PAUL'S RECORD CRAZE DIARY #22-25
(ポールのバカ買い日記 第22〜25回)
ポールって誰だなんて言わないで下さい。ポール・フランクこと荒特派員です。僕も結構レコード買いますが、いゃ、もう凄いです。脱帽です。
(Sorry! Japanese Only)
第25回
<10/29/00 (日)>
BUGGLEさんが東京へ来てるというので、“ニッチ&モダンポップの大家”、たけしたさんも誘っていつもの「3バカ買いトリオ」(^_^)でレコハンへ。新宿LUMINE2の中にある青山ブックセンターで待ち合わせ。ちょっと早く着いたので色々物色しましたが、音楽本関係の品揃えは良いですね。かなりマニアックなモノもありました。音楽本コーナーの裏には「さぶ」もあったし(キャー)。で、買いそびれてたブツを発見。
- code:坂本龍一+空里香+中島英樹+後藤繁雄 『アンフィニッシュド 1 2000年1月』 ('00)
Book+CD \3,600
・・・教授の新プロジェクトによる季刊誌第1号。教授はダライ・ラマ14世、細野さん、ヒロミックス(なんなのこの名前)、パンソニック、宇宙飛行士の毛利さんなどにインタビューしています。やはり目玉は細野さんへのインタビュー。まぁ、インタビューとは言っても結果的には対談になってますね(^_^)。しかし難しい話をしとりますなぁ。パンソニックのインタビューはあんまり盛り上がらないまま終わっちゃうけど、個人的には好き。イーノへのインタビューもありますが、これは教授以外の人によるもの。オマケのCDは、“hoon”というユニット名による全8曲43分のモノで、hoonとは“ESU+半野喜弘”の二人によるものだそうで(ESUってのは教授のことなのかな)、音響派系電子ノイズ+ピアノによるもの。ハッキリ言って、この程度じゃただの“オヴァルの亜流”です。単なるモノマネで終わってます。何かプラス・アルファが欲しい。こんなんではダメですよ。
その後、3人で下北沢へ。途中、電車の中でBUGGLEさん編集のコンピCD-R『BUGGLEESQUE』をいただく。これは、色んなアーティストによる「ラジオスターの悲劇」のカバー曲集。よくぞ集めたり。ベン・フォールズ・ファイヴがいい感じ。で、まずはやっぱり「ディスクユニオン下北沢店」へ。広くて探しがいがあります。
- SPARKS 「ALL YOU EVER THINK ABOUT IS SEX」
('83) 12" \420
・・・『イン・アウター・スペース』収録曲のリミックス・12インチ。リミックスっつってもアタマと終わりの部分をちょっと引き延ばした程度のモノですが。これ見つけたときの僕の胸中は「お、スパークス。“ALL
YOU EVER〜”・・・。どんな曲だったっけな。レーベルがアトランティックで、・・・'83年。つーと、『イン・アウター・スペース』に入ってるはずだわな。ん〜、・・・入ってなかったかな。シングルだけの曲かも。B面は、・・・“DANCE
GODAMMIT”。これも聞き覚えないなぁ・・・。シングル用に作った曲かもっ」といったもんでした。実際は両方ともアルバムに入ってました(+_+;ありゃりゃ)。しかし地味な曲でほとんど記憶がなかった。シングルにするような曲でもないでしょーに。
- DEVO 「BABY DOLL」 ('88) 12"
\1,260
・・・『トータル・ディーヴォ』収録曲の12インチ。リミキサーはIVAN
IVANという人で、EXTENDED MIX(多少音を足して引き延ばしたミックス)、SINGLE
MIX(EXTENDED〜で足した音は残したまま、ショート・ヴァージョンにした感じ)、DUB
MIX(ダブというよりリミックス・インスト)、DEVO
SINGLE MIX(アルバム・ヴァージョンにほぼ近い)、PERCAPELLA(リズム・トラックのみをバックにしたヴァージョン)の5ヴァージョンと、オマケとして「AGITATED」のHYPEREXTENDED
MIX(ただのロング・ヴァージョン)入り。
- chiko hige × kaoru sato 「chiko hige ×
kaoru sato」 ('85) 12"
\735
・・・フリクションのチコ・ヒゲと、EP-4の佐藤薫の共作12インチ3曲入り。けっこう好きなテレグラフ・レーベル(名前がいいのよね)からのリリース。内容は、予想通りのフリー・ミュージック。あばんぎゃるど、っつーやつですか。打ち込みのリズムをバックに、上モノが色々とかぶさっていくというスタイル。バナナのクラヴィア、Ma*Toのタブラなど、なかなかいい味出してます。決して熱くならず実に淡々としてますね。あと、なんとエリオット・シャープも参加しています。詩の朗読はちょっとこっぱずかしい気がしますが。しかし裏ジャケの佐藤氏は教授ソックリだなぁ。
- シュリークバック 『ビッグ・ナイト・ミュージック』 ('86)
LP \84
・・・初期XTCのキーボーディストだったバリー・アンドリュースのバンド。何枚か聴いた記憶がありますが、どれも「う〜ん・・・」という煮え切らないアルバムばかりだったような気が。このアルバムもかなり色々手広くやってます。ブラスを取り入れてビッグ・バンドっぽくしたり(トーマス・ドルビーの『エイリアンズ・エイト〜』っぽい)、ラウンジというかエキゾチックというか、ジャングルを思わせるサウンドが出てきたり、アフリカ的なズンドコ・ドラムが出てきたり。でもねぇ・・・バリー・アンドリュースの、なんつーか、ネチャッとしたヴォーカルが台無しにしてる気がするのでどーもね〜。ヴォーカルは誰か別な人に任せた方がよかったのでは、と。しかしこのレコ、値札には“\100”になってて、しかも20%引きでこの値段。悲しい扱いですな。\100のを20%引きにしなくてもいいじゃん、という気もする(T_T)。
- ソフト・ヴァーディクト 『ストラッグル・フォー・プレジャー』 ('83)
LP \840
・・・「テクノポップ/エレポップ」本、120ページ参照。クレプスキュールからリリースされた、ウィム・メルテンを中心にした流動的なプロジェクトの6曲入りミニ・アルバム。予想はしていましたが全っ然テクノの「テ」の字も感じられないクラシカルな曲集で、ライヒやグラスあたりの影響が顕著なミニマル的な曲もアリ。A@はすごくキレイなメロディーで好きな曲。天気の良い休日の午後のティータイム、という感じのおシャレなイメージ。いいアルバムだけど、なんでこれを「テクノポップ/エレポップ」本に載せるかなぁ。理解しがたい。
- TAXI GIRL 『SUITE & FIN?』 ('89) LP
\336
・・・このバンドの存在は実は、BUGGLEさんのページに出会うまで知りませんでした。フランスのエレポップ・バンドです。思ったほどピコピコはしてませんが。本作はシングルB面曲のコンピのようです。新しい曲から順に古い曲へ、という選曲のようで、だんだん聴き進んでいくうちにバンド・サウンドっぽくなっていきます。ベース・ラインはなかなか面白いのがありますが、ドラムはヘタです。「Cherchez
Le Garcon(version GB)」という曲は、GSというか、ビート・バンド系の曲調。ガレージ系でもこういう曲ありそうですね。「Monna」という曲では、♪いち、にぃ、さん、しぃ、ごー、ろく、しち、はち、きゅう、じゅ〜!!♪と、なぜか日本語で絶叫してる部分があり、笑わせてもらいました。
- WALL OF VOODOO 『WALL OF VOODOO』 ('80)
LP \252
・・・「テクノのススメ」63ページでも紹介されていたレコ。33回転4曲入り。いかにもあの時代のパンク末期〜ニューウェイヴ黎明期のサウンドという感じ。リズム・ボックスの荒い音質がかっこ良くて、ちょっと調子ハズレなフレーズもいいし、すごくパンク的な疾走感があります。これで10曲入りアルバムだとちょっと飽きるかもしれませんが、4曲入りだとちょうどよくていいですね。
- BOSE 『×××』 ('88) LP \210
・・・スペイン出身のアイドル歌手、ミゲール・ボセのアルバム。けっこうなキャリアの持ち主(このアルバム発表時点で既に10年以上)だとか。母親は女優で、自分も『サスペリア』に俳優として出演していたそう。本作はトニー・マンスフィールドのプロデュースで、NEW
MUSIKのメンバーだったクライヴ・ゲイツ、ネイキッド・アイズのロブ・フィッシャーらが参加。さすがに丁寧な仕事で実に気持ち良いサウンドですが、従来のトニマン・テクノ色はそれほど前面に出してないようですね。やはり「シンガー」のアルバムということで、歌を前に立たせ、自分のカラーは少し遠慮気味にした、というトコでしょうか。ボセ本人も何曲か書いてますが。曲としてはAD「New
Tracks In The Dust」がなかなかスカシたAORワールドで良ろしい。BDの「The
Hurt Party」もなかなかグッとくる曲ですね。ちなみにこのタイトル、何て読むのか分かりませんが、日本盤のタイトルは『サーティ』でした。ちなみに、大沢誉志幸とは無関係なので「ミステイク」とは読みません。♪レイデェ〜♪
- KENNY YOUNG 『LAST STAGE FOR SILVER WORLD』
('73) LP \1,470
・・・「ストレンジ・デイズ」No.4、111ページ参照。元フォックス〜イエロー・ドッグ(共にニッチで紹介されてたバンド)にいたケニー・ヤングのアルバムです。イエロー・ドッグの方は2枚聴いたことがあって、フォーク・ロックというかなんというか、なかなか面白くて好きだったんですが、フォックスの方は未聴です。このソロは、ジャケに“IN
THE YEAR 1997 THERE LIVED 2 KINDS OF INHABITANTS
ON THE PLANET EARTH”などとあり、なんだか宇宙的な題材のコンセプト・アルバムのようなんですが。それにしては“1997”って。で、内容は特に宇宙的な感じはないですがストリングスや女性ヴォーカル、短めのインストを配したりと、なかなかコンセプト・アルバムしています。曲そのものはポップで親しみやすいものばかりで、コンセプト・アルバムにありがちな大仰でドラマチックな展開とかはないので、英詞が理解できない僕には普通のソロ・アルバムとしか受け取れませんが(^_^)。ジャケ、内ジャケ、インナーと、見事に統一感を欠き尚且つ意味不明な写真が並ぶアートワークは謎です。
- ANDY MACKAY 『RESOLVING CONTRADICTIONS』
('78) LP \1,050
・・・ニッチ本、89ページ参照。元ロキシーのアンディ・マッケイのソロで、奥さんと一緒に中国へ旅行へ行ったときの印象をサウンド化したアルバムだとか。しかし、こりゃあなんじゃらほい。全編インストで、フュージョンっぽいのやレコメンっぽいのやら色々。ただ、なんだかカラオケを聴いてるような感じのもあって、ちょっとショボいな、これでは。マイク・オールドフィールドあたりを思わせるトラッドっぽい曲はなかなかですが(中国でなぜトラッドになるのか?)。ロキシーのファンは受け入れられないだろうし、一体どの辺の層をターゲットに考えて作ったのか、理解に苦しみます。本作は当時日本盤LPは出なかったんですが、何故か'90年に突如ビクターからCDで日本初登場したんですよね。さすがにこれはなかなか見つからないけど。あと、アンディの奥さんが描いたというジャケの中国人の皆さんは、表情が死んでます。恐いです。
続いて、「イエロー・ポップ下北沢店」へ。ここでは毎回必ずと言っていいほど何枚か“当たり”に出会えるので嬉しい。メチャ高のレコもないし、全体的に良心的な価格。
- パール兄弟 「ケンタッキーの白い女」 ('87) 7"
\735
・・・名盤中の名盤『パールトロン』からのシングル・カット。う〜ん、誰の発案だったんだろう。これ以外にもシングル向けの曲があったと思うんですけどね〜。しかし、この曲を当時テレビでやったとき(NHKの音楽番組)はビビりましたよ。パルヲ氏のギターの上手さに。あれはすごかったなぁ。惚れましたよ、あたしゃ(=^_^=)。でもインタビューになるとモゴモゴと喋るシャイな人でね〜(マイクのスイッチ確認しちゃったりして)。反してサエキ氏が喋ると、普通の話してても客席でクスクスと笑い声が聞こえるという状態でね。バカボン氏と一緒にカメラに向かって変な顔したり。松永氏も普通の人でしたね。ドラムはメチャウマで、個人的には幸宏氏の後継者はこの人だと思ってましたけど。でも数年前「ソリトン」で再結成したとき、ドラムは松永氏じゃなく元レベッカの人でガッカリしましたね〜。カタギになっちゃったのかな。だとしたら残念。で、ちなみにB面は自殺した岡田有希子のことを歌った「風にさようなら」。モンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」です。
- ザ・ナンバーワン・バンド 「USA慕情」 ('84)
7" \420
・・・作詞・小林克也、作曲・佐藤輝夫、編曲・ホッピー神山によるシングル。歌詞は♪オレゴン彼女はUSA/マイアミたらした可愛い子/年のころなら20シカゴ/彼女のねえさんサンディアゴ♪という具合に、アメリカの州をもじったもの。かなり無理矢理度が高くて笑えます(♪ダメダメ今夜はメンフィスよ/どれどれほんとかミルウォーキー♪とかヒドい)。落語口調で喋ってます。歌ではないです。サウンドはアメリカン・バンド・サウンド。B面は“ミックスNo.2”となってますが、サウンドは同じで、克也氏の口調が違うだけ。畠山桃内調と「愛のチャンピオン号」のアホっぽい声でやってます。
- リアル・ライフ 「センド・ミー・アン・エンジェル」 ('84)
7" \525
・・・オーストラリアのエレポップ・バンド。これは名曲です。アルバム『ハートランド』(佐野元春か?)もけっこう良いですぞよ。ブラス・シンセ、8分のシンベ、オカズで入るシモンズ、サビのハンドクラップ音と、サウンド的には申し分ないエレ度。メロディーもいいです。さわやか哀愁エレポップ(よくわからん)。B面はアルバム未収録の「ライク・ア・ガン」。こちらもサウンドは上質。曲調は初期JAPAN(「オートマティック・ガン」って曲がありましたね)というか、A面よりニューロマ寄りです。
- インダストリー 「ステイト・オブ・ザ・ネイション」 ('83)
7" \525
・・・ニューヨークのエレポップ・バンドで、ヴォーカルのジョン・カリンは18歳と、若い。これまた名曲ですね。タイトルはニュー・オーダーしてますが、曲調はグッとくるサビの部分が心地良くて、つい何回も聴いてしまいます。曲調に反して詩の内容は戦争に行く兵士のことを歌ったもので、「故郷ほどいいところはない/他の場所にはいたくないよ」と繰り返されるもの。B面は「コミュニケーション」という曲。2曲とも同名の5曲入りミニ・アルバムにも収録されています。
- ニッツァー・エブ 『ザット・トータル・エイジ』 ('87)
CD \1,260
・・・おぉ。こりゃ嬉しいわい。アルファからの国内盤。これは1stで、まだ3人組だった頃のモノ。メンバーは19歳、19歳、20歳とこれまた若い。後のアルバムよりもDAF色が強いですね。ほとんどワン・コードの曲で。中でも好きなのは♪ジョイン エンガチョ ジョイン エンガチョ マサオ マサオ マサオ♪としか聴こえない「JOIN
IN THE CHANT」。まぁ「マサオ」っつーのはMUSCLEなんですけど(手ぬぐいも貰えんな)。
- ゴダイゴ 『インターミッション〜ゴダイゴ・ファイナル・ライヴ+2』 ('85) LP+12" \1,260
・・・これはCDで持ってますが、ライナーがただの4ツ折の歌詞だけのものなので、LP買いました。アナログはラスト・ライヴを収録したLPと、新曲2曲が入った12インチがついた2枚組(CDは1枚にすべて収録)。ライヴの方は熱心なファンの間では思い入れがあるものなのでしょうが、冷静に聴くと演奏は実に粗い。「銀河鉄道999」なんか原曲より全然テンポが速かったり。選曲も、もうちょっとなんとかなんなかったのかなぁ。で、12インチの方は「グレイト・シー・フロウズ」という、解散のことを歌ったと思われる壮大な曲がA面、奇妙にポップな曲「明日を夢見て」がB面に。「グレイト〜」は感動的ですよ。曲、アレンジともに素晴らしい、まさに有終の美。「明日〜」はなんとも不思議な印象の、でもポップで好きな曲です。ラストのギター・ソロはかなり荒れてますね(^_^)。解散が決まってたからなんでしょうか。
