PAUL'S RECORD CRAZE DIARY - #70-77
(ポールのバカ買い日記-第70〜77回)
ポールって誰だなんて言わないで下さい。ポール・フランクこと荒特派員です。僕も結構レコード買いますが、いゃ、もう凄いです。脱帽です。ファンレーターは、junya-ara@mtc.biglobe.ne.jpまで。
(Sorry! Japanese Only)
第77回
<11/05/02 (火)>
さぁ来ました。毎年恒例の「新品CD大ディスカウントフェア」であります。
今年は邦楽・洋楽をそれぞれ日にちを分けて販売スタートということで、まずは10月31日に邦楽の方が販売開始。約2週間前からリスト閲覧は出来たので、事前に欲しいのはリストアップしておきました。朝9時から販売開始というので、有給でも取って挑もうかしらと思ってたんですが、邦楽系はそれほどめぼしいのがなく、普通に出勤して午後6時ごろ帰宅してから購入開始しました。いやはや。もはや既にSOLD
OUTのが多い・・・。ヒカシュー『かわってる』とか狙ってたのに買えませんでした。トホホ。なお送料は全部で\480。
- AKIKO YANO×SATOSHI TOMIE 「harusaki-kobeni」
('96) 12cmSingleCD \291
・・・'96年に新録したヴァージョンを富家哲がリミックスしたシングル。“ST
DRUM'N' BASS EXPERIENCE”、“AMBIENT THANG”、“MINI-MAL
SUBMARINE DUB”の3ヴァージョン入り。どれも大体聴く前に予想してた感じそのまま。こういうの、あんまり似合う人じゃない気がするんですけど。それより、ピアノ1本で演ってくれた方が数倍斬新なモノになるのではなかろかと。
- SOON 『フライング・シーバード』 ('95)
CD \728
・・・2曲を高橋幸宏氏が共同プロデュースとドラム、シンセで参加しているアルバム。SOONは二人組で、見た目ミスチルっぽい。幸宏氏が関わった2曲「Sleeping
Beauty」と「Promise」は、どちらもそれほど幸宏色強くない。それよりもオリエンタル調メロの「Bottle」の最後が“幸宏終わり”してて笑った。「Bell」は高野寛的。他、UKギター・ロック調やネオアコっぽいのとありますが、メロディーもヴォーカルも印象薄い。アレンジも平坦だし、もっとインパクトが欲しい。あと「Pocket」みたいな歌詞は、聴いてて首筋かゆくなりまする。
- SOON with 高橋幸宏 「VOICE OF THE EARTH 地球の声」 ('97)
8cmSingleCD \146
・・・幸宏氏が作詞・作編曲・プロデュースを担当した、SOONとの共作。モロに幸宏節。カップリング曲はなく、もう1トラックはカラオケになってます。カラオケは本来コーラス部分を歌ってた幸宏氏の声のみが聴けるので、こっちの方が良かったりして。また、同曲は幸宏氏本人もソロ・シングル「手をのばせば」のカップリングで取り上げています(未聴)。
- サイズ プレゼンツ 『コレクション』 ('87/'91)
CD \437
・・・教授の後釜として番組を担当した、松浦氏の「サウンドストリート」にゲストで来た人たちとレコーディングした曲を集めたアルバム。いまみちともたか、ゴンチチ、The東南西北の2人、溝口肇、岡田徹、ゼルダのサヨコ、くじらの2人等が参加。いかにも当時のソニー系J-POPなメンツであまりソソられませんが、内容はナカナカです。「Woman・S」や「私は流行〜」など既発表曲をアレンジし直したものもアリ。「Teenage」の続編的な「Wake
Up」がカッコイイ。やっぱりこのタカタカしたスネアは好きだな。
- SOMETHING WONDERFUL 『JUMBIENTIC』
('96) CD \583
・・・YMO『テクノ・バイブル』ボーナスCDや細野さんの『MENTAL
SPORTS REMIXES』など、一時期YMO関係周辺のアルバムでよくリミキサーとして名前を見かけた、ケイ・ナカヤマによるユニットの1st。サウンドは、ちょっとジャングル入ったアンビエント系。ブラック・ドッグあたりを思わせる部分もあり、懐かしのテクノといった感じ。「SEED,RAINBOW
LOUNGE」はサンディーがゲスト・ヴォーカルで、ゴールディーの某曲のようなテイスト。「CAMOUFLAGE」は他の曲と違って、リズムが幸宏氏してる。YMOのとは同名異曲よ。
- SOMETHING WONDERFUL 『Area EZ』 ('97)
CD \583
・・・こちらは2nd。前作と同様、アンビエント系。ドラムンベース(というか当時で言うとジャングル)な曲もある。やっぱりひと昔前のサウンド、という感じは拭えず。悪くないんですけど引っ掛かりがないと言うか。ジャケが前作共々なんともダサいのはイタい。
- V.A. 『airproof〜CHILLSCAPE COMPILATION Vol.2』
('96) CD \583
・・・その、SOMETHING WONDERFULのケイ・ナカヤマが選曲したアンビエント系コンピ。第1弾の方には細野さんがSwing
Slowの曲の別テイク「Paradise ver.1」で参加していました。第2弾は全7組。中でも好きなのはジョナ・シャープのSpacetime
Continuum。やっぱり好きです、この人の音。他はInnerspereも重くて良い。途中から急に曲調変わるんだけど、個人的には最後まで重いままで行って欲しかったかな。
- シルバー・フィンズ 『ハリウッド』 ('97)
CD \628
・・・サロン・ミュージックの竹中仁見と、元SEXの朝倉光洋によるユニット。言われなければ'60年代のガレージ/アシッド系か、あるいは'70年代中盤のグラム系かと思ってしまうようなサウンド。とは言っても全体的にはシンプルなサウンドですが、メロディーがポップで印象に残るのが多いです。しかしこのけだるい歌い方とか、どっかで聴いたような・・・と色々考えたんですが、これはヴェルヴェット・アンダーグラウンドですね。VU濃度高いです。
- シルバー・フィンズ 「ウェイティング・ソー・ロング」 ('97)
CD \360
・・・アニメ「ベルセルク」のエンディング・テーマにもなったというタイトル曲含む、全4曲入りシングル。さらにユルユルでダルダルなガレージ・サウンド。ドラムなんかも意図的にモタつかせたりしてる感じがして何ともグー。しかし「ベルセルク」って平沢氏も使ってたけど、音楽担当は結構マニヤなヤツだな。
- シルバー・フィンズ 『ピグメント』 ('98)
CD \628
・・・これは2nd。やはりダルダルなガレージ・サウンドがカッコイイ。ペロンペロンのギターと、ボスンボスン♪という感じのスネアがイカす。曲も1st同様メロディアスでポップなのが多い。「Or
be dry」と、バンジョーを取り入れた「My Garbage」が出色。全部で13曲入ってんのに35分というのも潔し。
- スーパー ジャンキー モンキー 『あいえとう』 ('95)
CD \524
・・・4曲入りミニ・アルバム。たった4曲とは言え中身は濃密。特に「あいえとう」の中間部と「TIME
IS CULTURE」の冒頭は、メタル・クリムゾンもかくやというぐらいバカテク変拍子の応酬。ラウド・プログレ・パンク・ロックです。とにかく、海外の音楽学校に留学して勉強したという、まつだっっ!のドラミングはやっぱり凄すぎ。とんでもないです。
- サイレント・ポエツ 『ファーム・ルーツ』 ('96)
CD \874
・・・下田法晴と春野高広の2人組。ダブ/トリップホップ系のけだるいサウンド。ジャズの雰囲気もアリ。「何か展開があんのかな」と思いつつ聴いてるとそのまま終わってしまう曲がほとんど。ストイックと言えば聞こえがいいですが。アートワークはなかなかオッサレ〜。
- サイレント・ポエツ 『フォー・ナッシング』 ('97)
CD \874
・・・ヴァージニア・アストレイ、イングリッド・シュローダー、ウスラー・ルッカーなどのゲストを迎えたアルバム。前作よりかなりバラエティに富んだ内容で聴き応えアリ。教授の『スウィート・リベンジ』あたりにも通じる、ザラついた感じのトリップホップ調の曲が多い。パッケージ自体がブックレット型になっていて、ちょっとしたミニ写真集のようになっており豪華。オシャレだし金かかってますね〜。
- サイレント・ポエツ 『TO COME...』 ('99)
CD \840
・・・通算6枚目になるアルバム。今回もヴァージニア・アストレイほか、カースティ(元オーパスV)やテリー・ホールなどをゲストに迎えてます。全面にストリングスがフィーチャーされており、ヴォーカルものではちょっとビョークっぽいドラマチックな雰囲気もあり。なお、ストリングス・アレンジと指揮・演奏を担当しているエヴァートン・ネルソンは、教授の『1996』でヴァイオリンを弾いてた人(実際ビョークと絡んだこともある)。ヴォーカリストの人選にしろ、なんとなく好みが分かりますね。今回聴いた3枚の中では本作が一番充実。
<11/08/02 (金)>
同じく「新品CD大ディスカウントフェア」。
こちらは5日に販売開始した洋楽部門。洋楽系は欲しいのが膨大にあったので、「昼から出勤にします」と言ってあったので開始時刻の朝9時から挑みました。計6回に分けて注文したうち、1回目と、なぜか5回目の分の2箱が到着。まず1箱め。消費税は全部で\309、送料は\420。
- XTC 『XTCシングルズ・コレクション 1977〜1992』
('96) 2CD \1,048
・・・これは競争率が高そうだったので、即効で“BUY”をクリックしました。タイトル通りのシングル・ベスト2枚組。「ディス・イズ・ポップ」は、アンディ・パートリッジが前髪を下ろしている姿が拝める貴重なPVと同じシングル・ヴァージョン。こっちの方がアルバムのより好き。他、「ウェイト・ティル・ユア・ボート・ゴーズ・ダウン」、「ラヴ・アット・ファースト・サイト」などはここでしか聴けないミックス。「ディア・ゴッド」は本邦初お目見え。あと、『ビッグ・エキスプレス』とか『スカイラーキング』の曲は、アルバムだと曲間がなかったりしたので、ちゃんとアタマから聴ける(変な言い方ですが)のは嬉しい。
- プリファブ・スプラウト 『ア・ライフ・オヴ・サプライジズ:ザ・ベスト・オヴ・プリファブ・スプラウト』 ('92)
CD \670
・・・新曲2曲を含む、1st〜『ヨルダン』までのベスト盤。近作2枚ははっきり言って精彩を欠いてた気がしますが、この時期までの曲はどれも名曲揃いですなあ。やっぱりトーマス・ドルビーがいてウェンディがいて、のプリファブというイメージが強いので。ドルビー絡みじゃない曲でもいいの多いですけどね。好きなのは「カーズ&ガールズ」、「クルーエル」、「ライフ・オヴ・サプライジズ」とか、何度聴いてもグッと来ます。このベストに入ってないのでは「ノック・オン・ウッド」とか「エンチャンテッド」、「ジェシー・ジェイムズ・ボレロ」、「ムーン・ドッグ」、「ネヴァー・プレイ・バスケットボール」、「キュー・ファンファーレ」とか・・・。やっぱベスト1枚だけじゃ物足りないですわ。
- キリング・ジョーク 『怒涛』 ('91)
CD \874
・・・ベースに、一時脱退していたポール・レイヴンが復帰、ドラマーに元PILのマーティン・アトキンスを迎えたアルバム。ヒップホップなどを取り入れてポップになった、と大不評だった前作『アウトサイド・ザ・ゲート』は未聴ですが、本作に関しては従来のキリング節。ミニストリーあたりにも通じる、重くハードなサウンド。ところどころで普通のハード・ロックっぽくなったりする部分もありますが、「イントラビーノス」の竜巻のように混沌としたサウンドにはヤラれた。でもまぁ初期のアルバムにはかなわないけど。
- ザ・クラッシュ 『白い暴動』 ('77/'96)
CD \466
・・・ジョー・ストラマー追悼というわけではありませんが(オーダーしてたときは生きてたし)。実はクラッシュ初体験。これは1st。いや〜、若い・熱い・粗い。でも思ったよりポップな面もありますね。フレーズ的に初期XTCやチューブウェイ・アーミーあたりを思わせる部分もあったりして(パンクの守備範囲が狭いから連想する範囲も限られるな)。いかにもパンク然とした曲が続く中で、「ポリスとコソ泥」(すごいタイトルだ)みたいなシンプルな曲が逆に印象的。他に「ワッツ・マイ・ネイム」がイイ。解説は'77年当時のモノでちょっとビックリ。訳詞がないのは残念。
- ザ・クラッシュ 『ロンドン・コーリング』 ('79/'96)
CD \466
・・・こちらは3rdで、アナログでは2枚組だったアルバム。もはやパンクではないですな。ホーンを取り入れてレゲエやR&B、ジャズ、ラテンやロカビリーなど色々手広くやってます。「クランプダウン」が一番ポップでいい曲。「四人の騎士」あたりはほのかにパンク臭が残ってる感じ。でも、はっきり言ってどうでもいいような印象薄い曲もありますね。こっちは訳詞がついてて、解説が'88年のモノ(初CD化のときのでしょうか?)。同じ“SUPER
1600 NICE PRICE”シリーズなのに、統一性がないな。合掌。
- ドノヴァン 『ドノヴァンの贈り物/夢の花園より』 ('67/'94)
CD \524
・・・ビート二クスがカヴァーしていた「Wear
Your Love Like Heaven」から始まる2枚組(アメリカでは分売された)大作を1枚のCDに収録。前半はジャケからのイメージ通り、サイケ・ポップな曲が続く。ちょっと演奏の方が平坦な気がしますが。後半は弾き語り中心。でもアシッド・フォークかと言うとそうでもない。子供向けに作られれたというシンプルなフォーク・ソングが続く。個人的好みから言うと当然前半の方が好き。
- デビッド・ボウイ 『チェンジスボウイ』 ('90/'96)
CD \728
・・・実は、ボウイは『レッツ・ダンス』しか持ってないのです。なのでこういう初心者向けベストはありがたい。ん〜、やっぱり「レッツ・ダンス」が一番いいなぁ。中期のグラム路線というかロックンロール調のはイマイチ面白くないけど、モロにモダン・ポップな「チェンジス」がすごく好き。あとプレ・ニューロマ的な「ヒーローズ」、「アッシェズ・トゥ・アッシェズ」あたりもカッチョいいですねぃ。ジョン・レノンとの共作「FAME
'90」(リミックス・ヴァージョン)は初めて聴きましたが、これって、宮沢りえが「GAME」ってタイトルでカヴァーしてたんですね(パクってるのかと思ったらレッキとしたカヴァーだった)。どっかで聴いたことあるなぁと思ったよ。
- ポール・マッカートニー 『オール・ザ・ベスト』 ('87/'96)
CD \728
・・・この人のCDは初めて。シングルは2枚持ってますが。アルバムは『ラム』のカセットだけしか持ってないです。この中で知ってる曲は「ジェット」、「SAY
SAY SAY」、「心のラヴソング」だけでした。「おぉ、パイロットに似てる」とか「トッドっぽいなぁ」とか「ココの節回しはタケカワユキヒデみたいだ」とか思って聴きました(逆だが)。やっぱりこの中では「SAY
SAY SAY」が一番いいな。それ以上に好きなのは「ワンダフル・クリスマス・タイム」ですね。
- ベック 『ステレオパセティック・ソウルマニュレ』 ('94/'96)
CD \670
・・・'88年から'93年にかけてレコーディングされたレア・トラック集だそうな。かなりラフな音質で、曲調も色々。オルタナちっくのもあれば、いきなりカントリー調のが出てきたり。ライヴもあり。24トラックめは無音で、25トラックめはノイズの嵐。表ジャケはつまんないですが、内ジャケ裏ジャケなどを見ると、ボアダムスや暴力温泉芸者あたりからの影響が感じられます。まぁ『オディレイ』しか持ってない僕チンが聴くようなアルバムじゃないことは確かですね。
<11/08/02 (金)>
「新品CD大ディスカウントフェア」続き。2箱め。消費税は全部で\488、送料は\420。
- ティル・チューズデイ 『ザ・ベスト・オヴ・ティル・チューズデイ』 ('96/'97)
CD \466
・・・ベースを弾きながら歌う、ツンツンヘアーのエイミー・マン(カイヤ似)を中心とした、ボストンの4人組のベスト盤。プロデューサーが、ブロンスキ・ビートを手掛けたマイク・ソーンや、B-52'sやインダストリーを手掛けたレット・デイヴィスだったりするので、エレポップかと思ったもののさにあらず。サウンドよりも、歌詞とメロディーを重視した、朗々と歌い上げるポップな曲がほとんど。ほとんどがエイミー・マンの自作で、普通にいい曲が多い。ヒットした「愛のVoices」もいいけど、「ウィル・シー・ジャスト・フォール・ダウン」がブリティッシュしてて良い。デイヴ・グレゴリーやジュールズ・シアーらと付き合っていたという話ですが、ジュールズとの共作のほか、彼に捧げた「J・フォー・ジュールズ」なんてストレートなタイトルの曲もあったりしてまいっちんぐ。
- デッド・オア・アライヴ 『美醜の館』 ('84/'95)
CD \670
・・・1st。プロデュースがSAWではなく、あのゼウス・B・ヘルドとは知りませんでした。「オレの欲望」のイントロは、「ブルー・マンデー」してますね。あと「ミスティ・サークル」の哀愁入った曲調は、どう聴いてもニュー・オーダー。ピート・バーンズのドスの効いた歌声でカムフラージュされてますが、影響アリアリ。似たような曲が多いので、中盤ちょっとダレますが、好きなサウンドではあります。KC&ザ・サンシャイン・バンドの「ザッツ・ザ・ウェイ」のカヴァーなんかやってたんですね。
- ビル・ラズウェル 『シティ・オブ・ライト』 ('97)
CD \728
・・・いったい何枚目なのかわからない、多作なビル氏のアルバム。クレジットには“INDIA
PROJECT”とあり、Coilやテツ・イノウエらが参加。純粋なソロというよりはユニット的なアルバムのようです。内容はエスニック・アンビエントとでもいいましょうか。解説には「ヒンドゥー教の聖地ベナレスでレコーディングされた」とあり、タブラやパーカッションが終始ポコポコ鳴り、水音やポエトリー・リーディングが被さるという1曲目「ナッシング」は、ポポル・ヴーの『ファラオの庭で』を思い出さずにはおれません(似過ぎ)。他の曲もかなり宗教的というか、儀式めいた怪し気なサウンド。瞑想しましょ。
- システム7 『システム・エクスプレス』 ('96/'98)
2CD \840
・・・アナログ発売時、初回限定盤にのみ収録されていた2曲をボーナスCDに収録し、2年遅れで本邦発売された2枚組リミックス・アルバム。リミキサーは本人のほか、プラスティックマン、カール・コックス、ジェイコブス・オプティカル・ステアウェイ(=4ヒーロー)、ドック・スコット、マーシャル・ジェファーソン、デヴィッド・ホームズ。ジェイコブスは短めで不完全燃焼気味。ドック・スコットもいまいち。他はかなり燃えます。特に、やっぱりプラスティックマンの音はズバぬけてる。まぁこのリミックス盤がイイ一番の理由は、ヒレッジのギターがほとんど入ってないからですかね(^_^)。
- システム7 『ゴールデン・セクション』 ('97/'98)
CD \670
・・・6枚目。アレックス・パターソンやデリック・メイのクレジットはなく、完全にヒレッジとミケット・ジロウディ2人のユニットと化したアルバム。ゲストとしてタルヴィン・シンやドン・チェリーらが参加。TB303ビキビキのアシッドものもありますが、ドラムンベース系の曲が多い。昔のソロ『L』からのサンプリングも聴ける。普通にテクノとしてカッコイイのはBPM速めな「Ring
of Fire」かな。「Exdreamist」は、チルっぽい前半もイイですが、中間部のブラス・シンセが、いい意味で古臭い“プログレ”のかほりを漂わせていてニヤニヤしまくり。今までは、システム7ってアルバムごとの違いってそんなに感じなかったんですが、メンツが変わったこともあるのか、本作はずいぶん今までと違う印象の1枚。ナイス。
- カール・クレイグ 『モア・ソングス・アバウト・フード・アンド・レヴォリューショナリー・アート』 ('97)
CD \728
・・・69やペイパークリップ・ピープル、インナー・ゾーン・オーケストラなど、色んな変名でのリリースは多い人ですが、“カール・クレイグ”名義としては『ランドクルージング』に続く2作目となるアルバム。この名義ではフロア仕様の音はやらないようで、『ランド〜』もサントラっぽいというか、ところどころヴァンゲリスみたいになったりしてて、「なんでこの人がこんなのやるの」という印象が強く、ガッカリしたものです。で、またこの名義ですから大して期待してなかったんですが、こっちはかなりイイです。4ツ打ちモノやいかにもデトロイト・テクノ的な音、デリック・メイとの共作などもあるにはあるんですが、やはり踊るテクノというより聴くテクノという感じ。でもイイ曲が多いし聴き応えアリ。DJとしてはともかく、ジェフ・ミルズなんかよりはよっぽど音楽的才に長けた人だ、と思いますが。シンセの音色とかも好みです。
- グルーヴライダー・プレゼンツ 『THE PROTOTYPE
YEARS』 ('97) 2CD \1,019
・・・ドラムンベース界の重鎮、と言われてる(らしい)グルーヴライダーのレーベル、プロトタイプのコンピ。'93年〜'94年の本人の初期の曲もありますが、他は初めて聞く名前ばっかり。あ、レモン・Dってのはケン・イシイのリミックスしてた人ですね。もともとドラムンベースを熱心に追いかけてる方じゃないので、今この辺がどう進歩してるのかよく分かりませんです。だもんで、昔の曲もほとんど古く感じず聴けました。たまに聴くと意外といいものです。特にいいと思ったのはマトリックスの「MUTE」。ちょっと怪し気な感じがして独特。レモン・Dのはちょっとオシャレ。なお、2枚組になってて、2枚目は1枚目の曲に4曲追加したDJミックス仕様。1枚目だけでも良かったんでないの?
