PAUL'S RECORD CRAZE DIARY #18 - 21
(ポールのバカ買い日記18〜21回)
ポールって誰だなんて言わないで下さい。ポール・フランクこと荒特派員です。僕も結構レコード買いますが、いゃ、もう凄いです。脱帽です。
(Sorry! Japanese Only)
第21回
<09/02/00 (土)>
BUGGLEさんが東京に来ているというので、たけしたさんと3人でレコハン。新宿で待ち合わせ。BUGGLEさんに「テクノ歌謡EX
3、4」というBUGGLEさん編集のコンピCD-R2枚を貰う。以下のシングルは僕が以前大阪で買ったテクノ歌謡シングル、CP-02の「no・no・baby」とのトレード。BUGGLEさん所有のブツを譲っていただく。
- 七福神 「マジック・カーペット」 ('88)
7"
・・・元コスミック・インベンションのミマが参加していた7人組。シタールなんかを取り入れてますが、モロにエスニックな音ではなく、女性二人の分厚いボーカルをメインに据えた、金かかってそうでごーぢゃすなサウンドになっています。B面は中盤のシンベが、'80年代中期のゲリマンっぽい(マニアックな意見かもしれんな)。昔この曲のプロモーション・ビデオ見ましたなぁ。たしかデーモン小暮と奥居香が司会してたMTVっぽい番組だったと思いますが。
とりあえず三鷹へGO。まずは「パレード」へ。暑い。
- the B-52's 「リーガル・テンダー」 ('83)
7" \315
・・・アルバム『ワーミィ・ワーミィ』からのシングル・カット。安っぽいプロモ・ビデオもなかなか良かったざんすね、これ。B面は同アルバム収録のインスト「スカート」。両面ともアルバムと同ヴァージョンです。この当時のシンディは痩せてて可愛かったなぁ。「ガール・フロム・イパネマ〜」のプロモ・ビデオで見たその変貌ぶりには言葉が出なかった。
- エイドリアン・ブリュー 「ビック・エレクトリック・キャット」 ('82)
7" \367
・・・果たして何枚売れたのか知らんが、ジャケからして全然売る側の意気込みが感じられないシングル。アルバムのとヴァージョンは同じ。B面はブリューの娘さんがテキトーに弾いたピアノにギターを被せた“裸の王様”的アイデアの(この例えって合ってる?)ゼンエイオンガク。すごく短い曲なので、音の入った溝の部分が盤面の3分の1ぐらいしかないぞ。
- 10cc 「グッド・モーニング・ジャッジ」 ('77)
7" \735
・・・アルバム『愛ゆえに・・・』冒頭を飾るハード・ポップ・ナンバー。アルバムと同じヴァージョン。しかし、何故ゆえにB面が「アイム・ノット・イン・ラブ」か。最近またスカイラインのCMに使われたりしてるよーですが。アルバム・ヴァージョンのままだと長いので、イントロを大幅にカットした3分46秒ヴァージョンなり。途中でバックの♪ア〜♪のコーラスが思いきりブツ切りになる箇所あり。フェードアウトもいきなり。ジャケもテキトーな二人のポートレートだし、日本だけのカップリングなのかなぁ。
- パイロット 「ジャニュアリー」 ('75)
7" \1,575
・・・A面が「ジャニュアリー」でB面が「マジック」という、日本のみのカップリング・シングル。上段左から3番目のやつです。何回聴いたか分からんが、良いモノは良い。戸村さんのパイロットHPによると、「今年の大晦日にデイヴィッドはBBCテレビに出演の予定。「マジック」「ジャニュアリー」を歌う予定」とのこと。嬉しいし、すごく見たい気もするんですが、「あの高いキーは出るんだろーか」という心配も・・。ゴダイゴみたいにキーを下げて歌うのだろーか。
- イーノ 『ミュージック・フォー・エアーポート』 ('78)
LP \1,470
・・・イーノのアンビエント・レーベル第1弾。ロバート・ワイアットが弾くシンプルなリフの繰り返しによるピアノの曲から始まって、次は聖歌隊のようなコーラスによる曲。これ、シンセでやってんのかなと思ってたらChristina
Fastという人のクレジットがあるので、どうやら生声みたい。B面はその生声にピアノが被さった曲、最後はモヤ〜ッとしたトランペットというかシンセ・ブラスみたいな音による曲。この曲だけコニー・プランクがエンジニアを担当しており、他の曲と音質が明らかに違います。特有のモコモコッとした音になってます。特徴ありますな。これは細野さんの「エア・コン」を思い出しました。と思って「YMO
BOOK」を読んだら「イーノの手法に準じていることは免れない」と自分で認めてました(^_^)。たしかに似てるもんね。アルバム全体としては非常に冷え冷えとした感じの音で、空港というよりも、僕は氷山とか流氷をイメージしてしまいました。
- イースト・オブ・エデン 『世界の投影』 ('69/'76)
LP \1,680
・・・このバンドについては詳しいことは全く分からないんですが、一応ブリティッシュ・プログレ・バンドです。ジャズ・ロックという括りもよくされてます。ですが、モロにジャズと言うよりはもっとロックっぽいです。ソフト・マシーンみたいなのとはちょっと違いますね。ザッパの『ホット・ラッツ』あたりを思わせる部分はあります。ブルース・ロック風な曲もあり、ちょっとスプーキー・トゥース(このバンドも好きです)を思わせる部分も。B@はキング・クリムゾンの「エピタフ」あたりにも通じる、泣きの入った曲。冒頭の音はメロトロンだと思うけど、クレジットがないから違うのかな。他にもフルートやバイオリン、バグパイプ、リコーダーなどを使用して、雑多ではあるもののなかなか面白いサウンドを繰り広げております。裏ジャケではメンバーがなぜかインド人のコスプレをしており、ジンギスカンな感じです。めざせモスクワ。
- 10cc 『びっくり電話 : ハウ・デア・ユー』 ('76) LP \1,050
・・・ゴドレイ&クレーム在籍時の最後のアルバム。以前フォノグラムから出たCDは持ってますが、歌詞対訳もないし、中ジャケもなかった(中ジャケがあるなんてLPを買うまで知らなかった)ので、LPを買って、CDでは気付かなかった部分も分かって助かりました。深いですなぁ。一番好きな曲は「世界征服」かな。ほとんどメドレーで出来てる曲と言ってもいいくらいに次々に違う曲調に展開していく、非常にせわしない曲です。あと、「電話を切らないで」も名曲ですね。ゴドクレでは『フリーズ・フレーム』が一番好きなアルバムだけど、10ccでは本作が一番好きですね。いわゆる“ブリティッシュ・モダン・ポップ”の頂点と言ってもいいと思うし。
- ヤマシタ、ウィンウッド、シュリーヴ 『ゴー』 ('76)
LP \525
・・・ストーンズのツアーにも参加したことがあるというパーカッショニストのツトム・ヤマシタを中心に、スティーヴ・ウィンウッド(元トラフィック)、マイク・シュリーヴ(元サンタナ)らを迎えて共同制作したレコ。クレジットは3人のみになってるものの、他にもクラウス・シュルツ、アル・ディオメラ(元リターン・トゥ・フォーエヴァー)、ロスコー・ジー(元トラフィック〜カン)などなど、多種多様なメンバーが参加しております。どういう経緯でこういうメンツが揃ったのかは謎ですが、単なるセッション盤ではないです。かなりピンク・フロイドの影響が強いサウンドで、テーマが宇宙だそうですから分かりやすいんですが、ちゃんとウィンウッドが歌う曲も数曲あるし(「ゴースト・マシーン」なんてエラくファンキーですよ)、“いかにも”なシンセ・サウンドも聴けます。B面冒頭の「スペース・レクイエム」なんて曲は、ヤマシタとシュルツの二人による曲なんですが、これはかなり『狂気』の「走り回って」っぽいですな。全体的にはちょっと古くさい部分や冗漫な箇所もありますが、なかなかの佳作ですね。あまりにも再評価されないのでカワイソウです。
- RACING CARS 『DOWNTOWN TONIGHT』 ('76)
LP \525
・・・「ストレンジ・デイズ」No.3、103ページ参照。だいたいその文章どおりの印象(^_^)、と言ったら手抜きと言われるかな。まぁ一応パブ・ロック・バンドという分類はされてるようです。音はユル〜くタル〜いリズム感のアメリカ臭強いサザン・ロック。基本的にはこういう音は好んで聴くほうではないので、どのバンドに似てるのかとか、説明するのに困るんですけど。とはいえ、けっこう気に入ってます、これ(^_^)。特に「これいい!」といった名曲はないですが、サウンドはすごく耳当たりよく、演奏も上手い。テクノとは対極にある音ですが、ボーッと聴いてる分にはすごくいいアルバムです。CDもアリ。
- RACHEL SWEET 『FOOL AROUND』 ('79)
LP \840
・・・「ストレンジ・デイズ」No.5、171ページ参照。オハイオ州アクロン出身という、ディーヴォと同郷の16歳の女のコのデビュー盤。そのディーヴォも初期に在籍していたスティッフ・レコードからのリリースで、リーナ・ラヴィッチやブリンズリー・シュウォーツなどの豪華メンツが参加しており、また、コステロの「ストレンジャー・イン・ザ・ハウス」をカバーしていたりと、ちょうどパブ・ロックに興味を持ち始めている僕にとっては、なかなかソソられる内容となっています。他はLiam
Sternbergのペンによる曲がほとんどで、'60Sポップス調や期待通りのパブ・ロック調など色々。憶えやすい(言い換えれば既聴感のある)メロディーが多く、聴きやすいです。ちょっとボテッとした感じにミックスされたサウンドもいい感じ。レイチェルのヴォーカルは、ちょっと鼻にかかったような声で可愛らしく、且つかなり上手いです。話によれば9歳の頃に既にレコード・デビューし、そのシングルはC&Wチャートに入ったという実績の持ち主だとか。なお、僕の買ったのはアメリカ盤で、「ストレンジ・デイズ」に載ってたのとはジャケが違いますが、こっちの方がいいですよ。特に裏ジャケ。かわいらしいじゃありませんか。ちょっと生意気そうで。アメリカの学園もの映画とかに出てきそうな感じ。兄ちゃんの彼女に嫉妬して、なんか心無い悪さをしちゃって大騒動になったりとか、そんな役が似合いそう(ザ・妄想)。
続いては、「オールディーズ」へ。前回行ったとき「8月下旬まで半額セールやってますんで」と店員さんに言われましたが、9月に入ってもまだ半額セールやってました(^_^)。たけしたさん曰く、「あそこはずっと半額でやってますよね」とのこと。なんなんだ。BUGGLEさんも「ここ、安いね」と喜んでおられた。嬉。
- ショコラータ 『L'alma bella』 ('85/'97)
CD \500
・・・'85年発表の12インチ・シングルに2曲を加えて突然CD化されたもの。12インチの方は立花ハジメ氏によるプロデュース。12インチだし、'85年のハジメ氏といえば『太陽さん』。これはバリバリのテクノに違いないわいウホホと期待したら、予想とは違ってバンド・サウンド寄りなのでした。なぜに。ハジメ氏プロデュース、とは言われてみなければちょっと気付かないかもしんないでんな。藤井丈司氏がプログラミングで参加してるのにね。あんまりハジメ氏っぽいサウンドではないです。ちなみにP-MODELや平沢ソロでずっとエンジニアをやっている鎮西正憲氏がここではアシスタント・エンジニアとしてクレジットされておりました。それから、希音さんがショコラータBBSで、なぜハジメ氏がプロデュースすることになったのか、その経緯を知りたかったようでカキコしてたのを見たんですが、調べてもハッキリとは分かりませんでした。めんぼくない。
- 今井 麻起子 『CIAO!』 ('88) CD
\400
・・・当時17才で、アイドルだかアーティストだかよく分からない位置にいたコ。このアルバムにも収録された1stシングル「恋はポーカーフェイス」をラジオで聴いて、いい曲だなぁと思ってシングル盤を買ったんです(今は手元にないですが)。で、この曲が「ラジオスターの悲劇」に似てるんですよ。で、BUGGLEさんの方にはネタ投稿もしたんですが。・・とは言うものの、この話も実は元ネタがあって、テッチー'88年4月号の34ページにこのアルバムのレビューが載ってまして、鈴木智文氏が担当してるんですが「A@は、バグルスのラジオ・スターですね」と書かれており、それを読んで「あ、そういえば似てるな」と、ハタと気が付いたワケでごわす。と同時にそれを読んで、自分がなぜこの曲に惹かれたのかも判明したわけでごわすね。アルバムのプロデュースは松任谷正隆氏で、裏ジャケには“ALL
TRACKS BASICALLY PERFORMED BY : SYNCLAVIER”なんてゆークレジットがありますです。そんなのがウリだったわけですね、当時は。声がすごくハスキーで、エンクミあたりを思わせます(でもエンクミよりは歌上手)。5曲目「恋のハーモニー」は松田聖子の♪音符のよ〜ぉに〜すれ違ぁ〜ってく〜のよ〜♪って曲にソックリ(なんてタイトルだったっけか)。あと2曲目の「ベリー・ロール」とか3曲目の「Stormy
Night」(チョッパー・ベースがいい感じ)とか、普通のFM調シティ・ポップスなんだけど、いい曲なんだよな〜(^_^)。ELTの曲に似たようなのあった気がするけど。それはともかく。このコ、その後全然名前を聞かなくなっちゃったなぁと思ってたら、なんと改名して高田万由子らと一緒にBeachesなんてグループをやってたとは知らなかった。・・・余談ですが、ココに来る前の「パレード」で、アナログ見つけてBUGGLEさんに「これがラジオスターに似てる曲ですよ」って言って買わせちゃったんですよ。見本盤で\600だったので僕は買わなかったんですが。まさかこの店でCDがあるとは思わなかったんだもん(^_^)。BUGGLEさん、ゴメ〜ンね。
- MIKE BATT 「LOVE MAKES YOU CRAZY」
('82) 7" \120
・・・ニッチ本、20ページに載っているアルバム『ZERO
ZERO』からのシングル・カット。時代柄、完璧にエレ・ポップしてます。ちょっと哀愁漂うメロディーはかなりウルトラヴォックス風。シンベなんかはモロにUVサウンド。B面「THE
DANCE OF THE NEUROSURGEONS」はなぜかオーケストラを使っての映画音楽風な曲(途中でシンセやシーケンス・フレーズ、ドラムなども入る)なので、これ1枚だけ買った人はわけが分からんでしょうな。アルバム『ZERO
ZERO』もかなり取り止めがなくてワケ分からん内容でしたが。
- 1-2-3 「ランナウェイ」 ('83) 7"
\150
・・・日記の第10回、大阪「キングコングSTONES店」で買ったので取り上げたこともあるグループのシングル。その時買ったアルバムからのシングル・カットで、シングル用の編集ヴァージョンになってます。テクノ・ポップというかディスコ・シンセ・ポップと言ったところでしょーか。ブラコンなんかでよくある曲調。でもとっつきやすくていい曲なんですよ。哀愁味があってね。B面「ラスト・ブロークン・ハート」も同傾向の、こちらもグッとくるいい曲です。以前取り上げた、黒人の女性ディスコシンガー、シャノンもよく似たサウンドで、両方ともオススメ。
- ダイヤルM 「DIAL L フォー・ラヴ」 ('84)
7" \150
・・・こりゃ嬉しい。ダイヤルMのセカンド・シングル。タイトルだけ見ると「モダン・デイ・ラヴ」の二番煎じか、という感じですが、全然曲は違います。ですが、「モダン・デイ・ラヴ」と比べるとかなり地味というか、曲自体魅力に乏しいな〜と。正直そう思っちまいました。B面「イン・ジス・ワールド」は同発セカンドにも収録されたリミックス・ヴァージョン。
- ストロベリー・スウィッチブレイド 「エクスタシー」 ('85)
7" \250
・・・当時スバルのテレビCMに使用されたシングルで、故・井上大輔氏の作曲。歌詞がルミコ・バーンズなる人物なのですが、どちらさまでしょう。曲自体は、いわゆるH-D-H(ホーランド・ドジャー・ホーランド)のリズムによるモータウン調。ホール&オーツの「マンイーター」とか、フィル・コリンズの「恋はあせらず」とかのリズムですね。本田美奈子の「One