- 見岳 アキラ 『OUT OF REACH』 ('83)
LP \840
・・・元一風堂の見岳アキラ氏の、唯一の歌ものソロ・アルバム。プロデュースはJAPANのリチャード・バルビエリが担当してます(裏ジャケに二人並んで写ってます)が、あまり貢献度はなさそうな気がしますが。「すみれ〜」がヒットしてから毎号のように「サウンドール」に当時一風堂は出ていて、それで僕も貸レコード店でこのソロ含めて全部借りて聴いてましたが、A@のインストばっかり聴いてましたね(^_^)。歌は別にヘタではないんですが、メロディーが妙に歌謡曲っぽいのが多いんですよ。「MR.JUNK」、「LONELY
MAN」とか「TOKYO GREAT TOWN」(曲名もちょっと・・・)は当時から苦手でしたね〜。井上陽水とか佐藤隆とかが書きそうな曲調ですよね。声質もちょっと佐藤隆に似てるかもしんない。「CIRCUS」は好きですけど。尚、「CAN'T
TOUCH, EVEN WATCH」に参加してるCONNIE FILAPELLOは、どっかで聴いた声だなと思ったらゲイリー・ニューマンの「BOYS
LIKE ME」(『DANCE』に収録)に参加してた人でした。
- スカイフックス 『狂気への脱出』 ('78)
LP \1,050
・・・「ストレンジ・デイズ」No.4、115ページ参照。文中では「ニュージーランドのバンド」と書かれてますが、実際はオーストラリアのバンドだそうです。実はこれ、「ストレンジ・デイズ」を見てすぐ欲しくなって、CD
NOWでCDは買ったんです。その時はまさか日本盤が見つかるとは思わなかったので。音は、ジャケや文章からはモダン・ポップ系かニューウェイヴ系かなと予想してたんですが、これはハード・ロックですね。ハード・ポップと言った方がいいでしょうか。ミスター・ビッグ(ニッチの方のね)とかに近い。ヴォーカルはかなり甲高いハイ・トーン・ヴォーカル。ただ、ハード・ロックにありがちな不良っぽさ(^_^)はなく、メロディーも結構いいんですよ。「トラブル・ウィズ・ザ・コンピューター」なんて曲もあります(ピロピロというSEが鳴ってますがテクノではないです)。演奏も激ウマで、「お〜、かっこいいなぁ」と思う箇所もたびたび。「ポイント・ザ・ディスタンス」あたりはハーモニーを活かした和みポップ。ライナーの、全員が眼の部分をガムテープで隠した写真はニューウェイヴっぽい。
- PUNISHMENT OF LUXURY 『LAUGHING GAS』
('79) LP \1,575
・・・「ストレンジ・デイズ」7月号、86ページ参照。元ゴングのマイク・ハウレットがプロデュースした、パンキッシュ・ポップ・バンドのアルバム。マイク・ハウレット(「ストレンジ〜」2001年1月号の57ページに記事あり)は他にフィッシャーZの『ワード・サラダ』もプロデュースしており、日記の第10回分で取り上げてます。このパニッシュメント〜の名前も出てきてます。他にもフロック・オブ・シーガルズやチャイナ・クライシス、ブラマンジェとか結構ニュー・ウェイヴ系のプロデュース作品が多いみたいですね。で、このバンドについてはよく分かりませんが('90年代に2枚アルバムが出てるようですが同名別バンドか?)、これはメチャクチャ良いですよ。初期XTC、レッド・ノイズあたりにも通じるニュー・ウェイヴ系ポップなんです。ギターのフレーズが結構ヒネクれてるし、ADみたいな妙なヨーロッパ歌謡調の曲もあって気が抜けません。この時代だからパンクっぽくなってるだけで、もう少し後だったらもっと普通のギター・ポップをやってそうな感じ。曲も良くて憶えやすい。オススメ。
- THE RUMOUR 『MAX』 ('77) LP
\1,470
・・・ニッチ本、74ページ参照。グラハム・パーカーのバック・バンドが独立してリリースしたアルバム。パブ・ロック系です。“パブ・ロック”っていうのは説明が難しいモノで、パブ・ロック・バンドとして括られてるアーティストの中でもそんなに音に共通点がなかったりするのです。だいたいルーツ・ロックというかアメリカン・ロック、R&Bが主体なんですけど。イギリスなどで言う“パブ”とは、日本で言う“パブ”、つまりスナックとか居酒屋みたいなのとは違って、ビア・ホールに近いモノだそうで、そこで酒を飲みながら楽しく聴く音楽というのが原点なのだそうです。また、そういう“バンド演奏”をメインにしたパブが登場してきて、そこから巣立ったバンドの音を“パブ・ロック”と言ったそうなのです。で、このルーモアというバンドのアルバムは“パブ・ロックの名盤”だそうです。へぇ〜。聴き易いものの、あまり引っ掛かりがないですね。まぁパブ・ロック系はだいたいそうですけど。BAは軽快でなかなかですが。ちなみに本作のタイトルは、当時売れまくってたフリートウッド・マックの『噂(Rumours)』から来てるそうで、米盤の裏ジャケに写る車のプレートには“FLEETWOOD”と小さく書かれているそうです(僕のは英盤で車の写真自体が小さくてよく見えない)。
店を出てから、たけしたさんにMDをいただく。
- SCROUNGER 『SCROUNGER』 ('76) MD
・・・「ストレンジ・デイズNo.1」、「ニッチ本」、「モンド・ミュージック2001」などで紹介され、一部で話題のレコ。これは探してる人かなり多いんじゃないでしょうか。僕もですけど。たけしたさんはこれを新宿ユニオンで見つけたってんだから驚き。内容は、期待通りの、いや期待以上の傑作ブリティッシュ・ポップ。♪ブンチャ
ブンチャ♪リズムのAAが好きです。ちょっとスタックリッジっぽいACもいいですね。ウィリアム・ライオールの「リーズンズ」にも近い感じ。B@はボズ・スキャッグスあたりを思い出すシティ派(^_^)な佳曲。いや〜、こんな良いものは再発すべきです。売れると思うよ。全体的に音も厚くてよく出来てると思うし。ウィリアム・ライオールの『ソロ・キャスティング』とか好きな人は絶対気に入ると思います。オススメ。
その後、「レコファン」へ向かう途中にあった古本屋「DRAMA」で色々と物色するも購入ブツはナシ。古音楽雑誌はけっこう充実してましたが。また、「レコファン」でも結局何もGETしませんでした。やはりココは長い時間探しても掘り出し物に出会う確率が低い。で、下北沢をあとにして、新宿へ戻り、「ディスクユニオン新宿」でしめましょう、ということで。まず7F。
- DRAMATIS 『FOR FUTURE REFERENCE』 ('81)
LP \420
・・・ドラマティスは、ゲイリー・ニューマンのバック・バンドだった人たちです。ゲリマンが「もうツアーはやらない」と言って'81年にファイナル・ツアーをやりまして、で、その間失業してしまったバック・バンドの方々が「仕方あんべぇ」とゲリマン抜きで作ったのがコレ。サディスティックスとかカジャみたいなもんですかね。あと、ジム・モリソン抜きのドアーズとかジェネシスとか・・・。こういう、“フロントが抜けちゃってもレコ出したバンド”って、探せば結構出てきますね。ニュー・オーダーなんかもそうですね。デペッシュも一応そうかな。・・ま、ともかく。で、結局'83年には「やっぱりツアーやりたい」と言って、ゲリマンはツアーを再開しちゃうワケで、この人たちはまたバック・バンドに戻ったわけなんですが。で、このレコ。予想してたよりもかなりゲリマン色は薄いです。メロディーだけ取ればかなり似てるのもありますが、サウンド自体はゲリマンよりも一般的な「エレ・ポップ」。シンベ、シーケンサー、ボコーダーも使ってるし。歌い方もあんまり似てない。でも、これはこれでかなり良く出来てると思います。特徴がないと言ったらそれまでなんですけど(^_^)、個人的には好きな音です。ちなみに、シングルでも出た「Love
Needs No Disguise」はやはりゲリマンがヴォーカルのヴァージョンでした。
- ソノコ 『ラ・デビュタントゥ』 ('88)
LP \1,260
・・・クラムド・ディスクからリリースされた日本人女性のアルバム。プロデュースはワイヤーのコリン・ニューマンとアクサク・マブールが担当。どういう経緯でこの人のアルバムがクラムドからリリースされることになったのかはよく分かりません。素性もよく分からない人です。内容は、童謡っぽいものや賛美歌のようなもの、オリジナルのクリスマス・ソング、ブリジット・バルドーやミシェル・ポルナレフのカバー、オルゴールをバックに詩を朗読したものなどなど。・・・つ、ついていけましぇ〜ん。ヴォーカルも深いリバーブがかけられ、実にメルヘンチックな世界。男がひとりで聴いてていいのか、これ。途中で恥ずかしくなってきちゃったよ。ただ、なんとスーサイドの1stに収録されていた名曲「CHERREE」を「CHERI
CHERI」と改題してメルヘンチックにカバーしているのにはぶったまげ。これは収穫でした。しかし、ジャケのまんまる顔で前髪を揃えた日本人形のような顔と、ライナーの写真はまるで別人。だまされた。ブリッコポーズにもちょっと退きました。年いくつ?
次は6F。足元の安箱から\100盤3枚。
- チャイナ・クライシス 『未完成』 ('85)
LP \105
・・・「テクノポップ/エレポップ」本の53ページでも紹介されていた、チャイナ・クライシスの3rdアルバム。プロデュースをスティーリー・ダンのウォルター・ベッカーが担当しており、モロにそれ風のサウンドが聴けます。ABやBCなんかモロで、ドナルド・フェイゲンの声が今にも聴こえてきそう。他にもプリファブ・スプラウトやスティングを思わせる瞬間もあったり。好きな曲はAD「神の鞭」とか、件のBC「世界は回る」とかかな。前のアルバムは、エレ・ネオアコと言ったらいいのか、そんな感じのサウンドだったのですが、本作はずいぶん変わりましたね。それにしても気持ちのいいポップ・アルバム。スティーリー・ダン好き、プリファブ好きには文句なくオススメ。
- FOREIGN AFFAIR 『EAST ON FIRE』 ('89)
LP \105
・・・大好きなクラムド・ディスクのバンド、ミニマル・コンパクトが解散後、メンバーの二人が結成したバンド。ミニマル・コンパクトは中近東っぽいフレーズが売りだったニューウェイヴ・バンドだったのですが、こちらは更にどっぷり中近東そのまま。もともとイスラエル出身のバンドで、英米のバンドでは絶対出てこないような、すごく個性的な音が大好きだったんですけど、こちらはもっと良くなってて困っちゃいます(^_^)。打ち込みのリズムをベースに、中近東と言うかモロにアラビックなメロディーが出てきたり、打ち込みのリズムというのもただのドラムの音ではなく独特の民俗楽器風のパーカッション・サウンドを多用していてサスガです。個性的。反対にすごく分かりやすいギター・ポップ的な曲もあります。
- BLANCMANGE 「DON'T TELL ME」 ('84) 12"
\105
・・・2ndアルバム『マンジェ・トゥート』収録曲(アルバムは未聴ですが)。う〜ん、サウンドはいいんですがメロディーがちょっとメロディーが弱いかな〜。ブラマンジェはけっこう“もうちょっと何かが”という感じの曲が多いんですよね。B面「GET
OUT OF THAT」は、ちょっとピッチを上げたヴォーカルがレジデンツを思わせる、ちょっと異質な曲。ギターでデヴィッド・ロードが参加。
その後、メシを食いに、BUGGLEさんオススメの和風焼肉定食の店(と言っていいのかな)「ねぎし」でお食事。和風で落ち着いた感じのお店。店員のおねーさんのハキハキした対応にも高感度大(肌がキレイだった)。僕は“Wカルビ麦飯定食”を。美味し。テールスープというのは初めて食べたけど、美味いもんだなや。普段ラーメンとか回転寿司とか牛丼とかばっかりだから(^_^)、こういう「自分の知らない分野」のモノを食べれる、ってのはいいですね。まぁ回転寿司もたけしたさんに連れてってもらうまで入ったことなかったんですけど・・・。かなり濃いトークも全開。NEWプロジェクトの話も聞けましたが、ちょっと難しい部分もあってまだ完全に理解できず。詳細待つ。で、新宿駅でBUGGLEさんと涙のお別れ(ハンカチふりつつ)。で、たけしたさんと僕は「ヴァージンメガストア新宿店」まで。まだ行くのだった。
- 平沢 進 『賢者のプロペラ』 ('00) CD \3,150
・・・やっと見つかった。新作です。前作『救済の技法』もすごくいいアルバムだったんですけど、なんだかどんどん“P-MODEL”名義と“平沢進”名義のアルバムの境い目がなくなってきてるというか、ソロだかPだか分かんないようなアルバムが多くなってきてたんですが、この新作は真っ当なソロ作。一聴した感じでは『オーロラ』や『SIREN』とすごく近い感覚の、広大な感じの歌モノが多いです。一番好きなのは「達人の山」。これはいいメロディーです。珍しくギター・ソロもあります。このソロもギャギャギャという感じではなく、すごくメロディアスなソロになっててサスガです。あと「課題が見出される庭園」という曲もすごく壮大な曲。歌詞はなく、平沢氏が♪ヤ〜♪とか♪ヨイヤ〜♪とか歌ってるのを、一節ごとに区切って(説明が難しい・・・)メロディーにしてるもの。例えばテレックスの「ピーナッツ」みたいな感じ。まぁ平沢ソロは似てる曲調が最近多いんですが、やっぱり聴いてると圧倒されます。ますます孤高の存在になっていく気がするなぁ。門外漢は侵入しにくい世界。
- 坂本 龍一 『“sweet revenge”Tour 1994』
('00) DVD \4,935
・・・僕は長年教授ファンをやっとりまして、ソロ・アルバムは全て聴いてきましたが、数あるソロ作品の中で個人的にワースト1位なのが『スウィート・リベンジ』なのです。何度聴いても面白いと思えないんです。当時、教授は「メロディーというものをもう一度見直す」とか言ってて、それで出来たアルバムなのにラップが多いし、メロディー自体もそんなにいいのが無いのですよ。今井美樹とのデュエットは何回聴いても眠くなるし・・。で、そういうアルバムをフィーチャーしたライヴなのであまり期待してなかった、というか逆に「ライヴではどうアレンジして演ってるのか」という期待を少しして観てみました。結論から言うと、「こりゃあ客にとってはノリづらいライヴだろうなぁ」という感じ。ノリノリな曲が少ないし。ほとんどのヴォーカルが映像のみというのも困りモノ。まぁ全員呼ぶわけにはいかないでしょうが。ホリー・ジョンソンもバックの映像で出てきます。ただねぇ〜・・・やっぱり曲が良くない。ほとんど。ライヴ途中のMCで、「いろんなスタイルの曲がありますけど、全部自分の音楽ですから。安心して聴いてください」とか言ってますが、なんだか言い訳っぽく聞こえてしまふ。本人が歌ってない曲も多いせいか、なんか“借り物”っぽいタイプの曲調が多いんですよね。教授本人はどう思ってるのかなぁ、この時期のことは。『音楽図鑑』に対しては「考えすぎであんまり好きじゃないですね」とか言ってましたけど。僕は『音楽図鑑』は好きなんだけどな。ギターで高野寛氏が参加してるので期待してましたが(実は大ファンです)、バックに徹しててほとんど前に出てこない。もっと我を出さにゃ。
- 坂本 龍一 『D&Lライブ・アット 武道館 11・30・95』
('00) DVD \4,935
・・・こちらは、アルバム『スムーチー』を中心にしたライヴ。『スムーチー』はかなり教授色濃厚なポップ・アルバムで好きなので、このライヴも良いです。教授はアンディー・ウォーホルの如き真っ白ヘアー。ノード・リードというシンセをピアノの上に乗せていてかなり多用してます。このシンセ、アナログっぽくて好きな音です。そのシンセのソロが長い「羽の林で」が最高の出来。スタジオ・ヴァージョンよりいいんじゃなかろか。リズム取りやすいしね(^_^)。♪パーラッパッパーラッパ♪のトコは感動ものです。あと、「Insensatez」が入ってて、「え、あんな短い曲やってんの」と思ったら、これはメンバー紹介を兼ねた長尺即興ヴァージョン。「Sentimental」というのは「二人の果て」でした。「Behind
The Mask」の観客の盛り上がりはスゴイ。これはマイケル・ジャクソンの歌詞ありヴァージョンではなく、YMOヴァージョンに近い。ヴォコーダー使ってるし。あと、「Rehearsal」てのがちょっと入ってるんですが、ここで「東風」やってるんですよ。トライバルなテクノ・アレンジの。これがかっこいいのよ、また。これは全部聴きたかったなぁ〜。ギタリストは高野氏に変わって、渡辺美里とか教授ファンは興味なさそうなアーティストに数多く関わっている佐橋佳幸氏。“ロック”で自己主張の強い音は実に良いアクセントになってます。
