茨城県つくば市は筑波山麓で多発するイノシシによる農作物被害を減らすため、小型無人機「ドローン」を使ったイノシシの生態調査に乗り出した。同市生活環境部の担当者は「調査ですぐにイノシシが減ることはないが、生息数や分布域を把握することで、効率的な捕獲につなげたい」と話す。
調査は7~9の3日間実施。ドローンで空撮などを行う水戸市の企業「優和」が無償協力している。赤外線カメラを搭載したドローンを地上150メートルほどに飛ばし、山の中を観察。同市の臼井▽沼田▽国松▽上大島の4地区で、同社の調査員ら6人がイノシシの活動範囲や頭数、ねぐらなどを調べる。
7日は午前10時から調査を開始し、午後11時ごろまでに計約20頭を発見した。同社代表の荻津優さん(31)は「とても順調なスタート。継続的な調査でもっと多くのイノシシを見つけたい」と意欲を見せた。
市によると、同市のイノシシによる農業被害額は2016年度が約3087万円、17年度は約3868万円と増加。畑の玉ねぎや芋類が掘り返される一方、イノシシが水田で体を洗うことで米が獣臭くなり、出荷できなくなることもある。
… 詳細はリンク先へ …
https://www.excite.co.jp/news/article/Mainichi_20190209k0000m040029000c/
2019/2/9 毎日新聞