ヒネリを恐れるな  っていうか、ヒネっても外すな!

ヒネリ(捻り)・・・ KANが初心者の頃、藤間一男さんの本で、初めてヒネリの存在を知った時の衝撃を今でも思い出す事があります。当時は、ホントにそんなところ撞いて球が入るのか?? ウソでしょ?てな具合でした。  真中撞いても難しい配置を、右上だの、左下だの撞くなんて全く考えもしなかった頃です。 

 時は流れて、現在・・・ ほとんどヒネリます。 っていうか、ヒネリが好きです。愛してます(爆)
でもここ数年、ヒネリが少なくなってる事も確かです。 それはイレを重視する為に、という事では無く、 捻らない コースのほうが有利な局面を判断できるようになった事と、撞点を中心寄りにしても 球に捻りを乗せる事ができるストロークをするようになったからです。
よく雑誌に書かれているように、ネキストを妥協してまでヒネリを減らす必要は無いと個人的には
考えてるんですけど、そのへんは好みや個性の部分だと思うので、あまり突っ込まないように
しておきます。(^^;   っていうか、次項で突っ込みますからこの辺にしておきます(爆)

 


ヒネリと見越し
捻って入れるためには見越しを無視するわけにはいきません。
見越しを簡単に説明すると、ヒネル撞点を撞く時のキュー方向は、目標点からズレた方向を向くことになり、 左ヒネリなら、目標点に対してキューの向きを左方向に若干ずらさなければなりません。 このズレを 「見越し」 と言います。 このやっかい者のおかげで、ヒネリを使うとシュートが難しい・・ と一般的に言われてるわけです。 しかし、局面によっては避けて通れない場合や
ヒネリを使う事で、より確実にポジションできたりする事も確かです。
この見越しと上手く付き合う事が、ヒネリをマスターする上で不可欠な条件だと思います。

ヒネリたくない病・・・その症状と治療法

この病気は、早期治療が必要です。 ヒネリを使うようになると、次に来るのがイレに対する
不安・・・・ 捻らなければ入るのに、捻ったからハズしてしまった・・・ よく耳にする言葉です。
しかし、捻らなければ手球はどうだったのでしょう。 もしかすると、スクラッチしてたかも知れません。「局面によってヒネリを選択した結果、外した。」 この経験は本来、捻ってもハズさないシュート力をつける方向に向かうべきなのですが、 この病気にかかると 「次はヒネリを使わないで、入れよう」  となってしまいます。 これをやってしまうと、わざわざもと来た道を戻るようなものです。 少し戻るだけならまだ良いのですが、今まで練習して出来るようになった事まで、サビつかせてしまいかねない発想です。
 しかも、この病気が進行すると、立てキューすると外しそうだから・・・ とか、 薄い球は苦手だから・・バンクで・・・ とか、どんどん出来る事が少なくなって行きます。 

 治療法は単純、かつ簡単です。 外した球は 「自分にとって練習が必要な球だ。」と認めることです。 たとえ結果的に外れたとしても、その局面で一番必要なショットを選択したはずですから、外す事を恐れずにトライし続ける事こそ前向きな姿勢だとKANは思うのです。