PAUL'S RECORD CRAZE DIARY - LATEST #
(ポールのバカ買い日記-最新回)
ポールって誰だなんて言わないで下さい。ポール・フランクこと荒特派員です。僕も結構レコード買いますが、いゃ、もう凄いです。脱帽です。ファンレーターはこちらまで。
(Sorry! Japanese Only)
第104回
<05/19/04> (水)
またyahoo!オークションにて落札したブツが到着。意外なことに競争相手ゼロ。
- 高橋 幸宏 『ア・フラグメント』
('84) <アルファ> VHS:10AV-2
\6,000(+送料\610)
・・・大林宣彦監修による、映画「四月の魚」との連動作品。同名映画から2曲、『WILD&MOODY』から「WALKING TO THE BEAT」のPV、で、なぜか『ニウロマンティック』から「SOMETHING
IN THE AIR」と「DRIP DRY EYES」のPVが収録されている。『薔薇色の明日』を飛ばしてるけど、PV作らなかったのかな。「WALKING〜」は立花ハジメ氏監督。スタジオ撮りで、今見るとかなり安っぽい。『二ウロマ』の2曲は奥村靫正氏監督で、ジャケやライナーのエレガントなアートワークそのままの世界。スバラシイ。ハジメ氏や小池玉緒、細野さんも参加。で、このビデオですが。PVの合間に入る寸劇みたいなのが、ファンとしても見ててツライ。てかサムい。カメラ意識してないフリして意識しすぎ。タバコ吸ってむせたり、椅子に座ってズルッとなるトコとか、かなりわざとらしい。て言うか、やってる本人に照れがあるから見てる方も恥ずかしくなっちゃうのよ。あとはワイン飲んだりチーズ食ったり…。幸宏氏をアイドルっぽく撮っているようで、なんか空回りしている感じが漂ってる。最後は、自転車に乗ってカメラに手を振る幸宏氏。しかもカゴには花束。…この演出って、どうなのよ。
で、しばらくしたらもうひとつyahoo!オークションにて落札したブツが到着。“NEW WAVE”で検索したら引っ掛かったブツです。
「◆超レア!80年代LA B級NEW WAVEもの70枚SET◆」というタイトルでの出品。キレイなジャケ写がズラッと並んでおり、これが壮観だったのです。\1,111という破格のスタートだったんですが、結果的には一人競争相手がいたものの、無事70枚セット\16,500(+送料\1,160)で落札。1枚あたり\235。安。ほとんどプロモーション用サンプル盤なんですけどね。ニューウェイヴ系もありますが、どっちかというとパワーポップ系が多かったかな。
メールでやりとりしたら、返信で「何の価値もわからない嫁に、レコードは邪魔者扱いにされ、泣く泣く出品しました」と。奥さんに対する愚痴なども含み、出品者の方とは楽しいメールのやりとりが出来ました。「大変喜んでいただき、僕もいい方に落札していただいたと嬉しく思います」とウレシイ評価もいただきました。いい買い物したわ♪
- 4 OUT OF 5 DOCTORS 『4 OUT OF 5 DOCTORS』
('80) <米Nemperor/CBS>
LP:NJZ36575
・・・ブロンドでタレ目で長身、女の子ウケしそうなルックスのCal Everettを中心とした4人組。ジャケは、マーク・マザーズボーに似た男が描かれたイラスト。A1、いきなりズンドコズンドコなビートと開放的なメロ、そしてピコったシンセ。タイトルは「Modern Man」。おぉ。これイイ。ちょっとNICK STRAKER BANDあたりを思わせる印象。他の曲は、泣き入ったメロが多いパワポ系。「New
Wave Girl」なんて曲もある。プロデュースは、クライヴ・ランガーとのコンビによるプロデュース作品が多いアラン・ウィンスタンレイ。
- 4 OUT OF 5 DOCTORS 『2ND OPINION』
('82) <米Nemperor/CBS>
LP:ARZ37700
・・・ゲイリー・ムーアやカンサスなどをプロデュースしたジェフ・グリックスマンがプロデュースした2nd。そのせいか、音がラウド気味になってハード・ロック色もプラス。ただ、録音はすごくいいし、スネアの音がデカくてカッコイイ。相変わらず泣きメロのパワポが多い。中でも傑作なのは、ストラングラーズばりのごりごりベースと、ちょっとディスコで疾走感のあるリズム、どんどん上昇していくキャッチーなAメロに心奪われるA3「Anna
With Antennae」。これだけは何度もリピートして聴いた。ちなみに、これ書いたのも「Modern
Man」書いたのも、キーボードのJeff Seversonという男。なかなかの才。
- ALAN DAVID 『ALAN DAVID』 ('81) <米EMI>
LP:ST-17050
・・・未開封のカット盤。ジャケにはマイケル・マクドナルド風のヒゲづらの男。Alan Davidというありきたりな名前のこの御方、全然存じ上げません。本人はヴォーカルのみに専念。他はスタジオ・ミュージシャンらしきメンツがバックアップ。プロデュースはBruce Welch。ちょっとCCRを思わす(と言っても「ア〜イワナノォウ♪」て曲しか知らんが)ハスキーな声で、カントリー、AOR、ファンクなどを歌う。どこを切っても'70sアメリカンな音。B5「Angeline」はモロAOR調ですが、コード進行がなかなか心地よい佳曲。
- ALIBI 『FRIENDS』 ('80) <米Magnet/Polydor>
LP:PD-1-6292
・・・クリス・レアがプロデュースしたニッチもの。AOR寄りのポップスで、刺激に乏しい曲がてろてろと続く。ちなみに、これは既に持ってました。ちなみに2枚ともPromotion
Onlyのハンコが押してあるサンプル盤。ま、ニッチでも2回紹介されてましたけどね。
- オルタード・イメージ 『ハッピー・バースデー』
('81) <EPICソニー> LP:25・3P-346
・・・なぜかこれだけ日本盤。最近再結成したらしいオルタード・イメージの1st。スージー&ザ・バンシーズのスティーヴ・セヴリンがプロデュース。スジバンの前座をした繋がりらしい。タイトル曲は才人マーティン・ラシェントのプロデュースで、ハッキリ言って出来が違いすぎてこの曲だけ浮いてる。他の曲は、バンドの力量のなさが判ってツライ。スカスカでハジけた曲もなく、おそらく当時「ハッピー〜」が気に入って、このアルバムを買った人もガッカリしたんじゃなかろかと。今回初めて聴いた僕チンもガッカリですけどね。
- BILLY THORPE 『STIMULATION』 ('81) <米CBS/Pasha>
LP:ARZ37499
・・・オーストラリアのミュージシャン。本人はベースとリズム・ギター、シンセと歌まで担当。なんともニッチな味わいのジャケがカッコイイ。「ロックンロールかなぁ」と思って聴く前はあまり乗り気ではなかったものの、これがなかなかイイ。B面の「Syndrome
D.O.A」はアフリカ音楽の影響が窺える。土着的なコーラスとか、結構深い。他にもスカ調の曲とか意外と幅広い。シンセも味付け程度ですが出てくるし。なおこの人、現在も現役で、オリビア・ニュートン・ジョンのアルバムでデュエットしたりしてます。オリビアもオーストラリアで活躍した人だからですかね。
- BRYAN ADAMS 『BRYAN ADAMS』 ('80) <米A&M>
LP:SP4800
・・・ヒャー。苦手っスよこの人ー。青春アメリカン・ロック・シンガー、ブライアン・アダムス君です。裏ジャケは、Tシャツにジーンズ姿…。栄作ちっくであります。ロッド・スチュワートにも似たハスキーな声。まぁ'80年作だからまだ聴けるけど、おんなじ曲でも'80年代後期あたりの録音だったらキツイだろーな。本人が弾くピアノをフィーチャーしたAOR調のB1「Don't
Ya Say It」が、まぁいいかなという程度。
- CURVES 『CURVES』 ('81) <米Liberty>
LP:LT-1111
・・・これまた知らない5人組。未開封カット盤でした。リード・ヴォーカルはChuck Gefreという人。プロデュースはRichie Wiseとバンドの共同。ゲスト・ミュージシャンも、誰も知ってる名前がない…。サウンドはなんの刺激もないポップス。3連のオールディーズっぽい曲とかあったり。A5「Is
It All Right」なんて、サビの部分がカーペンターズ的というか、小林明子「恋に落ちて」を一緒に歌える感じ。ジャケはニューウェイヴっぽいデザインなんだけどなー。
- DAVE DAVIES 『GLAMOUR』 ('81) <米RCA>
LP:AFL1-4036
・・・キンクスのデイヴ・デイヴィスの2ndソロ。ジャケではオールバックでダンディにキメているデイヴですが、中身はずいぶん重め。特にタイトル曲なんか、甲高いデイヴの声と、ルーズでダルなサウンドが相俟って、ほとんどハード・ロック。全編音のデカいバンド・サウンド。キンクスのようなヒネクレ度はほとんど聴かれず、残念。
- DB COOPER 『DANGEROUS CURVES』
('81) <米Warner Bros.>
LP:BSK3544
・・・Michael Towersを中心とした5人組。ジャケはマリリン・モンローを書いたと思しきイラスト。聴いてみたら、演奏もパワフルだし達者。キャリアのある人達なのかしら。パワーポップ系か。特にB面は粒が揃っていて、B2「Modeling
School」は、チャチャチャっぽいリズムの、本作中では異色の作で、これはモダン・ポップ色が強い。繰り返されるベースのシンプルな下降ラインと、急に半音上に転調して不協和ギリギリなキーボード・ソロを展開する部分が強烈に耳を惹く、本作最大の収穫曲。他もキャッチーなリフの、憶えやすくカッコイイ曲が多い。これはなかなかのオススメ盤。
- DIESEL 『WATTS IN A TANK』 ('81) <米Atco/Regency>
LP:RY19315
・・・鹿取洋子「ゴーイング・バック・トゥ・チャイナ」のオリジナルをやってたのが、このオランダのバンド。本作はニッチでも取り上げられていたアルバムで、メンバーにはプログレ・バンド“カヤック”のメンバーだった太っチョ、ピム・コープマンが在籍(「ゴーイング〜」書いたのもこの人)。シティ・ボーイを更にハードにしたような、分厚いハーモニーが気持ちいいハード・ロック寄りのサウンドで、どこか人懐っこいメロディーが味。ピムはアルバムの半分ほどを書いてますが、他のメンバーの書いた曲もなかなかイイ。で、色々検索したら、ギターのMarc BoonとベースのFrank Papendrechtは、あのリンダ&MOのドラマー、Harm BiegerとHAMMERというバンドを組んでいたということが発覚。これは個人的には大事件で、この辺はちょっと追究していくつもり。
- DIRTY LOOKS 『DIRTY LOOKS』 ('80) <米Stiff/Epic>
LP:NJE36434
・・・ちょい太り気味のメンバー含む3人組。ジャケからは想像がつかないですが、これがなかなかパンキッシュなハード・ポップでイカす。突進するような猛烈な勢いがあってカッコイイ。ドラムがやたらダカダカドコドコでかい音で迫力。どの曲も、どこか斜に構えた不良っぽさを感じる。何曲かは、ミッシェル・ガン・エレファントあたりが好きな人にもオススメしたい。
- DIXIE DREGS 『NIGHT OF THE LIVING DREGS』
('79) <米Capricorn>
LP:CPN216
・・・アメリカのジャズ・ロック・バンド。全編インストです。フュージョンっぽい曲もありますが、ヴァイオリンとかバンジョー(かな?)が入るトラッド風味の展開もある。B面はモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴで、オッフェンバック「天国と地獄」あたりを思わせる2拍子の「The
Bash」での超絶早弾きが凄すぎ。客も反応がハッキリしてて、早弾きだとワーワー盛り上がるものの、普通のフュージョン的な曲だとあんまり盛り上がってないのねん。
- DON BROWN 『COME ON』 ('81) <米First
American> LP:FA7711
・・・これが本作のジャケ。「こりゃベタなロックンロール調かなぁ」と思ったら、いきなりA1「Lucky
Girl」は、シンセとホワイトノイズらしきスネアによるスカスカのテクノ調。メロディーだけ取ればロックンロールなんですけど。で、その後出てくる出てくるイイ曲が。やたら表情豊かで上手いヴォーカルもグー。この人いったい何者?