意図がよくわからん。
- リシャール・ピナス 『イースト・ウエスト』 ('73/'96)
CD \728
・・・フランスのクリムゾン、と言われている(らしい)エルドンのリーダーのソロで、熱狂的なフリップ信者だそうな。本来はギタリストですが、本作ではギターのほか、PPG、E-Mu
Electronics(て何?)、Moogなどシンセを多用。このアルバムは、その昔YMO雑誌「サウンドール」の“Do!
シンセサイザー教室”で紹介されていたので、小学生の頃から気になってはいたのです。冒頭からクリムゾンっぽい曲調です。おぉ、ギターがフリップそのままだ。平沢氏っぽいとも言えますが。デヴィッド・ボウイの「Sense
of Doubt」をやってますが、原曲は知らず。イマイチ。「ウエスト・サイド」は、いかにもプログレ出身の人がやったテクノ・ポップという感じがして微笑ましい。悪い言い方をすれば野暮ったい。ピーター・バウマンあたりに近い、「ここをもっとこうすればいいのに」と言いたくなるモヤモヤ感を醸し出しています。解説では「フリップ&イーノの物まねだろうが、いいものはいい」とか身も蓋もないことが書かれてます。でも賛同するぜ。おらぁ好きだなや。
- フランコ・バッティアート 『汚染』 ('73/'98)
CD \743
・・・イタリアのカンタウトーレ(シンガーソングライターの意)、フランコ・バッティアートの2ndで、'73年発表。元々クラシック〜現代音楽をやっていた人らしいです。プログレっぽくはありますが、“プログレッシヴ・ロック”とはあまり思えないゼンエイ的な音。普通の歌もありますが、コラージュっぽいのもあったり。アルバムとしてはなんだか中途半端で、何がやりたいんだかイマイチよく分からず。「アレクナメス」はハルモニアの「デラックス」を思わせる曲調。で、これ、イタリア直輸入盤なんですが、音がモコモコでヒドいです。
- フランコ・バッティアート 『スッレ・コルデ・ディ・アリエス』 ('73/'98)
CD \743
・・・同年発表の3rd。こちらは全4曲で、ミニマルな曲で始まり、ちょっとジャーマン・ロックぽさもあってかなり好き。アシュ・ラ・テンペルとかアモン・デュール(Uじゃない方)、ポポル・ヴーあたりと近いものがあります。アルバムとしての統一感もあるし、イイです。リバーブの感じがいかにもの“アシッド”感ありありで、それもまた良し。もち数曲あってもいい、というか各曲がもうちょっと長めでもいいなぁ、とも思いますが。
- ブライアン・オーガー 『The Best Of BRIAN
AUGER 1969-1975』 ('99) CD
\720
・・・'69年から'75年までのアルバムから選曲されたベスト盤。ジュリー・ドリスコールと組んでいた頃のアルバムは聴いたことがあって、そっちもそれなりに良かったんですが、こっちのソロの方は初めて聴きました。もっとゴリゴリのオルガン・ソロ応酬的ジャズ・ロックかと思ってたらさにあらず。ほとんどオーガー自身がヴォーカルを取った、ジャズ/フュージョン/ファンク/ロスオーヴァー・サウンドで、とても'70年代初期とは思えないオッシャレ〜でポップなサウンド。全然古くなってないし。参った。転調多用の曲展開もスゴイし。聴いてて連想したのはドナルド・フェイゲン、カフェ・ジャックス(声質が似てる)、KRAZY
KAT、サディスティックスあたり。特に「Tomorrow's
City」、「Straight Ahead」あたりにはシビれまっせ。レア・グルーヴっちゅーやつですかいのぉ。サンプリング・ネタの宝庫でもありますぜ。DJに再評価されてる、てのがよく分かりました。大収穫。
- ジャコ・パストリアス 『ジャコ・パストリアスの肖像』 ('76/'97)
CD \524
・・・スクエアプッシャーが影響を受けたことを公言しているジャズ・べーシストの1st。おぉ、たしかにベースは同じだ。ほほほ。曲調は、ベースをフィーチャーした曲のほか、サム&デイヴがヴォーカルを取るファンキーな曲などさまざまですが、ハービー・ハンコックがフェンダーを弾く「コンティニューム」が最高にけだるく気持ち良い。「(ユースト・トゥ・ビー)チャ・チャ」はスクエアプッシャーの曲を生でやったような人力ドラムン・ベース風味で燃えます。
- ラズベリーズ 『素晴らしき再出発』 ('74/'98)
CD \510
・・・4人中2人が脱退し、新メンバーを2人加入させ再スタートを切った4枚目(でも結果的にラスト・アルバムに)。トッド・ラングレン的というか、ユートピア的なロックンロール調の曲が多くて聴きやすい。ELOっぽいのもありますね。まぁしかし、全部聴いて一番耳に残るのは、ものすごくデカいスネアの音。'74年だと言うのに、往年のフィル・コリンズやパワステばりにダカドコバスドス♪と力任せに叩きまくっております。好きですけど。
- ザップ・ママ 『ザップ・ママ』 ('93/'94)
CD \670
・・・女性5人(うち4人がザイール系)によるアカペラ・グループ。ベルギーではクラムド・ディスクから、アメリカではデヴィッド・バーンのルアカ・ポップからリリースされたというのがスゴイ。オリジナル曲もありますが、ほとんどがアフリカやヨーロッパでの伝承歌をもとにして作られたそうな。ある人によると“ブルガリアン・ヴォイスに匹敵する衝撃”なのだそうですが、個人的にはブルガリアン・ヴォイスやヴァルティナなんかの方が衝撃度ではケタ違いに上です。
第76回
<11/02/02 (土)>
「ディスクユニオン北浦和店」にて。
- ケン イシイ 『フューチャー イン ライト』 ('02)
CD \2,550
・・・前作『フラットスピン』が全然印象に残ってなかったので、ちょっと不安だった新作。原点回帰、ということでデトロイト寄りの音になるとかいう話でしたが。ほとんど四つ打ちのテクノで、「ケンイシイの曲」と言われなければ分からないかもしんないほど匿名性が高い。前半は特にそんな感じで、既聴感ありあり。後半の、特に「Presto」「Beep
Twist」あたりはかなりハードでカッコイイんですが、数年前の卓球みたいな音なんだよなぁ。初期の2作や『GRIP』あたりの捩れたようなサウンドが好きなので、ちょっとサミシイ。全体的にはデトロイト寄りというより『ジェリー・トーンズ』路線に逆戻りした印象。ただし音は以前より太くなってますね。
- RCサクセション 『シングル・マン』 ('76/'02)
CD \2,625
・・・リマスター紙ジャケ再発。これを初めて聴いたのは、ご多分に漏れず「ルージュマジック」〜「サマーツアー」余波ででした(そういえば本作、「ルージュマジック」「明・る・い・よ」がボーナストラックになってるムチャな再発CDもあったな)。最初はなかなか抵抗がありましたが、段々好きになりましたね。好きなのは「甲州街道はもう秋なのさ」。詞はかなりキツイのが多い。教授が当時「ぼくはぼくの為に」の“勘違いにまたがってそんなに気持ちいいのかい”という詞を褒めてた記憶があります。
- バイオスフィア 『サブストラータ』 ('97)
CD \840
・・・元ベル・カントのゲイル・イエンセンのソロ・ユニット3枚目。R&S傘下のアポロ・レーベルからロジャー・イーノのオール・セインツへ移っての初アルバム。ノルウェー出身というイメージもあってか、全編凍えるようなアンビエント・サウンドです。SEも多用したりして映像的な作り。ライナーによると、このアルバムの前にピート・ナムルックとの共作をリリースしたらしい(それはゼヒ聴いてみたい)ですが、それを知ってから聴いたらM6「ハイパーボリア」はナムルック&Drアトモの『サイレンス』にソックリに聴こえました。
- 竹中 直人 『スネークマンショープレゼンツ〜かわったかたちのいし』 ('84)
LP \840
・・・まだ髪の毛があった頃の竹中直人の1stアルバム。細野さん作のタイトル曲以外はカヴァー。そのタイトル曲はレゲエと民謡が合わさったような不思議な曲。他、『テクノ歌謡』にも収録された、ミカバンド「ファンキーマージャン」や、上野耕路アレンジ+プリペアド・ピアノによる「山の男の歌」、立花ハジメによるテッキー君調アレンジの弾厚作「君が好きだから」、幸宏氏アレンジによるレノン=マッカートニー「グッドナイト」などが聴き所。曲間には大竹まこと・中村ゆうじ・いとうせいこうらが参加したギャグも収録。しかし、「グッドナイト」の前に収録されている竹中直人の一人喋りにはどの曲も負けてる。最高に狂ってます。
- 南 佳孝 『冒険王』 ('84) LP
\420
・・・松本隆と本人による共同プロデュース作。“ファンタジー”をテーマにしたコンセプト・アルバムで、ジャケやライナーなどはいつもと違うこの人らしからぬ傾向。アレンジは清水信之のほか川島裕二が数曲、参加ミュージシャンも松武秀樹ほかPINK勢など。そのわりにはサウンド面での冒険は控えめ。曲そのものもいつもと変わんない感じなので拍子抜けというか安心というか。
続いて「HARD OFFさいたま浦和南店」にて。結構混んでた。
- EUROMASTERS 「ALLES NAAR DE KL--TE」
('?) 12" \105
・・・すべてはキ○タマだ。『ロッテルダム・テクノ・イズ・ハード・ハード・ハード』冒頭を飾る名曲です。これは当時衝撃なんてもんじゃなかったですわ。でも当時の話ね、あくまでも。今はずいぶんと冷静に聴けてしまうもんです。A面は45rpm、B面は33rpmで6ヴァージョン+「EFFE
LUUSTEREN」の7曲入り。
- RED FLAG 「IF I EVER」 ('89)
12" \105
・・・デペッシュ・モード・フォロワーの二人組。名前からして兄弟のようです。片方は髪型までマーティン・ゴアそっくり。案の定、曲もデペッシュそっくりの哀愁インダストリアル・エレポ。Camouflage同様オリジナリティゼロ。こういうの、本人たちはやってて楽しいんでしょうけど、正直どうよ?と思う。Dance
Mix、LP Version、Inst、Dubの4ヴァージョン収録。どれも大差ない。
- RED FLAG 「RUSSIAN RADIO」 ('89)
12" \105
・・・同じくデペッシュ調。イントロのフレーズは「Behind
The Wheel」のフレーズと似てる。そんなにいい曲でもないのにRazormaid
Club Mix、Fresh Club Mix、12"Dub Mix、Glasnost
Club Mix、Tremont and Webster Mix、Radio
Moscow Editと6ヴァージョンも入ってる。しかもまたしてもどれも大差ない。OMYみたいなパロディー・バンドはいいけど、フォロワーってのはヤだね。
- タケカワユキヒデ、浅野 孝巳 「誇りの報酬メイン・テーマ」 ('85)
7" \52
・・・中村雅俊・根津甚八主演による刑事ドラマのサントラ。A面はタケカワユキヒデ作編曲によるインスト。シングルで出すほどか?と思うほど今聴くとショボい。B面は同じく元ゴダイゴの浅野孝巳によるインスト「Chaser」。ギターキュインキュイン♪で本人楽しそうなインスト。昔、ゴダイゴでも「いろはの“い”」っていう刑事ドラマのサントラを手掛けてましたけど、ゴダイゴはこういう劇伴ものが多いですね。
<11/03/02 (日)>
ヒマだったので、夕方5時ぐらいになってから車で「HARD OFF新座店」へ。ちょっと前に来たばかりですが結構な数の新レコが入荷してあった。
- ドナルド・フェイゲン 『KAMAKIRIAD』
('93) CD \504
・・・発売当時(専門学校生でした)、ある人にサンプルテープをもらって聴いてました。懐かしい。しかし最初は「11年ぶりって割りには薄味だなぁ」とか思ってたんですが、久々に聴いたらかなり良かった。ちょっとティン・パン・アレーあたりにも通じるハネ気味のリズムで、ソウル/R&Bっぽい曲調のが多い。一番好きなのは「トゥモロウズ・ガールズ」かな。「スノウバウンド」もイイね。傑作とか完璧とか言われてるスティーリー・ダン後期の2枚は、今聴いても“歌付きフュージョン”って感じでどうもピンと来ませんが、フェイゲン・ソロ2作はすごく好き。
- GREY PARADE 『THE REASON』 ('?)
