「何故ビックリマンたちは、服を着たまま風呂に入るのか?」
はい。これが今回の謎です。
割とビックリマンファンたちの間では昔からちょくちょくと話題になっていたネタですが、
今回はこの謎を追求してみたいと思います。
まずはこの謎を考えるキッカケとなった話から。
「ううむ。やっぱり温泉はええのう!」
「ホントホント!」
「体が芯からポカポカしてきますわ」
以上の発言は、アニメ版「ビックリマン」第16話、「六聖球が危ないぞ」からの抜粋です。
この回におきまして、このビックリマン初の入浴シーンが公開されます。
と、言っても入浴しているのはピチピチギャルではなく、老天使と呼ばれるおじいちゃんやおばあちゃん天使達です。
えー、その入浴シーンでですね、老天使たちは衝撃的な事に、「服を着たまま」お風呂に入っています。
服を着たままです!服を!それどころか杖や、宝石などの貴金属まで持ち込んでいます!
これは一体どういう事なのでしょうか?老天使と呼ばれるだけあって、ボケてしまったのでしょうか?
天聖界にも高齢化社会の波が迫りつつあるのでしょうか?
いいえ違います。そうではありません。「これ」がビックリマン世界における正しい入浴方法なのです。
つまり、旧ビックリマン世界においては「服を着たままで入浴する」が当たり前なようです。
我々人間が、入浴の際に服を脱ぐのは、汚れた服を着たまま入浴しては意味が無かったり、
服が邪魔で体を直接洗えないなど欠点があるからですが、ビックリマンたちは違います。
彼らにとって、「衣服」とは我々にとっての「髪」や「爪」のように自分自身の一部なのです。
剣や杖などといった特殊な装備もおそらく、自分自身の理力や魔力を加工して作り出したものであると思われます。
自分の一部分である以上、「脱ぐ」と言う概念はそこに存在しません。
だから風呂に入るのだって当然そのままです。いつも同じ服を着ているのだって当たり前。
つまりは、そういう事なのです。
また余談ですが、旧@アニメを見ていると、タンコブや、引っ掻き傷などの少々の傷は、しばらくすると消えてしまうシーンがよく目撃されます。
ここから推測するに、ビックリマンたちは普段からある程度の再生パワー&復活パワーを使っていると思われます。
これは、理力が、「元の姿・元の状態」に戻ろうとするために発生するもので、旧世界の住人たちはみな持っている力のようです。
さすがに戦闘状態の時に出来た傷などは、回復する量よりも受けるダメージの方が大きいせいで回復がままならないようですが、
安静にしていれば徐々に回復していくようです。
おそらく、このパワーを使って、衣服の汚れなども洗浄されているのではないかと思われます。
つまり、「汚れた衣服を着たヤマト王子」が無意識のうちに「元の奇麗な状態」に戻ろうとして、再生パワーを働かせているのです。
ゆえに、ビックリマンたちには「汚れた衣服を洗濯する」という概念も存在しないと思われます。