検索しても全然引っ掛からないし。基本的にはAORなんでしょうけど、とにかくスキのない名盤ですわ。ちょっと参ったよ。A4「You're
My Love」もまたスカスカなシンセ+女性コーラスの、けだるいテクノAOR。いいメロディーだなぁ。プロデュースは、ほとんどの曲をDon
Brownと共作してるNorman Durkee。これまた誰よ。いやまたしかし、かなり好きですコレ。傑作。
- THE ELEVATORS 『FRONTLINE』 ('80) <米Arista>
LP:AB4270
・・・初期スパークスに参加していたアール・マンキーがプロデュースしたニューイングランドの5人組。ジャケもニューウェイヴっぽいし聴く前からワクワク。で、聴いてみると、ムニ〜としたシンセがたまに入ったりするニューウェイビーなパワーポップ。同じアール・マンキーがプロデュースした20/20よりはニューウェイヴ寄りでなかなかイイんですが、決定打的な曲がないのが残念。聴き終わったあとの印象が薄い。惜しい。
- ELLEN SHIPLY 『BREAKING THROUGH THE
ICE AGE』 ('80) <米RCA>
LP:AFL1-3625
・・・ニューヨーク出身の女性シンガー。ホール&オーツの制作スタッフにスカウトされ、H&O人脈がバックで参加。そのわりにはH&Oみたいな凝ったコード進行もない、ポップス寄りのロック。声はよく通るハイトーンですが、「翼の折れたエンジェル」を思わす雰囲気の曲もあるし、どれも凡庸。A5は「ハイウェイ・スター」ですね。
- FLASH AND THE PAN 『FLASH AND THE PAN』
('79) <米Epic/CBS>
LP:JE36018
・・・これは日本盤を持ってるんで、別にいらないんですけどね。ぜひ有頂天「大失敗'85」(『GAN』収録)と、本作収録の「The
African Shuffle」を聴き比べしてほしいものです。
- FUTURE FLIGHT 『FUTURE FLIGHT』
('81) <米Capitol/EMI>
LP:ST-12154
・・・知らないバンド。いきなりジェットストリーム的な、あまりにも典型的なAOR調の曲が出てきて笑ってしまった。でも聴き進めていくうちに、ブラコン〜ソウル風の曲が多くなってくる。完成度はメチャ高。で、なんとプロデュースがLamont Dozier。あの、モータウンの作曲家トリオ“ホーランド・ドジャー・ホーランド”のドジャーさんですよ。あのホール&オーツ「マンイーター」で聴けるあのリズム、もっと言えば本田美奈子「Oneway Generation」のあのリズムですよ。あのリズムの発明者チームのひとりです。本作ではそのリズムの曲はないですが、刺激はないものの好盤ではあります。予想外の収穫。
- G.E.SMITH 『IN THE WORLD』 ('81) <米Mirage/Warner>
LP:WTG16038
・・・'70年代後半から'80年代中期まで、全盛期のホール&オーツのアルバムすべてに参加しているギタリストのソロ・アルバム。ボブ・クリアマウンテンのプロデュースで、クリアで(シャレではない)奥行きのある、'81年録音とは思えないラウドなバンド・サウンド。H&O的な凝ったコード進行の曲はなく、ストレートでパワフル。とは言えB1「Power
Man」とか、憶えやすい曲が多い。他のメンバーも当時のH&Oバンドの人たち。余談ですが、大沢誉志幸「そして僕は、途方に暮れる」のギターも、この人が弾いているらしい。弾いてて「(これってポリスだよなぁ…)」とか思ったりしなかったんだろうか。仕事人。
- GERARD McMAHON & KID LIGHTNING 『BLUE
RUE』 ('81) <米ARC> LP:NJC36986
・・・ヒプノシスっぽい人工処理が目を引くジャケ。ギター、ヴォーカル、キーボード担当のGerard McMahonを中心とした6人組。声はちょっとハスキー。A1「Town
Girls」は、ヴォコーダーも出てくる近未来ポップでなかなかイイ。他もレゲエあり、典型的なアメリカン・ロックありと様々。メロディーはなかなかポップでいい曲が多い。ただ、最初聴いたときは結構好きだったんだけど、何回か聴いてるうちに飽きてしまった。
- GLASS MOON 『GLASS MOON』 ('80) <米Radio
Records> LP:RR2003
・・・マグリットの絵をそのまま使ったジャケ。キーボードのDavid Adamsを中心とした3人組で、ひとりジェフ・リンに似てるのがいる(ヒゲアフロなだけだが)。スーツでキメたメンバー写真からはAOR的な音を想像しましたが、まぁ当たらずも遠からじ。キーボード主体の、ニッチなポップス。取りたててどうこう言うもんでもないです。なぜか、ピーター・ガブリエル「ソルスベリー・ヒル」をカヴァーしています。それが一番イイ、てのもいかがなものか。
- GLASS MOON 『GROWING IN THE DARK』
('82) <米Radio Records>
LP:RR19335
・・・ジャケはまたマグリットの絵。なんの必然性があるんでしょうか。裏ジャケを見ると、メンバーが増えて4人になっております。中身はさらにニッチ度に拍車がかかり、この掴み所のなさが妙味。分厚いハーモニーが増えて、前作よりいい感じ。B3「She was
Magic」は変拍子多用で、ヴォーカルの声質とも相俟ってさながらジェネシスの如し。前作に続いて、今回も1曲カヴァーがありまして、ホリーズ「恋のカルーセル(on a carousel)」を取り上げております。
- HAWKS 『HAWKS』 ('81) <米CBS>
LP:NJC36922
・・・シンコーミュージックのパワポ本にも載っていたバンド。ドラム以外の4人がそれぞれ単独で曲を書いてる。パワポな曲もあるけど、どちらかと言うとビートリッシュなブリティッシュ・ポップ色の方が強い気がして、イイ感じ。ヴォーカルのKirk Kaufmanは、ちょっと声質がコーギスのジェームス・ウォーレンに似ていて、ハモってフワフワした感じになると、ホントそっくり。B1「Need
Your Love」は特にそのフワフワ・ハモリが活かされた、ノリが良く憶えやすいサビメロもイイ、大好きな曲。パワポ・ファン以外にもオススメの好盤。
- IAN GOMM 『WHAT A BLOW』 ('81) <米Stiff/CBS>
LP:JE36433
・・・パブ・ロック界の重鎮、元ブリンズリー・シュウォーツのゴムさんです。これはマーティン・ラシェントがプロデュース(3曲だけゴム本人)、アラン・ウィンスタンレイがエンジニアを務めたアルバム。参加ミュージシャンのクレジットがないので詳細不明ですが、マーティン・ラシェントプロデュースということで、少し「エレポぽいのかも」という期待をしてましたが、さにあらず。どこを切ってもパブ・ロック。サウンド的に冒険もなけりゃ特に印象的な曲もない。悪くもなければアクの強さもない。ま、それがパブ・ロックなのかもね。
- IAN LLOYD 『3WC*〜THIRD WAVE CIVILIZATION』
('79) <米Scotti Brothers>
LP:SB7110
・・・「Brother Louie」という全米No.1ヒットがあるSTORIESというバンドのヴォーカリストだった人。プロデュースはブルース・フェアバーン。声質はハード・ロック風ですが、サウンドは結構ポップ。A1がゲイリー・グリッター作の典型的グリッター・サウンドで、A2が幸宏氏のカヴァーでおなじみ「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」だったりする。本人作の曲は半分もない。ブライアン・アダムスが1曲提供、ギターでも1曲参加。B1「Trouble」はロイ・トーマス・ベイカー、イアン・マクドナルド他4人がプロデュース(なぜ4人も)。ちょっとニュー・ウェイヴっぽい。でも基本的にはヴォーカリストのアルバム、て感じですかね。
- INTERVIEW 『BIG OCEANS』 ('79) <米Virgin> LP:VA13131
・・・ジャケがニューウェイヴっぽい、アートなイラスト。ヴォーカルのJeff Starrsを中心とした5人組。サウンドは、ハーモニーを活かしたポップ・ロックで特に特徴もない。ベースを前面に押し出したサウンドは、妙に簡素で人工的。歌のバックがベースとドラムだけになったりするところも。これはプロデューサーのコリン・サーストンの仕業でしょうか。コリンが意図的に、ニューウェイヴっぽく仕上げちゃった、というところでしょうか。バンドの思惑とは別に。曲自体よりも、簡素なサウンドの方が耳に残る不思議なアルバム。
- HARLEQUIN 『LOVE CRIMES』 ('80) <米CBS>
LP:NFC37536
・・・意味ありげなイラストが気になるジャケ。裏ジャケを見るとさらに深読みしたくなる。イラスト自体はなんとなくヘタですが、デザインは誰?と思ったらヒプノシス。やるのぉ。で、聴いてみたら、音の方は産業ロックっぽいハード・ロックで拍子抜け。A5「HEAVEN(DIAL999)」はポップでなかなかですが、全体的には特にどーってことない音。
- HEAVEN 17 『HEAVEN 17』 ('81) <米Arista>
LP:AL6606
・・・アメリカ編集盤。ジャケのシュリンク上に貼られたステッカーには“THE
DEBUT AMERICAN ALBUM BY ENGLAND'S BAND OF
THE YEAR”と書かれてます。収録曲は、全9曲中1stから6曲、2ndからの2曲に、シングルの「I'm
Your Money」を加えたもの。
- HIGHWAY 『HIGHWAY 1』 ('79) <米RSO>
LP:RS-1-3048
・・・ゲスト・ミュージシャンの中にデヴィッド・フォスターの名前を見つけた時点で、だいたいどんな音か想像つくもんです。案の定キーボードやエレピ、生ピを主体とした爽やかハーモニーの直球AOR。メンバーの顔つきからして新人らしさは皆無で、演奏も手堅くソツがない。耳当たりがいいんだけど残らない曲満載。ニッチでも同名のバンドが紹介されてましたが、たぶんあれとは別でしょうね。同じ5人組ですけど。検索する気もしませんが。
- THE J.GEILS BAND 『FREEZE-FRAME』
('81) <米EMI America>
LP:S00-17062
・・・これは中古のエサ箱でも捨て値でよく見かけるレコ。全体的にニューウェイヴっぽいピコったアレンジが目立つ。でも曲調はオールド・ウェイヴ。まぁキャリアのあるバンドが時代の流れに乗っかって作った音、というところでしょうか。しかし何と言ってもA3「Centerfold」でしょう。ビールのCM(藤木直人が宙を飛んでビール缶つかむやつ)でさんざん流れ、イントロの“ナーナ〜ナナナナー♪”は耳タコです。
- JEF LEFT 『JEF LEFT』 ('81) <米A&M>
LP:SP-12500
・・・5曲入りミニ・アルバム。プロデュースはRon Moss。メンバーはギターとヴォーカルのJed Leftの他にベースのPewee
Hill、ドラムのRobert Williamsの3人のみ。音の方はちょっと古臭い、ニューウェイヴ的パブ・ロックといったところ。検索しても全然引っかからないので情報ないし、5曲だけじゃ食い足りない。何を書けばいいんでしょうか困ります。
- THE JOHNNY AVERAGE BAND 『SOME PEOPLE』
('80) <米Bearsville>
LP:BRK3514
・・・トッド・ラングレンがいたレーベル、Bearsvilleからリリースされた、女1男3の4人組。全曲Nikkiという女性がヴォーカルを担当するわけではなく、バックにまわったり、男とツイン・ヴォーカルだったり、まったく不参加だったり色々です。サウンドはニューウェイヴ色が強いんですが、曲自体がオールドウェイヴ色強いのは残念。ろっけんろーるな曲はちょっとダサいし、あと、収録曲のうち半分ぐらいがレゲエ調の曲で、「またレゲエ?」といいかげん飽きてくる。1曲、ミック・ロンソンがギター・ソロで参加。
- JOHNNY KOONCE 『GOT MY EYE ON YOU』
('83) <米A&M>
LP:SP-6-4936
・・・アル・クーパーがプロデュースした、ギタリスト兼シンガーのアルバム。何曲かはかなりソウルフルな曲で、ロイクーなノリが聴ける。でもそれ以外の曲はメロディーもいまいちだし、何がやりたいんだかよくわからん人です。アル・クーパーも曲を提供してます。
- KAREN LAWRENCE AND THE PINZ 『GIRL'S
NIGHT OUT』 ('81) <米RCA>
LP:AFL1-4006
・・・ヴォーカルのカレン・ローレンスを中心とした4人組。ジャケではお嬢様風にドレスでキメているカレンですが、中身は腹式呼吸的ヴォーカルによるニューウェイヴ・ギター・ロック。サウンドがいくぶん薄っぺらい気がするのと、これと言って決め手となる曲がないのが惜しい。全体的に、日本の“業界ニューウェイヴ”に通じる雰囲気も。
- THE KORGIS 『THE KORGIS』 ('79) <米Rialto>
LP:BSK3349
・・・1st。CDでは持ってるんですが。久々に聴きましたが、あんまりピンと来ない。「If
I Had You」は結構好きだけど、それ以外は2、3曲しかいいのがない。ジャケはバグルズ気取りでイイんだけどねぇ。
- THE KORGIS 『DUMB WAITERS』 ('80) <米Elektra/Asylum>
LP:6E-290
・・・3rd。これもCDで持ってるんですけど。こっちの方が1stより全然好き。シンセの使用頻度も高まっててエレ度高いし、曲もいいのが多い。「Everybody's
Got To Learn Sometime」は涙モノの名曲。「Intimate」のコード進行なんかも「やるなぁ」と思ってしまう。好きだなぁ。
- THE LOOK UK 『THE LOOK UK』 ('81) <米MCA>
LP:MCA-5249
・・・ちょっとモサいルックスの4人組。UK、ってことは他国に同名のバンドがいたんでしょうね(シャイニンオ〜ン♪てのもいた)。ジャケには元々“LOOK”と印刷されていて、その上から“THE
LOOK UK”と書かれたステッカーが貼られてます。この辺、いろいろ面倒なことがあったんでしょう。プロデュースは元べーブ・ルースのギタリスト、アラン・シャックロック。この人もジョー・ボクサーズとかイット・バイツとか色々手掛けてます。で、本作はなんともルックス同様モサいポップばかり。なんだか日本の売れないバンドにもありそうな音。オールディーズっぽい曲展開とか、先が読めるしちょっとダサい。サビで、拍の頭のスネア連打とか、さわやか元気ロックな感じ。苦手っス。
- MARK ANDREWS AND THE GENTS 『BIG BOY』
('80) <米A&M>
LP:SP-4812
・・・昔の横山ノックの、チョロッと出た前髪を更にのばして眉間の方まで持ってったような、強烈な“M字前髪”のMark Andrewsを中心とした5人組。Markの衣装はプレスリー風。他の4人は蝶ネクタイ&スーツで'60sぽい衣装。トット・テイラーが在籍していたアドヴァタイジングというバンドにいたサイモン・ボスウェルのプロデュースで、ノリノリのロックンロール・パワーポップ。「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」のレゲエ調カヴァーも面白い。早口でまくし立てるような「West
One」が最高にノリノリ。
- MARK SAFFAN & THE KEEPERS 『MARK
SAFFAN & THE KEEPERS』 ('81) <米Planet>
LP:P-12
・・・未開封カット盤。リチャード・ペリーのプロデュースによる5人組。メンバー写真見てもそんなに若くもなさそうだし、多少のキャリアはありそうな人たち。サウンドや曲、アレンジからして結構練られてる感じがする。B3のようなR&R調の曲もあるし。傑作はラヴ(アーサー・リーのバンド)で有名な「My Little Red Book」のカヴァー。これ、アーサー・リーが書いた曲だとずっと思ってましたが、バカラック作だったのね。