第24回
<10/09/00 (月)>
「ディスクユニオン北浦和店」へ。「テクノ/エレポップ」本の影響で、今まで何回も見てるのに買わなかった安レコ・エレポップを救ってあげようと思い、行きました。
- ミッジ・ユーロ 『ザ・ギフト』 ('85) LP \420
・・・遅ればせながら今回初めて聴いた1stソロ。実はジャケ写とタイトルからして全然期待してなかったんです。変に「シンガー」っぽいアルバムになってたらやだなぁ、と思ってて手が出なかったのです。アメリカ寄りのバンド・サウンドになってるんじゃなかろかと危惧していたんですが。ところが。はっきり言ってほとんどUVサウンドそのままです(^_^)。ですが、これは嬉しい誤算。特にA面冒頭3曲には参った。やっぱスゴイですわよ、この人。かっくいいわ〜。ABの「リヴィング・イン・ザ・パスト」はジェスロ・タルの同名アルバム収録のタイトル曲をカバーした5拍子の曲なんですが、これがまた最初聴いたときはオリジナルかと思うほどミッジ色強い憂国エレ・サウンドになってて見事。傑作。AAもすごくいい。タイトル曲は「ヴィエナ」路線というか、幸宏氏の「ANOTHER
DOOR」にも通じる重厚な出来。う〜ん、これは素晴らしい。2nd以降のミッジのソロよりも好み。オススメです、これは。・・・ただ、「エド」っていうインストはやめた方が良かったんじゃないかと(^_^)。タンジェリンですよ、これじゃ。
- シンプル・マインズ 『黄金伝説』 ('82)
LP \315
・・・このバンドのレコもとにかくよく見かけますね。しかもどれも激安なので、なかなか買う気になれなかったんですが。個人的には『サンズ・アンド・ファシネイション』しか聴いたことがなく、そのアルバムもなんとなくモヤ〜ッとした印象しかないので、あまり期待してなかったんですけど。やはり、いかにもこの時代の音という感じです。ヴォーカルはブライアン・フェリーっぽく、サウンドはニューロマっぽくもあり、・・う〜ん、難しいなぁ(^_^)。スパンダー・バレエとかに近い感じですかね。もうちょっと演奏にハリがあるといいんだけどな。ちょっとリズム隊のモタツキぎみなトコが気になっちゃって・・。余談ですが前作でドラムのブライアン・マクギーが脱退して、新しいドラマーが本作から参加してるんですが、それがマイク・オーグルトリーっつって、なんと元カフェ・ジャックスの人だそうですよ。びっくらこきました。・・・「モタツキぎみ」とか言っといてヒドイな(^_^)。
- ペット・ショップ・ボーイズ 『哀しみの天使』 ('87)
LP \420
・・・ハッキリ言ってPSBって苦手です。昔MTV系の番組で観て、猿顔のヴォーカルの方がどうもダメで・・・。顔が、というワケではなく、声がどうもね〜。なんかノペーッとした歌い方で、なんつーか、知性が感じられないんですよ(^_^)。リズムに対して歌が走ってる箇所がけっこうあるし、歌い出しの部分にハリがないんですよ。揺れてると言うか。だからエレクトロニックで参加してた曲もダメでした。ウヘーという感じで。昔からPSBって安っぽいハイエナジー系でしょ、というイメージだったんですが、「テクノのススメ」とかに載ってて、「え、PSBってテクノだったっけ」と思って今回、モノは試しで買った次第。やはり声が気になってキツイ部分がかなりありますが、楽曲としてはなかなか。AB、BBCあたりがいいですね。ABはカール・バルトスあたりが書きそうな曲調。マイナー調の曲だとかなりニュー・オーダー的になりますね。エンニオ・モリコーネが参加しているというのにはさすがに驚いた。でも策士って感じだなぁ、やり方がどうも。タイトル曲のBAは、WINKの「愛が止まらない」ソックリ。♪Just心ごと〜♪
- カーズ 『パノラマ』 ('80) LP
\525
・・・「テクノポップ/エレポップ」本51ページ参照。カーズは「ハートビート・シティ」をかろうじて知ってるくらいで、アルバム単体で聴くのは今回初。これは'80年発表のサード・アルバムで、ディーヴォの『オー・ノー!
ディーヴォ』等をプロデュースしていたロイ・トーマス・ベイカーのプロデュースによるもの。'80年ということもあって、テクノ度は少々、味付け程度です。トーキング・ヘッズあたりに通じる、角張ったようなビートが特徴。イメージとしては気を付けしたまま演奏してるような感じ。基本的にはロックンロールですが、シンプルで取っ付きやすいですね。曲としては「ラニング・トゥ・ユー」が好き。後引きます。「アップ・アンド・ダウン」もなかなかです。しかしカーズのレコはよく見かけるし、安いね〜。
- カーズ 『シェイク・イット・アップ』 ('81)
LP \525
・・・こちらは続いて4thアルバム。同じくロイ・トーマス・ベイカーのプロデュースで、サウンドも多少パワーアップした感があるものの、同傾向のテクノ・ロック。A面を聴いてるうちは「ちょっと地味かなぁ」と思ってましたが、B面行って1曲目で印象変わった。その「ア・ドリーム・アウェイ」はテクノ度高くてかなり好きです。サビのバックで流れるピロピロ・シンセも不思議な味を出してて良い。続くBAは、ちょっと『虚飾の構造』あたりのワイヤーを思わせる感じ。他にもまぁまぁの曲はありますが、この2曲だけで十分です。しかしリック・オケイセックって面長でサングラスかけてて、いつ見ても鮎川誠氏とかぶってたんですが、なんと「メイビー・ベイビー」なんて曲があるではないですか(^_^)。
- バルティモラ 「ターザン・ボーイ」 ('85)
12" \210
・・・うへゃ〜、懐かし〜。久々に聴くとずいぶんモッタリとした曲ですなぁ。イタリアの一発屋くんです。たしかこれの後のシングルかアルバムを見かけたことありますが、メガネをかけた細身の普通の兄ちゃんでした。サウンドはプレ・ユーロビートというか、大して凝ってない普通の打ち込みのですこ・ポップス。シモンズ使ってます。B面は同曲の“D.J.ヴァージョン”と銘打ったリミックスで、こちらはなかなか今でもイケてる。
- ダンカン・ブラウン 『ストリーツ・オヴ・ファイヤー』 ('80)
LP \630
・・・珍しく国内発売された、元メトロのダンカン・ブラウン通算4枚目のアルバム。本作はあまりダンカン・ファンの中でも評判のよろしくないアルバムだそうですが、たしかに結構いい曲もあればあまり大したことない曲もあります。しかもタイトル曲はフュージョンなインストだし、全8曲でちょっと物足りない気もします。B@ではボサノバ調の曲をやってます。これはなかなか。ですが、もうロックと言うよりAORと言っていいぐらいのアルバムですね。余談ですがこの人、ゲイなんですよね確か。'96年に亡くなりましたが(エイズではなく癌だったらしい)。しかし海外では自分がゲイだってカミングアウトする人多いですねー。ビョークがいたシュガーキューブスのメンバーの中には男同士で夫婦の人がいたしね(ギャー)。日本のミュージシャンでそんな人いたかなぁ。レズだ、ってカミングアウトした笹野みちるぐらいしか思い出せないなぁ。あとは♪こんにちわ〜赤ちゃん〜♪(with佐良)ですか。
- MANZANERA & MACKAY 『CRACK THE WHIP』 ('88)
LP \420
・・・ロキシー・ミュージック解散後、フィル・マンザネラとアンディ・マッケイの二人がジェイムズ・レイスというヴォーカリストを迎えて結成されたのがエクスプローラーズというバンドでした。ただ、アルバム『エクスプローラーズ』はアメリカでは発売されず、'88年、'89年になってシングル曲やアルバムリリース後に録音された曲なども含めて、“MANZANERA&MACKAY”名義でアルバムが2枚アメリカでリリースされたのです。そのうちの1枚がこれだそうです。ですから、要はエクスプローラーズのアルバムですね。う〜ん、それを知ってたら買わなかったかも(^_^)。ジェイムズ・レイスのヴォーカルはフェリーそのまま(あるいはマーティン・フライそのまま)ですので、曲はけっこう「SOUL
FANTASY」とか「FALLING FOR NIGHTLIFE」とか結構いいのがあるのに、どうも素直に“いい”と言えないような・・・。バックはスティーヴ・ガッド、ジェリー・マロッタ、ト二ー・レヴィン、テサ・ナイルズ(ゲリマンのアルバムによく参加してる女性ヴォーカリスト)など、一流どころ。
- BILL NELSON 『CHANCE ENCOUNTERS IN THE GARDEN
OF LIGHTS』 ('87) 2LP+7"
\1,050
・・・自身のコクトー・レーベルからリリースした2枚組で、オマケに7インチ・シングルも付いています。アートワークは石像をモチーフにしており、ジョン・フォックスの『ザ・ガーデン』あたりを思わせます。内容は、だいたい予想通りのアンビエントもので、ライナーにはオースティン・オスマン・スペアにインスパイアされた云々、というようなことが書かれております。オースティン氏は画家のようで、その絵をイメージして書かれた曲集ということなんでしょうか。ほとんどスケッチのような短い曲で、アルバム2枚で全41曲も収録されてます。で、シングルの方はポップな歌モノかなと思ったら33回転でA面に5曲、B面に3曲も入ってます(^_^)。しかもアルバムの曲以上に霧のようにモヤ〜ッとしたイーノ調アンビエント。しかし多作な人です。
- プリファブ・スプラウト 『スウーン』 ('84)
CD \1,260
・・・なつかし〜。プリファブにハマってたのは高校の頃ですねぇ〜。中学の陸上部時代からの友人にハルメンズ「電車でGO」を聴かせてテクノにハマらせ、しかしヤツは徐々にテクノから離れ(T_T)、その友人がプリファブを買ってきてちょっと聴かせてもらい、逆にこっちがハマらせられたのがプリファブだったのです。二人で『ラングレー・パーク』と『ヨルダン』がイイと、当時よく聴いてたんですが、この『スウーン』と『プロテスト・ソングス』はちょっと地味で、最初の印象は薄かったんですが何回も聴いてると段々と良くなりますね。後の洗練度合と比較すると、この「青さ」が今となっては貴重。「クルール」が一番好きだけど、「キュー・ファンファーレ」、「ネヴァー・プレイ・バスケットボール」なんかもシブくていいなぁ。名曲揃いですね。細かく変拍子とか出てきて、演奏難しいと思うけど。
- マット・ビアンコ 『探偵物語』 ('84)
CD \630
・・・「テクノ/エレポップ」本の93ページにも紹介されていたアルバム。名前は聞いたことあるバンドだったけど、ボーカルがバーシアだったとは知らなかった。そこからイメージした通りの音でした。いわゆるオシャレなクラブ・ミュージックという感じ。クラブと言ってもテクノのクラブとかじゃなくて、ナイト・クラブとかの雰囲気。元々ブルー・ロンド・ア・ラ・タークにいたというだけあって、サルサやラテン色濃厚です。シャーデーとか好きな人に受けそう。シンセ・ベースがいい感じですが、エレポップとは言えないですなぁ。A@のタイトル曲が、ちょっとスパイ映画っぽい4ビート・ジャズ調の、バーシアのハモリ・ボーカルがもんのすごくカッコイイ出来の曲で、おぉ〜と思ったんですが、アルバムとしては尻すぼみと言うか、他の曲はそのタイトル曲を超えていい出来なのがないなぁ。全体を通して聴くと男のボーカルの方が多く、バーシアの出番はわりと少ないのね。あと、なんとなくサザンオールスターズっぽい箇所がいくつかあったのが意外でした(^_^)。シャッフル・ビートとか、こういうジャズっぽいのって桑田佳祐は好きなのかなぁ。マンハッタン・トランスファーとかね。
- デュラン・デュラン 『リオ』 ('82/'89)
CD \630
・・・実はデュランは「グラビアの美少女」と「ユニオン・オブ・ザ・スネーク」と「ノトーリアス」とか聴いたことがなくて、マトモにアルバム1枚を聴くのはこれが初めて。だってデュランって、中古レコ屋の足元安箱の常連でやたら安値だし、見つけても買う気になれなくてねー。しかーし。・・・これはいいじゃあーりませんか(^_^)。やはりこの時代の音はすぐハマれますなぁ。プロデューサーのコリン・サーストンってのも好きな人ですね。バウワウワウやヒューマン・リーグ1st、もちろんカジャグーグーもやってた人ですね。あとクラシックス・ヌーヴォーやゲイリー・ニューマンもやってましたね。'90年代はあまり名前を聞かなくなりましたが、それだけにいかにも'80年代的な、中域を強調したようなシャリシャリした音作りをする人で、人によっては非常に古くさく聴こえるであろうサウンドが、個人的にはDAISUKI。ま、そんなわけでこのデュランのアルバム、サウンドもいいんですが曲もいいんですねぇ。「マイ・オウン・ウェイ」はヘビーローテーションになってますよ。
<10/12/00 (木)>
yahoo!オークションにて落札したCDが到着。最初に入札してたヤツが出品者の方に質問していて、「交渉ですが、\2,500で早期終了していただけませんか」とかフザけたことをぬかしていたので、「こんなヤツに負けるか」と思って熱くなって高値になってしまった。でも嬉。
- DAF 『1stステップ・トゥ・へヴン』
('86) CD \9,740
・・・これは当時、LPと同時にコロムビアから国内発売されたCD。曲目表記はLPと全然違ってるし、CDをプレイヤーに入れたらトラック数が3しか表記されないので、まったく別のCD用ミックスになってるのかなと思ってLPとCDを同時にかけてチェックしてみました。結果は、トラック1にはLPのA面全曲、で、トラック3の方にはLPのB面全曲が収録されており、トラック2にはシングルで出てた「ABSOLUTE
BODY CONTROL」が収録されているというモノ。な〜んだ、と思ったものの、やはりこれは手に入れられて嬉しい。以前ボーナス・トラック付きで輸入盤CDは再発されたそうですが。やっぱり国内盤が良いのです。
<10/14/00 (土)>
久しぶりに行った「BOOK OFF東村山店」にて(第7回分参照)。しかーし。前回行ったとき大量にあったレコが影も形もなくなってしまった(T_T)。LDはあったが。前回がたまたまだったのかなぁ。残念至極。しかたなくCD1枚で足早に退散。
- アリ・プロジェクト 『ダリ』 ('94) CD \1,312
・・・これは最近自らのレーベル、Zazouから再発もされた3rdアルバムの、東芝EMI盤。前作『月下の一群』もまぁ良かったんですけど、本作もやっぱり1stの『幻想庭園』があまりに良過ぎるので、比較するとちょっとツライ。オリエンタルなものや勇ましい軍歌っぽい曲調は、メロディーだけ取るとかなり平沢ソロに通じる部分が感じられますね。あと、昔習ってたピアノの練習曲とかで聴いた感じのメロディーがよく出てくるんですよね。ワルツっぽいのとか。曲作ってる片倉氏はいかにも「勉強してます」、って感じの曲書きますからね。染み付いてるんでしょーか。「嵐ヶ丘」はブラームスの「ハンガリー舞曲」にソックリですし。楽典的なことを言うと、ハーモニック・マイナー・スケールの曲が多いんです、片倉氏の書く曲は。「サロメティック・ルナティック」の歌いだしとか「ヴェネツィアン・ラプソディー」のサビとかそうですね。マイナー・スケールの7番目の音を半音上げた音階のことです。♪ラシドレミファソラ♪の「ソ」を「ソ#」にして弾いてみてくらはい。そういう感じなんですね。「退廃的」でしょ(^_^)。
<10/15/00 (日)>
「ディスクユニオン北浦和店」にて。帰りに「おたる」というチェーン店の回転寿司屋で飯を食う(さけとエビマヨが好きなのだ)。自宅からすごく近い。
- キング・クリムゾン 『太陽と戦慄』 ('73/'00)
CD \2,310
・・・このアルバムは初めて聴きました。色んなレビューを読んで大体予想してた通りのヘビーなサウンドでした。『レッド』の伏線になってるかのようなハード・ロック調ギター・サウンドになってます。「太陽と戦慄パートT」は、「ストレンジ・デイズ」的に言うなら“ためバク”の曲ですね。ラストの「パートU」の方もかっこいい。4曲目「イージー・マネー」はいかにもジョン・ウェットンっぽいヴォーカルもの。U.K.を思い出しますね(『デンジャー・マネー』ってのもあったし)。この曲はジェイミー・ミューアの貢献大と思われるパーカッション・サウンドが楽しい。サビの♪イ〜ジ〜マ〜二〜♪の後の♪ポヨ〜ン♪って、ちょっと違うんじゃないのと思ったけど(^_^)。最後は笑い袋まで出てきます。
- クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービス
『クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービス』 ('68/'93)
CD \1,050
・・・これは嬉しい。探してたんですよ、コレ。グレイトフル・デッド、ジェファソン・エアプレイン、ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー(ジャニス・ジョプリンが在籍)らと並んで括られる“シスコ・サウンド”の名バンド。この辺のバンドはみんなバンド名が長ったらしくて、でもそれがかっこ良くて惹かれたんです。細野さんもこの辺のバンドの影響で、幸宏氏と初めて会った頃(大学生の頃)にやってたバンドが“ジェット・エイジ・トリッパー”とか“ドライアイス・センセーション”とか“ナポレオン・ボナパルト”とか、そういう変な名前をつけてたようですよ(メンバーは一緒だったそうですが)。“スージー・クリームチーズ”なんてのもありましたね。『HOSONO
BOX』に1曲入ってますけども。で、このアルバムですが、ライヴ録音の2ndや、3rdよりもいいです。好きです。熱いです。この時代独特のドラムやリバーブなど、音の録り方が好きなんです。曲としてはシングル・カットもされたハミルトン・キャンプの曲、「プライド・オブ・マン」が最高。あと、「テイク・ファイヴ」を元にした「金と銀」もかっこいい。「トゥ・ロング」はモップスの「たどりついたらいつも雨ふり」(吉田拓郎作曲)の元ネタですね。歌い出しがまったく同じ。まぁ拓郎ってのもパクリが多い人だねー(ドロボー歌謡曲を読もう)。とにかくこのQMS、いいバンドですよ。メンバーチェンジが多く、サウンドもアルバム毎にコロコロ変化していってるのでなかなか掴み所がないんですけど。この1stは誰でも楽しめるはずです。オススメ。
- アンダーワールド 『エヴリシング・エヴリシング』 ('00)
DVD \4,095
・・・けっこう期待していたDVD。ライヴの方はかなり盛り上がってますが、よくよく考えてみたら、アンダーワールドの音楽は好きでも特別メンバーのファンというわけでもないので(メンバーの名前も、考えないと出てこない)、途中で飽きてしまいました。サウンドもCDのと大差ないしね。トマトのアートワークってのも、ハッキリ言ってどこがいいんだか僕にはさっぱり分かりません(^_^)。ごめんなすって。で、肝心のROMの方なんですが、ど〜やっても見れないんですよ〜(T_T)。解説通りにやったんだけどな〜。ん〜。でも、ライヴ映像の方も2回通して観る気になれないし、もうこのDVD、どうでもよくなっちゃいました。新譜が出ればCD買うでしょうけど。UWは、これからはスタジオ録音盤だけ聴くことにします。
<10/26/00 (木)>
- タケカワユキヒデ&T's COMPANY 「BE WITH
YOU〜僕たちがついてる〜」 ('00) Single
CD \1,155
・・・いつの間にか出ていたニュー・シングル。CDジャーナルの新譜情報でも「アニメ」のコーナーになってたので、気付かない方も多かったのでは。これは「ぐるぐるタウンはなまるくん」という子供向けアニメのエンディング・テーマだそうで、ジャケもそのアニメのイラスト。裏に写真がありますが、前作シングル「ハグしよう」の時の別ショットでガッカリ。T's
COMPANYというのはタケの娘さん二人(中学生くらいか)で、このシングルも完全にその娘さんがメインになってます。タケはコーラス要員です。カップリング曲は、アニメの中で使われてるのか分かりませんが、これが結構いい曲なのですよ。ギターがレイドバックしてて、タケのルーツ見えたり、という感じ。詞が♪くるまじゃないのにくるまえび♪とか♪すましてないのにみずすまし♪とか、かなり困ったちゃんですが(^_^)。やっぱアニメ向けなのかなぁ。本音を言えば、やっぱりタイアップなし、お子ちゃま無視の完全ソロ作品をリリースしてほしいのだがね〜。
次回は、BUGGLEさん&たけしたさんとの「3バカ買いトリオ」による、「下北沢徘徊編」です。乞う御期待!
第23回
<09/17/00 (日)>
「ディスクユニオン北浦和店」にて。アンダーワールドのDVDを買おうと思って行ったものの、どこにもない。売り切れたのかなと思ったら、どうやら延期した様子。ガッカリ。
- P-MODEL 『LIVE VIDEO 音楽産業廃棄物』 ('00) VHS \5,800
・・・去年の音楽産業廃棄物P-MODEL OR DIEツアーを収録したビデオ。3人になって、平沢氏もステージ中央でシンセに囲まれるように君臨しており、ギターもほとんど弾かなくなりました。たまに弾いてもステージ前に出てきたりするわけではなく、シンセに囲まれたまま弾いてるのでなんだか見ていて味気ない。ステージアクションも少ない。旧曲も何曲かやってますが、ヴァーチャル・ライヴでのアレンジなので、他の最近の曲との差が気になっちゃいますね。音に隙間が多くて。『LIVEの方法』や『ポーズ』でやった旧曲みたいにシーケンサーで隙間を埋め尽くすようなアレンジにしてほしかったかな。しかし、「ミサイル」でのわざとヘタに弾いてるとしか思えないギター・ソロはなんなんでしょう。それと、「ENOLA」で客が一斉にコブシを振り上げるという異常な光景は・・・。悪い冗談だといいのですが気持ち悪いです。あと、これはネタバレになりますが・・・。最後、アンコールの大合唱が続く中、やっと平沢氏の低い声が会場に響く。「やかましい」。会場「キャー」。進「アンコールはやんないと言っただろう」。会場「エー」。進いきなり大きなダミ声で「・・・帰れぇー!!!」。パッと会場が明るくなると2階のトコから3人が登場。わく場内。「解散な。帰れー。ばかものー」ですと。平沢氏らしい演出ですな。
- JAPAN 「孤独な安らぎ」 ('78) 7"
\315
・・・2nd収録曲で、原題は「Sometimes I Feel
So Low」。JAPANにしては珍しくストレートなロック調の曲。ちょっとストーンズ的。でも好きな曲です。B面「愛の伝染」(Love
Is Infectious)も同じく2nd収録曲で、こちらもわりとよくあるタイプの、ギターのリフ一発で引っ張る、ちょっとダルなロック調。それにしてもジャケのイラストはイタい。イギリス盤は普通にメンバーの写真だけだったのに。
- JAPAN 「クワイエット・ライフ」 ('79)
7" \315
・・・同名アルバムのタイトル曲。それにしてもこのメイク・・・。このジャケ写はアルバムのオマケについていたポスターと同じ写真です。それだけならいいんですが、また左下にジャマなイラストが・・・。JAPANの日本盤シングルってなぜみんなムダなイラストがついてるんでしょーか。B面は同アルバムから「ハローウィーン」。B面にしておくのがもったいないほどヒット性高い憶えやすい曲。ちなみにイギリス盤のB面は「ハローウィーン」ではなく「セカンド・ザット・エモーション」という曲でした。
- JAPAN 「セカンド・ザット・エモーション」 ('80) 7" \315
・・・で、そのB面だった曲をA面にした日本盤シングル。スモーキー・ロビンソン&ミラクルズというモータウンのグループの'67年のヒット曲のカバーです。もともとB面だから、というワケではないのでしょうが、どうもサウンド的に冒険してない感じ。ハッキリ言うとサラッとしすぎてる感じで物足りないのです。で、このシングルのB面は、イギリスではA面扱いだった「ヨーロピアン・サン」。こちらは「クワイエット・ライフ」の続編という感じのシーケンスから始まる曲。新味はないなぁ。
- ウォルター・カーロス 「時計じかけのオレンジ=マーチ」 ('72)
7" \525
・・・この映画は数年前に初めてテレビで観ましたが、すごく後味の悪いイヤ〜な映画でした。同じキューブリック作品では「シャイニング」は大好きですけど(でもホラー自体は苦手)。このシングルは、A面「マーチ」はベートーベンの「第九」をシンセ・アレンジしたもので、映画ではレコード店でアレックスがナンパする場面で使われていました。B面「テーマ」はアレックスが更正してから以前の子分に復讐されるシーンで使われる1分44秒の短い曲。
<09/21/00 (木)>
- テンポール・テューダー 『ロックン・ロール・ハリケーン』 ('82)
LP \1,869
・・・「ストレンジ・デイズ」7月号、88ページ参照。原題は『LET
THE FOUR WINDS BLOW』なんですが、邦題が『ロックン・ロール・ハリケーン』になっちゃうんですね。で、このバンドは「アダム&ジ・アンツに続くスターとしてイギリスで注目」されていたバンドだとか。アダムの海賊ルックに対抗してか、こちらは「中世の騎士」ルックであります。笑ってしまいます。この衣装でツアーもしていたそうです。本当にこんなヨロイをつけて演奏をしてたんでしょうか。アホです。これは2ndで、1人メンバーを増やして5人になっております。中身はパンク調のロック、という感じで特出したモノはありませんね。ヨロイほどのインパクトは音には出てません。
<09/22/00 (金)>
- KELLY GROUCUTT 『KELLY』 ('82)
LP \2,940
・・・「ストレンジ・デイズ」No.4、110ページ参照。ELОのベーシストの唯一のソロ・アルバムです。'75年の『フェイス・ザ・ミュージック』からELОに参加してたようです。このアルバムはドラムがベヴ・ベヴァン、キーボードがリチャード・タンディ、ストリングスがルイス・クラーク、ヴァイオリン(1曲だけ)がミック・カミンスキーと、完全にELО人脈、というか身内だけ(^_^)で固めてます。ジェフ・リンは不参加。とはいえやはりELОっぽい曲が多いんですが、どれもこれも、もうひとつ本家を超えられてないような気がする、というところがいかにもメンバーのソロ・アルバムというところではありますな。ELОっぽい曲やビーチ・ボーイズっぽい曲、あとはお約束というのか、ロックンロール調のとか。聴く前のこちらの予想をまったく裏切ってくれないという感じ。まぁ悪くはないんですが、小粒と言えば小粒。
<09/23/00 (土)>
戸田市の「ドモン」までラーメンを食べに行った帰り、大宮の「ミスズレコード」へ。閉店時間間際だったので、シングル1枚で退散。どうでもいいけど「ドモン」って、行列が出来たり繁盛してるんだけど、半分食わないうちに飽きる味ですね。
- THE LOODS 「HARD MOUSE」 ('85)
7"+ソノシート \525
・・・平沢進氏が“ADJUSMENT”で参加したパンク・バンドの33回転5曲入りシングル。A面の2曲が平沢氏参加で、アルバム『STOP
FUCKIN' AROUND』収録曲。でも平沢色は皆無。東京ロッカーズ系パンクという感じ。B面3曲は元じゃがたらのOTOのプロデュース。こちらはオイ・パンク風。オマケとしてライヴ録音のソノシート付き。わ〜い。
<09/30/00 (土)>
久々に「ディスクユニオン新宿」へ。まず1F。
- チリ・ウィリ&ザ・レッド・ホット・ペッパーズ
『ボンゴス・オーバー・バルハム』 ('74/'91)
CD \0
・・・ニッチ本、81ページ参照。レジデンツの専属ギタリストでもあった故・スネークフィンガーことフィル・リスマンがいたバンド。パブ・ロック系の音を探していた僕チンにとって、これは大いにめっけもんでした。“パブ・ロック”と言ってもバンドや発表時期によって音の傾向は色々あって、中にはニューウェイヴと言っていいようなものとかもありますが、こちらは純然たる古き良きアメリカ音楽スタイルでギッシリ。カントリー、ブルーグラス(「ケンタッキーの白い女」みたいなやつ)、ウェスタン、ロックンロール等々、どの曲もどこかで聴いたような感じのものばかりです。たとえば「チュー・チュー・チ・ブギー」はルイ・ジョーダンのカバーなんですが、細野さんの「チャタヌガ・チュー・チュー」にところどころ似ています。細野さんのもカバーでしたが。他にも、細野さんが昔聴いてたと思われるような音楽のスタイルがいっぱい入っていると思われます。「ポンポン蒸気」を思い出すようなのもあるし。ですが、すごくサラッと演ってるような感じでラクに聴きとおせます。中ではB「デザート・アイランド・ウーマン」が好きな曲です。
次は7F。新着中古盤が大量に入庫しており、ニッチものGET。ちょっと「アメリカかぶれ」のパブ・ロック系ニッチものが欲しかったので、嬉。
- キキ・ディー 『愛しのキキ・ディー』 ('77)
LP \105
・・・「ストレンジ・デイズ」No.5、169ページ参照。原題はただの『KIKI
DEE』。エルトン・ジョンとクライヴ・フランクスのプロデュースによる、おそらく5枚目にあたるアルバム。いかにも'70年代の女性シンガー・ソング・ライターのアルバム、という感じです。でも悪くないです。こういう中道ポップスって、結構好きですね。エルトンには興味ないですが。A@「ハウ・マッチ・ファン」はロバート・パーマーの曲で、ちょっと異質なファンク調。しかしこのアルバム、実際手にとってジャケをよく見るとヒドい厚化粧ですねぇ。アホですよ、これでは(^_^)。「ストレンジ・デイズ」には「雑誌一冊程度のお値段で買えるはず」などと書かれていましたが、缶コーヒーさえも買えない値段で買えてしまいました。
- ザ・ツーリスト 『リアリティ・エフェクト』 ('80)
LP \525
・・・ユーリズミックスの前身バンド。1st『ザ・ツーリスト』はコニー・プランク・プロデュースということで聴いたんですが、あまり印象になかったです。こちら2ndは、プランクからトム・アロンに交替したので、サウンド的なおもしろさはイマイチですが、「普通に」ポップな曲が多く、楽しめます。シングルにもなった「二人だけのデート」は、最初「ロコモーション」に似てるな、と思ったんですがBCRやダスティ・スプリングフィールドもカバーしてヒットさせたという、カスケーズの曲だとか。憶えやすいメロです。あとはデイヴが書いた「炎のサーキュラー・フィーバー」が初期UV的なニューウェイヴ・ロックでなかなか。・・・でもすぐ忘れそうな感じのアルバムですな(^_^)。
- レイジー・レーサー 『レイジー・レーサー』 ('79)
LP \630
・・・ニッチ本、91ページ参照。第16回分では2ndの方を取り上げましたが、こちらは1st。2ndの方はかなりモダン・ポップ寄りの音ですごく気に入ったんですけど、こちらは2ndに比べると今一歩というところですかな。テリー・デサリオの「オーバーナイト・サクセス」みたいなリフが出てくる(ELTもパクッてた)ADの「夜を待って」あたりは結構いい曲なんですけどね。バックのサウンドも、上手いんですがソツがないという感じ。スタジオ・ミュージシャン出身の人もいるようですからしょうがないんでしょうか。評論家風に言うなら「テクニックがあるのは分かるがスリルがない」という感じ。なんだ「スリル」って。失敗しそうってことですかな。
- ピーター・ゴドウィン 『ベイビーズ・イン・ザ・マウンテン』 ('84)
LP \1,890
・・・たしか第1回分でも取り上げてたアルバムで、元メトロのピーター・ゴドウィンのソロ。日本盤だったので買い直しました。「ストレンジ・デイズ」No.2の92ページでニッチとして、また「テクノポップ/エレポップ」本の106ページでも取り上げられています。ニッチであり尚且つエレでもあるということです。プロデュースは元セイラーのゲオルグ・カヤナスで、カヤナスが当時やっていたDATAに非常に近いタイプのエレポップ・サウンドになっています。そのDATAのヴォーカル、フランキー・ボウルターも参加したBC「オーヴァー・トウェンティー・ワン」はかなりDATAっぽいエレ・サウンドでかなり好きです。ゴドウィンのヴォーカルは、ブライアン・フェリーそっくり。また、BD「ソウル・オブ・ラヴ」のシンセのコードは、テストパターンの「Aeroplane」を思い出しました。
- BRYN HAWORTH 『SUNNY SIDE OF THE STREET』
('75) LP \2,625
・・・ニッチ本、71ページ参照。これまたどういう人なのかよく分からず買ってしまい、大して期待もしてなかったんですが。ですが。これ好きっ!!
