天聖門の悪魔を蹴散らすと無縁ゾーンにダイブ。
”ラブリーエンジェル”レスQとオアシスを明星のコネで仲間に加える。(アリババの1)
・聖フラダイスのフェニックス、エンジェルと再会。エンジェル、復活天使を連れ出しつつ大脱出計画の話を伝える。
ネブラのサタンマリア、収容所から脱走者を出しつづけるデビリン族を叱責。(実は自分が犯人)
その後、ダビデブに付き添って天聖界南極の聖フラダイス探索にむかう。(ファクターMRの1)
・一本釣、天使狩りから生還した静如天を加えて遂に聖ボット完成。しかし何故かボットは暴走する。(アメイジング1)
上御殿に化けていたお化ちゃ魔が正体をあらわし、魔洗礼された円神子6人と共に襲いかかってくる。
・魔スターP、スーパーデビルの3刺客(魔熱砂)を打ち破る。デビリン族1の持つ魔紀元神器を求めネブラに突入する。
回想シーンで源層界にて自由と引き換えにナディアから依頼を受けるシーンが入る。(ウェポンMの1)
・天地球のマルコ、天地球の掟を破り、仲間を一緒に無縁ゾーンに出没してお守りや天使を
悪魔から救う生活を、黎元老守に怒られながらも続けている。そんなある日、マルコは聖幻源の老天使「幻老師」を救う(マルコの1)
<第2段階>
・エンジェル、魔スターPの騒ぎに乗じてネブラの攻略をスタート。迷路を突破する。(アストニッシングの2)
・ペガババ、エンジェルと別れネブラでオズとコッキーと再会するとゴモを突破し曼聖羅へ。(ネクジェネの2)
・一本釣、聖ボットを操っていたお化ちゃ魔を倒すもダークヘラとネロが現れる。(アメイジングの2)
・アリババ、悪混鬼と交戦。明星が犠牲になるもデビル渦を突破。フェザーの力で魔炎に突入する。(アリババの2)
・サタンマリア、 エンジェルの後をこっそりとつけて聖フラダイスの場所を発見する。
聖フラダイスに悪魔達の侵攻が始まる。フェニックス、犠牲を出すも何人かを地下のシェルターに逃がす。
一方、『楽園』の美しさを失いたくないと考えたマリアは
お目付けのオキアミ天魔とダビデブを殺害。生き残っていた聖フェニックスを救出すると彼を螺エリアの聖有羽天使の元へ連れていく。
マリア「オマエを助けるのはこれで二度目だな…」
フェニ「あなたは本当は心の優しい人なのです。」
マリア「わたしにおおやけにスーパーデビルへ反抗しろと言うのか?」
聖有羽天使達は聖フェニックスを「女神像」に乗せてヘブンシティに連れていく。
一方、聖フラダイスにはダビデブが再生。
オキアミ天魔を復活悪魔『天魔蝦僧』として復活させると「ほらガイワープ笛」で天魔界に瞬間移動する。
そして螺エリアの聖有羽天使のエリアに乗り込み、戻ってきた3人を殺害すると壁画を破壊、
さらに女神像をのっとりヘブンシティへの道を得る。
さらに聖有羽天使の持っていた羽が幸7フェザーで有ることを発見すると悪球エリアへも侵攻を開始する。
オマケにふたたび聖フライダスへも火炎魔動を派遣し、生き残りを粛清しようとする。(ファクターの2)
・エルサM、ネブラのデビリン族増長型からヘブンシティが襲われると聞き、魔スターPと別れシティへ急ぐ。(ウェポンMの2)
プタの依頼「サタンマリアを救出して欲しい」を遂行すべく、エルサと別れマリアが捕まっている天魔界へ急ぐ。
(魔紀元神器を持ったネスら「デビリン1」チ−ムは天魔界に行っていた)
