「聖ボットについて〜ビックリマンワールドのロボット〜」
まず。聖ボットが何か解らないと言う人のために説明しますと、天使が造った、理力で動く「聖なるロボット」の事です。だから聖ボット。
有名なものに聖神皇ヘラクライスト(第7弾ヘッド)があります。
◇聖ボットの起源◇
さて、どうして聖ボットが作られるようになったかと言うと、それは増力する悪魔たちに対抗するためです。
天使たちは、悪魔たちに比べてかなり戦力の点で劣っているという特徴があります。
スーパーゼウスや聖フェニックスなどの一部の天使を除けば、戦闘に適している天使はさほど多くありません。
そこで、「戦いだけの為に作られた天使」=「聖ボット」が作られるようになったのだと思います。
実際、聖ボットの製作はかなり早い時期、そう下心テクター事件直後くらいには決定されていたんじゃないかと思います。
なぜなら、あのシャーマンカーンでさえ聖心を悪に染められてしまう程の強大悪魔ヘッドが誕生し、それによって次々と天使たちが
聖心を奪われる事件が多発したからです。
こういった事態に対処するために、”聖心を決して奪われない天使”(※注1)が求められたとしても何の不思議もありません。
聖神皇ヘラクライスト
天使たちが悪魔と戦うために作り上げた
戦いの神。聖ボット第一号。
聖神皇ヘラクライスト(武装型)
対ブラックゼウス戦の為に聖親、
12天使が理力をインプットした姿。
「聖体への応用」
ヘラクライストが勝利を収めた事で、聖ボットの研究は更に進められる様になり、
ついには天使の体を補うまでになります。
『聖 I アリババ』
魔洗礼で受けた傷跡はいまだ完治せず、痛ましい姿のアリババ。
アリババは、その傷ついた体の一部を
聖ボット化することによってもう一度立ち上がります。
仲間達と共に、最後の闘いに赴くために。
※この場合、聖ボット化というのは体の一部を、聖ボットの技術を応用して作られた人工部品で補う事を指していると思われます。
アリババがどこを失ったのかは解りませんが、眼なら義眼。腕なら義手。足なら義足。史上初の「障害を持った天使」です。
なお、聖ボット化には再魔染を防止する効果もあったようですから、もしかすると聖ボット化したのは「心」かも知れません。(イヤだなあ)
「謎のレディース聖ボット」
『ショウシャン王』
虹層球へ特攻するアリババを見届けるのが役目らしい、女性型聖ボット。
おそらくは、「聖ボット化した天使」がどの程度実用に耐えられるかを調査するために何者かが送り込んだものと思われます。
しかもこの人、わざわざ戦場で悪魔と戦いながら観察してます。遠くから見てればいいのに。
何でかと言うと、それはたぶん、「出来るだけ正確なデータ」が欲しかったからじゃないかと思われますね。
なにしろ聖ボットと融合したアリババは貴重な存在ですから。
んで、正確なデータを取るためには出来るだけ近くが良い。
でも虹層球のあたりは激戦区だ。じゃあ戦闘にも耐えられるようにしよう。
そんなカンジで作られたのではないか、と。
そんでですね、誰が送り込んだのかといえば、たぶんレーザー王あたりが指揮をとっていた研究チームではないかと。
もしかすると普段から、久遠域での決戦の様子を天聖界に送ってたテレビカメラみたいな役目の人だったかもしれませんが。
聖ボット化した天使、アリババが戦列に復帰し、虹層球で消滅するまでの一部始終を見続けていた聖ボット。
アリババのことを「様」と呼ぶ彼女の心にはいったい何がインプットされていたのでしょうか?
「聖ボット装着天使」
『鉛岩王』
アリババやショウシャン王と同時期に目撃された聖ボットを装着した天使。
「装着」ですから、体を改造したアリババとちがい、すぐに脱ぐ事が出来るんでしょうね。
これも聖ボットというよりは、聖ボットの技術を応用して作られたパワードスーツの一種ではないかと思われます。
有人型聖ボットの試作タイプかもしれませんね。
防御力重視の為か、装甲が全身をくまなく覆っているため、機動力は低そうです。
また、手の先端が大砲のようになっているため、戦闘以外の細かな仕事はちょっと無理そうです。(まあ脱げばいいんでしょうが)
余談ですが、おそらくはこの時点でスーパービックリマンの「メカ天使」の基礎技術は完成していたんじゃないかと思います。
あの世界の天使達は、みんな半聖ボットみたいなカンジですからね。
全身を装甲で覆っているところとか、間違いなく装着天使の技術が使われていますね。
・・・それでですね、中身なんですが。ええ。中身。中の人。
実は私は、彼こそが行方不明の遊撃神「チャックンカッター」、その人でないかと考えています。
彼の同僚である、ロックン神童とイージー神童は、
のちに後述のPバイオバイザを与えられて活躍するわけですが、
チャックン神童だけは登場しませんでした。
長い間ファンの間では「戦死した」「乗り物酔いしやすかった」
「チャックが開いちゃった」「スタンドだった」など、諸説が飛び交っていましたが
実は、彼はもう登場していたのです。仲間よりも先に。そう、「聖ボット装着天使」として。
(そうちゃく、と チャックン、の語感がよく似ている事からもこの可能性はかなり高いと思われます)
→装着?→
かなり似ている…。
名前が大幅に変わっていますが、聖フェニックスがヘッドロココにパワーアップした事を思えばそう不自然でもないですね。
↓
再びパワーアップ!
↓
「聖ボット吉福」
→ 増力 →
聖ボットのパイロットとして選ばれたのは吉福神?
