24P/Schaumasse ショーマス彗星
アレクサンドル・ショーマス(Alexandre Schaumasse 1882年(?)ー1958年)は、フランスの天文学者。 17歳からパリ天文台でエルヴェ・フェイの助手を務め、小天体の観測を行った。1905年からシャルル・ノルマン(Charles Nordmann)のもとで気象観測を行 った。1910年にミシェル・ジャコビニの後をついでニース天文台の観測者となった。1911年12月、周期彗星ショーマス彗星(24P/Schaumasse)を発見したほか 、C/1913 J1 と C/1917 H1の2つの彗星を発見した。(971) アルザシアと(1114) ロレーヌの2つの小惑星を発見し、小惑星(1797)はショーマスと命名された。 ニース天文台のGastonFayetは、ショーマスに第一次世界大戦の後にドイツからフランスへ贈られた25cmF7.2屈折を使って彗星を捜索する仕事を与えた。が 、この望遠鏡では正確な観測はできないと彼は思った。 Robert Jonckheereによると、この望遠鏡は収差が多かったらしい。 ショーマスがよく使ったのは、 the Grand Equatorial Coude とthe Petit Equatorial (current dome Charlois)である。ショーマスは第一次大戦にフランス軍として参加して1914年に重症 を負い、1年間入院していた。 この彗星は、ショーマスが1911年12月1日に400mmクーデ赤道儀を使っておとめ座で発見した。そのとき12等で、拡散していて、視直径は3’だった。その 後地球に近くなったので11等に増光したが、年があけて遠くなったので暗くなり、2月19日まで観測された。1912年1月には短周期彗星であるとわかった。 次の回帰では、1919年10月30日にG.Fayetが10.5等で観測したがじきに暗くなった。1927年の回帰では12.0等になったが、1935年には観測できなかった。 1937年に木星に0.37AUまで接近して周期が0.2年のびていたので、1944年の回帰は検出困難であったが、3月24日にHenry L. Giclas が撮影した写真に写っ ていた。計算された位置と違っていて、未知の加速があったと考えられたが、1960年代に彗星のジェットがおこす非重力効果であることがわかった。 1951-2年の回帰は好条件で、52年1月から3月にかけて7等になり、コマは最大で20’に達した。1960年の回帰でも9.5等であった。しかし、1968年と1976 年の回帰には観測されなかった。1952年の増光が原因で彗星が消滅したのではないかと考える天文学者もいた。 1976年12月27日にローマーが撮影した写真にかすかに写っていることが1984年になって判明したが、その位置には近日点通過時刻で-0.03日の違いがあった 。1984年9月にJ.Gibsonが撮影した写真からMarsdenが計算して1976年のイメージがショーマス彗星であることが確かめられた。 Kronkのホームページ および BAA comet Section
■ 2001年の回帰
→ 彗星観測写真ファイル19
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG *OBSxx 24 2001 03 13.50 xC 13.9 HS 35.0C14A440 TSU02 24 2001 03 29.47 xC 12.3 HS 35.0C14A320 TSU02 24 2001 04 22.47 xC 13.5 TT 35.0C14a 60 0.4 5 TSU02 24 2001 05 10.47 xC 12.7 HS 35.0C14a720 0.5 4 TSU02 24 2001 05 12.48 xC 13.7 TT 35.0C14a660 0.6 4 TSU02 24 2001 05 19.49 xC 12.5 HS 35.0C14a360 0.8 4 TSU02r 24 2001 06 11.50 xC 13.9 HV 35.0C14a600 0.8 3 TSU02r 24 2001 07 10.48 xC 15.9 TT 35.0C14a600 0.3 3 TSU02r 24 2001 08 13.45 xC 15.9:TT 35.0C14a180 0.3 3 TSU02r 2001年3月13日、35cmF14+ST8L(IRcutフィルター)で2分露光を12枚撮影。合成した画像に写っていたGSC星のカウント値から計算して13.9等とした。3月29 日は2分露光11枚合成画像から同様に測定。 2001年4月22日に35cmF14+ST8L(フィルター無)で1分露光を10枚撮影。彗星の近くに有る8.02等G5型星のカウントと比較して彗星の明るさを算出。10値を平 均して13.5等となった。 2001年5月10日に35cmF14+ST8L(フィルター無)で2分露光を6枚撮影。合成した画像に於いて同フレーム内のGSC星5個からそれぞれ計算して12.7等と算出 。 2001年5月12日に1分露光を12枚取得。11枚合成した画像と9.45(TT)G0型星を比較してm1=13.7と算出した。...AA187...2001年05月20日 2001年5月19日に3分露光を2枚とって合成。同じフレーム内の12.2等のGSC星のカウントと比較して彗星は12.5等とした。 2001年6月11日に2分露光を8枚とった。ガイドがうまくいった5枚を合成したものを測定。