はい。イキナリ一人目がスーパービックリマンからってのもアレなんですが。鬼僧(きそう)ダビデス君です。
裏書きはコレ。
「ミノスの青二才がなんだぁ!
俺こそこの帝都の王魔胎魔肖の流れ魔星下の選ばれし者ゾ
バイオ紫体が超ナイトに挑む★
天魔界の中で魔星体がバイオアップし登場」
彼はシールにこそアムルの三すくみとして登場していますが、残念なことにおち先生の漫画版にも、アニメ版にも未登場のキャラです。
せっかくカッコよさげなネロ系が出てきて、面白くなってきたかなーと思った矢先の打ちきりですからたまりませんね。
はい。じゃあそんな感じで設定を語ってみます。
元ネタがシールの裏書きしかないので、そこから出来るだけ情報を拾ってみると
>「ミノスの青二才がなんだぁ!」
どうやらリトルミノスのことをあまり良く思っていないらしいです。
何故でしょうか?
>「俺こそこの帝都の王」
帝都、つまり天地球の首都、テラサピエンスのことですね。ダビデスは、自分こそがそこの王であると言ってるわけです。
でも実際にはそうではないわけで、つまりこの発言は「今は他のものが王をやっているが、本当に王の座に相応しいのはこの俺だ!」と
言っていることになります。
>「魔胎魔肖の流れ魔星下の選ばれし者ゾ」
魔胎魔肖の流れ、つまり魔胎伝ノアと魔肖ネロのルーツを受け継ぐものであり、悪魔の星の下で選ばれた者であると言っている訳です。
ずいぶんと自分のルーツに誇りを持っているようです。まあノアもネロも一流悪魔ヘッドですからね。
その血を引いているとなれば多少増長しても仕方が無いのかもしれません。実際、魔力も強いと思われます。
この三つの情報に、私の脳内で生み出された勝手な設定を加えて再構成すると以下のようになります。
★鬼僧ダビデスは伝説の悪魔ヘッド「魔胎伝ノア」と「魔肖ネロ」をルーツにもつ、エリート中のエリート。悪魔の中の悪魔である。
その魔力は強力で、特に伝説の結界「6魔極」を使うことで、過去に死んだ悪魔たちを蘇らせる事が出来る。
普通の僧侶は死者に安らぎをもたらすが、悪魔の僧であるダビデスは死者をさらに苦しめる。「鬼僧」の二つ名は伊達ではないのだ。
また、蘇った悪魔たちに自由に命令することも出来るが、これは古のルーツの一人、ドラキュロスが「ブラック戒律」の使い手であったことが影響している。
自分の純血の血統に誇りをもつダビデスは、天使・悪魔そしてお守りの遺伝子をかけあわせて作られた「バイオミュータント」に対して
強い不快感を持っており、リトルミノスらバイオミュータントを「雑種」と読んで蔑んでいる。
しかしリトルミノスの中にはネロ系・ノア系の遺伝子も含まれている訳で、それもまたダビデスをイラつかせている一因である。
スーパーデビルはダビデスの事をあまりよく思ってはいない。それはダビデスが四天王の中にも含まれていないことからも明らか。
何故かというと、ダビデスはスーパーデビル同様古き悪魔の血を引いており、ブラック戒律も使えるからであり、
常にナンバーワンでありたいスーパーデビルにとっては、目の上のタンコブなのである。
(ヘタしたら天魔界の悪魔たちを従えて反乱起こされる可能性もある)
故にスーパーデビルはダビデスの扱いを可能な限り冷遇しており、今回のアノド大戦においても、戦争のどさくさに紛れて反乱を起こされることを警戒して、ダビデスをパンゲ(海の帝国)に派遣し、出来るだけ天魔界や天地球に近寄らせないようにしている。
もちろんその事をダビデス側も承知しており、表面上は命令に従うフリをしながら自らの陣営の力を高めることに力を注いでいる。
タヌキとキツネの化かしあいの勝者はどちらであろうか?
「幻!暗!重!低!邪!迷! いでよ6魔極!!」
「この地で滅びし悪魔達よ、我が声に従い今一度よみがえれ〜 般若〜ハラミタ〜!カァッ!」
「フン!雑種ごときが!」
またダビデスは、ノア系の悪魔『シヴァマリア』の血を引く少女、アマゾアムルに非常に関心を持っている。
それは純粋な血統同士の近親感、同族意識。もしくはある種の憧れに似た感情なのかもしれない。(三すくみなのも気になります)
またアムルは月光聖アマゾアムルであり、ルーツであるネイロスが月へと変身した事があるダビデスとしては
それもまた気になる要因かもしれない。(ダビデスは月が好き?)
ダビデスはノア系・ネロ系の血を引いてはいるが、外見的にはネロ系のほうが強く現れている。
本編においてダビデスは、水の帝国で月夜の晩の丑三つ時に兵士としての悪魔召還の儀を執り行うが、
六魔極が突如暴走し、制御不能になる。溢れ出す魔性般若パワーは空中で凝縮され、かつて散った悪魔ヘッドを復活させるのであった。
その悪魔ヘッドにより体を乗っ取られたダビデスは不本意ながらも天使たちに手を貸すこととなる。