劇団THE風・FOU第30回公演 第7回柏崎演劇フェスティバル参加作品 別役 実 作 ・ 猪俣哲夫 演出 | |
眠っちゃいけない 子守唄 | |
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平成13(2001)年2月4日(日)午後2時 入場料500円 柏崎市産業文化会館・文化ホール 付近の地図 |
一人の男のもとに家政婦が派遣されてくる。男はその家政婦を見て「トシ子かい?」とたずねるが、男にとって「トシ子」が何者であるのか杳としてわからない。 また、男はしきりに普通の会話をしたがるものの、家政婦はかみ合わない会話にいらだちをつのらせるばかり。 そうした会話の中から、しだいに女の生活も明らかになる。しかし男はいったい誰で、どうしたいのか、女はなぜここへやってきたのか、なぞは深まるばかりである。 ただひとつ明らかなことは、男が悲しい過去を持ち、女がさびしい現実を持つということだけだ。 ■公演写真 | 別役 実べつやくみのる 1937年生まれ。早大中退。学生時代からカフカ、ベケットらの影響を受け劇作を開始。66年、鈴木忠志らと劇団早稲田小劇場を結成、同年「マッチ売りの少女」「赤い鳥の居る風景」で岸田戯曲賞を受賞。一貫して不条理な手法を用い、折り目正しい日常語で小市民の姿を苦い笑いで描きながら、日常を超えた世界を提示してきた。すでに劇作は100作を超え、エッセイなども多い。 |
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