Way Generation」とかもそうだったな(古〜)。ま、あれはプリテンダーズのパクリだったんですが(^_^)。B面は「ビーイング・コールド」。共にCDでボーナス・トラックとして追加収録されてます。
続いて吉祥寺へ。回転寿司で昼食をとった後、まずは「ジョージ」から。BUGGLEさんはテクノ歌謡系シングル探しに没頭。微笑ましい光景。僕は野崎沙穂という女性シンガーのアルバムが加藤和彦プロデュース、大貫妙子ら参加で「ちょっと気になるなぁ。買おうかなぁ」と迷った。レンタル落ちで\100だったんだけど(^_^)。たけしたさんの指摘で、早瀬優香子サマの「サルトルで眠れない」もやってることも分かったし(同じ'85年リリースだから競作?)・・・。しかし、バーコードのシールなど3枚も貼ってあるし、よくみたらライナーもない(ヒドイよなぁ)というので却下。美品なら欲しい。BUGGLEさんはBUGGLEさんで、石坂智子なる女性シンガーの「デジタル・ナイト・ララバイ」を買おうかずっと迷ってました。「タイトルはいいんだが」、ということでしたが。ちなみにこの曲、某「ドロボー歌謡曲」という恐ろしいパクリ指摘本があり、それにも載っていて(数年前に渋谷系のパクリ指摘本がありましたね)、ビートルズの「YOU
NEVER GIVE YOUR MONEY」のパクリだそうです。P-ヴァインからリリースされたコンピにも収録されてますね。
- ザ・ナンバーワン・バンド 『もも』 ('82)
LP \315
・・・これまた懐かしいアルバムです。小林克也氏が結成したバンドの1stで、当時レンタルで聴いてました。実は「YMOが参加してるんだろーな」と思って聴いたら誰も参加してなくてガッカリしたんですけどね(^_^)。曲はほとんど佐藤輝夫という人が書いてますが、桑田佳祐が嘉門雄三名義で曲を書いてたりもしてます。その嘉門雄三作の、タイトルからして元ネタがバレバレの「六本木のベンちゃん」はアルバム中、最高の出来で歌詞も秀逸。唇を使って♪テケテケテケテケ♪をやってたりするベンチャーズ風の曲。もう1曲「My
Peggy Sue」という曲も書いてて、これは克也氏がサッチモばりに歌っております。他はP-ファンクばりの「ケンタッキーの東」、単純明快なロックンロール「ザ・ナンバーワン・バンドのテーマ」などがカッコイイ。それにしても克也氏って、こうしてレコードとかラジオのコントとかだとすごく毒があってキツいギャグとか面白くて大好きなんだけど、なんでバラエティーとかのテレビ番組に出るとあんなにおとなしくて“ただの人のいいオッサン”になっちゃうんだろう。
- リチャード・ボーン 『エクスペクタクル』 ('85)
LP \315
・・・愛すべきB級エレポップ・レーベル、サバイバル・レコードからの作品。サバイバルの一連のシリーズものコンピ“サバイバル・セブン・シリーズ”の一枚ということで、A面に7インチから4曲、B面に12インチから3曲を収録しています。リチャード・ボーンはニューヨークで活躍していたキーボーディストということで、キャリアも結構ある人のようです。バンバータやマン・パリッシュなど(共に「テクノのススメ」81ページ参照)のエレクトロ系のセッションにも参加していたとか。たしかにA@はオケ・ヒットなんかも出てきて若干ヒップホップのかほりが漂う。しかしAAはメジャー・コードの屈託のないポップな曲でOMDを思わせ、ABは『ニュー・ライフ』の頃のデペッシュ調と、分かりやすい展開(^_^)。B面になると12インチ用クラブ・ミックスということもあって、音もかなりハデ。オケ・ヒットやチョッパー・ベース(サンプリングでしょう)もビシバシ出てきます。いかにも'80年代半ばのリミックス、という感じで今聴くとナカナカいい感じです。
次は「ココナッツディスク」へ。ここは中古レコ屋としては非常に珍しいくらいキレイで清潔な店。でも全体的にちょっと高い。だからアナログよりもCD狙い。
- アルファヴィル 『ブレステイキング・ブルー』 ('89)
CD \1,050
・・・「ビッグ・イン・ジャパン」のヒットで有名な、ドイツのエレポップ・バンド。このアルバムは以前から気になっていたモノで、プロデュースがなぜかクラウス・シュルツ。一応バンドとの共同名義になってはいますが。ジャーマン・ロック好きの僕にはたまらんちんです。このバンド、なかなかいい曲を書くので好きです。ヴォーカルはかなりブライアン・フェリーを意識してますが、曲展開はティアーズ・フォー・フィアーズを思わせる、重厚かつドラマチック(稲垣)なものが多く、力が入ってる感じがします。と思ってたら、5曲目「アリアンナ」はジグ・ジグ・スパトニックそのままのロックンロール・テクノ調で意外。♪どデデデどデデデ♪というギターのリフはモロです。さすがに'89年の作品なのでエレポップとは言いがたいし、シュルツの提案らしく、生演奏の比重が大きいです。ミックスもシュルツが担当してますが、深いリバーブに'80年代後期を感じますね。しかしいいアルバム。前作『アフタヌーン・イン・ユートピア』はあまり印象にないけど、これは好きです。あと、以前シュルツと『DRIVE-INN』などを共作名義でリリースしていたRainer
Blossが数曲でストリングス・アレンジなどで参加。また、驚いたことに7曲目「フォー・ア・ミリオン」ではマニュエル・ゴッチングがギターで参加しているというすごいオマケ付き。フレンドシップですな。素晴らしい。
- ザ・メリーメーカーズ 『バブルガン』 ('97)
CD \1,050
・・・スウェーデンのギター・ポップ・バンドで、ジェリーフィッシュのアンディ・スターマーがプロデュースで参加しているのが売り。前作『ノー・スリープ・ティル・フェイマス』も、インディー制作とは思えないクオリティの高さでビビりましたが、今回もなかなかやってくれます。でもまぁ正直言うと、アンディ・スターマーということで期待が大きすぎた部分もあったのか、ちょっと物足りない感じもアリ。曲そのものもそうなんですけど、アレンジにもう一捻りほしいなぁというのが本音。で、アンディ・スターマーがプロデュースしたってのも、全曲じゃなくて4曲だけなんですよ。それで、ちょっとアンディ絡みのとそうじゃないのの差も気になって・・。次回は全曲やってもらうか、または全然違う人に頼むか。期待して待ちましょう。それにしても、ボーナス・トラックの「サッド」はジェリーフィッシュそのまま。ライナス・オブ・ハリウッドあたりとの共演はないのかな。しかしこのジャケ、どうも日本の地下鉄駅構内で撮ってるようですな。
- 雪村 いづみ 『スーパー・ジェネレイション』 ('76/'94)
CD \1,260
・・・キャラメル・ママのバックアップにより、服部良一作品を雪村いづみが歌うという企画のアルバム。昔、ラジオでYMO特集を5日間にわたって放送していて、その中の細野さん特集のときに、このアルバムから「蘇州夜曲」をかけてて、その曲を聴いたのはその時が初めてだったんですが、単純に「いい曲だな〜」と思って、テープはよく聴いてました。一時期ウーロン茶のCMに同曲が使われてたりしましたね(もちろん雪村ヴァージョンではなかったのだが)。今回久々に聴きましたが、やっぱりすごくいい曲ですね。ジーンとします。ほか、「東京ブギウギ」はめちゃくちゃファンキーでカッコよいっす。あと「銀座カンカン娘」って、ちょっと「マイムマイム」っぽいメロディーが出てきますね。しかし、僕は「CD文庫 定番COLLECTION」という廉価盤のを買ったんですが、これ、歌詞だけで参加ミュージシャンとかのクレジットが全然ないぞ。怒怒怒。
あまりの暑さで、ここで一休み。「ドトールコーヒー」で休憩。やたら混んでいる。でもアイスカフェオレおいしい。ここで濃いトーク・タイム(^_^)。たけしたさんに以前メールで約束していたニッチものをいただく。涙腺ゆるむ。以下の2枚はたけしたさんは既に持っていたレコで、僕が「欲し〜。でも見つからない〜」と言ってたら、なんとたけしたさんから「見つけたので思わず買ってしまいました。交換要員に出しますが、いかがでしょう」というメールを頂き、ギョギョ、それは欲すい〜ぜひくれ〜と言っていたものなのです。う〜む・・・なぜたけしたさんばかりにニッチものが寄っていくのだ。僕はニッチレコに嫌われてるのかいな。あのSCROUNGERも新宿ユニオンで見つけたというし・・(僕は1日違いで行ったのに無かった)。とりあえずトレードということで、僕は仙台で買ったAIRWAVESの『NEXTSTOP』+\\\\ということで交渉成立。ハッピー。
- KRAZY KAT 『TROUBLED AIR』 ('77)
LP
・・・ニッチ本、101ページ参照。このバンドの1st『CHINA
SEAS』はホント大好きで、特に「SANTA FE」という曲はすごく良く出来てて何度もそればっかり聴いてました。ホントにスキのない、完成度の高い名曲です。このバンドはメンバー全員がヴォーカルを取れるというのが最大の武器で、そのハモリの気持ちいいことこの上なし。今のバンドはだいたい誰かひとりがメイン・ヴォーカルで、たまにコーラスをやったりするメンバーがいるもののバンドメンバー全員が歌えて、しかもここまで上手くハモれるというのはあまりないですね。で、この2ndもニッチだなんだという以前に、ただ純粋に音が聴きたくて探してたアルバム。とは言え、ジャケもスゴくいいなぁ。いろんな意味で(^_^)。内容は1stに劣らず、こちらもかなりいい出来の作品。タイトル曲のA@から、グイグイ引き込まれます。日本人ウケしそうなマイナー調のメロディーと、お得意の分厚いハーモニーが絡み、グッとくる傑作に仕上がってます。あと、B@の「Shady
Sabrina」もいい曲だなぁ。ホント曲作りが上手いです。BB「Don't
Let Me Down」は10ccっぽいですね。このバンド、モダンポップと言うよりは、純粋に“いいバンド”ですよ。スキがないし。万人にオススメできる耳あたりの良いサウンドです。乞う再発。
- BURLESQUE 『ACUPUNCTURE』 ('77)
LP
・・・ニッチ本、97ページ参照。先日行ったたけしたさんのコレクションの中にコレがあり、現物を目の当たりにして強烈に欲しくなったレコ。まずジャケですよ(^_^)。これは妙に引っ掛かりますなぁ。壁に飾りたいくらいです。裏ジャケでは女みずから背中のジッパーを下げたりしてます。内容は、1stなのにライヴというトコで既に「?」なのですよ。客とかはどこでこのバンドの存在を知ったんでしょうか。それにしては結構歓声すごいし・・。サウンドはサックス担当のメンバーなんかもいて、パーティ・バンドが如き趣きもあります。しかし、曲そのものはけっこう複雑な展開のが多く、演奏も難しそう。ACなんかはかなりザッパ色の強い曲です。BCも、『アポストロフィ』や『オーバーナイト・センセーション』あたりのザッパに近い感じ。低いトーンのボーカルとか、かなり露骨に意識してる感じがします。最後はなぜか歓声がスパッと切れて終わってるのがちょっと気になりますが。しかし、実に捉え所のないバンドですなぁ、これは。
しばらくしてから、「最後の一仕事行きますか」ということで、すぐ近くの「レコファン」へ。ここも渋谷BEAM店ほどではないですが、すごい量。しかしBUGGLEさんがポロッと言った「レコファンて、量が多いのに“当たる”確率低いね」というのには深く納得。時間かけて隅々まで探しても、結局数枚しか欲しいのがないんですね。掘り出し物に出会う確率が低いんです。
- ザ・スパイダース 『明治百年、すぱいだーす七年+ザ・スパイダース・アルバムNO.5』
('68/'98) CD \1,800
・・・実は仙台で8月13日に買ったPeter Blegvadのレコを聴いてたとき、「レコード・コレクターズ」の'98年11月号にスラップ・ハッピーの特集があったので、それを読みながら聴いてたんですよ。そしたら、その号のメインの特集がスパイダースだったんですね。で、そっちもパラパラと読んでいたら買いたくなってきて、買っちゃいました。前々からなんとなく気になってたんですけどね、スパイダースって。「チューボーですよ!」にムッシュが出たとき、ギターで「ノー・ノー・ボーイ」を弾いて、「いい曲だなぁ」と思ったんですよ。なんだかレコードとは全然違って難しいコードを使ってましたが。あと、幸宏氏が「YMOの“デイ・トリッパー”のリアレンジは、スパイダースのヴァージョンを参考にしてます」ということを言ってたんですよ。『ONE
MORE YMO』の解説にも書いてましたよね。で、その「デイ・トリッパー」を含む'68年の5作目と、同'68年リリースの6作目『明治〜』の2in1によるCD化がこれ。CDは順序が逆になりますが、タイトル通り『明治〜』の方から先に収録されています。これはコンセプト・アルバムだそうで、各曲メンバーのオリジナルで、普段歌わないメンバーもヴォーカルをとっていたり、曲調もデキシー・ジャズ、R&B、ビーチボーイズ風、ソフトロック調やジャズ・インストまでと実に様々。中でもスゴイのはムッシュ作の「ミスター・タックス」で、これが一人多重録音をやってるんです。おそらく世界初だろうと言われているんですが。曲自体は「タックスマン」ソックリなんですけどね(^_^)。タイトルでバラしてますが。声をイコライジング処理しており、歌声や咳をしたりしてるのにエコーがかかって、パンニングで左右にふっ飛ぶあたりは実にサイケ。他にも「エンド・オブ・ラブ」など、ムッシュ作品は実にかっこよい。リフがいいんですよね。続いて『NO.5』は名曲「あの時君は若かった」から始まる5作目で、3曲を除き、カバーで占められてるアルバム。プロコル・ハルムの「青い影」やジェファーソン・エアプレインの「あなただけを」などを取り上げています。で、「デイ・トリッパー」なんですが、やはりメロディーの崩し方とかYMOヴァージョンに影響与えてるのかなぁ、という気がしますね。ですが、スパイダースがいきなりこういうアレンジを思いついたというわけではないらしく、オーティス・レディングも「デイ・トリッパー」をカバーしていて(幸宏氏はウィルソン・ピケットだと言ってましたけど)、スパイダースはオーティスのヴァージョンを参考にしたのだそうです。つまり、ビートルズ→オーティス→スパイダース→YMO、という流れになっているわけですね。う〜む、勉強になるなぁ。深い。
- ザ・スパイダース 『コンプリート・シングルズ』 ('99)
2CD \2,793
・・・こりゃスゴイ。スパイダースの全シングル21枚のA・B面全42曲と、マチャアキ、井上順、ムッシュ、そして現在はタモリも所属する田辺エージェンシーの社長、田辺昭知、それぞれのソロ・シングル5枚(マチャアキだけ2枚)のA・B面の10曲を収録した驚愕の2枚組CD。デビュー・シングル「フリフリ」とB面「モンキー・ダンス」のガレージなサウンドにまずビックリ。すんごいわ、これは。続く2作目のシングルはなぜかインストだったのですね。エレキ・ブームに乗ったということですが、B面が「トワイライト・ゾーン」をやってて、これはラウンジ〜モンド・テイスト。ちょっとスペース・サウンド的。あとは「サマーガール」のB面の「なればいい」が大好き。無頼庵さんも好きだそうよ。これ、海外で人気あるらしくて、ウェルウォーター・コンスピレイシー、QUASIというバンドがそれぞれカバーしているとか。他には「ノー・ノー・ボーイ」とか「ヘイ・ボーイ」(シングルA面なのに1分46秒しかない曲)とかいいなぁ。中盤、メンバー以外の職業作曲家が書いた歌謡曲調のシングル曲が続きますが、これはハッキリ言ってつまんないです。「空の広場」って曲は、おニャン子クラブの曲「真っ赤な自転車」の元ネタですね。で、誰もが知ってる「バン・バン・バン」はやっぱり最高!めちゃくちゃノリノリでカッコイイですわ、これ。有名な曲ですが、これはもともとは4枚目のアルバムに「バン!
