豚コレラは猟師にも打撃 15日猟期終了、来季へ不安の声

 イノシシやシカを狙う狩猟が、十五日の猟期終了を前に大詰めを迎えた。今シーズンは各地で豚(とん)コレラによる狩猟禁止が続き、中濃地域の十三自治体のうち制限を受けなかったのは、郡上市と東白川村だけだった。豚コレラの感染拡大に歯止めが掛からない中、猟友会員からは「このままの状況が続けば次の猟期はどうなるのか」という不安の声が出ている。
 十日朝、郡上市白鳥町では地元の建築業河合隆治さん(61)を中心とした十人のグループが出猟。四匹の猟犬を連れて山に入り、勢子(せこ)が追い出した獲物を猟銃で撃つ巻き狩りを繰り広げた。
 今年は例年に比べて降雪量が少なく、猟場に雪は残っていない。このため、獣の足跡の確認が難しく、最初の猟は空振りに終わった。しかし、二回目の猟でイノシシとシカを相次いで発見。岐阜市から参加した公務員日下部陽亮さん(38)が、体重一〇〇キロ近い雄のシカ一頭を仕留めた。グループとしては、これが今猟期最後の出猟となった。
 昨年九月、岐阜市の養豚場で発生した豚コレラは愛知、長野、滋賀県と大阪府に拡大。岐阜、愛知両県ではイノシシにも感染が広がったことから、十一月十五日解禁の狩猟が大幅に制限された。禁止区域は十一日現在、両県で三十三市町にも及ぶ。狩猟禁止は獣類だけでなくキジ、カモなどの鳥類も対象となった。… 詳細はリンク先へ …
https://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20190312/CK2019031202000023.html 2019/3/12 中日新聞


豚舎空っぽ、涙の経営者…電柵・消毒しても感染
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190310-OYT1T50018/ 2019/3/10 読売新聞

2019年03月15日