PAUL'S RECORD CRAZE DIARY - #30-#32
(ポールのバカ買い日記-第30〜32回)
ポールって誰だなんて言わないで下さい。ポール・フランクこと荒特派員です。僕も結構レコード買いますが、いゃ、もう凄いです。脱帽です。ファンレーターは、junya-ara@mtc.biglobe.ne.jpまで。
(Sorry! Japanese Only)
第32回
<02/24/01 (土)>
- ジョゼフ・ランザ・著、岩本正恵・訳 「エレベーター・ミュージック〜BGMの歴史」 ('97)
Book \3,140(定価\2,940+送料\200)
・・・この本は、「電子音楽イン・ジャパン」の“参考資料一覧”のページに載っていて、気になって買ったモノ。タイトルにある通り、イージー・リスニング、ムード音楽、環境音楽、ニューエイジ・ミュージック、ヒーリング・ミュージック等々、いわゆる「BGM」(大手有線放送会社「ミューザック」にちなんで、“BGM=ミューザック”と、半分バカにした意味を含めてそう呼ばれているらしい)について分析し、どういうアーティスト達がBGMを作ってきたか、また実生活にどれだけの影響を及ぼしてきたのか等を検証した、とにかく圧倒される本です。ミッシェル・ルグランやフランク・プールセルあたりはさすがに知ってますが、それ以外にも「こんなにたくさんいたのね」と思うほどこの世界は深い。また、帯に「モンド〜各音楽ファン、音楽・関連業界人必読」と書かれているように、モンド・ミュージックでも紹介されていた、エキゾチックものに関する「マイタイ・メロディーとスペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージック」の項が個人的には一番楽しく読めた部分。レス・バクスターやマーティン・デニー、ほか同項ではペリキンにもチラッと触れています。また、「メタ・ロック」の項では『EZリスニング・ディスク』をリリースしたということで、マーク・マザーズボーへのインタビューも載っています。それ以外で面白いのは、ミューザックが人に及ぼした影響についての記述。ハワード・マーティンという“BGMトレンド・セッター”が言う「音楽には気分や態度を変える力がある」という言葉にすべて集約されますが、例えば「ロスのセブンイレブンでは、店にたむろする若者を追い払うためBGMをクラシックに変えた」とか、「ピッツバーグ空港で、BGMをブライアン・イーノの『ミュージック・フォー・エアポート』に変えたら、不安を訴える苦情が殺到した」とか(これワラッタ^_^)、他にも、この店ではこういうBGMにしたら商売繁盛したとか、いかに生活にBGMが密着しているかというのを実例を挙げて書いているのに感心させられます(すごいリサーチ力)。「ホタルの光」が流れると「閉店だ。店を出なければ」と思うのと一緒ですね。ですが逆にBGM・ミューザックがキライという人も多々いるわけですけどね。テッド・ニュージェントがその辺をうまくイメージ戦略に起用した(結果としてそうなった?)というのも面白いですね。まぁしかし、全300ページ弱、ジャケ写もちょっとだけで文字ギッシリのこの本、(毎日読んでたわけではないですが)読破するのに1ヶ月以上かかりました。労作。時間のある時、チャレンジしてみてはいかが。
久々に行った「BOOK OFF新所沢店」へ。このCD2枚と、内田春菊の自伝小説「ファザーファッカー」(\840)を購入。3時間ほどで一気に読了。タイトルからしてどんな内容だか想像がつくと思いますが(映画化もされた)、想像を絶するムゴイ内容に絶句しました。「プラトニック・セックス」どころではないよ、これは。
ちなみに、春菊さんの子育て漫画「私たちは繁殖しているイエロー」にはチラッとサエキけんぞう氏が出てきたりしてます(春菊さんの子供はサエキ氏とプロモ・ビデオに出演したそーだ)。これすごくオモロイですよ。文庫本の表紙デザインは立花ハジメ氏。他に「私たちは繁殖しているピンク」、「同ブルー」も出てますが、全部ハジメ氏デザイン。春菊さんはミュージシャン仲間も多いのね(自分でもバンドやってたっけか)。
- トム・トム・クラブ 『ブーム・ブーム』 ('88)
CD \997
・・・3rdで、5年振りにリリースされたモノ。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコの「宿命の女」を、ルー・リード本人のギターと、デヴィッド・バーン、ジェリー・ハリスンを迎えてカヴァーしている(これではトーキング・ヘッズ&ルー・リードという感じですがな)というのが売り。あとボブ・ディランのカヴァーもあり(ボブ・ディランは大キライなのでどーでもよい)。他、ロビン・スコットのアルバムにも参加していたウォーリー・バダルーがシンクラヴィア等で参加。全体的には1st、2ndと比較するとツライ出来。単調です。エイドリアン・ブリューがいれば・・・とも思う。前の2枚にあった“あそび”的な部分がなくなってます。真面目に音楽してる分だけつまんなくなってる、というのは何故に。マライア・キャリーがサンプリングしたくなるような曲も見当たりません。
- トム・ジョーンズ 『快楽天国』 ('94)
CD \1,312
・・・AONの「キッス」でもおなじみのトム・ジョーンズのアルバム。この人、僕はずっと前から小堺一機と関根勤がやってるラジオ番組で二人がよく曲をかけてたので、よく知ってます。007のテーマ「サンダーボール」(バックの演奏が仰々しくてスゴイ。ちなみに関根勤は「ミートボール」という替え歌を歌っていた^o^)とか「デライラ」とか、顔は知らなかったんですがクドい歌声は耳馴染みです。で、このアルバムはトレヴァー・ホーン、ユース、フラッド、808ステイト等のテクノ勢と、テディ・ライリー(マイケル・ジャクソンの『DANGEROUS』とかもやってた大物)やDJバトルキャットなどのR&B勢がバックを固めています。あと、何故かジェフ・リンも1曲書いてます。トレヴァー・ホーンがプロデュースした「恋はメキ・メキ」はさすがにかっこいい出来で、素人の女の子50人が次々に写るシーンが思い浮かびます。あと、ヤズーの「シチュエーション」もやっており、こんなにもトム・ジョーンズに合う曲だとは思いませんでした。
<02/27/01 (火)>
仕事帰りに久々に上板橋の「ミスズレコード」へ。店内がちょっと改装されて、店の奥の方で古着などを扱うようになってしまっていた。・・・いやな予感。
- 渡辺 香津美=ミッキー吉野 『カレイドスコープ』 ('78) LP \1,680
・・・二人を中心に、けっこう豪華なメンツを揃えたセッション・アルバム。FM東京の番組「デンオン・ライヴ・コンサート」の200回記念スペシャルとして企画された、とのことです。主要メンバーは二人の他、ゴダイゴのスティーヴ・フォックス(B)とトミー・スナイダー(Dr)、教授のプロデュースでアルバムを出していた女性ジャズ・ヴォーカリスト酒井俊、まだムサい土屋昌巳、サンセッツの井上憲一、時には母のない子のカルメン・マキ、ブルース・クリエイション(だっけ?)の竹田和夫などなど。ちなみにこれが裏ジャケ。後列左から3番目がツッチーホラーショウです。前列でトミー・スナイダーの右にいるのが酒井俊ですね。内容は、A面にハンコックの「処女後悔」、ウォーの「世界はゲットーだ」、スティービー・ワンダーの「アス」のカヴァー。B面は渡辺香津美+ミッキー吉野の共作で、タイトルにもなってる大作1曲を収録。熱くなりそうでならない、ちょっと中途半端な曲。
- 憲司、香津美、勝敏&潤史 『ギター・ワークショップ』 ('77)
LP \1,680
・・・大村憲司・渡辺香津美・森園勝敏・山岸潤史の4人それぞれを中心にしたバンドによる曲各2曲ずつと、ラストに4人が集合した曲1曲を収録した全9曲のフュージョン・アルバム。大村憲司バンドに教授がエレピなどで参加。ドラムは村上(ポンタ)秀一で、ベースは高水健司という知らない人。まぁ、フュージョンですわ。それしか言えましぇん。山岸潤史バンドの「GROOVIN'」には山下達郎がコーラスで参加。う〜ん、いかにも'70年後期というメンツですな。
- S-KEN 『ギャング・バスターズ』 ('83)
LP \1,785
・・・プロデュースは本人ですが、細野さんが“Sound
Cordination”として参加しています。また、タイトル曲のACとBA「ダイヤモンドの夜空に」でアレンジ、キーボード、リン・ドラム、ベース(BAのみ)で参加しています(作曲はS-KEN)。この2曲は録音もL.D.K.スタジオを使っており、尚且つリン・ドラムですし、いかにも当時のYEN的なサウンドになっており、思わず悶えます。ライナーには小っちゃくて白黒ですが細野晴臣さんの写真もアリ(痩せてる〜)。他はみつわ(東京ブラボーの人だっけ?)、元フリクションのチコ・ヒゲ、小玉和文、梅津和時等が参加。レゲエ、ルンバ、スパイ映画風な曲、昔の歌謡曲風と、色々なタイプの曲をやっとります。・・・が、やっぱりこの人、歌はどうもね〜・・・。
続いて隣駅のときわ台に行って「高田書房常盤台店」へ。さっき行った「ミスズレコード」で買った『ギター・ワークショップ』が\400で売っていた(美品)。怒&悲。
- Wha-ha-ha 『死ぬ時は別』 ('81) LP
\500
・・・坂田明、小川美潮、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの千野秀一、「電子音楽イン・ジャパン」にも載っていた神谷重徳の4人による異種混合バンド。内容は、メンツから予想される通りのシッチャカメッチャカなモノ。坂田的なフリーの部分と、神谷重徳によるシンセ、千野という人はよく知りませんがソコに美潮嬢のフンニャカ声が被さるという・・。それぞれが好き勝手にやってる感じがしてまとまりには欠けますがオモロイでござんすねぃ。BAのオリエンタルなシンセはかなり教授っぽくて、絶対意識してるはず(昔は教授とケンカしたというのに)。ABはフュージョンっぽいが、チャクラの「いとほに」と同じく、難しいメロディーにピッタリくっついて歌っている美潮嬢のヴォーカルが素晴らしい。あまり期待してなかったんですが、予想以上に面白かった。
- HOT BUTTER 『POPCORN』 ('72・'73/'00)
CD \1,786
・・・「モンド・ミュージック」等でも紹介されていたムーグ系グループ。メンバー6人中、3人が巨漢。'72年の『ポップコーン』と'73年の『ホット・バター(カッパマキ)』を2in1でCD化したもので、シングル曲も追加。なぜか『ポップコーン』に収録されていた「パイプライン」がカットされています。カヴァー曲が多いので、聴いてると「あ、これ知ってる〜」というのがたくさん出てきます。「Space
walk」はちょっとファンキーなフュージョンという感じで、この中では異色ですが面白い。でもペリキンなんかに比べると、バンド演奏だし特に凝ってもいないのでショボいですけどね。「電子音楽イン・ジャパン」では“「シンコペイテッド・クロック」のコミカルな時計音によるカヴァーが面白い”とありましたが、時計音なんてどこにも出てきませんが。
<02/28/01 (水)>
今日も仕事帰りに寄り道。川口の「イエローポップ」へ。以前はダイエーの中にあった店が広くなって独立。渋谷や下北沢にもあるレコ屋ですが、品揃えの傾向は近いです。
- プロパガンダ 『ワン・トゥー・スリー・フォー』 ('90)
CD \840
・・・4人中3人が脱退し、新たに新ヴォーカリスト(クラウディアと違いクセのない透明感のある声。でも矢印鼻は似ている)と元シンプル・マインズのメンバーでもあった2人を迎えた新生プロパガンダの(唯一の)アルバム。C「愛の言葉を」ではデヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)がギターを、デヴィッド・ペイトン(元パイロット)がベースを弾いており、ABの2曲ではハワード・ジョーンズ(ベジタリアン)が作曲とコーラスで参加(Bの方はけっこうカッコイイ曲)。他にもメル・コリンズ、ピノ・パラディノ、ウィリアム・オービット、サイモン・クラークなど、メチャメチャ豪華なゲスト陣。ミキサーはゲイリー・ランガンで、スペシャル・サンクスの欄にはブルース・ウーリーやティアーズ・フォー・フィアーズのローランド・オーザバル(新譜はなぜかソロ名義に変わった)、レッド・ボックスのサイモン・トゥールソン・クラーク等の名が。ムムム。これだけ読むと聴きたくなるでしょ。でもね。大したもんじゃないですよ、これが(^_^)。Fみたいなあからさまに1stの1曲目を意識したような長尺インストはまぁ予想通りなのでいいでしょう。でもね。プロパガンダ名義なのに全然「らしく」ない曲が多い。こんだけ違う傾向のサウンドで、しかもメンバー全然違うんだったら、何故別名義にしなかったのか。えぇ?