・天地球のマルコ、老天使から戦い方を学び実戦で鍛え始める。(マルコの2)
<第3段階>
・エンジェル、ついに魔幻要塞の魔覇ドラゴット及び地下の源祖球を破壊する事に成功する。(アストニッシングの3)
・ペガババ、曼聖羅でオリンと再会しワッPの姿を取り戻すと、一路オパザードへ。そこで一角キングと出会う。
オリン姫をさらわれた曼聖羅、大洪水の発動を決意。(ネクストの3)
・一本釣、ヘラとネロの攻撃に苦戦するも魔幻型からのエネルギー供給がなくなったネロは暴走・肥大化開始。
ヘラは正気に戻った。若神子、大脱出計画に必要な「巨方舟(ジャイアントアーク)」を求め聖フラダイスへ。(アメイジングの3)
・天魔界のサタンマリア、再生したダビデブに捕まり、裏切り者として牢獄に捕えられる。
狂喜するデビリン族と魔才虎に実験材料にされそうになるがエンジェルらの活躍で源祖球が滅んだ結果、
デビリン族の超念魔発生球も消滅し、魔紀元神器を持ったネスとの一騎討ちに。
ネス、サタンマリアの超念魔の前に敗れ去る。しかし消耗したマリアも気絶する。(ファクターの3)
・天魔界に降り立った魔スターP、雑魚とバシバシやった後、
マリアへの執念で立ちあがるネス魔トロンを討ち、マリアを窮地から救うとエルサを追ってヘブンシティへ
ヘブンシティのエルサMと聖フェニックス、魔漆黒船で現れたダビデブに攻められる。
ブラックゼウス、天魔界を魔屋形シップに変形させると発進準備。(ウェポンの3)
・アリババ、悪球エリアに到着。サタンマリアが反逆した影響で悪魔が襲ってくるもノアフォームを救出して「方舟」で天聖界へ向かう。
しかし途中でスーパーデビルにノアを奪われ、傷つきながらも『方舟』で天聖界へ。一本釣と合流。『船団』を形成。(アリババの3)
・天地球のマルコ、悪魔たちが雪崩れこみ、大混乱の最中、黎元老守が死ぬ事でマルコ覚醒。(マルコの3)
<第4段階>
・エンジェルチーム、捕虜になっていた天使やお守りを逃がすのに全力を尽くす。
それを食い止めるために智道のゴモの巨魔群も乱入し、大混戦となる。お守り達を脱出させるために
金太神が大門魔を開きつづけ、三象が通路を作り、クジラ大帝が悪魔達の相手をし、エンジェルが
バズーカを乱射しながら悪魔達からお守りを守りつづけた。
ほとんどの捕虜を逃がし、十字架も脱出しようとしたその瞬間、邪魔キングが邪魔をした事で十字架は
光の脱出経路から外れて落ちてしまう。
「オマエだけはにがさん!」「きゃーの!」
金太神たちは戻ろうとしたが、光の通路は一方通行であり、途中下車も出来ないのだ。
地上へ脱出した後、金太神は戻ろうとしたが大門魔のあざとはもう決して開く事はなかった。
始祖ジュラ、エンジェルに貸し与えたはずの翼が自分に戻ってきた事でエンジェルの運命を知る。(アストニッシングの4!)
・ペガババ、一角キングと交戦中、さらにカ−ネルダースが出現して大ピンチに。しかし曼聖羅の追っ手が来たのに乗じて
オパジュエルを奪い、そのまま脱出。曼聖羅の連中はカーネルダースに取り押さえられた。
しかし天聖界へ帰る途中、ブラックゼウス出現。さらにコッキーの裏切りによりオパジュエルを奪われてしまう。
「コッキー!貴様!」「うっせえ!ブラックゼウスさまのやることに間違いねーんだよ!」(ネクストの4!)
