響く銃声 「イノシシ」「どればあ」 土佐「巻き狩り」に同行した

 「下に何かおる。向こうに犬つけるき。ここにおって」。前を歩くハンター歴50年の五百蔵邦秀(いおろい・くにひで)さん(70)=高知県香美市=が振り返り、静かな声で指示した。ともに歩き始めて1時間余り。猟犬のビーグルが周囲をかぎまわり、首に付けた鈴の音が響く。

 2021年12月、高知県猟友会の青年部が開いた「広域捕獲体験」に同行した。高知市から車で約1時間離れた山中で、地元のベテランハンターから「巻き狩り」を学ぶ機会で、狙うのは鹿やイノシシ。猟犬で獲物を追い立てる「勢子(せこ)役」と、銃を手にして待ち伏せる「打ち子」に分かれ、無線で連絡を取り合いながら集団で行う猟だ。
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https://mainichi.jp/articles/20220225/k00/00m/040/132000c
2022/2/28 毎日新聞

2022年03月16日