マイケルさんよ。
- アイスハウス 『マン・オブ・カラーズ』 ('87)
CD \1,680
・・・これはあまり見かけない日本盤CD。'80年代中期〜後期のCDってなかなか再発されないので結構探してるモノがありますね。で、これはたしかLPでも持ってたような気がする(記憶曖昧)アルバム。冒頭の曲からしてすぐ分かりますが、全体的にモロに後期ロキシーしてます。歌い方もブライアン・フェリーそっくし。ですので、特に個性のない音ですが、キライではない世界です。曲としてはA「エレクトリック・ブルー」が良い。タイトルから想像するほどテクノしてるわけではないですけど、メロディーがよいです。
- 藤村 美樹 『夢恋人』 ('83) LP
\1,680
・・・細野さん、ユキヒロ氏、大村憲司、慶一氏を除くライダースの5人、矢口博康等の豪華メンバーが参加した、元キャンディーズのミキちゃんのソロ。僕はキャンディーズ世代ではないので個人的にはまったく思い入れがありません。しかし細野さんには思い入れがあったのでしょうか、やたら力の入った素晴らしい(でも歌うのは難しそうな)曲を書きまくっています。A@「仏蘭西映画」、細野さんの作編曲。歌いだしから「オォ〜」と唸ってしまいました。サビの部分でも「このメロディーはどうやって元の位置に落ち着くの〜」と思ってしまうようなフラフラした曲展開がスゴイです。曲をもらったとき多分ミキちゃんは頭を抱え、もう一度普通の女の子に戻りたいと思ったことでしょう。AAは本人が書いた曲をユキヒロ氏がアレンジ。3拍子の哀愁モノ。ABはシングルにもなったタイトル曲。中森明菜+ウルトラヴォックス。AC、またしても細野さん作編曲。これまたヒネたメロディーのアラビック・テクノ歌謡です。ADも同傾向のシングルB面だった曲。B@は本人の作で、またユキヒロ氏アレンジの歌謡曲〜GS調。BAは驚いたことにチャボこと仲井戸麗市氏の作曲で、白井良明氏編曲。意外なことにまっとうなポップスしてる。チャボもキャンディーズのファンだったのかな。BBは本人作、白井氏編曲。アフリカしてます。BCも本人作で、こっちは大村憲司氏編曲。3連のオールディーズ系ポップス。BDも本人作でユキヒロ氏編曲。シンセの音色がこの当時の幸宏してますね。『薔薇色』〜『四月の魚』あたりのサウンドです。ところでこのアルバム、'94年にCDで再発売されました(当然現在は廃盤)が、なんと初CD化は'85年なんですね〜。ご存知でしたか?何枚売れたんだろう。
- JEAN-JACQUES PERREY & DAVID CHAZAM 『ECLEKTRONICS〜THE
NEW ELCTRO POP ALBUM』 ('98)
LP \1,470
・・・「電子音楽イン・ジャパン」にも載っていた、ジャン・ジャック・ペリーとデヴィッド・シャザム(って誰?)との共作。タイトルに“NEW
ELECTRO POP”とありますが、'98年作と言えどもほとんど昔と変わらぬサウンドというのにオドロキ。というのも、昔はテープ・ループでやっていたペリキン・サウンド(ダック・ヴォイスとか)をサンプリングして、リズムとして全編に配してあるのですから当然と言えば当然ですね。スピーク&スペルらしきマシン・ヴォイスも聴けますが。しかし、この妙にノベルティっぽい曲調まで昔のままというのもスゴイものです(全曲オリジナルなのに)。全7曲で30分強しかないというのも何とも・・。
- 立花 ハジメ 「一人のエジプト人」 ('83)
7" \1,050
・・・『Hm』からのシングル・カット。これは、『YEN
BOX VOL.2』のライナーによると、西武系列のレコード店のみで売られていたとのこと。『Hm』のジャケと同じ写真を使ったシングルもあるようですが、こちらはサンディー・オニールの「ミステリー・ナイル」や、“電子音楽イン・ジャパン”の326ページに載っていた松武秀樹『ピラミッド・パワー/瞑想』と同じ、ピラミッドとスフィンクスによるジャケ。中身はA面が「SEX
SYMBOL STRIKES BACK」で、B面が「二人のエジプト人」となってますが「AB1013」です。当時“西武エジプトフェア”のCMに使われてましたが、登校前に見ていた“ズームイン朝”でよくこのCM流れてました。
- 一風堂 「ふたりのシーズン」 ('82)
7" \840
・・・これは探してました。現物見るのは初めて。ゾンビーズのカヴァーで、個人的には一風堂の曲の中ではベスト3に入るくらい好きな曲。とにかくアレンジがカッコイイ。ゾンビーズの原曲をかなり後になって聴いたときは「ぅわ。こんなにトロいテンポの曲だったのか」と驚いたものです。B面は「I
NEED YOU」で、「すみれ〜」の後にA面となって再登場した曲ですね(あのシングル・カットはEPIC側の“何でもいいから今出しとけ”という姿勢がミエミエでイヤでした)。ちなみにこのジャケ、“サウンドール”の一風堂特集で見たジャケと違うんですよね(ベストCDのライナーに載ってるのとは同じ)。“サウンドール”のあのジャケは一体なんだったんだろう。
- 見岳 アキラ 「君は完璧さ」 ('82) 7"
\735
・・・これは実は持ってるんですが、一応トレード用ということで。カルチャー・クラブの同名曲のカヴァーです。ほとんど原曲と変わらないレゲエ調のアレンジで、詞は一部をのぞいてほぼ日本語。冒頭のスローな部分は♪このまま〜眠ろうか〜♪という感じで始まり、ちょっと腰砕け。この人、結構イメージと違って甘い声なんですよね。まぁ、トホホな感じのテクノ歌謡ですが、かなり早い時期に取り上げてたんですね。B面は「DAYBREAK
PAVEMENT」という曲で、別にテクノという感じでもない歌モノです。
- 武川 行秀 「トゥナイト」 ('84) 7"
\630
・・・ゴダイゴ解散後に出したアルバム『泥棒日記』からのシングル・カット。アレンジは鷺巣詩郎で、ゲストとしてラウドネスの高崎晃がヘビーなギター・ソロを披露してるのが売りでした。以前のタケカワ氏的なポップなものではなく、ハード・ロック的なものが(本人は)やりたかったみたいなんですが、・・・ど〜もね。“意欲が空回り”とは誰かが使っていたフレーズですが、まさにソレ。今聴いてもモタツキ気味のリズム(打ち込みですが)とヴォーカルがちょっとね。B面「テイク・ア・チャンス」の方がこの人らしくて好き。終り方が中途半端だけど。
- ブレッド&バター 「特別な気持ちで」 ('84)
7" \420
・・・これは「電子音楽イン・ジャパン」の「日本の電子音楽/シンセサイザー・レコード」のページで知ったシングル。詳しい解説はソチラをご覧下さい。で、スティービー・ワンダー自身もやった、ということで「どの曲だろう」と思ってたら、原題が「I
JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU」なのですよ。そーです、あの♪アイ
ジャスコ〜 トゥセ〜 アイラ〜ビュ〜♪という超有名曲だったのです。これ、ブレバタ用に書いた曲だったんですね〜。細野さんのアレンジも、らしくて良いです。B面「引き潮カフェ」はオリジナルで細野さん不参加ですが、すごくいい曲です。ブレバタってもっとフォークとかニューミュージックっぽい感じかなと思ってたんですが、コード進行とか結構オシャレで洗練されてる感じなんですよ。結構いいんですよね。長いこと活動してるわりにはヒットもないし再評価もされませんが(^_^)。YMOが参加したアルバム『レイト・レイト・サマー』に収録されている「THE
LAST LETTER」は高橋ユキヒロ作詞、細野晴臣作曲で、これまたオシャレで大好きな曲です。
- 加藤 登紀子 「映画“会議は踊る”より〜唯ひとたびの」 ('82)
7" \420
・・・角刈りお登紀さんのアルバム『愛はすべてを赦す』からのシングル・カットで、教授がピアノ、シンセ、ギター、ドラムと、すべての楽器を担当しています。曲は'30年代の曲です(よく知らん)。B面はアルバム・タイトル曲。こちらは'20年代の曲で、教授のピアノをバックに角刈りお登紀さんが朗々と歌いあげています。教授と角刈りお登紀さんのコンビは2枚アルバムを出していて、2枚目の『夢の人魚』の方は上野耕路氏も参加しており、「酒場の唄」では教授と角刈りお登紀さんのデュエットも聴けます。教授のボソボソ声がいい感じなのです。
- 和田 加奈子 「Creation My Heart」 ('86)
7" \420
・・・これは探してたシングル。坂本龍一作曲編曲。「東京クリエイション'86」というイベントだかなんだかのテーマ曲ということで、たぶんヒットを狙ったんでしょう。明るく前向きな(^_^)、いい曲です。いかにも教授が手掛けたヒット・ポップスという感じで非常にヨロシイ。女の子数人による“Hey!”というコーラスが入ってるんですが、AONの「レッグス」の雄叫び“Le〜gs!”かと思った(「G.T.U」でサンプリングしてたし)。『未来派野郎』に近い時期の曲だけに、アレンジにちょっと名残がある気もしますね。でもいい曲なんだけどな〜。本人の知名度のせいもあってか全然ヒットしませんでしたね〜(オリコン100位以内にも入らず)。結構美人の、活発そうなお姉さんですが、顔に似合わず歌は上手い。正統派。きっとマジメな人なんでしょう。レッスンしました、ちゃんと腹式呼吸で歌ってます、という感じです。B面は教授の曲ではないです。
- マライア 「マージナル・ラヴ」 ('81)
7" \420
・・・マライアのシングルなんてあまり見かけない(というか別に探しもしないけど^^)ので、レアだかよく分からんのですがとりあえず購入。日立Lo-D
SOUNDのCMソングだったようです。聴く前は、「フュージョンみたいなモンかな」と思ってたんですが、ダミ声で歌うヴォーカル(英詞)とメカニカルなサウンドは、ほとんどボディ系。意外でした。作曲は清水靖晃氏。B面は「LADY
OF THE FIRST WATER」という曲で、なかなかカッコイイ歌モノ。誰が歌ってるか分かりませんが、声質がちょっとヒムロックしてます。
- ヘブン 17 「レット・ミー・ゴー」 ('83)
\735
・・・アルバム『ラクシャリー・ギャップ』収録曲。そのアルバムは持ってますが、この曲は印象薄かったな。同アルバムでは、やっぱり「テンプテーション」の方が印象強いですね。で、こっちは哀愁のファンキー・ニューロマ調。シングルにしてはちょっと地味かな。B面は同曲のインスト。安直。本盤は白レーベルのサンプル盤だったのですが、B面の方には“演奏”と書かれたシールが貼られていました。“演奏”=“インスト”、という意味でしょうか。いくらなんでも。
- イアン・ミッチェル・バンド 「ピーカブー・ラヴ」 ('80)
\420
・・・「テクノポップ/エレポップ」本でも紹介されていたアルバムからのシングル・カット。A面は特にテクノでもなんでもないロックンロール。ライヴ仕様になっており、全編に歓声のようなものが被さってる。逆に寂しいものが。B面「愛を抱きしめて」はバンドのオリジナル曲で、こっちの方が全然良い。ラジオ向けの爽やかポップス。・・・しかし鈴木祐氏ってローラーズ周辺を推すなぁ。
その後、駅の反対側にあるという「BOOK OFFT川口店」に向かうものの、「イエロー・ポップ」のある辺と正反対の閑散とした住宅街で、「ホントにこんなトコにあんのかいな」と思いつつ行ったり来たりで30分以上迷う。しばらくしてやっと発見。けっこう駅から遠い。でも、CDは収穫ゼロ。で、仕方ないので本を物色。内田春菊「ファザーファッカー」(映画版のノベライズで写真入り)と、その「ファザーファッカー」の続編「あたしが海に還るまで」を購入。春菊さんって・・。
で、帰ったらhmv.co.jpにオーダーしていたCD3枚と、本屋さんにオーダーしていた本が到着。
- MIDGE URE 『NO REGRETS〜THE VERY BEST OF』
('00) CD \1,040
・・・ミッジ・ユーロのベスト盤。前半がソロや共作で、後半が'85年と'88年のライヴというマニア向けの内容。ミック・カーンとの「アフター・ア・ファッション」(名曲!ダリズ・カーよりこっちの方が全然好きです)とB面のミック色が強いインスト曲「テクスチャーズ」が収録されてるのが嬉しい。他にもデヴィッド・ボウイの「世界を売った男」のカヴァー(原曲聴いたことないですが・・・)、ヴィサージの「フェイド・トゥ・グレイ」のスタジオ・リハーサル・テイク(なんとギターがミック・ロンソン)等も収録しており、マニア感涙。後半のライヴでも「アフター・ア・ファッション」をやってます。UVの「オール・フォール・ダウン」もかなりケルト色強いアレンジでやってます。
- RAYMOND SCOTT 『SOOTHING SOUNDS FOR BABY
VOLUME2〜6 TO 12 MONTHS』 ('00)
CD \1,039
・・・「電子音楽イン・ジャパン」でも紹介されていた、レイモンド・スコットによる“赤ちゃんのための電子音楽”集の第2弾。第1弾はだいぶ前に買ったのですが、2・3弾は買ってなかったので今回買っときました(すぐ廃盤になりそうだし)。本作も1弾と同じような簡易電子音楽で、どこが赤ん坊用なの、という感じなのです。キコカコキコカコという感じのリズムが延々と鳴る上をホニャ〜としたメロディーが乗る、というようなモノ。変なのはBの「TOY
TYPEWRITER」という曲で、ずっとカッカッコココココッコッ♪というリズムが延々と鳴っており、それをエフェクト処理してる(シンセのハイパス、ローパスをいじってるような)のが17分も続く。メロディーなし。ま〜確かに赤ちゃんは寝ちゃうだろーけどさー。
- RAYMOND SCOTT 『SOOTHING SOUNDS FOR BABY
VOLUME3〜12 TO 18 MONTHS』 ('00)
CD \1,039
・・・で、こちらが第3弾。12 TO 18 MONTHSということは、1歳〜1歳半のお子様用、ということなんでしょうが、3枚を聴き比べても音にどのくらい差があるのかハッキリしません(^_^)。@は「TIN
SOLDIER(ブリキの兵隊・・・おもちゃの兵隊だったっけ?)」。聴けば「あ、これ知ってる〜」と言うでしょう。Aはイノヤマ・ランドの「GLASS
CHAIM」にかなり近い感じのほのぼのした曲。Bはブンチャブンチャブンチャブンチャ♪というリズムが、イヤでも「ひょうきん族」で、たけしとさんまがカブリモノ姿で行進しているシーンを思い出してしまいます(^_^)。全3曲31分。短いです。
- ビリー・バーグマン+リチャード・ホーン著、若尾
