作者・小川未玲 | 演出・猪俣哲夫 | |
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お勝手の姫 | ||
舞台は古びたレストラン。ひと組の男女がお見合いをしているが、 男は気乗りうすな様子である。そこへ派手なドレスの女性とタキシ ードの紳士が現れる。女性は自分を姫だと思いこみ、また今日が 自分のお見合いの日だと勘違いしたことから珍事がまきおこる。 さらに来なくてもいいおばさんまで現れて大混乱。 劇団THE風・FOUが初心にかえってお贈りする大人のコメディ。 夫婦は果たして20年前のオルゴールがきけるのか。 乞う、ご期待!! | ||
小川未玲 おがわ みれい(劇作家) 1967年、神奈川生まれ。女子美術短期大学卒業。96年、テアトル・ エコーにて佳作入選作「深く眠ろう死の手前ぐらいまで」を上演。 |
作者からの便り |
作品の感想ありがとうございました。上演したいと思っていただけることとあわせて、大変光栄です。私は現在、「せりふの時代」にも掲載されました『やっかいな楽園』の再演を控えて慌ただしくしております。 公演にむけてのお稽古、頑張ってください。舞台の成功をお祈りします。 |
小川未玲 |
店長のあいさつ |
今回はおもしろい舞台です。自信をもっておすすめできる作品です。なぜなら圧倒的に戯曲が良いからです。役者が下手でも、演出がつまらなくても、観る価値は十分にあります。戯曲をなぞるだけでも足を運んだ甲斐はあります。 そうした作品をやる喜びに出会いたいために、またそんな作品を紹介したいために、私たちは結成当初からオリジナル至上主義は持ち合わせていません。どうぞ、ごらんください。 |
猪俣哲夫 |
フロントスタッフ(出演者) | ||
男 | ・・・会社をやめて大学にもどりたい青年 | 津軽正晴 |
女 | ・・・今日のお見合いに命をかけてきた | 池田晴美 |
ギャルソン | ・・・レストランをこよなく愛している | 吉井 靖 |
七ッ森 | ・・・男の大学で教鞭をとる哲学者 | 猪俣哲夫 |
姫 | ・・・自分をなぜか姫だと思いこんでいる | 柳沢浩子 |
叔母 | ・・・男の世話をこまごまとやくおばさん | 金子さゆり |
健太 | ・・・駅前の割烹の板前 | 中田太郎 |
厨房スタッフ | |||
演 出 | 猪俣哲夫 | 道 具 | 若月史子 |
舞台監督 | 林 浩子 | スタッフ | 林 美穂 小田綾子 月橋直子 猪俣舞子 |
照 明 | 牧岡 敏 | ||
音 響 | 小林勇人 |
テーブルマナー 一口メモ「ナイフとフォーク」 |
レストランではナイフとフォークはすでにならんでおり、料理にあわせて外側から使っていきます。 食べ終わったらそれを戻す必要はなく、そのまま皿の上においておけばギャルソンがかたづけます。 |
料理 一口メモ「ポトフー」 |
フランスの代表的な家庭料理の一つ。なべに塊のままの牛肉のいちぼやもも肉、すね肉などと塩、水を入れて煮立て、あくを取ったあとニンジン、タマネギ、ポロネギ(リーキ)、セロリ、ブーケ・ガルニなどを加えて弱火で長時間煮込んで作ります。肉や野菜は適当に切って皿に盛り粗塩、マスタードなどを添えます。名称の原義は火にかけたなべ。 |
「温野菜のサラダ」 実は 「野菜の炊き合せ」 | 「ポトフー」 実は 「おでん」 |