バン!」というタイトルで収録され、のちにシングルのB面で「バン・バン・バン」と改題されてリメイクされた曲だったんですね。シングルのA面にはなってなかったようですね。あと、メンバーのソロ・シングルも収録されてますが、そちらは特に面白くなかったです。
- ヴァルティナ 『イルマタル』 ('00)
CD \1,732
・・・ヴァルティナは、大好きなフィンランドのトラッド・ポップ・グループ。このバンドの音を初めて聴いたときの衝撃は忘れられません。'95年1月25日でした。専門学校時代の友人と、今はなきタワーレコード新宿EAST店に行ったとき、店内で流れてたのがヴァルティナの曲だったのです。普段いくら店内BGMが気になってもなかなか店員さんに「今流れてる曲なんですか?」とは訊けないんですが、このときはモ〜とにかくまいっちゃって、店員さんに尋ねてその場で『アイタラ』というCDを買って、取り憑かれたように聴いてました。どういうサウンドかと言うと、ブルガリアン・ヴォイス的ハーモニーを、数人の女性ヴォーカルが早口でまくし立てるように歌うというモノなのです。とにかく一糸乱れぬ超絶ハーモニーが圧巻なのです。バックもエレ・トラッドとでも言ったらいいんでしょうか。適度に今風で、かつ変拍子なども多用していて難しいのにポップなのですよ。とにかく一度は聴いてみてほしいです。で、この新作は残念ながら、近作の中では比較的地味な出来かなぁ。とはいえ前作『ヴィヒマ』や前々作『コッコ』のずいぶんポップな出来にもちょっと驚きましたけど。このアルバムでも「アイヨ」とか、アカペラの「キャッペー」のように、単純に「スゲェなぁ」と思う曲もあるんですが、全体的にはちょっと物足りない気もしますな。静謐な曲調のが多いです。何回も聴いてるうちに好きになるかもしんないですが、初めて聴く方は『アイタラ』というアルバムからどうぞ。あ〜、ライヴ観たいな。
- レ・リタ・ミツコ 『マーク&ロバート』 ('88)
CD \1,522
・・・「テクノポップ/エレポップ」本の114ページにも載ってたレコで、これは3rdアルバム。カトリーヌとフレッドのフランス人夫婦二人組で、ミツコという人もいなけりゃマークもロバートもおりません。音は基本的にはエレポップというか打ち込みシンセ・ポップスですが、曲自体はシャンソン風だったり、ラテンぽかったりと色々。プロデュースはトニー・ヴィスコンティとレ・リタ・ミツコの共同名義。ちなみに1stは、かのコニー・プランクだったとか(聴きたい!)。ミックスで元ザ・タイムのジェシ・ジョンソンが参加した曲なんかは予想通りのプリンス風ファンク。目玉はスパークスが2曲提供していることですが、やっぱりというかなんというか、歌い方まで似てしまうモンなんですね。曲自体はまあまあという感じですが。4曲目「小さな汽車」は、DAFの「DIE
LUSTIGEN STIEFEL(愉快な長靴)」にちょっとだけ似てる気がする。
- 高橋 拓也 『Feel So Cool』 ('79)
LP \367
・・・YMOの散開ツアーのパンフ「Chaos」の一番最後のところに、“3人が参加したレコード一覧”みたいなのがズラッと載ってるんですが、そこに載ってたレコの中の1枚なんですね、これは。で、たとえば細野さんが作曲と演奏で参加してる、という場合は“細野
作・演”という風に書かれてるんです。それでですね、この高橋拓也という人のレコのトコには“坂本
編”という風に書かれてるわけです。で、当然このレコを見つけたときにワタシは「お、これは教授が参加してるヤツだ」と思って買ったわけざんすよね。で、家に帰ってクレジットを見たら、何処にも教授の名前がないじゃござんせんか。アレンジは全曲本人で、ストリングス・アレンジが戸塚修、キーボードも伊藤詳となってるし。「電子音楽イン・ジャパン」436ページに載ってたシングル「シークレット・シーズン」はたしかに教授がアレンジしたようですが、それは未収録だし。憤怒。誰だ「Chaos」書いたやつぁ。ったく。「コンパクトYMO」の方も、どうも「Chaos」を参考に書かれてるようで、70ページの“7月21日”の欄にこのアルバムが載っちゃってるんですよね。そちらは編曲ではなく演奏で参加、となってますが(ちなみに「period」の方には載ってない)。まぁとりあえず怒髪天を突きながらも一通り聴きましたが、こりゃシティ・ポップスですね。南佳孝の亜流という感じですか。ABなんて歌い方までソックリ。ジャケは海をバックに、左手をポケットに突っ込み、右手には缶ビールを持ち、風に吹かれ髪がなびく拓也氏の図。スカしまくってます。まぁ、もう一生聴くことはないでしょう。ばい、なら。
ここでもう6時を過ぎてたので、ユニオンに行ってしまうとBUGGLEさんの電車の時間がヤバくなるというので、ひとまずおひらき。3人で新宿まで行って再会を誓い涙のお別れ(少し脚色しております)。たけしたさんと僕は、「ディスクユニオン」へ(^_^)。まだ行くんかいと思われるでしょーが、まずは1F。
- ビョーク 『セルマソングス〜ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク』 ('00)
CD \2,500
・・・本人主演によるミュージカル映画のサントラ盤。ビョークは視力が悪く、いずれ失明してしまうかもしれない、というシングル・マザー、セルマの役。その病気は遺伝性があり、息子までいずれ失明しかねないということで、懸命に工場で働く、という役どころらしい。かなりおナミダちょーだいな映画らしく、レディオヘッドのトム・e・ヨークとのデュエット(劇中ではペーター・ストーメアという俳優がデュエットしている)による「アイヴ・シーン・イット・オール」の絶望的に暗く悲しい曲調がすべてを象徴してるかのごとし。これは本当にどん底に悲しい曲であります。ごーぢゃすなオーケストレーションと、マーク・ベルによるテクノイズによるバッキングは『ホモジェニック』と変わらないので新鮮味はないものの、かなりハマります。トムの沈み気味な歌声もまた素晴らしか。逆に、「クヴァルダ」のようないかにもミュージカルらしい、ハチャメチャに楽しい曲もあります。全部で7曲、32分とサントラにしてはちょっと短めですね。エンハンストとして、劇中で「アイヴ〜」を歌うシーンが収録されてますが、こりゃあ生殺しというかなんつーか。本編を見たくなるわなぁ。DVD待つ。
続いて4Fへ行ったが収穫ナシ。で、6Fへ。
- KLAUS SCHULZE 『BEYOND RECALL』 ('91) CD \840
・・・またも登場。ジャーマン・シンセ・ミュージックの御大であり、喜多郎の師匠でもあるシュルツの'91年の作。ヴァージン内のVENTUREというレーベルからの発売。このレーベルからはたしかクラスターのローデリウスのソロも出してたはず。アンビエント〜ニューエイジ系のレーベルですね。本作は全5曲入りですが、それぞれ26分、12分、11分、11分、14分と、シュルツらしい長尺モノ。でもシュルツなんてLPだと全2曲だったり、最近はCD全1曲で60〜70分だったりするので、これでもわりと短い方なのかも。で、シュルツのは'70年代のは結構聴きましたが、'90年代ってどーなってんだろーかと思い、買ってみました。まぁだいたい予想通りというか、アコギのサンプリング音とか鳥の鳴き声とかに幾分ニュー・エイジのかほりがしないではないものの、タンジェリンほどトホホ感はなく(それでもタンジェリン好きなんだども)、やはりシュルツらしい重厚感のある曲調になっており聴き応えあります。ただ、もーちょっとリズム音にひと工夫欲しいかなぁとも思いますな。ちょっと軽めなのですね。中では3曲目が往年のシュルツっぽくてヨロシイ。これなんかは11分だとちょっと物足りないくらい。
- CHROME 『THE CLAIRAUDIENT SYNDROME』
('94) CD \1,050
・・・このバンドも名前はチラチラ聞くものの、正体がよく分からないバンドでしたが、サンフランシスコで'77年頃から活動していた古株のようです。サウンドはオルタナ〜エクスペリメンタル・ロック系。全5曲入りで、5曲目のタイトル曲が42分もある(^_^)。他の4曲は、曲そのものはわりとマトモというか凡庸というか、ほとんど♪デデデデデデデデ♪っていう8分ベースの曲です。曲自体は分かりやすいロックンロール調のものなんですが、サウンドはけっこう無節操にノイジー。その点ではスーサイドとかに近いっちゃあ近いかも。で、最後の長尺曲は、前半はテープの逆回転音からE・A・Rのような電子音響に変わり、「うぉ、これで42分行くのか?」と思ってたら途中から歌が入ってきます。大魔王みたいに低いトーンで語るように歌われており、これはゴシック系と言っていいかな。中盤になって竜巻のような轟音シンセがすべてを包み込んでしまうような展開はスゴイと思った。・・でも、どこまで構成を考えて作ってんのか分かんない感じもするなあ。
最後は7F。たいしたものはなかった。ニッチものも無。
- ヒカシュー 「パイク」 ('80) 7"
\420
・・・ホラー映画「チェンジリング」の主題歌だったそうです。
どこかのBBSで一時期話題になってましたが、あまり知られてないみたいですね、映画自体は。僕も見たことないですが。しかし何故にヒカシューが選ばれたのかは疑問なりけり。でもこれ、いい曲ですよね。モロにベンチャーズ調で。B面は英語ヴァージョン。ちょっと不自然(^_^)。ドラムがジューシィ・フルーツの高木利夫氏だったんですね。当時同じ事務所だったという。で、「パイク」とは魚の「鱒」ことだとか。
- サンディー&サンセッツ 「スティッキー・ミュージック」 ('84)
7" \1,050
・・・細野さんの作編曲によるシングル。オーストラリアでヒットしたらしい。当時この曲を聴いて、細野さんの曲だと知った時はビックリしましたねぇ。やっぱりサスガだなぁと。ただ単純にカッコイイ曲だなぁと。紙芝居のおじさん役で出てるプロモ・ビデオを見るたびに“本当にこの人が書いたんだろうか”とか疑っちゃうほど(^_^)カッコイイ曲ですなぁ。B面「THE
MIRRORS OF EYES」は『イミグランツ』収録曲。歌詞がシュール。いい曲だかつまんないんだかよくわからない曲です。
<09/03/00 (日)>
昨日、駅に行ったときに見たポスターで知った、レコード&CDフェアに行こうと「アトレマルヒロ」へ。最寄りの上福岡駅から2駅。車なら10分、自転車でも30分くらいで行ける距離。結果はまぁまぁでした。昨日BUGGLEさん、たけしたさんに会って初めて知ったレコも数枚発見。
- EDDIE & SUNSHINE 『PERFECT STRANGERS』 ('83)
LP \1,050
・・・「テクノポップ/エレポップ」本の65ページ参照。そこに載っている、サバイバル盤のジャケの方です。その文中に「確か国内盤は別デザインだったはず。同じものなのでお間違いのなきよう」と書かれてますが、ボクちん間違えてしまいました(^_^)。国内盤は既に持ってまして(第2回分で取り上げてます)、確かに全然違うジャケなんです。ですから、こっちのサバイバル盤のを見つけたときは「あれ、コレは12インチなのかな」と、裏ジャケも確認しないまま買ってしまいました。内容ももちろん同じ。内袋に、サバイバルのジャケ写とディスコグラフィーが載ってるというのがちょっと嬉しいオマケでした。
- 大貫 妙子 「黒のクレール」 ('81) 7" \525
・・・アルバム『クリシェ』収録曲。この曲はロバート・マリガン監督(映画「サマー・オブ42」監督)に捧げる曲だそうです。マクセルのCMに使われてたそうですが、ニューミュージック調の(ト二・マンの方ではない)曲ですね。B面は『アヴァンチュール』収録の「アヴァンチュリエール」。共に教授のアレンジ。シンセ使用頻度(つまりテクノ度)は低い。
- 大貫 妙子 「ベジタブル」 ('85) 7" \210
・・・アルバム『コパン』収録曲。このシングルはホントよく中古で見かけますね。A面は資生堂のCMに使われた曲で、教授のアレンジ。いかにも「'85年の教授」といった感じで、そこはかとなくA・O・Nなスネアの音とか、いい感じです。サビ部分のバックコーラスは細野さんの「フィルハーモニー」や幸宏氏の「WHAT,ME
WORRY?」あたりを思わせる感じ。しかしこういうリズムって何て言うのかな。ルンバ?