裕訳 「実験的ポップ・ミュージックの軌跡〜その起源から80年代の最前線まで」 ('97)
Book \2.625
・・・これは、'85年に書かれたものを、'97年に翻訳して日本で出版した本です。「実験的ポップ・ミュージック」というのは、'97年刊行時の補説でも触れていますが、ロックやポップ・ミュージックが、“ミニマリズム”、“非西欧音楽”、“テクノロジー”と融合したもの、ということらしいです。“ミニマリズム”はライヒやグラスなどのミニマル・ミュージックからの流れでイーノらの環境音楽やクラフトワークの反復リズム等が生まれたということ、“非西欧音楽”は、トーキング・ヘッズがアフリカ音楽を取り入れたこと、もっと遡ればビートルズがインド音楽を取り入れたことなどを挙げています。“テクノロジー”はもちろんシンセ等のことでもありますが、それ以前のジミヘンによるギターサウンド、レコーディング・スタジオの進化なども取り上げています。1ページ程度ですが“テクノ・ポップ”という欄もあります。全体としてはライヒやグラスなどの現代音楽、ローリー・アンダーソンやデヴィッド・ヴァン・ティーゲム、メレディス・モンクなどのパフォーマーらに関するページが大部分を占めており、わりと淡々と書かれてて、著者の主観を入れず(ないわけではないですが)、ただ歴史的な事実を追っていったという感じが強く、たまに世界史などの教科書を読んでるような気分にもなります。「あぁ、またこれか。これはもう知ってるよ。色んな本に書かれてたからなぁ」という部分も結構あるし、逆に「その辺もうちょっと詳しく書いてほしいんだけど」という部分もあります。「この辺の音楽に関して、まったくのシロートです」という人には結構いい本かも。'97年の補説もありますけど、'85年のだからちょっと古いですね。
<03/03/01 (土)>
床屋と本屋に行ったついでに「BOOK OFF川越バイパス店」へ。
- タケカワユキヒデ 『ベスト・アルバム』 ('92) CD \1,312
・・・タケカワユキヒデ本人曰く、「知らない間に発売されていたアルバム」。これは以前Q盤として廉価再発された方を買ったんですが、透明なプラケースになってしまって、裏ジャケがなくなってしまったんです。で、マニアとしてはやはり初回盤が欲しいぞ、と(^_^)。ライナーも再発盤と違い曲解説などがあってお得。嬉ちい。内容は、やはり初期の曲が中心で、未CD化時代のが少ないのが(本人同様)悔やまれる。でも、カーステではよく使わせてもらってます。
第31回
<01/21/01 (日)>
CD NOWに注文していたCDが到着。注文したのは17日。さすがに売れてるモノは早い。hmvに12月に注文したのがまだ来ないというのに(▼▼メ)。
- LOVE PSYCHEDELICO 『THE GREATEST HITS』 ('01) CD
\3,425
・・・宇多田、林檎に続き、久々に“売れてる”CDを買いました。英語の発音がいい(日本語まで英語に聴こえる)女性Vo.のKUMIと、佐藤直樹の二人組。ラジオでシングルの「Your
Song」がかかり、一発で気に入ったのです。CMでもよくかかってました。その「Your
Song」ももちろんいいですが、他にもB「Last
Smile」やC「I mean love me」あたりもかなり好き。ヴォーカルにすごく特徴があるので、それが気になって逆に全部同じように聴こえてしまうのも確かですが。ヴォーカルの録り方にももうちょっとヴァリエーションがあった方がいいかも。でも、面白いですね。久々に“チャートもの”では気になる存在。でもテレビには一切出ないそうですが。あと、「ストレンジ・デイズ」2001年2月号にインタビューが載ってましたが、佐藤直樹の発言で「(KUMIは)重力が1.5Gぐらいの感じ」とか「(KUMIと自分の)頭がMIDIかなんかでつながってるんじゃないか」とか、けっこう“イタい”発言がところどころで出てくるので、その辺には今後も要注目です。
<01/22/01 (月)>
13日にGEMMに注文したレコが無事到着。GEMMには1年ほど前に何回かチャレンジしてはみたものの、どうしてもオーダー画面に行けず諦めてたんです。で、しばらくぶりにアクセス(って言い方まだするのか?)してみたら、なにやら日本国旗のマークが。「お、これは」と思いクリックしたらメールが開き、質問メールを送ってみたのです。で、その返事を読んで(なぜか「久美子」という女性からだった。一瞬エロページ宣伝メールと勘違いしてしまった)、無事オーダーすることが出来ましただよ。サンキュ〜久美子(破産)。で、今回買ったレコ屋は、ドイツはハンブルグのFun Recordsという所。いや〜、今更ながらネットのスゴさに感動。遠出したりレコ屋で発見するのもやめられないけど、どうしても見つからないのは仕方ない。ネット・ハンティング(ネトハン)にもハマりそう。こわい。
※(尚、GEMM等を通して買った輸入盤の値段は、カード会社の明細書を元にして日本円に換算して送料込みの値段を載せています)
- RIGHEIRA 『BAMBINI FOREVER』 ('86)
LP \2,588
・・・大大大好きなイタリア(たぶん)のテクノポップ・ユニット。BUGGLEさんが以前買った12インチ「HEY
MAMA」でも買おうと思ってGEMMにて検索してたら、どうも見なれないアルバムがリストにあり、「う〜ん・・・同名別バンドでもいいや」と思い、即注文。来てみたら、これはまさしくあのRIGHEIRA。歌はほとんど二人のユニゾンで1stと同じ。ULTRA-MINORのページに書いたとおりジャケは呆れたモノです(封を開けて数秒間は無言に)が、内容はまぎれもないRIGHEIRA節満載よ!A@は「WE
WANNA BE PUNK」などという、パンクのパロディーみたいな曲で思わずズッコケちゃん(byドリフ)になってしまうものの、AA「3-D」は1stに入っててもおかしくない名曲!!
サビの、マイナー調で、しかもポップで憶えやすいメロディーにはグッときます。♪トレ〜ディ
トレ〜ディ♪ 続く「OASI IN CITTA」は、なぜかイントロとサビがスパークスの「ジャスト・ガット・バック・フロム・ヘヴン」そっくりなのです。でも良い曲。あとAD「ARRUINADO」も1stに入っててもいい曲調。イントロのシンセのフレーズ、ホントいいわあ〜。つい何回も聴きたくなりまふ。もうテクノポップとしか言えんです。B@は「ITALIANS
A GO GO」という曲。・・・あ、じゃあやっぱりイタリアなのね。BC「ADELANTE」は「NO
TENGO DINERO」の続編的な曲調。この、軽快でポップなのに何故か哀感漂ってる、ってのがなんとも跡を引くのですわよ。いや〜しかし、'86年つーからちょっと心配してたんですが、いい意味でほとんど1stと変わってないサウンドで安心しました。ますます好きになってしもた。僕チンに金と地位と名誉があれば、“POP
ACADEMY/ポール・フランク・プレゼンツ/テクノポップ名盤発掘”とか銘打ってRIGHEIRA、DIAL
M、LINDA&MO、GIORGIO MORODERあたりをCD再発するのにのぉ〜。
<01/23/01 (火)>
12月23日にhmvに注文したCDがようやく到着。“入荷次第随時発送”にすりゃあ良かったのだが、送料をケチって“全商品入荷後一斉発送”にしてしまい、ダブスターの方がなかなか入荷せず遅れてしまった様子。2枚ともゲリマン参加のシングル。送料が無料じゃなかったらCD
NOWの方にするんだけどね。
- フィア・ファクトリー 「リザレクション」 ('99)
12cmSingleCD \1,200
・・・前回のオフ会で盛り上がったという、ゲリマンの「カーズ」のカヴァーを含むメタル・バンドのシングル。ゲリマン本人もヴォーカルで参加(カヴァーに本人が参加ってのはどうかと思うが、ゲリマンはよくやる)。原曲に忠実にやってますね。やはりゲリマン本人の声が出てくると雰囲気が変わる。カッコヨイ。他の曲も、思ったより良かった(特に「メサイア」という曲)。メタルなんて昔は聴けなかったけど、ミニストリーとかKMFDMとか聴いてたら抵抗なくなっちゃった。セックス・マシンガンズってのはちょっとヒドイと思うけど(^_^)。♪おかわりChang〜♪
- DUBSTAR 「THE SELF SAME THING」 ('00)
12cmSingleCD \1,030
・・・こちらもゲリマン参加のシングル。もっとテクノっぽいバンドかと思ってたらタイトル曲はギタポ調。Aがゲリマン参加の「Redirected
Mail」という曲。でも、言われなければゲリマンとは気づかないでしょう。わざと声質を変えて歌っています。曲自体はイマイチ。Bはイアン・ブロウディがヴォーカルで参加。こっちの方がポップ。Cはちょっとポーティスヘッドとビョークの『ホモジェニック』を合わせたようなサウンド。メロディーは4曲中一番いいな。
<01/24/01 (水)>
またGEMMに注文していたレコが到着(注文したのは18日)。1枚目はUKのVINYL
TAP RECORDSからで、2枚目はUSAはポートランドのVINTAGE
RECORDSから。ネットはすごひ。
- COMIC ROMANCE 「CRY MYSELF TO SLEEP」
('78) 7" \1,766
・・・ロビン・スコットが設立したレーベル、Do
Itからリリースした、M以前の変名シングル。「POP
MUZIK」がヒットしたあとジャケを変えてワーナーから再発されました(クレジットが“COMIC
ROMANCE featuring ROBIN SCOTT OF M”と長ったらしくなっておるようです。VINYL
JAPANで長い間売れ残ってる)。モコモコした音質のユル〜いレゲエ調ポップです。B面はMの1stにも収録されていた「カウボーイとインディアン」。コチラもタル〜いレゲエ調になっています。『FAMOUS
LAST WORDS』の「ホノルル・ジョー」とかみたいな感じ。
- EINZELGANGER 『EINZELGANGER』 ('75)
LP \3,251
・・・コレは、1年ぐらい前に初めて存在を知ったアルバム。なんと、ジョルジオ・モロダーの変名アルバムなのです。「テッチー」の“テクノポップの革命児たち”、「KBスペシャル」の“テクノ恩返し”、または“電子音楽イン・ジャパン”、いずれのモロダー特集記事でも取り上げられてなかった知られざるマイナー盤なのれすよ、あーた。フンガフンガ。エンジニアでMack(モロダーの相棒で、スパークスのアルバムも手掛けてた人)が参加してますが、演奏はすべてモロダーひとりによるもの。サウンドはまさにシンセ・ポップ黎明期のソレで、感覚としてはクラスターの『Sowiesoso』あたりに非常に近い。音色とかすごく似てる。BBの「UNTERGANG(Ruin)」という曲は、「Sowiesoso」(クラスター)+「De
Luxe」(ハルモニア)+「Autobahn」(クラフトワーク)といった感じの、ほがらか電子音楽でこの中では一番良い。ミヒャエル・ローテルの一連の曲にも通じる単純明快な曲調なのです。他、AC「PERCUSSIV」という曲は、メロディーがない、シンセによるパーカッション的なリズムだけの曲。細野さんあたりがやりそう。モロダー自身による歌もちょっとありますがヴォコーダーを使ってたり、声が細切れ(扇風機に向かって歌ってるような感じ)になってたりと、生声がなく嬉しい。う〜む、こんなアルバムも出してたとは(ちなみにレーベルはCasablancaなのです)。2001年発掘大賞決定。ちなみにこれがジャケ。
<01/25/01 (木)>
またまたGEMMに注文していたレコが到着(注文したのは13日)。これはUSAのMEMORYLANE
RECORDSから。
- HEADSTONE 『BAD HABITS』 ('74)
LP \2,509
・・・ニッチ本、95ページ参照。70'sブリティッシュ・ロックですね。曲が良いです。特にA@のギター・リフ。BA「Live
For Each Other」もなかなか。ムーグ云々はそんなに目立たないですかな。で、このアルバム、ニッチ本ではやたらとジャケ写が誉められてまして、僕もそのジャケ見たさに注文したようなもんなんですけどね。んでですね。届いてみたらアメリカ盤でして、まったく別ジャケなんですねこれがまた(怒&悲=もだえ)。
<01/26/01 (金)>
仕事から帰ったら、3つの郵便物が到着していた。1枚目のCDはCD NOWから。残りはGEMMにオーダーしたもの。1枚目はロンドンのJIM
WILSON RECORDからで、2枚目は同じくUKでPOLAR
BEAR ONLINEというところから。
- THE MONKS 『BAD HABITS』 ('84)
CD \3,085
・・・前回取り上げた、元ストローブスの二人によるHUDSON-FORDがTHE
MONKSと改名して出したアルバムがコレ。「ストレンジ・デイズ」No.1のニッチ特集でも取り上げられてました。で、GEMMにてレコを注文しようと思ったらCDがあることが分かり、CD
NOWで注文しなおしました。しかしこれ、あのHUDSON-FORDとは思えないほどパンク〜ニューウェイヴ的な音で、ちょっと面喰らっちゃいました。HUDSON-FORDではキーボードをメインに、ちょっと複雑なコードとかを多用してELO風なモダン・ポップをやってたというのに、なんだかわざと不器用に、楽典的な知識を出さないように曲作りをしてみたんですが、という印象。ま〜取っ付きやすくて悪くないんですが、僕チンは断然HUDSON-FORD派でげすよ。御免。
- THE KORGIS 「DON'T LOOK BACK」 ('82)
7" \1,807
・・・「ストレンジ・デイズ」No.1のバグルズ特集でも紹介されていたトレヴァー・ホーンのプロデュースによるシングル。裏ジャケにはジェームス・ウォーレンと誰だか知らん女性のみが写ってます。これでもコーギス名義なんですかい。で、'82年ということだし、ガキガキのトレヴァー流サウンドを期待したんですが、見事に肩透かし。言われなけりゃトレヴァーだとはワカランかもしんない、これは。曲自体は「ALL
THE LOVE IN THE WORLD」的な、この人お得意の甘ったる〜いスローもの。「ALL〜」が大好きなだけに、新味ゼロ。こりゃあ売れないですよ。どっちかといえば凝った曲構成のB面「XENOPHOBIA」というインスト(こちらはトレヴァーのプロデュースではない)の方がテクノしてて好きです。
- LOW NOISE 「JUNGLE LINE」 ('?)