・曼聖羅の放った大洪水が智道を飲みこみネブラにせまる。
ゴモ、ジャイアントシャッターを閉め大洪水後の世界の覇者になる夢を見るが、ブラックゼウスの超魔力によって
シャッターは破壊され、からだを操られたゴモ、曼聖羅に特攻させられる。
発狂したゴモによって地下の「根」を破壊された曼聖羅、無次元よりの撤退を決定。
しかし撤退寸前に天蓋瀑布を破壊し、それまで以上の、全てを破壊する大洪水を放つ。
前回の大洪水は表層界を破壊せずに命だけを「洗い流す」事で曼聖羅の大地に変えようとしていた。
しかし今回の大洪水は、表層界「そのもの」を破壊しながら、終着点…天魔界を目指す。
・若神子、巨大船の発進をサポートすべく、自己崩壊しながら襲ってくるネロ魔身と対決。さらっちの犠牲で倒す。
・始祖ジュラ、聖フラダイスの『船団』を浮上させて『大脱出計画”エクソダス”』を成功。次々と天聖界を飛び出して行く。
・始祖ジュラ、船団を若神子たちに任すとノアを救うべく翼をはばたかせて天魔界へ赴く。(アメイジングの4!)
・ヘブンシティのエルサMと聖フェニックス、魔漆黒船で現れたダビデブに攻められる。そこに魔スターPとサタンマリアがやってくる。
ダビデブ率いる魔神帝3人衆「魔人ピーター」「魔人照光」「魔人牛若」達、さらに魔漆黒船に乗っていた悪魔軍団と激戦。
実は魔神帝は若神子の理力をコピーした再生魔鬼だった。−(1)
実は魔神帝の正体は若神子と融合した復活悪魔で、本体は盾やペンダントになっている悪魔達の方だった。-(2)
悪魔部分を破壊され、体の自由を取り戻した若神子たちは天使として戦線に復帰する。
追い詰められたダビデブ、近づいてくる船団を見つけ、エクソデスを阻止すべく、魔漆黒船を船団にぶつけようとするも
魔スターPと激戦の末、爪にえぐられて『 非層 』に落下する。
「決着をつけようじゃねえかスーパーデビル。生き残るのは誰か。『審判の日 来たれり』だ!」(ウェポンの3)
・『船団』に残りこんだ避難民と若神子、ヘブンシティに到着。同時に三象の導き光線にのって復活天使ズ&捕虜ズも到着。
しかしそんな天使達の前に曼聖羅の魔洗礼によって悪魔になった「明星魔クィーン」が現れる。
アーチ天使「如面」「オアシス」「レスQ」「クリスタル」「ポンプ」「オーロラ」と合聖した
若神子「ヤマト」「一本釣」「フッド」「男ジャック」「牛若」「ピーター」、神帝となり明星魔クィーンに空中戦を挑む!
しかしネブラ付近まで来た所で崩壊した魔幻型の頂点からエンジェルが理力バズーカをうちクィーンに聖心を取り戻す。
正気にもどった明星クィーンを水の中から這い上がって来たダビデブの剣がアリババごと貫く。
激怒したアリババ、ダビデブの体を切り裂き、その体内で「あらゆる扉を開ける理力」を発動させ、ダビデブを『裏返し』にする。
ぶよぶよの体を持つ為、刃物が効かないダビデブもこれは絶えきれず絶命する。(アリババの4!)
・ヘブンシティで目を覚ますマリア。魔スターPが天魔界から救出してくれたことを知り、
ダビデブの悪魔軍団と共に戦う。落下してくる魔漆黒船からサタンマリアを救うべく、聖フェニックス、勇気を出して現実にぶつかる。
炎の中でヘッドロココに生まれ変わるフェニックス。時空の異変を知った聖神ナディアが力を与えたのだ。
ヘッドロココ、六聖球が集まりパワーアップしたサタンマリアと共に、
悪魔たちを縛るブラック戒律の源、スーパーデビルを討つべく照光子&神光子の重光レインボーロードに乗り、
神帝を率いて天魔界(の乗った魔屋形シップ)を目指して飛び立つ。
(照光子&神光子はヘブンシティに残った)(ファクターの4!)