ジルバ? 何か社交ダンス踊っちゃいそうな。ちょっとハワイア〜ンな雰囲気も。B面も同アルバム収録の「シエナ」。こちらは清水靖晃氏のアレンジ。
- L-E-V-E-L 「Love Me Through The Night」
('81) 7" \210
・・・先日、BUGGLEさんに会ったときに貰った「テクノ歌謡」CD-Rに収録されてた曲。聞いたことのない名前だったので気になったんですが、これは女性3人組バンドで、佐久間正英氏がアレンジとプロデュースを担当しています。と言ってもテクノやニューウェイヴではないです。'81年のわりには'70年代後半のニュー・ミュージック調(ト二・マンの方ではない)です。ストリングスも入って、歌い上げる感じの曲。B面「ブーム・タウン」はかなりパンク〜ニューウェイヴしてます。間奏が一風堂みたい。しかしギターの人の名前が“甘糟愉熙(あまかす・ゆき)”っていうスゴイ名前なんですけど、この人は甘糟(甘粕だったっけ?)大尉と何か血縁関係にあるんでしょーかね。あの、「ラストエンペラー」で教授が演じた人ですよ、甘糟大尉ってのは。ちょっと気になったもので。
- L-E-V-E-L 「Miss CAST」 ('81)
7" \315
・・・こちらもプロデースは佐久間氏。で、A面は島武実作詞、佐久間正英作曲・編曲というプラスチックス・コンビによるもの。リズム・ボックスのチャカポコした音がいい感じの曲です。でもメロディー自体はまあまあといったところ。B面「ノイローゼ」は、件の甘糟さんの曲。アレンジは佐久間氏。こちらはかなりニュー・ミュージック調(しつこいがト二・マンの方ではない)。でもいい曲だな。詞に「絵空事」って言葉が出てくるけど、久々に聞いたな、この言葉。えそらごと。普段の会話じゃ絶対使わないわな。
- タンゴ・ヨーロッパ 「桃郷シンデレラ」 ('84)
7" \420
・・・これ、ちょっとヒットしたんですよね。なんか妙に気合の入った曲ですな。メロディーはちょっと♪母さんが〜夜なべ〜をして〜♪に似てる気がしますが(^_^)、いい曲ですね。最後のギターも熱が入ってます。B面「よろしく・タンゴ」はタンゴ・ヨーロッパのメンバー紹介の曲で、かなりA面とのギャップに腰砕けになる珍曲。率直に言うと、かなり“イタイ”曲ですわ。今のメンバーに聴かせたい。
- THE B-52's 「ダンスはやめて」 ('79)
7" \840
・・・1st『警告! THE B-52's来襲』からのシングル・カット。A面は、正直言ってシングルにするほどの曲かなぁとも思える曲。アルバムで聴いてる分には良かったんですけど。大して盛り上がらずに終わっちゃうのよね。対してB面「恋の溶岩」はギターのリフがカッコイイ、ちょっとルーズなロック・ナンバー(^_^)。ストーンズ調とでも言いますか。と言ってもストーンズってほとんど知りませんが(^_^)。イメージだけで言っとります。
- JAPAN 「孤独な影」 ('80) 7"
\630
・・・名曲。“3分28秒”と書かれてたので、シングル用の編集ヴァージョンかな、と思ってたら単なるフェード・アウト。かなり強引で、後半のデビシルの♪アゥ〜ウ〜〜♪の声がかすかに聞こえるとこで終わります。ボリュームを上げると「アウ」ぐらいは聴こえます(^_^)。しかしこの曲の詞、「街で見かけた女の娘 君を知りたいんだ/田園の空気の中へ連れて行ったら 君は逆らえないはずさ/紳士たちがポラロイド・カメラを掴む みんな君に恋してるんだよ」って、これではアブナイ人ですよ。んで、B面は「バーニング・ブリッジズ」です。
- ピーター・シリング 「メイジャー・トム」 ('83)
7" \315
・・・ドイツの一発屋、ピーター・シリングの大ヒット曲。アルバムも適度にショボくて良かったけど、やっぱコレ大好き。単純明快なテクノポップ。ちょっとギャギャギャなギターも入って、'83年というわりには'80年代初期ぐらいのニューウェイヴ〜ディーヴォなかほりも漂う。たしかにイントロのシンベは『オー・ノー!
ディーヴォ』の「タイム・アウト・フォー・ファン」と一緒だし、さらに言えば歌い出しのメロディーは♪チュ〜チュ〜トレイ〜ン♪とおんなじだしね(^_^)。さすが一発屋です。好きなんですけどね。こういうレコこそ「テクノポップ/エレポップ」本に載せるべきでござんすよ。ちなみにB面はドイツ語ヴァージョン。
- ブラマンジェ 「ルーズ・ユア・ラヴ」 ('86)
7" \315
・・・こないだ仙台で買ったアルバム『ポップ・ミュージシャンの憂鬱』のA面冒頭を飾る曲。アルバム自体そんなにピンと来なかったけど、こうしてシングルとして聴いても受ける印象は同じ。当たり前ですが。曲自体はOMDっぽいというか、ヒネリが足りないティアーズ・フォー・フィアーズという感じかな。B面も同アルバム収録の「ジョン」という曲で、こちらはインスト。
- CLAIRE HAMILL 「FIRST NIGHT IN NEWYORK」
('81) 7" \1,575
・・・第14回分で、この曲が入ったコンピ・アルバム『TOUCHPAPER』を取り上げましたが、やっとお目当てだったシングルが見つかりましただよ〜。ゲリマン参加盤です。A面はわりと真っ当な、というか普通のポップスですが、ゲリマン参加のB面「ULTRAVIOLET
NIGHT」は、やはり『ダンス』期独特の、ウニョロ〜ンとしたシンセが気持悪良い逸品。まぁ正直言うと「ゲリマンじゃなくてもいいじゃん」ってくらい演奏自体は簡単なんですけどね(^_^)。でも全然参加した経緯とかが分かんないし、ゲリマン自身にもそんなにメリットがあったとは思えない、謎多きシングルなのです。
- ティン・ティン 「キッス・ミー」 ('83)
7" \367
・・・先日、BUGGLEさん&たけしたさんと会った時に、たけしたさんが持参していたレコ。スティーヴン・ダフィがティン・ティン名義でリリースしていたシングルです。こんなの日本盤が出ていたんですねぇ。曲自体は非常にエレ度の高い、いい曲です。ちょっと歌い方とか、初期のニック・カーショウに近い気もしますね(カーショウの1st『ヒューマン・レーシング』もエレ度の高い傑作よ)。B面「ふたりのデュエット」は、音数少なめで、ちょっと妖し気な雰囲気の曲。ギターのリフが「タックスマン」みたい。
第20回
<08/19/00 (土)>
新しく改装して出来た、「ディスクユニオン北浦和中古センター」にて。思っていたより在庫数も多く、今後にも期待。
- ロキシー・ミュージック 『ロキシー・ミュージック』 ('72/'88)
CD \1,470
・・・これは初めて聴きました。前にも書いた気がしますがロキシーは、『アヴァロン』から聴いたのがマズかったのか、「どこがいいのかワカラン」なバンドだったのですよ。ですが、まぁ「ストレンジ・デイズ」7月号の表紙にもなってるし(^_^)、聴いとこかいと思って購入。前々から「演奏が下手」という噂はありましたが(幸宏氏がよく言ってた)、確かにヘタね〜。「リ・メイク/リ・モデル」の最後のジャン♪とか、ヒザから崩れ落ちそうになりましたよ。あと、「2.H.B」のソロとか。リズムとズレまくってる。でもまぁ、なかなか面白いし、いかにもモダンポップ的な'70年代な音は悪くないです。本人たちはマトモに頑張ってやろうとしてるのに、結果出てきた音はなんだか変になっちゃった、という印象を受けました。
- M 『フェイマス・ラスト・ワーズ』 ('82/'00)
CD \1,470
・・・輸入盤は持ってるんですが、まぁ中古だしいいかな、と思って買っちゃいました。ま、解説と帯目当てということで。解説は、ケナさない、毒吐かないということで有名な(?)山田道成氏。この人の解説って、非常に濃い情報とかもあるんですけど、すごく淡々としてるんですよね。本人の、アーティストに対する思い入れというか、熱があまり伝わってこないというか。詳しいのは判るんですけど、ホントにファンなのかいなとか思っちゃうこともしばしば。ま、本盤の解説は、なかなか良いですね。まぁ濃い情報もあったし。それにしても、「'99年になって、ロビン・スコットがMを再生し、ツアーのためのリハーサルを行ってる」、というのはホントかいな。今年52歳だっつーのに大丈夫なのかね。それはともかく。このアルバム、みなさんどうですか?
入手困難だったので期待が大きすぎたのか、僕はいまいちピンと来なかったんですけど・・・。いい曲もあるんですけどね。リアルタイムで聴いてたらまた違ったのかな。僕にとっては『オフィシャル・シークレッツ』がマイ・フェイヴァリット・テクノのベスト5に入るくらい好きなんですけどね。
- タンジェリン・ドリーム 『ポーランド(ザ・ワルシャワ・コンサート)』 ('84/'87) CD \2,730
・・・タイトル通りのライヴ盤。これは当時、いきなりアルファから国内発売された4枚のCDのうちのひとつ。当時は日本盤LPは出ませんでした。LPは2枚組で全4曲収録だそうですが、CDは時間の関係上1曲カットした全3曲。しかも、ライヴだというのに2曲目がフェード・アウトというのはちょっと困りモノ。'83年のライヴということで、『ロゴス』あたりに近い感じですね。しかし歓声がスゴイねぇ。ポーランドではそんなに人気あったのか(^_^)。
- タンジェリン・ドリーム 『ル・パーク』 ('85) CD \2,730
・・・これはLPで持ってますが、アルファ盤のCDはあまり見かけないので購入。タイトル通り、公園をテーマにした9曲を収録。たとえば、ニューヨークの「セントラル・パーク」という曲があったり、ロンドンの「ハイド・パーク」という曲があったり。日本の「ゼン・ガーデン(竜安寺石庭)」なんて曲もありますが、シンセで琴や鼓、雨の音などを出してて、あまりに安直。しかし、ライナーの方の英題「RYUANJI
TEMPLE KYOTO」って、“RYUANJI”じゃなくて“RYOANJI”でしょ。ま、アルバム全体としては『EXIT』あたりを思わせる感じです。ミュージック・マガジンでは、10点満点で2点という高得点でした(^_^)。CDの解説は、こちらもM同様、山田道成氏。「しばらくドライブに行く時に必ず聴こうと決めている」って、ホ〜ン〜ト〜か〜?
- OILY RAGS 『OILY RAGS Featuring Chas Hodges,Dave
Peacock,Gerry Hogan,Ian Wallace』
('84)
LP \1,470
・・・「ストレンジ・デイズ」No.4、112ページでアルバムが紹介されていたコンビの、これはベスト盤。文中でも「ベスト盤がやたらと出ている人気コンビ」と書かれています。やたらと出ているというわりには、まったく聞いたことのない名前でした(^_^)。このベスト盤のジャケも、「ストレンジ・デイズ」で紹介されていたアルバムのジャケ写をもとにしてあります。内容は、カントリー、スワンプなどなど、このHPには全くふさわしくないサウンドでギッシリ(^_^)。ワタクシも、ハッキリ言って苦手であります。ニッチで紹介でもされなかったら、一生聴くことのなかったであろうレコ。B面最後まで聴きとおすことが出来た自分をほめてあげたい。
- KATE & ANNA MCGARRIGLE 『FRENCH
RECORD』 ('81) LP \1,680
・・・「ストレンジ・デイズ」No.5、169ページ参照。同ページでは'84年発表となってますが、レーベルを見たら1981と書かれておりました。しかし裏ジャケには「Recorded
in 1978」などと書かれており、リリースまで随分開いてしまったみたいですね。内容は非常に完成度の高い、トラッド色強いフォーク・アルバムで、マンドリンやバンジョー、バグパイプ、アコーディオン(ジャケでも持ってますね)などの楽器が多用されております。全編に渡り分厚いハーモニーが特徴なんですが、B@ではブルガリアン・ヴォイスを意識したと思しきハーモニーが聴かれます。ポップな曲調と相俟って、ヴァルティナのアルバムに入っててもおかしくないような素晴らしい曲です。ジャケに写る二人の地味〜な服装と、幸薄そうなルックスを見てなかなか聴く気になれなかったんですが、これは良い出来ですよ。けっこうな数のアルバムをリリースしてるようで、1stならば、たしか二年前に日本盤CDが出てたと思います。現在でも活躍中とかで、去年ぐらいにもアルバムをリリースしていた様子。しぶとい。
- BRUCE WOOLEY & THE CAMERA CLUB 『BRUCE
WOOLEY & THE CAMERA CLUB』 ('79)
LP \840
・・・ニッチ本の148ページ参照。と言うよりは「ストレンジ・デイズ」No.3の97ページ参照と言った方が正しいでしょう。これはアメリカ盤のジャケの方です。ニッチ本の方のジャケの日本盤は持ってるんですが、ジャケ違いということで再購入。なぜか3枚も置いてありました。レア度は低いのかな。よく見たらB面レーベルのトコには「$5.50」のシールが(^_^)。そんなもんなんですね。まぁCDにもなりましたし。たしかにテクノポップやニューウェイヴというよりパワーポップ寄りですね。最初は「アレンジがつまらん。バグルズとは比べもんにならんな」と思ってなかなか好きになれなかったですね、これは。まぁ今は聴けますけど。でも・・・やっぱりバグルズと比べるとちょっと、ね。ソングライターとしてはいいと思いますが。ボーカルはタイトル曲とか、ちょっとデヴィッド・バーンを思わせる部分もアリ。「GET
AWAY WILLIAM」が一番好きだな。この人、グレイス・ジョーンズのアルバムにけっこう関わってましたよね。
- JOHN AND BEVERLY MARTIN 『STORMBRINGER』
('69) LP \2,100
・・・ニッチ本の126ページ、あるいは「ストレンジ・デイズ」6月号の112ページを参照。第14回分でも取り上げたJOHN
MARTYNが、奥さんのBEVERLYと共同制作したアルバム。夫婦のアルバムとはいえ、ほとんどソロのオムニバスといった趣きで、中盤までなかなか1曲の中で二人の声が同時に出てくる箇所が出てこないというのが意外。まぁフォークなんであまり書くこともないんですが(^_^)、前10曲中、BEVERLYが書いてる4曲の方がなかなか良いんですな。ちょっと二ール・ヤングっぽい「Sweet
Honesty」がけっこういい。ちょっとファンキーな感じのフォークです。しかしこのLP、ジャケの紙質が12インチ並にペラペラ。重厚感がないですな。
<08/26/00 (土)>
先日、yahoo!オークションにて落札したCDが到着。出品してた人は同じ人ではないんですが、両方早瀬優香子サマもの。
- 早瀬 優香子 『ポリエステル』 ('87) CD \3,200