7" \1,684
・・・「電子音楽イン・ジャパン」のトーマス・ドルビー特集のページで知ったシングル。メンバーはドルビー(Treatmens,
Voices)とケヴィン・アームストロング(Guitar)、初期トンプソン・ツインズのベーシストだったマシュー・セリグマン(Subsonics)、そしてJ.J.(Beat)というメンツ。このJ.J.というのはもしかしてアート・オブ・ノイズのJ.J.ジェクザリクのことでしょうか。曲はジョニ・ミッチェルのカヴァーだそう。ゆったりめのズンドコ・アフリカン・ビートものです。B面は33回転で2曲入り。1曲は「ジャングル・ライン」のインストですが、もう1曲の「URBAN
TRIVAL」はピアノ主体のスローな曲で、「電波」にも通じるすごくキレイなメロディーの美曲。これはドルビーのオリジナルで、ほとんどソロと言ってもいい感じ。
<01/27/01 (土)>
大雪。せっかくレコハンの計画をたてていたのに・・・。で、朝にまたGEMMからのレコが到着。これはUKのFAULKNERというレコ屋から。冬はネット通販の方がよろしい。
- SCROUNGER 『SNAP』 ('76) LP
\1,947
・・・以前(ニコラス)たけしたさんにMDで貰ったんですが、やはり現物が欲しくなってオーダーしてしまいました。GEMMだと結構ありました。しかもどれもそんなに高くない。やはりこういうレコにニッチだなんだと騒いでるのは日本だけなんでしょう。でも、内容はもちろんいいんですけどね。・・・でも、このジャケ。右側の男が妙に髪の毛が多いのも何か気になるし。それと裏ジャケ。その髪の毛多い方が左の太っちょの方に何かを持って殴りかかろうとしている。もちろんジャレあってるので太っちょの方も笑ってるんですが、さぶいフォト。でも、内容はいいんですけどね。・・・でも、このジャケ(以下、永遠に続く)。
<01/29/01 (月)>
- BRIGIT NOVIK 「THE WEDDING DANCE」
('82) 7" \1,036
・・・ロビン・スコットの奥さん(『フェイマス・ラスト・ワーズ』の裏ジャケの人ですね)のソロ・シングル。プロデュースもロビン・スコットで、リリースはStiffから。これまた「電子音楽イン・ジャパン」のロビン・スコットの特集ページで知ったシングル盤。ロビン・スコット絡みのレコはけっこうコレクションしたくなります(そんなにたくさんなさそうだし)。最初は「えぇ〜っ?こんなの出てたのか〜」と思って速攻でオーダーしたんです。で、届いて聴いてみたら「・・・なんだか聴いたことあるような気がする」と思い、よくよく考えてみたら、『オフィシャル・シークレッツ』のCDにボーナス・トラックとして追加収録されていました(T_T)。B面は「アブラカダブラ」で、『オフィシャル・シークレッツ』収録のと同ヴァージョン。『オフィシャル〜』のCDには「アブラカダブラ(サンセット・サンライズ・ミックス)」ていうインスト・ヴァージョンが追加収録されてますが、このB面のはアルバムと同テイクの歌入りの方でした。でもまぁ、ロビン・スコット・コレクターとしてはゼヒおさえておきたい1枚ではあります。
<02/01/01 (木)>
hymnさんから○○○が届く。今までもとてもココには書けないようなレア・ライヴ音源の○○○は数枚いただいてました。おほほ。あ〜、書きたいけどなぁ・・・。書けないんだなぁ、これが(和久井)。hymnさんにリクが殺到したら迷惑になるしね〜。で、今回いただいた○○○も、なかなかCD化されないレアNDWモノ(分かる人には分かるハズ)。以前某セールで\12,000ぐらいで売ってたのですが、さんざん迷って結局買いませんでした。一時期キャプテン・トリップがCD化するような話があがったのですが、小柳カヲル氏によると「某メンバーの承諾が得られず」にお流れになってしまったとのこと(某メンバーって誰だ?)。しかし、これは一刻も早くCD化すべき。ホアン・アトキンスがサンプリングしてた曲もあったりして、全然古くなってないのには驚き。hymnさんは「あまり期待しない方が」とか、そんなにオススメしてなかったですけど、僕は大好き。カッコイイ。このまま幻の名盤扱いにしてしまうのは実に惜しい。
<02/03/01 (土)>
「ディスクユニオン北浦和店」に久々に。探していたものが売ってなかった。洋楽秘宝館に関しては1枚もなかった。
- ヴァン・ダイク・パークス 『ディスカヴァー・アメリカ』 ('72/'90)
CD \1,470
・・・「モンド・ミュージック2001」を読み返してたら聴きたくなったのがコレ。新品でもいいから買おうと思ってたら運良く中古で発見。ヴァン・ダイクは『ソング・サイクル』と『ジャンプ』しか聴いたことがなく、それほど強烈にハマったわけでもないんですが(『ソング・サイクル』って評論家とかが言ってるようなスゴさがイマイチ分からない)、このアルバムは一番良いですなぁ。楽しいですわ〜。スティール・ドラム、マリンバ、オーケストラ、ホーンなどをメインにしたゴージャスなアレンジがマジで素晴らしい。メロディーがキレイなのはD「4人のミルス・ブラザース」、E「気をつけて」ですね。この2曲の流れがたまらん。あとF「ジョン・ジョーンズ」、K「リヴァーボート」あたりはすごく『泰安洋行』っぽい。Fなんてドラムの叩き方まで似てる。細野さんが林立夫氏に「こんな感じで」と言ってる姿が浮かぶようです。こりゃ〜オススメですわよ。
- TANDY & MORGAN 『EARTHRISE』 ('86)
LP \1,470
・・・「ストレンジ・デイズ」No.2、88ページ参照。ELOのリチャード・タンディがデイヴ・モーガンという人と組んだユニット。'86年のアルバムとは思えないほど、いい意味で古色蒼然としたスペーシーなELO的シンセ・ポップであります。パンシロンを飲みたくなるほど濃厚でコッテリとしたアレンジが実にイカすナイスなアルバムであなます。ELOとドコが違うの?と訊ねられれば答えられないのであります。ヴォコーダー使いまくりピコピコしまくりなのであります。聴く前のコチラの予想をまったく裏切ってくれないのであります。結論。いいアルバムなのであります。BABは完璧テクノ・ポップ。この、いかにもイギリス土着的なメロディーと言ったらいいのか、アンディ・パートリッジあたりも作りそうな感じのメロディーがたまらんですね。頭打ちのリズムでマーチ風な感じの。「オール・ユー・プリティ・ガールズ」や「ハッピー・ファミリーズ」あたりを思い出します。Kelly
Groucuttのソロより断然こっちの方が良い。オススメ。
<02/05/01 (月)>
またGEMMからのレコが到着。GEMMって、頼んですぐ来るのと、なかなか来ないのと極端。まぁ、国も色々だからだと思いますが。これはドイツはハンブルグのFUN
RECORDSから。
- DAVID DUNDAS 『VERTICAL HOLD』 ('78)
LP \4,273
・・・「モンド・ミュージック」の“アート・スクール・ロック”のページで1stの方(ヴィヴィドよりCD化済み)が紹介されていた人の2nd。ジャケはピンクのスーツを着て右手にワイン・グラスを持ったダンダス。ダンダスの左腕を女性らしき腕が掴んでいるのが見える。ダンダスはグラスを持ったまま、それをテレビの上に置いている。テレビの中には背中を向けた上半身ハダカの女性。右手にグラスを持っていて、ソコにワインを注いでいるダンダスらしき人物の右腕が見える。裏ジャケになると、ダンダスが表ジャケで腕だけ写ってた女性に引っ張られたのか右側に半分消えている。グラスはカラになり倒れている。テレビには「end
of part one」の文字が書かれている、というもの。かなりAORっぽいスケコマ・ジャケであります。これではハイファイ・レコード・ストアの阿部氏でも試聴する気にならなかったでしょう。音も1stに比べ若干AOR的な方向にシフトしております。プロデュースはダンダスとJon
Kelly、Graham Prekettの3人になってます。エレピをバックに歌うACなどはモロにエルトン・ジョン調(歌い方も他の曲と違って聴こえる)。他、アフリカンなノリのBAが異色。ADあたりは1stに入っててもおかしくない曲調ではありますが、これではヴィヴィドも再発はちょっとキビシーでしょう。
<02/10/01 (土)>
- 櫛引 彩香 「サニーデイ」 ('01) 12cmSingleCD
\1,223
・・・深夜にたまたまCOUNT DOWN TV系の番組を見てたら流れてきたのがこれ。サビの部分(♪ユウウ〜ツな思い〜出は〜♪)に一発でグラッと来てしまって、ネットで検索してたら公式HPが見つかりました。3曲入りのシングルで、タイトル曲はサビが印象的な、タイトルどおりのほがらかポップス。声質はちょっと今井美樹っぽい透明感のある声。公式ホームページで、ちょっとだけ聴けます。Aはモータウン調のH-D-Hのリズムの曲。Bはジャズ調のコードをびしばし使った3拍子の曲で、これもサビメロがすばらしい。で、テレビで見た時はこの人「歌手」だと勝手に思って、「誰が曲を書いてんだろう」とか思ってたんですが、なんと作詞・作曲とも本人自身で、曲によってはアレンジも手掛けるというからスゴイ。まったくの新人というわけでもなくアルバムも1枚出しており、高野寛が参加した曲もあったりして、今後にも期待。
<02/11/01 (日)>
約1ヶ月ぶりのレコハン。今日はまず渋谷から。目的は「タワー」と「びっくり寿司」(^_^)。渋谷駅につくと右翼らしき車が4〜5台いて、デカい音でアジったり曲をかけたりしてて実にやかましい。でも流れてた曲は「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌のようだった(通りすがりのギャルが笑いながら「なにあれ〜ヤマトじゃ〜ん」とか言っていた)。とりあえず無視して「タワーレコード渋谷店」へ。まずは5F。大好きな、角にある電子音楽系コーナーへ。試聴コーナーの新譜にはあまりいいのがなく残念。たまたまクリアランス・セールというのもやっていた。後半3枚はそのセール箱から。
- LES BAXTER 『TAMBOO/SKINS!』 ('56・'57/'00)
CD \2,509
・・・エキゾチック・ミュージックの元祖(マーティン・デニーより先。デニーにはバクスターのカヴァー曲が多い)、レス・バクスターの'56、'57年に発表した2作を2in1でCD化したもの。「モンド・ミュージック2」の12ページと181ページで紹介されていた『SKINS!』の方は、アナログでもいいから欲しくて、GEMMで検索したんですが結構高くて諦めたんですけど、運良く最近CD化されたようで早速購入。『SKINS!』は9割がパーカッションで構成された変なアルバム。ほぼ全編パカポコパカポコ♪と叩いております。反して『TAMBOO』の方は男女数人による♪ア〜アアア〜♪というユニゾンのコーラスが○○族の儀式かなんかを思わせるようなエキゾチックなモノ(モスラにも近い)。メロディーもキレイなものが多く、昔の映画音楽のようです。ヴァイオリンのピチカート奏法によるメロディーが印象的な「Maracaibo」という曲がすごくロマンチックで秀逸。デニーほどヘンテコでない分、聴きやすい曲が多いです。
- DREAMIES 『AURALGRAPHIC ENTERTAINMENT』
('73/'00) CD \2,509
・・・「モンド・ミュージック」の33ページでヤン富田氏が、同本の200ページでは常盤響氏が紹介していたアメリカン・サイケのアルバムをCD化したもの。ドリーミーズと言ってもどうやらビル・ホルトなる人物の一人ユニットらしいです。情報が乏しいものでよく分からないんですが、こりゃゴイスですよ。全2曲で、基本的にはギターによるアシッド・フォークなんですが、そこに絡んでくるSEがムチャクチャ。シンセによるピヨピヨとかいう電子音や、ラジオでの喋り、ライフル銃の爆音(コレ強烈)などが、右左に飛ぶ飛ぶ。鳴ってる間にエコーの深さがランダムに変化したり、音の大きさも極端に変わるし、かなり乱暴。こうなってくるとギターによる歌の部分を聴かせたいんだかSEを聴かせたいんだか分かんなくなってきます。ア〜♪とか歌ってる最中に歌より電子音とかの方がデカくなって、歌が遠〜くの方にかすかにしか聴こえなくなったりするし。全体的にはフィフティ・フット・ホースとかザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ、ザ・スポイルズ・オブ・ウォー(電子音楽イン・ジャパンの田中雄二氏に推薦されて聴いた幻のサイケ名盤。「ストレンジ・デイズ」No.5、221ページにレビューあり)などに共通する部分がありますね。この辺のアシッド・サイケものはホント大好き。もっともっと再発してほしい(勉強不足でよく知らないからもっと色々聴きたいし)。こういうののガイド・ブックって誰か出してくれないかな。
- DER PLAN 『DIE LETZTE RACHE』 ('82)
CD \514
・・・デア・プランのアルバムですが、ライネル・キルベルク監督による映画のサントラ盤。ほとんどが1分前後の曲で全30曲収録。それと、「Grottenolm」というフィルムのサントラをボーナス・トラックとして6曲追加収録しています。キルベルクはデア・プランの友人でもあり、以前にプランのビデオも撮ったことがあるそうで、CDのブックレットに映画の写真が多数載ってるんですが、プランのビデオに出てくる書き割りのセットなんかも出てきていて、かなりヘンテコな映画だと推測されます。やはりサントラということもあってほとんど映画に合わせたようなレジデンツっぽいインスト(Oなんかモロ)ですが、M「Junger
Mann」はアンドレアス・ドラウあたりが作りそうな童謡ポップでイケてます。
- KLAUS NOMI 『SIMPLE MAN』 ('82)
CD \514
・・・エイズなオペラ野郎inドイッチュランド、クラウス・ノミの2nd。昔聴いた時は、けっこうガッカリしましたね。もっとヘンテコなもんかなと思ってたら意外とマトモだったので。久々に聴きましたが、わりと良く聴こえました。特にヴォコーダーびしばしのD「ICUROK」は完全にエレクトロ系の音でカッコヨイ。Cもアルバムの中ではかなり変なアレンジの曲。タイトル曲のIは完璧テクノポップ。この人、G「DING
DONG」を聴いてて思ったんですが、オペラ歌唱ではなく地声で歌ってると、B-52'Sのフレッド・シュナイダーに声がそっくりなのですね。あと、完全なオペラ歌曲のJ「DEATH」もこれまた重くて暗くて素晴らしい。
- POIRE_Z 『GMUELLER_VOICECRACK_ERIKM』
('99) CD \514
・・・なんだか分からない電子音楽モノ。新品としてもコーナーにディスプレイされてあったのに、クリアランス・セールの中にも同じCDがあったので「こりゃお得」と購入。裏を見るとレコメン系レーベル、Locus
Solusの文字が。更にメンバーを見るとギュンター・ミュラー(クリスチャン・マークレイやガスター・デル・ソル等とも共演していたドラマー兼エレクトロニクス系アーティスト)の名が。ほぇ〜家に帰ってきてから気付いた。内容はゴォ〜ガァ〜ボピピ♪といった感じの電子音の嵐。と言ってもギュンターの名前から想像してたほどノイジーな感じはしないです。音響派寄り。こういうのはたまに聴きたくなります。
