世間では何かと無責任や無礼が横行して問題となっています。最近もある女優が舞台挨拶での態度をバッシングされて謝罪したり、若手プロボクサーがリング内外の態度や反則行為について徹底的に批判されています。
でも、仮にその人達を罰したとしても、実はトカゲのしっぽを切るに過ぎないと思うのです。問題はそういう態度のスターを生み出す土壌にこそ有るのではないでしょうか。元々は誰が悪いのか?という話しです。
スターというのは決して独りでに生まれるのではなく、それを持ち上げる人達によって作られているわけです。さらにそれを求める人々がいるから持ち上げる人がいるのです。
「女王様みたいな態度でも美人なら良し、むしろそれがキャラだ」と考える人々…。無礼者で傍若無人でも強ければいいんだ。むしろそれがキャラだ」と考える人々…。社会人として至らない部分を個性として売り出してしまう所属事務所と、それを良しとする人々がいたからその人達は脚光を浴びてきたのです。そしてその態度がさすがに行きすぎた行為に至った事で、今度はそれを叩くというのではなく、最初からそういう「キャラ」というものが流行らない世の中にしないといけないと考えるのです。
あり得ない話ではありますが、例えば日本人全員が合気道修行者になったら、女王様キャラも不良キャラも流行らないでしょうね。合気道は近い所では先生や先輩を、さらにはご先祖様やこの大自然そのものを敬う事で実力を伸ばす事が出来る武道だからです。
同じ稽古をしていても、謙虚で素直な心を持った人は、それが目に現れています。そしてそういう人は上達が早いです。そして師範として人の上に立ったとしても、自分を教えてくださった先生や先輩、さらには大先生、その大先生を生み出された大自然といったものに感謝する心を持って稽古に励み、いつも自分より上の存在を意識しておくものだというのが私の考えです。
こういう時代だからこそ、もっと色々な人達が合気道をやればいいのに…。という風に思います。
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