↓↓↓↓↓↓↓
鉛岩王で得られたデータを元に、史上初の「有人タイプの聖ボット」が完成しました。
それが久遠域で天魔軍の攻撃から、巨大舟(ジャアント・アーク)を守る為に出撃した7体の吉福ボットです。
おそらくは神帝たちの消滅によって半減した戦力を補う為に作り上げられたのでしょう。
何故か、パイロットにふつうの天使ではなく、吉福神のプチ天使が選ばれていますが、これにもちゃんとした理由があります。
それは、生まれたときから一緒だったプチ天使同士が乗り込む事によって、
七体の聖ボットは完璧なシンクロ攻撃を行う事が出来るからです。
聖ボット吉福に求められたのは、神帝たちの抜けた穴を埋める事です。
しかし、いくら聖ボットの技術が進歩したといっても、神帝たちに匹敵する理力を持つのは難しいです。
そこで、その足りない部分をチームワークによって補おうとしたのですね。
息のあったチームワークによる攻撃は、1+1を5にも10にもしてくれますから。
チームワークという点においてなら、生まれてからずっと一心同体として生きてきたプチ天使に
優る天使は居ないと思われます。
よって、聖ボットのパイロットにプチ天使たちが選ばれたと言うわけです。
「久遠エリアでの聖魔最終決戦で使用された聖ボット」
悪魔側に技術が流出→
これらの聖ボットは、ロボットというよりは作業用外骨格(※注2)に近い気もします。
吉福ボットよりも小型なのはおそらく量産型だからでしょう。
おなじ有人タイプの鉛岩王と比べても、かなり進化しているようです。
最終戦になって、ようやく聖ボットの量産体制が整ったのでしょうね。
シール化こそされていませんが、おそらくは大量の聖ボットが久遠域で活躍したんじゃないかと思われます。
※この技術は悪魔側に流出したようで、悪(お)ボットと呼ばれる、悪魔版聖ボットが登場します。
これは天魔界の底に眠っていた古代魔獣をスーパーデビルが復活させたものです。
つまりは、天聖界の最新科学技術の結晶と、天魔界の発掘兵器の激突と言うことですね。
この頃から、『メカ天使vsバイオ悪魔』の構図が出来あがっていたと言えます。
「久遠域における聖魔最終決戦で使用されたPバイオバイザ」
悪魔側に技術が流出→
上記の有人型聖ボットと同時に開発が進められていた試作型生体メカ。(プロト・バイオバイザ)
完全な機械である聖ボットとはちがい、その部品には生体パーツが数多く使われています。
ゆえに聖ボットでは不可能だった、『自己修復・自己再生』という能力を備えていると思われます。
ロボット、というよりはむしろ乗り物に近いですね。しかも自分の意志を持った乗り物です。
※この技術もまた悪魔側に流出してしまいます。
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このPバイオバイザの製作には、次動ネブラで登場した造魔竜鬼の
データが使われているのではないかと私は睨んでいます。
次動ネブラは、そこにある、あらゆるものが活発に動き回っているエリアです。
聖ボットを作りつづけた科学陣が、そのエネルギーに目をつけたとしても何の不思議もありません。
おそらくは、次動ネブラに生息していた生き物を捕獲して、改造したのではないでしょうか…。
生き物を乗り物に改造…とてもじゃないですが天使がやることとは思えませんね。
やはり戦時中はみんな頭がおかしくなってしまっているようです。
「次動ネブラで目撃された造魔竜鬼」×6 & 「智道で目撃された魔智鬼体」×5
※ちなみに、このプロトバイオバイザのパイロットとしてロックン神童とイージー神童が選ばれていますが、
これもきっとなにか理由があったんじゃないかと思われます。
せっかく作り上げた新型聖ボット、Pバイオバイザ。
そのパイロットに選ばれたのは、なぜか遊撃神のイージー神童とロックン神童です。
かれらは、次界門突破の際にパワーアップし合聖アクションを成功させたあとは、
螺エリア付近でウロウロしていたものとばっかりおもっていましたが、
どうやら次界まで来ていたようですね。(当然と言えば当然なんですが)
で、何故彼らが選ばれたかと言うとやはり謎です。
イージーやロックンよりも強い天使はいくらでもいますし、
ましてや相手はヘッドクラスの魔力も持ち主ばかりです。
それは何故か?
私の考えでは、『Pバイオバイザが彼らを選んだ』、のではないかと思っています。
つまり、ロックンボットやイージーボットとされた動物たちと心を通わせることが出来たのが、
ロックンたちだけだった、と言う訳です。
第二章
〜新ビックリマン時代の聖ボット〜
→ 分離 →
ワッPは蔓聖羅が用意したバイオバイザ。その正体はペガ・アリババ。
おそらくは虹層球で消滅したアリババを復活させた際に、
その体にバイオバイザへの
変身機能を付属させたものと思われます。(ヒドイ事をしますね)
そのワッPから生まれた3機のバイオバイザは、アリババの分身なのでしょうか?
変身
↓
話は変わりますが、蔓聖羅に何故バイオバイザの技術があったかというと、
たぶん、創聖童鬼が聖魔最終決戦の時に得たデータを元に蔓聖羅で作られたんじゃないですかね。
聖Iアリババの体も回収できたとすれば、聖ボットのデータもあるわけですし。
「Lクトン公」
バイオボット。ついに聖ボットとバイオバイザの技術が融合するときが来た!
生体パーツを使って作られた新型聖ボット!
そして聖ボットの歴史はつづく!ハーフボット次代を産み出して!
※注1・・・聖ボットは聖心を奪われない。何故なら、聖ボットに与えられた愛と勇理の心はインプットされたものだからだ。
だから聖ボットや悪ボットは、生まれながらの心は持っていない。
※注2・・・「作業用外骨格」。映画「エイリアン2」で主人公リプリーが乗ったアレです。ウイーン。