LP \105
・・・こんなのが出てたとは知らなかった。Grey
Paradeはゲリマンのレーベル、NUMAに在籍していたバンド。このアルバムは、どこにも発売年が書かれてないのでよく分かりませんが、音を聴くかぎりは'80年代後半っぽい。PLAN
Bというレーベルからのリリースで、レコード番号はGREY
1ですから期待されてたんでしょうか。もしくは自らのレーベルとか。メンバーは4人ともNUMA時代と同じですが、曲調はかなりマッタリ。スパンダー・バレエあたりと共通するユラ〜ユラ〜としたブライアン・フェリーを祖とする“ただよい”系ポップ。
- ロバート・パーマー/サリフ・ケイタ 他 『スウィート・ライズ(オリジナル・サウンドトラック)』 ('87)
LP \105
・・・クリス・ブラックウェルが設立した映画会社、アイランド・ピクチャーズが製作した映画のサントラ。例によってアイランド・レコード所属のロバート・パーマーがテーマ曲を担当。これがすごくいいメロディーの名曲。あと「モノガミィ」という新曲も書いててこっちはちょっとアフリカン・テイストですがかなりイイ。他はサリフ・ケイタ、ラ・コンパ二ー・クレオールによる「A.I.E.」(バナナラマのデビュー曲「アイ・ア・ムワナ」と同じ曲)やトレヴァー・ジョーンズによるインストなど。ロバパーの「スウィート・ライズ」は、A面アタマとB面ラストに「スウィート・ライズ(リプライズ)」というタイトルで入ってるんですが、A1「スウィート・ライズ」も「リプライズ」もまったく同じヴァージョン。同じのが2つ入ってるってどういうことよ。で、映画の方なんですが、見たこともないし検索してもロクに引っ掛かりもしないのでB級なんでしょう。
続いて、「高田書房上板橋店」へ。ここは数年ぶり。漫画やフィギュア、アイドル写真集やエロビデオなどが半分以上を占める古書店。レコは案の定トシちゃん聖子マッチなど往年のアイドル物が多い。
- ZEE 『IDENTITY』 ('84) LP
\800
・・・ピンク・フロイドのリチャード・ライトが、なぜかファッションのデイヴ・ハリスと組んだユニットの唯一のアルバム。おそらくハリス側が主導権を握っていたと思しきエレ・ファンク・サウンドで、これがなかなかカッコイイ。フェアライトを多用した、いかにも'80年代的な乾いたサウンド。フロイド・ファンやフロイドに関するディスコグラフィー本などではゴミ扱いされてるアルバムですが、フロイドもファッションも好きな僕チンにとっては結構な収穫。でも、いかにもフロイドっぽい「CUTS
LIKE A DIAMOND」なんて曲は蛇足。ギターもギルモアの真似っ子だし。ジャケット(アートワークはハリス)も、フロイド関連としてはインパクトゼロで浮いてる。
- CUDDLY TOYS 『TRIALS AND CROSSES』
('82) LP \800
・・・ニッチ・ポップでも1stが紹介されていたニューロマ・バンド。この2ndは、1stとはメンバーが5人中4人入れ替わってます。ジャケがプログレ的ファンタジック・イラストで音とかけ離れており、困ったちゃんです。中身はもろニューロマ。ウルトラヴォックス直系です。ちょっとクラシックス・ヌヴォーにも似てる。特に疾走感あふれるタイトル曲は、哀愁メロと相俟って本アルバムの白眉(まぁタイトル曲だから当然か)。ヴォーカルはボウイ〜フェリー直系のナルシー系。語尾がヒデキばりに裏返ります(ハゥ♪)。ピンポイント的にどこかで聴いたような音色のシンセがヌッと出てくるのが効果的。超B級には違いないですが、美味です。
- フォックス 「シングル・ベッド」 ('76)
7" \500
・・・ニッチなバンド、フォックスのシングル。なかなかクセになりそうな、軽快なナンバーだぜ。B面「シルク・ミルク」はちょっとラテンのり。ジャケの配色がなんか変です。
- バナナラマ 「キスしてグッバイ」 ('83)
7" \400
・・・最近ちょっとマイブームなバナナラマ。オリジナル・メンバー3人でライヴやったり、いまだ現役(おばちゃんだが)。このシングルは、メロディーがちょっとハイロウズの「日曜日よりの使者」(CMでシャララ〜ラ♪の部分が使われてます)を思わせる、アイドルっぽい曲。B面は「テル・テール・サインズ」。この頃は既にジャングルっぽさはなくなってますね。
- デュラン・デュラン 「プリーズ・テル・ミー・ナウ」 ('83)
7" \100
・・・珍しくもなんともないシングルですが。B面はちょっとダブ入ったインスト「色鮮やかに」。初回分のみカラーポートレート付き。ウキュ♪
- ファルコ 「ロック・ミー・アマデウス」 ('85)
7" \100
・・・こないだ買った『ダンスマニア』にも入ってましたが、ちゃんと聴くのは実は初めて。ZTTばりのドラムに大仰なアレンジ。いや〜、こんなにカッコ良かったのね。B面はカナダ語ヴァージョン。
- バスター 「すてきなサンデー」
('77) 7" \100
・・・BCRフォロワー的ニッチ・アイドル・バンドのデビュー・ヒット。爽やかなソフト・ロック路線。B面は、「太陽にほえろ」で犯人が追い詰められ、泣きながら心情吐露するシーンで使われそうな3連の泣きギター・インスト「デイブレイク」。
- 吉永 敬子 「子猫物語」 ('86) 7"
\100
・・・当時テレビで散々かかっててちょっとイヤだった曲。でも教授節で名曲。特に“さよならを言った〜♪”あたりの展開は泣けと言わんばかりに。B面はインスト。カラオケではなくインストです。シンセかぶせてます。 サントラはミディからだったけど、このシングルはポニー・キャニオンからだったんですね。マイケル・センベロ「マニアック」と『フラッシュ・ダンス』サントラの関係をふと思い出す僕チン。
- ポータブル・ロック 「春して、恋して、見つめて、キスして」 ('86)
7" \800
・・・たしかオリコンで最高99位と、化粧品のCMに使われたわりには売れなかったシングル。アイドルっぽさ+教授的コード進行で結構いい曲なのに。途中のブレイクでは急にインダストリアルになったりして変ですが。B面は以前A面でシングルになってた「TU
TU」。こっちは『ビギニングス』収録曲を思わすポップさ。こっちの方がイイ。
続いて、ちょっと先に行ったところにある「高田書房東武練馬店」へ。ココは、こないだ買った「レコードマップ2003」を見るまで知らなかった新しい店。桜台店がなくなってこっちに拡張移転したという感じ。レコは、特にシングルの量がハンパじゃない。しかも特にジャンル分けとかしてない\100盤が膨大。3分の2程度見てさすがに疲れました。12インチも結構あります。
- ビッグ・カントリー 『スティールタウン』 ('84)
LP \100
・・・1stに続き、スティーヴ・リリーホワイトのプロデュースによる2nd。当然と言えば当然ですが、1stと傾向は同じ。バグパイプ・ギターも出てくるし、ちょっとニック・カーショウあたりとも共通する哀愁モロ出しのトラッドっぽいメロディーも特徴的。「バラの墓標」なんて曲は“シャッ!!”の掛け声も曲調も「インナ・ビッグ・カントリー」まんまで思わずプッと笑ってしまう。でもまぁ、ワンパターンだなぁとは思いつつもついノッてしまう自分がいるわけで。特にシングルにもなった「イースト・オブ・エデン」やタイトル曲「スティールタウン」はカッコイイ。ドスンバスンうるさいスネアの音も好みだし、いいアルバムです。
- カジャグーグー 「ライオンズ・マウス(ビースト・ミックス)」 ('84)
12" \100
・・・4人になってからのシングル。大したことないんだろうな、と思ってたらこれがエラくカッコイイ!!
リバーブびしばしで派出〜。まぁもともと曲自体すごくイイけど、オリジナルよりも数段カッコイイぞ。100点くれてやるさ。B面はオリジナル・ヴァージョンと「ガーデン」ちゅーシブいアコギのインスト。こんなこともやってたのねぇ。
- FREEEZ 「THAT BEATS MY PATIENCE」 ('85)
12" \100
・・・日記の第68回分で紹介したアルバム『IDLE
VICE』にも収録されていた曲の12インチ。でも特にエクステンデッドとかじゃないみたい。明るいエレポ。B面の2曲「ALL
THE WAY」と「TELL ME WHAT TO DO」はアルバム未収録。ちょっとリズムがヨレる箇所がありますが、なかなかイイ。
- FREEEZ 「TRAIN OF THOUGHTS」 ('85)
12" \100
・・・これも↑と同じアルバムからのシングル・カット。カジャグーグーあたりを思わせる、ちょっとファンキーなエレポでカッコイイ。B面「ONE
SECOND CHANCE」もアルバム収録曲。スパンダー・バレエっぽいスケコマ・エレポ。
- FASHION 「EYE TALK」 ('84) 12"
\300
・・・↑の方でピンク・フロイドのリチャード・ライトと“ZEE”なるユニットを組んだデイヴ・ハリスがいた・・・はずのバンド。ゲ。デイヴ・ハリス、いないじゃないですか。ほとんどの曲を書いた中心メンバーだったのに。ZEEのために抜けたのでしょうか。新メンバーが入ってます。不安になりながらも針を降ろす。キャー。つまらーん。平坦なエレポで12インチにするような曲でもなかろーに。このバンドのエレ・ファンク風味は完全にデイヴ・ハリスの持ち味だった、てのが分かる出来。ガッカリです。
- FRONT LINE ASSEMBLY 「MINDPHASER」
('92) 12" \500
・・・4曲入り12インチ。A面は12"versionとedited
version。ちょっとFRONT242に似過ぎな感じもしてイマイチ。B面は「TOXIC」と「MUTILATE」の2曲。こっちの方が重くてヘビーでカッコイイよ。
- SQUAREPUSHER 「CONUMBER E:P」 ('95)
12" \300
・・・6曲入り12インチ。でもそのうち2曲はすごく短いので実質4曲入り。例の如しで高速ブレイク・ビーツ目白押しなんですが、やっぱりノッてしまう。特に「eviscerate」はムチャクチャ。ここまでやったら後がないでしょ、というぐらいです。「conumber」もシブくてカッコイイ。B面アタマで思いっきり傷&針とびしてましたが、まぁいいですわ。CDでは『バーニング・ン・トゥリー』に全部入ってます。
- 坂本龍一/ユッスー・ンドゥール&ピーター・ガブリエル
「アンドゥー#1/シェイキン・ザ・トゥリー」 ('89)
7" \1,000
・・・A面が「アンドゥー#1」、B面が「シェイキン」になってるスプリット・サンプル盤。「アンドゥー」は久々に聴いたけど、どうも“グッモ〜ニン”が出てこないと寂しい。「シェイキン」はユッスーがメインな感じ。期待してたほどでもなかった。
- 飯島 真理 「愛・おぼえていますか」 ('84)
7" \100
・・・懐かしい。出た当時は、本人作曲じゃないし企画盤っぽい感じだったんですけど。でも売れちゃったんですが。本人は“もうひとりぼっちじゃない〜”の部分がイヤだそうです(音が高いせいか確かテレビで歌えてなかった)。B面は、元々バラードだった「天使の絵の具」の元気印ポップス・ヴァージョン。
- ハワード・ジョーンズ 「エヴァーラスティング・ラヴ」 ('89)
7" \400
・・・『クロス・ザット・ライン』からのシングル・カット。本当いい曲だわ。『クロス〜』も結構力入ったいい曲が多いアルバムです。でも次作からダメになるんだよな・・。この人にはぜひまたヒットを出して欲しいわね。B面「ブルータリティ・オブ・ファクト」はルパート・ハインっぽい部分もある(参加してないけど)、ちょっと難しい構成の曲。イイ。
- ロバート・パーマー 「アーリー・イン・ザ・モーニング」 ('88)
7" \500
・・・サンプル盤で、AB面とも同じヴァージョンが入ってます。レーベルもマジックで手書き。印象に残る曲がイマイチ少ない『HEAVY
NOVA』の中では結構好きな曲。
- ロックウェル 「顔のない電話」 ('84)
7" \200
・・・ジャイケル・マクソンの共演した「ウォッチング・ミー」に続くシングル。ん〜、「ウォッチング・ミー」の方が全然いいぞな。B面カラオケ。イコール手抜き。シット。サノバビッチ。
- アース・ウインド&ファイアー 「ジュピター[銀河の覇者]」 ('78)
7" \200
・・・アースのシングルは以前結構集めたことがありますが、これは持ってなかった。ちょっと「Let
Me Talk」に似てるシンコぺ多用メロ。後半のテープの回転が狂ったような転調(トランペットのところ)はハッキリ言って異常。B面は「ラブズ・ホリデー」。甘ったるい曲です。たしか「セプテンバー」のB面もこれじゃなかったっけ?
