東北地方でイノシシの被害が急増している。イノシシの活動範囲が「北上」し、これまで目撃されてこなかった青森にも出没。山形では被害額が10倍に増えた。農業関係者らは対策を急ぐが手探りの状態で、追いつかない状態だ。
「このままじゃ根っこが全部掘り返されて、木が倒れちまう」。3月下旬、岩手県一関市の民家の裏庭で地元猟友会の佐藤律衛(りつえい)さん(71)がつぶやいた。南高梅の木の根元が、泥で真っ黒になるほど掘り返されていた。大きなイノシシの足跡がいくつもある。
佐藤さんは住人に、黒いビニールやトタンで柵のように囲うようアドバイスをした。イノシシは透明なビニールや網では突破するが、前が見通せない柵があると入らないという。佐藤さんは「理由はよくわからん。俺らも対策は手探りだ」と話す。
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2021/4/18 朝日新聞