獲物が掛かっているかどうか。けもの道を見回りに行くわな猟師・千松信也さんの後を、カメラが追いかける。仕掛けた場所に辿り着くと、わなに掛かって興奮しているイノシシに激突されないよう慎重に近づき、棒で頭を叩く。脳震盪を起こしておとなしくなった隙を突いて、千松さんはイノシシにまたがり、とど止めを刺す。狙う場所は心臓に近い大動脈。そこを刺して放血すると、肉に臭みが残らないのだという。
仕留めたイノシシは作業場まで引いて戻り、滑車で吊るす。まずは毛を剥いでから、解体作業は始まる。取り出した内臓からホワホワと立ち上る湯気が、ついさっきまでこのイノシシが生きていた事実を視覚に訴える。解体しながら千松さんは、肉の部位や、部位に合った切り方、削ぎ方などを川原愛子監督に説明し、ひととおり作業を終えると、日本酒と一緒に調理した心臓を食べる。解体後、命の象徴である心臓を、最初にひとりでいただくことは、いつの間にか習慣になっていたと話す。…
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https://sotokoto-online.jp/1327 2020/5/6 ソトコト
【動画】映画『僕は猟師になった』予告編
映画「僕は猟師になった」公式サイト
https://www.magichour.co.jp/ryoushi/