どアタマの「Would you mind〜」が空耳で「産んじま〜ぇ」となって蘇生されました。
第75回
<10/13/02 (日)>
今日は江草さんのお宅へお邪魔しに行きました。車でかっ飛ばして行ったんですが、ちょっと迷って遅れてしまいました。色々約束していた秘蔵音源の交換(江草さんの要望で決して書けないモノもあり^^;)や、濃いYMO話など。YMO話は楽しい。頂いたモノの中で、書けるものだけ紹介。また、江草さんには'80年代中期にテレビ放映された特番「タモリ戦後史」(僕チン、タモリファンなのです)と、ケラやロンバケのメンバー、東京サンシャイン・ボーイズ(西村雅彦や故・伊藤俊人など)がYMO役で出ている舞台公演「1979」のビデオなども頂きました。多謝。
- V.A. 『テクノポップ・マニア』 VHS
・・・これは御茶ノ水の「FUN TIME」で売ってるビデオ。10cc渡部さんにダビっていただきました。いわゆるブートビデオです。バグルズ、アート・オブ・ノイズ、プロパガンダ、ニュー・オーダー、トム・トム・クラブ、アンテナ、ブロンスキ・ビート&マーク・アーモンド、デヴィッド・シルヴィアン&坂本龍一と全8組で全9曲。トータル34分とちょっと短め。収穫はニュー・オーダー「ブルー・マンデー」リリース時のTV公録ライヴ。打ち込み&手弾き&生歌で、噂には聞いてたけどここまでヘタとは(^_^)。シンセちょっとミスタッチあるし。あとPVとして出来がいいのはプロパガンダ「Dr.マブーセ」。ゴシック・インダストリアル系の映像。あとアンテナ「イパネマの娘」のPVがあったとは知りませんでした。相当安い仕上がりですが。AONは街の風景のみで拍子抜け。でも、「〜マニア」なんてタイトルつけるなら例えばMとかテレックス、それこそクラフトワークやディーヴォあたりも入れてほしかったな。
- ESG 『A SOUTH BRONX STORY』 ('00)
CD-R
・・・これも10cc渡部さんに焼いてもらったCD-R。ニューヨークの黒人姉妹(10代)3人組のベスト盤。一時期、立花ハジメ+テイ・トウワご両人が強力にプッシュしていた記憶があります。本人たちはジェームス・ブラウンみたいな音楽がやりたかったそうですが。実際聴いてみた感じは、贅肉を削ぎ落としたトム・トム・クラブという感じで、何回も聴いてるうちにクセになりハマります。オリジナル・テイクでもダブ・ヴァージョンに聴こえる瞬間が多々アリ。ほとんどの曲がヴォーカル+ベース+ドラム(ぶっとい)だけ。パーカッションとかちょっとだけギターやドラムも入ったりしますが。後期の曲になるとシンセとかも入って完成度もUPしますが、僕チンは断然初期の方を推す。
<10/22/02 (火)>
「ディスクユニオン北浦和店」にて。
- 坂本 龍一 『US〜ソロ・ベスト』 ('02)
2CD \3,780
・・・2枚組ベスト。「全部入ってりゃいんでしょ!」とは言うものの、当然「なんでアレが入ってないんだ・・・」と言いたくなる部分も当然ありまする。「ETUDE」や「STEPPIN'
INTO ASIA」、「HEARTBEAT」、「Reversing」なども候補に挙がってたそうですが、泣く泣く落としたそうです。問題は「THOUSAND
KNIVES」の頭と尻カット。これはな〜・・。あの毛沢東詩ヴォコーダーが終わって、“ボワポボワポ♪”と3連になった後“ドドン♪”ってリズムが入るトコこそが燃えるんですよ、教授ぅ。
ま、「なるべく多くの曲を入れるために編集した部分もあるんです」と教授は言ってましたけども。あと『左うでの夢』からが1曲だけ、っていうのはなんか悲しい。本「坂本龍一・全仕事」でもこのアルバムについてのページは少なかったし、なんかカワイソウな扱いされてる感じがしますね。
- 坂本 龍一 『UF〜映画音楽ベスト』 ('02)
CD \2,940
・・・サントラ・ベスト。正直「戦メリ」とか「ラスエン」あたりはちょっと聴き飽きた気もします。「オネアミスの翼」はメインテーマが好きなのに入ってないのは解せない。・・文句はそれぐらいですかな。最近のは結構買うのサボってたので初めて聴くのが多いです。一部で『B-2
UNIT』の再来、とか言われていた「愛の悪魔」からの2曲はすごくイイ。これはサントラ盤買おう。タイトル曲なんかオヴァル的エレクトロニカで、尖ってた時代の教授の片鱗が窺えて燃えます。コードもいかにも教授のソレだし。こういう感じでソロ作ってもいいのが出来そう。
- 坂本 龍一 『CM/TV〜CM・TV音楽ベスト』 ('02)
CD \2,940
・・・で、これはCMとテレビ用の作品集。教授版コインシデンタル・ミュージック。「中華三昧」や「西武スペシャルB-3」「EDWIN」等、既発表曲のプロトタイプが聴けるのは非常に興味深いですね。「燃える大地」からはジャーマン・ロックのかほりが漂う。「SOFT
MACHINE」は、当時のJAPANや土屋昌巳氏がやってたインストものにかなり近い作風。「SASUKE」までやってたとは知らなかった。CM憶えてるけど曲は記憶にない。「新潮文庫」は「サントネージュワイン」と同じ曲だったんですね。
- フランク・ザッパ 『ロンドン・シンフォニー・オーケストラ
vol.T&U』 ('83,'87/'02) 2CD
\3,567
・・・ザッパ作編曲、ケント・ナガノ指揮、ロンドン・シンフォニー・オーケストラ演奏によるオーケストラもの2枚組(ただしジャケはTとU別個)。チャド・ワッカーマンによるドラムも入ってます。元々アナログで出ていたものと大幅に曲順が入れ替わっており、Uの方には既発表曲とかバンドでもやっていた曲を収めてるようです。Tの中では「サッド・ジェーン」の二楽章が美しい。ザッパらしくない気もしますが名曲。Uは、思わずボリュームを絞ってしまうような激しい曲調のが多い。それより「ストリクトリー・ジェンティール」がフェード・アウトってのは納得できないんですけど。
- フランク・ザッパ 『ザ・パーフェクト・ストレンジャー』
('84/'02) CD \2,548
・・・またもオーケストラもの。今度は、当時は「誰?」という感じで知りませんでしたが、今やCDジャーナルでもよく名前を見かける大物、ピエール・ブーレーズが指揮。ん〜、でも曲自体インパクトがない気がしますが・・。もっとヘンテコなモノを期待してたんですけど。で、半分はシンクラヴィアによる演奏。『ジャズ・フロム・ヘル』のプロトタイプ的な小曲が4曲。個人的にはこっちの方が面白かった。
- フランク・ザッパ 『フランチェスコ・ザッパ』 ('84/'02)
CD \2,548
・・・これまたワケのわからないアルバム。フランチェスコ・ザッパというのは1763年〜1788年に活躍した(正式なプロフィールは不明)という、実在したミラノの作曲家。そのフランチェスコが残した楽譜を元に、シンクラヴィアに演奏させたというのが本作。だもんでフランク・ザッパ本人は演奏自体には直接関与していない(ピアノ弾ける人にとっては簡単そうだけど)。ほとんどピアノの練習曲のような曲ばかり。イノヤマランドとかローデリウスとか好きな人にはいいかもしんない。僕チンはわりと好き。でもフランク・ザッパのファンにソッポ向かれてるのも解らないでもないな。
- フランク・ザッパ 『ゼム・オア・アス』 ('84/'02)
CD \2,548
・・・久々にリリースされたロック・アルバム。でも内容は'81〜'82年に録られたモノで寄せ集め感強し。以前MSIから出ていたCDは持ってたんですが、音がイマイチなのと相俟ってすぐ手放しました。今回買いなおしたワケですが、「ベイビー・テイク・ユア・ティース・アウト」ほか何曲かで音のバランスがイマイチな部分がまたも発見されました。この点は改善されないんかね。好きな曲は、一応16ビートの曲なんですが何故かドラムだけ5拍子という「ヤ・ホズナ」。ザッパの曲では他の曲でもこういう複合拍子の曲がありました。こういう、聴いててイライラするような曲は好きです。やってみたくなります(そして挫折)。
- フランク・ザッパ 『シング・フィッシュ』 ('84/'02)
2CD \3,567
・・・元々アナログでは3枚組で出ていたロック・ミュージカル的大作で、語りが多い。曲自体は既発表曲の歌詞を変えたものが大半、それとオリジナル。しかしこれは大変です。対訳を読みつつ聴いても、字についてくのに精一杯で、話の内容を理解するのには1回聴いただけではなかなかヘビー(対訳にはセリフの訳以外に註釈とか状況設定とか色々あって大変)。テーマは“化学合成物への不信感”。コカインだの毒ガスだのを吸収してしまうと、ジャケにも写ってるような醜い顔(これがタイトルにもなっているシング・フィッシュという生物)になっちまうぜ、というような話。言いたいことは分かるけど、まわりくどい表現ですな。シニカルでちょっとグロくエロい内容や人物設定など、レジデンツを彷彿とさせる部分もしばしばアリ。レジデンツも分かりにくい大作が多いしね。「雑草ベイビー」や「ドロップ・デッド」のマシン・ヴォイスはクラフトワークばりでちょっとテクノ。SMショーの如き「ブリーフケース・ブギ」のエロさは、訳詞を読みつつ聴くと一段と素敵。
- ピーター・ガブリエル 『UP』 ('02)
2CD \2,699
・・・10年ぶりの新作。とは言え前作『US』はいまだ未聴なので、『SO』以来です。ほとんどの曲が6〜7分もあって、重厚でプログレ的。クリムゾンっぽいしね。デペッシュの近作のようなドラムの音が多いな。ポップなのは「グローイング・アップ」(歌詞がちょっとエロい)と「モア・ザン・ディス」かな。「モア〜」はちょっとビョークの影響があるのでは。ちょっと「ハイパーバラッド」っぽいコードが出てくるし、タイトルも似たようなのがありましたな。全体の音の傾向は違うけど、この重さはデビシルにも匹敵。何回も聴いてるうちに印象も変わる、というのも近いのではないかと。
- E・プロジェクト 『シンセサイザー・トレック』 ('80)
LP \105
・・・バッハ・リヴォリューションの変名ユニットで、シンセによる映画音楽のカヴァー集。平沢進氏がB2「ブラック・ホール」でアレンジを担当しているらしい(詳細なクレジットはナシ)。「未知との遭遇」は軽めのテクノ・ポップでまずまず。実はこのアルバム、数年前に新宿の某WARE
H●USEというレア盤屋で\6,090も出して買ったことがあるのです。今回は、あまりにもその値段の差に立腹しつつも即買いしました。
<10/26/02 (土)>
今日は10cc渡部さんに誘われ、下北のバー“REVOLVER”で2度目のDJです。ちょっと時間があったのでディスクユニオンで物色してたら結構時間が経ってしまった。REVOLVERに着いたら、すでに竹下さんが来ていて、渡部さんが既に皿回しを開始していました。「ユニオンに行ってたら遅れちゃった」と言ったら「やっぱりね」と言われてしまいますた。
渡部さんはニューヨリカン・ソウルやデュラン・デュラン、LARD他色々。続く池本さんという方はDJ初挑戦らしい(バンドもやってるそうな)。パット・メセニー(でもギターがあまり出てこない珍曲)やミニストリー、ウイングスなど色々。続いてのmayaさんも初挑戦らしい女性DJ。明るい方で「よっ、ポール!」と言われました。mayaさんがかけた曲でビビったのは、フランク・ザッパの『バーント・ウィ二ー・サンドウィッチ』からの曲。チューニングが狂ったような、ものすごい変な曲。なんじゃこれは。このアルバムは買ってなかった。ヤバイ、買わねば。あと、ヴィンセント・ギャロの、モロにアシッド・フォークなギターのインスト。これも良かった。続いては僕チン。今回は、前回が傾向がバラバラだったのを反省し、ニッチ関係で統一して行ってみました。
スターバック「恋のムーンライト」(高橋幸宏氏が『...ONLY
WHEN I LAUGH』でカヴァーしてた曲)/パイロット「アー・ユー・イン・ラヴ」(シングル「ジャスト・ア・スマイル」のB面)/ジョルジオ・モローデル「ルーキー・ルーキー」(「うなづきマーチ」に影響を与えた、ポップス時代のジョルひげナンバー)/ハロー「テル・ヒム」(BCRフォロワー)/レイジー・レーサー「TAKES TOO LONG」(英米混合バンド。地味ですが大好きな曲)/ミスター・ビッグ「恋するロミオ」(店長から「ミスター・ビッグ!懐かしいね〜」とのりアクションあり^^)/ケ二ー「ケ二ーのバンプ」(激ダサBCRフォロワーのグラムっぽい曲)/HUDSON-FORD「AS HOURS GO BY」(元ストローブスの2人。フェンダー・ローズが気持ちいい大人的ボサ曲)/ナスティ・ポップ「DIP MY POCKET」(ブライアン・プロズロー「FLY
NOW」にも通じるブンチャ・ブンチャなリズムの佳曲)/バスター「ウィ・ラブ・ガールズ」(ジャケはイモ欽1stの元ネタBCRフォロワーの中学生英語な曲名のグッド・ヴァイブレーションな1曲)/イージー・ストリート「天国のよう」(「アインシュタイン-A-GO-GO」がヒットしたランドスケイプのリチャード・バージェスがメンバーだったサザン・ロック系バンド)/MARTIN ANSELL「I'LL BE IN THE JUNGLE」(手持ちのニッチねたがなくなってきたので急遽選びました)/KRAZY KAT「SANTA FE」(ハーモニーが気持ちえぇ佳曲)
続いては渡部さん2度目。ザッパ「ピーチズ・エン・レガリア」など。雑誌の付録だったというジョン・レノン・カヴァー曲CDにリアクション多数あり。「ロバート・ワイアットの“LOVE”は卑怯ですよ〜」などと感嘆の声が。続いては江草さん。我が道を行くという感じでモンド〜ラウンジ系の選曲。チャイルディスクやレコメン系、冨田勲、クインシー・ジョーンズのソウル・ボッサなど「聴いたことあるけど曲名とか知らね〜」というのが多数。ラストは教授の『CM/TV』から「筑紫哲也News23エンディング」。これは大ウケ。やっばり皆知ってんだな〜。ラストはdead funny高取さん(同い年だとは知らなかった)。こちらも我が道を行くという感じで、アラン・ハルやスタックリッジ、コックニー・レベル他ニッチ〜ブリティッシュ攻め。手慣れたものでテキパキと流れが良く小気味良い。曲がかかったあとジャケを見せられると、「ぅわ、このレコ持ってる。けどこの曲憶えてない」というのが多い。恥ずかしいこってす。
以下は、今回皆さんにもらったCDです。
- THE TORIES 『WONDERFUL LIFE』 ('97)
CD
・・・このCDは10cc渡部さんに突然いただきました。全然記憶になかった名前ですが“第2のジェリーフィッシュ”(何人いるんだ)と言われた、ロサンジェルスのバンド。「ストレンジ・デイズ」2001年9月号にインタビューが載っています。フィル・ラモーンに見出され、彼のレーベルからリリースされたのがこのデビュー作。たしかにジェリーフィッシュに似てる・・。「GLADYS
KRAVITZ」なんて「ニュー・ミステイク」まんまで笑えます。しかし、デビュー作にしては出来すぎってくらいよく出来てます。同じジェリーフィッシュ・フォロワーの中でもメリーメーカーズなんかよりはこっちの方がいいな。他の曲もポップだしアレンジもいいのが多いし、若くて元気だし(^_^)。新人のクセに妙に老成してる感じのバンドは鼻につくからね。
- 早安少女組。『FAN CLUB限定生産〜個人作品集』 ('?)
CD
・・・これはTCCにも参加している針井さん(10ccさんと同級生だったそうだ)からもらった台湾製のCD。“早安少女組。”とはモーニング娘。のことです。「山根さんにあげるつもりだったんですけど、もう持ってたんで。よろしかったら要ります?」と言われ、いただけるもんは有難くもらう僕チンでした。値段は日本円で\40ぐらいなんです、とか言ってた記憶がありますが本当かしら。まだ新メンが入る前の10人編成で、各メンのソロ曲とそれぞれの曲の間にメッセージを収録。野村ヨッちゃんアレンジの曲が多いんですね。ヨッスィーの「よして、よして」って曲、どっかで聴いたことある感じだけどいいなぁ。保田は曲はいいけどメッセージはツライ。しかし後半の3曲は、曲アタマで思いっきり音飛びしてますね。こういうの最終チェックとかしないんだろうか。アチラの人たちは。
- THUNDERCLAP NEWMAN 『HOLLYWOOD DREAM』
('69/'91) CD
・・・スピーディ・キーンを中心に、当時郵便局員だったというジャズ・ピアニストのアンディ・ニューマン、後にウイングスに加入し'79年にドラッグで死亡したギタリスト、ジミー・マカラック(当時16歳)の3人による、ヘンテコ編成バンド唯一のアルバム。鈴木さえ子女史もアンディ・パートリッジをプロデューサーに迎えてカヴァーしていた「Something
In The Air」のオリジナルがこのバンド。のちに“Thunderclap
2”名義でリリースしたセルフ・カヴァー・ヴァージョンもあります(プロデュースはトニー・マンスフィールド)。で、本CDはオリジナルに加え、シングル3枚のAB面を追加収録した全18曲のコンプリート版。「Something〜」のシングル・ヴァージョンは音を足してあって、いい意味で大仰な(コマーシャルな)作り。2ndシングルとしてリリースされたもののカスリもしなかったという「Accidents」もなかなかどーして。他にも「Open
The Door,Homer」とか好きだなぁ。歌は素人っぽくて決して上手くないんですけど。「ストレンジ・デイズ」2000年5月号“マッカートニー・メロディーズ”特集でも取り上げられてます。鈴木さえ子女史のカヴァーに対して「オリジナルは聴いたことないんですよ」と言ったら、たけしたさんが持参してきてくれて、貸してくれるんだと思って「ワーイこれでオリジナルが聴ける〜」と喜んでたら「あげますよ」とのお言葉。なんと太っ腹な・・。多謝多謝。
- GRAND HOTEL 『DO NOT DISTURB』 ('79)
CD-R
・・・ニッチもの。探せど探せど巡り会えない、個人的には幻のブツなのであります。竹下さんがGEMMで入手した(自分がGEMMをチェックしたときはなかったのにT_T)というので、焼いてもらいました。この日は、現物も持参していただきました。初めて見る現物・・・感動です。スゲー。凝視。内容は、竹下さんは「期待しない方がいいです」と言っとりましたが、これは・・・イイじゃないですか!!