・・・早瀬優香子サマのCDはいくら探してもなかなか見当たらないので、こりゃオークションしかないべさと思い、ついに落札。帯ナシのは結構出品されてるんですが、じっくり待ってた甲斐がありました。帯付き美品。うれちや〜。これは、サウンド・プロデュースを戸田誠司氏が担当したアルバム。実はLPでは持ってるんですけど、「椿姫の夏」のシングル・ヴァージョンが追加されているCDは持っていたかったわけで(ショーケン)。やっぱりいいアルバムです。参加ミュージシャンはキーボードに福原まり女史、ベースが中原信雄氏、ギターが今は亡き塚原嗣人氏、サックスが矢口博康氏、シンセ・オペレーターが藤井丈司氏などと、かなりムムッとくる人選。好きな曲は、高音部になるとやたら可愛らしい「島での出来事」、聴く度に好きになる「夕方前にはお部屋にいること」、イントロのアレンジからして“狙ってるな”と思わせる「唇の不一致」とかかな。 あ、あとBBSにも書きましたが、これが優香子サマの最近の写真です。衝撃。
- 早瀬 優香子 『薔薇のしっぽ』 ('89) CD \4,200
・・・こちらは'89年のアルバムで、今回が聴くのは初めて。ジャケ写では、ほぼすっぴんに近いと思われる優香子サマの、そばかすいっぱいのお顔にちょっとビックリ。ずいぶん思いきりましたなや。本作は、またしても方向転換という感じで、オルケスタ・デラ・ルスのカルロス菅野のプロデュースによってラテン・フレーバー濃厚な作品となっております。ですが、ラテンとはいえ一向に“熱く”にならないのが優香子サマらしいところ(^_^)。キャシー・クラレのカバーや、ヴァネッサ・パラディもやってたという「マリリン&ジョンの微笑」などを収録。ですが、「永遠のサバンナ」とタイトル曲の2曲を優香子サマ本人が書いてて、これがすごくい〜いメロディーなんですよ。驚きましたワ。『水と土』でも「Penifa」というなんとも可愛らしい名曲を書いてましたし、ソングライターとしても注目すべしです。ところで、このアルバムのスタッフ陣、先のカルロス菅野氏をはじめ、前野康明・米光亮氏らは、アンナ・バナナというハーフのモデル系美人シンガー(僕、大好きでした)の2nd『シン・セラ』でも制作に携わりましたが、優香子サマと違ってコチラはイメージ通りの“熱い”ラテン歌謡ぶりを展開しておりました(^_^)。きしくも同じシックスティ・レコードからの発売、ということでありました、とさ。どんどん。ぱふぱふ♪
<08/27/00 (日)>
「ディスクユニオン北浦和店・中古センター」にて。
- ケンイシイ 『フラットスピン』 ('00)
CD \3,058
・・・待望の新作。踊る織田裕二主演の映画「WHITEOUT」の音楽を担当する、という話を聞いてたので、てっきり全編サントラのアルバムになんのかなと思ってたら1曲だけだったんですね。その「ICEBLINK」はなかなかカッコイイ好トラック。「GRAB
IT ATTACK IT」は、ちょっと再生YMOの「CHANCE」を思わせるシンセ音が出てきます。「INFRANGIBLE」は一番好きな曲。こういう“ちょっと変”な音を使ってるのが好き。インパクトありますね。ですが、アルバム全体としてはちょっとインパクト不足かな〜。いまだに『スリーピング・マッドネス』はすごく好きなんですけどね〜。今まであった“初回限定”とかの特典もなくなっちゃったし、なんか残念。後々には「過度期の作品」とか言われることになるんじゃないかな。雑誌での評判もいいし期待してたんだけど、あまりガツンとこなかった。
- ザ・ブルー・ナイル 『ピース・アット・ラスト』 ('96)
CD \598
・・・7年ぶりの3rdアルバムで、現在のところこれが最新作という寡作のバンド。以前と比べるとかなり音が洗練されてきてるという感じで、アコースティック・ギターをメインに据えており、録音もすごくいいです。シンセの比重が少なくなってしまったのはちょっと寂しいですな。エンジニアのカラム・マルコムはプリファブ・スプラウトの『アンドロメダ・ハイツ』も担当したそうで、たしかに音の質感は似ています。まぁキレイすぎるかなぁとも思いますけど。好きな曲は「センチメンタル・マン」とか「ウォー・イズ・ラヴ」とかかな。悪くはないし、よく出来てるとは思うんですが、もしこのバンドが寡作でなく、2〜3年に1枚、コンスタントにアルバムを出してるバンドだったら、そんなに興味持たないかもなぁ、とか穿った見方もしちゃいますけどね。寡作だからこそ1曲1曲を妙に有難がって聴いてしまうというかね。そんな風潮が感じられますが。個人的にはもう少し引っ掛かりのある音楽の方に、より惹かれます。「お、なんだこれは!?」というようなのが欲しいんですよね。今の自分には、ちょっとノンビリした空気感にノリきれない感じがする。プリファブの『アンドロメダ〜』を聴いた時も同じことを思いました。ブルー・ナイルだったら1st、プリファブは『ヨルダン』と『ラングレー・パーク』の方が好きですね。ということは、カラム・マルコムと僕の相性が悪いのかしら。
- 3デシリットル 『フロム・スティル・トゥ・ザ・バース』 ('87)
CD \99
・・・「日本のアート・オブ・ノイズ」(うぷぷぷ)、3デシリットルの1st。男1人、女2人の3人組。「テッチー」'87年12月号51ページに記事が載ってますので、所有してる方はご覧あれ。尚、女性のルックスに度肝を抜かされることと思いますので、多少覚悟しといてください(特に右)。まぁ男の方も含め、思いっきり“着せられた”衣装に身を包んでますね。なんか田舎モンっぽいです。音は、AONっぽさも感じられる箇所も、まぁあることはあります。オケヒットを多用してたり、ドンガンドンガンのスネアとか。ですが、ジャズっぽい感じとかラップ(これちょっとダサい)やヒップホップなどが多いです。それにしても、音を詰め込みすぎという感じですなぁ。リバーブもスゴイし。聴いてて疲れます。シングルにもなった「麗しの乙女」は、戸川純嬢もカバーしていたフランソワーズ・アルディの曲、「さよならをおしえて」ソックリなメロディーですね。なお、この曲には江蔵浩一氏がギターで参加しております。タイトル曲の歌声は、なんだかドゥーピーズみたいな幼児声です。この曲の後半のドラマチックな展開はかなり好きですね。東洋的な大陸メロディーで、まぁ既聴感ありますが、いい曲です。このアルバム、LPは持ってるんだけど、あまり聴いた記憶がなかった。
- 吉野大作&プロスティチュート 『死ぬまで踊りつづけて』 ('81/'90)
CD \1,296
・・・うひー、かっこいー。徳間ジャパンのWAXレーベルから出てたCDで、LPも'81年に徳間から出ていた東京ロッカーズ系のバンド。ですが、キャリアはメンバーそれぞれかなり長いとか。帯には“日本のオルタナティブ・ミュージック史上に残る必聴盤!”と書かれていますが、たしかにオルタナというかフリーキーなロックというか。ザ・ポップ・グループの強い影響のもと、フリクションっぽい感じも足してみました、といったところでしょうかね。吐き捨てるような歌い方はちょっとレックっぽいですね。サックスはやはりポップ・グループっぽい。あるいはジョン・ゾーンっぽいというか。ですが、メチャメチャやってるように聴こえて、これがすごく上手いんですよね。相当なもんだと思いますよ、演奏は。疲れますけどね、1枚通して聴くのは(^_^)。この後、吉野大作&後退青年など、色々バンド名を変えつつも、吉野氏は現在も活動中(ストレンジ・デイズ11月号の132ページに和久井光司氏との対談記事アリ)。一時期ポルノ映画の音楽も担当した、っつーのを聞いてビックリした記憶があります(^_^)。余談ですが、僕が高校の頃に友人宅で見たエロビデオ(書店で売ってたヤツで、定価\2000ぐらいの安物)のバックで流れてた曲のボーカルが「・・どっかで聞いた声だなぁ・・」と思ってたら、ラストのクレジットのトコで“音楽:きどりっこ”と出てきたときはビビりましたね(^_^)。
- TRANQUILITY 『SILVER』 ('72)
LP \1,596
・・・「ストレンジ・デイズ」7月号、88ページ参照。こんなバンドの名前もちろん聞いたこともなく、聴くのも今回初めてです。ロックというよりはハーモニーを活かしたポップス寄りのサウンドで、あまりインパクトはないです。そこがニッチと言えばニッチ。「ストレンジ・デイズ」の文中ではギタリストのテリー・シャディックについて“バンド前後の経歴はよくわからないのだが、なかなか良い曲を書く人”などと書かれていますが、この人はSTEVE KIPNERとの共作名義で、オリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」を書いた人なんですよ。他にも、どうもこの二人はソングライター・コンビとして活躍してたようで、「名前のない馬」で有名な、アメリカというバンドのアルバム『渚のボーダー』でもコンビで曲を書いてました。余談ですがプロデュースはラス・バラードでしたね。それはともかく、このTRANQUILITYのアルバム、裏ジャケに写るメンバーのルックスについては、あまりコメントする気になれません。
- CHINA 『CHINA』 ('77) LP
\598
・・・「ストレンジ・デイズ」No.1、104ページ参照。記念すべき第1回ニッチ特集で取り上げられたレコ。エルトン・ジョンのバック・バンドのメンバーを中心に結成された、ということであんまり買う気はしなかったんですが、聴いてみたらこれがなかなか心地良〜いではないですか。ギターよりもピアノ、キーボードを全体的にフィーチャーしたポップ・ロック。いかにもエルトンという感じのもありまますが。曲作りがすごく上手い。キャッチーというんでしょうか。多分にメロー過ぎるキライもありますが、まぁニッチものの中ではいい方です。あまりにもヒネリのないハード・ロックよりはこっちの方が耳あたりが良く、好み。ACはシタールをフィーチャーしたインストで、アルバム中では異色の作。あと、ジェームス・ニュートン・ハワードというメンバーの担当楽器クレジットには“Oberheim
polyphonic synthesizer”なんてのがあり、実際は味付け程度ですが所々でムニョ〜ン♪というシンセ音が出てきてオッと思わせられます。しかし、「ストレンジ・デイズ」で見た時は分かんなかったけどこのジャケ、レコ盤そのものをジャケ写に使用してて、レコードの盤面にツヤというか光沢があるでしょ?
そこにメンバーの顔がボヤ〜ッと浮かんでるんですよ。これ、マジで心霊写真みたいで気持ちわるいよ〜。
<08/30/00 (水)>
yahoo!オークションにて落札したものが到着。落札した値段に関しては、何も訊かないでください(^_^)。
- タケカワ ユキヒデ 『ハロー/グッド・ナイト』 ('87) CD \12,000
・・・'87年にLPと同発でCDも出て、それ以来1回も再発してないアルバム。かつてソロとして発表した曲やゴダイゴの1stに収められた「憩いのひと時」、中森明菜に提供した「ソリチュード」などを新たにアレンジし直して再録したセルフ・カバー集+新曲(「I
Believe in Music」は'83年頃にゴダイゴのライヴでも演ってた曲で、レコード化が望まれてた曲らしい。STUDIO-Gからの情報)という構成。タケのソロって、他のは、たとえば『泥棒日記』は今聴くと打ち込みが非常にショボかったり、マイアミ・サウンド・マシーンのメンバーを迎えた『予感』みたいな、明らかに失敗作としか言えないようなのがあったり、『ガンダーラ伝説』なんていうトホホ〜な企画のものがあったりと、ファンとしては煮え切らないアルバムが多い人なんですがコレは別。中西俊博・深町純・周防義和や本人による実によく練られたアレンジで、打ち込みを極力抑え、ストリングスやピアノを多用した、流麗でゴージャスなアコースティック・バンドサウンドが聴ける名作なんです。こういうので全曲新曲のアルバムを〜、と願ってるファンは割りと多いはず。ともかく、いいアルバムです。メロディーメーカーとしての才が光ってます。実はこれ、LPの方はちょっと前に原宿ラフォーレでやってた中古セールで\300で買ったんですよ(^_^)。40倍か・・・。
<09/01/00 (金)>
悪名高きhmv.co.jp.で注文していたDVDが届く。ちなみに注文した日は22日。
- BJORK 『VOLUMEN』 ('98) DVD
\3,034
・・・これはビデオでは持ってました。いつDVD化してくれるのかと思って待ってたんですが、輸入DVDは出てたんですね。で、もちろんリージョンコード云々の問題があって「どうせ見れないんだよなー」と思って買わずにいたんです。が。某BBSで「映画はムリなのが多いが、音楽関係の輸入DVDは大体は見れる」とか「DVD-ROM機能のついてるパソコンなら輸入DVDも見れる」という情報があったので気になってたんですね。で、しばらくしたらこのビョークのDVDがyahoo!オークションで出品されてて、「リージョンコード1とあるものの、日本のDVDプレーヤーで見れました」とかなんとか書いてあったので、「ホンマかいな」とは思いつつ買っちゃいました。オークションのはちょっと高かったのでやめて、CD
NOWは輸入DVDは買えないみたいなので仕方なく(^_^)、悪名高きHMVのHPで注文しました。不安な気持ちでDVDを再生したところ、・・・見れました(^_^)。なんなんだ、リージョンコードって。今まで輸入モノ買わずに損した。これからは輸入DVDもチェックだ。チェケラ〜。で、とりあえず内容はビデオのと同じです。一番好きなのは何と言っても「It's
Oh So Quiet」。曲からイメージされる通りの映像で、何度見てもホントに楽しい。特に最後の全員で道に出て踊るシーンは感動モノ。空中高く上がったビョークが「シーッ」っていうラストのトコで右上にチラッと写る、お店の2階の人たちもちゃんと両手上げてるのがオモロイ(^_^)。全然写ってなくてもちゃんと踊ってたのね。このビデオがミュージカル映画の伏線になったのかな。他も「Bachelorette」とか、書き割りのセットがニセモノっぽい世界を作っていて、その独特な感じが何ともおもしろい。曲としては大好きな「Hyperballad」は、ビデオはイマイチ。曲を聴いたときはもの凄い感動したのに(特に後半の盛り上がりは涙腺ゆるむ)、ビデオ見たときは、なんか「あれ〜」と、かなり肩透かしでしたね。映像そのものはいいんだけど、曲の良さに負けてる気がする。あと「Violently
happy」は2回見る気になれないツマらなさ。こういう、据え置きのカメラの前で撮影したビデオってすごく多い。このビデオの監督はアイデアが貧困。とはいえ、顔をクシャクシャにして子供のように歌うビョークが、全編とにかくキュートです。♪愛ちゃんに賛成〜♪
以上、今回は少なめですが、次回はBUGGLEさん&たけしたさんと「3バカ買いトリオ」で三鷹・吉祥寺を徘徊した為、かなりの量になってしまってるので、今回はこれにて勘弁。
第19回
<08/14/00 (月)> 仙台編パートU。
翌日、ふたたび「パラダイスレコード仙台3号店」へ。昨日チェックしてなかったトコも隈なく探す。
- PETE NAMLOOK & BILL LASWELL 『OUTLAND
2』 ('96) CD \924
・・・また発見。ピート・ナムルックのFAXレーベルから出たアンビエントもの。FAXのはジャケットのデザインがみんな似てるので(何パターンかあるんですが)、テクノのコーナーをバババッと見てると、すぐ目に止まります。で、見つけたら即買います(値段にもよるけど)。たくさん出てるので、自分が持ってるモノに出くわすことはほとんどないですね。本作はビル・ラズウェルとの共作第2弾。「African
