はい。マイキャラ設定二人目は、「次界警備隊隊長」兼、「時の塔」の管理者ヤマトウォーリア様です。

アニメ版のイメージが強い彼ですが、ちまたでの評判はあまりよくありません。
曰く、「ヘタレ」
曰く、「怒りっぽい」
曰く、「女心がわかってない」
エトセトラエトセトラ…ひどい言われようです。

しかしそんな悪いイメージの彼を、今日はあえて擁護する設定をブチあげてみたいと思います。

まずは「怒りっぽい」についてのフォローを。

ヤマトウォーリアは次界の管理者で、なおかつ次界全体の責任者でもあります。つまり次界のヘッドです。
天使悪魔お守り、その全ての種族が暮らす次界の平和を守るために日夜働いている人です。

聖魔和合がなったといっても、細かなトラブルはしょっちゅうでしょうし、書類仕事も山積みでしょう。
それらの業務をヤマトウォーリアはたった一人でこなしているのです。
くわえて次界警備隊隊長でもある彼は、ベイギャルズへの指示も行なわなければなりません。
人間関係もあるでしょうし、住民達からの相談事なども聞いているでしょう。
立法・行政・司法…我々の世界で言う「三権分立」を彼は一人でこなしているのです。

実際に仕事をされている人には、これだけの仕事をたった一人でこなすのが、どれだけ大変なことかお解り頂けると思います。
常人ならとっくに過労死してもおかしくない状況です。(血尿くらいでてるかも。)
もちろんヤマトウォーリアはこの任を投げ出したりはせません。超人的な処理能力でなんとかこなします。
怒りっぽいどころか、非常に忍耐強いとさえ言えます。

しかしながら、彼が能力を限界以上に酷使していることは間違いありません。
人間、疲れてくると頭がおかしくなります。これです、この状態。
いつも「睡眠不足&問題が山詰み」なヤマトウォ−リアは、常に頭が「テンパっている」状態なのです。かなりギリギリなのです。

だから、後少しでもなにかトラブルがあったり、予想を越えた事態が発生したりするともうダメになります。
キレちゃうんですね。心の糸が。


想像してみてください。自分がもしヤマトウォーリアの立場だったらどうだろうかと。
毎日毎日押し寄せる書類仕事。ワンコそばのように終わらない事務仕事。
住人達からの苦情や相談事。悩み相談。それの対処。措置。
毎日欠かさず行なうパトロール。

部下を雇ったかと思えば部下は満足な結果を出さない。出ていくときはいちいち壁を壊していく。
そして大事な宝を盗もうとする輩。訳のわからない乗り物。
次界に危機が迫っているという未確認情報。それらへの対処に頭を悩ませているのに事務仕事は関係なくやってくる。

これじゃあ怒りっぽくなっても仕方ないですよ。私なら発狂します。
本当なら、自分でカベを壊したり、剣を振り回して通行人を襲いかかったりしてもなんらおかしくないのですから。
私としては、「怒りっぽい」くらいで済んでいるならまだマシだとおもいます。


次。「女心がわかってない」について。

まあ先祖であるヤマト王子もあまりそういうのは得意じゃありませんでしたので仕方がないですね。
っていうのはおいといて。

おそらくはベイギャルズに対する態度についてそう言われているんだと思うんですが、それには二つの理由があります。
一つは上で言ったようにウォーリアが常にテンパっていて優しい言葉をかけてあげられる心の余裕がない事、
そしてもう一つは、彼が次界の責任者であり、守護者であることがあげられます。

ヤマトウォーリアは、とても大事な使命があります。それは次界を守ることです。
次界を守ることが第一なのです。その為にはたとえベイギャルズに嫌われる事になっても構わないと彼は考えているのです。
ですから、出向先のエリアでベイギャルズが泣いていても「もういいよ、次界に帰っておいで」と優しい言葉をかけたりはしません。
そんな事を許したら、次界の危機を救う事はできないからです。
だからヤマトウォーリアは心を鬼にして、「何をしている!しっかりしろ!」と怒鳴りつけるのです。

でも、きっと普段は優しいんじゃないでしょうか。
だって新ビックリマンの第一話を見る限り、彼はベイギャルズたちにとても好かれているようですし。
新ビックリマン本編中では、常に危機にさらされていたせいで「ひどい性格」になってしまっていたようですが、
平和が戻った新ビックリマン最終回以降の世界では、彼の本当の姿が見れたと思います。


最後、「ヘタレ」について。

結論から言うと、ヤマトウォーリアはヘタレじゃないですよ!!
理由は上に書いてあるのは大半ですが、更に付け加えるなら次界のピンチには「ウォーリアーパワー」を発動させて
大洪水のときは「万里の城壁」をあらかじめ用意してましたし(防げませんでしたが)、
ダークマターやエズフィトの襲来時にはバリヤーをこしられたりしてます。
キチンとやるべきことはやってるわけですよ。ウォーリアーは。