期待以上ですわよ。モダンポップでもエレポでもない、何とも形容しがたいポップ・サウンド。演奏もビシッと手堅いし、曲も分厚いハーモニーなど、キャッチーなのが多いぞ。後半(B面)に行くほど勢いが増してくる感じです。「SECRET
LIFE」なんか、拳を振り上げたくなる哀愁ロックでグー。・・でもどっかで聴いたような気もしますが(^_^)。「DO
NOT DISTURB1」のギターは、アフター・ザ・ファイアーの「秘密警察」みたい。「同2」もすごく綺麗でグッとくる名曲。これはオススメしていいんでないかい。竹下さんとしてはイマイチだったみたいですが、僕チンは大好き。聴けて良かった。でも現物も欲し〜。
他に江草さんからは『音楽図鑑 再現&レアトラック集』(本「坂本龍一・全仕事」に載っていた譜面を元に江草さんが再現した未収録曲のほか、ライヴやレアトラックなどを収録したCD-R。これはちょっと僕チンには真似できない芸当です)、竹下さんからは『NICHE POP』ベストCD-Rもいただきました。ありがとうございました。帰りのJRはメチャ混みで大変でしたね。東上線は終電でした。危なかった。でも楽しかった〜。音楽の話が出来るのはストレス解消になります(^_^)。次回(があったらの話ですが)もヨロシク♪
次回は我流のエレポ攻めで行こうかな。
第74回
<09/09/02 (月)>
アルケミー・レコードが“アルケミー・フェア”というのをやっていて、CDに貼ってあるフェア用のシールを2枚ハガキに貼って(つまりフェア対象CDを2枚以上買わないといけない)送ると、CDがもらえるという。7月末が締め切りで、たしか自分は31日に送ったはず。無事到着していた。
- ULTRA BIDE 『the original ULTRA BIDE』
('84/'02) CD
・・・非常階段のJOJO広重が在籍していた関西NO
WAVE系バンド。昔、「宝島」がイカ天系雑誌だった頃よく'80sニューウェイヴや東京ロッカーズも取り上げていて、別冊で「ROCK
FILE」という本が出てソコに載ってたのでずっと気になってたバンドなんです。本アルバムは'78年と'79年のライヴ録音を集めたもので、全曲即興らしいです。BIDEによる歌は、どうしても笑ってしまう。本人も意図的にやってるらしいですが(「笑われるのが気持ちイイ」発言アリ)。特に「世界はひとつ」は爆笑モノです。あと「やくざなコミューン」という曲もヒド・・いやスゴイ。コミューンではなく「こみゆんこみゆん♪」としか聴こえない。これが頭から離れないのよ。でも、「ロック画報」のインタビュー読むと、パンクは好きじゃなかった的な発言があって、ジャーマン・ロックが好きで特にファウストが好きだったとか、あとスーサイド、ワイアーあたりも好きだったらしくて、それを頭に入れて聴くとまた違った聴き方も出来ます(でも笑う)。なお、1月には再結成ライヴを町田康、MOSTらと敢行するとか。東京ロッカーズ系の方々、頑張ってますね。
で、しばらくしたらhmv.co.jpに6日にオーダーしていたCDが早くも到着。24時間で出荷、と書いてあったCDだからさすがに早かった。
- V.A. 『ダンスマニア〜スーパー・クラシックス3』 ('00)
CD \2,548
・・・こないだWIRE02でウエストバムがかけてた曲ですごく気に入ったのがあったので、2chのWIREスレで質問したらTRANS-Xの「LIVING
ON VIDEO」だということが判明。何でもいいからこの曲が入ってるCD買おう、と思ってこれ購入。ぅわ、ノンストップDJミックスかよ・・失敗した。リック・アストリーから始まってカイリー・ミノーグ、マイケル・フォーチュナティ、タコ、ファルコ、ベリンダ・カーライル、バルティモラなど懐かしいのがズラリと。「ターザン・ボーイ」はずいぶんビートがモッサリしてますなぁ。タコの「ガット・トゥ・ビー・ユア・ラヴァー」って、リック・アストリーの「トゥゲザー・フォーエヴァー」とどこが違うのよ。同じやんけ。それを知ってか知らずか2曲続けてミックスしてるし。MIKE
HAMMERの「DIVINE」って、電気グルーヴのオールナイト・ニッポンでお薦めコーナーってのがあって、そこで聴いたフレーズが出てくるな。♪Sunday
Monday Tuesdayア・ア・ア〜ア〜♪ってやつ。DJ
CREATOR「KISS ME」だったかな。まぁしかし、全26曲。最後まで聴くとさすがに飽きます。テクノのミックスCDで全体で1曲みたいなミックスはイイんですけどこういう、単なるメドレーみたいなミックスはツライ。
<09/13/02 (金)>
帰宅したら、hymn山根さん&vinceke宮田さんからの秘蔵音源集とともに、GEMMを通じてオーストラリアのRED EYE RECORDSにオーダーしていたレコが到着。中古ではなく新品とは言え、10日に注文したのにたった3日で届くとは驚き。
- CHICKS ON SPEED 「FASHION RULES!」
('02) 12" \1,931
・・・Chicks on Speedはドイツの女の子3人組(国籍はドイツ、オーストラリア、アメリカとそれぞれ異なる)。女ビースティー・ボーイズとか言われてますが、ニューウェイヴっぽさプンプンです。お目当てはB面のAlter
Ego Remix。WIRE02にてヘル、DJ TASAKA、ウエストバムの3人もがかけていたのです。もう家に帰っても“オース
パッシャーン”のリフが忘れられませんでした。2chのWIRE02スレでも話題になっており(AAアリ)、すぐさまオーダーしました(CDでは聴けない様子)。だいたいクラブなんかで聴いて気に入った曲って、ウチ帰って聴くとあまり良くなかったりする場合がありますが、これは良かった。2002年夏、思い出の1曲です。A面はオリジナル。ブロンディ「コール・ミー」をちょっと遅めにしたリズム(8分の6)で、B-52's的ヘタウマ・バンドなんだろうなと思ってたら打ち込み。エレ度も高くこちらも傑作。侮れないオナゴらです。
<09/19/02 (木)>
hmv.co.jpに、今月6日にオーダーしたものが到着。値段は、配送料\350込み。
- LUKE SLATER 『FEAR AND LOATHING〜DJ-MIX PROJECT
TWO COMPACT DISCS』 ('01) 2CD
\3,193
・・・近作のエレクトロ・クラッシュ化したルークも大好きですが、それを嫌うファンは「DJプレイを聴きたかった」等とWIRE02のルークを見て思ったそうです。で、そのプレイとやらはどんなもんかと気になってたところ、リリースされてるのすら知らなかったDJミックス盤があるのを知り、即購入。2枚組で、1枚目はとにかく最初からハード・ミニマル系でぶっ飛ばし。ん〜、確かにこれなら一度爆音で体験したいものだす。ラストは超高速回転で強引な終わり方してます。で、2枚目の方はちょっとクールなミニマル〜エレクトロ系中心の選曲。しかし後半のLamondeからPolarity、Felix
Da Housecatへの流れがとにかく絶品で、もうココだけでも十分なぐらい。カクイー!!
2枚目は1枚目と逆で、超低速回転になって終わります。
<09/20/02 (金)>
帰宅したら、昨日に続きhmv.co.jpから小包が届いている。ハテ。何か頼んでたかしら。確かまだ来てないのが1枚くらいあったはず。なんだったっけ。と思い箱を開封してみるとこれまたビックリ。去年オーダーしたものが到着してたですよ、あーた。去年ですよ去年。一昨年。いっ・さ・く・ね・ん。注文日が2001年8月22日。で、来たのが2002年9月20日。1年と1ヶ月かかっとりますよ。たしか頼んだ当時はhmvは色々問題があって、その後しばらくしたら改善されたんですよね。で、自分のパスワードも使えなくなったり色々あったんです。だもんで、てっきりキャンセルされてたものかと思ってましたよ今の今まで。えぇ?
どーよ。でも配送料無料でこの値段。安いCDだなゃ。
- CHRISTIE 『FOR ALL MANKIND』 ('71/'97)
CD \1,096
・・・「ストレンジ・デイズ」2001年4月号で紹介されていたニッチもの。「イエロー・リヴァー」のヒットは有名だそうですが、僕チンは未聴。このアルバムはちょっとプログレっぽい、キメの多いインスト部分が多い。でもそんなに演奏はメチャクチャ上手いというほどでもないです。メロディーはそれなりにポップですが、ボーナス・トラックとして追加収録されているシングル8曲の方がイイな。音のクオリティが全然違いますね。アルバムよりシングルの方がお金かけてるからなのでしょうか。
<09/21/02 (土)>
仕事が終わって、「ディスクユニオン北浦和店」へ。
- SKETCH SHOW 『AUDIO SPONGE』 ('02)
CD \3,058
・・・本年度最大の事件盤。YMOヲタにとっちゃあ大事件であります。WIRE02やそのコンピ、またデイジーコンピ等で聴いてた曲もあって多少の予想は出来てましたが、全編エレクトロニカ系一辺倒というわけでもなく、ソロに通ずる作風もチラホラと。「WILSON」はビート二クスの『M.R.I.』風、「TURN DOWN DAY」は『Portrait With No Name』風だったり。正直、「WILSON」は好きじゃない。「TURN〜」の、原曲と全然違う哀感タップリのアレンジは大好き。あと「Do You Want To Marry Me」は、普通に「いい歌だ・・(ジーンT_T)」と思いました。歌詞も幸宏氏ソロに通じる“情けない男”系でグッと来ます。染みます。あと「TURN TURN」のサビメロは、細野さんの「Nonstandard Mixture」に似てますね。教授参加の2曲は、もちろん好きですけど「・・あまりいっぱい参加しなくてもイイよ〜・・」という気もするのは何故かしら。2人に自由にさせておこうよ、というか「今の教授からポップ方面の引き出しがどの程度出せるのかしら」といういらぬ心配が。複雑。ま、もちろん3人一緒にやってるのは嬉しいんですが・・。とは言え、最近の愛聴盤だしこれだけ何回も聴いてるアルバムは久々。ライヴも楽しみ(バンドメンバーには全然ソソられませんが)。
- アンダーワールド 『ア・ハンドレッド・デイズ・オフ』 ('02)
CD \2,520
・・・とある深夜番組を見てて、1stシングルになった「Two Months Off」のサワリを聴いて涙が出るほど感動し、大期待していた新作。ダレンが抜けてどうなることやらと思ってましたが、全然心配ご無用でした。前作の延長線上にあるサウンド。特に「Dinosaur
Adventure 3D」なんて「King Of Snake」に酷似(^^)。他、マッタリとしたソウル〜ジャズっぽい曲やアンビエント風など、緩急つけて手広くやってます。でもやっぱり「Two〜」が最高。光に向かって猛進してる感じとでも言いましょうか。感動モノです。余談ですが、「Mo
Move」の“I Dream that I'm Chemical”という歌詞について2chで「ダレンが抜けてケミカル・ブラザーズになった夢を見た」という解釈をしてた人がいました。素晴らしい。
- THE ORB REMIX PROJECT 『AUNTIE AUBREY'S EXCURSIONS
BEYOND THE CALL OF DUTY PART 2』
('02)
2CD \1,575
・・・以前Part1の方を紹介しましたが、Part2も出ていたのでGET。オーブが手掛けたリミックス・ヴァージョンを集めたCD。今回もまたメンツが凄くて、リック・ライト(ピンク・フロイド)、アート・オブ・ノイズ、ペンギン・カフェ、チューブウェイ・アーミー、カン、タンジェリン・ドリーム、清水靖晃、プライマル・スクリーム、リサ・スタンスフィールドなど無茶苦茶です。残念ながら浜崎あゆみは未収録。ほとんど原曲を知らずとも楽しめるオリジナル・アルバムのようです。中には手抜きっぽいのもありますが。ハマったのはミート・ビート・マニフェスト「ラジオ・バビロン」のリミックス。これがとにかく最高。あとThe
Damage Manual「Sunset Gun」のリミックスは、ケミカル・ブラザーズもぶっ飛ぶハード爆音ブレイク・ビーツ。これがオーブ?と思えるほど。爆音で聴いて共に狂おう。
- ソフト・セル 『エロティック・キャバレー』 ('81)
LP \105
・・・しまった。ウチ帰ったら持ってたことが判明。以前手放して、手元にないのはCDの方だった。国内盤はなんか音がモコモコした感じがして売っちゃったのでした。リマスターしれ。
- トーマス・ドルビー 『地平球』 ('84)
LP \315
・・・CDでは持ってますがアナログは持ってなかったのでGET。安いし。
- ヒューマン・リーグ 「愛してほしい」 ('86)
12" \105
・・・『クラッシュ』収録の「I Need Your
Loving」の12インチ、4ヴァージョン入り。A1はエクステンデッド・ヴァージョン。原曲を引き延ばしただけのヴァージョンではなく、原曲に出てこないフレーズとか結構出てくる。特にコーダのサビ部分はコード進行がちょっと違っててグッと来ます。7分以上あります。A2はアカペラ。これはかなり強引で失笑モノ。B1はダブ。全然過激じゃないダブ。普通のリミックスです。B2はインスト。
- バンド・エイド 「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」
('84) 12" \105
・・・ボブ・ゲルドフ主宰によるエチオピア飢饉救済チャリティー・レコード。曲はミッジ・ユーロとの共作。参加陣はFGTH、ヘヴン17、デュラン、ユーリズミックス、スパンダーバレエ、ワム!、スタカン、カルチャークラブ等、モロ80年代MTV的な顔ぶれ。曲自体は当時聴いた記憶がないです。トレヴァー・ホーンがリミックスしてますが、出来はそれなり。
- グランド・セフト 『ハヴ・ユー・シーン・ジス・バンド』 ('79)
LP \420
・・・「ストレンジ・デイズ」No.3で紹介されていたニッチもの。バンドとしては1stであるものの、メンバーはキャリア豊富な強者が揃っている様子。音の方は、ほとんどの曲でフェンダー・ローズがフィーチャーされていて、かなりスウィート・ソウル&AORな感じ。とにかくオッシャレ〜でステキ♪です。スティーリー・ダンとか、同時期の山下達郎とか好きな人はぜひ聴いてけれ。プロデューサーがロジャー・グローヴァーだとか、ヘボいジャケとかは気にしない方がベター。
- BLUE CHEER 『THE BEAST IS BACK』 ('89)
LP \420
・・・'89年に3人のオリジナル・メンバーのうちの2人にギターのPaul
Rainierを加えた3人での復活アルバム。半分が初期の曲のリメイク。ほとんどヘビメタ調になってます。数年前に来日したときはギタリストが交替してましたが、印象はそのときとそんなに変わらないです。来日ライヴ盤の方が個人的には好きですが。ともかく、タイトルもそうですけど、旧曲のセルフ・カヴァーってのはどうもネガティヴな印象しか持てないですね。オリジナルの良さが改めて解る、ということだけです。
<09/25/02 (水)>
平沢進ファンクラブのGRREN NERVEに、9月8日に予約していたDVDが到着。定価は\6,300ですが送料込みで↓の値段に。
- 平沢 進 『LIVE SOLAR RAY』 ('02)
DVD \7,015
・・・BSのP-MODELスペシャルでも何曲か流れた、例のソーラー・ライヴのDVD。2日やったうち、雨の日と晴れの日があったんですが、何故雨の日の方を作品化したのかが疑問。おまけの写真では晴れの日のがいっぱい見れるんですが。で、見終わって正直な感想なんですけど、映像作品としては単調過ぎやしないかと。まぁ企画自体が懲りすぎてたから、というわけではないだろうと思われるわけですが、舞台進行上の演出はほとんどなくただただ淡々と曲は進み、平沢氏の楽しくなさそうな無表情っぷりだけが映し出されていきます。MIBURIや「オーロラ2」でのヒザ蹴り&床に叩き付けつつ弾くデストロイ・ギターなど多少見所はあるものの。ラスト「庭師KING」で舞台袖を横目で見つつニヤけるシーンはありますが何故かは分からず終い。あと、画面に出る曲名の間違いが結構ありますね。「BERSERK-Forces1.5」が「Forces1.5」だけだったり他にも細かく色々。本人はチェックしなかったんでしょうか。あと、よく掲示板なんかで「普通のライヴやってくれよ」って書き込みがあるんですが、これを見るとその気持ちもよく分かる。そんなDVDでございます。インタラやっても言われてるけど(^^)。平沢氏も大変です。
<10/11/02 (金)>
amazon.co.jpに8月23日にオーダーしていたCDがようやく到着。遅いなぁと思ったが、「誠に申し訳ございませんがご注文いただいた以下の商品がまだ確保できておりません。商品の発送が4〜6週間ほど遅れます」とメールが来てから数日で来たので、まぁ良しかな、と。
- ADULT 『RESUSCITATION』 ('01)
CD \2,179
・・・4方(exBUGGLE)さんもAAJのエレクトロ・クラッシュ特集で取り上げていたアルバム。デトロイトの男女二人組。男の方は、このアルバムをリリースしたレーベルERSATZ
AUDIOのオーナーでもあります。サウンドの方はヒューマン・リーグあたりに近い感触のエレポ風味。ただしメロディー感覚が希薄なのがちょっと残念。いいフレーズはあるのにメロディーが弱い。とは言え、「Hand
To Phone」とか結構好きだなぁ。「Contagious」では何回も“よしの〜
よしの〜♪”と歌っています。お呼びのようです。
第73回
<09/03/02 (火)>
仕事が終わってから「HARD OFF板橋赤塚店」へ。ここは初です。駅から店へ向かう途中、金をおろそうとファミリー・マートへ行こうとするものの、道では車が動かず渋滞している。何かしらと思い先へ急ぐと、バイクがグシャッとなって倒れている。ム。ちょっと離れた所にはヘルメットが転がっている。アイヤ〜。ファミマの店先には救急車が。ワォと思いつつ店に入ろうとすると(野次馬になるのはイヤなので、こういう事態でもあまり長居したりはしません)、僕チンの前を鮮血で顔を赤く染めた茶髪の兄ちゃんが担架で救急車内へ・・。ゲゲ。直視しちゃった。キャッ♪
で、HARD OFFへ。出来て間もないのかどうか分かりませんが、他のHARD
OFFと比較すると商品数は少なめ。でもジャンク品でもかなりキレイです。
- MAGICAL POWER MAKO 『WELCOME TO THE EARTH』
('81) LP \504
・・・マコさん、何を血迷ったか的作品。元々武満徹氏や灰野敬二氏などと共演したりと現代音楽〜プログレ少年だったマコさんがテクノな歌もやったりしている、元ファンがっかりなアルバムなのです。とは言うものの、ちょっと期待してたんですけど。でも聴いてみたらこれがどうも・・。『テクノ歌謡』にも入ってた「フレッシュ・ベジタブル」を聴いてもらえば分かると思いますが、すごく時代を感じる音です。はっきり言ってショボい。'81年は他にも色々物凄いアルバムで出まくっていた年なので、それを考えるとこの音はちょっとどうだろう。甘ったるいヴォーカルもちょっと、ね。なんとなく“マイコン”なんて言葉を思い出したりしますな。マイコン・テクノと名付けましょう(他にないけど)。
- ロジック・システム[松武 秀樹] 『ヴィーナス』 ('82)
LP \294
・・・CDは持ってますが、安いしペーター佐藤イラスト集も付いてるので購入。当時、貸レコード屋で借りて聴いた時は正直ガッカリしました、このアルバム。だって『LOGIC』と違ってYMOっぽく感じなかったんですもの。今でもまぁ『LOGIC』の方が愛聴度は上ですけど、これはこれでナカナカではないかと。ドン・グルーシン作の「TAKE
A CHANCE」は久々に聴いたらノレた。ロジャー・パウエル作の2曲は、パウエル作だと思って聴くと興味深いけど、存在すら知らなかった当時は大して好きじゃなかったですね。
- SYOKO 『未来の記憶』 ('86) LP
\504
・・・G-シュミットのヴォーカルだった女性(美人)のソロで6曲入りミニ。ゲーシュミの方は未聴ですが、なんとなく気になってた存在なので購入。アレンジとサウンド・プロデュースは久石譲。ZTTの影響濃いサウンドです。曲自体はちょっとナル入ったオルタナ〜ゴス系という感じでしょうか。“女ヴィジュアル系”と言われてるのも何となく分かる気がしますな。反してB2「からっぽの日旺日」はメロウなボサノバ調で、歌い方もストレート。これが一番良かったりする。現在は何やってるんでしょうかね。
- 北村 昌士+フォノジェニックス 『ポスト・モダン・ミュージックへの序章(プロローグ)』 ('84)
LP \504
・・・「フールズ・メイト」の北村昌士と、一部で有名なフォノジェニックス(元新月のギタリストがいる)による、よく分からないレコード。A面4曲、B面は21分に及ぶ曲1曲のみ収録。ガムラン風、アンビエント風、ミニマル風・・・と、大体予想通りの展開。中途半端で面白くない。ライナーには中沢新一+浅田彰の「無限領域としての音のありかをめぐって」という、思いっきりニューアカ・テイスト丸出しのコムツカシイ対談が載っており、気恥ずかしいです。
- DIGITAL EMOTION 『DIGITAL EMOTION』
('84) LP \105
・・・なんだか知らない人たち。ジャケ買いしました。そのジャケは、クラフトワーク『コンピューター・ワールド』の如く、パソコン(旧式)の画面の中にメンバーが写ってるというもの(しかもそれが宙を舞ってる)。ただし実写ですが。メンバーは黒人男性・黒人女性・白人女性の3人組。名前はそれぞれCickie
de Beer・Myrna Balrak・Jean Francois Colomboと言うそうな(コロンボ?)。で、聴いてみたらこれが、モロにエレクトロ・クラッシュというかエレ・ファンク系。'84年リリースなので、当時もし聴いてたら「今頃何やってんの」とでも言いそうになる近未来テクノ。でも今聴いたらどんぴしゃりな音よ。オクターブ上下のベースラインとヴォコーダー・ヴォイス、それに絡む女性2人のコーラス。このコーラスは生声なので、ちょっとMっぽい。All
Music and LyricsはAdams&Fleisnerとあります。BREAK
Recordsというレーベルからのリリース。謎だ。
<09/07/02 (土)>
「HARD OFFさいたま上小町店」へ。まあまあの品揃え。
- ナショナル・パスタイム 『愛なき嵐』
('84) LP \105
・・・日記第68回大阪編でシングルを紹介した、カジャグーグー〜G.I.オレンジ的アイドルちっくエレポ・バンド。でもまぁエレポとは言ったものの、前述の2組に比べればエレ度は低いです。本人らが演奏してるのは分かるもののちょっとテクはユルめですし。サラリと転調したり、メロディーはそれなりにポップでいいんですが、いまいちガツンと来るものがないと言うか。アレンジでもっと遊んでも良かったのでは、とも思いますが。尚、シングル「ラビング・ピクチャー」は未収録。プロデュースはマイケル・ハワードとアリス・スプリング。
- エイス・ワンダー 「ウィル・ユー・リメンバー?」
('87) 12" \504
・・・A面がエクステンデッド・ヴァージョン、B面がインスト。インストはオリジナル・ヴァージョンの方をカラオケ化したもの。リミックスするような曲でもないし、ジャケ写も良くないし、出した意味があまりない気がする12インチ。プロデュースはマイク・チャップマン。
- FRONT242 「RHYTHM OF TIME」 ('?)
