大規模風力にバードストライク懸念 環境相が経産相宛てに意見書

 宗谷岬(北海道稚内市)にある大規模風力発電設備の建て替え計画の環境影響評価(アセスメント)で、原田義昭環境相は18日、絶滅危惧種のオジロワシなどが衝突死する「バードストライク」の懸念があるとして、取りやめも含めた抜本的な見直しを求める意見書を世耕弘成経済産業相宛てに提出した。

 同事業は、ユーラスエナジーホールディングス(東京都港区)が運営する「ユーラス宗谷岬ウインドファーム」で、2005年に操業開始。現在、出力1000キロワットの設備が57基あり、総出力5万7000キロワット。計画では既存設備をすべて撤去し、4000キロワット級15基に建て替えるとしている。

 意見書によると、設備のある宗谷岬は国内で越冬するオジロワシやオオワシが飛来するほか、ハクチョウなど渡り鳥の経路になっている可能性もある。環境省によると、07~16年の間に風力発電設備の近くで死んだオジロワシは10羽が確認され、いずれも風車のブレード(羽根)が原因だったとみられる。
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https://mainichi.jp/articles/20190218/k00/00m/040/243000c
2019/2/18 毎日新聞

2019年03月04日