無題1-13


部屋へ戻った和樹はメッセンジャーを立ち上げた。


sakiがいた。


和樹にしては珍しく自分から声をかけた。



『花束♪(⌒ー⌒)o∠★:゚*'  おめでとぉ♪ 結婚するんだって?』


『あ♪和樹 ★★\(; ;)オヒサ(; ;)/★★』


『どうしたの?急に。こないだまでどうなるかわかんないって言ってたのに』


『うん。まあね(笑)そろそろ決めちゃってもいいかな?って思って』


『そっかあ。人妻になっちゃうんだ?寂しいね。なんか』


『あら?そんな事言っていいのお?裕子に言いつけるわよ ププッ ( ̄m ̄*)』


『そういう意味じゃないって(^_^;)』


『そうなの?なあんだあ。残念。和樹なら浮気してもいいと思ってたのに♪』


『あのな・・・(ーー;)』


『ほんとよお。和樹が全然相手にしてくれないから今の彼と付き合ったんだから』


『俺には裕子がいるしなあ・・・』


『そうそう。だから諦めたのよ。でも今はなんとも思ってないから安心して♪』


『それはそれでちょっと寂しいな(笑)』


『で?いつだって?結婚式は』


『再来月よ。式には出てね』


『うん。出るよ。色々準備で大変?今は』


『そうでもないわよ。披露宴はやらないでちょっとしたパーティするだけだから』


『あ。じゃあ。ほんとの式に出るって事か』


『そうよ(笑)見せ付けてあげるからね♪』


『わかったわかった(^_^;)』


『あ。彼が来た。じゃあまたね♪』


『うん。がんばれよ』


『ありがと♪じゃあね(^O^)』


『うん。またね♪』


sakiとのメッセを切った後


和樹は考えていた。


”sakiが俺を?”


”まあ。考えたってしょうがないか。今更だしな”


和樹は来月から始まる裕子との生活の事を考えるようにした。


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