パンゲ編〜水の大層〜

 


水の大層シーゲル

 

 

 

 

首都:泉園(スプリングガーデン) 
飛来したアクター:オーガス・一本釣 
大層ヘッドはタートルとハムラビ 
他のヘッド格として怪水族のバブロとウォープレがいる。 

異星メディサにより曼聖羅と関わりを持つ事になった地。 


「水の大層シーゲル(タートル)」


ワレが動くと水が手足となって支えるカワユイものじゃて!この大層を泉園と呼ぶんじゃ魚顔は変えられるものじゃけ

秘力(シークレットパワー)
頭を閉じ超転で巨大水竜巻を起こす


水の大層の大層主タートル。彼は水を自在に操るパワーを持っている。
彼の顔のエラが張った魚顔は自由に違う顔に出来るらしい。本来はハンサム?

タートルのその恐るべきその能力!超回転から生み出される巨大な水竜巻が彼の必殺技だ!


「水の大層シーゲル(ハムラビ)」


シーゲルタートルと異星の下で進化した俺は
逆らい荒立つ水たちを振り起こし泉園の様相を整える?!凪げば聖鏡の地

秘力(シークレットパワー)
額の7波頭鏡の乱射で水も断ち切る


解釈その1

シーゲルタートルと(いっしょに)、異星(パンゲ)の地で進化パワーアップしたハムラビは荒れ狂う水たちを押え込み、
水の大層に初めての国「泉園」を建設する。

こちらの解釈だと、アクア層の大洪水orエズ決戦時の大洪水で流されてきた夾角士キッゾが彼で夾角士トリノンがタートルということになり
二人は同僚の関係。

問題はほぼ同時にあらわれたパンゲアクターたちが来る前にそんなに国を作ったりとか出来るものなのだろうか?という時間的な点。
そして、「一体いつ曼聖羅の因子が入ったのか?」という二点である。


解釈その2

惑星パンゲの水の大層シーゲルの地で進化パワーアップしたハムラビは
恩返しに泉園を整え、より国らしくする。二人の関係は親子。

こちらの解釈だと、拾われた異聖の子ハムラビをタートルが育てたというカンジになり時間的な問題と曼聖羅の因子問題は解決する。
ただしシール版とは大きく異なる上にキッゾとトリノンの存在が意味不明になる。


「水のバブロ」


タートルに呼び起こされパンゲを戦いの泡で包み込む怪水族!大流シャーク接合でターゲットのむ魔巨息衝き始める

「水のウォープレ」



水の大層シーゲルのタートル様に見込まれて手足となって異層を打つ怪水族!!透膜マスクで全てを見通し巨大渦発生


タートルに召喚され、彼に使える怪水族の二人。
気になるのはバブロの「大流シャーク接合でターゲットのむ魔巨息衝き始める」だ。

「ターゲットの・む魔巨・息衝き始める」と文章を分けると
「目標である巨大な夢魔が生まれはじめる」という文章が浮かび上がる。

巨大な夢魔これすなわちデュークアリババのことであると思われるが…?


「魔ネギョ王(まねぎょきんぐ)」


ルーツより進化し新層に登場した魚類魔?魔ボーン笛を吹き鳴らし一本釣のサンダーロット剣を空泳ぎさす!


水の大層周辺を縄張りにしているらしき魔魚系ルーツの悪魔。一本釣りに襲い掛かってくる。


「アタック一本釣」(1)


水の大層シーゲルに降り立った一本釣はハムラビに急襲されたがスピルーツが迎撃し逃れる!!この幸運はあの絶対壁でも!


戦乱を治める為に水の大層に降り立った一本釣だったが、和平交渉は決裂。

ハムラビ「生き残る国が一つしか許されないというのなら、6つ全ての国を統合し一つにするしかあるまい?」

問答無用でいきなり攻撃してきたハムラビ、不意を付かれあやうし一本釣!
その瞬間、突如一本釣のヨロイの中からスピルーツ「ギョンポギョンポ」が出現し、ハムラビの攻撃を迎撃する。

一本釣「オマエラは…!? スピルーツじゃねえか!ひさしぶりだなあオイッ!」


「アタック一本釣」(2)


襲い来るシーゲルのタートルは水竜巻弾を打ち込むがまるで水を得た魚の様に瞬動する一本釣にかわされる!!ハッハヤイ


泉園の王宮から逃げ出した一本釣めがけてタートルが得意の水竜巻弾を打ち込むが、水の中の魚のように俊敏に動く一本釣になんなく躱されてしまう。

タートル「は、はやいっ!」


「アタック一本釣」(3)


危険を脱した一本釣の廻りにスピルーツギョンボウ2が飛びはね光輝化し始めた聖体はバリヤーウロコでパワーアップ!!