- カフェ・ジャックス 『インターナショナル』 ('78/'01)
CD \1,785
・・・コレは「ストレンジ・デイズ」で紹介されてすぐにアナログを探して発見('99年)、やった〜と思い聴いてたんですが、まさかこんなに早くCD化するとは。僕もライナーを書いてる渡辺亨氏同様、『ラウンド・ザ・バック』の方がどちらかと言えば好みなんですが、こっちも悪くないです。でも最初に聴いたときは「ライダースにソックリだなぁ〜」と思いましたね、やはり。H「ディス・ウェイ・アップ」なんてイントロに続いて♪俺が夢みてるすきに〜♪と歌いたくなります。ちょっと眠たくなってしまうアレンジの曲もありますね。ボーナス・トラックの「イーズ・アップ」は初めて聴きましたが、音があまり良くないせいもあって、逆に音に厚みが感じられてすごくカッコイイです。
- オーケストラ・ルナ 『オーケストラ・ルナ』 ('74/'01)
CD \1,785
・・・これは一応LPでは持ってますが、とりあえず買っときました。最初にこのバンドの名前を知ったのは「KBスペシャル」の“テクノ恩返し”という連載での“スパークス特集”の回ででした。その連載は京浜兄弟社が書いてたので、オーケストラ・ルナのことはたぶん常盤響氏が書いてたのでしょう。「モンド・ミュージック」でも「過去に何度語られようとも、語り尽くせない魅力を持った奇跡の1枚」とベタ誉めしていたし。「ストレンジ・デイズ」の“モダン・ポップ特集”で鈴木祐氏は「奇跡のようなモダーン・ポップ・アルバムの名作」とこちらもベタ誉め。LPで聴いてた僕としては、正直「・・・そんなにいいかなぁ。どうも手に入れにくいレコとかCDになってないモノって必要以上に持ち上げる傾向がある気がするな」とか思ってたんです。ですから、発売されてすぐに新宿のユニオンとかで中古CDがあったのも、気持ちとしてはなんとなく分かるんです(^_^)。聴く前の買い手側の勝手な予想と内容が合ってなかった、というだけのことなんですけども。でもまぁ、妙に引っ掛かるアルバムではありますね。色んな意味で。だけどこれ、ルパート・ホームスがプロデュースしてなかったらどうだったろう、という気はしますけど。音楽的にも、今の評価のされ方にもけっこう差は出たんじゃないでしょうか。
- ファウスト 『古代神の地 (ライヴ・イン・ヘルシンキ)』 ('01)
2CD \3,990
・・・2000年4月のヘルシンキでのライヴ2枚組。キャプテン・トリップから。こりゃ〜ヘビーだろうな〜ウキキと思ってたら、1枚目は52分、2枚目にかぎっては32分とわりと短めで意外とアッサリ。アルバム『ラヴィヴァンド』収録曲も何曲か演ってます。音はだいたい予想通りのグチャグチャぶりです。『Edinburgh
1997』あたりとそんなに聴き終わった後の感じ方に差はないですね。本音を言えば'97年に来日したときの『ライヴ・イン・ジャパン』を発売してほしかったんですけどね。それと、ファウストにしてはこのCD、アートワークに工夫がなくつまらない。ファウストは、凝ったジャケとかも毎回楽しみのひとつですので、次回は変型ジャケとかに期待したいです。あと、ライヴ・ビデオなんかも見てみたいですな。
続いて「バナナレコード」に行ってレコ袋を買う(LP用とシングル用)。ココのレコ袋はお気に入り。でもこの店はレコ自体があまりいいのがない。久々に行ったら以前よりヒップホップやテクノ系が占める割り合いが増えていた。ますます遠のく。で、次は「レコファン渋谷BEAM店」へ。店内には♪パパパだぴよ〜ん♪という例のお子ちゃまソングが鳴り響く。hymnさんの満面の笑みが脳裏をかすめる。
- GARY NUMAN 「WARRIORS」 ('83)
12" \368
・・・これは既に持ってるんですが、自分が持ってるのがかなりボロだったので買いなおしました。ビル・ネルソン参加。でも楽曲としては大したことない曲。アルバム『ウォーリアズ』は、『アッサシン』と『バーサーカー』という名作に挟まれてすごく地味な存在に思えるアルバムですね。
- GARY NUMAN・TUBEWAY ARMY 『1978 VOLUME THREE
1979』 ('85) LP \892
・・・チューブウェイ・アーミー時代の未発表曲を集めた12インチ。これは3種類出ているうちの第3弾。ジャケも全部似た感じなので店で見つけた時は「あれ〜。これ持ってたっけな〜・・」とさんざん悩んだあげく「分かんないからとりあえず買っとこ」と思い購入。家に帰って棚のゲリマン・コーナーを調べたら、やっぱりあった(T_T)。
- FEHLFARBEN 『33 TAGE IN KETTEN』 ('81)
LP \1,942
・・・ジャーマン・ニューウェイヴ・バンド、フェールファーベンのアルバム。'80年の『MONARCHIE
UND ALLTAG』(「ジャーマン・エレクトロ・リミックス」88ページでも紹介されてます)はCDで聴いてたのですが、そちらはもっとパンクっぽかったんですね。でもこちらは幾分メロディアスになってきており、サウンドもかなり整理されてきて実にカッコイイです。ACやAEを聴いてて思ったんですが、ヴォーカルの人はかなりデヴィッド・バーン好きなんじゃないでしょうか。マイナー調の曲だと、すごく初期のトーキング・ヘッズっぽく聴こえたりします。で、メンバーの中に“Uwe
Jahnke”(ウーヴェ・ヤーンケ)って名前があって(『MONARCHIE〜』にはなかった)、「ハテ?
この名前どっかで・・・」としばらく考えてたんですがこの人、同じジャーマン・ニューウェイヴ・バンドのS.Y.P.H.のメンバーではないですか。どういうこと?と思い色々調べたら、フェールファーベンのトマス・シュヴェーベル(g)はS.Y.P.H.の初期メンバーだったり、兄弟バンドみたいな関係だったとのこと。そう言われれば音的に近いモノがある気も。で、現在ウーヴェ・ヤーンケ氏はデア・プランのメンバーによるユニット、ア・サーティン・フランクに参加したり、自身のユニット“TOON”でわりとテクノ〜電子音系にシフトして活動しているそうです。
「びっくり寿司」でたらふく食ってから(美味い)渋谷を出て井の頭線で明大前まで行き、京王線に乗り換えて千歳烏山駅へ。たぶん初めて来るところ。「マック」というレコ屋へ。オーソドックスな品揃え。2枚とも\500均一の安レコ・コーナーから。
- ブロークン・ホーム 『廃墟の陰謀』 ('80)
LP \500
・・・「ストレンジ・デイズ」2000年7月号のニッチ特集でも紹介されていた元ミスター・ビッグのディッケンによるバンド。実は昨年の9月(第22回分参照)に買ったんですが帯がなく、今回のは帯付きで安かったので再購入。結構ストレートなハード・ロック。ミスター・ビッグよりは落ちるけど、これはこれで良い。ところで、なんだかずっとお蔵入りになってたというミスター・ビッグの3rdがCD化されたとか。ちょっと気になる(買うかどうかは微妙)。
- ブラックフット・スー 『ブラックフット・スー・ファースト!!』
('73) LP \500
・・・ニッチ本、23ページ参照。原題は『NOTHING
TO HIDE』。ちょっとグレイシャスを思わせる、リバーブの効いたハーモニーが印象的なブリティッシュ・ロック・バンドで、ハード・ロックやブギもあれば、牧歌的なフォーク・ロックもある。ちょっとラテンのノリも入ったカントリー・ロック調のAB「クライ」がなかなか良い。他、ちょっとワウワウ・ギターの感じがミカ・バンド『黒船』あたりのタカナカあたりに近い気も。でも、全体的には突出したインパクトはないかな。悪くはないけど全体的にはまあまあというところ。
続いて調布駅の「タイムマシーン」へ。ここは第4回分で行って以来です。漫画本や音楽雑誌などもドチャッと置いてあります。前回来たときの店内BGMはスティーヴン・スティルスだったのですが(パル兄の「L'Makes
You Wolf」の元ネタとなった曲)、今回はなぜか岩崎宏美。♪せいしゅ〜んは〜こわれ〜もの〜♪
- MENU 『RAKU RAKU KIRAKU』 ('84)
LP \1,000
・・・ちわきまゆみ嬢がやってたユニットの45回転6曲入りミニLP。今回初めて聴きました。だいたい予想通りの音でしたね(^_^)。幼児声のエスニック・テクノという感じ。PINK周辺の人たちや戸田誠司氏らが参加。B@は人生みたい。しかし、あの地声がすごく低いちわき嬢がこんな声で歌ってたとはね〜・・・。聴いてて時々シラッとしちゃうんですよね、どーも(^_^)。「キャラ作ってるなぁ」というか。いつ頃だったかサエキけんぞう氏と一緒に深夜の音楽番組の司会をしてたのをけっこう見てた(平沢進+ケラなんかも出てた)ので、ずいぶんイメージが違うんですよね、普段の時と。ちわき嬢の曲で一番良いのはやはり「オーロラ・ガール」でしょう。
- XTC 「KING FOR A DAY」 ('89)
12" \600
・・・『オレンジズ&レモンズ』からのシングル・カット。「ストレンジ・デイズ」2000年6月号、42ページの27番です。A面は12インチ・ミックスで、原曲のイントロや間奏部分などを引き延ばしたおとなしめのミックス。ホーンの音を足してあるのはイカス。B@は7インチ・ミックスで、ほとんどアルバム・ヴァージョンと同じですが、ヴォーカル部のリバーブを浅めにしてたり、ほんのちょっと違う。BAは鈴木さえ子サマもやってた「ハッピー・ファミリーズ」。いかにもXTCらしい曲。大好き。ラストのコードが「なんで?」って感じ。人生の卓球風に言えば「なぜに〜♪」という感じだ。
- NOEL 「DANCING IS DANGEROUS」 ('79)
12" \500
・・・以前7インチ・シングルを紹介した、スパークスが全面参加した女性シンガーの12インチ。ニッチ特集や「テクノポップ/エレポップ」本、「テクノのススメ」などでも紹介されてたから一部では有名なハズ。でも、「メチャクチャいい!!」とも思えない(^_^)、まあまあの曲。いくらスパークスでも、やはり本人たちが演ってた方がいいのよね。歌声も普通だし、なんかマトモなディスコ・ポップに聴こえちゃって。やっぱりスパークス特有の「アク」がないとちょっとね。ちなみに邦題は「危険な、危険なダンシング」。
最後は聖蹟桜ヶ丘駅まで行って「ディスクユニオン聖蹟桜ヶ丘店」へ。ここは去年の1月9日に来て以来1年ぶり。前回はMORT GARSON『ELECTRONIC HAIR PIECES』LP\3,990、ROOM(元P-MODELの高橋芳一)のソノシート\210、THE SHAMEN「YOU ME & EVERYTHING」(教授のRIOT IN LAGOSをサンプリングしている)12"\105、ハンス・ヨアヒム・ロデリウス『ネオ・バロック』LP\1,260などを購入しました。
- あがた 森魚 「恋のラジオシティ」 ('80)
ソノシート \1,092
・・・ヴァニティからリリースされたソノシート。ソノシート1枚単体で売られていたんですが、もともとはたしか「ロックマガジン」の付録として発表されたものだったと思います。アルバム『乗物図鑑』のヴァージョンとまったく同じでした。ヴァージンVSでもやってましたね。こちらはものすごい簡素な手作りテクノ。すばらしや。
- THE ARMOURY SHOW 『WAITING FOR THE FOODS』
('85) LP \315
・・・「テクノポップ/エレポップ」本、42ページ参照。マガジン、スキッズ、ゾーンズ(このバンドはミッジ・ユーロがいたスリックが発展したモノ)などのメンバーによるアルバム。裏ジャケに写るメンバーの服装は、「ちょっと出かけてくる」程度のファッションで全然オシャレではありませんが、音は完全にニューロマ系。バンド・サウンドではありますがギターやスネアの音などに'80年代中期のエレ風味をまぶしてあります。音を聴いて連想したバンドはトーク・トーク、シンプル・マインズ、フィクス、アイスハウスあたり。あとデュラン・デュランが気持ち程度入ってる気もします。ヴォーカルがシャウト気味になるとOMDのアンディに似てる気もします。・・・ま、とにかく色んなバンドに似てるんですけど、演奏もいいし曲もいいです。既聴感はありますが、いいアルバムです。ゲストとしてADで、ビリー・カーリーがヴァイオリン・ソロを弾いています(邪外さん知ってた?)。
- STUMP 「CHOAS」 ('87) 12"
\262
・・・「電子音楽イン・ジャパン」のHPを見て初めて知ったバンド。このシングルはホルガー・ヒラーとスタンプの共同プロデュース。サウンドは、カンタベリー〜レコメン系とXTCが混ざったような複雑でポップなサウンド。すごく計算されて作ったような感じ。インテリ・ポップとでも言えばよいのでしょうか。ちょっとトラッドっぽいメロディーとか出てきて、『ママー』、『ビッグ・エキスプレス』あたりのXTCみたいでもありますね。B@「ICE
THE LEVANT」はスタンプ単独のプロデュース作で、ギクシャクしたノリの、ちょっとNDWっぽい曲。BA「SAFE
SEX」は人声のサンプリング音中心の短い変な曲。
- NAKED EYES 『BURNING BRIDGES』 ('83)
LP \420
・・・これはイギリス盤で、中身は日本盤と同じ全12曲。日本盤の解説で山田道成氏は“日本盤はイギリス盤にさらに1曲プラスされている”と書いてましたが、同じですよ。ジャケットは日本盤とは違います(日本盤のギョロ目ジャケは、アメリカ盤と同じ)。この、日本を意識したんでしょう、全身を銀で覆った女性(か?)が扇で顔を隠して立っている。遠くの方にはなにか塔が見えるという図。で、その写真が額縁のようなモノに入ってて、手前には赤い真四角の台の上に湯気のたったお椀。まったくもって意味不明。シュールなつもりなんでしょうか。でも、なんだか仏壇みたいで薄気味悪いジャケですね。エンボス加工してありますので、ちょっと金かかってはいますね。まぁ、ギョロ目ジャケも決していいデザインとは思えないですけど。どっちもどっち。中身の良さと反比例してる。
- マーサ・アンド・ザ・マフィンズ 『トランス・アンド・ダンス』 ('80)
LP \840
・・・前回の日記で1stを紹介しましたが、こちらは2nd。「テクノポップ/エレポップ」本の92ページ参照。プロデューサーも同じくマイク・ハウレットだし、サウンド的にほとんど変化ナシ。いや〜、困っちゃいましたね。こんだけ書くことがないと(^_^)。とにかくB級のニューウェイヴとしか言えないです。特徴がないし、曲そのものもヒネリがなくて演奏も簡単そう(譜面もらえば初見で弾けちゃうよ)。テクノ・ポップではない、バンド・サウンドのニュー・ウェイヴ。こういうバンドはいっぱいいたんだろーな。本人たちはノッてやってるんだろうけど。\200ぐらいだったら試しに買ってみてもよいでしょう。愛聴盤にしてる人には申し訳ないけど、高い金出して買う必要はないレコード。
- バッハ・リヴォリューション 『我が心いまだ安らかならず』 ('76/'01)
CD \2,100
・・・これは嬉しいCD化です。「サウンドール」'82年8月号の“Do!
