1P/Halley = 1982i ハリー彗星

 ハリー彗星は約76年ごとに出現します。肉眼でもはっきり見えるほど明るくなるので、その出現記録は紀元前240年までさかのぼれます。この彗星は、その軌道を研究して76年ごとに出現することを発見した英国の天文学者エドモンド・ハリーにちなんでハリー彗星と呼ばれます。エンケ彗星(2P/Encke)も軌道を計算した天文学者エンケ(Johann Franz Encke ドイツ)の名前で呼ばれています。

写真は1986年3月21日撮影。

 

 

 

1985年8月 日に始めてとらえる。31cm反射+トライXの写真による。

1985年9月に30cm反射ではじめて眼視。

1987年5月19日に続いて5月24日、28日に撮影しましたが、24日は存在がわかりませんでした。28日は透明度が少し良くなったためか粒子ムラより1ランク大きい粒子ムラで写っていました。ろくぶんぎ座γ星の北というより、うみへび座の2等星アルファルドの左上にあるハレー彗星は、5月下旬の天文薄明が終わる頃にはかなり西に見えていて、和歌山市の光害が押し寄せてきています。
 6月中旬、天文薄明が終わる21時にはハレー彗星の地平高度は11度になってしまいます。梅雨入りしたにもかかわらず晴天が続いていますが、空は白くて星を写せそうにもありません。もし透明な空になっても、こう低く光害がある所ではせいぜい13等が写るぐらいですから事実上ハレー彗星の撮影は5月下旬で終わってしまいました。それに普通のアマチュアが手に入るハレーの位置推算は「月天6月号」が最後でしたから6月のハレーの位置もわからないし。
 1985年1月15日にオリオンの頭の上のあたりを写し始めてから2年4か月の追跡が終わりました。この間、ハレー彗星を撮影した日は67夜、391コマ、写った日は59夜、366コマでした。数は多いものの特に印象に残っているのは数枚しかありません。また、よく写ったものは2.3大きくプリントしてありますが、全く整理ができていませんので、機会があればやりたいと思っています。 AA046 1987 June

 

2003年3月にESOのVLTで観測された。28.2等だった。(1994年には26.5等).....アストロアーツ天文ニュース