・エルサM、ヘブンシティの地下のエンジンに自分の理力を供給し、壊れた船の代わりにヘブンシティを『発進』させ船団の先頭に立つ。
神帝たちが去った後の『船団』に創聖巡師、創聖童鬼、カーネルダークが現れる。曼聖羅は表層界の生命を一つも逃さないつもりなのだ。
魔スターP、ヘラクライストと共に曼聖羅の軍勢に飛びこむ。エルサM、全力で『船団』を加速させる。
『行き先』を示すピアニックスバードは力強く大きくはばたく。(ウェポンMの4(最終回))
・天地球のマルコ、怒りのパワーで最後の封印を解く。プタを圧倒すると最後の決戦へ。(マルコの4)
・天魔界で始祖ジュラ&ワッPズ、ロココ&マリアが集結するが結界の前で立ち往生。
・ダークヘラ、命をかけて天魔界の結界を解除する。天魔界の悪魔達の総攻撃。
・ペガババを探すワッPズのオリン姫、大洪水の接近を感知。時間を稼ぐべく真の力を発揮して
無縁ゾーンまで迫った大洪水を必死に食い止める。オズはその護衛。
・スーパーデビル、ノアとオパジュエルを持って一人天魔界を脱出すべく魔屋形シップへとむかう。
途中、大洪水を食い止めているオリン姫を見て、オリンが大洪水を引き寄せていると勘違いし攻撃する。「忌々しい曼聖羅の小娘め!」
意識を集中させていたオリン、大ダメージを受け落下する。「バカもの!彼女の力が大洪水を食い止めていたのだぞ!」
始祖ジュラとオズの攻撃にビビるスーパーデビルのスキをついてコッキーがオパジュエルを手に入れる。
なおもノアだけでも連れていこうとするデビルを切り裂き、ノアを救い出すジュラ。「ジュラさま!」「無事か?ノア」
スーパーデビルはその正体、「もの魔ね」の姿になり消滅する。影武者だったのだ。
・本物のスーパーデビル、魔屋形シップにペガ・アリババを詰み込み魔洗礼によって異世界への脱出を図るも
ヘッドロココとサタンマリアに妨害される。「今日がオマエにとって最後の日たぞス−パーデビル!」
「…やはりオマエかサタンマリア。もっと早くオマエを殺しておけば…!」
「奇遇だな。わたしも同意見だ。」「許してください、スーパーデビル。アナタは今この世界に生きていてはいけない人なのです!」
「ギャァアアアアアアア!」
・無縁ゾーンに落下したオリンを抱いて昇ってきたのは天魔界に辿りついたマルコだった。「マルコ!」
オパジュエル、マルコが接近すると形を大きく変え長剣になる。
・マルコがオパジュエルの剣で作り出した「時空の歪み」にノアフォームが接触すると光が満ちる。通れるのはワッPズのみ。
・ブラックゼウスをオパソードでしばくとその正体であるダークマターが出現する。
・オパゲートを抜けるとそこは見覚えのある場所だった。「全てをやりなおすのだ!」
歴史を逆行しようとした卑弥太夫がオパジュエルの力を発揮し始めた瞬間。
「やめるんだ卑弥太夫!」ペガアリババがマルコより受け取ったオパソードで卑弥太夫の結界に侵入する!
「じゃまをするな!世界を救うんだ!わからないのか!」
「わかっていないのはオマエだ!見ろ・・・オマエの行ないの成果を!」
ペガアリババは『夢』の理力を使い、卑弥太夫の心に直接を自分自身の『記憶』を見せた!
