先日、自民党本部で大日本猟友会(佐々木洋平会長)が、大パーティーを開催した。私どもも招待されたので参加させていただいたが、二階俊博幹事長をはじめ、多くの大臣や官房長官等、有力議員の参加でにぎにぎしかった。
猟友会が毎年、自民党本部のみならず、あちこちで同じ大パーティーを開いている。農家を救うために獣害対策の普及が目的だ。動物愛護の精神は大切である。が、田畑を荒らす動物が増えている現在、その獣害を減少させるためには国民の理解が求められる。
先般、山梨県知事に当選した長崎幸太郎氏の衆院選挙の応援に行った時の話。小菅村という山中にある小さな村で演説をしていた折、数名の聴衆しかいないのに、眼前の電線には猿が数珠つなぎ、聴衆であるかのように私の演説に耳を傾けていたのにはショックを受けた。「猿、イノシシ、鹿の増加で、農作物がほとんど荒らされるのには閉口しています」と住民が泣くように語った。…
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神奈川県小田原市では、「わなオーナー制度」の実証実験が始まっている。獣害対策として、捕獲のための「くくりわな」の設置に一般住民に出資してもらう制度である。人間には、古代社会で生きるうえで、狩猟、採集を日常のものとしてきた狩猟本能がある。だから、釣りをはじめ、狩猟に興味を持つのだ。
すでにオーナー登録者は20人を超えたという。獣害を心配したり興味を持つ人たちが出資し、現場を見たり、捕獲された動物の解体作業も手伝う。1カ月4千円を出資してもらいオーナーとなるのだが、この実証実験を全国に普及させたいものである。
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2019/3/21 観光経済新聞社