東北東31分にあるJonsonV 8.00等星G5型と比較してm1=13.9等 とした。 2001年6月26日にも撮ったが、雲がかかって2分露光17枚のうち彗星が認められたのは3コマだからデータにならない。 7月10日に1分露光20枚撮る。11枚以降は彗星がはっきりしないので合成に利用せず、結局10枚合成、合計10分露光となる。比較星は北北東に18'離れた tychoVT954G5型(20秒露光)で、彗星25516カウントからm1=15.9等となった。随分小さくなってきた。...AA188...2001年8月18日 2001年8月13日、35cmにクローズアップレンズをレデューサーとして入れ、1分露光を17枚撮る。透明度は良かったが、薄明と雲通過のため、はっきりと彗星 が撮れたのは3枚だけ。それらを加算した画像中に写っていた10等星と比較してm1=15.9となった。...AA189...2001年10月11日
■1993年の回帰 P/Schaumasse 92x → 彗星観測写真ファイル 11
芸西の関勉氏は60cm反射で9月25日と10月1日に観測を行ってこの彗星を検出した。m1は、9月25日に20等,10月1日に19.2等と報告されている。この彗星 は前回明るかったと記憶しているので、調査してみた。 A.1984年の回帰 = 1984m 1986年版天文年鑑には、1984年9月5日にギブソンが双子座で19等で検出したとあって、「パロマの1.2mシュミットにより検出、近日点通かが0.1日予報よ り早くなった。その結果、前回1976年12月27日に1回だけ観測されていた淡い像もこの彗星のものであることが確定し、1911年以来、出現回数が8回となった 。」という解説がある。 星の広場の観測報告は、840ct.25から85Feb.21まである。それらの観測から、84Oct.25.82〜84Dec.19.83UT(近日点通過前)のm1の変化を調査すると 「m1=6.8+5logΔ+40logr」となった。 B.1993年の回帰 = 1992x 光度予測と観測条件を1994年の回帰のときの観測から求めた「m1=6.8+5logΔ+40logr (近日点通過前,1.20<r<1.36)」で検討する。 92年10月下旬 m1=18.9等 アルデバランの南 11月下旬 15.8 ヒアデスの右下 12月下旬 12.7 プレアデスの南 93年 1月中旬 10.8 プレアデスの右 2月中旬 9.0 カリフォルニア星雲に 重なる 3月中旬 8.9 御者座β付近 4月中旬 10.6 山猫から小獅子 5月上旬 13.0 小獅子 夕空で高度70 度以上 6月上旬 16.0 デネボラの左 夕空で 高度50度 7月上旬 19.0 乙女座中部 夕空で高 度30度 近日点通過前の1.20<r<1.36の範囲は93Jan.12(m1=10.9)〜93Mar.03(m1=8.7)で、周期彗星としては期待できる。この光度式で検出時のm1を計算する と21.8等になるので、これより若干明るいかもしれないので、92年10月下旬からでも観測できるかもしれない。 .... astro aids 111 92年9月16日から10月9日まで ★★ 92Nov.23.538UTにm1=15.5,dia.=0.3',DC=3であった。20cmF5+TPで2コマ撮ったら、移動しているものがすぐにわかった。 92Nov.29.559UTにはm1=15ぐらいであった。増光が速いらしいので再び20cmで撮ったが、ちょうど14等ほどの恒星と重なってしまった。それでも、その恒星 が滲んでいるのが逆測定をする前からわかっていたので、彗星は23.538UTよりも明るくなっていたはずである。この彗星はずいぶん小さいようだ。ヒアデスの 南にあって導入が楽であった。 ... astro aids 113 92年11月13日から12月7日 ★ 92Oct.27.681UTにm1>16.5であった。T=93Mar.03.96067(arc.1960-1992)の村岡氏の軌道要素から計算した位置(α=04h39s17.9s,δ=+11゚36'54")には 限界に近い暗いものが写っているが、移動が遅いので彗星と断定できない。ヒアデスの南で比較的楽な位置だった。 ... astro aids 112 92年10月15日から11月7日まで ★★ 92Dec.14.456UTにm1=13.5,dia.=0.7’,DC=3であった。20cmF5+TP15分露出による。また、Dec.19.451UTにm1=13.5,dia.=1.0’,DC=3であった。こ れも20cmF5+TP15分露出による。この彗星も牡牛座にあって観測しやすかった。 .............ASTRO AIDS 114 1993 JAN. ★★★ 93Jan.22.52UTにm1=11(F),dia.=3’,DC=3であった。視直径はTPの写真から測ったが、コマの周辺はとても淡い。 ★★★ 93Jan.26.50UTにm1=10(F),dia.=6’,DC=3であった。写真は20cmF5に青い光にも感じるフジカラースーパーG400で撮ったが、淡いコマがよく写っ た。 海外の観測は、Jan.16.78UT=11.6(Ren25L),19.12=10.5(Spr20L),23.02=9.8(Car30L),26.09=8.9(Bor8B),28.21=8.8(Mor8B)となっているし、ニフティーの FSPACEには、中村彰正氏がJan.12.44UTにm1=11.1,14.54UTにm1=10.9,22.43UTにm1=9.9と観測したと報告している。