12" \105
・・・アルバム『ティラニー〜フォー・ユー』収録曲の12インチ。A面は“12”と“Anti-G
Mix”の2ヴァージョン入り。ま、それなりです。で、B面はジ・オーブがリミックス。おぉ。と期待したものの、何とも凡庸な出来。4ツ打ちモノで、いつもの大コラージュ大会は開催されず。P-MODELのリミックス盤『コレクティブ・エラーズ』を10倍薄めたようなガッカリミックス。コラ博士、手抜いたろ。
- ダリル・ホールとジョン・オーツ 『H2O』 ('84)
LP \105
・・・ホール&オーツはこれで2枚目。このアルバムもやたらHARD
OFFで見かけます。でも内容はさすがにイイな〜。ABCもパクっていた「マンイーター」(スティービー・ワンダーの「パートタイム・ラヴァー」も「マンイーター」のパクリだという説がある)、もろプリンスなエレ・ファンク「クライム・ペイズ」とか、さすがです。あと「ワン・オン・ワン」と「ゴー・ソロ」は強烈にトッドそのままな節回しが出てきて面白い。好きです。特に「ワン〜」の方の美甘メロはトッドそのまま。名曲。スケをコマす時のBGMにはぜひ。
- ROBERT WYATT 「SHIPBUILDING」 ('82)
12" \819
・・・ラフ・トレードからリリースされた、クライヴ・ランガー作詞、エルヴィス・コステロ作曲による12インチ。3連のバラードで、どっかで聴いたような曲ですが悪くない。僕チンはワイアットという人に対して特別思い入れがないので、この人の音楽評にありがちな“名唱”だとか“涙なくしては聴けない”とか、どうも必要以上に「かわいそうなひと」扱いしているように感じられるのにはウンザリしてるんで、どうも突き放した聴き方しか出来ないのがファンの方(特に自伝とか読んで肩入れしちゃってる方々)にはホント申し訳ナスです。B面は「Memories
Of You」と「Round Midnight」の2曲入り。「Round〜」はジャズ・ヴォーカルもの。わざと音を汚して録音してあるのがシブい。シンセの音が哀愁。グー。
- MORLOCK 「DER ENERGY(NOISE)」 ('92)
12" \105
・・・裏ジャケを見たら“ROTTERDOM RECORDS”のマークがあったので、オォ懐かし〜と思い購入。だが、聴いてみたら妙にテンポが遅く感じる。レーベルにはA・B面とも33.3RPMって書いてあるけどどう考えてもオカシイ。で、45rpmで聴いてみたらOK。レーベル見たら前の所有者がマジックで書いたと思しき“45”の数字が(^_^)。しかしどうも聴き覚えあり、気になって『ロッテルダム・テクノ・イズ・ハード・ハード・ハード!!』のCDを引っ張り出してみたら、入ってました。テレックス「モスコウ・ディスコウ」の汽笛の音をサンプリングしてます。今聴くと結構マトモ。A2「Weapon
Of Non-Violence」の方がブビブビいってて激しい。B面の方は33rpmで15分近いライヴ・テイク。こっちはロッテルダムだのガバだの言うより、FUSE(リッチー・ホウティン)あたりもやりそうなハード・アシッド。これは今でも有効。
- 米米クラブ 『シャリシャリズム』 ('85)
LP \504
・・・米米は中学時代の青春です(^_^)。当時、三宅裕司氏がやっていたラジオ番組で「I・CAN・BE」がかかってすごい好きになって、すぐシングル買いました。で、直後にこの1stも買いました。ですが一時期持ってることさえ恥ずかしくなってしまって手放したのです(え、今でも恥ずかしい?^^)。で、懐かしくなって買い戻し。いや〜・・全部歌えますよ。当時あまり好きではなかった「SPACE」「ノンコンプレックス」などの重い曲が妙に良かったりするのが不思議。この重さはアレンジャー(中村哲)の趣味だったのかな。ちなみに、2nd以降は用無しです。
- ミッチライブ 『惑星の観察』 ('86)
LP \504
・・・元インテリアのサックス奏者、沢村満のバンド。メンバーは沢村の他、斉藤れいこ(p)、末期Shi-Shonenのメンバーだった故・塚田嗣人(g)、グレッグ・D・リー(b)の4人。ドラムはゲストで仙波清彦が担当。A面はバンドのセッション風。B面になるとピアノ主体の静謐なサウンド。ん〜。はっきり言って全然グッと来ませんでした。面白くなかったです。どこに面白さを見出したらいいのか、最後まで分からぬままでござんした。僕チンにとってはある意味謎なレコです。
- カーネーション+政風会 『DUCK BOAT』
('86) LP \819
・・・A面がカーネーション、B面が政風会(鈴木博文+直江政太郎)によるセパレート・アルバム。牧歌的なフォーク・ロック。すごくライダースっぽいです。でもところどころで凝ったアレンジが出てくるし、メロディーもちょっと偏屈だったり。直江作が全8曲中5曲、鈴木作が3曲。中では鈴木作の「見晴らし台から」が印象的。
- ヒューバート・カー 「エンジェル07」 ('85)
7" \189
・・・12インチでは持ってますが、7インチは持ってなかったので購入。A面がエディテッド・ヴァージョン、B面はエクステンディド・ヴァージョンでB面だけ一部ドイツ語です。今聴くとなんでこれがヒットしたんだろう?という感じの地味な曲なんですけど、そうは思いつつも好きだったりしてこれが性(ツイスト)というやつでしょうか。ちょっとラテン歌謡っぽくもあるメロですね。スパンダー・バレエあたりがやりそうな曲調です。
続いて、「ディスクユニオン北浦和店」へ。アンダーワールドを買おうとしたのに、ポップは置いてあるもののCD自体はゼロ。売れてんな〜。
- ピーター・ガブリエル 『W』 ('82/'02)
CD \2,548
・・・リマスター紙ジャケ再発。実はピーガブのアルバムの中ではこれが一番好き。というか思い入れがあります。サンストで「キス・オブ・ライフ」を聴いてスゲェ!と思ってからですから。当時は小5ぐらいでしたから、「リズム・オブ・ザ・ヒート」とか何だかよく分からなかったですけどね。「ザ・タッチ」はテクノっぽくて好きでした。あと「ショック・ザ・モンキー」。今回の再発では音もかなり良くなってて興奮。やはり名盤です。あと、当時も今も分からないのが心霊写真みたいなジャケ。ピーガブ本人の顔だと聞いたことがあるんですが、何を表現したかったんだろう。
- ピーター・ガブリエル 『SO』 ('86/'02)
CD \2,548
・・・同上。曲順が変更されてて、「イン・ユア・アイズ」が一番最後になってます。久々に聴きましたが、やっぱり良いですねぇ。カッコイイっす。特に「ビッグ・タイム」が好きなんです。あと、マヌ・カチェのバシャンバシャーンちゅードラムが最高。教授のハートビート・ツアーでもこの人のドラムばかり耳に残りました(特に「M.A.Y.〜」が素晴らしかった)。リマスターで音もすごく良くなってて、1曲目「レッド・レイン」からノリノリです。改めて参加ミュージシャン見たら、ジム・カーとかP.P.アーノルド、サイモン・クラーク(レッド・ボックスのトゥルーソンさんでしょうね)なんて方々も参加してたんですねぃ。ちなみに2枚ともユニオン特典のミニチュア帯もらったけど、特に有り難味も感じないんですけど。
- エッグ 『優雅な軍隊』 ('70/'91) CD
\1,470
・・・スチュワート&ガスキンのデイヴ・スチュワートが在籍していたプログレ・オルガン・トリオの2nd。1stに近い作風で、難解とか言われてますがそんなコタァないよ。多分にジャズ・テイスト濃厚で、聴きようによってはオッシャレ〜な感じ。「ニューポート病院への訪問」なんかのオルガンなんかシビれるけんね。でも、ちゃんと実験的な曲も用意してあって「ボイルク」なんてのはピンク・フロイド色が濃いミュージック・コンクレート的ナンバーで聴き応え十分でおます。
帰宅してしばらくしたら、hmv.co.jpに先月の21日にオーダーしていたCDが無事到着。
- パイロット 『Blue Yonder』 ('02)
CD \2,520
・・・これは嬉しい復活。こんだけ待ってたアルバムも最近では珍しい。CD化されていない4thアルバム『新たなる離陸』収録曲の再録ヴァージョンを中心に、新曲2曲、'75年のライヴ1曲、日本盤のみセルフ・カヴァー1曲を追加。冒頭、デヴィッドの歌声が聴こえたときは「ぅわ〜、声がおんなじだよ〜」と感激、興奮&驚嘆。でもさすがにハイトーン部はちょっと苦しそうですが。とは言え「One
Good Reason Why」あたりではどうしても涙腺緩んでしまう僕チン。いぃ〜わぁ。他の曲もほぼ原曲通りに再録。何曲かはキーを下げてますがこの変わらなさ。タケカワ某氏に見習ってほしい。新曲(厳密に言えば昔書いて未発表だった曲)もイイし、ファンキーな'75年のライヴ「Hold
Me」もグー、1stに入ってた「Lovely Lady
Smile」のカヴァーも更にシットリと大人の世界でバッチグー。次のアルバムの予定もあるというし、ワクワクしてしまいます。祈・来日!!!!!
