8P/Tuttle こぐま座流星群の母彗星 .........こぐま座流星群としぶんぎ座流星群 nao0403

Discovery
発見→1790年1月9日にフランスのP.メシェンがこの彗星を発見し、メシエやW・ハーシェルらが3週間にわたってこの彗星を観測したが、
観測期間が短かったので軌道が定まらずに次の回帰はわからなかった。
1858年1月5日にアメリカのハーバード大学天文台のH.P.Tuttleが拡散状の淡い彗星を発見したが、ベルリンのK.C.Bruhnsも11日に独立発
見している。C.W.Tuttle(発見者の兄)は、軌道を計算したが、1790年の第二彗星と同じである可能性を示唆した。そしてJ.C.Watsonが周
期13.96年の軌道を計算した。1858年1月21日に地球に0.76AUまで接近し、2〜3月にコマの直径は3.5〜4’に達した。
 1871年10月13日にBorrellyがこの彗星の回帰を検出。続いてWinneckeとH.P.Tuttleが独立に検出した。このとき8等まで明るくなった。
以後、1953年を除き、すべての回帰が観測されている。こぐま座流星群の母天体。....http://cometography.com/pcomets/008p.html


ホレース・タットル Horace Parnell Tuttle (1837-1923)

1837年生まれ。1857年にハーバード大学天文台に入り、William Cranch Bond の指導の下で助手として働いた。彼の兄、Charles Wesley Tuttle
(1829-1881) はそこで1854年まで働いていた。ホレースは口径10cmF8のMerzコメットシーカーで掃天して彗星を探した。軌道計算者であった
Asaph Hall の指導を受けた。1862年に9か月間の戦争に参加するため天文台をやめた。海軍をやめてから1884年にアメリカ海軍天文台の地理
学的な観測に加わり、そこでHallに再会した。1923年8月に死去。ハーバードにいたとき、1859年9月1日にコメットシーカーでりゅう座の
NGC6643銀河を発見した。NGC1333を1859年2月5日に発見したが1年前にSchonfeldが既に見つけていた。
.... http://www.klima-luft.de/steinicke/ngcic/persons/tuttle.htm


■2007年の回帰 T = 27.0173 Jan. 2008

日本では2007年夏から観測できてしだいに明るくなった。2007年12月30日ごろにはM33銀河に重なった。2008年1月には6等になり、肉眼で
見えたという報告があるが、私は肉眼で見てない。その頃は青緑の大きなコマとイオンテイルがあった。
最後の観測は2008年1月4日になってしまった。以後、宵の南西の空を急速に南下して日本では見えなくなった。

★★8P/Tuttle
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxxf InT APERTURcamchip SFW C ## u.uu xx.x PIXELSIZE
  8        2007 07 23.69 aC 18.8 HV 35.0C14A440   0.2  4            ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.24mSTLaKA1 SI5 5          8.6  1.1s 1.1
  8        2007 08 09.69 aC 18.3 HV 35.0C14a480   0.2  4            ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.29mSTLaKA1 SI5 5          8.5  1.1s 1.1
  8        2007 09 10.68 aC 18.4 HV 35.0C14a480   0.3  4            ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.48mSTLaKA1 SI5 5         11.7  1.1s 1.1
  8        2007 10 16.62 aC 16.4 HV 35.0C14a600   0.6  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.00mSTLaKA1 SI5 5          9.7  1.1s 1.1
  8        2007 10 31.40 aC 13.3 HV 35.0C14a720   0.6  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 3.30mSTLaKA1 SI5 5          9.6  1.1s 1.1
  8        2007 11 11.44 aC 13.1 HV 35.0C14a360   1.2  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 3.47mSTLaKA1 SI5 5          9.6  1.1s 1.1
  8        2007 11 19.39 aC 12.5 HV 35.0C14a 90   2.0  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 3.46mSTLaKA1 SI5 5          9.6  1.1s 1.1
  8        2007 11 23.46 aC 11.9 HV 35.0C14a480   2.0  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 2.82mSTLaKA1 SI5 5          8.9  0.7s 0.7
  8        2007 12 16.62  M  9.9 TT 35.0C14 125   2.5  4            ICQ XXxTSU02
  8        2007 12 30.52  M  6.5 TT  3.5B     7  20    4            ICQ XXxTSU02
  8        2008 01 04.49  M  6.0 TT  3.5B     7  40                 ICQ XXxTSU02
2007年7月23日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を33枚撮影。しかし、彗星は恒星に重なっていく。露出の初めのほうの数枚と後の方の
10枚あまりが恒星に重なってなかったので、後の方の12枚を使用。画像は、21-30,32,33の12枚をメトカーフ加算。
測定も12枚加算した画像を使い、南東2.4度のHIP5929(859HVF5,JohnsonB-V=0.379)と比較、吸収補正してm1=18.8等。
2007年8月9日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を21枚撮影。画像はNo.6以外の20枚をメトカーフ加算と行きたいところだが、彗星の
進行方向は恒星にはさまれている。一応20枚をメトカーフ加算する。
測定は、1-4枚加算した画像で行い、南南東1.4度のHIP7248(853HVF8,JohnsonB-V=0.478)と比較、吸収補正してm1=18.3等。
2007年9月10日に35cmF14+STL11000M(3x3)で、はじめ90秒露光で14枚、次に120秒露光で18枚撮影。画像は120秒露光のNo.13以外の14枚をメ
トカーフ加算。
測定は120秒露光の1-4の4枚を加算した画像を使い、同じ視野にあるHIP12806(1165HVG5、JohnsonB-V=0.717)と比較、吸収補正してm1=18.4
等。まだ小さくて暗い。
2007年10月16日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を39枚撮影。1枚でも彗星は見えているが、画像は5枚ずつ加算してからさらに加算。
全部で39枚を加算。測定は5枚加算した画像を使い、北東22'のHIP64009(972HVG8,JohnsonB-V=0.958)と比較、吸収補正してm1=16.4等。