いいですよ〜、これは。A面を聴いてるうちは「まぁまぁかな」と思ってたんですが、B面に行って1曲目「GIVE
ALL YOU GOT TO MOVE」。これが一番好きですね〜。ちょっとダルでルーズでちょっとファンキーな、クラプトンあたりがやりそうな曲調なんですが、途中に入るギターのフレーズも印象的だし、メロディーもノリも良い。マリンバっぽい音のフレーズも粋。ついつい体が動いちゃいます。続くBAもパイロット系(何度この例えをしたでしょうか)爽やかギター・ポップで好きです。この人は曲作りが上手い。意外な掘り出し物。続けて3回聴いちゃった。
- FISHBAUGH、FISHBAUGH AND ZORN 『FISHBAUGH、FISHBAUGH
AND ZORN』 ('72) LP \2,940
・・・「ストレンジ・デイズ」No.4、109ページ参照。これはたまに見かけましたがどれも高くて断念してました。今回も特に安くはなかったですが、とりあえず購入。ゲイリー・フィッシュバーとポーラ・フィッシュバー夫妻に、ピート・ゾーンが加わった連名名義のアルバム。とは言うものの、一人も知らない(^_^)。内容はハーモニーを活かした、けっこう熱いフォーク・ロックで、ほとんどの曲が夫のゲイリーの作。全体的にはまずまずといったところで、印象薄の曲も多いですが、A@「Love
Comes Around」とAE「Leave Me Alone」あたりはかなり好き。ラストBFは3人のアカペラ(ポーラ作)で締める。これがちょっと牧歌的なメロでなかなか良い。
- SASSAFRAS 『RIDING HIGH』 ('76)
LP \2,100
・・・「ストレンジ・デイズ」No.3、104ページまたはニッチ本の69ページ参照。これは3枚目で、日本盤が出たのはこれが初だったとか。リック・ダンコとボビー・チャールズの共作、「スモール・タウン・トーク」をカバーしている、アメリカ寄りのバンド。もっと泥臭い感じかなと思ってたら意外と、いい意味でアッサリしたいい感じのサウンド。ヴォーカルはブルース・バンドによくいる、喉からしぼり出すような歌い方でちょっと苦手ですが。好きな曲はB@かな。件の「スモール〜」は曲の良さも相俟って、ちょっと他の曲が霞んじゃう気も。いつだったか、これがニッチとして紹介されてるのを見たすぐ後、原宿ラフォーレでやったセールで日本盤がすごい高値で売ってて(たしか\5000近かった)、すごく欲しかったんです。ま、でもそんな高値で買う必要はないレコですね(^_^)。
- BROWN'S HOME BREW 『BROWN'S HOME BREW』
('74) LP \1,890
・・・「ストレンジ・デイズ」No.2、83ページ参照。ロバート・パーマーの『プレッシャー・ドロップ』やジョージ・ハリスンの『ゴーン・トロッポ』などに参加したこともある、'60年代から活躍しているギタリストらしい。マンドリン、バンジョー、フィドル、スティール・ギターをフィーチャーしたカントリー調フォーク・ロック。記念写真みたいな中途半端なジャケ写(しかもすごいピンボケ)からして、買ってはみたもののなかなか聴く気になれなかったのですが、思った以上に手堅い作り。B@みたいなモロにウエスタン調のは苦手ですが、他は意外とメロディー&ハーモニー重視の、ちょっとアメリカンなバンド・サウンド。女性Voヴィッキーの、ちょっとキバりすぎな箇所が多少気になるトコもありますが。プロデュースは第19回分(仙台編)でも取り上げたロジャー・クックです。
続いて6F。ノイズ系が大量入荷してた。いいセレクトだけど、みんな高い。ホルガー・ヒラー『腐敗のルツボ』の日本盤は、ちょっと迷ったけど却下。\3,800でした。
- オインゴ・ボインゴ 『オンリー・ア・ラッド』 ('81/'90)
CD \420
・・・1stアルバム。たしか2ndは当時、ほぼ同時に日本盤のLPが出てたはずですが、この1stの方の日本盤LPは当時出てなかったと思います。が、CDが出てたというのも知らなかった。A&Mの黄色帯のシリーズです。このシリーズは、他にもルイス・フューレイとか、けっこう変なのが出てたみたいですね。で、このバンドは2ndしか聴いたことがなかったんですが、音は“XTC+ディーヴォ”と説明するしかないようなニューウェイヴな音です。ダ二ー・エルフマンの歌い方はアンディー・パートリッジそっくりだし(特にシャウトするトコとか)、リズムのギクシャクした感じはディーヴォっぽい。キンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」をカバーしてるんですが、その痙攣ぎみのリズム・アレンジは、どう考えても「サティスファクション」のソレに近いし。あと、8人編成という大所帯バンドなのに、サウンドが非常に軽く音数少なめに感じるというのもオカシイところ。とはいえ、このテの音に抵抗はないので、単純に「ぅわ〜、絵に描いたようなニューウェイヴ〜」とか思いながら楽しんでおります。
- X-マル・ドイッチラント 『フェティッシュ』 ('83/'85)
LP \420
・・・西ドイツはハンブルグ出身の5人組で、ベース以外は全員女性。この後ドラマーが交替し、女3男2の編成になったそう。これは1stで、4ADからのリリース。これより前にはZick
Zackからシングルをリリースしていたとか。コクトー・ツインズのツアー・サポートをつとめて4ADにスカウトされてのアルバム・デビューだそうです。サウンドはジャケから大体想像してた通りというか、いわゆるゴシック系と言っていいのかな。初期のキリング・ジョークにも通じる部分がありますね。呪術的な感じとか。地を這うようなビート感やズンドコズンドコしたリズムとかね。それにしても4ADってこういう酩酊感の強いサウンドが多いね。エコーもやたら深いし。コクトーもそうだし、モダン・イングリッシュやラッシュなんかもそうでしたね。それに、どのバンドも一様にヘタクソ、ってのも共通してる(^_^)。嫌いじゃないんですけどね。・・・嫌いじゃないけどハマることもない、というのが本音(^_^)。
ちなみに「えっくすまる」ではなく「いくすまる」と読みます。日本表記は「ドイッチュランド」じゃなくて「ドイッチラント」なのね。
- ザ・ウドゥントップス 『ハイウェイはビート・パニック』 ('88)
LP \1,050
・・・「テクノポップ/エレポップ」本、138ページ参照。ウドゥントップスは、本作とほとんど同じジャケの12インチ・シングル集『ストレイト・エイト・ブッシュウェイカー』を第1回分で取り上げましたが、こちらを聴くのは初めて。はっきり言ってテクノでもエレポップでもありません。ただ、サンプラーは使ってるし、全体的にメタリックな、硬質なサウンドは機械的な感じもします。曲調はちょっとサイケでヒネくれた、パンキッシュなロック。う〜ん、掴み所がない音でんな。『ストレイト〜』にも入っていた「ホイールズ・ターニング」という曲がけっこう好き。ギター兼ヴォーカルのロロは、のちPLUTOというユニットでテクノをやってました。今もやってるのかな。『RISING』というアルバムは好きだったな。今聴くと古いかもしんないけど。
- CAPTAIN SENSIBLE 『THE POWER OF LOVE』
('83) LP \1,470
・・・「テクノポップ/エレポップ」本、51ページ参照。ト二ー・マンスフィールドのプロデュース作。実は「テクノ〜」の本を見るまで、このアルバムの存在を知りませんでした。トニマンが関わったのは1stの1枚だけだとずっと思ってたんです。勉強が足りませんでした。ダムドは、ピストルズよりも全然好きですね。ピストルズは初めて聴いたとき(CDになってからですが)、「どこがパンクなの」と思ったものでしたが、ダムドの1stは(同じくCDになってから聴きましたが)強烈にかっこ良かったですね。あと、2ndでプロデューサーにピンク・フロイドのニック・メイスンを起用するというヒネクレたアイデアにもやられました。その2nd『ミュージック・フォー・プレジャー』が一番好きですね。中途半端な感じで(^_^)。で、このアルバムは1stに比べるとちょっと地味かなぁ〜。いかにもトニマンっぽいサウンド(シモンズや例のコホーッというシンセ音)も聴けますが、もっとハジけるようなポップな曲があると良かったかな。「ハッピー・トーク」を超えるのがないですね。「STOP
THE WORLD」、「GLAD IT'S ALL OVER」、「SECRETS」あたりはけっこういいかな。
続いては高田馬場の「ROCK WORK SHOP」へ。ここは量が多い割りに、掘り出し物に出会う確率が非常に低い。アナログは聞いたこともないようなハード・ロックものが目白押し。当然アウト・オブ・ガンチューで(古いな)、他もロッド、エイジアなど定番品が多い。CDも未開封のサンプル盤ばっかり。別に気にしない、という方にはいいんですが。
- ヴァリアス・アーティスト 『トレーサー2』 ('93)
CD \500
・・・テクノ・レーベル、TRESORのコンピ。最近では“トレゾア”という表記が定着していますが、当時は“トレーサー”なんて言ってたんですね。エイフェックス・ツインも“アフェックス・ツイン”になってたり、ホアン・アトキンスも“ジュアン・アトキンス”になってたりしましたね。懐かしい。本作はアルファから出ていた国内盤で、実はずっと探してたモノ。嬉。アルファは早くからデトロイト系のテクノものを国内発売してましたね。エライです(だが倒産)。収録アーティストはモーリツィオ、UR、ジェフ・ミルズ、3MBフィーチャリング・エディ・フラッシン・フォークス(サン・エレクトリック・エディット!)、K・ハンド等々たまらんメンツ。やはりこのレーベルの音は良いです。大好き。1曲目、VAINQUERの「LYOT(MAURIZIO
MIX)」から興奮です。中でも白眉はやはり7曲目、URの「JUPITER
JAZZ」でしょうね。イントロだけでグッときます。あとジェフ・ミルズの「CHANGES
OF LIFE」もやはり良い。他、初めて聴く曲も数曲ありましたが、MAURIZIOの「T.T./F.F.」は珍しいブレイク・ビーツもの。これがまたシンプルながらカッコ良いのです。僕がはじめてこの辺のデトロイトものとかを聴いたのは'94〜'95年頃でしたので、すごく懐かしくもあり、いまだに個人的には全然かっこよい音です。
<10/07/00 (土)>
昨日オープンした「ディスクユニオン池袋店」へ。ま〜混んでること。思ったほど広くもないし、そんなに期待したほどじゃなかったかな。
- スクリッティ・ポリッティ 『ザ・スウィーテスト・ガール』 ('81)
7" \1,050
・・・ジャパン・レコード(現徳間ジャパン)がラフ・トレードのシングルを12枚一挙に国内発売したうちの1枚。A面は『ソングス・トゥ・リメンバー』収録曲で、アルバムのよりも短い4分37秒ヴァージョン。キーボードでロバート・ワイアットも参加。ほとんどアルバムのと変わりませんけどね。詞の中で一ヶ所♪When we walk in the park♪の訳が、「暗闇の中を歩くときも」になってるのがオカシイ。“park”と“dark”を勘違いしたワケですね。B面は「Confidence」という同名12インチからの曲で、スカスカのファンクっぽい曲。デモテープみたい。
- ANDREW POPPY 『THE BEATING OF WINGS』
('85) LP \630
・・・「テクノポップ/エレポップ」本、41ページ参照。ZTTからのリリースですが、ちょっとミニマルを基調とした現代音楽的な作風。本作は4曲入りですが、一応フル・アルバムです。フェアライトを使った曲もありますがほぼオーケストラとアンドリュー自身によるピアノとギーボードによる編成。フィリップ・グラスに非常に近い1曲目から、個人的にはけっこう好きなAAはかなり重厚で盛り上がる曲で、ちょっとオネゲルを思い出しました。B@「LISTENING
IN」はけっこうシンセ度高いですが、楽曲的にイマイチ。ラストBA「CADENZA」は、ピアノ主体のシンプルな曲で、もういいと言いたくなるほどクドい。簡単なフレーズの曲で(僕でもすぐに弾ける)展開がないので途中で飽きます。ま、この人は存在としてはYENレーベルにおける上野耕路氏に近い位置にありますですね。
- PATRICK CAMPBELL-LYONS 『THE HERO I MIGHT
HAVE BEEN』 ('82) LP \1,680
・・・「ストレンジ・デイズ」No.7、175ページ参照。サイケな方の、'60sニルヴァーナUKのメンバーだった人のアルバムで、「ストレンジ・デイズ」No.2の19ページ2段目後半にも記事があります。ニルヴァーナは実はサイケとは言うものの、どちらかというとソフト・ロックのイメージが強く、曲も良くてかなり好きなバンドです。アルバムでは『オール・オブ・アス』あたりが好きでよく聴きました。渋谷系好きな方には『ブラック・フラワー』収録の「LOVE
SUITE」あたりがピチカートしててオススメです。で、このソロは'79年から'81年にかけてレコーディングされたものを集めたもので、時代がら非常にニュー・ウェイヴなサウンドになってます。何曲かはとても元ニルヴァーナとは思えないほど軽いニューウェイヴ・ギター・バンド的な曲「Naked
Robots Watching Breakfast TV」(タイトルがテクノ的)なんてのもありますし、ボコーダーを多用した、ちょっとELOっぽい曲もアリ。ロイ・ウッドの「GOIN'
DOWN THE ROAD」みたいなスコットランド民謡っぽいインスト曲「Maid
Behind The Bar」がけっこう面白い。
<10/08/00 (日)>
日記の第19回分で、“やぎ”というバンドの『IL
