養殖ゴイ、カワウの捕食被害に 対策に苦慮「特産化に水差す」 福島県郡山市

 養殖ゴイの市町村別生産量が全国1位の福島県郡山市で、コイが大型の水鳥・カワウに捕食される被害が後を絶たない。近年は年間生産量740トンの7%に当たる50トンが捕食され、被害額は約2500万円に上る。新たなコイ料理の開発など魅力発信の動きが本格化する中、市や養殖業者は「地域活性化の取り組みに水を差す」と厄介な相手に苦慮している。
 緑に囲まれた福島県郡山市逢瀬町の北沢池。県内のコイ養殖業者ら4社でつくる南東北内水面養殖漁業協同組合(旧県南鯉養殖業協同組合)の組合長熊田純幸さん(79)=熊田水産社長=は餌に群がるコイを見つめ嘆く。「育つ前にカワウにやられる。対策の効果はなく、まるで食べ放題だ」
 1960(昭和35)年にコイの養殖を始めた。現在は郡山など4市村の計15カ所の池で飼育し、熊田水産のオリジナルブランド「磐梯鯉」として活魚と加工品を県内外に出荷している。
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https://www.minpo.jp/news/moredetail/20220827100048
2022/8/27 福島民報

2022年09月09日