女がリヤカーを引いてきて、なにやらあやしい仕掛けを作り始める。そこに男が通りかかり作業を手伝う。 男は会社に行けず、毎日、公園で時間をつぶしていた。女の夫も会社をやめ発明家になったものの収入がなく、 住む家もなくなった。 やがて女の夫、男の妻がやってきて、これからどうするかの話し合いが始まる。そこへ、あやしい仕掛けに かかわるもう一人の男が現われた。 |
寝床をこしらえる女1。 | よいしょと置く。 |
いいですよ。引っぱるんですね。 | サンダルなんです。こっちからも、はけるようになっているんですの。 |
赤んぼをおぶった女2。子守歌を歌いながら上手に消える。 | 何なんですそれ?お酉さまへ行ってきたんですか? |
男3が現われ、女2に会釈をする。 | (おしゃぶりを出し)これ、公園のベンチの下に落ちてたんですが。 |
これ、やらないんですか・・・・・? | ここです。 ここに、寝てもいいんですか・・・・・? |
眠れそうですか・・・・・? | これですね、これでロープを切ればいいんですね。私がやります・・・。 |
ゆっくりと落下する石。 | 私たちが何故ここにいるか、分かってくれます・・・・・。 |
ありがとうございました! |
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