シンセサイザー教室”のページで紹介されてたのを見て以来、ず〜っと聴きたくて探してたアルバムなのです。「電子音楽イン・ジャパン」CD化シリーズで実現しないかな〜と密かに期待してたんですが、まったくその気配もなく諦めてたんです。が、「ストレンジ・デイズ」プレゼンツとしてCD化されるとはね(しかも何故チャコヘルと共に)。内容はだいたい期待通りというか予想通りのシンセ黎明期の電子音楽で、なかなかヨロシイ。こういうサウンドはここ数年だんだん好きになってきました(昔は抵抗あっただろうけど)。大作3曲入りで、@は後半の地響きを表したようなゴゴゴゴという音が迫力。Aは雅楽とかを思わせる日本的な曲。『ラルフ&フローリアン』あたりに近い雰囲気の音も。Bはちょっとタンジェリン的なシーケンスも出てくる。ただ、サウンドの奥行きなんかはタンジェリンにはかなわないかな。でも、これは聴けたということが嬉しい。実にありがたいCD化です。たぶん速攻で廃盤になると思うので、気になる方はあるうちに買っといた方がベターですよ。
- バッハ・リヴォリューション 『No Warning』 ('79/'01)
CD \2,100
・・・こちらも嬉しいCD化。スペシャル・サンクスのトコに平沢進・田中靖美のクレジットがあります。ポップ化した、と言われる本作ですが、あくまで“前作と比べて”ポップという感じで、単体で見ればポップ度はそんなでもないです。P-MODEL本によると、@で田中氏がキーボード・ソロ、Iで平沢氏が何か演奏したそうですが。@での5分過ぎたあたりのウニョウニョしたシンセが田中氏のソロなのかな。Iはシーケンス・フレーズと手弾きのメロがズレまくってるのが聴いててイライラする。ま、宇宙的なシンセ・ミュージックです。平沢氏が何をしてるのかは分からん。PっぽいのはEかな。Pっぽいというか、『配線上のアリア』に通じる感じですね。個人的には『我が心〜』の方が好きかなぁ。この時期のシンセものって、大作とか胡散臭いコンセプトや説明とかがあった方が「らしい」感じがして好きなんです。中途半端なのは今聴くとツライですね。古くさければ古くさいほど、今はいいのです。
<02/14/01 (木)>
6日にGEMMに頼んだレコが到着。UKのMUSICMUSIQUEというレコ屋から。実はこのレコは、1月11日にスウェーデンのHEAVY
PHROGGというレコ屋の方に頼んでいたのですが何故かキャンセルされてしまったので、再注文したものなのです。BUGGLEさん曰く「GEMMは品切れが多い」そうです。そんならメールで「Sorry!
Out of stock」だのなんだの、メールぐらいよこしゃいいのにさ〜・・・グチグチ。まぁ、注文確認メールさえも来ないトコ(hmvとか)もありますけどね。
- JOHNNY WARMAN 『WALKING INTO MIRRORS』
('82) LP \1,052
・・・「テクノポップ/エレポップ」本の85ページ参照。「ストレンジ・デイズ」No.4のニッチ特集でも紹介されていた人です。もっとショボいB級エレポップかなと思ってたんですが、ゲストを見てビックリ。トニー・レヴィン、ジェリー・マロッタ、シナジーことラリー・ファスト、あとなんとピーター・ガブリエルまでも参加しており(声ですぐ分かる)、思ってたよりもかなりシッカリとした作り。ゲストだけを見ると完全にピーガブ人脈の人みたいですな。NASAがカヴァーしていた「Will
You Dance with Me?」の原曲は、NASAの方に比べるとちょっとショボい。この曲が一番ショボいな(^_^)。そのショボさが良いんですけど。そこにNASAも惹かれたのではないかと。さようにワタクシは思うとるわけだこれが。
しばらくしたら、4日にhmvにオーダーしていたCDも到着。
- ジョン・フェイヒィ 『ウームライフ』 ('97/'99)
CD \2,415
・・・残念ながらこないだ急逝してしまったフェイヒーの晩年の作。ジム・オルークのプロデュースです。これと同時期に出たライヴ盤『ジョージア・ストンプス〜』はかなりヨレヨレの垂れ流し的な演奏で、実際会場にいたらツライだろうな〜と思ってたんです。1曲が長くて(終わったかな、と思って拍手するとまた続くとか)、客としても反応しづらかったでしょう。・・・と思ったら亡くなっちゃいましたけどね。で、本作はそのライヴ盤より数段良いです。オルークが色々後で加工してるようで、なぜかガムランの音が出てきたり、フェイヒーのギターの後ろでゴゴォ〜という電子音らしきモノが聴こえたり。とは言うものの、オルークが手を加えてないラストのフェイヒーのギター・ソロ曲も、すごく良いのですよ。和みます。合掌。
<02/20/01 (火)>
1月17日にGEMMにオーダーしていたレコがやっと到着(半分諦めてた)。USAのWEIRD
HAROLDというレコ屋から。
- ELTON MOTELLO 『POP ART』 ('80)
LP \1,142
・・・「テクノポップ/エレポップ」本、67ページ参照。こんな人全然知りませんでした。「きをつけ」をしたジャケからして結構グッとくるモノがありますが(ファッション的には何にも考えてなさそうですけど)、内容はバンド・サウンドなのでテクノポップというよりニューウェイヴ的。シンセも隠し味的にたまにムニュ〜とかピヨヨ♪とか鳴ってる程度。BAに「POCKET
CALCULATOR」などという曲があって「まさか」と思ったらオリジナルでした。パンク的な早いビートによるパワーポップ的なカッコイイ曲です。演奏もヘタではないし、メロディーもなかなか良いモノがあります。でもB級には違いないですな。
第30回
<01/06/01 (土)> あけおめ!ことよろ!兵庫・大阪編。
というわけで、新年早々遠征してきましただよ。「レコマップ」にてどこにしよーか、と迷った結果、兵庫の元町へ行くことに決定。余談ですが僕は地理に関しては呆れるほど疎く、兵庫がどの辺にあるのか全く分からんちんでした。で、「駅すぱあと」でウチから元町まで、と検索した結果、新幹線では新大阪まで行くのだということが判明。あれま、大阪でっかいな。ほならついでに大阪も行きまひょか〜、と相成りまして半年ぶりに大阪も巡ってきましたでんがな。まんがな。BBS上でBUGGLEさん達も6日に無頼庵さんやHollyさん等とレコハンするということを知っていたので、「もしバッタリ会ったりしたらオモロイな。うひょひょ」と微かに期待していたのですが、見事に会いませんでした(^_^)。ま、そらそーだわな。で、初日は新大阪まで行った後(しかし新幹線で片道\13,000もかかる、ってのは実に高いですなぁ)、大阪梅田まで行って、懐かしの「フォーエヴァー・3」へ。エレポップのコーナーが足元の方へ移動されていた。一瞬気が付かなかった。ちょっと悲しい。
- DAREK 1 「THE WORLD」 ('79) 7"
\315
・・・アラン・ギルとデイヴ・ヒューズによるエレポップ・デュオ。初期にはOMDのアンディが参加してたことで知られる(以上「テクノのススメ」70ページより)。ヴァーティゴ・レーベルからリリースされたシングルで、淡々としたシンセ・ポップ。ヴォーカルはデヴィッド・シルヴィアンからアクを取ったような声質。B面はハネ気味のスカスカなリズムの曲で、ちょっと沖縄っぽいフレーズのギターが印象的。ダブあたりからの影響もあるみたいですね。
- TELEX 「EURO-VISION」 ('80) 7"
\1,260
・・・よく見かけるフランス盤シングル。テレビで歌ってる画面のジャケです。B面は「TROPPICAL」というインスト。両方ともCD『BELGIUM...ONE
POINT』で聴けます。しかしYMO的な明るいテクノポップですよね。大好きな曲。
- SNOWY RED 「I'M HURT」 ('?) 7"
\420
・・・なんだか分からないシングル。テクノポップのコーナーにて発見。どこかで見た記憶があったジャケだったので購入。ジャケが白シャツ黒ネクタイで、白塗り顔にメイクをした土屋昌巳氏似の病弱そうな男のイラスト。DIRTY
DANCEなる謎のレーベルからのリリースで、発表年も未記載。おそらくインディーズでしょう。A面は、初期ヒューマン・リーグ的なサウンドのテクノ。デモテープっぽい。でもそれがまた良い。B面「MEGADETH」は、リズム・ボックス(あえてリズム・マシーンとは言わない)の音に、ヘタなロバフリ風ギター。歌ではなく喋り。サウンドから察するに、'79〜'80年頃のシングルと推測されます。・・・と思ってたら、'82年の「フールズメイト」にほぼ同じジャケの別レコが紹介されていたのを発見。どうやらミッキー・マイクという人の一人ユニットで、ティアックの8トラックMTRで宅録してるそうです。
- テクノ・ツインズ 「スウィング・トゥゲザー」 ('83)
7" \735
・・・なんと“国鉄ナイスミディパスCFソング”に使用されたというシングル。売ろうという意図があったんでしょうか。この曲は、イントロがジャズのスタンダード「イン・ザ・ムード」で、歌がマリリン・モンローが歌った(飯島直子も歌っていた)、「I
Wanna Be Loved By You」なのですね。あの♪ププッピドゥ♪てやつですよ。テクノというわりには音が豪華。B面「ビューティフル・ウーメン」は男の方がメイン・ヴォーカル。トロピカル調です。
- 4-D (MODE 1) 「F-1」 ('83) ソノシート \1,050
・・・これは嬉しい。メンバーは小西健司、中垣和也、成田忍、横川理彦というメンツ。曲は2ビートのニューロマ系エレポップです(英語)。成田忍氏の色が濃いみたいですな〜と思ってたら、曲を書いたのは古川隆人なるナゾの人物。誰なんでしょう。ついでにメンバーの中垣って人も誰なんでしょう。
- 4-D (MODE 2) 「春嵐」 ('84)
ソノシート \1,050
・・・こちらのメンバーは梗、小西健司、周明の三人になっております。小西氏の作曲で、氏らしい妖し気な日本風でもありヨーロッパ風でもある(どっちか分からん)3拍子の曲。
- ヒー・セッド 『テイク・ケアー』 ('88)
CD \840
