ある日の源層界
マリア「う〜ん、見つからないな…(押入の中をごそごそと探る)」
ロココ「どうかしたんですか?」
マリア「ちょっと捜し物を、な…(物置小屋をがさごそ)」
ロココ「…あの、ちょっと手を止めてもらえますか?
(後ろ手に隠していた小箱を差し出す)これ…」
マリア「? 何だ、これは?」
ロココ「その…(真っ赤になって俯く)…今日、私達の結婚記念日ですから…」
マリア「(つられて赤くなる)そういえば…。…今日は、マルコが生まれた日でも
あるんだな…(箱を受け取り、穏やかな表情で開く)」
ロココ「本当はちゃんとした指輪を送りたかったんですけど、源層界は薄給なので
これぐらいしかできなくて…」
マリア「(俯いて肩をふるわせる)………おい、ロココ…」
ロココ「何ですか?感激の涙でしたら、私の胸で拭って下さって構いませんよ?」
マリア「どうして私が探していた聖光球がこの指輪についてるんだ……?」
ロココ「えっ、えっと…(冷や汗ダラダラ)。こういう日に女性に贈るプレゼントには
宝石がついていた方がいい、とかぐやが教えてくれ…」
マリア「だからって、何で私の聖光球を使うんだ〜〜〜っっ!!!(アッパーカット)」
ロココ「あ〜れ〜〜〜………(天井を突き破って星になる)」
マリア「ぜー、ぜー………かぐや…まだ私の邪魔をするか……」
一方そのころのマルコ一行。
マルコ「フンフ〜ン♪(モグモグ)」
コッキー「おいマルコ、その饅頭どうしたんだ?」
マルコ「これか?さっきピンクで赤くてバラのくっついたおっちゃんが
くれたっぴゃ!コッキーも食べるかぁ?」
オズ「……そのド派手そうなおっちゃんとやらを、お前は知っているのか?」
マルコ「んーん、全然」
コッキー(小声)「(……変態か?)」
オズ(小声)「(……変態だな)」
プッチー(小声)「(プッチー!(同意))」