Virus Part T〜Y」までの全6曲収録。冒頭は、Dr.アトモとの共作『サイレンス』を思わせる重いトーンのシンセから始まり、いつものスペイシーな展開へ。圧巻なのは3曲目で、民族楽器(チャルメラっぽい音)から始まって、ホーミーめいたシンセ音が絡む、やたらかっこいいゴア・トランス調。これはラズウェル色が濃厚かな。他、5曲目は色々なパーカッションの残響音が宙を舞うテクノ調の曲。で、最後はいつものゴゴォ〜〜という吹雪のようなシンセ音による曲。アルバム全体としてはアンビエントというよりエスニック・テクノという感じで予想と違ってましたが、これはこれでいい出来。好きです。たまらんですね。
- SPARKS 「TRYOUTS FOR THE HUMANRACE」
('79) 7" \924
・・・アルバム『No.1 IN HEAVEN』からのシングル・カットで、A面はアルバム・ヴァージョンとは違います。単なる編集ヴァージョンではなく、サビの部分などは上からさらにヴォーカルをかぶせた分厚い音になってます。他にもアルバムでは聴かれない、シーケンス・フレーズだけになる箇所も出てきます。B面は同じ曲で、Long
Versionという表記がありますが、こちらはアルバム・ヴァージョン。よくあるやり方。ジャケはロボット・ハンドを使っていて、テクノ的。
- AVIATOR 『AVIATOR』 ('79) LP
\1,984
・・・「ストレンジ・デイズ」7月号の80ページで2ndの方が紹介されていたバンドの、これは1st。前回取り上げたGRINGOやクァンタム・ジャンプ、キャラヴァンのメンバーだったジョン・G・ペリー、マンフレッド・マンズ・アース・バンドのメンバーだったミック・ロジャース、ジェスロ・タルのメンバーだったクライヴ・バンカーの3人と、この1stのみで脱退してしまったジャック・ランカスターは元ブロドウィン・ピグのメンバーだった人物による4人組。それぞれキャリアがけっこう長いみたいで、裏ジャケの写真でも若くないことがよく分かる。サウンドはメンバーが在籍していたバンドのどの音とも特に似ていないような、似てるような・・。特別個性がないと言ってしまえばそれまでなんですが、演奏はもちろんかなり達者で、安心して聴いてられます。ただ、ちょっとソロの応酬になると少し冗長な感じも。まぁ、ブリティッシュ・ハード・ポップというトコですかな。未だに未開封盤だったし、売れなかったんでしょうね。それと、ジャケのイラストが中途半端にダサい。2ndでもそれは改善されなかったみたいです。
- ROGER COOK 『MINSTERL IN FLIGHT』 ('73)
LP \3,675
・・・「ストレンジ・デイズ」No.4、114ページ参照。ミュージシャンというよりは作曲家、ソングライターという感じの人のようで、同誌の紹介文で例に挙げている以外には、ケストレルズにも曲を提供したり、コカコーラのCMソングとして使われていた「愛のハーモニー」もこの人の曲だそうです(と言われても知らんけど)。このアルバムは全体的にはやはりSSW系という感じですが、さすがに曲が良いのですよ。A@からして「お、これはなかなか良いではないか」と、早くも“当たり”の予感。マイナー調の大人の哀愁ポップスという感じで、流麗なストリングスやハーモニーなど、グッときます。他にもスティール・ドラムが入ったBBなんかはちょっとトロピカルなノリのいい曲。他、いかにもSSW系らしいカントリー調のやフォーク・ソングっぽいのもありますが、メロディーがキレイでいい曲が多い。参加ミュージシャンもクリス・スペディングやBJコールなど、手抜きのないカッチリした演奏。BJコールって、ニッチものを聴くようになってからホントよく目にします。最近出たルーク・ヴァイバートとの共作は↓の方にレビューがあります。また、ジャケがちょっと音と合ってないような気がして「ま、ニッチなジャケだこと」とか思ってたんですが、これ、連名名義になってるものの、ヒプノシスがやってるとは思わなかった。ちなみに、これは当時日本盤が出てたんですが、邦題が『ロジャー・クックの世界』、ってヒネリなさすぎ。とはいえ、非常に心地良く聴けるい〜いアルバムです。高かったけど、モトはとれた。
- RUNNER 『RUNNER』 ('79) LP
\2,310
・・・「ストレンジ・デイズ」No.3、103ページ参照。アローズのアラン・メリルもメンバーだったバンドのアルバムで、パイロットのウィリアム・ライオールがストリングス&ブラス・アレンジ、シンセで参加してるのがポイント。「Gone
Too Long」の間奏のシンセとか、「Restless
Wind」のストリングスがそうなのかな。全体的には元レア・バードのスティーヴ・グールドの曲が多く、ワンマン・バンドのようです。アメリカ寄りのポップ・ロック・サウンドで、分厚いハーモニーは、ちょっとエイジアあたりを思わせるところも。でも、全体的にシッカリ出来てる、完成度の高いアルバムです。演奏も上手いしね。
続いて、「グレートミュージック中央本店」へ。ここはとにかく強力。かなり広く、品揃えもものすごく豊富。ココは要チェックです。超オススメ。
- 一風堂/土屋 昌巳 『ベリーベスト すみれSeptember
Love』 ('98) CD \1,680
・・・発売当時から買おうかずっと迷ってたベスト盤。たぶんSHAZNA効果(^o^;)で出たベストだと思いますが、僕はこの後にオリジナル・アルバムが全部CDで出るもんだと思って期待してたんですよ。だから買うのちょっと迷ってたんですけど。でも、結局出ませんでしたね。もし、このベストの売れ行きが良ければオリジナル・アルバムもCD化したのかなぁ、とか色々と推測しちゃうんですけど・・。どうもEPIC
SONYはダメですね。モッズとか何回も再発してんのにね(TMも・・)。まぁともかく、しばらくはこのCDで我慢しましょう。オリジナル・アルバム未収録の曲もあるし。「ブレイクアウト・ジェネレーション」はちゃんとシングル・テイクになってます。その点はエライね。ライナーの、カラー写真でディスコグラフィーがズラッと載ってるのは壮観。LPは帯ついてるし。シングルなんか、あまり見かけないのもありますよ。出来れば見岳アキラ氏の「君は完璧さ」も入れて欲しかったけどな〜。しかし、ジャケ写がブート並にアバウトですなぁ。
- 小川 美潮 『4 to 3』 ('91) CD
\1,050
・・・2nd。発売当時はなんだかチャクラに比べてメジャー化しちゃったというか、まぁ実際大して売れなかったんですけど(チャート最高70位)、なんか「売ろう売ろう」としてる雰囲気が妙に暑苦しく感じられて、どうも手が出せなかったんですね。ですが、例の「CD廃盤70%OFFセール」で『檸檬の月』を買ってから「うわ。こんな良かったの」と遅聴きを後悔したものです。まぁチャクラはチャクラで好きだし、これはこれで今となっては好きです。でも当時もし聴いてたとしても「なんだ、ずいぶん爽やかになっちゃって。ガッカリ」とか思ったんだろーな。偏屈ね、僕チンったら。で、この1stは板倉文、近藤達郎、BANANAや本人などが曲を書いており、バックを固める布陣もクセの強い人たちが多いんですが、聴き心地はスッキリ爽快。かなり難しいこともやってますけどね。2曲目のタイトル曲なんかは、モロにアッコちゃん調。でも全部聴いた感想は、どっちかというと『檸檬の月』の方が好きな曲が多いかな。それにしても近藤達郎って人は、いい曲を書くねぇ。大したもんです。
- キリング・タイム 『アイリーン』 ('88)
CD \1,050
・・・板倉文氏率いるキリング・タイムの唯一のフル・アルバム。実は聴くのは今回が初めて。情報としては「ザッパっぽい」というのをよく耳にしてましたが、このアルバムに関してはあまりザッパ色強くはないと思います。カンタベリー系プログレに近い感触です。ま、カンタベリー系はザッパの影響を受けてるバンドが多いので、結局地続きになってると言っていいのかも。ニューエイジっぽい曲もあります。「沈黙する湖」の冒頭のピアノのフレーズは、タイトル忘れましたがドビュッシーかラヴェルの曲ですごく似てるのがあったような。この曲は途中からサックスがメインになって、ちょっと『テナン』B面あたりのリアル・フィッシュに近い感じになります。ゲスト・ヴォーカルとしてサンディー、小川美潮、ああもん(Ma*To氏の奥さん)、大沢誉志幸(声を加工してるのでほとんど分からない)、ハムザ・エルディーン等が参加。
- キリング・タイム 『Filling Time with KILLING
TIME』 ('89) CD \1,050
・・・こちらはベスト盤。上の『アイリーン』からも2曲収録。1曲目「PERU」での清水一登氏のピアノがすごい。2曲目「BOB」はかなりザッパ度強い曲。キメの嵐。5曲目「EBRIO」はエンちゃんこと福岡ユタカ氏の、ブルース・ファーラー(ザッパのバンドにいた人)のトロンボーンに絡む遠吠えヴォーカルが心地良い。ニュースステーションでファンになった人にもオススメ。8曲目は映画「会社物語」テーマ曲の別ヴァージョンで、雅楽的なアレンジが秀逸な曲。曲解説やバンド・ヒストリー、スコアやレビューなどが載っているライナーは、読み物としてかなりの充実度。
- 坂上 香織 『夏休み』 ('88) CD
\1,050
・・・デビュー当時は清純派お嬢様系アイドル、現在ではヤクザものなどのVシネマでの脱ぎ要員という役ぐらいでしか見かけなくなってしまった悲劇の人(堕ちた偶像とも言う)。このCDにはミニ写真集がついてるんですが、それを見ても分かるとおり、もう近づき難いほどのお嬢様ぶり。それがなぜ今・・・という感じはしますわな〜。このコがデビューした頃は周りでも結構人気あったんですけどね。だからちょっと思い入れあるんですよね(^_^)。で、なんで今更そんな元アイドルのCDを買ったかというと、これ、ディレクターの趣味だと思うんですけど、はっぴいえんどの「風をあつめて」やティン・パン・アレーの「ソバカスのある少女」(南佳孝ソロシングルもあり)、大瀧詠一の「夢で逢えたら」、アン・ルイスの「グッドバイ・マイ・ラブ」などをカバーしてるんですよ。タイトル曲は吉田拓郎の同曲です。まぁアレンジはどれも大したことないですけどね。でも、「ソバカス〜」の、♪石のような心もあたためちまう女さ〜♪とか、そのままの歌詞で歌わせてるのはどうかなと思いますが。関係ないけど、倉木麻衣の笑った顔の写真を見てると、昔の坂上香織とちょっとオーバーラップするんですよ(^_^)。あと、「STAY
BY MY SIDE」のビデオ見てても。だから倉木を見るとちょっと複雑な思いになるのかな(BUGGLEさんには“歪んだ愛情だ”とかなんとか言われてしまった)。まぁ賛同者いないと思うけど。まぁ色々ヒッキーの後を追って家庭不和の話題などを提供し、フォロワーとして頑張ってるようですが、ぜひ次は自分のHPでセーラー服でも着てください(個人的願望)。
- クレスト・フォー・シンガーズ 「フィナーレ」 ('78)
7" \315
・・・「テクノ歌謡マニアクス」や「電子音楽イン・ジャパン」でも取り上げられたヴォーカル・グループで、女性ヴォーカルをメインに、あとは男4人という編成。「マニアクス」で紹介されていたのは細野さんと教授が参加してましたが、こちらは滝沢洋一作曲、萩田光雄編曲による、何の変哲も無いニュー・ミュージック調の曲。サーカスとかに非常に近い。しかしジャケットが、一番左の男が目を閉じてたり、目線が虚ろな男がいたりと実にテキトーな写真です。
- クレスト・フォー・シンガーズ 「スマイリング・オーバー・ユー」 ('80)
7" \315
・・・これも別にテクノ歌謡でもなんでもないです(T_T)。鈴木邦彦作曲、前田憲男編曲。でも、聴けばほとんどの人が「あ、これ知ってる」って言うと思います。ジャケに「世界のことばマクドナルド
イメージソング」と書いてあるんですが、♪せ〜か〜い〜の〜こ〜とば〜マク〜ドナ〜ルド〜♪という、あのCMで使われてた曲なんですよ。だからなんだと言われると困るんですが(^_^)。ま、♪マクドナルド〜♪のトコは♪スマイリン
オーバユ〜♪に変えてありますけどね。B面は小田裕一郎作曲、前田憲男編曲による「チーク・ダンス」。夜の社交場、という感じです。♪ドゥワ〜♪
- TPO 「HOSHIMARUアッ!」 ('84)
7" \315
・・・これは嬉しい。これは持ってなくちゃいかんもんね。A面はなんとなくNHKチックな曲調ですが、なかなか平和で前向きな感じ(^_^)が微笑ましい。B面「HOSHIMARU音頭」はタイトル通り音頭調の可愛らしいテクノで、まぁキワいっちゃあキワい。♪世界〜はまんまぁるだよっ♪っちゅーフレーズが耳から離れん。ここで、今は半死というか絶滅寸前という感じの「電子音楽イン・ジャパンHP」でこのシングルが紹介された時の文章を載せちゃいましょう。「筑波万博告知のテレビCMなどで流された、池田智子が歌うイメージソング。作詞は阿久悠。コンピュータの音声合成ヴォイスが世界各国の挨拶の言葉で歌う、テイ・トウワの新作のハシリ的内容だが、ハンド・クラップの合成音が、大阪万博の「世界の国からこんにちわ」の電子ヴァージョンを連想させる。間奏は安西史孝らしい、プログレ風の目まぐるしい展開。これは会場で販売された、後藤次利のインスト曲をカップリングしたシングルだが、CBSソニーからの正規盤は、確か「HOSHIMARU音頭」がとの両A面だった(と思う)」(文・田中雄二氏)ということです。後藤次利のインスト曲ってのもちょっと気になる。
- PASSING LANE 「Rock To The Music(ロック天国)」 ('83)
7" \420
・・・前回、藍ともこという人が歌ったヒドいヴァージョンを取り上げた、タケカワユキヒデ作曲による競作盤の中の1枚。これは男3人組によるグループ。歌詞はオリジナルの日本語詞で、アレンジはバンドと和泉一弥との共同名義。まぁそれにしてもダサい出来ですなぁ。なんだか刑事ドラマの主題歌っぽいというか。SHOGUNとか思い出しますね。B面はおそらくヴォーカルの男であろう片山琢のオリジナル。何の変哲もないバラード。ちょっととんねるずの「After
Summer」に似てます(^_^)。♪1m80の〜た〜つや〜♪
- 北京ダックス 「テクノ・ダック」 ('81)
7" \735
・・・このシングルはこないだ大阪で買ったのですが(第10回参照)、こちらは「テクノ歌謡マニアクス」に載ってるイラスト・ジャケのではなくて、写真のジャケの方のです。内容はおんなじです。ん〜・・・、やっぱりB面の方が好きだなぁ。
- サンディー 「グッドバイ・モーニング」 ('76)
7" \840