2007年10月31日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を29枚撮影。画像は24枚を加算。測定は120秒露光を6枚加算した画像を使い、
西23'のHIP70920(958HVF8、JohnsonB-V=0.428)と比較、吸収補正してm1=13.3等。やっと明るくなってきて1フレームでもはっきりわかるようになった。

2007年11月11日に35cmF14+STL11000M(3x3)で90秒露光を30枚撮影。画像は30枚を加算。測定は1-4、4枚を加算した画像を使い南西21’の
HIP79100(1034HVG0,JohnsonB-V=0.560)と比較、吸収補正してm1=13.1等。

2007年11月19日に35cmF14+STL11000M(3x3)で90秒露光を多数撮影。ガイドブレが多くて、画像は3シリーズめの12枚を加算。測定は最初のフレーム
を使い、北東35'のHIP88554(912HVF8,JohnsonB-V=0.513)と比較、吸収補正してm1=12.5等。

2007年11月23日に、月夜だが透明度が良かったのでたっぷり露光。LRGB画像はトータル150分。光度測定は2x2ビニングの120秒露光を4枚加算
した画像を使い、南27'のHIP91876(891HVF8,JohnsonB-V=0.492)と比較、吸収補正してm1=11.9等。

2007年12月16日、23h35mに35cmカセグレン反射125倍で「992TTと同じ、1048TTより明るい」と目測。dia.=2.5’、DC=4とみた。

2007年12月30日21h30m(JST)30.52UT に7x35双眼鏡で、「837TTに重なっている彗星が649TT+824TT=6.29と同じ、631TTと同じ、639TTと同じ、
638TTと同じ」とみた。これらから計算してm1=6.52となるので、m1=6.5等とした。また、dia.=20'だった。

8Pの眼視目測→2008年1月4日20h50m(JST)に7x35双眼鏡で「596TTと同じ、611TTより明るい、558TTより暗い」と目測して、m1=6.0(M.TT)で
あった。また視直径は40'とみた。
 

■1994年の回帰  = 1992r  T=1994 June 25.28
★ P/Tuttle 92r
94Jan.02.404UTに、m1>N16.5でした。これは16cmF3.8+TP2415,15分露出2コマ撮って逆測定しましたが(T=94June25.28610,α=21h18m36.3s,δ=+36d52'04")
予想される位置付近には移動が確認できるイメージは見つかりませんでした。周期13.5年の周期彗星で、92年7月29〜31日の3夜にかけてG.Tancredi とM.Lindgrenが、
La PalmaのNordic Optical TelescopeにCCDをつけて撮像して検出していました。そのとき彗星は恒星状でm2は21.2等だったそうです(5604)。修正された軌道要素
では近日点通過は94年6月17日となっていました。今後明るくなると予想されるのですが、調べてみるとずっと地平線下になってもう観測できないようです。はくちょ
う座北西部にあって北西の低空でした。..... astro aids 127 94年 2月 13日発行 93年12月31日から94年1月26日まで

2007年にこのときの画像をReal-Skyとチェックしたが、やはり彗星は写ってないことが確認できた(Guideで表示される1992rの軌道要素使用)

■1980年の回帰 Archives整理完了

Circular 5604
.................. 旧広場の観測 1980H P/Tuttle

  DATE S   m1 H マシン  m2  dia  DC  ヲ ト NAME      ANS     コメント  
811102.77 3  9.4 B 10L25  - 2 - X 2 K.Ichikawa   1188 カク ナシ   
811106.76 2  9-10 B 20R40 X 4 3 X 4 Y.Egashira 1188       
811109.81 3 8.5-9 F 15L23 8 -10 - X 1 K.Ichikawa   1188 カクサン シテイル   
811110.78 3  9-10 B 20R40 X 8 4 X 3 Y.Egashira 1188 ソラガ アカルク ミニクイ
811113.79 3   9.2 B 20R40 X 4 4 X 4 Y.Egashira 1188 クモガ ナガレ ミニクイ
811114.73 3   9.5 B 20R40 X 4 4 X 3 Y.Egashira 1188       
811118.82 3   9.2 B 20R40 X - 4  4 Y.Egashira 1188       
811205.79 4   7.3 B 6R - 5 - X 4 K.Ichikawa 1188 シュウコウ アリ カクサン 
811205.82 3   7.5 B 8L40 - 10 6 - 5 K.Oikawa    1188       
811213.83 2   7.1 B 8L40 - 8 4 2-3 5 K.Oikawa 1188     
811215.82 3   7.3 B 8L40 - 8 5 - 5 K.Oikawa 1188 
811216.85 2   7.5 B 8L40 - 5 5 - 5 K.Oikawa 1188