・・・ワイヤーのグラハム・ルイスのソロ・ユニット。ジャケは工夫のないルイスのポートレートですが(英盤はイラストによる別ジャケ)、内容はけっこう良いです。値札に書いてあったコメントは「ワイヤーでやり残したことをやってる感じ」と、わりと否定的でしたが、ワイヤーよりエレ度が高くて良いのです。打ち込みは平坦と言えば平坦ですが、この決して熱くならない“冷めた熱気”みたいなのはワイヤーにも通じるモノですね。声はコリン・ニューマンにそっくりな低いトーン。ワイヤーのメンバーのソロ作の中では、一番とっつきやすいかもしんない。
- MARTHA AND THE MUFFINS 『METRO MUSIC』
('80) LP \840
・・・「テクノポップ/エレポップ」本、92ページ参照。恥ずかしながら、この本を見るまで存在すら知らなかったバンドです。ゴングのマイク・ハウレットがプロデュースを担当してます(この人はフィッシャーZやパニッシュメント・オブ・ラクシャリーなど、結構いいアルバムを手掛けてますね)。女性ヴォーカル2人を中心にしたカナダの6人組バンドで、いかにも当時のB級ニューウェイヴ・バンドという感じ。ヘタ、というわけではないですが。連想したバンドはB-52's(女性2人ということで。あんな奇声は発しませんけど)、ヒカシュー(サックスの音が似てる)、ピンナップス(なんとなく業界ニューウェイヴの匂いがする)あたりかな〜。東京ロッカーズ系のバンドでもこういう音出してたバンドがいた気がしますが・・・。曲としてはピロピロ・シンセ(オルガンか?)のリフが印象的なAB「Saigon」と、ちょっとハードなBC「Revenge(Against
The World)」が良い。
続いて、さくら銀行の近くにある「MUSIC INN」へ。ここは去年は来ませんでした。初めてのレコ屋。ここは結構ニッチものは良いセレクトです。“ブリティッシュ・ロック”のコーナーに結構紛れ込んでました。ただ、値段はほとんど\2,500以上。ま、そういう所です。でもCDの方は逆に全然ダメですね。欲しいのなかった。ちなみに消費税は取らないようです。
- IAN NORTH 『NEO』 ('79) LP
\2,800
・・・「ストレンジ・デイズ」No.6、124ページ参照。MilK'n'
Cookiesのメンバーのソロです。Milk〜はスパークスっぽくて良かった(某テレビ番組で常盤響氏が紹介していたのをチラッと聴いただけ)んですが、コチラはココリコ田中チックな面構えのジャケほど中身はインパクトはないです。わりと真っ当な、ハード・ポップ寄りのギター・ロック。BDに「Kamikaze」なんて曲がありまして、♪カ〜マカ〜ゼ〜♪とか言ってます(カミカゼではなくカマカゼと歌っている)。♪グッバイトキヨ〜♪とか歌ったあと、ノリノリの演奏が突然バッサリとカットされ、原爆投下の音らしき爆発音で終わります。
- MERLIN 『MERLIN』 ('74) LP
\2,800
・・・ニッチ本、33ページ参照。文中にある通り、サウンドは確かにシアトリカル。1曲の中でテンポや曲調がガラッと変わったりする。中にはお約束のブギものやハード・ポップものもあり。B@「Look
at Life」は♪ブンチャ ブンチャ♪のリズムで、期待通りのパイロット調(ちょっとだけね)。全体としては、悪くはないんですが、そんなに「いい」というほどでもないですかな。ジャケはメンバーの笑顔が気持ち悪すぎて最高ですが(^_^)。裏ジャケは普通の服を着てて、結構マトモなルックスだということが分かるのに。
- HUDSON-FORD 『WORLDS COLLIDE』 ('75)
LP \2,500
・・・ニッチ本でも1stと2ndが紹介されていた、ストローブスのメンバー二人組(のちにTHE
MONKSとなる)。これはたぶん年代からすると3rd。ジャケは草をかき分けてヌッと写る二人の素っ気ないポートレート。裏ジャケは二人の体の部分だけロボット風に書き換えてあります(モロダーみたい)。内容はどアタマのピロピロ・シーケンスが印象的なELO風モダン・ポップ。およよ。イカスじゃないの。AC「As
Hours Go By」はパイロットの「Lovely Lady
Smile」を思わせる、ちょっとボサノバ入ったメロディアスな佳曲。他、BA「Day
Without Love」も良い。KRAZY KATみたいな分厚いコーラスにグッときます。他の曲もメロディー作りがとにかく上手い。シンセもARPを使用、ウーリッツァーやフェンダー・ローズなど、キーボード類の多用も耳を惹きます。オススメ。
続いては難波まで。この電気街あたり、懐かしいわぁ〜。で、お目当ての「フォーエヴァー・レコーズ1+2」へ。ここでもエレポップのコーナーが足元へ移動していた。悲しき哉。
- 前川 清 『Kiyoshi』 ('82) LP
\840
・・・教授やアッコちゃんが参加および曲提供しているアルバムで、当時レンタルして聴いてました。でも、教授関係以外のはつまんなくて全然聴かなかったな(特にB@は大嫌いだった)。でも、教授の曲もすごくおとなしめな感じがしましたね。薄味な感じがして。10数年ぶりに聴きましたが印象は一緒。ま、あんまりピコピコやっちゃうとキワくなっちゃうから遠慮したんでしょうか。演歌というよりニューミュージックorポップス寄りですね。教授はシンセ以外にドラム、ベースまでやってます(この当時はよくドラム叩いてた)。A@「他の男・別の女」のコーダ部分はかなりスティーリー・ダンしてます。BAは「蘇州夜曲」的ですね。前川清本人が「(アッコちゃんのデモテープを聴いて)もう、このLPやめようと思いましたよ」「完全にボクを無視した曲ですね」と言い放ったアッコちゃん作のBB「なきむし姫の物語」がなんといっても最高。あ、「雪列車」もモチロンいいですね。YMOの「Key」の間に割り込んで歌っちゃおうかしら。
- フラッシュ&ザ・パン 『ブラック・スクリーン』 ('80)
LP \1,575
・・・ニッチ本150ページ参照(原題はLIGHTS
IN THE NIGHT)。日本盤のジャケは真っ黒ではなく右上に意味不明なイラストが加えられています。しっかし。こりゃ〜どーにも捉え所のないサウンドでござりますがな。ヴォーカルは全曲トランシーバーか電話で喋ってるようなイコライザー声で、明確なメロディーがよく分からない吐き捨てるような(言い換えればやる気のないような)歌い方をする。曲も展開が激しく、よく言えば10ccっぽい。悪く言えば「・・・何がやりたいんだろーか」という感じ。でも妙に引っ掛かる人たちでんな。AC「ウェルカム・トゥ・ザ・ユニバース」は、スカイフックス(第25回分で取り上げたニッチ・バンド)の「ユニフォームの女」という曲にソックリで、ちょっとおでれーた。どーでもいいけど、“神々の黄昏。あるいは、無意識の共同幻想。黒い迷宮に塗り込められた、デカダンス絵画さながらの終末の構図”というタイトルがつけられた売野雅勇氏(職業/ミッジ・ユーロの顔真似)によるライナーが、どーにもワケ分からなさすぎで一読の価値あり。
- BERLIN BLONDES 『BERLIN BLONDES』 ('80)
LP \1,050
・・・エレポップのコーナーで見つけてジャケ買いしたレコ。ジャケは、球体とルービック・キューブみたいなもののイラストが上部にあり、下にはメンバーらしき男を書いた無機的なイラストと、その右には建物がちょっと書かれています。ものはためし、と思って買ってみたんですが、これがなかなか当たりでした。曲自体は初期ウルトラヴォックスや『CHIMERA』時代のビル・ネルソン、シンセのフレーズはゲリマンを思わせる感じ。ヴォーカルはヌメッとしたニューロマ系。デヴィッド・ボウイ〜マーク・アーモンドあたりの感じ。ギターとベースは生ですが、全曲でリズム・ボックスを使用。安っぽいザラッとした音質のリズム音は、教授の「サウンドストリート」のデモテープ特集でよく聴かれたような音で好感触。機械依存度はとても高く、音もかなり厚い。演奏は粗いですがそれもまた良し。AB「SCIENCE」とBB「NEON
PROBE」がグッとくるテクノ度高い曲。このテのB級エレポップはホントにいっぱい出てきますね。これはB級としては質の高い方ではなかろか。
この後、明輝堂にも行ったものの収穫なし。ちょっと内装変わってしまいましたね。他にも色々行く予定を立ててたんですが、興奮のため一睡も出来ず&朝6時起きで遠征したため、猛烈な眠気が僕チンを襲い、兵庫元町のホテルまで行って爆睡。深夜に目が覚め、収穫ブツを見てニヤつく。
<01/07/01 (日)>
で、翌日。ホテルを出てとりあえず心斎橋へ。駅を降りたら雪が。天気予報を見て確認していたので、ホテルから借りた傘を差しつつ物色開始。まずは「キングコングSTONES店」から。ここはまずまずのセレクト。「ニッチポップ」なんてコーナーもあるものの、ニッチ「ぽい」のばかりで無視。
- FLASH AND THE PAN 『HEADLINES』 ('82)
LP \1,575
・・・「テクノポップ/エレポップ」本の70ページ参照。『ブラック・スクリーン』よりもいい感じですが、・・・ザッと聴いた感じでは、ほとんど同じなんですよ(^_^)。ヴォーカルも相変わらずトランシーバー声で、歌ってるというより喋ってる感じだし。もうちょっと曲毎にヴァリエーションが欲しい。ABはちょっと緩やかなラテン調でなかなか。それはともかく、ジャケのイラストが意味不明でひどすぎ。
- THE MO 『タンゴ・ポップ』 ('81) LP
\840
・・・オランダのテクノポップ・バンド。以前リンダ&MOをBBSで話題にしましたが、これはその前身バンド。ドラマー以外は全員別人です。しかしリンダ&MO同様、とにかくメロディーがポップで、突拍子もない展開がところどころ出てきて感心させられます。A@「NANCY」(邦題が「夏色のナンシー」というのはどうかと思うが)から「お〜。ほほほ」とニヤついてしまう展開が。他にもBA「ありのままの私」とかも結構やってくれてます。バスーン奏者がいるというのが売りだったようですが、あまりよく分かりまへん。でもBCには「バスーンを使うバンド(Band
With Bassoon)」なんてタイトルの曲もありますが、なにもそこまでしなくても。しかしオランダのバンドっていうと、ショッキング・ブルーぐらいしか思いつかないですが、なんだか妙に人懐っこいメロディーを作るのがお上手な気がいたします。
- TORCH SONG 「DON'T LOOK NOW」 ('87)
12" \609
・・・こないだBBSでちょっと話題になったウィリアム・オービットのユニット。これは“U.K.