・・・サンディーのページにもネタ投稿しましたが、これはテクノ化する以前のシングル。ジャケ見て一発で本人だと分かりました。A面は3連のバラード・タイプの曲で、スタンダード・ナンバーとかでよく聴かれるような古くさい曲調。キングトーンズとか思い出す。南佳孝氏の「憧れのラジオガール」のB面の「月に向って」と曲の展開は似てます(南氏のはアレンジを含めすごく好きなんですけど、とフォロー)。あと加山雄三の♪ふたりを〜ゆ〜う〜やみがぁ〜♪って曲とかね。サンディーのヴォーカルにも妙に力が入ってて、心なしかコブシがまわってます。ハッキリ言ってキツイ。B面はごーぢゃすなストリングスから入って、ラテン・パーカッションなんかも絡む、A面に比べればちょっとシティ派(^_^)な感じの曲。メロディーはどことなくキャンディーズの「年下の男の子」に似ているような気がしないでもない。そういえばこないだ知ったんですけど、サンディーってゴダイゴの初期のアルバム数枚に参加してるんですよね。“サンディー・A・ホーン”って名前になってますけど。テクノとゴダイゴの意外な接点。・・すごいかすかな接点だけどね(^_^)。
- ヴァージンVS 「夢のラジオシティ」 ('82)
7" \1,050
・・・アルバム『スター・クレイジー』(名盤!)からのシングル・カット。B面は未発表曲で、後になってベスト盤にも収録された「ミッドナイト・テレビジョン」。VSのシングルはこれで全部揃いました。嬉しい。しかしこれ、好きな曲なんだけど、シングルとして発売するような曲かなぁとも思うんですけど(^_^)。アレンジもかなり変だし。ま、あがた氏もソロで「恋のラジオシティ」というタイトルでやってたし、思い入れのある曲なんでしょうかね。
- タンゴ・ヨーロッパ 「ダンスホールで待ちわびて」 ('83)
7" \1,575
・・・細野さん作曲、戸田誠司氏編曲によるシングル。けっこう高いが欲しさには勝てんかった。アルバムの時のオチャラケた感じとは全然違う、マイナー調のアイドル歌謡っぽい曲。「夜ヒット」だか「ドレミファドン」だったか忘れましたが、テレビでこの歌を歌ってるのを見た記憶がありますね。♪ねぇねぇ早く来〜てよ〜♪のトコでなんか手を前に差し出すような仕草をしてたことだけ憶えてますが。B面の「BAND
GIRL」って、これは“ボンド・ガール”にひっかけたシャレなのかいな。こっちは細野さん作ではない、もっとアイドルっぽい曲調。
- 越 美晴 『メイクアップ』 ('81) LP
\840
・・・3rdアルバム。A面は全部都倉俊一の作曲、B面は全部本人の作曲という構成。「ラブ・ステップ」や「気まぐれハイウェイ」とか初期のシングルは聴いてたので、現在との違いはある程度分かってたんですが、3枚目だし『チュチュ』の前のアルバムだから少しはテクノ寄りになってるのかな〜と思ってたら、全然「ラブ・ステップ」あたりと変わってない、ニュー・ミュージック調なのね、まだ。都倉俊一の曲なんて、古くさくて全然おもしろくない。本人も歌わされてる感じだし。A@の阿久悠の♪苺にミルクをかけ食べてる/そんな人と部屋で暮らしている/ウムム・・・♪って、なんなんだこの詞は(^_^)。意味がわからん。・・・と思ってたら、B面では3曲を大村憲司氏がアレンジを担当していて、けっこうテクノの下地が。プログラミングも松武氏だし。とはいえ、本人の歌い方は『チュチュ』以降とは違って、まだ地声で歌ってますね。しかし、たまに「速報!歌の大辞テン」で「ラブ・ステップ」の映像が流れたりするけど、本人イヤだろうなぁ。見てる方だって恥ずかしくなるもん、あれは(^_^)。
- CITY BOY 『HEADS ARE ROLLING』 ('80) LP \945
・・・2人が脱退して4人編成になったシティ・ボーイの6枚目のアルバム。レーベルもヴァーティゴからアトランティックに移籍。前作『アース・コート・ファイアー』でちょっと気になった“ハード・ロック志向”に拍車がかかったような出来で、初期のアルバムの“10ccみたいなのやろうぜ”なサウンドが好きなボクにはちょっとツライ部分も多いですな。特にAB「Need
A Little Loving」のギターのアルペジオなんて、ハード・ロック以外の何者でもないですがな。困ったちゃんです。曲そのものはいいものもあるんですけど、アレンジがどうも厚ぼったい気がします。シンセも結構でてきて一瞬“オッ”と思ったりするんですが、マイク・スレイマーのギターが自己主張しまくってて、どうにもまいっちんぐです。BDは、ちょっと演歌っぽいメロディーですな。あと、ジャケもパンクかオルタナ系かノイズ系かというような、ピントがズレたようなモノクロ写真を使ってるので、かなりイメージが違いますね。
- 大空 はるみ 『VIVA』 ('83) LP
\1,050
・・・TANTANこと大空はるみのアルバムで、加藤和彦プロデュース、全曲清水信之アレンジで、細野さんが2曲提供しています。TANTANって、なんか聞いたことのある名前だなと思ったら、たしかサディスティックスの1stに参加してた人ですね。ちょっと猫なで声というか、独特のフニャけた声で歌う人。顔からはイメージ出来ないなぁ。全体的にラテンチックなアルバムで、ルンバや南国調など、色々やってます。「しょじょじ」なんかもやってます。あと「コーヒー・ルンバ」のカバーは、B-52's風というかベンチャーズ風という感じの、ちょっとスカっぽいニューウェイヴ調アレンジで、イントロで聴かれるフレーズはP-MODELが「ホワイト・シガレット」の間奏でも使ってたフレーズ。これってクラシックかなんかでしたっけ?
あと、こないだ「大空はるみ追悼ライヴ」云々というHPを見かけたんですが、この人お亡くなりになったんですかね。
- ゴトーズ・チーム 『ビヨンド・ザ・エンド・マーク』 ('80)
LP \1,365
・・・後藤次利のバンド。一時期BUGGLEさんが話題にしてたので気になってたのです。メンバーを見ても知らない名前ばっかりだなと思ってたんですが、どうも全国オーディションを通じて集めたメンバーによって結成されたバンドだ、とのことです。ちなみにメンバーはゴッキーの他、滝本季延(Dr)、西本明(Key)、田代マキ(Key)の4人。田代マキって人は、前身の「後藤次利BAND」からいたようです。内容は、レゲエやスカ、ダブの影響が強いサウンドで、ACの「G」という曲なんかはモロにダブやってます。ゴッキーが弾くベースの上を、ピアノと、水滴の音や車のエンジン音、何かを飲んでる音などのいろんなSEがコラージュされていくという実験的なモノ。7分以上もある。あと、BAはメロンもカバーしてた「FLY
ME TO THE MOON」で、コチラもかなり強烈なダブもの。他にも節操なくニューウェイヴしてる曲なんかあります。このバンド、ロバート・フリップがやったリーグ・オブ・ジェントルメンなんかに、発想としては近いものがあるんじゃないかな。
とにかく、ここは大量でした。この時点でもう満腹。他も「ベターデイズ」(ココはハズレでした)、「サウンド・ユー」などにも行ったんですが、特に収穫ナシでした。で、4時ごろに仙台駅を去りました。各駅停車の新幹線だったのでまぁ時間はかかりましたが、帰りもガラガラでした。さらば仙台〜♪。もう当分来ないと思うけどね〜(^_^)。しかし里帰りでも観光でもなく、夏休みに仙台に来る人なんて他にいるんかいな(^_^)。
<08/16/00 (水)>
「ディスクユニオン淵野辺店」が移転改装のため、閉店セールだとか。早速行ってきました。ココは'97年から行き始めて、かなりお世話になりました。ですので移転改装はちょっと悲しい。広いし値段も安いし、移転改装なんてする必要なかろーに。
- ジョーディー 『ロック魂』 ('73) LP
\1,050
・・・ニッチ本、37ページ参照。典型的なブリティッシュ・ハードロック・バンド。「ストレンジ・デイズ」No.1の107ページで紹介されていた『ジョーディー・2』はその本を見てすぐ買って聴いたんですけど、あまり面白くなかったんですよね。だもんでコチラもあまり期待してなかったんですけど、こっちの方が全然いいなぁ。まぁあまりヒネリのないストレートなハード・ロック調のもありますが、カントリー、ブギ、ハーモニーを活かしたフォーク調の曲など、あれこれやっていて、なかなか楽しめます。中でも出色の出来はAC「ドント・ドゥー・ザット」。これはかなり気に入った曲。チン&チャップマンあたりが書きそうな、ヘタすりゃケ二ーやアローズあたりがやってもよさそうな2ビートのハード・ポップ。ニッチならではという感じです。まったくスキのない、よく出来た曲です。間奏の、なんとも“コサック”な感じの中近東っぽいフレーズが勢いのある曲調と相俟って、かなりオカシイ。こういうユーモアもあるバンドなんですね。カッコイイ。あと、ジャケの3分の1を覆っている帯がイカスね。筆で書いたような文字でデカデカと「ロック魂」と書かれてるんですから。原題は「HOPE YOU
LIKE IT」、って全然違うんですけど(^_^)。 「ロック魂」ってタイトルは、AC/DCのアルバムの邦題にもありますね。使い回したな。
- ムーンライダース 『イスタンブール・マンボ』 ('77)
LP \1,260
・・・白井良明氏が初めて参加した、2ndアルバム。こないだ聴いた3rd『ヌーベルバーグ』の前哨戦という感じのアルバムで、細野さんが1曲スティール・ドラムで参加してたり、松武秀樹氏がプログラマーとして参加してるところとか、おんなじです。ただやっぱり『ヌーベルバーグ』がかなり良かったんで、それと比較するとちょっと物足りない感じがしてしまいますな。「Beep
Beep Be オーライ」とか、すごくいい曲もあるんですけど。それとですね、3枚前にレビューした大空はるみ『VIVA』で、“イントロで聴かれるフレーズはP-MODELが「ホワイト・シガレット」の間奏でも使ってたフレーズ”云々と書いたんですが、このライダースのアルバムで、トルコ民謡の「ウスクダラ」という曲をやってるんですが、その中に同じフレーズが出てきてビックリしました。こんなにアッサリ判明するとは(^_^)。そっか、トルコ民謡だったんですね。
- ゴダイゴ 『デッド・エンド』 ('77)
LP \672
・・・これは、CDもLPもモチのロン、持ってるわけですが、僕が持ってるLPはセカンド・プレスなんです。ですので、買いなおし。まぁ捨て値ですから。こちらは初回盤で、帯ウラの広告と、ライナーが若干違ってると。それだけ。でもこのアルバム、ゴダイゴのアルバムの中ではあんまり好きじゃないんですよ(^_^)。なんか暗くてね〜。“明るいポップス”のゴダイゴとはちょっと違った傾向のアルバムなんです。詞が妙にシリアスだし、タイトルもなんだかね。でも、この辺のアルバムを支持した当時のロック・ファンは、たいてい「ビューティフル・ネーム」あたりで完全に離れちゃったみたいですね。ま、そりゃそーだわな。ミーハーな女のコファンが集まる会場で、男が♪ウーワーウーワーララララー♪とか一緒に歌えるかっつーの(^_^)。まぁ現在も、数あるゴダイゴBBSでは、当時10代ぐらいだったお嬢様方が、50歳近いというタケのライヴ・レポートなどを書き込み、「あの仕草がカワイイ〜」とか「ワタシ一人のために歌ってほしい〜(爆)」とか、かなり僕を退かせてくださってます(^_^)。おそろしや。まぁ別に人それぞれですけど。僕とはタケやゴダイゴに対する見方が全然ちがうっつーことですね。ミュージシャンとしては大ファンですし、スゴイ方だとは思うんですけど、「カワイイ」とは思わないしね(当たり前か)。その点、STUDIO-GというHPは、ゴダイゴを音楽的見地から深く掘り下げており、僕は個人的に非常に好感を持っております。ダメな作品はちゃんとダメ、って書いてるしね。
- EDDIE FLASHIN' FOWLKES 『BLACK TECHNOSOUL』
('96) CD \315
・・・デトロイト・テクノの重鎮、エディー・フラッシン・フォウクスがTRESOR(このレーベルもいい作品が多いですね。レーベル・コンピは今でもよく聴きます)から出したアルバム。トーマス・フェルマン、モーリッツ・フォン・オズワルドとの共作で3MB名義で出したアルバムや、ブレイク・バクスターとの共作とか好きでしたね〜。ホアン・アトキンスなんかと作風が近いとよく言われる人ですが、確かに近い感じです。低域だけじゃなく、中域をより強調したような感じの音とか。デトロイト・テクノの中では、悪い意味ではなくちょっと下世話な感じと言うか(^_^)。このアルバムも、いかにもデトロイトな感じのもあるんですが、ちょっと懐かしい感じのハード・テクノ寄りのもありまする。でも、好きな音ですね。かっこよいです。
続いて隣の「ディスクユニオン淵野辺1号店」で。
- テクネジア 『フューチャー・ミックス』 ('00)
CD \0
・・・テクノで新作を買ったのは久々。このユニットには前から気になっていました。パリ在住のシャールと、香港在住のアミールの二人組。石野卓球がDJミックスCD『DJF400』でこのアルバムのタイトル曲を取り上げていたリ、ウエストバムとのユニット、TAKBAMのシングルでもリミキサーとして起用していたり、かなりお気に入りだったようです。たしかに、かなり卓球の好きそうな音です。そのタイトル曲である「FUTURE
MIX」は、ぶっとい四つ打ちリズムに、デリック・メイあたりを彷彿とさせるデトロイト調の哀愁フレーズを乗っけた、疾走感のあるカッコいいトラック。6曲目「FORCE」はシャールがヴォーカルなんですが、ちょっとバーナード・サムナーを意識してるのかな。後半はちょっとダレますが、次のアルバムにも期待しちゃう。オススメ。
その後、町田の「オスカー」に行ったものの、水曜定休だったんですね〜。残念。しょうがないので、菊名駅で東急東横線に乗り換えて、東白楽駅の「サウンド・フィードバック東白楽店」へ。ここは実に2年ぶり。なかなか充実した品揃えのレコ屋。状態もキレイなものが多いです。1時間以上隅々までじっくり見ました。買ったらレジで店員さんにチラシをもらい、「ココにもレコード屋ありますのでヨロシク」と、白楽方面のレコ屋も紹介された。一発で「カモ」だと思われたか(^_^)。ま、ありがたいお知らせなんですが。・・・行きますけどね、もちろん(^_^)。
- スネークマンショー・プレゼンツ 『ピテカントロプスの逆襲』 ('84)
CD \1,470
・・・これは懐かしい。メロン+ウォーターメロンによるピテカンでのライヴと、ジャンキー大山こと伊武雅刀氏らのギャグをゴチャマゼにしたアルバム。このCDは、LPよりも収録時間が長かったカセットのヴァージョンを元にしてるので、当時LPしか聴いてなかった僕には、初めて聴く部分が結構あって新鮮でした。冒頭の伊武さんの雄叫びは、非常にクダラなくて好き。メロンの方のライヴは、全部新曲で、リン・ドラムを使用してます。ウォーターメロン・グループもそうでしたが、ベースがバカボン鈴木氏だったとは。メロンの『DO
YOU LIKE JAPAN?』よりもこっちの方がテクノっぽくて好きでした。逆にB面のウォーター・メロン・サイドは、当時は退屈だったな。「FLY
ME TO THE MOON」のカバーは好きだったけど。あと、これの歌詞で♪F○CK♪とか♪S○X♪とか出てきて、そこが無音になってるんだけど、LPではちゃんと聴けたけどなぁ。♪F○CK♪はともかく、♪S○X♪は別に消すことないんじゃないの?
