謎解明へ多様な研究を 秋の実りとクマの行動

群馬野生動物事務所代表 春山明子(高崎市吉井町)
 ちょうどこのくらいの時季に、「何を見ているのですか?」と警察官に職務質問された経験が何度かあります。住宅地付近で双眼鏡を持って歩き回る姿は、確かに不審者に見えるかもしれません。これは、8月下旬から9月上旬にかけて実施する豊凶調査の一幕です。
 当社は毎年度、秋の堅果類の豊凶調査を実施しています。各道府県や林野庁、研究機関も行っていますが、被害対策に役立てるには早く結果を知る必要があるため、一部の地域で独自に取り組んでいるのです。
 調査対象の堅果類とは、一般的にはドングリと呼ばれるミズナラやコナラ、アラカシなどの実の他、ブナの実などの硬い殻に覆われたナッツの総称です。
 これらは木の高い場所に多くあるので、調査には双眼鏡を使います。奥山だけでなく、住宅に近い場所にもあるため、冒頭の職務質問につながってしまったのです。
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https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/165120
2022/8/25 上毛新聞

2022年09月07日