- MARTIN BRILEY 『ONE NIGHT WITH A STRANGER』
('83) <米Polygram>
LP:810 332-1 M-1
・・・元グリーンスレイドの人で、以前ニッチで紹介されていたアルバムを聴いたことがあります。かなりフィル・コリンズに似た声で、アメリカン・ハード・AORポップ的なサウンド。A3「Put
Your〜」は妖しげな曲調で、ちょっとピーガブ風味。A4「Maybe〜」はポリス「見つめていたい」風。ジャケがシュールですが意味がまったくわからない。
- MIDNIGHT FLYER 『ROCK'N'ROLL PARTY』
('81) <米Swan Song>
LP:SS11002
・・・ソロでもアルバムをリリースしている、“イギリスのジャニス・ジョプリン”と言われた女性ヴォーカリスト、マギー・ベルを中心とした5人組。5曲入りミニ・アルバムで、B面3曲はアルバム『MIDNIGHT
FLYER』収録曲だそう。顔見せダイジェスト盤みたいなもんでしょうか。で、ヴォーカルは甲高い声(ちょっとオバアチャン声)でシャウトしまくり、サウンドは古色蒼然としたギターキュインキュインのハード・ロックで、面白くもなんともない。ブギー・タイプの曲調が多く、'81年にしては前時代的。5曲でもツライですわ。
- NATIVE 『NATIVE』 ('80) <米RCA>
LP:AFL1-3648
・・・全然知らないバンド。ジャケは、海辺で黒人男の体が半分写っているというもの。横の方にはなぜか電気プラグが。で、裏ジャケも森の写真だし、“ロック”な感じがしないので、最悪AOR系かしら、と思ったらレゲエ・バンドでした。イヤーン。レゲエは苦手なんどすぇー。とは言いつつ聞いてみる。泣きのギター・ソロがあったり、盛りあがるときにはヴォーカルがダミ声でシャウトしたり。あと妙な合唱が入ったりと、モロなレゲエではなくなんだか妙なのねん。メンバーにリチャード・シンクレアという人がいるので驚いたがドラム担当。キャラヴァンの人とは別人ですな。
- NATIVE 『IN A STRANGE LAND』
('81) <米RCA> LP:AFL1-3992
・・・前作同様、レゲエを基調とした曲が大半なものの、何曲かはレゲエのレの字も感じさせない曲もあり、前作よりは楽しめる。総じてニッチ・ポップ感が増した印象。でもレコーディングはジャマイカのスタジオみたいだから、やっぱりその辺が好きなんですね。
- NEAL SCHON & JAN HAMMER 『UNTOLD
PASSION』 ('81) <米CBS>
LP:EC37600
・・・裏ジャケは、裸でオーバーオールを着た色黒のギタリストと、ショルダーキーボードを抱えたデコの広い男、二人が笑っている。これだけでイヤな予感。で、聴いてみたら、ハード・ロック+フュージョンてな感じで、双方弾きまくり大会。歌はアルバムの半分程度。本人たちはノリノリかもしんないけど、こっちは冷めて行くばかり。で、調べたらニール・ショーンてのはジャーニーの人で、ヤン・ハマーてのはジェフ・ベックと共演したりした人らしい。うっわ全然興味ね。
- NERVUS REX 『NERVUS REX』 ('78) <米Dreamland>
LP:DL-1-5002
・・・男2人(ギターとドラム)と女2人(ギターとベース)の4人組。女のギターの方は、「DESIRE」時の中森明菜を思わせる、オンザ眉毛のオカッパ頭。ヴォーカル&ギターの男はちょっと太めの体型。女2人は化粧が濃い。ジャケで見るこのルックスから、「ヘタうまニューウェイヴ系か?」と思い期待したものの、聴いてみたらかなり行儀の良いニューウェイヴ・ポップ。ヴォーカルもおとなしめで、シャウトとかはせず。曲調は、ブリティッシュ・ビートというかモッズ系というか、古めかしい感じのが多い。バナナラマよりも早く「ヴィーナス」をカヴァーしてるのが、まぁ救いか。女おかっぱギタリストのLauren Agnelliは、このバンドのあとザ・ワシントン・スクエアズというパンク・バンドに参加した様子。
- NICK GILDER 『ROCK AMERICA』 ('80) <米Casablanca>
LP:NBLP7243
・・・ヤなタイトル。名前は知ってましたが、聴く前は「トム・ぺティみたいな直球アメリカン・ロックだろーな」と思ってましたが、さにあらず。シンセもかなり出てくる、ちょっとカーズあたりに近いニューウェイヴ・ロック。曲もヒット狙いミエミエっぽいわかりやすさを感じるものが多い。特にタイトル曲なんかモロ。でもかなり好き。惜しいのは、B面になると急にテンション低い曲ばかりになるところ。
- PAMELA MOORE 『TAKE A LOOK』 ('80) <米First
American> LP:FA7754
・・・女性歌手。写真の印象からハード・ロック系かと思いましたが、さにあらず。ほとんどの曲を書いてるのがキーボードのKenny Dayという人で、キーボーディストらしいコード・ワークのシティ・ポップ的な曲が大半。「Take
a Look」という曲は、かなりブラコン寄りでファンキーなノリが聴ける。
- PATRICK D.MARTIN 『PATRICK D.MARTIN』
('81) <米I.R.S.> LP:SP70403
・・・I.R.S.からのリリース。曲自体はパンクとパワーポップが混ざったような、初期ニューウェイヴ的な、勢いがあるモノ。そこに、シンセでピコった味付けをしたという典型的な初期テクノポップ。レッド・ノイズ、初期XTCをもうちょっとパワーポップ寄りにした感じかな。かなりテクノってるB1「I
Like 'lectric Motors」が一番カッコイイ。
- THE PLANETS 『THE PLANETS』 ('80) <米Motown>
LP:M7-934R1
・・・デフ・スクールのスティーヴ・リンゼイらによるバンド。モータウンから、英盤とは別のイラスト・ジャケで出た米盤。英盤も持ってるしCDも持ってるんですけどね。でもホントいいアルバム。2nd『スポット』より断然こっちだな。「Mile
High」のサウンドは完璧にエレポ。「Lines」のことはしつこく書いたからもういいですね。ツッチー。
- THE PROOF 『IT'S SAFE』 ('80) <米CBS>
LP:NJZ36546
・・・ジョン・レッキーがプロデュース、ジャケもポップでニューウェイヴっぽいアートワークの4人組。期待して聴いたものの、ちょっとスカされた感じ。サウンドはパワーポップとパンクと'60sあたりを足したような特徴のないモノ。それより全体的に覇気がない感じがイタい。サウンドもそうですが、特にヴォーカルに精細がないと言うか色気がない。「他に歌いたいヤツがいなかったから仕方なくヴォーカルもやってます」的な印象。
- RED RIDER 『DON'T FIGHT IT』 ('80) <米Capitol>
LP:ST-12028
・・・ソロで活動していたTom Cochraneを中心に結成された、黒人のべーシスト含む5人組。サウンドは凡庸なAORロックで、こういう特徴のない音は何も書くことがないので、ホント悩んでしまう。このバンドのファンの人に、一体ドコに惹かれたんですかと訊いてみたい。と思ったら、'80年代の終わりまで長々と活動したらしく、結構な枚数のアルバム(ライヴ、コンピもある)を出してたりして、世の中わからんもんです。プロデューサーのMichael James Jacksonてのもスゴイ名前。
- RENAISSANCE 『CAMERA CAMERA』
('81) <米I.R.S> LP:SP70019
・・・アニー・ハズラムのヴォーカルを中心としたプログレ・バンド。ポップになって、往年のファンから総スカンをくったというアルバム。実は全盛期のアルバムは2枚ほどしか聴いてなく、どちらもピンと来なかったんでこちらに期待してたんですが、あんまり良くないですね。'81年なのでテクノっぽいのかなという期待もあったけどそうでもないし。B1「Okichi-San」は芸者をモチーフに作られたらしく、多少オリエンタルな雰囲気もありますが、総じていまいち。
- THE RINGS 『RHYTHM METHOD』 ('81) <米MCA>
LP:MCA-5264
・・・Michael Bakerを中心としたボストンの4人組。ロックンロールとパワーポップとパンクをごちゃ混ぜにしたような、かっ飛ばすようなカッコイイ曲が続く。スカがあったり、リズム・ボックスを使った実験的な曲があったりと、ノリがいい曲は直球過ぎるところもあるものの、意外と間口は広い。George Osaki(オオサキ?)という人が書いたジャケのイラストが、あまりにも内容と合ってないヒドすぎる出来なので、ぜひご覧いただきたい。
- ROBERT ELLIS ORRALL 『FIXATION』
('81) <米Why-Fi> LP:AFL1-4081
・・・中途半端な出来のジャケのイラストが目を引くアルバム。ワシントンの男性ミュージシャンの1st。カレン・カーターとのデュオでヒットを出したこともあるそうな。で、これがなかなか勢いがあって良く出来たアルバムで、“NW風味の味付けをしたパワーポップ”という感じ。いかにも'80年代初期な音。シンセはピロピロープーと抑揚のない音色が頻出。どの曲もよく出来てて、分厚いハーモニーが入ると後期ユートピアを思い出す。スカ調の「Call the Uh-Oh Squad」が最高。余談ですが、検索したらAMERICAN ULTRA-MINORのページにぶち当たりました。さすがだ。
- RUSSELL MORRIS&THE RUBES 『RUSSELL
MORRIS&THE RUBES』 ('80) <米Mushroom>
LP:L37488
・・・寅さんみたいな帽子をかぶったヴォーカルのRussell Morrisを中心とした5人組。ストレートで元気な、悪く言えばひねりのないロック。ピアノやキーボードも、テンションコードなしでトライアド(Cならドミソ)を力まかせにガンガン弾くような感じ。ちょっと初期の佐野元春っぽい印象もある。
- SCOTT MILK+THE WALLS 『SCOTT MILK+THE
WALLS』 ('80) <米Warner
Bros> LP:BSK3460
・・・ヴォーカルとキーボード担当のScott Milkを中心とした4人組。A1こそ直球のパワーポップ調ロックンロールですが、その後A2・A3とBPM遅めの、ダルでアンニュイでちょっとラテンなシンセのフレーズをメインにした曲が続く。結局B4までノリのいいBPM速めの曲が出てこないので、A1あたりで浮かれてたパワーポップ・ファンは頭抱え込むであろう珍盤。もっとも僕チンはA1・B4以外の曲の方が断然イイと思ったわけで、この“裏切り感”が侮りがたい、いいバンド。
- THE SILENCERS 『ROCK'N'ROLL ENFORCERS』
('80) <米CBS> LP:NJZ-36529
・・・ボブ・クリアマウンテンのプロデュースで、パワーステーションで録音された5人組のアルバム。ピロピロしたオルガンらしきキーボードの音は、ガレージっぽい。'80年という時代のせいか「Modern
Love」なんて曲も。曲そのものは、アルバムタイトルどおりロックンロールを基調としたものが多い。A4「Illegal」はかなりパンキッシュ。アート・オブ・ノイズもやってた「ピーター・ガンのテーマ」をカヴァーしてるけど、これは原曲のイメージどおりで、さすがにカッコイイ出来。
- SNIFF'N'THE TEARS 『THE GAME'S UP』
('80) <米Atlantic>
LP:SD 19272
・・・よく中古で見かけるバンド。これは英盤とはジャケ違いの2nd。ボブ・ディランの影響丸出しの歌い方をするポール・ロバーツ(全曲書いてるのもこの人)を中心とした5人組。プロデュースはスティーヴ・リプソン。サウンドはディラン的ではなく、後期サッド・カフェあたりとも通じる、限りなくポップスに近いAORロック。どれもノッタリしたテンポで、煮え切らない感じのテロテロした曲が続く。退屈。
- SORROWS 『TEENAGE HEARTBREAK』
('80) <米CBS> LP:NJZ36369
・・・ニューヨークのパワーポップ・バンド。元POPPEESのArthur Alexanderを中心とした4人組。60年代ビート・バンド的なサウンドを基調とした、衒いのないストレートなパワーポップが聴ける。2ndの頃のスクイーズやザ・ナックを思わせる曲も。かと思うと、突然プレスリー調の曲があったりしてズルッとなりますが。なお、シェル・タルミーがプロデュースした2ndの方は、「ストレンジ・デイズ」2001年1月号で紹介されていました。
- STATES 『PICTURE ME WITH YOU』
('81) <米Boardwalk>
LP:NB1 33231
・・・かなり元気のいいパワポ系6人組。ヴォーカルはJimmy McDonnellという、ジャケ写を見るかぎり「(俺ってカッコイイだろ)」的なツラ構えの男。元気が良すぎてヴォーカルはシャウトしまくり、音は詰め込み過ぎな感じで疲れる。曲自体は特別引っかかりもなくオーソドックス。高域中域を強調したようなシャカシャカした音質もちょっと気になる。プロデュースはJohn Ryanて人ですが、知らんです。ニッキー・ホプキンスがピアノで参加。
- STEVE GIBBONS BAND 『STREET PARADE』
('80) <米Polydor>
LP:PD-1-6293
・・・これはユニオンのエサ箱で何回か見たことがあるレコ。'60sなロックンロール満載で、はっきり言ってどの曲も古クサ。プレスリーっぽい曲があったり。あと初期チェッカーズとかシャネルズあたりを思い出しました。低い声の「バゥン♪」てコーラス(チェッカルズで言うと高杢の担当)とか、既聴感ある展開ばかり。
- THE STRAND 『THE STRAND』 ('81) <米Warner
Bros> LP:ILPS9594
・・・ジャケは黒地に、蛍光管で書かれたバンド名のみ。地味すぎ。裏ジャケにはバンドのメンバー5人が。長髪もいる。パッと見、ハード・ロック系。その下に目をやると、“PRODUCED
BY JEFFREY PORCARO”の文字が。ゲ、TOTOの人かいな。あんま得意じゃないっす〜。聴いてみたら、なんともお行儀の良いハード・ロックと言うかなんと言うか。A1のタイトルが「Rock
It Tonight」てのもどーなんですか。B5「Can't
Look Back」の、シャッフル・ビートにテンション・コード、ハモって盛り上がるサビ、ギターキュインキュイン♪という、あまりTOTOに詳しくない僕チンでもなんとなくわかるTOTO調。AORロックですかね。ちなみに、このバンドはこれ1枚で解散。
- STRAIGHT LINES 『STRAIGHT LINES』
('80) <米CBS> LP:UE36504
・・・バンクーバーのスタジオ・ミュージシャン5人が結成したバンド。ヴォーカルとギター担当はDavid Sinclairなんて名前ですが、キャラヴァンの人とは同名異人でしょうね。サウンドは、AOR系シティ・ポップス。日本の歌謡曲にも通じる湿っぽさがある。B4「Everybody
wants to be star」はわりとコード的に面白いけど、アルバムとしてはおとなしめ。
- SYLVAIN SYLVAIN 『SYLVAIN SYLVAIN』
('79) <米RCA> LP:AFL1-3475
・・・元ニューヨーク・ドールズのギタリスト。最近は再結成したそうですが。これはニッチでも紹介された1stソロで、だいたい予想通りの、小気味良いロックンロールが目白押し、て感じです。かと思うと、A3「I'm
so sorry」のような、哀愁ビートリッシュ・ポップもあったりして、なかなか手強い。ブギー調の曲は、なぜかBCRフォロワーのケニーあたりを思い出してしまうのは、ニッチに片寄り過ぎか。ちなみにジャケのデザインがKatsuji
Asadaという日本人なのには驚き。あと、写真撮ったのがToshiという名前になってましたが、これはトシ矢嶋氏かな?