なんとか泉園からの脱出に成功した一本釣。

一本釣「あー、やばかった。オマエラが来てくれなかったら本気でやばかったゼ? ってオイ!」

突如輝き出したスピルーツが一本釣の周囲を跳ね回り、一本釣の体を光で包む。
そして光がおさまったとき、そこに立っていたのは?


「アタック一本釣」(4)


スピルーツで増力した一本釣は浸透強化プロテクターを備えてシーゲルの秘核に突入!!俺の巨大聖身で友と戦うのか??


スピルーツによりパワーアップした一本釣は浸透強化プロテクターを装備して再びシーゲルに説得に赴く。
シーゲルの核ともいえる泉園の王宮に突入!

しかしそこで一本釣が見たものは悪魔化したピーター・フッド・アリババの三人の仲間たちであった。

一本釣「こ、こんなばかな!俺に仲間同士で戦えっていうのかよ!?俺が強くなったのは、みんなを守りたいからなのに!」

一本釣の怒りがさらなる変身を呼び、アタック一本釣はエンパイア一本釣となる!!


「魚聖臣(」ぎょせいじん)」


無敵体前のハムラビと一戦を交わしたのはエンパイア一本釣様のみ!!バリヤー鱗と我の聖電光波で黒十字架の謎突入
※聖石の固りの上に二なる超輝光交わり連神子


フッド・ピーター・アリババ・無敵体ハムラビ・タートルの攻撃をうけた一本釣は命からがら撤退する。
その弱った一本釣を救出したのが魚聖臣であった。

一本釣「オメエは…?」
魚聖臣「わたしは魚聖臣。貴方をまもるためにあらわれたものです。それよりも、今はお体の方を。」


「聖石烈隊エイドン」

水の大層シーゲルの魔力を振り流し増力したエンパイア一本釣様はすぐれ聖士!!
私の背に乗せ超飛翔で聖塔へ一番飛び!


そんな一本釣と魚聖臣の前に聖石烈隊のエイドンが現われ、最終決戦の舞台、「聖塔」へと導くのでした。


「異星メディサ」

 

幾源歴の時を経て曼作弓に射られた異聖矢飛び続け水なる層に着地して発芽の王子誕生!!我の持てる命をハムラビへ


さて、時間はやや戻ります。

一本釣の勧誘に失敗したシーゲルでは他の大層のようにパンゲアクターをゲットできませんでした。
このままでは他の大層に滅ぼされてしまいます。

そんなあせるハムラビとタートルの前に一人の男が現われるのでした。

ハムラビ「何者だ?貴様もパンゲアクターか?」

メディサ「しらんな。そのようなものは。我が名はメディサ。こことはちがう星から我が主、メディアさまの命によりこの地に来たれり。」

ハムラビ「ちがう星…なるほど”異星”メディサという訳か。まて、いまメディアと言ったな。それはあの曼聖羅の女王異聖メディアのことか?」

メディサ「いかにも。我は新たな曼聖羅を気付くに相応しい土地を求め旅をしてきた。淀みの無い水を抱えるこの地こそ、曼聖羅に相応しい。」

ハムラビ「フッ…ご苦労な事だ。だが残念だったな。もうすぐこの水の大層は消えてなくなる。いや、この星ごとかもしれんがな」

メディサ「何故だ?」

ハムラビ「教えてやろう。いまこの惑星パンゲアは6つの大層に別れて戦争をしているのだ。
「生き残った一つの国のみ救われるであろう」という馬鹿馬鹿しい伝説のおかげでな。
どいつもこいつも自分の世界を守る為に他の大層を滅ぼそうとやっきになってるって訳だ」

メディサ「理解できんな」

ハムラビ「俺にも理解できんよ。星全体が砕けようってときに戦争をやっている連中の考えなんぞな!」

メディサ「わたしが理解出来ないといっているのは、オマエのことだ。」

ハムラビ「なに?」

メディサ「伝説とやらが真実かどうかはわからぬ。だが、それを確かめもしないうちから何もせず諦めているオマエが理解出来ぬ。
わたしは滅びたくはない。そしてわたしの祖国曼聖羅も滅ぼさせはしない。その為にはどんなことでもしよう。だからこうして旅をしてきたのだ。
なのにオマエはそこに座ったきり、生気の無い顔で口だけを動かしている。」

ハムラビ「貴様…俺を侮辱するか」

メディサ「事実を述べたまでだ。まだ怒りに燃える心があるなら何故敵を討たぬ?」

ハムラビ「クッ…。だが、他の大層はパンゲアクターとかいう強力な力を手に入れたぞ。どうすれば良いというのだ。」

メディサ「力が欲しいか?」

ハムラビ「なに?」

メディサ「力が欲しいか、と聞いている」

ハムラビ「そんなことを聞いてどうする?貴様がどうにかしてくれるのか?」

メディサ「もう一度だけ聞く…『力が欲しいか?』」

ハムラビ「…当たり前だ!!欲しい!なんびとをも寄せ付けぬ強力な力が!いかなる刃をも弾き返す無敵の体が!」

メディサ「よかろう…力が欲しければ…くれてやろう」

そう言うとメディサはハムラビの体に覆い被さった!