Mix”と銘打った12インチ。ちゃんとした歌モノで、前に買った「プリペア・トゥ・エナジャイズ」の方が個人的には好き。B@「Can't
Find My Way Home(U.K. Mix)」は、モンスーンを思わせるアラビックなメロディーのエレポップ。BA「Mothdoom
Ecstasy」も同傾向のちょっとサイケなエレポップという感じ。
- ENDGAMES 「SHOUTING OUT FOR LOVE」
('85) 12" \103
・・・'85年の12インチ。ということで、エレ度は低いです。ヴォーカル・ハーモニーが印象的な(BOYZUMEN系か?)、売れ線狙いの曲。B@「Somewhere
to Run」はなかなかハードなニューロマ系エレポップで、こっちの方が全然カッコイイ。ちょっとABCの「メニー・ハッピー・リターンズ」あたりを思わせる感じです。音がすごく分厚い。B面のみオススメ。
- 大林宣彦監督作品・高橋幸宏主演 『四月の魚』 ('86)
VHS \1,260
・・・これは昔、所沢のパルコの中にある映画館で観ました(ここでは「銀河鉄道の夜」も観た)。僕がチケット買って中に入ったときは同時上映だった映画がまだ終わってなくて、最後に主題歌が流れてきたんです。そしたら、その曲はサンディー&サンセッツの「バッテリー」だったんです。風間杜夫と志穂美悦子主演の「熱海殺人事件」(だっけ?)と同時上映だったんですね。で、本編のこっちが始まったらかなり客が減って(T_T)、途中まで見てたオバハン連中もしばらくしたらいなくなってたし(「これ誰?」「なんか音楽やってる人よね」とか言ってた)。かなり淋しい思いで観てた記憶があります。たしかこれ、完成して上映するまでかなり時間がかかったんですよね(サントラが出たときは映画観てなかった)で、久々に観ましたが、結構憶えてるもんです。ただ、当時の「なんだか面白くない映画だなぁ」という感想は久々に観ても同じ(^_^)。まず幸宏氏の演技力・・・。これはどーしよーもないですが。まぁカタイ。顔がこわばってる。カメラ意識しすぎだし。セリフもねぇ・・・。それと、脚本自体もつまんない。幸宏氏がよくこの脚本で主演する気になったと思いますよ。あと、一応コメディー映画だと思うんですが、ところどころに入るギャグがさぶい。幸宏氏がよくやる裏返り声もしつこい。あと、たくさん料理が出てきますがどれも全然美味しそうに見えないのは何故に。救いは丹波哲郎、三宅裕司、泉谷しげる。この3人が出てくると安心する(^_^)。丹波酋長の演技には笑った。三宅氏も飄々としてていい味出してる。でもまぁ・・・B級喜劇ですかね(C級か?)。
雪が大降りになる中、続いては「キングコング本店」へ。入り口から全ての階段の端にドカッと安レコ箱が置いてあり通路を更に狭くしています。去年行ったときも圧倒されました。今日は時間があったので、全部見てやりました(^_^)。まぁアイドル(マッチ、トシ、聖子など)とかニューミュージック(さだ、千春、アリスなど)、あと定番の洋ロック(ロッド、エルトン、ビリジョエなど)が目白押しでかなり精神的&体力的にまいりますが、たまにいいものもあります。最初の3枚はその階段レコ箱で見つけたモノです。
- エンドゲームス 『ビルディング・ビューティー』 ('84)
LP \315
・・・第26回分で取り上げたULTRA-MINOR系エレポップの日本盤が見つかったので一応買っときました。ジャケがちょっと違います。
- サーティーン・アット・ミッドナイト 『ラスト・トゥルー・フレンズ』 ('85)
LP \504
・・・サバイバル・レコードの5人組バンド。これはシングルを編集した“サバイバル・セブン・シリーズ”の1枚。エレポップ的なサウンドが多いサバイバルですが、これはファンキーなニューロマという感じ。1曲だけフランス語による女性ヴォーカル曲がありますが、他はちょっとデュランあたりを思わせる曲など。BB「シャック・アップ」あたりは完全にファンク系ですね。演奏は拙いですけど、全体に漂うB級感がステキ。
- NAKED EYES 「(WHAT) IN THE NAME OF LOVE (Extended
version)」 ('84) 12"
\714
・・・リミックス12インチ。リミキサーは、プロデュースも担当してるアーサー・ベイカー。とはいえ大幅に変わってるワケでもなく、当時にありがちな、イントロや間奏を引き延ばしたリミックスで、あとドモリングが多い。サビ前の♪テ〜ルミ〜♪が♪てててててテ〜ルミ〜♪とかになってる。でも♪てへへへへ〜♪と聴こえてしまふのは何故に。B@は同曲のモトのヴァージョンで、BAは「Two
Heads Together」という、初めて聴く曲。コチラはトニマンのプロデュースで、いかにもネイキッド・アイズらしい曲。かなり好きです。
- ドルビーズ・キューブ 「キューブは貴方と共に」 ('85)
12" \630
・・・トーマス・ドルビーを中心に、ジョージ・クリントン、リーナ・ラヴィッチ等が参加した12インチ。バキバキにハデなノリの曲かなと思ったら意外や意外、ユル〜い横ノリファンクでした。でもやっぱり、ドルビー色よりP-ファンク色の方が濃い気がしますね。・・・でもこれ、『エイリアンズ・エイト・マイ・ビュイック』のCDに追加収録されてたんですよね。すっかり忘れてた。初めて聴いたようなどっかで聴いたような、変な感覚でした。B面「グーグープレクサス/キューブ・クリーチャー・キャビア」は、同曲のリズム・トラックに雑談をコラージュしたもの。何言ってんだか分からん。しかし、ライナーのドルビー・クリントン・ラヴィッチによる3ショット写真には驚きました。
- TONY VISCONTI 『VISCONTI'S INVENTORY』 ('77)
LP \2,100
・・・「ストレンジ・デイズ」2001年3月号でインタビューも載ってたヴィスコンティの唯一のソロ。本人が「大嫌い」「汚点」と言い切ったアルバムであります。このアルバムを知ったのは、「モンド・ミュージック2」の194ページ、“狂い咲き”の項ででした。ジャケのインパクトが強かったですね、やはり。内容は、たしかになんだかとりとめがないモノで、ムーグやARPシンセを使ったチャイニーズ風ディスコ・メロがダサい。普通の歌モノは悪くないんですけどね。強烈なのはBD「The
Cabaret Is Over」かな。ストリングスをフィーチャーした、モロなファンキー・ディスコものでヴィスコンティもノリノリ。音が厚くてカッコイイとも思うんですけど、何故ヴィスコンティがコレを・・・という疑問は抜けず。やはりヴィスコンティ関連ではスパークスの『インディスクリート』が一番でしょう。リック・ウェイクマンの『ラプソディーズ』はしょーもなかったですね(これはヴィスコンティの責任ではないか)。ところで、これは昨年ボーナス・トラックを追加してCD化したそうですが、残念ながらこんなジャケに変更してしまいました。本人やはり気に入らなかったのでしょう。
続いて「人類レコード」に行ったものの特に収穫ナシ(Mathematiques
Modernesが\2,800ってのはちょっと迷った)。で、元町の方へ戻り、駅周辺のレコ屋を巡回。まず「JET SET神戸店」から。期待して行ったものの、中古より新品の方が多い感じで、ちょっとガッカリ。それと、レコ袋が透明っつーのは、買ったモノによってはすごく恥ずかしいのでちょっと・・・。
- 友部 正人 『誰もぼくの絵を描けないだろう』 ('75)
LP \945
・・・教授ファンの間ではおなじみの、教授の初レコーディング参加盤(裏ジャケにはロンゲwithヒゲの教授が)。参加ミュージシャンは教授だけで、ほとんど友部氏のギターとハーモニカのみ。教授は「おしゃべりなカラス」、「ひとり部屋に居て」、「あいてるドアから失礼しますよ」の3曲でピアノを弾いてます。「ひとり〜」での高音部のピアノは、ちょっと「Silence
of Time」を思わせる(言い過ぎか)。タイトル曲はあがた森魚氏が『永遠の遠国』でカヴァーしてたので聴いたことがありました。アルバム全体としては予想通りの「ど」フォークで、字余りの歌詞を喋るようにアジって歌っています。拓郎がメジャーな「日本のボブ・ディラン」で、こちらはアングラな「日本のボブ・ディラン」だそうですから、こんなもんでしょう。でも詞はけっこう考えさせられるフレーズが出てくる。このアルバムの曲はベスト盤で数曲聴けるようですが、オリジナルのままでのCD再発は無理だそうです(歌詞に差別用語を使ってるからだとか。と言われてもどれが悪いのか分からん)。
- TELEX 「TEMPORARY CHICKEN」 ('88)
12" \1,575
・・・リミックス12インチのプロモ盤。BARNYARD
MAXI MIX、EDIT OF REMIX、REMIX、DUB VERSIONの4ヴァージョンを収録。リミキサーが表記されていないということは、テレックスのメンバーによるリミックスなのでしょうか。どれも現在で言うリミックスとは違い、原形を残しつつ色んな部分を引き延ばしたリミックスです。新味はないけど悪くないです。
- V.A. 『陽気な若き博物館員たち』 ('84/'90)
CD \1,365
・・・水族館レーベルのオムニバス・アルバム。今回は6アーティストを収録。まずカーネーションの直江政太郎氏。インストと「トロッコ」という歌モノ。「トロッコ」は以前どこかで聴いたことがあるな。続くChildrenという二人組。奥山さんの好きな「やぎ」を思わせる学校唱歌タイプ。続くはQuotationsというバンド。実はこれはかなりの収穫。ちょっとマイナーな歌謡曲〜ニューミュージック調のメロディーをテクノで味付けしており、かなり良い出来。フル・アルバムは出さなかったのかな。他の曲も聴きたい。次はハルメンズの比賀江隆男氏がSH-7一台で作ったというインスト。1曲だけではちょっと消化不良です。次は小川美潮嬢にいい曲書いてた近藤達郎氏のソロ2曲。インスト「Ballet
Mecanique」(お、このタイトルは・・)は牧歌的なミニマルもの。2曲目もミニマルながら歌モノで、ちょっと立花ハジメ氏の「Piano
Pillows Going Abstract」を思わせる展開も。最後はParisというバンド2曲。これはチャチャ(ドドンパか?)とタンゴで、詞も含めかなりダサい。コンクリーツを思い出しました。僕としてはQuotationsで充分。これだけは3回聴いた。
- ビジネス 「痛いmy heart」 ('81)
7" \525
・・・業界ニューウェイヴ・バンド、ビジネスのシングル。1stに収録されていたレゲエ調の曲で、アルバムの中でも結構ユルいインパクトのあった曲。B面「GRAY」はハードなギター・ロック。ビジネスは、CD化もされてないし業界ニュー・ウェイヴの中では人気がないみたいですね。ま、テクノ度低いし(無と言っても良いですが)。しかしみそらドレミ嬢は、今どこで何をやってらっしゃるのやら。
続いては「ハックルベリー」へ。ここは狭いわりに品物が多すぎます。お客さんが多いと、全部見るのは困難です。通路が狭いので。セレクトはいいですけどね。天井高いところまで品物があります。ジャズやソウルものも多い(個人的にはあまり興味ないですが)。困ったのは、店員さんが新入荷レコのビニール入れ替えを、売り物レコの上でやってたこと。まぁ場所がないのは分かりますが・・・(全部見きれなかったのが悔やまれます)。
- B・E・F 『ポップス黄金狂時代』 ('82)
LP \1,100
・・・ヘヴン17の二人によるプロジェクト。往年のヒット曲を意外な人選で歌わせるという企画。ビリー・マッケンジーがボウイのカヴァーを歌うというのはトホホなアイデアですな。他はゲイリー・グリッター、ティナ・ターナーぐらいしか知らないなぁ。バックのサウンドはモロにヘヴン17してて良いですが、原曲も知らないのがほとんどだし、そういった意味ではあまり深く聴き込めませんでげすね。ポーラ・イエーツの歌うAC「にくい貴方」は「うたばん」のテーマですね(ホーンのフレーズで分かる)。
- BROKEN GLASS 『BROKEN GLASS』 ('76)
LP \1,500
・・・「ストレンジ・デイズ」2001年1月号、71ページ参照。いかにも70年代的な、ブルースを基調にしたいい感じのブリティッシュ・ロック。「ど」ブルースだとちょっとキツイですが、このくらい軽いと聴きやすいです。レゲエ調のAB「KEEP
YOUR LOVE」も良い。しかしニッチ・ポップって車のジャケのが多いですね。ほとんどの曲をStan
Webbが書いております(共作が多い)が、曲そのものも結構いいんですよ。ベースのRob
Lawlinsonは、アリソン・モイエのソロにも参加してたようです。
- TRICKSTER 『FIND THE LADY』 ('77)
LP \2,000
・・・「ストレンジ・デイズ」2000年7月号、89ページ参照。これは「ストレンジ・デイズ」で見てから欲しい欲しいくれくれと探してたブツです。プロデュースはマーティン・ラシェント(この人もかなり手広くやってますな)。たしかにB級で、ELOにもシティ・ボーイにも似てる部分がありますが、それでもかなりいい出来です、これは。最もELOっぽいのはAC「Miles
And Miles Away」で、イントロがモロに「シャイン・ラブ」。Puffyまでも思い出してしまふ。その後もELOの色んな曲を合体させたような展開でニヤつきまくり。ステキ。他にも仰々しいストリングスをフィーチャーした曲とか、「おれたちゃELOの前座をつとめたんだぜ」ということを強くアピールしたような楽曲群に胸ときめきメモリアル(実写版は大コケ)です。
続いて、渋谷にもある「THEE ROCK'N' ROLL AIDS
PRODUCTION〜」があり(諸般の事情でレコマップには載らなくなってしまったレコ屋)、入ってみたものの想像を絶する狭さで5分もしないで退出(高田馬場のレコファン2Fを更に狭くした感じ)。続いて「りずむぼっくす元町店」へ。ここはオーソドックスな品揃えのレコ屋。CD、LDも多い。レア盤系は少ないので、\300コーナーで4枚GET。買った後は、元町駅前の「天下一品」でラーメン食って爆睡(兵庫まで行って名物食わず終まい)。翌日帰宅。帰りは新幹線混んでた〜。
- リンダ&MO 『マジカル・ポップ』 ('83)
LP \315
・・・前に同名のシングルを紹介した、オランダのテクノポップ・バンド。リンダ(TPOのリンダ・マスターズではない)という、たれ眼で眠そうな顔をした18歳の女のコを新ヴォーカルに迎えた新生MO(エム・オーではなくモーと読む)の第1弾ということなんですが、これがまた、どの曲もすんごくメロディーがいいんですよ!!転調を多用していて、「ぅわ、こう来るか〜」という展開のメロディーばかりで、最初聴いたときはクラクラしてしまいましたよ。それでいて曲展開に無理があるかというと全然そんなことはなく、数回聴くと頭から離れなくなってしまう曲ばっかり。う〜む、まさにタイトル通りですがな。すごすぎる。シンセは特別凝った音を出してるというわけではない(けっこうスカスカ)ですが、ツボを抑えた気持ち良いテクノポップぶり。見事。いや〜、RIGHEIRA、NASAときて次は断然コレでしょう。万人にオススメできる、個人的には捨て曲一切ナシ(断言)のメロディアス・テクノ・ポップの傑作中の傑作。100点あげます。
- ヴァイタミンZ 『サーカス・リング』 ('85)
LP \315
・・・「テクノポップ/エレポップ」本の136ページ参照。名前だけは聞いたことのあるバンド(デュオらしいがジャケには3人写ってる。でも裏ジャケは2人。なんなんだ)。ティアーズ・フォー・ティアーズの1stやワン・チャンなどを手掛けたロス・カラムのプロデュース。そのせいかどうかは分かりませんが、とにかくティアーズ・フォー・フィアーズにソックリなのよのさこれがまた。BA「気になるアンジェラ」の出だしのトライアングルみたいな音なんかモロに「シャウト」。他もかなり凝ったサウンドで結構聴かせてくれやがります。スカしたジャケ写にはちょっと閉口しましたが、意外と良かった。バンド名はもうちょっと気を効かした方がよかったとおもうんだが。
- リアル・ライフ 『FLAME』 ('85)
LP \315
・・・オーストラリアのエレポップ・バンド。前作『ハートランド』はかなり好きで、特に「センド・ミー・アン・エンジェル」は大好きな曲で今でもたまに聴きます。で、このアルバムはセカンドになります。プロデューサーはスーパー・トランプなどを手掛けていたというピーター・ヘンダーソンさん(ってよく知らん)。ホワッとしたシンセ音とかは今までどおりという感じなんですが、これといって「!」とクる曲がないかな〜。「センド〜」に匹敵するような名曲はないですね。サウンドはまずまずなんですが。惜しい。
- マイケル・デ・バレス 『虚構のアウトロー』 ('86)
LP \315
・・・元シルヴァーヘッドのデ・バレスさんの今のところの最新作(役者になっちゃったみたいだからラスト・アルバムか?)。ちょうどパワー・ステーションでのロバート・パーマーの代役をした頃のアルバムで、帯には“パワー・ステーションのリード・ヴォーカル”と書かれています(悲)。アンディ・テイラーも一応参加しています。「ターミネーター」とかのアクション映画スターみたいなメイクでキメたジャケ(ちなみにこれはジャケ写と同じポスター)では、少なくともこの日記を読んでる方は誰も手を出さないでしょう(たけしたさんは微妙)。内容も、何の変哲もない“ろっくしんがー”のアルバムです。パワステを思いっきり意識した曲もチラホラ。BC「カメラ・アイズ」がまあまあいい曲かな(Aメロがムード歌謡っぽいけど)。歌声が時々テレンス・トレント・ダービーそっくりになる人ね。ま、役者でがんばってくだちゃい。