- TREVOR RABIN 『FACE TO FACE』
('80) <米Chrysalis>
LP:CHR1221
・・・イエスのトレヴァー・ラビンが、イエス加入前(ラビット解散後)に出した1stソロ。英盤とはジャケ違い。予想どおり、ギターキュインキュインのハード・ロックなんですが、妙に厚ぼったいサウンドといい分厚いコーラスといい、ニッチでよく取り上げられていたRakレーベルとかマイク・チャップマンが手掛けた音あたりに近い感覚。「The Wanderer」と「Always
The Last One」はかなりキャッチーでイイ。「Now」のハイトーンのコーラスは、ジョン・アンダーソンがやってんのかと思ったら、ジョンが参加してるというクレジットはない。トレヴァー本人が意識してやってんのかな。なんだ、当時からイエス好きだったのね。
- VISAGE 『VISAGE』 ('81) <米Polygram>
LP:PX-1-501
・・・1stではありません。「We Move」、「Frequency7」、「Blocks
on Blocks」、「Fade to Grey」、「Tar」の5曲を収録したミニ・アルバムです。「Frequency7」はインスト。どういう意図でリリースされたレコだかよくわかりませんが。まぁでも、すでに持ってるんですけどね。
- VOYAGER 『ACT OF LOVE』 ('80) <米RCA>
LP:AFL1-3632
・・・今回の70枚の中で一番嬉しかったのがこれ。「ハーフウェイ・ホテル」の一発ヒットで、ニッチ界でも有名になったバンド。同名曲が入った1stより、個人的にはこっちの方が好き。ポール・フレンチのピアノをフィーチャーしたAORポップなんですけど、イイ曲揃い。ちょっとザ・プレジデント(オランダのAORバンド)あたりを思わせる雰囲気も。A1とA2が特に好き。いかにもヒプノシス、といったジャケも良い。ちょっと10cc『びっくり電話』っぽいけどね。
- WILLIE NILE 『GOLDEN DOWN』 ('81) <米Arista>
LP:AB4284
・・・ニューヨークのストリート・ロッカーだそう。ちょっとルー・リードあたりの影響もあるんでしょうか。なんとなく枯れた味わいのある音。スネアの音がやたらデカくて、個人的には好きな音なんですが、曲自体には合ってないかも。ベースを弾いてるのはパティ・スミスの旦那だったフレッド・スミス。
- ZINC 『STREET LEVEL』 ('82) <米Jive/Arista>
LP:VA33002
・・・イタリアのプロデューサー・チーム、Jacques Frsd Petrus&Mauro Maravasiによるファンク・プロジェクト。この2人は'80年代に結構な数のディスコ系レコを手掛けたらしい。イタリアで音源を制作し、ニューヨークで歌入れするという手法を取ってたらしいですが、これもそのひとつかも。全7曲、どれもシンセ・ファンク…というよりは、なんというか、キーボード・ファンクと言ったところでしょうか。全体的に、どこかアッサリしている感じ。A3なんかアース&ウインド&ファイアーの「ジュピター」みたい。
- V.A. 『SHARP CUTS』 ('81) <米Planet>
LP:P-6
・・・当時の若手パワーポップ、ニューウェイヴ系バンドを集めたコンピ。知ってる名前はThe db's、The Alleycatsぐらい。若さはじける勢いのいいパワーポップもあれば、妙におとなしくて「他にいい曲なかったの?」と思うようなバンドも。The
FastとPeter Daytonは、両方ともリック・オケイセックがプロデュース。The KnowというバンドのGary Valentineは元ブロンディ(1stのみに参加)。イイなぁと思ったのは、ラストのSuburban Lawnsというバンドの「Unable」で、Su Tissueという女の子が、幼い声で変拍子の素っ頓狂なメロディを歌う。これはカワイくて妙に耳に残ります。
第103回
<05/08/04> (土)
yahoo!オークションにて落札したブツが到着。すべて競争相手ゼロ。
- ヒカシュー 『人間の顔』 ('88) <クラウン> CD:RWD-8
\1,000(送料込み)
・・・小林克也氏のレーベル“紅白”からリリースされた、'88年久々の復帰作。いわゆるヒカシューらしさ満載のヒネクレ演劇調アヴァン・ポップなんですが、その後のバップ時代の2作などに比べると、ちょっとパワー不足な気もする。野本氏がまだあんまり曲書いてないからかな。でも「ゾウアザラシ」の怪しげなシンセとか、海琳氏がシャウトするハード・ロック調の「でたらめな指」あたりは快調ですが。でもまぁ、この時期のメンバーのうち、既にお2人がお亡くなりになっているんですよね…。
- リマール 『ラヴ・イズ・ブラインド〜愛の行方』
('92) <ジムコ> CD:JICM-89152
\1,500(送料込み)
・・・本国イギリスにおいては発売されず、日本とドイツでのみリリースされた3rdソロ。しかも現時点でこれ以降ソロ作が出てないというのが悲しい。軽め&薄めの打ち込みをバックにAORっぽい曲を歌う。これといって引っ掛かる曲もない。1曲、「レッツ・ゲット・トゥゲザー・アゲイン」というアン・ダッドリーとの共作が入ってますが、まぁお仕事的な曲。ちょっとヨーロッパ的アンニュイさ&転調多用なところがアンさんっぽくはあるものの。それはともかく、「君はTOO
SHY'93」なんてのが1曲目に入ってるから何とも。ちょっとグラインド・ビート的横のりアレンジ。簡素。「これ入れなきゃリリースしてやんない」とでも言われたのか。悲。この人のヴォーカル自体は大好きなので応援はしたいんだが。
- LIMAHL 『BEST OF LIMAHL』 ('99) <英Brilliant>
CD:BT33013 \1,500(送料込み)
・・・Brilliantというレーベルからリリースされた謎なCD。“ベスト”とあり、ジャケのリマールも、カジャグーグー当時かソロ開始当時の髪型の写真。しかし中身はすべて代表曲の再録音ばかり。ソロは1stから↑の『ラヴ・イズ・ブラインド』収録曲まで、満遍なく。カジャグーグーの曲は、どういうわけかリマール脱退後の「The Lions Mouth」他、カジャ名義の3rdの曲までやってるというアリサマ。女性コーラスを配したりしてますが、リズムは打ち込み多用で凡庸。しかも、“ライヴのリハーサル・テープをCDにしちゃったんですか”というぐらいの歌声の覇気のなさ。同内容のCDは、他のレーベルからもタイトルを変えて再リリースされたりしている模様で、混乱の極致。この辺、どういう意図があったのか、誰か本人に直接訊いてくれ。
-
<05/10/04> (月)
またyahoo!オークションにて落札したブツが到着。競争相手ゼロ。というか、即決の品だったので。送料は2枚で\240。沖縄の方でした。
- TAKUMI 「“Mein Schatz”/心の叫び」
('83) 7" \500
・・・「テクノのススメ」にも載っていた、プロモ用サンプル盤。これって、レーベンブロイのCM曲だったんですね。B面は「マイロン」ですが、これはCMで使われたのは憶えてます。それで知って気に入ったので貸レコード屋でアルバム借りたので。たしか車のCMじゃなかったっけ?
サロン・ミュージックもやってたやつ。サビの“ババババババババ♪”てのにゃビックリしたもんです。当時は。
- 藤 真利子 「アブラカダブラ〜天使と魔法」
('83) <テイチク> 7":CE-35
\500
・・・1枚だけじゃなんなので、そんなに欲しくもなかったけどもう1枚落札。細野さん作曲のアラビック歌謡。このテはお手のものなんでしょうね。デュエットで男性が歌っておりますが、クレジットがない。調べたら、どうやら松尾清憲氏のようです。B面「うわきなパラダイス急行」は、セルジュ・ゲンズブールのカヴァー。両面ともにアレンジは白井良明氏。う〜ん、白井氏がどうってわけじゃないけど、細野さんにアレンジしてほしかった。
<05/11/04> (火)
仕事の前にお茶の水の病院へ。終わったら、今日はお茶の水徘徊はせず。と言うのも、池袋のP'PARCOでWAVE主催のレコード&CDセールがあるというので、ちょっくらのぞきに。11時開店だというのに、開店5分前ですでに20人ほどの行列。平日なのに、コワ。でも、あんまり期待してたほどでもなかったか。時間もあんまりなかったし、丹念に漁れなかった。
- VELVETEEN 『AFTER HOURS』 ('83) <米Atlantic>
LP:7 80119-1-Y \105
・・・ジャケはサングラスで舘ひろし風にキメた男と、ちょっとキツめのメイクをした女性のモノクロ写真。男女二人組というと、「チープなエレポかも」という予感が走るので、とりあえず裏ジャケのクレジットをチェック。'83年産。フ。当たりかも…。んで、ふと目に入ったのは、“IAN NORTH : LINN DRUMS”というクレジット。イアン・ノース? ミルクン・クッキーズの? しかもリンドラム? 思わずププッと笑ってしまったものの、これは面白そう、と他はチェックせず即買い。で、家帰ってジックリとクレジットを見たら、ひっくり返りました。Velveteenのメンバーは、Lisa Burnsという女性ヴォーカルと、Sal Maidaというべーシスト。…サル・メイダ? げ。これまたミルクン・クッキーズの人じゃないですか。ジェットやスパークス、ロキシーにも参加していたという。ジャケのグラサンキメ男はサルさんだったのね。で、まだありました。2曲でCo-ProduceとMixでクレジットされているのがJustin Strauss。ジャスティン・シュトラウス? うげげ。これまたミルクン・クッキーズのヴォーカルだった人じゃないですかー。なんと、'83年にもなってミルクン・クッキーズのメンバーのうち、ドラマーを除いた3人が再結集しております。音の方は、歯切れの良いギターとリンドラムを前面に押し出したエレポ。曲自体はあまりヒネリのないポップ・ロック調ですが、なかなか悪くない。6曲入りのミニ・アルバムなのが惜しい。鈴木祐さん、見てますか?
- LAVENDER HILL MOB 『LAVENDER HILL MOB』
('77) <米United Artists>
LP:UA-LA-719G \294
・・・ニッチもの。以前、“ニッチ蒐集家”である竹下さんに聴かせてもらって以来、ずっと気になってた6人編成のバンド。パイロット色が濃いビートリッシュなハーモニー・ポップ。特に、ブライアン・プロズロー「Fly Now」(名曲!!)を思わすブンチャ、ブンチャ♪なリズムの「Head
Over Heels」が超名曲。ブンニョブンニョ鳴ってるシンセ・ベースがまた味。シンべはアルバム全編で多用されてます。まぁいいアルバムなんだけど、「なんでこんなに安いのかな」と思ったら、まぁカット盤でもあるんですが、結構な長さのキズが…。A3・4は「ボツッ」「ボツッ」と鳴ってマトモに聴けないのであります。
- デペッシュ・モード 「エヴリシング・カウンツ」
('83) <ワーナーパイオニア>
7":P-1799 \315
・・・ありそうで意外とみかけないデペッシュの日本盤シングル。A面はアルバム・ヴァージョンと同じ。B面「ワーク・ハード」はアルバム未収録曲。タイトルどおり、労働歌みたいな雰囲気のメタリック・エレポ。
- 二ッツァー・エブ 「レット・ユア・ボディ・ラーン」
('87) <アルファ>
7":ALDJ-102
\315
・・・DJ用サンプル7インチ。正規に発売されたのかは不明。両面とも『ザット・トータル・エイジ』収録曲。A面は、今聴くとDAFよりもソフト・バレエに近いかも。B面「マーダラス」はシンべと生(っぽい)ドラムとメタリック・パーカッションで、A面にさらにDAF寄り。カックイイ。
- アイスハウス 「テイキング・ザ・タウン」
('84) <東芝EMI>
7":WWS-17504
\315
・・・こんな日本盤が出てたとは。ジャケはデザイン的に全然工夫のない、写真2枚を載せただけのもの。“来日記念シングル”と書いてありますが、来日なんてしてたんですね。アルバム『サイドウォーク』からのシングルカット、ということですが、そのアルバム持ってるけど記憶にない曲ですわ。やたら元気がよくノリノリなバンド・サウンド。ベースとスネアの音がデカい。B面「サイドウォーク」は、シンプル・マインズがスタジアム・バンド化していったあたりの音と似た感じ。嫌いじゃないんだけど個性に乏しい。
- フィクス 「サンシャイン・イン・ザ・シェイド」
('85) <ワーナーパイオニア>
7":P-1933 \315
・・・名曲「アーウィ・アーウィ」に続いてリリースされたシングル。短い曲で、ちょっと「アーウィ〜」にも似た、いわゆるフィクス節で比較すると印象は薄い。B面「クエスチョン」の方がいいと思うんだけど。
- ワン・チャン 「レッツ・ゴー!(EDIT)」
('87) <ワーナーパイオニア> 7":P-2219
\294
・・・『モザイク』収録曲の、シングル用エディット。ライヴでの定番曲にしよう、とでも言いたげな雰囲気の、盛り上がりそうな曲。反してB面「ビトレイヤル」は妖しげな雰囲気漂うバラード。サウンド的にはこっちの方が好きだな。
- G.I.オレンジ 「ハニーウッド」
('85) <CBSソニー> 7":07SP925
\294
・・・ウ〜ランララ♪というコーラスが、ちょっとコックニー・レベルあたりを想わせる、懐かしい感じの曲調。軽くて憶えやすい。わりと好きです。B面「ウィンター・ワンダーランド」はクリスマス・ソング。曲展開が先に読めちゃうのが悲しい。これ、両方ともメンバーの誰かが作ったみたいですけど、妙に古臭い感じのメロディー書くのね…。若いのに…。
<05/12/04> (水)
またyahoo!オークションにて落札したブツが到着。競争相手ゼロ。ていうか、これまた即決でした。
- A FLOCK OF SEAGULLS 『DREAM COME TRUE』
('86) <米Jive/Arista>
LP:JL8-8411 \700(+送料\610)
・・・先日、VH-1にてオリジナル・メンバー4人で再結成していたシーガルズ。本作は、とんぼメガネのギタリストが抜けちゃって3人になっちゃってます。たしか4作目。全体的にはかなりエレポ度が高く、好きです。まぁたしかになんとなく垢抜けない田舎っぽさは漂ってますが。シングルにもなった「Who's
That Girl」のフェアライトびしばしな音とか(アルバム全曲でフェアライト多用)、思いっきりチャイニーズなメロディの「Heartbeat
Like a Drum」とか、かなり好き。ジャケは、ビデオのキャプチャ画像で全然お金かかってないのは悲しい。現在はマイク・スコア以外全員新メンバーによるシーガルズで活動中。マイクは太ってハゲちゃって、声もダミ声になっちゃったけどね。
<05/13/04> (木)
またまたyahoo!オークションにて落札したブツが到着。競争相手ゼロ。
- アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン 『2×4』
('84/'93) <メルダック> CD:MECR-25032
\1,500(+送料\200)
・・・元々はROIRというレーベルからカセットで出ていた初期ライヴ音源集。'80年から'83年にかけてのベルギー、ベルリン、ハンブルグ、アムステルダムでのライヴからの抜粋、全8曲38分。「ブート並みの音質なんだろーな」と思ってたけど、全然ダイジョブ。音質的には問題ナシ。ガンゴンガンゴンガリガリガリガリギュイーン♪とやってます。特に「Sehnsucht(Nie