急速に明るくなってきたようである。牡 牛座からペルセウス座に入り、前月までプレアデスから導入していたが、今月はペルセウス座ρ星から南下しました。 ...astro aids 115 93年1月10日から2月4日まで ★★★ 92Feb12.483UTにm1=9(F),dia.=3',DC=3であった。 92Feb13.514UTにm1=9(F),dia.=4',DC=3であった。 92Feb19.528UTにm1=8.3(21h40m,M.S.,16W19),dia.=5'(TP2415),DC=3(TP2415)であった。9日ごろにカリフォルニア星雲の上を通り、カペラに向かってペ ルセウス座西部を移動しました。金野栄敏さんによるとFeb.14の写真には東向きに短い尾が写っているそうです。中村彰正氏はFeb.08.42UTにm1=9.1等, Feb.14.51UTに8.9等と報告されているし、海外ではFeb.10.15UT=8.5(Hal41L),15.92=8.4(Mer40L),19.87=8.4(Lut2L),24.14=9.3(Spr20L)という観測がある。 Mer40L = J.-C. Merlin, LeCreusot, France, 0.40-m reflector Lut20L = H. Luthen, Hamburg,Germany, 0.20-m reflector Spr20L = C. E. Spratt, Victoria, BC,0.20-m reflector Hal41L = A. Hale, Las Cruces, NM, 0.41-m reflector ... astro aids 116 93年2月8日から3月5日まで -------------- NEW星の広場観測報告 ------------------------------------------ ----YY-MM-DD.方法 m1 m2 口径 F倍率 dia. DC tail 空 コメント 92 x92-10-27.68PP>16.5 20. L 5. 4 92X=P/SCHAUMASSE 209津村 光則 437 92 x92-11-02.70CIC17.3 EC 60.0Y 6.0 0.3 4NDIA=0.25 154中村 彰正 289 92 x92-11-23.54PP 15.5 20. L 5. 0.3 3 4 209津村 光則 451 92 x92-11-24.78CI 15.5 EA 60.0Y 6.0 0.4 4N 154中村 彰正 290 92 x92-11-24.80VS 14.3 AC 60.0N 8.0253 0.5 3 4NR TAU 154中村 彰正 746 92 x92-11-29.56PP 15. 20. L 5. 4 209津村 光則 452 92 x92-11-30.65VS 14.3 AC 60.0N 8.0253 0.7 3 4NR TAU 154中村 彰正 747 92 x92-11-30.66CI 15.4 EA 60.0Y 6.0 0.5 4N 154中村 彰正 291 92 x92-12-02.66VS 13.8 AC 60.0N 8.0253 0.73-4 5NR TAU 154中村 彰正 748 92 x92-12-14.41V N 13. L 88 4N 039石川 昭良 477 92 x92-12-14.46PP 13.5 20. L 5. 0.7 3 3 209津村 光則 462 92 x92-12-17.56VS 13.3 AC 60.0Y 8.0200 1.3 3 4NU ARI 154中村 彰正 297 92 x92-12-18.56V N 13. L 88 4N 039石川 昭良 478 92 x92-12-19.40V N 13. L 88 3N 039石川 昭良 479 92 x92-12-19.45PP 13.5 20. L 5. 1. 3 4 209津村 光則 463 92 x92-12-22.41V N>12 15.0B 25 4N 191永島 和郎 636 92 x92-12-22.55V N 13. L 88 3N 039石川 昭良 469 92 x92-12-23.64V N 13. L 88 3N 039石川 昭良 470 92 x92-12-25.42V N>12 20.3T 6.3 43 3N 191永島 和郎 638 92 x92-12-25.58VS 13.0 AC 60.0Y 8.0200 1.23-4 4NU ARI 154中村 彰正 298 92 x92-12-25.61P 13.0 20. L 4.8 0.5 3 353大友 清康 111 92 x92-12-26.40V N>12 15.0B 25 4N 191永島 和郎 639 92 x92-12-26.59VS 12.7 AC 20. L 5.6 74 2.3 2 4NU ARI 154中村 彰正 299 92 x92-12-26.61P 13.0 20. L 4.8 0.5 3 353大友 清康 112 92 x92-12-29.58VS 12.1 AC 13. L 88 2.5 3 5Nヒジヨウニカスカ トキドキミエル 039石川 昭良 471 92 x92-12-31.62VS 12.0 AC 13. L 62 2.5 3 5N 039石川 昭良 472 iauc5666 Circular No. 5691 5703 5713 Circular No. 5790
■1985年の回帰 1984m → 彗星観測写真ファイル1
★★1984年11月26日等に写している。