第72回
<08/26/02 (月)>
23日の深夜に、Amazon.jpにオーダーしたCDが到着。さすがjpは早い。ま、新譜ですし。
- V.A. 『WIRE02COMPILATION』 ('02)
2CD \3,360
・・・今年初めて行くことになった(これ書いてるのはイベント当日、8月31日早朝です)テクノ・イベント、WIRE02のコンピ。2枚組ですが一気に聴きました。堪能しました。特に1枚目。エレクトロ・クラッシュってずいぶん広まってますね〜。嬉し。一番良かったのはDr.Shingo。メジャー・コード系の胸キュン・エレクトロ。素晴らしい。あとKAGAMI、NORTHERN LITE、既出ですがLUKE SLATERなどなど、み〜んな懐かしいエレポ・サウンドで実にイイです。2RAUMWOHNUNGのヴォーカルって、インガ・フンペなんですね。ちょっとビックリ。2枚目はSKETCH SHOWから。「ジャム」っぽいフレーズがヒヨヒヨ鳴ってるエレクトロニカ・チューン。細野さん、MOMとかオヴァルとか好きだって言ってたからな。幸宏氏のヴォーカルもグー。でももうちょっと聴きたい、ってところでおわっちゃうのが何とも。・・らしい焦らし方だな。FRANK MULLERと卓球の共作もニューウェイビー・サウンド。CO-FUSIONもドンガドンガ。2枚目は後半ちょっと地味な気もしますな。やっぱ1枚目の方がいいな。
<09/02/02 (月)>
先日のWIRE02の余韻にまだ浸っていたい〜と思い、関係者のCDを探しに、仕事が終わってから渋谷へひとっ走り。駅から外に出ると、目の前の巨大スクリーンで中島美嘉のPVが流れている。凝視。まず「ディスクユニオン渋谷クラブミュージックショップ」へ。この辺に行っても中島美嘉の曲がそこかしこで流れている。最後の5枚は、「5枚で\1,000(税抜)」というエサ箱から。
- ヘル 『DJF750』 ('99) CD
\1,260
・・・DJヘルのミックスCD。ジゴロ・レーベルの曲も含め、エレクトロ系の曲が続く。途中いきなりアマンダ・レアが出てきたりしてビックリ。これがヘル流なのか。後半はフライング・リザーズ「マネー」やノイバウテンまで出てきます。選曲の面ではWIRE02の時よりこっちの方が個人的には好みですな。ただ、めちゃくちゃ上手いDJかというと、そうも思えないところが・・。まぁジゴロにしろソロ作にしろ、常に気になる存在ではありますけどね。
- ウエストバム 『DJF125』 ('98)
CD \1,680
・・・バムやんはWIRE02ではトリを飾り、フロアを大いに湧かせたオッサン。その(無意味な)パフォーマンスに魅せられてしまい、人柄の良さもあってすっかりファンになってしまった僕チンであります。ソロ作はTAKBAM程度しかマトモに聴いたことないですが。で、このミックスCDは、WIRE02の興奮を呼び覚まさせるような内容でグーです。中盤まではヘル同様淡々としたエレクトロ系が続く(ドッ、ダッ、ドドダッ♪て感じ)。聞いたことない名前のが多いな。で、ニール・ランドストラム〜ルーク・スレイターから徐々に盛り上がり、後半は爆発。燃えまっせ〜。
- ミルザート 『エブリ・ドッグ・ハズ・イッツ・デイ』 ('01)
CD \1,680
・・・ジェフ・ミルズが'00年にリリースした同名のシングル2枚に、新たに新曲を追加してリリースされたアルバム。このミルザート名義のソロは本人曰く、「ジャズ・カルテット的な雰囲気を出したいと思って作った」そうで、“Waveform〜”シリーズやDJのハードな音とは正反対。ちょっとマッタリ&スペイシー。Robert
Hoodのソロ『NIGHTTIME WORLD』もこんな音だったような気がするな(同様にあまり好きになれなかった)。「SHIBUYA-KU」なんて曲があって、街頭での日本人の喋り声なんかが聴こえます。
- MONIKA KRUSE 『ON THE ROAD MIX VOL.2』
('02) CD \1,879
・・・WIRE02では最初、ただ“女性DJ”という物珍しさ(withスケベ心)だけで期待していたモニカさんですが、実際そのDJを目の当たりにしたら圧倒されました。色んな意味で興奮しました。で、早速ミックスCD購入。しょっぱなからジェフ・ミルズ〜ザ・ヴィジョン(ロバート・フッド)と飛ばしてくれます。全編ハード・ミニマルでぶっ飛ばします。気が抜けませぬ。中盤のTomaz
vs Filterheadz〜Gaidenあたりで発狂します。気を抜かれまふ。Green
Velvet、PAS(Luke Slater)、F.U.S.E.など選曲も良い。男まさりです。オススメ。なお、モニカさんのホームページの方ではWIRE02当日の写真(卓球との2ショットあり)なども見れます。
- ウィー・イン・ミュージック 「オープニング」 ('02)
CD \315
・・・BUGGLEさんもAAJの日記で紹介していたCD。もろフレンチ・ディスコ〜フィルター・ハウス系の音で、ダフト・パンク好きは必聴。ヴォーカルはちょっとニューロマ入っててポップだし、言うことナス(byリケン)。「Grandlife」と「Now
that love has gone」の2曲を各4ヴァージョンずつ、計8トラック収録。リミキサーとしてレ・リズム・ディジタル等が参加。また、CDエクストラ仕様になっており、2曲のPVが見れます。「Grandlife」のPVは日本でロケしたらしく、日本人ばっかり出てきます。ラストは見事なオチがついており、思わず手を叩いて笑ってしまいました。女の子にもウケるんじゃないかな。笑えてちょっと感動もできる名PV。
- DJ XAVIER PEREC 『XPANSIONS - PART2〜3RD
MILLENIUM URBAN GROOVES』 ('01)
CD \210
・・・XAVIER PERECという人がコンパイルしたコンピ。A
CERTAIN FRANKが入ってるのでアタタック系の音なのかな、と思ったらグラウンド・ビートとかハウスとか、わりとユッタリマッタリした音がほとんど。A
CERTAIN FRANKもそういう傾向の音。A CERTAIN
FRANK以外ではTOTAL ECLIPSEしか知ってる名前がないな。レーベルはSWIRLというところ。
- ADAM F 『COLOURS』 ('97) CD
\210
・・・アルヴィン・スターダストというグラム・ロッカーを父に持つアーティスト。でも息子はドラムン・ベース。ロニ・サイズとか世間の評判ほどハマりませんでしたが、本作は結構イイ。生音も多用しておりジャズっぽいテイストも多分にアリ。夜のハイウェイの図が浮かぶようなシブい音。EBTGのトレイシー・ソーンがヴォーカルの「The
Tree Knows Everything」と、ザップ(ロジャー)ばりにトーク・ボックスを使った、ちょっとブラコン・テイストの「Music
In My Mind」がフェンダー・ローズもバリバリで激シブ〜♪
- APOLLO FOUR FORTY 『GETTIN' HIGH ON YOUR
OWN SUPPLY』 ('99) CD \210
・・・アルバムとしては3枚目あたりだと思われるビッグ・ビート系バンド。だいたいビッグ・ビート系ってどれ聴いても似たような感じを受けるんですが、既聴感を感じつつも結構カッコイイ!!とか思ったりしてこれが。特に「STOP
THE ROCK」はアンダーワールド調呪術的ヴォーカル+ベイ・シティ・ローラーズ的“拍の頭で両手を上げて手拍子したくなる”リズム+ガレージ風ピロピロ・オルガンが印象的でアルバム中白眉の1曲。他にもSF映画「ロスト・イン・スペース」のテーマとなった同名の曲や、「BLACKBEAT」など予想以上に収穫の多かった1枚。また、CDエクストラになっておりレコーディング中のメンバーの動画や、収録曲に合わせたイメージ画像、メンバーの写真などが多数見れます。
- ALEX REECE 『SO FAR』 ('96) CD
\210
・・・よく中古盤で見かける名前。一応ドラムン・ベースなんですが、なんとも音にヒネリが足りないのねんのねん。2拍4拍にスネアが入ってリズムもシンプルだし、“雰囲気ドラムン・ベース”というか、まだ試作段階なんじゃないの?という感じ。こういうの聴くと、ロニ・サイズとかゴールディーとか4ヒーローとかって、やっぱりスゲエのかなと思う。正直。ジャケにしても・・これじゃ、何も考えてないでしょキミ、とでも言いたくなりまする。
- PANACEA 『PHOENIX METABOLISM』 ('99)
CD \210
・・・以前から名前は気になってた人。ガバみたいに爆音でグシャグシャなドラムン・ベース(スピードコアなどと呼ばれるそうな)を演ってるのが、このパナシアという恐い顔(&ちょっと太り気味)の野郎です。全22トラック。ひょえー。ヒップホップっぽいトラックもあり。映画か何かからのサンプリングらしきセリフが曲と曲をつないだりして、ちょっとマルコム・マクラレンの1stあたりを想わせる映像的な作り。でもさすがにヘビーですわ。通して聴くと疲れます。年かのぉ。
続いて「バナナレコード渋谷店」に行ってレコハン袋などアクセサリー系を買い(レコ、CDは収穫ナシ)、その後「タワーレコード渋谷店」へ。まずは3Fのクラブ・ミュージック・コーナーへ。
- Dr.SHINGO 『Dr.SHINGO'S SPACE ODD-YSSEY』
('02) CD \2,404
・・・WIRE02(には出演しなかったものの)のコンピに入ってた曲がすごく良かったのでアルバム購入。イイですわ〜、この人。いい意味で下世話な感じのメロディーとかすごい好き。スペイシーでヴォコーダーびしばし、エレクトロ〜エレクトロクラッシュな世界バリバリです。一番スゴイと思ったのは「I
WALK THIS WAY」。かなり狙ったと思しきテクノ歌謡的メロ。歌詞つけて歌ってほしい。これはサイボーグ80'Sまんまですよ(^_^)、いやマジで。他はちょっとYMOっぽい「LEO'S
DREAM」とか、サイロブとかボカム・ウェルトあたりのリフレックス的サウンド「YELLOW
INVADER」、卓球氏の『KARAOKE JACK』に直結する「HAVE
YOU EVER SEEN THE BLUE COMET?」なんかがお気に入り。あと、ニルヴァーナの「SMELLS LIKE TEEN SPIRIT」を思いっきりハッピーな宇宙エレクトロ調にカヴァーしてる。これも必聴。ボーナス・トラックとして「HAVE
YOU〜」のURAL 13 DIKTATORSリミックスと卓球リミックス入り。個人的にはURALの方が好きだな。ま、何にせよオススメです。
続いてはJ-POPを扱う3Fへ。
- 中島 美嘉 『TRUE』 ('02) CD
\0(ポイントカードで交換)
・・・BUGGLEさん同様、当然僕チンも買いました。別ヴァージョンや新録などもありますが既発表曲をすべて収録した1st。以前DVDは買ったんですが、シングルは全然買ってなかったので有難い。「WILL」や「STARS」など、早くもスタンダードと化してしまいそうな素晴らしい楽曲の数々。雨の中号泣するPVもインパクト強かった「HELPLESS
RAIN」も染みる名曲。ノリのいい「CRESCENT
MOON」は、この人にハマるきっかけになった曲なので、個人的には思い入れがあります。でもやっぱりこの人は声ですね。曲ももちろんいいけど、声がいいんですよ(榎本加奈子のシングルにバックコーラスだけで参加したぐらいですから^^)。まぁもちろんルックスにも惹かれてるわけですが。
- チャクラ 『さてこそ』 ('81/'02) CD \2,500
・・・突然のリマスター再発。何かの予兆でしょうか(だったら嬉しいですが)。これは細野さん絡みということもあってか、3枚中一番好きなアルバム。「You
Need Me」とか、サンセッツの『ヒート・スケール』あたりの音に通じる細野さんらしさがあってかなり好き。後半の美潮嬢のヴォーカルは、ビョークのようです。リマスターに関しては、一聴した感じだと大して変わってない気も。各音の分離は良くなってますが、徳間盤のCDはもう聴けない!、というほどでもないかと。リマスターなら鎮西技師にまかせた方がいいのでは(^^)。ボーナス・トラック「おはよーみなさん」はパンクです。あとライナーなんだけど、もうちょっと何かなかったんですかねぇ。
第71回
<08/24/02 (土)>
仕事が終わってから「BOOK OFF新所沢店」へ。
- 有頂天 『SEARCH FOR 1/3 BOIL』 ('88)
CD \1,627
・・・日清パワー・ステーションでのライヴを収録したアルバム(収録日は書かれていない)。アナログでは持ってますがCDはアナログより3曲多い(「ベジタブル」「FINE」「ホワイトソング」)全14曲。「ホワイトソング」は好きな曲なので嬉しい。でもやっぱりスタジオ盤の方がテクノ度は高いですね。ライヴだとバンド・サウンド寄りです。
- 松浦 雅也 『スウィート・ホーム』 ('89)
CD \105
・・・伊丹十三製作総指揮、黒沢清監督によるホラー映画(宮本信子、山城新伍、NOKKOらが出演)のサントラ。フェアライトVを使用。とは言ってもテクノっぽいサウンドではなく、オーケストラをシミュレーションしたような厳かな曲が多い。ホラー映画だからなのか、時折ギョッとするような仕掛けも。St.Phillips
Choir Boysが歌う「Home Sweet Home」は美しい。PSY・Sの「Child」も収録。映画の方は未見ですが、色々映画関係のHPを見ると“B級映画”だとか一様に評判はよろしくないようで。でも逆に観たくなるなぁ。スプラッターはダメですけど、「ハウス」とかこういう密室ホラーは好きです。
続いて、ちょっと先に行ったトコにあった「HARD OFF所沢東新井店」へ。ジャンク品コーナーのアナログはものすごい量。
- 高嶋 政宏 『キングダム・マン』 ('93)
CD \504
・・・クリムゾンの「スターレス」をカヴァーをしたり、デヴィッド・モーションやギャングウェイのメンバーにプロデュースしてもらったりと、実は結構ブリティッシュ・ポップ通な高嶋兄。ゴツい顔に似合わず歌声はソフトです。でも何曲かはチャゲアスっぽい節回しが出てきてイヤです。本作の目玉は、コーギスの「ALL
THE LOVE IN THE WORLD」をカヴァーしてること。わりと原曲に忠実にやっています。名曲。他、財津和夫作曲のは普通の元気印ポップスでつまらない。本間昭光という人がアレンジした曲はブリティッシュ・ポップ全開でイイですね。
- 中原 理恵 『インスピレーション』 ('82)
LP \105
・・・レンタル落ち(裏表にシール付き)+底ヌケの激ボロ盤でしたが、「プリティー・ボーイ…大・丈・夫」と「ナンバーワン」の2曲は高橋幸宏作詞・作曲・編曲なので即買い。2曲ともスーザンのアルバムに入っててもいいような、いかにもの幸宏調テクノで大収穫。「ナンバーワン」の方にはかなりハッキリ本人と分かるコーラスで参加。ゲートエコーが強烈なスネアも聴きモノ。他の曲は筒美京平御大や井上尭之などが作曲。「恋のカクテル」はテクノっぽいアレンジ(筒美京平・大村雅朗編曲)。後藤次利編曲の「TONIGHT」もかなり音数の多い分厚いサウンドでかなりイイ。
- 堀 ちえみ 『プラムクリーク』 ('84)
LP \105
・・・何人産んでも男の子。通称・男腹の掘ちえみさんです。B面ラストの「涙をありがとう」は高橋幸宏作曲、白井良明編曲。引退のことを歌った曲なのでしょうか。イントロやサビで“キミのッオ〜こーと〜
好きだっア〜ッた〜”と例の歌唱法で歌ってるのはどう聴いても幸宏氏だと思うんですが、クレジットがないのは失礼ではないかい。でもカシブチ氏や白井氏が演奏してるのはクレジットがあるんだよな。真似して歌ってるのかもしれん。分からんその辺は。他の曲は聴く気になれないので割愛。
- 主演:吉川 晃司、音楽監督:トット・テイラー
『シャタラー/オリジナル・サウンドトラック』 ('87)
LP \105
・・・レンタル落ち。吉川ファンでさえも多くは語りたくないらしい日伊合作B級映画。誰がどういう理由でトット・テイラーを起用したのかは謎。内容は、まぁあくまでサントラってことで。一応マフィアと争うハードボイルド映画らしいので、「スパイ大作戦」っぽいインストとか、危険迫るシーン用の音楽なのか、不安気な印象のドヨーンとした印象の曲など色々。全編インストで、ジャズっぽいのが多いです。ビデオ化はされてるみたいです。これ、'87年のアルバムなんですが、CDも同時発売で出たんですよ。CDの方はずっと探してるんですけどさすがに出てこないですね。
- TUBEWAY ARMY 『TUBEWAY ARMY』 ('79)
LP \105
・・・これは失敗。輸入盤だと思って買ったらただの帯ナシ日本盤でした。日本盤なのに裏ジャケには原盤の番号まで書かれたままだから間違えちったよ。
- SHRIEKBACK 『OIL AND GOLD』 ('85)
LP \105
・・・元XTCのバリー・アンドリュースのバンド。通算4枚目。ノリノリでファンキーな曲がほとんど。本人達はノリノリなんでしょうけど、カラッとしてヌケの良いアメリカ志向のサウンドにはあまり入り込めません。でも、いつまで経っても“元XTC”と言われ続けるバリーさんもカワイソウですね。とは言いつつどうしてもね。
- アダム&ジ・アンツ 『プリンス・チャーミング』 ('81)
LP \210
・・・メジャーでの第2弾。前作は10週連続全英1位だったそうで、本作は金も時間もかけて作られた様子。ただ作りこみ過ぎの感があって、色んなことをやってるのは分かるんですがどうも散漫な印象。曲そのものもあまりイイのがないな。ラテンのりっぽい曲が多いのも個人的にはどうもダメ。ロックの感じがしないのです。プロデュースはクリス・ヒューズ。エンジニアはロス・カラム。このロスって人の手掛けた作品は、どうも印象良くないのが多いです。なお、アダムの近況についてはココを参照。大丈夫なんでしょうか。
- カルチャー・クラブ 『カラー・バイ・ナンバーズ』 ('83)
LP \105
・・・どこのHARD OFFでも大概売ってるヒット作。買うのをためらうほど投げ売りされていますね。で、カルチャー・クラブは当時は全然興味ありませんでした。ボーイ・ジョージのアイドル的人気は凄かったから、音楽の方は聴く気になれなかったですね。でもヒットした「カーマは気まぐれ」「ミス・ミー」「ポイズン・マインド」は懐かしかった。でも懐かしいだけだな。やっぱり'80年代だったらエレポやらなくちゃだわ。カルチャー・クラブはソウルとかレゲエとかが下地だから、個人的嗜好としてはどうもグッと来ない。存在はキワいのに音楽自体は真面目にやってるんだもん。音楽もキワいと良かったのにね。