Mehr)」('83,ベルリン)あたりが強烈。でもまぁ、正直映像で見たいところですが。
<05/17/04> (月)
Cyborg'80sのZunbaさんから、サンプル盤が届く。一応メンバーだということを忘れないでいてくれたようで一安心。
- サイボーグ'80s 『ロックンロール・フォー・マン・マシーン〜機械人間の逆襲〜』
('04) <スーパースィープ>
CD:SRIN-1010
・・・待望の2nd。いつのまにか作ってたんですね。ジャケは前作以上にフザけてますが、反して内容は多少シリアスな印象。サウンド的にはZunbaさんらしい“ど”テクノなんですが。いいなぁと思ったのは、「トーキョータワー」と「シンガーソング」。この2曲の、ちょっとファンク的な匂いは、細野さんからの影響が窺えて興味深い点であります。本人がどれほど意識的にやってるか、またはまったく意識しないでやってるかは謎ですが。この辺、ちょっと追究していってほしい路線であります。
<05/18/04> (火)
Amazonから、だいぶ前に予約していたブツがようやく到着。
- ALAN REPLICA 『CLOCKWORKS, JULIET』
('03) <Ninth-Wave> CD:NW10027-2
\2,164
・・・NASAでおなじみ、Ninth-Waveからのリリース。山根さんのオススメで購入。作詞作曲から録音、ミックス、エンジニアとすべてAlan
Replicaオンリー。一人ユニットなんでしょうか。サウンドは、厚ぼったいシンセのエレポで、ギャリマンあたりの影響が濃い。ヴォーカルはさすがにギャリマンの粘っこさには遠いですが、メロディーラインやシンセのフレーズ作りにかなりの影響が窺える。「Dreams,Inc.」はギャリマン近作に多いブレイク・ビーツそのままで笑った。あと「Intrusion」は、モロに「Everyday
I Die」やんけ。
第102回
<05/03/04> (月)
ゴールデンウィーク3日目。今日は、TTC仲間である山根さん&針井さんとレコハン。山根さんは、他に 用 事 があって大阪から遠征に来ていたのです。
まず、朝10時半に東上線の朝霞台駅で、山根さんと待ち合わせ。山根さんと会うのは、去年のWIRE03以来。針井さんとは淵野辺で12時半に待ち合わせ。小雨がパラつく中、駅前の鹿沼公園を抜けて、「ディスクユニオン淵野辺店」に到着。店内で針井さんと遭遇。だいぶ前に下北でDJやったときに会って以来、久々の再会でした。
- THE FUN BOY THREE WITH BANANARAMA 「T'AINT
WHAT YOU DO....(EXTENDED VERSION)」 ('82) <英Chrysalis>
12":CHS 12 2570 \420
・・・元々はファン・ボーイ・スリーのシングルとしてリリースされた曲の12インチ。でもジャケにはバナナラマ含め6人で写っています。A面はかなり長いエクステンデッド・ヴァージョン。B面「THE
FUNRAMA THEME」も一応バナナラマ参加曲で、A面同様エスニックなインストに、エコーがかかったダブっぽいヴォーカルが絡むというもの。
- THE CASSANDRA COMPLEX 「MOSCOW
IDAHO」 ('85) <英Complex>
12":COME2T \105
・・・インダストリアル〜ボディ系。このバンドには毎回ガッカリさせられるものの、つい買ってしまう。けど今回もハズレでした。これは3曲入り12インチで、A1のタイトル曲はジグジグ風、A2「Beyond Belief」は、シーケンスにテープらしき演説ヴォイスが絡む曲、B面「David
Venus」はハードなスーサイドといった感じ。中盤の、キーボードをムチャクチャに弾いたソロ(?)で隙間を埋めているという、素人以下のやり方が不快。大して練らないでとにかく録音しちゃうんだろーな。ミックスで遊べばいいのに。センスが欠けてるよ。
- BODENSTANDIG 2000 『MAXI GERMAN RAVE
BLAST HITS 3』 ('99) <英Rephlex>
CD:CAT068CD \504
・・・レイヴもののコンピではありません。REPHLEXからリリースされた謎のユニット。曲名も歌詞も、ほとんどドイツ語。ファミコンのゲーム・ミュージックみたいな、チープなエレクトロ音楽が多い。曲によっては宅録なのか、音が中央に寄ってて割れてたりする。「Saureschnauze」では、テクノをヒューマン・ビート・ボックスでやってます。アシッド音まで口でやっててかなりバカバカしい。笑える。ポップなのは「Ruxack
2000」かな。全体的に、いい意味で素人臭が濃厚。
このあと、駅前の「ジョナサン」で昼飯。お2人にCD-RやDVD-Rをもらう。ありがたや。食ったあと、淵野辺を出て町田駅へ。まず、「ディスクユニオン町田店」へ。“縮小した”という噂を聞いてから、全然来てなかったのでかなり久々。たしかにかなり縮小していた。さびし。
- トッド・ラングレン 『ライアーズ』 ('04) <クラウン> CD:CRCL-7717
\2,599
・・・久々の新作。相変わらず全部ひとりで打ち込みしてます。のっけからいきなりトランス・テクノ調で驚くものの、メロディーはトッドらしくて一安心。「スウィート」はソウル調でステキ。好きなのは、泣きメロの「ワンダリング」と、ピンキーとキラーズ「恋の季節」に似た(ライナーにも書かれてる)「ソウル・ブラザー」かな。曲そのものはいいんですけど、サウンド面では食い足りなさが残る。まぁ古参ファンはほとんど同じ意見でしょうけどね。なんだか打ち込みの“洗練されなさ”度合いが、ちょっと『ジ・インディヴィジュアリスト』に戻っちゃった気がしますな。だからってライナー書いてる人みたいに「ギターソロがあります」「ギターソロが」「ギターソロが」って聴き方も、なんだかみっともないけどね。ギターソロが聴ければそれでいいんか?と思っちまう。…とは言え、自分も平沢某がギター弾くと「おぉ」とか思うけど。
- フェネス 『ヴェニス』 ('04) <TOUCH> CD:DNCD014
\2,520
・・・デビシルのアルバムに参加したことで、いまやエレクトロニカ界一、注目を集める人になってしまった感のあるクリスチャン・フェネスの新作。そのデビシルも1曲、「Transit」でヴォーカルで参加。かなりON気味のヴォーカルで、いきなり耳元にヌッと出てくる声に驚く。『ブレミッシュ』が気に入った人は買い。前作『ENDLESS
SUMMER』に比べてノイズ度が増した気がしますが、ジャケと妙に合ってて、映像的なサウンドは好き。「The
Other Face」の後半で、サンプリングらしき「ラ〜♪」という声が聞こえるトコは感動モノ。他、ギターをフィーチャーした、ほとんどシューゲ+チルな「The
Stone of Impermanence」など聴き所多し。
- LUOMO 『ザ・プレゼント・ラヴァー』 ('03) <BMGファンハウス>
CD:BVCP-21330 \2,548
・・・VLADISLAV DELAYの別ユニットで、こちらではエレクトロニカ系の音ではなく、ゲスト・ヴォーカルを迎えて歌ものハウスをやっております。フワフワしたヴォーカルで、わりとポップ。とても『ANIMA』を作った人とは思えん。ただ、黒人のハウスのような、ぶっとくファンキーなハウスとはちょっと違うので、その辺ものたりなく感じる部分もありますが。それと、全編似たようなテイストなので、もちょっと曲ごとの変化が欲しい。
- アイスハウス 『ザ・ベルリン・テープス』 ('97) <フォーライフ>
CD:FLCP-1002 \735
・・・このタイトルだとデモトラック集に思えるかもしれませんが、本作はカヴァー曲集。ボウイからヴェルヴェット、ルー・リード、ジョン・レノンなどの大物系もありますが、ほとんど同時代に活動していたイギリスのバンドがメイン。XTC、シンプル・マインズ、イーノ、ロキシー、PIL、トーキング・ヘッズなどなど。ほとんどピアノと生ドラム、チェロなどによるアコースティックなバンド・アレンジですが、ヒューマン・リーグ「ビーイング・ボイルド」は原曲に近いシンセ音なども出てくる打ち込み。出来がいいのはキリング・ジョークの「ラヴ・ライク・ブラッド」で、アコースティックでやるとメロディーの良さが引き立つ好例。なお、解説は旧友の高橋幸宏氏。幸宏氏の曲はカヴァーしてくれなかったのね(悲)。
- クルート 『エクスクルーデッド』 ('92) <アルファ> CD:ALCB-654
\252
・・・Claus Larsenという男のひとりユニット。帯には“ドイツのミニストリー”と書かれてますが、ライナーの小野島大氏によると、正確には“デンマークのミニストリー”だそうです。ま、とにかくミニストリー・フォロワー丸だしな音で、『トゥイッチ』あたりの音を更にストレートにハードにした感じ。全編休みなく前へ前へ突進していくような過激さ。全曲Clausの作曲、アレンジ、プロデュース、ミックスと全部ひとりでやってます。しかし、「Tequila
Slammer」て曲は、ラテンのスタンダードの、CMとかでもよく聴く「テキーラ!」と同じメロディーじゃないですか。これでも本人作?
なお、本作はアルファ・レコードからの日本盤。アルファって、Zoth Ommogレーベルなんかのアルバムも出してたんですね…無謀だ…。
- CURSOR MINER 『EXPLOSIVE PIECE OF MIND』 ('04) <英Lo Recordings>
CD:LCD29 \525
・・・CUT-OFF PRICE \500の新品デッドストックCD。なんとなくエレクラ〜テクノ・リヴィヴァル系な匂いがしたので購入。インストは、マウス・オン・マーズあたりの影響が濃い、ガチャガチャとせわしない、例のあの感じ。マシン・ヴォイスをフィーチャーしたエレクトロな曲もある。歌モノになると、ストリングス・シンセとかの音がギャリマンぽかったりして思わずニンマリ。「U want to
want」がベスト・トラック。歌声は、ベックにかなり似たふてくされ系。
- 石野 卓球 『TITLE #1』 ('04) <キューンソニー>
CD:KSCL 674 \2,100
・・・ちょっと買うの遅れましたが、とりあえず1枚目を。個人的には『KARAOKE
JACK』の路線をもうちょっと続けて欲しかった気がしますが、新作は4つ打ち系。アルバム・タイトルは素っ気ないものの、中身はやっぱりイイのでひと安心。沖縄の「エイサー」をテクノ化したという「TBeisa」は、3拍子と4拍子が入り混じる踊りにくさがニクい。ほぶらきんをサンプリングした「Go Sun」は、サンプリングの部分は最高にフザけてるものの、トラック自体は真剣にカッコイイ。
続いて、「オスカーレコード(1号店)」へ。ちなみに、2号店の方はつぶれてしまったそうな。けっこう掘り出し物に出会えた穴場だったのに。残念。今回買った4枚のシングルは、足元にあってなかなか気付かなかった“テクノポップ”のコーナーで見つけたもの。
- BUGGLES 「ADVENTURES IN MODERN RECORDING」 ('82) <英Carrere>
7":CAR222 \840
・・・英盤7インチ。A面は、アルバム・ヴァージョンとまったく同じ。CDにボーナス・トラックとして追加収録されたB面「BLUE
NYLON」は、A面よりテクノ・ポップ色が濃い。それにしても、どうもこのサウンド既聴感あるなぁと思ったら、越美晴「シュガー・ミー」(『チュチュ』収録)になんとなく似てるのよね。
- ストラングラーズ 「ウォーク・オン・バイ」 ('78) <キング> 7":CM-169
\1,575
・・・アルバム未収録のシングルで、ハル・デヴィッドとバート・バカラック作のカヴァー。元々'64年にディオンヌ・ワーウィックが歌ってヒットさせた曲だとか。ちょっと泣きの入ったサビがキャッチーですごくいい曲。でもサウンドはストラングラーズまんまのごりごりベースで最高。B面は45rpmながら2曲入りで、B1「奇妙な老人」は、ウエスタン〜ロカビリー調。B2「タンク」は、アルバム『ブラック・アンド・ホワイト』冒頭を飾る曲。で、このシングル、ジャケも『ブラック〜』と同じ。…と言いたいところですが、なぜかヒュー・コーンウェルの顔のところにディオンヌ・ワーウィックの顔が貼りつけてある。前の所有者が勝手に貼り付けたものかと思ってよく見たら、元々そうみたい。ビックラ。
- ベルリン 「ノー・モア・ワーズ」 ('84) <フォノグラム>
7":7PP-132 \210
・・・アルバム『ラヴ・ライフ』からのシングル・カット。イントロはかなりテクノしてて期待させるものの、歌に入ると一気に凡庸になりガッカリ。B面「ルーモア・オブ・ラヴ」は、テリー・ナンはコーラスにまわり、男がメインで歌う曲。こっちの方も凡庸なポップ・ソング。プロデュースは、A面はジョルジオ・モロダーとリッチー・ジットー。B面はマイク・ハウレット。プロデューサーはいいんだが…。
- クラウス・ノミ 「愛の記念に〜コールド・ソング」 ('84) <ビクター> 7":VIPX-1798
\840
・・・『スネークマン・ショー』でおなじみの曲ですが、フランス映画「愛の記念に」のテーマとして、'84年になってリリースされたシングル。ジャケも主演の女の子の写真。この映画、だいぶ昔にテレビでやってたので一応見ましたが、退屈な映画だったという記憶だけで内容はほとんど憶えてません。B面「キーズ・オブ・ライフ」は『オペラ・ロック』収録曲。ちなみにこのシングル、解説は
お す ぎ 。おすぎとクラウス・ノミ。う〜む…。
続いて、「スーパーブックオフ町田中央通り店」へ。レシート見て気付いたんですが、ココ“スーパーブックオフ”なんていう店名なのね。たしかに“スーパー”の名にふさわしい広さ。だだっ広いとも言えるが。一日いても平気なCDの量。きりがないわね。
- a〜ha 『遥かなる空と大地』 ('00) <ワーナーミュージックジャパン>
CD:WPCR-10688 \550
・・・再結成第1弾。さすがに往年のエレポな音は望むべくもない、アコースティックでマッタリしたサウンドです。メロディーがいいのは「太陽が消えた日」と、ちょっと打ち込み頻度高い「アイ・ウォント・フォゲット・ハー」かな。CDエクストラ仕様で、シングル「サマー・ムーヴド・オン」のPVが見れます。PV自体は特にどーってことないけど、このドラマチックな曲がシングルって、ちょっと違うんじゃないの?とも思う。
- EMBRYO 『AFRICA』 ('92) <伊Materiali Sonori>
CD:MASO CD 90022 \750
・・・一応ジャーマン・ロック系として捉えられるバンド。アモン・デュールUとも関わりがあり、メンバーが重複してた時期もあります。で、これは'85年にナイジェリア、ラゴスで録音されたアルバム。現地のYoruba
Dun Dun Orchesterらとの共演。1stと2ndしか聴いたことがないので何をか言わんやですが、これは完全に民族音楽。アフリカン・パーカッションがメインで、初期のジャズ・ロックぽい感じは「Wole
Alade」ぐらいでしか聴かれない。本作の感じをニューウェイヴ世代にわかりやすく説明すると、マルコム・マクラレン『Duck Rock』の「Obatala」「Legba」とかに近い感じ。全編あんな。特に「Dun
Dun Mix」とか。まぁ嫌いじゃないですけどね。ついノッてしまうし。それよかジャケのヘタ絵をどうにかしれ。
続いて、線路を超えて「レコードハウス PAM」へ。ここの店員のオッサンは、以前「レコードマップ」にも載ったことのある人。ただ、“バランスウォッシャー講座”を聞かされる場合があるので、非常にうっとおしい。ただ今日は、すでに先客がいて、そのオッサン店員と、ビートルズのレコードを洗浄するだのなんだのと、色々と談義していたのでこっちには周ってこなかった。助かった。