いまいち弱いイメージがあるのは、やっぱり受身だからでしょうか。守り専門というか。
なんだかんだいって、彼の使命は「次界を守ること」なワケで。その為の準備などは怠ったりはしないけど、
敵のアジトに乗りこんでいって敵のボスを倒してくる、なんてのは向いてないんですね。
やっぱり事務系なんでしょうね。戦闘には向いてないけど、後方支援は得意、みたいな。

でも事務系って大事ですよ。戦争ばっかりやってるわけではないですし。
優秀な戦士が優秀な統治者になるとは限らないわけで。
ヤマトウォーリアがいなくなったらそれはそれで次界の危機ですよ。
ベイギャルズやオズだけじゃやっていけないでしょうし。

アレキサンマルコになったマルコなら、なんとか出来るかもしれませんが。
ああ、でもそうするとヤマトウォーリアの存在価値はなくなる訳で…
新河系誕生後のウォーリアの立場って微妙かも。



『番外』★彼のもっている剣について★

ウォーリアの持っている剣は、シールだと、ヤマト王子が持っていたような二振りの幅広の剣なんですが、
新ビックリマン作品中においては、日本刀を愛用しているようです。
これはなぜでしょうか?

作画スタッフが書くのが面倒だったから?いえいえそれだけではないと思います。(まあそれも少しあるかもしれませんが)

私はこれは実は聖Vヤマトの遺した剣、「割魔聖光剣」(かつませいこうソード)だったのではないかと思っています。
虹層球に神帝たちが特攻した際に、彼らの遺したアイテムがアンドロココ、ワンダーマリアをパワーアップさせたのはご存知の通り。
その後、ファジーマリアロココになった二人ですが、マリアがシヴァマリアとしてあり続けたのに対し、ロココはラファエロココから
あっさりアンドロココへと戻ってしまっています。

だから、必要でなくなったアイテムをアンドロココは、ヤマトウォーリアにあげたのではないかと考えられるのです。
「いらなくなったからあげた」と書くとなにかイメージが悪いですが、そう言う事ではないかと。

シチュエーションとしては、修行を終え、立派に成長したヤマトウォーリアが時の塔の管理人に就任したお祝いに、
ファジーM.Rが降臨し、「これは貴方の先祖である聖Vヤマトの剣です。かつて神帝たちは、平和な次界を手に入れる為に
いかなる苦難も乗り越えてきました。貴方もこの剣を使って次界の平和を守ってください」と言って剣を託したとか。
その言葉に感銘を受けたヤマトウォ−リアは次界警備隊を組織するに至ったとか。そんなシチュが理想です。

もしくはアンドロココが、源層界に昇る際にクロススターにこの剣を託していった。とかでもいいかもしれません。
ヤマトウォーリアを一人前の天使に育て上げたクロススターが、旅立ちの日の朝にヤマトウォーリアにこの剣を手渡したとか!
「ヤマトウォーリアさん、これをもっていってくださいの」
「これは…?これは聖Vヤマトの剣じゃないか!」
「ヤマトウォーリアさんが一人前になったら渡そうって、ずっと前から決めてましたの。」
「クロススター…」
「これで私たちの次界を守ってくださいですの、ヤマトウォーリアさま」
「…約束します。この次界を必ず守ってみせると。この剣にかけて。」
「うふふ、たよりにしてるですの!」
「それじゃクロススター…いってきます!」
「いってらっしゃいですの!」

ああ、こっちのシチュも捨てがたい。

こういうシチュでもないと、新ビの最終回でウォーリアが「私の剣にかけて…聖宝石は守ってみせる!」とは言わないと思うんですが
みなさんはいかがでしょうか?「剣」になんらかの思い入れが無いとこんな台詞は出ませんよね。ふつう。

だから、新ビの最終回においてこういう台詞(↓)が無かったのが残念で仕方ありません。

戦闘シーン

向かい合うブラックゼウスとウォーリア、ウォーリアの剣がブラックゼウスのマント(マントで貧弱な場合は鎧の一部)を切り裂く。
ブラックゼウス「ほう…たいした切れ味だな」
ウォーリア「これは平和な次界を作る為に死んでいった我が先祖、聖Vヤマトの剣だ!この剣にかけて…次界は必ず守ってみせる!」
ブラックゼウス「ならばキサマも死んでいくがいい!」

戦闘シーン

この会話を挟んで、あのボコボコにされるシーンに繋がると良いなーなんて妄想ってみたり。
あ、BZHに「強いのは剣だけのようだな」とバカにされるシーンもあってもいいかもしれないですね。
「剣が無くては一人前とは呼べないようだな」とか。

 

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