合気道熊野塾道場とは

 和歌山県新宮では昭和3年に久保嘉弘氏(久保写真館館長)が開祖を新宮にお招きし、尾崎酒造の酒蔵2階にて合気道の稽古が始まりました。 合気道熊野塾道場は、引土道雄先生(合気道十段、平成16年没)が昭和24年に植芝盛平大先生から道場建設の命を受け、久保嘉弘氏ら13名の財界有志により建設し、昭和28年より熊野塾として新宮市に開かれている大変由緒ある道場です。

 当初、「合気会熊野支部」という名前でしたが、その表札を見た大先生から「ここは支部ではない。『熊野塾』とせい。」と言われ、改名したというエピソードがあります。

 昭和44年4月26日、植芝盛平大先生御昇天となり、以降大先生の遺髪を御霊魂として納め、お祭りしています。合気道本部道場関係以外でこのように大先生の御霊魂をお祭りしている道場は、世界でも合気道熊野塾道場ただ一つです。非常に荘厳で、武道を稽古するのにこれ以上無い素晴らしい雰囲気が有ります。

 当初21畳で始めましたが、何度か増築を重ね、昭和48年に現在の106畳になりました。数十人が一度に稽古できる広さを誇ります。

 海外において、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、オーストラリア等に関連道場があり、それらを合わせると門下生は数千人に上ります。最近では平成28年、アフリカのジンバブエにて、ジンバブエ合気道協会が設立され、ジンバブエでの新たな合気道活動がスタートしました。

 現在、須川勉 現道場長の下、引土先生が大先生から習われた合気道の神髄を継承すべく稽古中です。

※合気道熊野塾道場の現在における稽古時間その他入門に関するお問い合わせは、直接下記までお願いいたします。

合気道熊野塾道場
道場所在地 :〒647-0005 和歌山県新宮市元鍛冶町1−5−1
電話番号  :0735−21−3103 
ホームページ:aikido-kumano-jyuku.com                   
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