- PSYCHIC TV 『LIVE IN TOKYO』 ('86) <英Temple> LP:TOPY015
\1,000
・・・5000枚限定のライヴ盤で、来日公演を収録したもの。ヴォイス・コラージュから入って、多少期待するものの、出てくる曲は普通のロック・バンドっぽい曲。衒いのないポップなメロディーを、ジェネPが「イェー♪」と歌う。「トキヨー♪」とか「ジャパンボーイジャパンガール♪」とか歌ったりして。ファンサービスかい(客はあまり盛り上がってない)。B面になり、イメージ通りの暗いノイズっぽい曲も出てきますが、これさえもファンサービスっぽく思えてしまう。
- a;GRUMH... 『BLACK VINYL UNDER COVER』 ('87) <ベルギーA Play It Again
Sam> LP:bias72 \800
・・・以前にも紹介したことのある、ボディ〜インダストリアル系の2人組。ボディ系のわりには歌モノはメロディーもしっかりしてて、わりとポップだったりする。合間合間に実験的でミニマルなインストなどを挟む構成。ビートルズ「Yesterday」のカヴァーは、つぶやきと轟音だけで16秒で終了。正直言うと歌モノの方がもっと聴きたい。インストいらね。聴き終えた後の感想は、なんだか物足りね〜て感じ。
- KAS PRODUCT 『TRY OUT』 ('82) <英RCA> LP:RCALP3102
\600
・・・フランスの男女二人組。リズムボックス使用の、ザラついた感じのテクノ。ニューウェイヴ時代で言うところのオルタナというか、インダストリアルな音です。ピコピコはしてません。女性Voの方はずいぶん声を張り上げたりして熱気ムンムンで歌ってたりするんですが、どうも暗いです。曲自体も、あまり印象に残るのがないのが惜しい。嫌いなサウンドではないんですが。このユニットのアルバムは他に2枚聴きましたけど、だいたいどれも一緒の感想ですなぁ。
- IDEAL 『IDEAL』 ('80) <独WEA> LP:WEA
K 58716 \1,000
・・・フンぺ・フンぺ姉妹のお姉さんの方、Annetteがヴォーカルを担当していた4人組の1st。ほとんどの曲の作詞作曲を、Annetteが手掛けている(バンドとの共作もアリ)。基本的にはUKパンクの影響が強い音(歌詞はドイツ語)なんですが、そこにブリープ音みたいな、ピーパーポーといった感じの無機質なシンセ音が加わり、妙なニュー・ウェイヴっぽさも出ていてイカしてます。曲もポップで、演奏もハギレが良くカッコイイ。妹のIngaのバンド、NEON BABIESでも取り上げていた「Blaue Augen」は、こっちでもやってます。
- THE CUBAN HEELS 『WORK OUR WAY TO HEAVEN』 ('81) <英Virgin> LP:V2210
\800
・・・知らないバンドですが、裏ジャケを見たら“Produced
by John Leckie”(全11曲中7曲担当)とあったので、購入。'81年Virgin作だし、XTCっぽかったりするのかな〜と。で、聴いて見たら、いきなりビッグ・カントリーみたいな、ドスンバタンとデカい音のスネア。スティーヴ・リリーホワイトみたい。曲は、ちょっとエコバニあたりを思わす感じのバンド・サウンド。ヴォーカルはニューロマ調というか、語尾裏返り系。B5「My
Colours Fly」のギターは、ちょっと初期XTCっぽくもあるかな。それにしても、ジャケがヒドすぎ。アルファが一時期乱発してた“イン・ザ・ナインティーズ”シリーズみたいな菩薩系。全然音と合ってない。何故に。裏ジャケのメンバー写真は、ちょっと憂いのあるいい写真なのに。どんなジャケか気になる方は、「英国ロックの深い森 1976-1990」86ページをご覧あれ。
- FLIP 「PLAGUE OF HEARTS (THE MYSTERY)」 ('84) <英Arista> 12":ARIST
12 582 \400
・・・謎の5人組。ジャケに写るメンバーの化粧顔が、あまりに似合ってなく気持ち悪かったので「こりゃB級エレポに違いない」とジャケ買いしたら案の定。ちょっと哀愁入った、マイナー歌謡系エレポップです。オケ・ヒットなんかも入って時代を感じます。B面はインストですが、ただのカラオケではなくリミックスしてる。プロデュースはピーター・コリンズ。ジャケのメンバーの中途半端さは、プログレやってた人たちが'80年代になって、だんだんポップになっていって軽装になっていった時期(キャメルとか)のかほりがします。全員が後ろ髪のばしてるのは前時代への未練かしら。年齢的にも、ちょっとそのメイクってどうよ?て感じの加齢臭が漂ってます。
- FAKE 『NEW ART』 ('84) <独ZYX Records>
LP:20.039 \600
・・・これもジャケ買いしたレコ。だって、タキシード着て化粧した男がバイオリン弾いてたり、意味なく女性バレリーナがいたり、黒い王子サマ風の衣装を着た男が、座ってガイコツ見つめてたりと、ワケわかんないんですもの。これも「B級エレポだろーな」と思ったら、ほれみぃやっぱり。ちょっと退廃的な感じもある、生演奏と打ち込みを混ぜたエレポ。ヴォーカルは、ちょっとトンプソン・ツインズのトム・ベイリーに似た声質。女性の声も聞こえるので、たぶんジャケのバレリーナはメンバーなのでしょうかね。検索してもほとんど引っ掛かりませんが、イタリアのグループかもしれません。歌詞は英語ですが。メンバーの名がUlrica
OrnとかEric Strombladとか(“o”の上には“・・”が付きます)、英語圏の感じじゃないし。
で、続いては「レコファン町田西友店」。西友の6階にあります。町田には何度も来てるけど、ココは実は初めて。レコファンて、数が多い割にハズレも多いからな。ユニオンなんかより高いし。それにしてもお二人とも見切りつけるのが早い。だいたい、どの店でも僕チンが会計してる時には、すでに二人は会計を済ませて外で待ってる、というパターン。
- ジャンキーXL 『ラジオJXL〜ア・ブロードキャスト・フロム・ザ・コンピューター・ヘル・キャビン』 ('03) <ロードランナージャパン> CD:RRCY21185
\1,995
・・・DJ、リミキサーとして活躍しているトム・ホーケンバーグのひとりユニット。ビッグビート系の音です。本人は歌わないんですがゲスト・ヴォーカリスト陣が凄い。デイヴ・ガーン、ロバート・スミス、テリー・ホール、そしてゲイリー・ニューマンも。まぁ無名な人もいますが、これだけ集められるこのジャンキーXLって人、そんな有名なんかね。それぞれ、詞は歌う当人が書いてますが、曲はジャンキーが書いてます。ギャリマンの「Angels」は、よく通るロング・トーンが聴けて、この人の歌の上手さがよくわかるカッコいいトラック。まぁギャリマン本人はやらないような4つ打ちのサウンドですけど。他の曲もそれなりにいいけど、全20曲で70分以上もあるのはキツいよ。
- スクィーズ 『クール・フォー・キャッツ』 ('79/'88) <ポニーキャニオン>
CD:D18Y4115 \1,417
・・・懐かしい。これは'88年当時、友人がCDを持っていたので借りて聴いていました。ブビブビな手弾きシンセ・ベースの微妙なヨレ具合がイイ「スラップ・アンド・ティクル」から、転調しまくりで強引なメロディー展開がすごい「その手はないぜ」、一風堂のデビューシングルの元ネタ「タッチング・ミー、タッチング・ユー」など、どれも好きな曲ばかり。全体的には、“ニューウェイヴな味付けをしたパブ・ロック”てな感じで、とにかく小気味よく軽いノリのポップ・ロックが聴けます。オススメです。
- レッド・フラッグ 『ナイーヴ・アート』 ('89) <アルファ> CD:29B2-40
\1,417
・・・デペッシュ・フォロワーの兄弟。マーティン・ゴアの髪型までマネしちゃって。ったく。サウンドは『ミュージック・フォー・ザ・マスィズ』あたりのデペッシュを意識してるようですが、曲が全然書けてない。全曲エラく単調で平坦なメロばっかりでまったく耳に残りません。CAMOUFLAGEほどヴォーカルも似てないし、サウンドの似せ具合も中途半端。ということで、フォロワー失格。まぁフォロワーとして失格というより、アーティストとして失格でねぇの?
こんなの。作ったヤツの才能もカラッポなら中身もカラッポなマガイモノCD。聴いててこんな腹立ったCDなんて久しぶりだわよ。
- CATHY CLARET 『CATHY CLARET』 ('90) <濠Crepuscule>
CD:TWI892-2 \105
・・・なぜか山根さんに薦められて買ったCD。話題にしたっけ?
全然覚えてなかったんですが。「100円だし」と言われ、買いました。クレプスキュールからのリリースで、いわゆる典型的ロリ声フレンチ・ポップス。リオみたいなところもある。ボサやラテン、あと曲によってはフラメンコ・ギターなんかも入ってスパニッシュ風味に。驚いたのは、パスカル・コムラードが参加しているしていること。ラストの短いインストもパスカル作です。
- JEANETTE 『HUM...』 ('84) <英Premonition>
LP:HUM1 \367
・・・第98回の日記で、サバイバルから出た12インチ「LEO」を紹介した女性アーティスト。そのシングルは未収録(B面に入ってたアカペラの曲は収録されてる)のアルバムで、Premonitionというレーベルからのリリース。他にも件のSurvivalとChrysalisの、計3つのレーベル名が書かれていますがどういうことなんでしょ。で、Survivalが絡んでるわりには、先の12インチと違ってテクノ度は低い。ただ、エスニックなパーカッションを用いた曲とか、妙にアラビックな節回しがあったりとか、ピアノの弾き語りみたいな曲があったりとか、間口は広い。全体的には地味なんですが、なぜか妙に惹かれるものがあります。メロディーラインはいいものがあるし、他にも何リリースしてたのか気になる人です。
- NIK KERSHAW 「WIDE BOY」 ('84) <英MCA> 12":NIKT7
\472
・・・アルバム『ザ・リドル』収録曲の12インチ。ロング・ヴァージョンです。B1「Shame
on You」は、1st『ヒューマン・レーシング』収録曲で、ちょっとリミックスしてある。B2「So
Quiet」は、本人プロデュースによる、ピアノの弾き語り(って死語か)。転調しまくりのニック節。よくこんなの歌えんなぁと、正直思う。
- デュラン・デュラン 「ユニオン・オブ・ザ・スネイク」 ('83) <東芝EMI> 7":EMS-17402
\105
・・・まぁ誰も買いそうもないので救出。厚ぼったいサウンドで、今聴くとずいぶんノッタリしたリズムだわ。これは当時よく聴いた。と言うかイヤでも耳に入った。聴くと、あんまりピンと来ないのは何故かしら。B面「シークレット・オクトーバー」も同様。
- ヒップスウエイ 「ハニーシーフ」 ('86) <フォノグラム>
7":7PP-204 \105
・・・短命に終わったグラスゴーのバンド、唯一のヒット曲(全英17位)。アルバム『ヒップスウェイ』も良かったけど、このシングルも、ファンクを基調とした'80年代中期型スネア・ドスバタ・シンセ・バンド・サウンドなんですが、カッコイイ。プロデュースはゲイリー・ランガン。B面「ワイルド・ソロウ」はアルバム未収録曲で、バンドとケニー・マクドナルドの共同プロデュース。こちらも横ノリのファンク・サウンド。クチャクチャしたギターの音とチョッパーびしばしのベースがいい感じ。
- ザ・サイケデリック・ファーズ 「幻を追いかけて」 ('84) <EPICソニー> 7":07・5P-295
\105
・・・このバンドは、たしかトッドがプロデュースしたアルバムしか持ってなくて、あんまり熱心に追っかけてませんが、こんな明るい音だとは。バンド名から想像する音とは違ってました。ドラマチックに歌い上げるアメリカ向けサウンド。B面「アナザー・エッジ」は、スピード感のある曲で、ヴォーカルは少ししか出てこない。
ここで休憩。「シャノアール」という喫茶店に入って、しばらく“12インチ談義”や、“ポジパン談義”など色々と1時間近く濃いトーク。5時半ごろになって、山根さんはポリーニのコンサートを見にみなとみらいホールへ、針井さんはナイターを見に行くと言ってたので、2人とは町田駅前でお別れ。
「僕はあと一軒行きたいとこがあるので」、とお2人に言って、電車には乗らずまたトボトボと歩き出す。ちょっと町田駅から離れたところにある「中古CD専門店 DCD」へ。ここは、キャプテン・トリップものが常時揃ってるので好きなのです。しかも\1,280で売ってたりするからありがたい。
- ホルガー・シューカイ+U-SHE 『ザ・ニュー・ミレニアム』 ('03) <キャプテン・トリップ>
CD:CTCD-442 \1,344
・・・謎の女性歌手、U-SHEとホルチュー爺のコラボ・アルバム。4つ打ちのテクノ中心で、特に新鮮味のない既聴感のあるサウンド。これ作ったのがホルチューだとは、言われてもわかんないかも。ただ、60代半ばの爺さんが作る音とは思えない、という好意的な見方も出来ないではないですが…。U-SHEのヴォーカルは、phewほどではないにせよ“怨念系”という感じで、ホルチューってホントにこの手の声が好きなのね。とは言えこれは、ホルチューがプロデュースしたU-SHEのソロ・アルバム、と捉えたい1枚。同じテクノ路線でもDR.ウォーカーと作った『クラッシュ』は良かったんだけどなー。なんだか悲しい出来。
- MX-80サウンド 『ライヴ・アット・ザ・ライブラリー』 ('02) <キャプテン・トリップ>
CD:CTCD-407 \1,344
・・・レジデンツのラルフ・レコードからアルバムをリリースしていたので名前は知ってたバンド。その『OUT
OF THE TUNNEL』というアルバムは以前持ってましたが、レジデンツみたいなのを期待してたら見事にハズされたので、手放しました。で、本作は'77年と'78年のライヴを収録したもの。この時代だったら面白いかも、という予感もあって購入。当然レジデンツぽくはないですが、この荒々しい感じは結構好き。歌はあまりなくほとんどインスト。ジャズとパンクが混ざったような、なんとも形容しがたいサウンド。
- アニー・レノックス 『ディーバ』 ('92) <BMGビクター> CD:BVCP-192
\470
・・・1stソロ。バラード〜ミディアム系のゆったりした曲が多い。サウンドよりも歌を聴かせる感じで派手な印象はないんですが、何回か続けて聴いてしまった。いいアルバムです。「ウォーキング・オン・ブロウクン・グラス」はつい鼻歌で歌ってしまうイイ曲。これかなり好き。プロデュースは、プロパガンダやフランキーの2ndなどを手掛けていたZTT人脈のスティーヴ・リプソンで、奥行きのあるクリアな音作り。なぜかドラム・プログミングでスティーヴ・ジャンセンが参加。プログラミングって…。叩きゃいいのに。
- ミランダ・セックス・ガーデン 『アイリス』 ('92) <アルファ> CD:ALCB-556
\315
・・・MUTEからリリースされた、女3・男2の5人組の、5曲入りミニ・アルバム。大学で声楽を勉強していたというそのヴォーカルは、讃美歌みたいに綺麗。曲そのものはトラッドぽかったり4ADぽかったりする。昔の「MARQUEE」が取り上げそうなヨーロピアン・プログレぽい雰囲気で、およそMUTEらしからぬサウンド。
- フィニトライブ 『アンエクスペクテッド・グルーヴ』 ('92) <コロムビア> CD:COCY-75096
\315