- トンプソン・ツインズ 「キング・フォー・ア・デイ(エクステンデッド・ミックス)」 ('85)
12" \210
・・・ジャンク品とは言え、ジャケ上部が水で濡れてヘニャへニャ&帯がジャケに糊付けつれたようにへばりついて取れない(しかもジャケ中央寄り)。ジョー・リーウェイがスッポリ隠れてしまってます。で、タイトル曲のエクステンデッド・ミックス。これがまたずいぶんとモッサリした仕上がりだこと。曲そのものもシングルで出すほどいいとは思えんですぜ。A2は「ドクター・ドリーム(スマックアタック)」。ちょっとラテンのりでカッコイイ。B面は「アウト・オブ・ザ・ギャップ(メドレー)」で、「イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」から始まるトンプソン・ツインズ・ヒット曲メドレー。当時よくあった“メガ・ミックス”ってやつですかな。こうして聴くと結構耳タコと化してるフレーズが多いことに気付きます。好きねぇ。
- フロック・オブ・シーガルズ 「星空の恋」 ('84)
12" \105
・・・これまたヒドいジャンク品。盤そのものはダイジョブだったけど、内ジャケとかライナーがカビだらけ。ゴマ粒みたいにポツポツと黒いカビが。帯取ったら白カビがポロポロと。ぎょえぇ。この妙な、甘ったるいような匂いもどうしたものか。ライナー出したら端っこ触っただけで粉々になっただよ。で、とりあえず聴きます。A面は“フル・ムーン・ミックス”と銘打ったインスト。ゲートリバーブ強調してます。悪くないミックスです。B面は「ロスト・コントロール」と「星空の恋」のシングル・ミックス。ヒットした「アイ・ラン」よりイイ。さて。聴きました。臭いし気持ち悪いので、捨てます。
- リ・フレックス 『危ないダンシング』 ('83)
LP \105
・・・以前、10ccさんやサトルさんから頂いたビデオ・クリップ集に「危ないダンシング」のPVが入ってて、一発で気に入ったのでアルバム購入。存在は知ってたもののそれまで聴いたことありませんでした。某誌では“トーマス・ドルビー+デュラン・デュラン+ウルトラヴォックス”てな感じで紹介されてましたが、ウ〜ン、当たってる。フィクスあたりにも似てるかな。まさに僕チンの好みドンピシャリ。シモンズ多用の中高域強調エレポ。このテの音は体が勝手に反応します。ヒットしたタイトル曲もいいですが、「ヒット・ライン」のサビのバックに聴こえる中期YMOっぽいシンセ音とかイイなぁ。他の曲も出来すぎというくらいよく出来てます。プロデューサーのジョン・パンターの手腕でもあるんでしょうか。で、気に入ったので「他のアルバムも聴きたいぞ」と思って探したら、2ndアルバムからの先行シングル「How
Much Longer」のリリースを最後に活動停止したそうな。ガーン。その2ndアルバム『Humanication』は結局リリースされず終いだそうな。納得いか〜ん。メンバーのポール・フィッシュマンがトンプソン・ツインズのツアーに参加するため脱退、そのまま活動停止となったそうな。アッサリしとるねー。ともかく本作はイイ。最高。名盤。エレポ好きは聴くべし。
- ゴー・ウェスト 『GO WEST』 ('85)
LP \210
・・・これまた存在は知ってたものの素通りしてきた2人組。中古ではやたら見かけるジャケです。で、こちらもサトルさんのPV集で「ウィ・クローズ・アワ・アイズ」のPVを見て気に入ったので買いました。そのゴドレイ&クレームが監督したPVではハンマー振りかざして男クサさアピール&肉体美誇示傾向でしたが、サウンドはとにかくポップ。たまにロバート・パーマーそっくりになる節回しもイイ。どの曲もキャッチーで出来すぎって感じです。やっぱり「ウィ・クローズ〜」が一番好きだな。で、しばらく何やって過ごしてたのか分かりませんが昨年再結成してアルバム出してました。関係ないけどリック・アストリーも復活してアルバム出してました。関係ないけど以前「すごい売れてた頃リック・アストリー見に行ったんだけど、カッコ悪くて寝ちゃったんだよね」と関根勤氏が言ってました。
- ヒューバート・カー 「サムシング・アイ・シュッド・ノウ」 ('86)
12" \105
・・・4th『テン・ソングス』収録曲のExtended
Remix。哀愁のニューロマ・エレポ歌謡。既聴感アリアリですが悪くない世界。B面も同アルバムからで「ロンサム・カウボーイ」。ちょっと下世話になったドルフィン・ブラザーズといったところでしょうか。しかし、せっかくの12インチなのに両面とも無音部分の溝の方が多いぞ。
- SEONA DANCING 「BITTER HEART」 ('83)
12" \210
・・・こないだのオフ会用CD-Rにも入れたショナ・ダンシング「僕はビター・ハート」の12インチ。どこにも書いてないですが、A・B面ともロング・ヴァージョン。7インチだと分かんなかったんですが、フィル・ソーナリーのプロデュースだったんですね。カッチョイイです。激オススメ。
- RED BOX 「LEAN ON ME」 ('85)
12" \210
・・・名曲。“DOGMATIX”という副題のついた12インチ・ヴァージョン。B面は「STINGING
BEE」というレッド・ボックスがプロデュースした曲と、「LEAN
ON ME」のオリジナルの2曲入り。何度聴いてもXTC(特にコリン)が頭に浮かぶ究極の英国的ポップ。
- HOLLY JOHNSON 「LOVE TRAIN」 ('89)
12" \105
・・・これは7インチでは持ってますが、いくらリミックスしてもダメですね。聞くたびに悲しくなりまする。この人のアクの強い声はすごく好きなんだけどサウンドが安っぽいよなぁ。
- ジェネシス 『インビジブル・タッチ』 ('86)
LP \210
・・・もはやユニオンあたりでは買い取ってくれないのでは?と思ってしまうほど在庫過多なヒット作(フィルコリ・ソロも同じ)。昔借りて聴いた憶えはありますが、イイですねぇこの軽さ(^_^)。プログレッシャーが敬遠する気持ちも分からないでもないですが、エレポもプログレも好きな僕チンにとっては楽々許容範囲の音です。特にA面の1〜3曲目のヒット曲の連発には参ります。特にPVが最高だった「混迷の地」は、当時まだ珍しかったシングルCD(12cm盤)も買ったし大好きな曲。
- カール・ビスキュイ 『シークレット・ラヴ』 ('88)
LP \105
・・・よく分からないフランスのシンガー/ダンス・パフォーマー。クラムド・ディスクからのリリースなので購入。声はピーター・マーフィーあたりに似たナル&ニューロマ系。バックはほとんどシンセで、曲自体はヨーロピアン退廃風味ポップ。これが意外とハマる。ダリズ・カーあたりを思い出したりして。クラムドが出すレコはどれも独特で好きですね。ちなみにフランス語読みだとカール・ビスキュイですが、英語読みだとカール・ビスケット(Karl
Biscuit)になります。お菓子のような人になるです。
- フィクス 「ワン・シング(リーズ・トゥ・アナザー)」
('83) 7" \189
・・・名盤『リーチ・ザ・ビーチ』のトップを飾る名曲。アルバム・ヴァージョンとはちょっと違ってます(ミックス・ダウンし直したそうな)。ルパート・ハイン本人かと思われるコーラスがいい味。B面は「オピニオン」。地味ですが染みる名曲。
- ロックウェル(共演:マイケル・ジャクソン) 「ウォッチング・ミー」
('84) 7" \21
・・・当時のモータウンの会長の息子、ケネディ・ゴーディのユニット。音はエレクトリック・ファンク系でめちゃくちゃツボです。ピロピロしたシンセ・ソロもナイス。サビはマイケル・ジャクソンが歌ってて、30代以上の人なら聴けば「あ〜これかぁ」と言うはず。B面はインスト。というかカラオケです。
- ワーク・アイランド・フューチャリング:トミー・スナイダー
「ストレンジ・シティ」 ('85) 7"
\21
・・・キリン・ビールのCMに使用された曲で、ジャケもCMに出たと思われる外人さんが砂浜でビールと共に写ってる写真。ヴォーカルは元ゴダイゴのトミー・スナイダー。ワーク・アイランドについては何の説明もナシ。CM用のユニットか何かでしょうか。作曲は故・井上大輔、アレンジは国吉良一。ズンドコ・ドラムが印象的な中庸ポップ。B面「ドント・ターン・アウェイ」もトミーのヴォーカル曲。KAZUYUKI
ITOHという人の作曲。ほとんどトミーのソロのようです。
- キャプテン・ダックス 「ソウル・フランケンシュタイン」 ('76)
7" \52
・・・「ソウル・ドラキュラ」や「怪傑!ソウル・キャット」などに続いて企画されたと思しきディスコもの。実は10年以上前になりますか、とんねるずが「嵐のマッチョマン」という曲を出したとき、歌詞に出てくるディスコもののシングル(おしゃれフリーク、ハローミスターモンキー、ドゥ・イット、ハッスル等)を集めたことがありまして。同じ頃「ソウル・ドラキュラ」にもかなりハマりました。あれは'75年作にしてはシンセがビシバシでカッコイイんですよ。で、これは「ドラキュラ」と同じフランス産。「ドラキュラ」と同じように笑い声を入れたりしてるもののアチラほどインパクトはないですね。B面「恐怖の吸血男」もおんなじような曲。
- イモ欽トリオ 「ティーンエイジ・イーグルス」 ('83)
7" \189
・・・二代目フツオがVoの唯一のシングル。細野晴臣作曲、白井良明編曲のテクノ歌謡野球讃歌。実は持ってるんですけどね。トレード用に捕獲。
<08/25/02 (日)>
家から車で1時間以上かけて「HARD OFF鶴ヶ島インター店」へ。この辺へ行くのは初めてでした。
- HOWARD JONES 「LIKE TO GET TO KNOW YOU WELL(INTERNATIONAL
REMIX)」 ('84) 12"
\105
・・・「君を知りたくて」の12インチ。同名の編集LPにも入ってました。リミックスと言うかロング・ヴァージョンですね。シンセ・ソロがあったり。原曲自体メロディアスでサウンド自体は地味なので12インチ向きじゃない気がする。B面は「バウンス・ライト・バック」のCause
and Effect Remix。こちらもリミックス度は地味。2曲ともオリジナルで十分です。
- アラン・パースンズ・プロジェクト 『ピラミッド』 ('78)
LP \819
・・・3枚目、でしたっけ。まだプログレの名残りがあるサウンドです。シングルにもなった「WHAT
GOES UP」はデヴィッド・ペイトンがヴォーカル。ちょっと地味ですがなかなかポップでいい曲。他の曲もまだそんなに悪くない。ただ随所にピンク・フロイドまんまな部分がかなりあって、まぁプロデューサー本人だから仕方ないかもなぁとは言えちょっとこれどうよ的な部分もあったりしてこれが。
- アラン・パーソンズ・プロジェクト 『運命の切り札』 ('79)
LP \504
・・・これは何枚目でしょう。ユニオンなんかだと\500でも高いかも程度に叩き売りなアルバム。う〜ん、1曲目から産業ロック・サウンドだなや。なんか筋力トレーニングとかボクシングとかしたくなる(でもしない)音だ。A4もそんなだ。なんだ。今回はデヴィッド・ペイトンはベースに専念。残念。あ。クリス・レインボウさん、おつとめご苦労さまです。
- 武川 行秀 『泥棒日記』 ('84) LP
\819
・・・このアルバムはこれで3枚目。帯ナシ通常盤(底ヌケ)、帯付き見本盤と買って、今回は帯付き通常盤。やっと完全盤が買えたわけです。内容は、ハードロック調の曲をやったりしてるもののどれも薄っぺらいアレンジでファン以外にはあまりオススメ出来ない感じです。でも僕チンはファンなので、このショボさが逆にいとおしいわけです。
- タケカワユキヒデ 『ドント・ターン・バック』 ('86)
LP \819
・・・これは2枚目。最初に買ったのは帯破れレンタル落ちのボロ盤でした。今回は美品。内容はアイドルや俳優など、人に提供した曲をセルフ・カヴァーしたモノ。中森明菜に書いた「ソリチュード」や高倉健主演映画「夜叉」の主題歌など色々。歌詞も英語に直して歌ってます。やっぱこの人の歌は英語でこそ活きる。
- 武川 行秀 「トゥナイト」 ('84) 7"
\21
・・・これも2枚目。前に買ったのは見本盤でジャケにシール付きのボロ盤。アルバム『泥棒日記』からのシングル・カット。これが例の“ハードロック調”の曲。最初はそれ風なのに、サビで急にこの人特有の甘ったるい展開になるのでオヨヨ。
- ニック・カーショウ 「ハート・ビーツ」 ('86)
7" \189
・・・「ザ・リドル」から1年ぶりにリリースされたシングル。比較するとアレンジは分かりやすいバンド・サウンドで新味はないですが、イントロからAメロに入る瞬間の極端な転調など、この人らしいヒネたメロディー展開には言葉が出ん。B面は「ワイルド・ホーセズ」。しかしこの人はイントロとAメロのキーを同じにするという考えはないのでしょうか。近年は復活して2枚のアルバムをリリースしましたがセールス的に振るわず、また裏方さんとして活動していくとのこと。ん〜もったいない。
- スパンダー・バレエ 「ふたりの絆」 ('84)
7" \42
・・・最近は俳優としてドラマで主役やったりして頑張ってるらしいゲイリー・ケンプさんですが。スパンダー・バレエの曲って今聴くと日本の歌謡曲っぽく感じますね。批判覚悟でオメガトライブとか林哲司の書く一連のヒット曲に似てるなぁと思うんですけど。ドラマ(当時)の主題歌とかに使えそうだし、日本語に訳してもイケそうな気がする。それと、かなりABCにも雰囲気が近いかな。・・じゃあABCとオメガトライブは似てるということか?
いや、歌い方がちょっとね、似てるかなぁと・・。B面「ペイント・ミー・ダウン」はライヴ。
- イエス 「ロンリー・ハート」 ('83)
7" \53
・・・これは好きな曲。不気味でカフカ並に意味不明なPV(ゴドレイ&クレーム監督)もインパクトありました。このシングル・ヴァージョンは、フェード・アウトがアルバム・ヴァージョンより若干早くて3分50秒となっとります。B面は「アワ・ソング」。ちょっとハード・ロックぽい曲。僕チンがいまいちイエス・フリークになれないのはこういう部分なんだよな。
- ジミー・オズモンド 「恋のL.D.CALL」
('81) 7"
\21
・・・オズモンド・ファミリーの一人として人気アイドルだった人(ぼんやりとしか知らんです)。このシングルはダラーも歌っていた「RING
RING」という曲で、クリス・レインボウ作曲。クリスのベスト盤のライナーで紹介されていて驚いたのです。クリスの原曲と遜色ない、分厚いコーラスが気持ちいい仕上がり。B面「アフター・オール」はRandy
Goodrumという人の曲で、ビリー・ジョエルあたりが作ってもおかしくない名バラード。染みます。
第70回
(大阪編・最終日)
で、ヒーコラ言いつつ夜10時過ぎに帰宅したら、ZUNBAさんからの小包が届いていた。
- サイボーグ80'S 『スイッチト・オン・サイボーグ』 ('02)
CD
・・・一応BUGGLEさんや僕チンもメンバーになっている、ZUNBAさんの不定形プロジェクト(F.O.E.みたいなもんでしょうか)。サウンドは別にO.T.T.しているわけではなく、宇宙愛に溢れたテクノポップ満載。ヴォコーダーやスピーク&スペル的マシン・ヴォイスもたんまり。実は以前、曲提供することが決定した際にZUNBAさんからもらったデモCD-Rに入ってた曲や、既にライヴで耳にしていた曲が多く、もはやほとんど耳馴染みの曲なんですけど。それでは全曲解説を。
M01「Change! Cyborg」は昨年のフュートロ・ライヴでも演っていた、オービタルの「ハイ・ライズ」を思わせる強力に宇宙テクノな曲。歌詞で“Fighting”の部分が、何度聴いても“Rydeen”にしか聴こえない僕チンはYMOヲタ。
M02「あいしてるでゴーゴー」はテクノポップ誕生以前の、ブルース・ハックや一連のムーグものなどを彷彿させるエレクトロな可愛らしい曲。
M03「My Cyborg」はデモCD-Rを聴いてぶっ飛んだ1曲。jellyfishのお3方が参加しとります。途中のアラビックなフレーズが耳について離れん超ポップな曲です。シングル・カットしなさい。また、活動休止中のjellyfishを引っ張り出したZUNBAさんの功績は大きい(一ファンとしての意見)。
M04「HAKKA」はZUNBAさんとBUGGLEさん(クリス・モスデルorピーター・バラカン役)の共作詞。ヴォーカルはマグナロイド氏。ちょっとニューロマ系の歌モノ。でもサビのコード展開はちょっとトロピカルだったり、などと言ってみる(←ZUNBAさんの真似)。
M05「HACKER」は「HAKKA」の続きで、コーダ部分に当たるモノ。アート・オブ・ノイズで言えば「レッグス」と「スリップ・オブ・ザ・タング」の関係だなや。
M06「TECHNOTIKA EXOTICA」は、こちらもZUNBAさんとBUGGLEさんの共作詞。クラフトワークってます。“Sexy
Peach”という詞がI-KASU!
M07「トワイライト」はインスト。ムーディーであります。コード進行が教授色濃厚で、思わずニヤニヤしてしまいまする。メロディーは『SMOOCHY』に入っていた「RIO」っぽいですねぇ。ニヤニヤ。M08「interlude」はタイトル通り、1分ぐらいの短い幕間用の曲。
M09「Love Sports」はちょっとモンド/ラウンジ・テイスト入った曲。色々凝ったことやってるみたいです。テイ・トウワ氏やまりん氏に聴かせてみたい。
M10「In the mirror」は、jellyfishトモコさんのお友達だというリエさんのヴォーカル。一言一言を丁寧に歌っている感じが実にステキ。高音部分の熱唱は迫力あるぜ。
M11「ミスルージュ」は、まぁ僕チンの曲です。お誘いがあったのが去年の8月で、書いたのが10月なのでもう随分前になりますですね。実は、この曲は元々は宇宙旅行をイメージして作った曲です。手塚治虫の「火の鳥」みたいな。宇宙人と恋に落ちるけど実らない、っちゅー感じの。自分としてはかなりコードとかシンプル(Aメロとサビのコード進行は同じだしテンションコードも少なめ)でポップな曲にしたつもりなんですが、譜面送ったら「構成の多い曲」と言われてしまった。客観的には分からんもんです。僕チンは作曲だけで歌詞やアレンジ、プログラミング、タイトル等はすべてZUNBAさん任せであります。ZUNBAさんにデモを送ったら「久しぶりにモロYMOアレンジしたくなる曲です」と言われたのですが、果たしてその通りの結果になっております(^_^)。いかがでしょう。
M12「夢心地」はANIさんの曲ですね(ZUNBAさんのお兄さんです)。jellyfishトモコさんの超キュートなヴォーカルがまさにタイトル通りの気分にさせてくれます。Bitterさん