NEIGE』というアルバムを紹介したところ、たまにBBSで書き込みもなさってる奥山氏から「私、これのCDを探しているのですが全く見つかりません。MDかカセットにダビングしていただけないでしょうか?」というメールをいただき、それでは、と会ってきました。ともかく、“やぎ”などという、どマイナーなバンドにそんなに肩入れしてるというのが何ともよろしいではありませんか(^_^)。貴重な存在です。なんと、僕の家から自転車で10分くらいという近所に住んでる方でビックリ。実に腰の低い方でした。以下のCDは、『IL
NEIGE』のMDのお礼に、2枚持ってるというので1枚いただきました。\300で買ったらしいです。あと、カセットのみでリリースしていた『月世界旅行』もMDにダビングしていただきました。こちらはかなりトラッド色が濃い。音も分厚く、一番力作かも(^_^)。
- やぎ 『プール』 ('92) CD
・・・このユニットもかなりの寡作ですな。今でもやってるんでしょうか。こないだ、あがた森魚氏がプロデュースした『IL
NEIGE』を取り上げましたが、基本的な路線(ニュー・ウェイヴ風トラッド)は継承しつつも、コチラの方がやや洗練されてきております。1曲目のタイトルが「COMPUTER
LOVE」なんつーから、興奮しちゃいます。テクノじゃないですが。女のコのヴォーカルはバンドのヴォーカリスト、というより合唱団からスカウトしてきました、という感じの実直な歌いぶり。ちょっと『View』あたりのPhewに近い気もします。7曲目では実際に数人の子供による合唱が出てきます(かなり音ハズしてて笑っちゃう)。「てんしのたまご」のベースラインがヴァージンVSの「サブマリン」とほとんど同じなのは偶然なのでしょうか。あと「乗物百科」なんて曲もあって、やっぱりあがた氏のファンなんだろーな、とのが分かって微笑ましいですね。
第22回
<09/09/00 (土)>
池袋サンシャイン・シティで中古盤セールがあるというので早速チェックに。
- ヒカシュー 「二十世紀の終りに」 ('79)
7" \525
・・・ま、基本中の基本なんですけど、まだ買ってなかったんで買いました。よく売ってるしCDでは持ってるんですけどね。高かったら買わなかったけど、まぁ安かったので。しかしヒカシューってのは好きになるまで時間かかったなぁ(^_^)。プラスチックスとP-MODELは一発でハマったんですけどね。
- シーナ&ロケット 「ユー・メイ・ドリーム」 ('79)
7" \525
・・・このシングルはたしか僕が小2か小3のときに誕生パーティーというのを友達5・6人を連れてきて家でやったときに、プレゼントとして貰ったんですよ。でもまぁ、「何が欲しい?」って訊かれて僕がリクエストしたんですけど(^_^)。そういうのプレゼントって言っていいのかなとも思いますが。でもそのジャケは、2ndプレスのモノクロ写真の方だったんです。今回買ったのは、初回プレスの、体中にビニール巻いてるジャケ写の方で、レーベルも初期のアルファ・タイプの緑色。レコ袋ものちの紫色のではないのです。「テクノポリス」も2種類あるんですよね。ま、音は同じですけど。B面「レイジー・クレイジー・ブルース」のモロにスパークス『No.1
IN HEAVEN』のモロダー・サウンドがカッコイイ。
- ZELDA 「ミラージュ・ラヴァー」 ('82)
7" \420
・・・菅原庸介作詞・作曲、モモヨ編曲によるシングル。って、おんなじ人じゃん(^_^)。m.c.A.T.と富樫明生の関係みたいなもんなんでしょうか。A面はやっぱりモモヨっぽい、わりとストレートな、泣きのロック。B面「密林伝説」はメンバーの作曲で、ちょっとPILっぽいズンドコ・ドラムの、なかなかカッコイイ曲。
- 大貫 妙子 「恋人達の明日」 ('81) 7"
\525
・・・アルバム『アウァンチュール』のオープニングを飾る名曲。いかにも教授のアレンジ、という感じで大好きな曲です。そういえば、あの大石恵がこの曲をカバーしたシングルを出しててビックリしましたね。誰の選曲だったんでしょうかね。たしかアレンジは橿渕哲郎氏だったと思いますが・・。でもそれはそれで結構良かったんですよね。ぼくあの人の大ファンだったし(=^_^=)。写真集買っちゃったし。キレイだったもんな〜。最近見かけないですけどね。B面「愛の行方」は、ちょっとおフランスな感じ。ピエール・バルーの曲で似たような雰囲気のアレンジの曲があった気がする。
- PSY・S 「Woman・S」 ('86) 7"
\735
・・・2nd『PIC-NIC』からのシングル・カット。「さんまのまんま」のテーマ曲だったとは知らなかった。アルバム・ヴァージョンとは違い、長尺のイントロをかなりカットしてます。しかしこの曲、相当教授色が強いですよね。コードの感覚とかかなりそのまま。B面「Old・Fashioned
Me」はアルバムで聴いたと思うんだけど、あんまり記憶になかった(^_^)。まぁPSY・Sが面白かったのは2ndか3rdあたりまでで、後期の「元気ロック」時代は全然興味ないですね。
- 突然段ボール 「ホワイト・マン」 ('80)
7" \1,260
・・・このシングルは、僕が小3の頃、phewの「終曲」を買おうと思って、2つ隣の鶴瀬駅の「忠実屋」というデパート(今はもう無いらしい)に行ったとき見つけて、「あ、“→”のマークが一緒だ」と思って気になってたんです。でも、突段のメンバーのルックスを見て、子供心に「かっこわるい」と思って(^_^)とても買う気にはなれなかったんですが。で、このシングルのA面の方はなんかオムニバス・アルバムに入ってて聴いた憶えがありました。アルバム『成り立つかな?』より、チャンとしてるなぁと思いましたね。楽曲として。B面「変なパーマネント」も似たような作りの曲なんですが、こちらもナカナカ良い。この頃は3人編成ですが、今でも兄弟は現役。大したもんです。最近のアルバムは聴いてないけど、ちょっとチェックしてみようかな。
- 高橋 美枝 「ひとりぼっちは嫌い」 ('83)
7" \1,575
・・・B級アイドルのデビュー曲。このコがデビューした頃は、僕は小6。かすかな記憶しかありません。A面は松尾一彦作曲(オフコースの人だっけ?)の、なんてことないアイドル・ポップス。で、目当てはB面の「ピンクの鞄(トランク)」で、こちらは細野さん作曲なのです。詞は松本隆氏で、残念なことにアレンジは細野さんではなく大村雅朗氏なので、サウンド的な面白さは特に感じられません。まぁシモンズは使ってますが。曲そのものも、松田聖子の為に書いてボツになった曲をこっちに使ったんじゃないか、というほどに聖子ちゃん調アイドル・ポップス。う〜む、インド調だったりするのかな、とか期待したんですが(^_^)。それにしてもこのコ、水沢アキに似過ぎ。ニッキに見せてみたい。♪君だけ〜に〜♪
- 美空 ひばり 「笑ってよムーンライト」 ('83)
7" \840
・・・来生えつこ作詞、来生たかお作曲、教授編曲によるシングル。「戦メリ」のサントラ制作の合間を縫ってレコーディングされたということで大変だったそうですが、その割りにはずいぶん力が入ったアレンジの作品になってます。曲調は、イメージで言うと、ニューヨークのミュージカル調というか、昔のジャズ・ヴォーカルものという感じでしょうか。あの、ユミのシングル「もしもタヌキが世界にいたら」のB面、「From
Tokyo〜Endingメロディーはリピートで〜」(これまた名曲!)にちょっと似た感じです。教授のエレピ(シンセかな?)・ソロも聴けます。B面も同じ布陣ですが、曲調はガラッと変わって、ストリングスと生ピアノをフィーチャーしたマイナー調の、泣きの歌謡曲調。来生たかおってこういう曲調多いですな。ちなみにこのシングル、A・B面の歌を抜いた「カラオケ・シングル」っつーのもあるそうですが、そんなのなかなか出てこないだろうなぁ。個人的にはそっちの方が欲しい(^_^)。しかし美空ひばりって、世間では異口同音にみんな「すごい」だの「天才」だの言いますが(教授も「天才としか言いようがない」と言っていた)、僕は美空ひばりってどこがスゴイんだか全然わかりません。聴いてもスゴイとも上手いとも特に何とも思いません。クセの強い歌い方をするなぁとは思いますが。たしかに昭和のスターなんでしょうが、それは今の時代にも通用するパワーを持っているのでしょうか。みんながスゴイと言ってると、とりあえず主観を抑えて「スゴイ」と言わなきゃヤバイみたいな風潮もあるんでしょうかね。石原裕次郎だって、足が長いってだけで顔は今の時代にはとても通用しないもんね。余談ですが、裕次郎の「若大将シリーズ」って、金持ちのボンボンという設定だったようですが、幸宏氏は当時あれを観て「なんだ、大して金持ちじゃないんだな」と思ったそうです(^_^)。親父が会社を乗っ取られる前の話ね。
- L-E-V-E-L 『eve』 ('81) LP
\1,260
・・・前回の日記でシングル2枚を取り上げた女性3人組のバンド。全曲のアレンジとプロデュースを佐久間正英氏が担当しております。これは2ndアルバムのようです。ドラムで岡井大二氏も参加。ジャケのデザインなどは、多少テクノっぽい印象を受けましたが、やっぱりコレはテクノポップでもニューウェイヴでもないですね。シングルにもなっていた「Miss
CAST」なんかはTR-808のプログラミングを佐久間氏が担当しているので、ちょっと「オッ」となりますが、引っ掛かる箇所はそのくらいかなぁ。他は歌謡曲〜ニューミュージック調のナンバーが目白押し。「きらびやかEasy」という曲の♪海岸線を
色とりどりの マネキンが行く♪という歌詞にはテクノを感じましたが(^_^)。でもちょっと恐い詞ですな。
- EARTHLING 『RHYTHM』 ('82) LP
\840
・・・実は「テクノ歌謡」として紹介されるまで、その正体を知らなかったバンド。これはニューヨークでのライヴ盤とのことです。プラスチックスっぽいリズムボックスの音を主体に、ジョン&ヨーコの2人と、キーボードのREI
ATSUMI(これはもしかしてVOW WOWの人か?)やヴァイオリン、パーカッション、シルヴィア&ジャッキー&デボラのコーラス隊3人を含む、総勢8人編成によるもの。「ワン、ツゥ、スリィ、フォ!」のカウントの後に♪ちゃかぽこ・・♪ってリズムボックスの音から始まる、ってのは実にテクノで良いですね(^_^)。しかしですね、どーもですねぇ、・・・歓声が大きすぎて不自然な感じがするんですよね・・・。特にハッキリ分かるのがBBとBCの間のところなんですけども。アンコールということなんでしょうか、けっこう長い時間歓声が入ってるんですけど、女のコの「オーウ!」って声が、一定の間をあけて何回も聴こえるんですよ(^_^)。ループさせてるんでしょうか。あの、P-MODELの「HARM
HARMONIZER」みたいな感じなんですわ。まぁYMOの武道館ライヴも変なトコで歓声入ったりしてましたけどね。
- 矢野 有美 『ガラスの国境(ボーダー)』 ('85)
LP \2,100
・・・現在、数々のCMに於いてわざとらしい笑顔と見苦しいオデコのシワを全国民にさらけ出している、人気があるんだかないんだかよく分からない“大物”風を吹かしているタレント、RIKACOが昔在籍していたアイドル・グループ、シャワー(うちの兄がなぜかシングルを持っている)にいたのがこのコ。デコシワRIKACOと対照的にコチラはすごく華奢で、顔が小さく首がやたら長い、ネコ顔というかキツネ顔のモデル系(デコシワもモデルだったようですが系統が違う)。このアルバムは唯一のアルバムで、プロデュースを岡田徹氏(+カトウキョウジ氏)が担当、曲を提供しているのはPSY・Sの松浦氏、ヤプーズの吉川洋一郎氏、鈴木博文氏、見岳章氏、元シュガーベイブの村松邦男氏など。シングルにもなっていた「夏への手紙」の、松浦氏特有のフェアライト系サウンドにかなりニヤニヤしてしまいます。他、佐伯健三氏の作詞による「恋のクスリはバンシャガラン」(曲は吉川氏)のワケわからなさと、音程の不安定ぶりにグッときてしまいます。あと、テクノっぽくはないけれど純粋にいい曲だなぁと思ったのは、鈴木博文氏の曲「マーマレード飛行」。これは和みます。グッときます。いいメロディー書きますね。
物色し終わって、「さぁそろそろ買って帰るか」というときにだれかが「あらさんあらさん」と声をかけてくるので、「ん?」と振り向いたら、たけしたさんでした(^_^)。セールがあると行く。考えることは同じ。今日のレコハン計画は池袋〜町田コースだったので、「僕これから町田行くんですけど」と言ったら、「僕は町田まではちょっと・・・」と断られてしまいました(T_T)。そりゃそーだわな。というわけで、新宿まで行ってから小田急線で町田まで。なぜ急に町田かというと、こないだ行ったらちょうど定休日だった「オスカー2号店」にムショーに行きたくなったからなのです。ここは結構掘り出し物に出会えます。この日記を初めてからはまだ行ってなかったですね。ここで以前買ったレコは、見岳アキラ「君は完璧さ」(7")\368、福沢もろ「7:00AM」(7")\367、ヴィサージ「モスクワの月」(7")\735、神谷重徳『ファラオの墓』(LP)\1,050、松武秀樹『ポップ・メモリーズ・オン・モーグV』(LP)\3,150など。全体的にはいい値段ですが、アート・オブ・ノイズの「イントゥ・バトル」の12インチが\2,000もしたりと、たまに妙に高いものもあります。ちなみにアナログオンリーのレコ屋です。行ってみそ。
- ミック・カーン 「センシティヴ[リミックス・ヴァージョン]」 ('82)
7" \525
・・・アルバム『心のスケッチ』からのシングル・カット。アルバム『心のスケッチ』は死ぬほど好きですが、この曲だけはあまり好きになれなかったですね。なんかマトモな歌モノで。時期は逆になりますが、ワム!の「ケアレス・ウィスパー」('84年)に似てるんですよね、Aメロが。で、このシングル、「リミックス」と書いてありますが、どこをリミックスしてるのでしょう?