・・・Wax Traxからシングルをリリースしたこともあるボディ系ユニット。とは言え、この3rd(帯には2ndと書いてありますが実質3rd)は、全然ボディじゃなく初期テクノ〜ハウス系の音。KLFとか808ステイト、ヒプノトーンとか、あの時代の音ですね。この辺は全然再評価されませんな。まぁたしかに今聴くと線が細いというか、古さを感じますが。ヴォーカルの人はミニストリーのメンバーと合流してリヴォルティング・コックスやったりしてましけど、どこ行ったんでしょう。
- スーパー・ジャンキー・モンキー 『キャベツ』 ('94) <ShaRiRa> CD:RICD-001
\1,029
・・・インディーズからリリースされた1stで、'93年12月、三軒茶屋でのライヴを収録。メジャーデビュー以降よりもレッチリに近い、バカテクで展開されるハードコア・ファンクという感じ。カッコ良い。1分に満たない短い曲もあるものの、ほとんどが5分〜10分と長く複雑な展開の曲の嵐で、唸ってしまう個所多々アリ。さすがだわ。特にリズム隊の2人のキレの良さは格別。客の野郎どもの、嗚咽に近い雄叫びは耳障りだがな。
- 高野 寛 「目覚めの三月」 ('91) <東芝EMI> 8cmSCD:TODT-2646
\0
・・・で、会計終えて帰ろうとすると、「あ、こちらから1枚ご自由に持っていってください」と店員さんに言われる。会計カウンターの下にはタダ(\0)CDのコーナーが。ワォ♪と思い見るも、糞J-POPばかり…。でも「欲しいのないんで、いいです」と言って帰るのも申し訳ないので、とりあえず選んだのがこのシングルCD。プラケの半分がないジャンク品。「虹の都へ」「べステンダンク」の2大ヒットのあとの売れなかった曲、という世間の印象はあるでしょうが、まぁ好きな曲です。地味ですが。カップリングは、A&Mソフトロック、ロジャニコ「ドゥリフター」の日本語カヴァー。いいなぁ。まぁ、これが入ってるベスト盤は持ってるんですけどね。
第101回
<04/03/04> (土) の続き
続いて、「ディスクユニオン吉祥寺店」へ。テクノのコーナーの左隣りにある、GRIND COREのコーナーが、なんともスゴかった。何がスゴイって、ジャケ写が死体写真だらけのCD(しかもすべてカラー)が何枚もドドドっと並んでいて、気色悪いったらありゃしない。ノイズ系もそういうの多かったけど、あれは白黒が多かったからなー。
- GREATER THAN ONE 『ALL THE MASTERS LICKED
ME』 ('87) LP \588
・・・たしか、後に“GTO”と略してハードコア・テクノをやってたと思う人たち。男女2人組。これは1stで、まだインダストリアルな音です。短い曲も含め、全19曲も入ってます。あまりポップな曲はなく、ほとんどインスト。神秘的で儀式めいた、勿体つけたような重い曲調が多い。B4「We
Hate America〜」はスロッビング・グリッスル的なシーケンスが結構いい。B9「Bad Love」のヴォーカルは、ほとんどレジデンツですね。裏ジャケのクレジットには、ヨーゼフ・ボイスに捧げる、みたいなことが書かれています。元SPKのグレアム・レヴェルのレーベル、Side Effects Recordsからのリリース。メンバーの片割れ、リー・ニューマン(いい名前だが♀です)は、数年前に死去。
- FAD GADGET 「I DISCOVER LOVE(EXTENDED
VERSION)」 ('83) LP
\504
・・・A面は4ビート・ジャズ調の曲。B面「Lemming
Stomp」はインスト。共にインダストリアルなサウンドで、ちょっとジム・フィータスを思わせる部分も。プロデュースはFrank Tovey名義、エンジニアでガレス・ジョーンズが参加。
そのあと「バナナレコード吉祥寺店」でLP袋を購入。関係ないけど、バナナレコードの前の道って、いつ行ってもなんだかすごい行列が出来てるんだけど、あれは何を買うために並んでるんだろう(たぶん食い物の店だと思うんだが)。
で、続いて「ココナッツディスク吉祥寺店」へ。
- INGA & ANETE HUMPE 『SWIMMING WITH
SHARKS』 ('87) LP
\630
・・・フンぺ・フンぺ姉妹がクレジットを変えて発表した、実質2ndにあたるアルバム。プロデュースはArmand Volkerという人。プログラミングで元パレシャンブルグ、現ジ・オーブのトーマス・フェルマンが参加。ドラムのCurt Cressという人はRigheiraの2ndにも参加していた、他のレコードでもたまに見かけるセッションマン(Righeiraの1stは、Kurt Crassて人がドラムなんだけど同じ人なのかなぁ)。で、コニー・プランク等がプロデュースしていた1stとは変わって、かなり開放的な漂い系エレクトリック・ポップスになっとります。「Don't
Spoil My Day」あたりはサウンド的に面白いんですが、それも本作の中ではの話で、全体的には凡庸な出来。仮にPVを作るなら、風に吹かれて両手を広げながら歌う画が似合いそうな雰囲気の曲が多い。クラウディア・ブルッケンのソロなんかにも近い、'80年代後期的リバーブ深めの打ち込みサウンドで、どうも引っ掛かりがない。
- KREIDLER 「FECHTERIN」 ('97) 12"
\500
・・・ラ!ノイ?のメンバーもいる、デュッセルドルフのNDW直系バンド。これはKiff SMというフザけた名前のレーベルからリリースされた3曲入り12インチ。ピロレーターことクールト・ダールケが録音で参加。音数少なめで淡々と8ビートを刻む、というこの感じは、いかにもドイッチラント。ピロピロピョピョピョと軽めに乗るシンセは、メロディーを演奏するわけでもなく、いわばリズム・ギターと同じ役割り。B2はちょっと重め。だが、これもドイッチな音。
- GODZUKI 『YOUR FUTURE』 ('98)
LP \400
・・・値札に“80年代ニューウェイヴっぽいサウンド”とか書いてあったので購入。女性ヴォーカルによるデトロイトの4人組で、胸の部分に「G」と書かれたシャツにネクタイ、という出で立ちは、なるほどニューウェイヴ・リバイバルっぽい。でもサウンドは、フワフワした女性ヴォーカルのせいなのか、どことなく渋谷系っぽい印象も。オルガンっぽいシンセやギターの音からは、ちょっとサイケな感じも受ける。Bitterさんは、日記でLADYTRONを引き合いに出してましたが、比較するならLADYTRONの方が楽曲の質は上かな。
- LES RITA MITSOUKO 「HIP KIT」
('90) 12" \105
・・・トニー・ヴィスコンティがプロデュースした『マーク&ロバート』の冒頭を飾る曲。ウィリアム・オービットによるリミックスですが、特に新鮮味もなく、これならオリジナル・ヴァージョンの方がいい。ちなみに、ゲスト・ヴォーカルはスパークスのラッセル・メイル。B面「Andy Live」は、MCによるバンド紹介から始まる、歓声付きのうそくさいライヴ仕立て。曲はヒップホップ調。
次は吉祥寺を出て中央線から横浜線へと乗り継いで淵野辺へ。久々に来ましたが、改札周辺がずいぶん広くなっててビックリ。まず、降りたことのない北口へ。ちょっと歩いたところにあるラーメン屋「大勝軒」で昼食。あっさり魚介系醤油味。ウマー。「大勝軒」系列の店は池袋のほか色んなトコにありますが、ここ数年けっこうハマってます。特に好きなのは池袋の「七福神」(これは東池袋系)と、埼玉・武蔵高萩の「大勝軒」(これは永福町系)。
で、食い終わってから「HARD OFF」を目指して歩き出す。プリントしてきた地図を見つつ、40分ほど歩きました。地図だと近く見えたけど意外と遠いわ…。でもまぁ交通量はわりとありますが道は広いし、そんなにゴミゴミしてなくていいところです淵野辺は。道は広いわりに店とかほとんどないけど。
で、到着。疲れた。とりあえず物色するものの、ムード音楽と演歌ばっかりで、ど落ち込み。こんなとこまで歩いてきたのに…。ま、いい運動になりましたわ。んで駅の方までトボトボ戻ることに。で、いつも行ってる駅の反対側へ。そうです。「ディスクユニオン淵野辺店」です。
- ウルトラヴォックス 『システム・オブ・ロマンス+1』
('78/'04) CD \2,140
・・・2004年リマスター、1曲「クロス・フェイド」を追加しての再発。この「クロス〜」はどっかで聴いたような気がする。リマスターで、音は格段にキレが良くなっています。これなら1st、2ndもゼヒ、とお願いしたいところ。それにしても「ディスロケーション」の暗さ、最高だわ。コニー・プランクも冴えまくってるし。完璧。
- ヘヴン17 『ペントハウス・アンド・ペイヴメント』
('81/'04) CD \1,470
・・・日本初CD化。それは有難いんですが、ボートラがないのは寂しいというか、輸入盤で既に持ってる人多そうだし、ちょっと売り上げにひびくんでねぇの?と余計な心配してしまいます。帯も「日本初CD初!」とかなってるしダイジョブでしょうか。で、久々に聴きましたが、昔から気になってるのはヴォーカル。ちょっとリズムというか拍の頭から若干遅れて歌が入ってくるのがすごく気になる。もっとシャキッシャキッと歌ってよ〜といつも思う僕チンは変?
なんかユラユラ揺れてる気がして。もっとリズムに対して走る気持ちで食い気味に声出せ、と言いたくなるのです。
- TOKTOK VS. SOFFY O. 『TOKTOK VS. SOFFY
O.』 ('02) CD \1,050
・・・女性ヴォーカルによるエレクトロ・クラッシュ系バンド。ちょっとミス・キティン&ザ・ハッカーあたりを思い出す声質で、サウンドはかなり太くて厚ぼったい。ちょっとユーロビートっぽい曲もある。あまりニューウェイヴに対する強烈なノスタルジーみたいなのは感じられない音です。まだ若いのかな。
- B.MOVIE 『VOLUME 2 RADIO DAYS』
('91) LP \420
・・・'80年と'81年に録音された、BBC用ラジオ音源集の第2弾。「Nowhere
Girl」と「Remebrance Day」も入ってますが、ほとんど未発表曲。ちょっとジョイ・ディヴィジョンっぽくもある、サイケデリックなバンド・サウンド。勢いがあって良いです。シンセもイントロのメロディーとか単音で弾くのに出てくる程度で、そんなにエレポップしてませんが、各曲ともいろいろアレンジなど練られた感アリで、スタジオ・ライヴのコンピにしては結構燃える。音も悪くない。
<04/08/04> (木)
yahoo!オークションにて落札したブツが到着。競争相手はゼロ。開始価格から既に高値だったけど、まぁいいかと。
- 矢口 博康 『GASTRONOMIC』 ('88) CD
\4,980(+送料\200)
・・・アナログでは持ってますが、CDは現物さえ見たことなかったのでGET。ほとんどの曲で鈴木さえ子嬢、ジャンセン&バルビエリの元JAPAN組、アンディ・パートリッジが参加。すごいメンツ。特にアンディ・パートリッジはほとんど出ずっぱりで弾きまくってます。とは言っても、矢口氏がバックに徹してるワケではなく、氏も吹きまくってますが。全体的にリアル・フィッシュ・テイストな明るいウキウキするような曲調が多い。「Lunar
Lunatic」と「The Scorcher」は、当時バラエティー番組のジングルでやたら耳にした記憶があります。
<04/14/04> (木)
またyahoo!オークションにて落札したブツが到着。またも競争相手はゼロ。これは誰か入札してくると思ってたんだが。
- XAO SEFFCHEQUE UND DER REST 『JA・NEIN・VIELLEICHT』
('82) LP \3,000(+送料\820)
・・・NDWモノ。これはバンドを率いての2ndで、1stでは他のNDW系バンドのパロディーをやって、それをオムニバスっぽく仕立てて発売したらしい(未聴)。当時はNDWシーンを客観的に見て批判したりしていたというクセモノのザオ(クサオ)さんですが、本作では、サックスをフィーチャーしたジャズ・ファンクっぽいサウンドが主体。シンセベースがカッコイイ。で、本人は「二ミニミニミニミニ♪」とか「ワッチェケドンマーラ♪」とかワケのわからんスキャットを全面展開。わ〜なんなんだこの人。ちょっと手強そうだわ。
<04/20/04> (火)
またまたyahoo!オークションにて落札したブツが到着。けっこう競争相手がいて、いつになく熱くなってしまった。だって、すごい勢いで迫ってくる敵のHNが“Numanoid”なんですもの。でもこりゃ負けられんと。
- GARY NUMAN 『THE TOURING PRINCIPLE '79』
('?) VHS \25,000(+送料\1,000)
・・・'79年9月28日、ハマースミス・オデオンでのライヴを収録したVHSビデオ。冒頭の「カーズ」のみプロモです。'79年9月のハマースミス、てことは『Living Ornaments '79』と音源自体は一緒。とは言え、やはりこの時期のギャリマンを拝めるのは嬉しい。黒シャツに赤青のネクタイ、斜めにカットしたモミアゲ、白くて精気のない顔立ち、ギョロっとした目で空を睨み、無表情のままアンドロイドちっくな動きをする。すべて計算しつくされた“イメージ”を押し通す。うーん、ステキやん。この時期のビデオにしては、かなり音が鮮明で迫力ある。中盤、たしかこの時期には未発表だった「Remember
I was vapour」の、淡々としたミニマルでテクノな展開にはかなり燃える。こんな、ライヴ映えしない曲をよくやったなぁと。それもまた“イメージ”なんでしょうか。後半、「My
Shadow In Vain」からは胸をはだけ、胸毛を全開にして歌う(平沢進氏はこれを見て「それまでの幻想アンドロイドといったキャラクターを、胸をはだけたことによって壊して人間臭くなってしまった」と落胆した)。全編この時代特有の、YMOの武道館ライヴビデオでも多用されてたような映像のエフェクトがウザいですが、まぁそれも時代ですわね。パッケージはシンセを弾くギャリマンのお姿ですが、本編には一切そんなシーン出て来ず。詐欺。
<04/22/04> (木)
ディスクユニオン通販部より、だいぶ前に予約していたブツが到着。ユニオン特典のBOX(良い出来♪)と、ミニチュア帯ももらいました。代引手数料\420、送料\500。
- タンジェリン・ドリーム 『エレクトロニック・メディテイション』
('70/'04) CD \2,940
・・・フローゼ+シュルツ+シュニッツラーという強力メンツによる1st。実は'96年リマスターのCASTLE盤CDは持ってます。今回のは日本人による24ビット・デジタル・リマスターということですが、ほとんど印象は変わらない(一応比較して聴いてみました)。まぁもともとクスんだような混沌としたサウンドですから、あまりキレイキレイになっても違和感ありますし、これくらいがいいんでしょう。で、内容については何をか言わんやでして、サイケなアシッド・フリー・ミュージックとでも言いましょうか。クレジットされてないんですが、3人以外のフルート奏者とオルガン奏者の方が目立ってる気がする。あと「Cold
Smoke」で、急に音がデカくなるところはビックリするのでイヤですわ。
- タンジェリン・ドリーム 『アルファ・ケンタウリ〜ケンタウロス座のアルファ星+Ultima
Thule(シングル)』 ('71/'04) 2CD+8cmCD
\3,465
・・・シュルツもシュニッツラーも辞め、新たにクリス・フランケとスティーヴ・シュロイダーを加えての2nd。1stよりは多少混沌さが薄れ、整合感が出てきたような雰囲気も。『フェードラ』の、シーケンスが出てくる前の感じがずっと続くような。シュルツが抜けたのに、シュルツの初期ソロっぽい印象のサウンドも。付録として、当時シングルで出ていた「Ultima