ハムラビ「な、なにをする!?」

メディサ「これは契約だ。水の王子よ。」

ハムラビ「契約だと?」

メディサ「左様。オマエに力を与えてやる。望み通りなんびとをも寄せつくぬ無敵の体を。
そのかわり、オマエは必ずこの世界を救え。水の大層を救え。その上でこの地を曼聖羅としてもらう」

ハムラビ「なっ!?そ、そんな条件が飲めるか!属国になれという事ではないか!」

メディサ「よいのか?このままではオマエの国はカケラも残さずに消滅するぞ?民も国も歴史も。」

ハムラビ「…クッ。しかし!」

メディサ「…ならば無理にとはいわぬ…このまま滅びるがいい。」

ハムラビ「ま、まてっ!まってくれ!」

メディサ「…」

ハムラビ「本当だな?契約を交わせば、本当に水の大層は救われるのだな?」

メディサ「それを決めるのはオマエ自身だ。」

ハムラビ「…わかった。やってくれ。」

メディサ「女神メディアの名において…この地に曼聖羅の祝福を…!」

ハムラビの体に、強大な理力が流れ込む!!

ハムラビ「ぐわあーーーーーーーーっっ!!!」

異聖の理力が体の中を荒れ狂う!!!

そしてその嵐が去った後に立っていたのは…

メディサ「…契…約は…なされ…た…」

ハムラビ「こ、これが…!?」

メディサ「これよりオマエは…『無敵体』ハムラビ・シーゲルだ…」

ハムラビ「ウォ、ウォォーーーーーーーッ!!!」


「デスメディサ」

選ばれし異聖系子ハムラビへパワーを注ぎ切ったメディサは崩れ始め元の世界へ逆流!?


ハムラビに命を含む全てのパワーを最後の一滴まで与えたメディサの体は乾燥したように真っ白になり
やがて砕け粉々になってゆく…。

メディサ「よいか…契約を…忘れるな…」


「ハムラビシーゲル」

異聖の力が宿り始めた我身に全ての物をコントロールする魔念力が備わり無敵体へ変化?


ハムラビシーゲル「安心しろメディサ。この世界、かならず救ってみせる!」

さらにハムラビに、いかなるものをも自由に操る魔念力が加わる。

魔念力…それはメディサの力なのか?


「影パーミンダロス」

異聖矢に率いられ忍び出た創聖使影のメンバー!!一度魔洗礼を受けし者を呼び戻し王力を!


無敵体となったハムラビの前に、さらに何者かの影が現われる!

ハムラビ「何者だ!この俺をハムラビシーゲルと知ってのことか!」

影たちは言う。

「我等は」「創聖使影」「メディサの異聖矢に」「導かれ」「忍び出た」「ものなり」

ハムラビ「創聖使影だと?メディサの部下か。」

「我ら6創聖使」「メディサさまの」「ご遺志により」「汝に仕えるものなり」「汝に」「さらなる力を」

『与えようぞ…!』

ハムラビ「(フン、ようはメディサの残した監視役といったところか) よかろう、何が出来るかやってみせよ!」

「承知…!!」


(解釈)

ハムラビの前に現われた創聖使影のメンバー!
彼らはメディサの異聖矢に惹かれるように誕生した存在である!

彼らがブラックゼウスにやられた本物の創聖使の残留思念であるのか、
それとも表の創聖使に対するもう一組の裏の創聖使としてなのか。
はたまた「影」を媒介に復活した本物の創聖使であるのかはかなり不明である。

彼らはハムラビに力を与えて消滅したメディサに習いハムラビのサポートを行うのだった。
彼らが最初に取り掛かった事、それは戦力の増強。

かつて無縁ゾーンで悪混鬼が放った「魔渦」を再現し、かつて魔洗礼を受けた存在…ペガ・アリババを召喚するのだった。


「ミレトシルル影」

我ら創聖使のうみ出すパワーの一つに12竜魔鬼あり!!この鬼が守る鎧を恐怖スーツと呼ぶ


(解釈)