「そんな・・・ そんなつもりじゃ・・・ みんなを救いたかっただけなのに……
…とり返しのつかない事を……」
「まだだ!まだ取りかえしはつく!オマエになら、キミになら出来るはずだ!卑弥太夫!」
「……そうか… そうだな。 わたしの罪はわたしが償おう…」
終末の世界を垣間見た卑弥太夫はふたたび時間を遡る。
ただし、ほんの、少しだけ。
「・・・・・」
スーパーデビルが討たれたその日、封印されている卑弥太夫の元にオパジュエルが落ちてくる瞬間に戻ったのだ。
そして『過去の卑弥太夫』が触れる前に、それを手にすると天蓋瀑布の方角に向けて投げた。
投げられたオパジュエルは天蓋瀑布のアンドロココに・・・。
「・・・これでいい・・・」
これにより卑弥太夫はオパジュエルに触れる事はなくなった。
暴走した卑弥太夫が時間を逆行する事も。シャーマンカーンを殺す事も。。。
ふたたび歴史が改変された事により、『今』の卑弥太夫の姿が消え始める。
「・・・かあ・・・」
『未来』のペガアリババらにも変化。
時間の渦がゆるみ、解けると…
「スーパーデビル!覚悟!」
「ぎゃあぁ!」
いまこそ歴史は修正された!
エイジオブ世界。崩壊2分前。
ジュラ+マルコ+オリン+BZのパワー+オパソードの力でダークマターをしばくとダークマターは光の中に四散した。
30
ブラックゼウスを抱き起こすジュラ。
「すまない…俺は…なんてことを……」
「もういい、ブラックゼウス…もうしゃべるな。」
「もう一度…もう一度懐かしいあの頃へ…」
オパジュエルのパワーの影響か、赤ん坊にまで退行していくBZ。消滅する。
「また会おう…友よ」
涙するノアフォーム。
10
「為すべき事は全て為した… 後はオマエたちに託そう」
ジュラが後ろを振り返ると、マルコとオリンの姿が消えつつあった。
5
「未来を頼んだぞ。次代の子らよ。」
笑いながら頷くマルコ&オリン。
4
「そういえばまだ言ってなかったな、ノア」
「え?」
3
「愛している。」
2
唇を重ねる二人。
1
ゼロ。
(ビックリマン・オメガ)
・ペガババの傷ついた記憶から大洪水の事を知ったジュラは天聖界の住人の大脱出計画「エクソダス」を発案する。
そこで大量の人員を一度に運べる輸送船が必要だという事になり、聖フラダイス(次界のじゃなくて天聖界南極にある氷の地に出来た楽園)の地下にある巨大舟ジャイアントアークを使おうという事になりました。
聖フラダイスには聖フェニックスが居て、復活天使4人と一緒に戦いを好まない天使やお守り達を匿って静かに隠れ暮らしていました。
聖フラダイスに行くには極寒の世界を気が遠くなるほど歩いて、そこにいる「氷山の助」にガイドしてもらって更に歩く。
いくつもの危険なクレバスや吹雪を超えてやっと現れる世界。花が咲き蝶が舞い鳥が歌う楽園。それが「聖フラダイス」である。
悪魔達に対する反抗作戦の切り札として造られた聖ボット「聖神皇ヘラクライスト」。
12人の天使の理力を糧とし、稼動する天使の最終兵器。
それが完成した暁には天使の勝利は約束されていると言われている。
天使「レーザー王」は聖ボットの開発を急がせていた。
何故なら選ばれし12人が次々と悪魔によって殺されていたからだ。
生き残った天使はたったの3人。上御殿、静如天、一本釣帝のみ。
一本釣帝がレーザー王の家を尋ねると、そこには瀕死のレーザー王の姿が。
彼は「9人の天使の理力データをこのディスクにこめた。「後は君たちの・・・」と言って死亡する。
・ペガババの傷ついた記憶から、歴史が改変された原因は「オパジュエル」にある事を知ったジュラは
ふたたび歴史の改変を行なうべくオパジュエルの奪取を考える。しかしオパジュエルのある世界オパザードは遥か遥か星の彼方。
何をどうやっても辿りつけるものではなかった。しかもペガババにはワッPになる能力は失われていた。
そこでワッPへの変身能力を取り戻すべく、ペガババは無次元の曼聖羅へ侵入し、「聖なる船」であるワッPへの接触を図る。
おそらくは曼聖羅の宝物庫にあるであろう「それ」に触りさえすれば、自分はふたたびワッPになれることをペガは確信していた。
(ここちょっと設定が弱いので、何故ワッPの模型に触ればワッPに戻れるかの理由づけをしてください)