「フィーヨ、フィーヨ」シカの鳴き声探知し頭数推定…尾瀬ヶ原に600頭生息判明

 東大や福島大などの研究グループが、尾瀬ヶ原(福島、群馬、新潟県)で希少植物に深刻な食害を与えているシカの頭数を鳴き声の探知やドローンによる空撮から推定する方法を開発した。600頭前後が生息していることが判明し、環境省は「自然環境に負荷をかけない方法で精度の高い数字が得られた。将来的に捕獲目標の設定に役立てたい」としている。

 尾瀬ヶ原を含む尾瀬国立公園では、1990年代半ばからシカが確認され、ミズバショウやニッコウキスゲなどが食い荒らされる被害が発生してきた。同省では、フンを数えて推測する手法を検討したが、湿原を歩き回って生態系を荒らす恐れがあるため断念。夜間に湿原をライトで照らし、シカの目が反射する光を数えるなどしてきたが、精度に問題があった。
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2021/4/21 読売新聞

2021年04月21日