召喚されしペガ・アリババの体に12匹の竜魔鬼をまとわり付かせる創聖使影。
この鬼たちで出来た鎧を「恐怖スーツ」と呼ぶらしい。


「カーボメロス影」

選ばれし天使の血をひく者たちで恐怖スーツの似合いし戦士に魔界の君主の称号を与える


(解釈)

恐怖スーツを与えられたペガ・アリババに新たな名を授ける創聖使影たち。
古来より名前というものはそのものの本質をあらわすという。
つまり名前を変えるという事は、その者の存在自体を変えてしまう事に等しい。

創聖使影たちは、名前すら変えることでペガ・アリババを根本から邪悪の存在に変えてしまうつもりなのだ!

ペガ・アリババに与えられし新たな名。口にするのも忌わしい邪悪の名。

その名も「魔界君主・デュークアリババ」


「影カンブディアス」

デュークの称号を受けし者へ我の闘角ボーンを飾りし頭ブトを授けハムラビ様のお守りを!


(解釈)

邪悪の名を与えられ、魔界君主となったデュークアリババに影カンブディアスは自分の闘角ボーンがついた兜を授ける。
これによってブラックゼウスのように裏切ったりは出来ないようにした上で、ハムラビの守護を命じたのだ。


「オルドトス影」

異聖の系子ハムラビの無敵体完成と魔界強者アリババの王力着化でパンゲを曼聖羅に??


(解釈)

ハムラビの無敵体も完成し、その守護者として召喚したペガ・アリババの再魔洗礼とパワーアップも完了し、いよいよ出撃のときは来た。
メディサとの契約!惑星パンゲを救い曼聖羅に!


「影エウリピデポン」

土と火の層で魔泥と炎の洗礼を受けし二者も創聖使のあやつり糸でデュークの配下へ!!


(解釈)

更にデュークアリババの忠実な部下として土の大層でクライシスチャンジしたパンパイアフッドと、
火の大層でクライシスチャンジしたバンプピーターも召喚された。


「明星魔クィーン(みょうじょうでびるくぃーん)」

悪魔渦より蘇りし我はアリババの復活を祝いこのパンゲクラシーをひざまずかせようゾ


永い時間を、時のとまった世界、非層の中で漂いつづけていた明星クィーン。
彼女が思いつづけていたのはいつもアリババの事。

心を繋ぎ、次界へ導くアーチ天使のはずが、自分と合体したせいで翼を失い、
そのせいでアリババだけが死んだという罪悪感。

もしもう一度アリババに会える事が出来たなら、今度こそ守ろう。命を賭けて。
新しい世界へ導こう。アーチ天使の名にかけて。


(解釈)

無縁ゾーンで魔渦に引き込まれて以来、眠っていた天使・明星クィーンは創聖使影達の力により
復活することになる。デュークアリババの忠実な部下、「明星魔クィーン」として。
彼女もまた魔洗礼をうけし存在なのか。


「デュークアリババ」


創聖使影により造られた最凶最悪の悪魔ヘッド。
どんな悪魔よりも邪悪でどんなヘッドよりも強い。

体を覆う12匹の竜魔鬼で構成された鎧、『恐怖スーツ』によって守られている。
さらに敵を倒すたびにそのエネルギーを吸収しさらに大きく、強くなっていく。(『魔肥大化』と呼ぶ)

その正体は魔洗礼によって再度悪魔化したペガ・アリババである。
この時点でデュークアリババは天使・異聖・悪魔の三つの属性を持つ事となる。

創聖使影によって無敵体ハムラビの守護を命じられる。

しかし…?


「ゴーディメタメンデル」

我の金の大層をさしあげても余りある方アリババ様に秘力極楽剣の舞を献上するじゃきん


金の大層に攻め込んできたデュークアリババと戦ったゴーディは、そのあまりの強さに感服。
金の大層の支配権(ヘッドの地位)を譲り渡すのだった。

さらに自身はアリババに仕える部下として水の大層へ行くことになる。


「石魔戦隊ガーメ」

カメは魔年ど〜で時を越えて見とるけど〜王力着化のアリババ様のお姿はアナ恐ろしや!!ご案内にも手足が縮むワイ

 


石魔戦隊のガーメはアリババを探して飛び回り見たものは、
他の大層のヘッドを狩り続け、魔肥大化したデュークアリババ(巨魔界君主)の姿だった。

聖塔へと導こうとするガーメだったが、もはやガーメの言葉を聞いているのかいないのか。
先導はするものの、背後から聞こえるアリババの荒々しい息遣いに、いつか食われるんじゃないかと脅えるガーメでした。