「うちはしあわせになってはいけんのじゃ。」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけで生き残った 負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。 そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はこの世の人ではない。 「わしの分まで生きてちょんだいよォー。」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の 再生の物語。 |
今回の舞台セット。昭和23年7月の広島市の簡易住宅。 | 「おとったん、こわーい!」 |
「原爆瓦。」 「・・・とげとげしいことよの。」 | エプロン劇場。 「やい、鬼。これは・・・」 |
「木下正様、みもとに」。みもとに・・・? | 「そのとき、いきなり世間全体が青白うなった。」 |
「・・・あんときの、おとったんじゃ!」 | 「その賢治くんちゅうんは何者かいね。」 |
「ちゃんぽんげ(グー)」 「やさしかったおとったん・・・。」 | 「こんどいつきてくれんさるの?」 「おまい次第じゃ」 |
「父と暮せば」の公演案内へ | 劇団THE風・FOUについてへ |