全然アルバム・ヴァージョンと音の違いはありません(断言)。ただ、アルバムのより1分ぐらい早くフェード・アウトするというだけ。正確にはエディテッド・ヴァージョンです。B面は、CD化の際に追加収録された「サウンド・オブ・ウェイヴズ」。こちらも、CDに入ってるのは6分以上ありますが、こちらは3分42秒。CDに入ってるのは12インチのヴァージョンなのかな。
- マイケル・フォーチュナティ 「ハレルヤ」 ('87)
7" \525
・・・またまた登場(^_^)。すいませんね、ホントに。でもいい曲なんですよ、これ。同名2ndからのシングル・カットで、かなり気合の入った曲です。特にサビ前のBメロが大好き。ノリノリでござんす。B面「恋のラスト・チャンス」は、なぜか1stからのシングル・カット。
- サンディー 「ラヴ・シック」 ('80) 7" \525
・・・あまり見かけないシングル。レアではなさそうですけど。僕も、小学校の頃に店頭で見て以来久々に出会いました。B面は「イーティン・プレジャー」で、両面ともアルバム・ヴァージョンと同じ。ジャケはアルバムと同じ(CDになった方)写真の、全身版。ヒザついて座ってます。しかしB面の幸宏氏のドラム、いいなぁ〜。
- ヴィグラスとオズボーン 「秋はひとりぼっち」 ('72)
7" \525
・・・ニッチ本、24ページ参照。アルバム『QUEUES』収録曲です。予想ではアコースティックな感じの、フォーク・ソングっぽいモノかなと思ってたんですが、これはもっとソフト・ロック寄りですね。B面もそんな感じです。なかなか侮りがたし。ただ、曲を書いたりプロデュースしているのはジェフ・ウェインという人で、バックにはクリス・スペディング等が参加しています。
- スーパーチャージ 『灼熱の恋』 ('78)
LP \2,100
・・・ニッチ本、78ページ参照。ヴァージンからの3作目で通算4作目にあたるアルバム。どういうバンドなのか、実体は知りませんが、このアルバムはファンキー・ディスコもの。タイトル曲は、ちょっとテクノな16分シーケンス・フレーズから入る、ちょっとミュンヘンですこ調で、8分以上もある大作。他、ジェームス・ブラウン(おっはー)の「ホット・パンツ」みたいな「ドント・レット・ゴー」なんかかっちょえーです。BA「リップ・イット・オフ」はティン・パン・アレーの「チョッパーズ・ブギ」あたりに通じるファンキー・サウンドがよろしい。BB「ギブ・イット・ザ・ナスティ」は、Pファンクですね。いわゆる“ニッチ”からイメージされるブリティッシュなサウンドではないですが、けっこう手堅い作りのアルバム。かっこいいです。
- COLORED MUSIC(橋本 一子・藤本 敦夫) 『COLORED
MUSIC』 ('81) LP \840
・・・「電子音楽イン・ジャパン」の499ページにも載っているアルバム。橋本一子サマの旦那であります、藤本敦夫氏とのユニットでの唯一のアルバムで、村上ポンタ秀一、仙波清彦、ペッカーなどの予想通りのスタジオ・ミュージシャン系の方々が参加。フュージョンだと一言では言い切れないサウンドで、二人の歌も聴けますがモヤがかかったようなエコーで、あまり歌詞もメロディーもハッキリ聴き取れません。MC-8やリズム・ボックスを使った曲もありますがテクノ・ポップでもないです。じゃあなんなんだ、と言われるとボクちん困っちんぐ。「TOO
MUCH MONEY」のような、おそらく藤本氏主導で作られたと思われるシンプルなロックンロール調のもありますが、一子サマのエコー・ボーカルが遠くの方でユラユラする「SANCTUARY」や「THIRD
EYE」のようなけだる〜いヨーロピアン・テイストの曲がなかなかハマります。清水靖晃氏のソロや、氏のバンド、マライアを聴いたときも「これはフュージョンなのか?」と疑問に思いましたが、それに近い感覚なのであります。ジャンル分けがむずかしい。フュージョンとニューウェイヴのアイノコといったトコかな。
その後、「オスカー1号店」の方にも行ったものの、特に収穫なし(こちらはCDもアリ)。もう6時ぐらいだったので、そろそろ帰ろかと思いいったん駅に向うものの、「ディスクユニオン町田」に行くのを忘れてたので引き返す。疲れてたし、大していいものないだろーなーと期待せずに行ったらニッチものがワンサカ。うひょーい。
- ブロークン・ホーム 『廃墟の陰謀』 ('80) LP \735
・・・「ストレンジ・デイズ」7月号、81ページ参照。ブロークン・ホームは元ミスター・ビッグのディッケンが結成したバンド。ミスター・ビッグってのも実はニッチで紹介されてから初めて聴いて、特に2ndの『フォトグラフィック・スマイル』にはハマりました。見た目はよくいるハード・ロック・バンドという風貌なのに、聴いてみたらチャイニーズ風のメロディーなんかが出てきたりして、ワケ分からんバンドで気に入りました。「ロミオ」とか、いい曲もあるしね。で、こちらブロークン・ホームの方は、ミスター・ビッグよりはかなりストレートなロック。でも、ディッケンて人はなかなかいい曲を書くんですよね。日本人ウケしそうなマイナー調のメロディーとか、けっこう耳に残るものが多いのです。本作は、AABAのようなハデな曲とわりとゆったりと大らかな感じの曲が半々くらい。中でも、シングルにもなったAB「ノー・チャンス」という意味深なタイトルの曲が良いです。サビ部分が、声が甲高いこともあって、イエスの『ロンリーハート』に収録されていた「変革」に似てますね。ハーモニーも近い雰囲気。あとBCも憶えやすいサビ部分が良いなぁ。なんだかディッケン復活の噂もあるようで、頑張ってほしいものですね。
- SHOOT 『ON THE FRONTIER』 ('73)
LP \1,470
・・・「ストレンジ・デイズ」No.1、118ページ参照。記念すべき第1回のニッチ特集に選ばれたアルバムで、しかもこれは、ニッチ特集を組むキッカケになった作品でもあるというのですぞな。たしかにジャケと中身の違いで言えば、ジム・オルークの『ユリイカ』と肩を並べるぐらいですが(絵の感じも似てる)、
これは良いですよ、ホント。実によく出来てます。ヤードバーズ、そして初期ルネッサンスのドラマーだったというジム・マッカーティがリード・ヴォーカル、キーボード、パーカッション担当になったバンドで、僕はヤードバーズも初期ルネッサンスも未聴なので(アニー・ハズラムの方のルネッサンスは聴いたことありますが)、サウンドの比較とかは出来ませんが、ほぼ全曲にわたってヴォーカルが分厚くハモっており、これが実に心地良いのです。KRAZY
KATあたりにも通じる部分がありますね。BB「Sepia
Sister」のギターのリフは、ピンク・フロイドの「Dogs」ソックリです。とにかく、ジャケも良いが中身も良い。オススメです。
- WIDOWMAKER 『WIDOWMAKER』 ('76)
LP \1,680
・・・ニッチ本、103ページ参照。いろんなバンドから寄せ集めた連中によるハードロック・バンドなりけり。2ndの方は当時日本盤が出ましたが、こちら1stはリリースされなかったようです。しかしその2ndではヴォーカルが交替しちゃってるとゆーんだからよく分からないバンドでありますなや。音は個人的には全然ピンと来ない、ごく普通の'70年代ブリティッシュ・ハード・ロックです。中にはアメリカン・レイドバックな曲もあって、ますます距離は遠のくばかり。かと言って全然面白くない、とも言えないんですが、なんか底が浅いというかなんとゆーか。メロディーが弱いので、サウンド的にもっと冒険してくれた方が個人的には惹かれるんですが、って今さら言ってもね(^_^)。
- LONGDANCER 『IF IT WAS SO SIMPLE』
('73) LP \,1680
・・・ニッチ本、27ページ参照。ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートがいたフォーク・ロック・グループ。エルトン・ジョンが設立したロケット・レコードの第1弾がコレで、プロデュースはイアン・マシューズ、サンディ・ロバートソンとロングダンサーの共同名義。音は美麗なハーモニーをメインに据えたアコースティックなモノで、ところどころCSN&Yとかに近い印象を受けるサウンドです。デイヴ・スチュワートも「Don't
Turn Out The Lights(灯を消さないで)」という曲を書いてますが、言われても分からないほど後のデイヴとの関連性は見えません。見事にこのバンド用の曲になっております。上手くてカチッとまとまってはいるんですが、ソツがないというか、そんな感じでござんす。耳当たりはいいですけど。
- IAN WHITCOMB 『PIANOMELT』 ('80)
LP \1,680
・・・ニッチ本、126ページ参照。なんだか凄いアルバムですな、これは。この人がどういう人なのか全然知りませんが、本作は1910年代から20年代、50年代などの曲のカバーと自作曲によるアルバムで、ほとんどがピアノの弾き語り。チェンバロみたいな音や薄いコーラス、ちょっとしたパーカッションも出てきますが。で、そのピアノがメチャうまなんですよね。圧倒されますよ。ラグタイム・ピアノというんでしょうか。すごく手数が多いというのか、相当なテクニックだと思います。でも中にはプレイヤー・ピアノ(自動演奏の出来るピアノね)を使ってるものもあるようですけど・・。ティン・パン・アレー系と言うんでしょうかね、こういうのは。よく分かりませんが。「PARISIAN
MEDLEY」は、あがた森魚氏の『バンドネオンの豹』に入ってた「夢のルナロード」に似てる。
- THE WINKIES 『THE WINKIES』 ('75)
LP \1,890
・・・「ストレンジ・デイズ」No.1、122ページまたは、ニッチ本の75ページ参照。ヒプノシスによる海パンもっこりジャケのアルバムです。こんなジャケ、メンバーよくOK出したなぁ。勘違いされちゃうよ、これは(^_^)。ま、かといって裏ジャケのメンバーのポートレイトを表ジャケの方にしたとしても売れなかっただろうしね。難しいモンです。中身は、ジャケほどのインパクトはない、真っ当な、ちょっと泥臭いロック・アルバム。ギターのガイ・ハンフリーズという男が書く曲は、どちらかというとハード・ロック寄りで、シンプルなギターのリフを元に展開していくものが基調。他、ヴォーカルのフィリップ・ランボウが書いてる曲の方はフォーク・ロック〜カントリー調。カラッと乾いた音であります。ボブ・ディランのカバーと違和感なく溶け込んでおります。ですが、逆にBAではハンフリーズがフォーク・ロック調の曲を書き、BCではランボウが典型的70'sハード・ロック調の曲を書いたりしてます。このBCが一番いい出来かな。演奏は、わりとシッカリしてると思います。ときどきギターがヨレッとなったりしますが、まぁそれはご愛嬌。このアルバム、「レコードコレクターズ」'90年3月号のパブ・ロック特集号でも取り上げられてました。余談ですが、そのレコ・コレの中で「パブ・ロック30選」というのがありますが、これ、結構ニッチものとカブってます。興味のある方は古本をチェックのことよ。
- 巻上 公一+みそらドレミ 「恋愛二重奏」 ('85)
12" \1,470
・・・ヒカシュー+ビジネスの両ヴォーカル、という異色の組み合わせによる12インチ。クルト・ワイルの曲をカバーしたもので、アレンジやシンセを岩崎工氏が担当、ギターで鈴木ともふみ氏、サキソフォンで矢口博康氏が参加。ヴォーカルの二人はいつもの通りという感じですが、打ち込みによるチャカチャカしたアレンジがなかなか面白い。ジャケからして、もっとゲルニカ的なモノかと予想してたんですが、歌を抜けばかなり当時の12インチ・テクノ的。B面「Talking恋愛二重奏」はA面よりも長いロング・ヴァージョンで、歌詞を二人が語りながら進行するというタイトル通りのもの。最初は低いトーンで喋ってるんですが、後半感情的になってくる部分は、ちょっとスネークマン・ショーの「愛の嵐」を思い出したりして。オケ・ヒットや『MEAT
THE BEAT』を彷彿させる連打キックやドモリング、途中に入るピアノ・ソロなど、聴き所は多いです。12インチ1枚だけしか残してない、ってのは残念。この編成でアルバム作っておいて欲しかった。
- 高橋 幸宏 「LOOK OF LOVE」 ('88)
7" \105
・・・アルバム『EGO』(名盤!)からのシングル・カット。多分幸宏氏のアナログ・シングルはこれが最後のはず。シングルCDも出てたようですが。アナログは初めて見ました。NOKKOがコーラスで参加してるようですが、「特徴のある声なので、あまり目立たないように」ボリュームは抑え目にしたそうです。じゃあ何故参加させたんでしょか(^_^)。この曲の、なんとなくザラついたような音質、好きです。B面はアイスハウスのアイヴァ・デイヴィスと、同じくアイスハウスのギタリスト、ボブ・クレシュマー、それと幸宏氏の3人による合作、「DANCE
OF LIFE」。これはカッコイイですね。この曲は、一部を除いてほとんどのシンセを教授が手弾きしているそうです。
- ニック・へイワード 『フロム・マンデイ・トゥ・サンデイ』 ('93)
CD \735
・・・これ、「ストレンジ・デイズ」No.7の175ページでニッチとして紹介されていましたが、これはニッチとして紹介されるずっと前、ほぼ発売と同時期に友人宅で聴いて、気に入って貸してもらって聴いてたんです。シングルにもなった2曲目の「カイト」という曲がすごく好きなんです。全体的にビートルズ直系のギタポなんですが、「カイト」はコリン・ムールディングあたりが書きそうな英国哀愁メロでツボにはまりました。本音を言うと、その1曲だけでいいような感じなんですが、他にもいい曲詰まってますよ。ちょっとサビのコーラスがジェリーフィッシュっぽい「ウィズアウト・サンシャイン」とか、「オーディナリー・ピープル」も好きな曲です。で、期待して聴いた次作、『タングルド』はなんだかサウンドが厚ぼったくて、しかも「カイト」の続編みたいな同じような曲もあったりして、それからこの人に興味はなくなりましたが、本作に限ってはすごく良いです。オススメ。・・・余談ですが、G.I.オレンジにニック・へイワードに似た猿顔の人いたよね(^_^)。♪きみがオト〜コでぼくオンナ〜♪
<09/15/00 (金)>
今日は地元、埼玉から展開。まずは大宮まで行ってから東武野田線に乗り換え、春日部まで。この「A-1ミュージック」というレコ屋は、むかし車で来たことはありましたが、けっこう遠いので、電車でGOしました。ここはLPはダメです。定番品(ビリジョエとかAPPとか)やHR/HM系が多い。しかもほとんど\1,600前後するし。CDもメジャー・ヒットもの中心。だもんで、シングル中心に漁りました。シングルは安い。状態もいいし。しかし、店内BGMがELT〜安室の「BODY
FEELS EXIT」だったのは、非常にキツかったです(TOTタスケテェ〜)。
- 一風堂 「アフリカン・ナイツ」 ('83)
7" \200
・・・ このシングルもすごくよく見かけるんですが、まだ買ってなかったのでとりあえず買っときました。A面は、当時ビールかジュースか何かのCMに使われて、故・たこ八郎が出てましたね(^_^)。しかも海辺で(^O^)。死を予言してたかのようなCMでした(そんな大ゲサなもんでもないか)。B面「僕の心に夏の雨」も、両方ともアルバム・ヴァージョンと同じ・・・と思ってたら、ちょっと違うんですね、これがまた。ヴォーカルにかかるエコーが違うし、ハンドクラップの音もアルバムのはもっと前面に出てきます。♪ララララ
踊りましょ♪のトコで、「あ、これ違うテイクのだな」と分かりました。あと、アルバムではブレイクのトコで♪トゥルルトゥルル・・♪って言ってるトコがあるんですが、シングルでは全く出てきません。一風堂マニアな方々の間では常識なんでしょーか。しかし、変えるんなら全然違うヴァージョンにすればよかったのにね。
- 大貫 妙子 「夏に恋する女たち」 ('83)
7" \200
・・・これまたよく見かけるシングル。まあまあ売れたしね。でも、いい曲です。教授のアレンジもかなり「狙ってる」感じがしますね。B面「レシピー」は、この2人のお得意の、「かわいい系」の曲。童話っぽいというかなんというか。これまた好きな曲ですね。
- ラジ 「ラジオと二人」 ('80) 7"
\200
・・・アルバム『真昼の舗道』に先駆けて発売されたシングル。ジャケはアルバムのとほとんど同じ。A面は杉真理作曲で、アレンジは清水信之。メロディーは歌謡曲っぽいですが、アレンジにちょっとタンゴの要素が入ってますね。B面「ヨジレアン・ツイスト」は鈴木慶一氏作曲、幸宏氏編曲。いかにも、なライダース調。