でも、歌の部分では消してるクセに、曲の中でエロ・インタビューがあるんですが、そこで「First
Fuck」とか言っちゃってるから意味ないわな。
- ラジ 『真昼の舗道』 ('80) LP
\1,575
・・・ジャケット・デザインをテストパターンの比留間雅夫氏が担当した、ラジの4thアルバム(邦題が「LE
TROTTOIR DAAPRES-MIDI」っつーんだけど、単なる偶然?)。ジャケからしても、前作までとは違うぞ、ということをアピールしてるようです。プロデュースは変わらず幸宏氏で、他にアッコちゃんや大貫妙子女史、南佳孝氏、鈴木慶一氏らが曲を提供しています。教授は演奏で1曲参加。ジャケはかなりテクノっぽいですが、中身はところどころでテクノっぽい味付けはされてるものの、テクノ度としては60〜70%ぐらいかな。南佳孝氏の『モンタージュ』あたりに近い感じです。1曲目「ラスト・シーン」のタンゴっぽいアレンジなんて、「夜の翼」という曲を思い出しました。「ヨジレアン・ツイスト」は「デジタル・ツイスト」みたいだし、共通する部分は多いですね。
- やぎ 『IL NEIGE』 ('87) LP
\2,625
・・・一時期BBSで話題になったバンドの6曲入りミニ・アルバムで、プロデュースはあがた森魚氏、ジャケ・イラストは太田螢一氏が担当しているという、インディーズにしては豪華なモノ。今井雅幸と松林亜弥を中心に、総勢21名もクレジットされている大所帯バンドで、サウンドはトラッド風というかメルヘンチック風というか(これはあがた氏から来るイメージか)。ヴァージンVSの曲「百合コレクション」もカバーしています。メンバーの中でコーラス担当が多いので、どうも合唱コンクールみたいな感じも受けてしまいますなぁ。「収穫祭」は、教授がやってた「ちんさぐの花」に非常に似たオキナワン・テイストの曲。
- ヴァンゲリス・パパサナシュー 『アース』 ('73/'79)
LP \2,100
・・・ヴァンゲリスの'73年のアルバムを、'79年になってから国内発売したもの。冒頭いきなり、♪カモ〜ンカモ〜ン♪とハードなロックンロール調の曲が出てきて驚く。ヴォーカルは本人ではないですが。でも2曲目以降はイメージ通りのヴァンゲリス的世界。ですが、いわゆる“シンセサイザー・ミュージック”しているわけではなく、民族音楽的というか、タブラやシタールなどをフィーチャーしたワールド・ミュージックっぽい曲調が淡々と続きます。『天国と地獄』や『反射率0.39』の完成度とは程遠い。ゲスト・ヴォーカリストによる歌モノもあり、後の『流氷原』あたりを思わせる部分も。「He-O」がナカナカいい出来。
- スパイダース・フロム・マース登場! 『電撃のロックン・ロール』 ('76)
LP \3,150
・・・ニッチ本、107ページ参照。デヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』のバック・バンドのうち、ベースとドラムの二人がヴォーカルとギターを加えて再結成して制作したアルバム。聴く前はギンギンのグラム・ロックを想像してたんですね。で、1曲目「レッド・アイズ」はストレートなブギ調ロックンロールで、いきなり予想通りの音。ペシャッとしたスネアの音と相俟って、「うわぁニッチ」とか思ってたんですが、2曲目「シャイン・ア・ライト」はガラッと変わってドゥービー・ブラザーズ調というかスティーリー・ダン調というか、転調激しく難しそうな曲で、これがナカナカいいんですよ。他にもBCとか、非常に耳あたりの良い、ラジオ向けポップスという感じで意外。'70年代後半の日本のシティ・ポップス系にすごく近いですね。ヴォーカルのピート・マクドナルドの歌い方は、所々テレンス・トレント・ダービーに激似。つい最近CD化されたので、興味のある方はどうぞ。グラム・ロックでもハード・ロックでもありませんが、いいアルバム。
- ヒカシュー 「ガラスのダンス」 ('80)
7" \1,050
・・・「加山雄三のブラックジャック」(-_-;)のエンディング・テーマに起用された、ヒカシューのメジャー化遂行シングル。メンバーはこのシングルについては不本意だったそうで、その辺の経緯は「電子音楽イン・ジャパン」の573ページに詳しく書かれています。確かに分かりやすい曲だと思うけど、ヴォーカルがコレだから(^_^)、どんな曲でも普通には聴こえないんですけどね。B面は、アルバム『夏』収録の「モーニング・ウォーター」。A面よりこっちの方がポップさでは上だと思います。疾走感のある、カッコイイ曲ですよね。
- 朝比奈 マリア 「ディスコ・ギャル」 ('78)
7" \735
・・・ん〜、この人の名前はなんとなく聞いたことがあるぐらいであまり記憶にないんですが・・。グラビア・アイドルみたいなポジションだったんでしょうか。工藤静香が二科展で賞を取ったときになぜか出てきてましたね。で、このシングルはタイトル通りのディスコ調。すぎやまこういち作曲。アレンジはすぎやまとハービー・メイスンの共同名義。B面「霧雨のあとで」は原田忠幸作曲で、アレンジが教授。う〜ん・・。まぁお仕事アレンジですなぁ。よくあるシティ・ポップス調です。曲自体は、岩崎宏美(あるいはコロッケ)の「シンデレラ・ハネムーン」に似ています。
その後、渋谷まで行って「TOWER RECORDS」へ。早速、定番の5F電子音楽コーナーへ。相変わらず色々と音響派系の新譜が出ていますな。何回行ってもワクワクしますわ、ここは。チョコッと試聴で聴いたりしたものの、あまりピンとくるのがなかったな。ホット・バターの2in1CDがありましたが(ポップコーン、マナマナ入り)、LPは持ってるのでまた次回。で、ウロウロしてたら50%OFFセールCDの箱がありました。そこから3枚GET。こーゆーのはウレシ。
- LUKE VIBERT/BJ COLE 『STOP THE PANIC』
('00) CD \1,010
・・・ワゴン・クライストやプラグといった変名で活躍してるテクノ・アーティスト、ルークさんの新作は、どういった経緯でこういうことになったのか不明ですが、BJコールとの共作。この人はスティール・ギター奏者としてものすごいたくさんのアルバムに参加してるベテランで、もう50歳は過ぎてると思われます。以前取り上げたニッチ・バンド、コチーズのアルバムにも参加していました。プログラミングはルークさん担当で、スティール・ギター他をコールさんが担当。ルークさんのトラックは、ヒップホップ色強い感じで、前作『TALLY
HO!』(名盤!)の流れにある感じで、たのしかっこいいです。そこにハワイア〜ンなスティール・ギターがフィーチャーされた曲もあれば、「・・・コールさん何やってんだろう」という感じの、ルークさん色強いソロ的トラックもあり。ベースでトム・ジェンキンソン(スクエアプッシャー)が参加してる曲もあります。日本盤もリリースされてます。ルークさんの作品はかなり好きなので、毎回新作が楽しみなのです。次はどうくるのかな。
- STOCKHAUSEN 『KURZWELLEN』 ('92)
CD \2,164
・・・「電子音楽イン・ジャパン」の515ページにも載っていたCD。シュトックハウゼンの'68年作の電子音楽で、「クルツヴェレン」と読みます。邦題は「短波」。エレクトロ二ウムという電子楽器の他、ヴィオラやピアノ、クラヴィーアなどの通常の楽器も含め、総勢5人による演奏で、ラジオのニュース番組からと思われる声や、同じくラジオから流れる歌声なども多用されています。あと、ラジオのチューニング・ノイズも全編に散りばめられております。タイトル曲1曲、53分ほどの長尺曲ですが、意外にアッサリ聴けます。個人的には「習作」とか「少年の歌」を聴いたときの方が興奮したかな。年代とかはハッキリしませんが、たしかケージの曲で似たようなのがあった気がするので、あんまり新鮮味がなかった感じも。でも“テクノの元祖的要素”は高く、ノイズや音響派好きの方はゼヒ一聴を。
- F.R.U.I.T.S. 『ELECTROSTATIK』 ('97)
CD \1,220
・・・ジャケの感じからしてたぶん音響派系じゃないかな〜と思って購入。案の定大正解。音響派といっても、OVALとかよりはPAN
SONICに近い感じ。接触不良音やプツプツプツ・・・といった電子ノイズを素材にして曲を作っています。メンバーは、Pavel
JagunとAlexei Borisouの二人組。ドコの国の人なんでしょうか、この名前は。もしこれが新譜だっつーと、また亜流かいなというところですが、'97年のアルバムですから、ちょっと前なんですね。ですが、今の耳で聴くと、さすがに新味はないですな〜。嫌いな音ではないんですけどね。こういうの、世界中でいっぱい出てるんでしょうね、このテのモノは。なかなかチェックしきれないですよ。
4Fにて。
- グルグル 『2000回転!』 ('00) CD
\2,415
・・・オリジナル・アルバムとしては『モシモシ』以来の新作。間に結成30周年記念ライヴ3枚組という、とんでもなく有難いブツもありました。マニさん他、メンバーのソロ活動も盛んでした。特にマニさんの“ドラム超人”、ルイージ・アルケッティとのユニット“夜の野獣”はすごかった。クラスターのメビウスも参加したルイージのソロ『キュービック・イエロー』もおもろかったですね。ホントに元気なオッサン達です。さて、この度の新作ですが、これまたいったいどうしちゃったんでしょう。かなり打ち込み頻度が高くなっております。ブレイクビーツも多用し、その上に色々ウワモノを被せるといった作りがほとんど。グルグル若返り作戦でしょーか。ルイージ主導で作られたのかな。マニさんの超絶ドラミングがほとんど聴けないのは寂しいですが、それはソロや別ユニットの方でやってくれることを祈りつつ、この「若い」新作を有難く拝聴するとしませう。エスニック・ブレイクビーツ・テクノ。中身は濃いです。カッコイイし気持ち良い。このオッサン達に興味は尽きません。祈・再来日。
最後は、LP袋を買いに「バナナレコード渋谷店」へ。ついでに、前から買おう買おうと思ってたCDを発見。
- アーマンド・ヴァン・へルデン 『キリング・ピューリタンズ』 ('00)
CD \1,995
・・・ハウス系アーティスト。佐久間英夫氏著「テクノ・ディスク・ガイド」を見て「Witch
Doctor」の12インチを買ってハマってたのが3年前。当時はよく渋谷のdp・1で12インチを買ったりしてました。前作『トゥー・フューチャー・フォー・ユー』も買って聴いてましたが、シングルでヒットした「U
Don't Know Me」以外はあまり印象に残ってません。ハウスよりはテクノの方が、という感じなんですよね。で、今回は何故買ったかというと、先行リリースされたシングル「Koochy」を聴いてビックリしたんですが、これ、ゲリマンの「Cars」をネタに、スクラッチしまくってる曲なんですよ。ですから、それだけが目当てだったんです(^_^)。ま、他にもディスコ・サンプルもの「Full
Moon」や、スコーピオンズをサンプリングしたハード・ロック・ハウス「Little
Black Spiders」とか、結構カッコイイ曲もあるんですが、「Koochy」のシングルだけでも良かったかな、という気も。
で、家に帰ったら、6月頃に注文していたCDがようやく到着していた。
- NASA 『REMEMBERING THE FUTURE』 ('00)
CD
・・・ネタ投稿もしましたが、おそらく今年のベスト3には必ず入るであろう傑作。Lexicon Magazineというテクノポップやニューウェイヴ系を扱う雑誌があって、それをBUGGLEさんにダブリがあるというので頂き(感謝!)、それのオマケCDに収録されていた「Back
To Square One」という曲に打ちのめされたワケです。もう何回も書いてますが、これはテクノポップおよびエレポップ・フリークには絶対オススメっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!んが〜。何回聴いたかワカランほどヘビー・ローテーション盤になりましたが、いまだに全っ然聴き飽きないカッコ良さ。全体としてはスクリッティ・ポリッティにも通ずる楽曲を、『WARP』期のト二ー・マンスフィールドに味付けしてもらったといったところかいな。ボーカルも、ほとんどの曲でボコーダーやP-ファンク系(ザップとか)でお馴染みのトーキング・モジュレーターを生声と共に使用しており、非常に心地良いのですよ。捨て曲一切ナシ(まぁ1曲実験的なのあるけど、それもテクノではお約束やね)、とにかく聴くこと。お店で買えない、ってのがイタイけどね〜。詳しくはココから。とにかく何としても注文してGETすべし。ベスト3どころじゃなく、ベスト1と言い切ってもいいかもしんないもんね〜。
第18回
前回<07/29/00 (土)>の、つづき。
そして自由が丘を出て渋谷へ戻り、井の頭線で下北沢へ行って、小田急線に乗り換えて経堂駅へ。ココ経堂は、バカ買い第1回で行った所です。約5ヶ月ぶり。とりあえず「ホームランレコード」へ。・・・がしかし、以前の場所へ行ったらシャッターが下りていて「移転しました」の張り紙が。ありゃりゃ、と思ったものの移転先はすぐ近く。歩いて2、3分ぐらいでした。以前は狭かったんですけど、だいぶ広く、清潔な感じになりました。ただ、店員の無愛想な感じは変わってなかったな(^_^)。
他にも経堂には「ファンレコード」や「レコファン」があるので、行く予定だったんですが、すっかり忘れて池袋へ戻っちゃいました(^_^)。ジジイ化してるな。まぁ既に7時回ってたし・・・。で、最後に「ヴァージンメガストア池袋店」へ。
<08/10/00 (木)>
先日、yahooオークションにて競り落としたCDが到着。ちなみに競争相手はいなかった(^_T)。
<08/13/00 (日)>
夏休みなので、どっか遠出してレコハンしよー、と決意。色々と迷った挙句、仙台に決定
! 。ジャ〜ン。お盆なので混んでるかなーと思ったら、新幹線の自由席はガラガラ。僕が乗る前に出たのはギューギューだったけど。各駅停車ってのは割りとすいてたみたい。新幹線で仙台まで行ったあと、JR仙山線に乗り換えて1駅の「東照宮」という駅へ。この仙山線というのは、1時間に1〜2本しかないというローカル線。予めネットで時刻表を調べていったので助かりましたけども。まぁ、でもこの田舎な感じもまたよろしいものです。とりあえず「グレートミュージック宮町店」へ。12時開店だというのに11時半ごろ到着。その辺をブラブラして時間をつぶす。のどかです。で、ようやくシャッターが開いて中へ。全ジャンルまんべんなく、オーソドックスな品揃えのレコ屋。1時間くらい見てましたが、手が真っ黒になりました。