Thule」が8cmシングルCDとなって付いているのは拍手モノ。アルバムとは違い、ギャンギャンとハードなギターをフィーチャーしたインスト。これもオツなもんです。
- タンジェリン・ドリーム 『ツァイト』
('71/'04) CD \3,885
・・・「ミュージック・マガジン」(当時は「ニューミュージック・マガジン」)において、誌上初の“0点”を獲得した記念すべきアルバム。ちなみに採点者は中村とうよう氏です。んで、本作はフローゼ本人もお気に入りの瞑想盤2枚組。CDでは1枚に収まる長さなんですが、ちゃんと2枚に分けてのCD化。チェロによる、どよ〜んとしたオープニングから始まり、全編お経のようです。でも、意外とすんなり聴ける。ほとんど「フェードラ」のプロトタイプとでも言うべき(ホントよく似てる)「Origin
Of〜」がグ。裏ジャケはイレジスティブル・フォースが流用。
- タンジェリン・ドリーム 『アテム』
('73/'04) 2CD \2,940
・・・Ohrレーベル最後のアルバム。エドガー・フローゼの息子、赤ん坊時代のジェロームがデカデカとジャケに写っとります。サウンドはメロトロンの轟音が吹雪く荒廃とした世界。特にタイトル曲はシュルツのアルバムにも近い感覚。ラストの「Wahn」は、短い意味のない叫び声にエコーをかけ、左右にパンニングするという、なんだか演劇っぽい出だし。というかピンク・フロイドにもこういうのあった気がするんですけど。しかし、どうもこのアルバム、『ツァイト』と『フェードラ』という2大傑作の間にあって、なんだか中途半端な印象があるんですよね。
<04/23/04> (金)
またまたまたyahoo!オークションにて落札したブツが到着。競争相手ゼロ。
- スロッビング・グリッスル 『“LIVE AT
KEZAR” MAY 21,1981』 ('86) VHS
\4,000(+送料\730)
・・・東映からリリースされた国内版VHS。55分収録で\9,800。パッケージにはどこにも書かれていませんが、当時の雑誌では『ファイナル・ショット』というタイトルで紹介されていたもの(実際、画面に出てくる文字は“FINAL
SHOOT”ですが)。'81年5月、サンフランシスコでのラスト・ライヴを収録したビデオで、“Dead Dog”、“Freel
Ink”、“Persuation”、“Discipline”の4曲を収録。各曲長い。前半2曲は初めて聴きました。エコーをかけピッチをいじった読経のようなヴォイス、電子ノイズによるお得意のパターンが続く。ステージは特別な仕掛けもなく、淡々と進む。ステージ後方からも客が見ている状態。ピーターが操作している、つまみとコードだらけのノイズ発信機が目を引く。黒鍵を含め鍵盤が7個しかついていないのも異常。ラスト“Discipline”では、ジェネPがパンク・ロッカーの如き絶叫を聴かせる。スタンドマイクに腰押し付けたり、PAに頭叩きつけたり色々狂ったパフォーマンスをしています。見物は、スキンヘッドの客(もちろん♂)とジェネPとの濃厚なキス・シーン。その客の、狂ったように悶えるサマも見物。なお、期待していたコージーですが、終始座ったまま演奏しているので、そのせくしぃな肢体は拝めず。残念。
<04/28/04> (水)
またまたまたまたyahoo!オークションにて落札したブツが到着。競争相手ゼロ。名前をかすかに記憶していただけのバンドでしたが、ジャケが良かったので衝動買い。
- INDOCHINE 『LE PERIL JAUNE』 ('83) LP
\1,500(+送料\610)
・・・フランスのニューロマ・バンド。“インドチネ”ではなく“アンドシーヌ”と読むらしい。歌詞も曲名も当然フランス語。完全に語尾しゃくりあげ系のニューロマ・サウンドで、メンバー以外にコンピュータとリン・ドラムのプログラム担当がいる。スピード感のある曲では“ズンたたズンた♪”てパターンのリズムが多く、どことなくロカビリーあたりの影響が窺えて面白い。それより気になるのは、「Okinawa」「Tonkin」「Shanghai」などの曲名があること。ジャケのイラストも芸者(舞妓さん?)のヘタなイラストだし、インナーのメンバー写真は、バックに障子らしきものがあるし。シノワズリってやつですか、こういうの好きです。そのわりには「Okinawa」はちょっと南国テイスト漂うものの、いわゆる沖縄音階は出てきませんが。A3「Razzia」がニューロマ・エレポとして最高で、これだけでもゼヒ聴いて欲しい。もちろんアルバムとしても水準高いですが。アティーアティーレイーボボーボボーティ♪てフレーズが耳タコです。何を歌ってるのやらさっぱりわかりませんが。
<04/30/04> (金)
またまたまたまたまたyahoo!オークションにて落札したブツが到着。競争相手ゼロ。落札額より送料の方が高いとはこれ如何に。まぁ、“7泊8日レンタルOK!!”なんてシールが貼ってあるレンタル落ちだし、レンタルビデオ屋に置いてある状態そのまま(中の、ビデオテープが入ってる“貸出OK”て書いてあるケースだけ取って、外のケースを残してカウンターに持ってく、ていうTUTAYAに置いてある状態のまま)だったし。
- バナナラマ 『ちぎれたハート』
('84) VHS \100(+送料\600)
・・・初期クリップ集。「ヴィーナス」以前のPV10曲を収録。デビュー当時は、はっきり言ってメイクとか衣装とか垢抜けない部分も多く、まぁそれも確かに魅力なんですが、続けて見てると「Cruel
Summer」から「Rough Justice」の間の落差がすごい。「Rough〜」で、急に“スターの顔”になってるのが面白い。しかしなんだかんだ言っても、結局黒髪のカレンばっかり見ている自分。だってカワイイんですもの。あと驚いたことに、「Really Saying Something」と「Shy Boy」の監督が、なんとウルトラヴォックスのミッジ・ユーロ+クリス・クロス。こんなこともやってたんですねぇ。
<05/01/04> (土)
またまたまたまたまたまたyahoo!オークションにて落札したブツが到着。終了時刻が午前10時ごろという中途半端な時間だったので、仕事に行く前に入札。競争相手が多かった場合を考慮して、いちおう限度額\20,000で入札しといたんですが、心配していたのがアホのように競争相手ゼロで、落札価格も開始価格のまま。ヤタ♪
- ROBIN SCOTT 「EUREKA!」 ('85) 12"
\1,000(+送料\800)
・・・これはなかなか見つからなくて、ずっと前から欲しかったレコ。元々「Eureka-ka-ka!」というタイトルで'83年にリリースされていたんですが、これはDiscovery
Recordsというところから再リリースされた12インチ。ジャケには“extended yip-yip! mix”なんてシールが貼ってありますが、聴いてみたら、前の12インチとまったく同じヴァージョンでやんの。B面は、前は「Smash
The Mirror」という曲が入ってましたが、こちらは「The
Kiss of Life:Parts TandU」という曲。ピーガブのカヴァーではなくオリジナルです。コーラス隊を配した、ちょっとゴスペル色もある明るいバンド・サウンド。A面との落差が激しい。
第100回
<03/20/04> (土)
今日は祭日だったんですが、休日返上で仕事でした。悲。で、仕事が終わってから「ディスクユニオン北浦和店」へ直行。「ストレンジ・デイズ」と「ユーロ・ロック・プレス」も購入。
- XTC 『BBCセッションズ』 ('94) CD
\840
・・・'77年から'89年までの、BBC出演時の音源を集めたCD。ジョン・ピールによる「Opening
Speech」から始まる全17トラックは、時代順に収録されているわけではなく、'89年の「Poor
Skeleton Steps Out」の次に、いきなり'77年の「Crosswires」が来たりする。う〜ん、さすがに'77年とか'79年あたりのは元気があるなぁ。「Kiss
Her,Kiss Her」なんかもありますが、その辺のはほとんどスタジオ盤と変わらないアレンジ。ライヴ用リアレンジ、てのがないのはちょっと寂しい。ま、仕方ないことですが。
- 高橋 鮎生 『SILENT FILM』 ('85) LP
\1,050
・・・ミディからリリースされた1st。教授がExecutive Producerとしてクレジットされています(演奏には不参加)。ギターでカルロス・アロマー、ヴァイオリンで小杉武久等が参加。サウンド自体は結構簡素で、特筆すべき点はナシ。“高橋悠治の息子”、という先入観から期待していた現代音楽ちっくな音は小杉武久参加の曲ぐらいでしか聞けず、他は凡庸なポップ・ソングが並ぶ。声質がちょっとロディ・フレイムぽい、と言ったら誉めすぎか。でも歌のうまさはバーナード・サムナー並み。朴訥としてる。
続いて、以前輸入シングルCDが大量入荷していてゴッソリ買った「HARD OFFさいたま浦和南店」を再度たずねる。まだ買い残してたのがあった気がしたんですが、かなり減っていた。ほとんど糞ラップ&糞ユーロ・ポップ系しか残っていなかった。悲。
- BILL NELSON 『MAP OF DREAMS』
('87) CD \819
・・・テレビ番組のサントラらしきアルバム。まぁ、所詮サントラですわ。ポップな歌モノを求めてはいけませんです。タンジェリン・ドリームを思わせるドキュメンタリーちっくなシンセ・インスト中心。特に書くべきことが見当たらん。
- THE CASSANDRA COMPLEX 『FEEL THE WIDTH』
('88) CD \819
・・・以前、'89年録音の『CYBERPUNX』という、どうしようもなくダサいアルバムを聴いたことのあるバンド(なぜかニッチでも1枚紹介されていた)。一応ボディ系らしいんですが、活動開始当初はパンク的な音だったらしい。で、本作はアイルランドでの'86年のライヴ。『CYBURPUNX』とは、ヴォーカルのRodney Orpheus以外全員メンバーが違ってる。聴くと、やっぱり出自がパンクだということがよく分かる。ドラムは全編打ち込みで、ジグジグ・スパトニックあたりに近い印象も。「David Venus」なんて曲はかなりジグジグしてて、“シュ〜リラ〜♪”なんて歌ったりしてる。自らネタばらしかい。でもスーサイドの「Ghost Rider」をカヴァーしてるのでちょっと点数上げておきます。
- HOODLUM PRIEST 『HEART OF DARKNESS』
('90) CD \819
・・・ジャケがボディ系ぽかったので、気になって裏ジャケ見たらZTTからのリリースでした。 男2女1の3人組。プロデュースは本人たちのようで、トレヴァー・ホーンのクレジットは見当たりません。サウンドは、サンプリングを多用したヒップホップ系。ちょっとレネゲイド・サウンドウェイヴぽい部分もアリ。「Tyrell」という曲では映画「ブレードランナー」からのサンプリングが目立ち、教授の『未来派野郎』や、ゲイリー・ニューマン『THE FURY』あたりを思わせる。発表年を考えるとちょっと遅いけど。
- CABARET VOLTAIRE 「HYPNOTISED」
('89) 12cmSingleCD \105
・・・The Fon Force Remix、The Daniel Miller Remix、The Western Works Remixの3ヴァージョンを収録。原曲がカッコイイので全部OKな出来。特にいいのはFon
Forceかな。ちょっとスクリッティのグリーンに似た声質のヴォーカルに、硬質なエレ・サウンド。メチャ好き。初期のキャブスを聴いて「ノイズとかインダストリアル系は苦手」と言ってるエレポ好きな人、この時期のキャブスは聴かないと損ですよ。アルバムだと『CODE』とか。中古だと安いですからぜひ。
- TACKHEAD 「DANGEROUS SEX」 ('90) CD
\210
・・・エイドリアン・シャーウッドなどによる、ON-U人脈のバンド。アルバムはダブ色が濃くて、デカいドラムの音が強烈だったんですが、これはヒット狙いか?と思えるポップなシングル。ファンクとヒップホップを混ぜたような。ベースが強力。ヴォーカルは、バーナード・ファウラー。「お、G.T.の」と反射的に思ってしまいます。タイトル曲3ヴァージョンと、「Reception(Dub)」の4曲を収録。「Reception(Dub)」は、ダブだけあって本来の味が出てる。
- THE HUMAN LEAGUE 「SOUNDTRACK TO A AGENERATION」
('90) CD \105
・・・個人的には好きですが売れなかったアルバム『ロマンティック?』収録曲。4ヴァージョン収録。なおオリジナル・ヴァージョンは未収録。808ステイトによるインスト・リミックスは期待したものの、地味な出来。他、pan belgian dubとdave godd's mix、accapellaが入ってますが、dave goddのがまぁ聴ける程度か。まぁアルバムは好きですけど、この曲自体シングルにするほどの曲か?とも思うし、原曲からかけ離れたリミックスがないので、どうも全体的に凡庸。
<04/01/04> (木)
hmv.co.jpから、1ヶ月前くらいに予約していたブツがようやく到着。
- はっぴいえんど 『HAPPY END BOX』
('04) 8CD \18,900
・・・未発表曲てんこ盛り、8枚組ですべてCD-Extra仕様、'73年出版の「はっぴいえんどソングブック」復刻版付きという強力なボックス。メンバー4人へ新たにインタビューを敢行した分厚いブックレットもついてる。実ははっぴいえんどのCDはベストの『CITY』しか持っておらず、1stと2ndは、YMO全盛期に貸レコード屋で借りて、テープには録音したんですが、今はカセットデッキなど引っ張り出さなくては聴けない状態。なので、こういう全音源網羅のボックスは、非常にありがたい。はっぴいえんどマニヤではないですが、一気に聴けるのは嬉しいので、いい機会だと思い購入。
Disc1『はっぴいえんど』…細野さん自身は「捨て曲」と切り捨てる「敵-THANATOSを想起せよ」がファンキーでカッコイイ。この曲、ベスト盤に入ってないから記憶になかった。「春よ来い」は何度聞いても珍妙な曲ですな。むかし、ラジオで細野さんが“作曲講座”やったときこれがかかって、DJの遠藤京子に「青い(=青臭い)ですね。春よ来〜い…って来るか、ってのw」と突っ込まれてたし、ブックレットでは大瀧氏が「家さえ飛び出なければ…って、どう考えてもロックじゃないよね。普通ロックなら家を飛び出るだろ」と言ってるのには笑った。ボートラは、「十二月の雨の日」の未発表テイクなど5曲。CD-Extraは「はっぴいえんど記念館
大瀧詠一篇」で、当時の日記とギターの写真。CCCD回避とは言え、正直「これだけかい」と突っ込みたくなるほどです。
Disc2『風街ろまん』…これはほとんど記憶にないアルバム。1stに比べ音が格段に良くなってる。ロックな「はいからはくち」がカッコイイ。間奏前に「かんそぉ〜ぅ♪」てシャウトするとこか、こういう遊びは好きだなぁ。細野さんの2大名曲「夏なんです」「風をあつめて」は何度聴いてもイイ。なんとボートラで「夏なんです」のリハ・テイクが入ってるんですが、詞はそのままですがメロディーが全然違う貴重なテイク。Extraの「記念館」は松本隆篇。詞を書いた当時のノート。こ…これだけ?
サミシ。
Disc3『HAPPY END』…これは当時レンタルした記憶がないので初めて聴きました。細野さん作曲の3曲はもう何度も耳にしてるので最高ですが、アルバム単位ではやっぱり前作の方が上かなぁ。初めて