- ラジ 「偽りの瞳」 ('80) 7"
\300
・・・で、こちらも『真昼の舗道』収録曲で、「テクノ歌謡マニアクス」でも紹介されたシングル。なんだか曲調もそうなんですが、歌い方がスーザンにそっくりですね。幸宏氏の歌唱指導だったんでしょうか。B面「霧の部屋」はラジ本人作曲の、ニュー・ミュージック調(ト二・マンのではない)の曲。
- ラジ 「ブラック・ムーン」 ('81)
7" \200
・・・で、こちらは5枚目のアルバム『アコースティック・ムーン』に先駆けて発売されたシングルで、南佳孝作曲、井上鑑編曲。ジャケに“磨かれて、ブラック。maxell”って書いてあるんですが、これ、大貫妙子「黒のクレール」にも同じように書いてありました。同じシリーズCMで使われたのでしょうか。曲調は、いかにも南佳孝、という感じのいい曲です。この人はホント曲作りが上手い。B面は後藤次利作曲、井上鑑編曲の「パズル・ヌーン」。こちらもいかにもゴッキー調の歌謡曲ですなぁ。この人の曲も特徴ありますよね。とんねるずのアルバムにも結構いい曲書いてましたよ。『キャニオン初』とか『428』とか、好きだったなぁ。ほとんどパロディなんですけどね。
- 石丸 奈津子 「私はロボット」 ('85)
7" \500
・・・これは、こないだBUGGLEさん&たけしたさんとレコハンに行ったとき、BUGGLEさんが「書いとかないと何探してるのか忘れる」と言って持参していたメモに載っていたレコ。全然可愛くないアイドルです。メイクとかで隠せなかったんでしょーか、ジャケ写の顔にはシミらしきものが・・・。で、この曲、タイトルは♪そぉよ
わたし ロボォト♪を思わせるラガー刑事夫人テイストな感じですが、作詞・作曲は古田喜昭という人で、アレンジは鷺巣詩郎。でも特にテクノではないわな、これは。ツイスト歌謡という感じでしょーか。ムーンライダーズ的と言えばいい方か。途中で♪ア・ン・ミ・ツ・タ・ベ・タ・イ♪というロボットボイスが入りますが。この曲でのロボットというのは、彼氏の言いなり(中島礼香はカワイイ。が顔デカイ)になっていたコのお話、ということです。♪1から10まであなたの言う通り
まるでロボットになっていたのに♪っちゅーことだわさ。でも、サビの♪私はロボット泣いたりしないわ
ネジが少しゆるんでオイルが漏れただけ♪という部分はテクノですね(^_^)。B面も同じ布陣ですが、いかにもB面用、という感じの3連バラード。ダサい。
- JAPAN 「奇しい絆」 ('78) 7"
\500
・・・BUGGLEさんが以前、オフ会用のCD-Rに収録していた曲。原題は「THE
UNCONVENTIONAL」。1stからのシングル・カットです。ギターのリフで引っ張る、ちょっとファンキーな曲。冒頭の音は、ちょっとロバート・パーマーの『HEAVY
NOVA』を思い出す。B面「表通りの愛人達」(LOVERS
ON MAIN STREET)も、ちょっとファンキー、というかディスコ風味の曲です。間奏とかはなんだかフュージョンっぽいですね。
- OMD 「リヴ・アンド・ダイ」 ('86) 7"
\300
・・・名曲。第7回分で12インチを取り上げましたが、こちらは7インチ。やっぱりクラフトワークの「マン・マシーン」に似てる、って同じこと書いてるな(^_^)。これはアメリカで売れたのも納得、のいい曲です。B面「ディス・タウン」は眠くなりそうな、けだるい感じの曲。
- ジョルジオ・モローダー・フューチャリング・ポール・エンガマン
「リーチ・アウト」 ('84) 7"
\300
・・・1984年第23回オリンピック陸上トラック競技公式テーマ、だそうです。かなり「フラッシュダンス」の亜流っぽい曲ですなぁコレは。歌詞も♪Reach
Out, Reach Out For The Medal/Reach Out,
Reach Out For The Gold♪(手を伸ばそう、メダルに手を伸ばそう/手を伸ばそう、金メダルに手を伸ばそう)って、ひねりゼロですがな。B面は、メロディー部分をギターとシンセで代用しているインスト版。ショボい。サウンドの端々に“'80年代MTV”or“'80年代ヒット映画”的なものを強烈に感じる。やっぱこういう人なんだよなぁ、モロダーって。
- ミッジ・ユーロ 「すべての愛は君だけに」 ('85)
7" \300
・・・1stソロ『ザ・ギフト』収録曲。そのアルバムはまだ未聴ですが、あまり期待してなかったわりはけっこういい曲です。UVっぽさも残ってるし。原題は「IF
I WAS」です。B面は「ピアノ」というインスト。タイトル通りです(^_^)。ただ、シーケンス・フレーズっぽい早弾きな部分がほとんどなので、シンセでやってもいいのに、という感じです。
- メッカーノ 「ドント・クライ・エ二ーモア」 ('87)
7" \200
・・・MECANOってバンドも複数いるみたいですが、これはMECCANOという、Cが一個多いイタリアの男女二人組。こりゃただのユーロビートですな。B面は同曲のイタリア語ヴァージョン。おわり。
- シャノン 「レット・ザ・ミュージック・プレー」 ('84)
7" \200
・・・第16回分で同名のアルバムを取り上げた、黒人女性歌手のシングル。シングル用に編集されたヴァージョンですが、カッコイイです、やはり。B面は「インストゥルメンタル」となってますが、正確にはリミックス・ヴァージョンと言った方がいいかも。こっちもカッコイイです。
- シャノン 「ギヴ・ミー・トゥナイト」 ('84)
7" \200
・・・コチラも同じアルバムからのシャノンのシングル。しかしどーしよーもないぶつ切り編集ヴァージョンです。この編集はいただけません。僕が一番好きな♪ギギギギギ
ギミトゥナイ ギミ ギミ ギギギギギ♪というドモリング部分もばっさりカットされててガッカリ。この曲は、ぜひアルバム・ヴァージョンか12インチで聴いて欲しいですね。B面は同曲のダブ・ヴァージョンとなってますが、これのどこがダブなんでしょかね。こっちにはドモリング部分が出てきますが。しかしこのドモリングのトコって、前も書きましたが鶴光のオールナイト・ニッポンの「この歌はこんな風に聴こえる」コーナーで取り上げられて、♪ギミトゥ
ギミトゥ♪のトコが♪テメコ テメコ♪に聴こえる、って言ってたんですよ。「テメコ」ってのは関西方面じゃアブナイ言葉なんでしょうか。鶴光は「なんちゅう曲じゃ。品性下劣!」と言って爆笑してたんですが。
- スード・エコー 「ファンキータウン」 ('87)
7" \200
・・・あのリップスの同曲を、スード・エコーがカバーしたシングル。スード・エコーってのもいかにも'80年代中期〜後期っぽいエレポップ・サウンドでなかなか好きなんですが、このカバーはわりとギターをフィーチャーした、バンド・サウンドなアレンジになっています。それなりにカッコイイんですけど、アメリカ向けな感じがしますね。B面「ライズ・アー・ナッシング」はマイナー調のニューロマ歌謡ポップ。個人的にはこっちの方が好き。
- デッド・エンド・キッズ 「初恋にレッツ・ゴー!」 ('77)
7" \300
・・・ニッチ本の32ページに写真が載っているシングル。原題は「HAVE
I THE RIGHT」。'64年にハニカムズがヒットさせた曲のカバーだそうです(知らんけど)。B面「あの娘にアタック」もそうですが、この♪デンデデンデデンデデンデ♪っていうリズムはホント多いね。BCRの専売特許みたいなもんだったのかな。スージー・クアトロにも多かったなあ。ジャケの右上のトコには「'77年、遂にとびだしたフレッシュ・アイドル、ローラーズを越えうる唯一のバンド、デッド・エンド・キッズ!!」などとかかれてます。BCRフォロワーってホントいっぱいいたのね。
- ロバータ・フラック 「やさしく歌って」 ('73)
7" \300
・・・これはもう誰もが知ってる名曲ですね。原題は「KILLING
ME SOFTLY WITH HIS SONG」。'96年にはローリン・ヒルがいたフージーズがカバーしてヒットさせていました。なんでこんなの買ったのかと言われると、まぁ特に理由もないんですが、僕が幼少の頃、母親がよく家でかけてたんです、これ。だからフージーズのを聴いたときは「懐かし〜」と思ったんですね。まぁ母親のはポール・モーリアだかパーシー・フェイスだかがやっていたインストのやつだったんですけども(^_^)。イージー・リスニングの。
続いて東部伊勢崎線に乗って越谷まで。「セカンド・マーケット・プレイス」というレコ屋。ここは初めて。駅からちょっと離れた、ちょっと閑散とした場所にチョコンとあります。小さいビルの2階にあります。1階はラーメン屋だったかな?
結構いいセレクトのレコ屋ですが、LPは全体的に高い。レアものをちゃんと知ってるな、という感じ。\2,000〜\3,000代のがかなりある。しかし“越谷”というと、どーしても「ホテル、ニュ〜越谷」というスネークマン・ショーのギャグが浮んでしまうな。
- ビル・シャープ 『ブルー・シャープ』 ('85)
LP \1,000
・・・フュージョン・グループ、シャカタクのキーボーディストのソロ・アルバム。エレポップ界では、「ゲリマンと共作した人」として知られてる(のか?)人。本作はA面は歌ナシのインストもので、予想通りというかなんつーか、天気予報チックな曲が並んでおります。で、B面は1曲を除き、ゲスト・ヴォーカリストを迎えた曲が並んでます。1曲目は件のゲリマンとの共作「チェンジ・ユア・マインド」で、これは7インチや12インチ、また共作アルバム『AUTOMATIC』にも収録されていましたが、どれとも違うミックスのヴァージョンで意外でした。フェード・アウトで終わらないし、サビ前のキック連打もないです。あと、リバーブとかも僅かに違っております。ゲリマン参加の曲はこれだけですが、BAは、ゲリマンのアルバムやハワジョンのアルバムにバック・ヴォーカルで参加しているテサ・ナイルズがヴォーカルの「フェイマス・ピープル」(本アルバムの原題でもある)で、これもなんてことはない普通のポップスなんですけど、いい曲なんですよ。いかにも'80年代中期というかMTVっぽいポップスなんですけどね。意外なめっけものでした。・・・というか、この2曲以外がしょーもなさすぎるのよ(^_^)。
- マティア・バザール 『ローマの休日』 ('83)
LP \1,000
・・・マティアはイタリアのポップ・グループで、一時期BBSでも話題になりました。アントネッラの甲高いボーカルが売りの、テクノっぽいサウンドのバンド。タイトル曲や「パレスチナ」という曲などの、こちら側の、“イタリアっぽい”というか“いかにもヨーロッパ的”なイメージそのままの曲調に惹かれます。ちょっとカンツォーネとかの要素とか下地があるんでしょうかね。日本で言うと“演歌ロック”みたいなもんなんでしょうか(^_^)。体に染み付いてるという意味のね。ベスト盤とかで既に聴いたことのある曲もあったので、アルバムとして聴いて新味はなかったですが、「私はビデオ」はテクノで好きです。で、本作は日本側でジャケを変更しており、日本製テレビの中にイタリアの建物(映画「ローマの休日」で使われた場所のようですが・・。何て言うんでしょ、ココ)の写真と、メンバーの写真が使われているというもの。思いっきり“TOSHIBA”というのが見えてます。裏ジャケはテレビの裏側で、オーディオ出力端子とか見えてます。「RGBマルチコネクター」とか書かれてます。ちなみに原題は『TANGO』。
- 矢野 顕子 「行け柳田」 ('77) 7"
\300
・・・アルバム『いろはにこんぺいとう』にも収録されている曲。冷静に考えると相当キワいわ、コレは(^_^)。別に要請されたワケじゃないと思うんですが、柳田および巨人の応援歌です。♪行け柳田
行け長嶋 よみうりジャイアンツ♪ですって。アッコちゃんと野球って、あんまり結びつかないんですけどね。ジャケも「よくやったなぁ」という感じです。B面「ハロー・ゼア」は「花祭り」をアッコちゃん流にアレンジしたもので、こういう曲の方が「らしさ」が出ますね。好きです、これ。本人と松武秀樹氏によるムーグの音色がすごく良い。いかにも黎明期、という素朴さで。この曲、アルバム未収録だったんですが今ではコンピCD等で聴けると思います。
その後、南越谷まで行ってから武蔵野線で国立まで。「ディスクユニオン国立中古センター」へ。こないだ行ったときチラッと見かけた“7インチボックス”という、7インチシングルを収納するボックス、という段ボール箱が売ってて、それが欲しくて行ってきました。三つ買いました。シングル盤の整理が出来て快適。MADE
IN USA。
- 橋本 一子 『ビューティ』 ('85) CD
\735
・・・2ndで、渡辺香津美プロデュース。う〜む、2人して時期は違えどYMOのツアー・メンバーですな。美しいジャケ写が素晴らしいこのアルバムは、前作『ichiko』に収録されていたようなピアノ・ソロの曲、それと歌ものが収録された作品。歌は、悪くはないんですけど、どれも「もうちょっと何かが欲しい」という感じ。この人の歌モノってみんなそうなんですよね。う〜む。嫌いではないんですけど。後にセルフ・カバーした「ナジャナジャ」はわりといいかな。中盤のストリングスがいいですね。Mの「リラックス」みたい。あと、「きつね」はかなり妖気漂う民謡調の曲で異色。しかし、声質がdip
in the poolの甲田益也子嬢に激似。他、クラシックっぽいピアノ曲(オリジナル)が何曲かあるんですが、個人的にはそっちの方が好きですね。「ペガサス」とか「ロマンティック・ブルー」とか、素晴らしいです。教授のピアノ曲とか好きな人にもオススメ。
- MICHAEL DES BARRES 『I'M ONLY HUMAN』
('80) LP \1,344
・・・「ストレンジ・デイズ」No.6、124ページ参照。元シルヴァーヘッド〜ディテクティヴのヴォーカリスト。「とことんニッチなデ・バレス氏」なんて書かれ方してますが、シルヴァーヘッド時代は結構人気あったみたいですよ、この人。いかにもグラム・ロックないでたちで。「ニューミュージック・マガジン」の'73年11月号では内田裕也(シェケナ)との長い対談が掲載されており、読み応えあります。まぁ中身は大したこと言ってないですけど(^_^)。で、本作は“ロック・シンガーのアルバム”という感じですね。ノリノリでスタンドマイク振り回してるような光景が浮かびます。これと言ってどうこう言うようなタイプの音楽ではないですが、けっこう好きですね。ノッちゃいました。しかし、この人のザ・パワー・ステーションでのロバート・パーマーの代役には、当時ビックリして「誰が見るんだ」と思ったものですが、今となっては逆にロバパーのパワステよりも見てみたい気がする(^_^)。その縁もあって、アンディ・テイラーも参加したソロを'86年にリリースして以降、アルバムは出してないようで、ここ数年は俳優として活動しているみたいですね。さすがに老けたなぁ。
- NUTZ 『NUTZ』 ('74) LP
\1,470
・・・ニッチ本、109ページ参照。文中に“ハード・ロック・バンド”とありましたし、裏ジャケのメンバー写真もソレ風。だもんで大して期待してなかったものの、これはなかなか手堅い。ハード・ロックとは言えないんじゃないでしょーか。良質なブリティッシュ・ロックですよ。歌も綺麗にハモる部分が多くて気持ち良いし、第一ヴォーカルが甲高い声ではないところがよろしい。バンドは'80年代になってまったく同じ4人で“RAGE”と改名してへヴィメタ系として活動した模様。興味なし。
- ISIS 『ISIS』 ('73) LP
\1,344
・・・「ストレンジ・デイズ」No.5、169ページ参照。8人のメンバー全員が女性というファンク・バンド。ホーンが3人、パーカッションもいます。なぜにこのようなアメリカの、しかもどファンクなアルバムが“ニッチ”なのか理解しがたいですが。メンバーは全員、ジャケで全身銀粉でヌードになっており、素顔がよく分かりません。黒人もいるみたいですね。・・・しかしみんな垂れパイですなぁ(+_+)。しかも外向きの・・・ってどーでもいいんですが。で、これ、僕が買ったのはイギリス盤だったんですが、当時の雑誌によると国内盤の邦題は『豊穣と死の女神』だったんですと。1ページの広告もありました。コピーが“シルバーロック”って・・・。しかも各曲の邦題も、「Bitter
Sweet」という曲が「エロスは死の香り」、「April
Fool」が「悦楽の春」で、「Do The Football」が「官能の遊戯」だったりと、ムチャクチャ。これ、こないだ下北沢に行ったとき3枚も発見しました。全然レアじゃないみたい。