93P/Lovas 1  P=9.1years
発見 ハンガリーのコンコリー(Konkoly)天文台の Miklos Lovas は、1980年12月5日に撮影された60cmシュミットカメラによる超新星パトロール写真から
やまねこ座を撮った写真から彗星を発見しました。彼によると、彗星は中央集光のある拡散状で、17等と見積もられました。12月8日のiauc3547で公表されまし
たが、興味深いことに12月15日付のiauc3551には「この彗星が確認できずに、そのような天体は存在しない」という報告が載った。これを受けて、Lovasは
9.01UTの、関勉氏は9.77UTに撮影していて17等であったと報告してきた。
パロマー天文台のC.Kowalは12月14.46UTに撮影した写真に独立発見して、15.49UTに確かめた。Kowalは120cmシュミットカメラで17等と報告した。
中央局のMarsdenは、1月はじめの時点では短周期彗星かもしれないとしていたが、1月後半の観測によってやっと周期9.07年の軌道が計算された。

                         ....... Kronkのホームページ および 天文年鑑1982 から


■2007年の回帰 T = 17.3 Dec. 2007   archivesへ整理完了

★★93P/Lovas
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxxf InT APERTURcamchip SFW C ## u.uu xx.x PIXELSIZE
 93        2007 10 11.40 aC 14.0 HV 35.0C14a120   0.8  5    1.2m220 ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.03mSTLaKA1 SI5 5          9.0  1.1s 1.1
 93        2007 11 02.43 aC 13.7 HV 35.0C14a120   0.8  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.52mSTLaKA1 SI5 5          9.0  1.1s 1.1
 93        2007 11 30.55 aC 14.0 HV 35.0C14a120   0.6  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.11mSTLaKA1 SI5 5          9.0  1.1s 1.1
 93        2007 12 26.48 aC 13.8 HV 35.0C14a360   0.7  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.89mSTLaKA1 SI5 5         10.2  1.1s 1.1
 93        2008 01 02.53 aC 14.0 HV 35.0C14a120   1.0  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.99mSTLaKA1 SI5 5          8.8  1.1s 1.1
 93        2008 02 01.49 aC 15.0 HV 35.0C14a270   0.4  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.06mSTLaKA1 SI5 5          8.3  1.1s 1.1

2007年10月11日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を18枚撮影。画像は18枚を加算。測定はNo.1を使い、南38'のHIP3377
(902HVF5,JohnsonB-V=0.473)と比較、吸収補正してm1=14.0等。

2007年11月2日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を29枚撮影。画像は29枚を加算平均。測定はNo.1を使い、
東45'のHIP2360(895HVG5,JohnsonB-V=0.779)と比較、吸収補正してm1=13.7等。明るくなって、しっかりとしてきた。

2007年11月30日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を21枚撮影。画像は16枚を加算。測定はNo.2を使い、東58'の
HIP2867(898HVG5,JohnsonB-V=0.966) と比較、吸収補正してm1=14.0等。

2007年12月26日に35cmF14+STL11000M(3x3)で90秒露光を30枚撮影。画像は30枚をメトカーフ加算。測定は1234 4枚を加算した画像を使い
東48'のHIP5535(1016HVG0,JohnsonB-V=0.579)と比較、吸収補正してm1=13.8等。

2008年1月2日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を25枚撮影。画像はNo.10,11の2枚以外の23枚を加算。測定はNo.1を使い、南西50'のHIP6071
(884HVF2,JohnsonB-V=0.424)と比較、吸収補正してm1=14.0等。

2008年2月1日に35cmF14+STL11000M(3x3)で90秒露光を18枚撮影。彗星は1枚フレームでもはっきりわかる。画像は18枚を加算。測定はNo.1,2,3
3枚加算した画像を使い 、北37'のHIP11749(830HVF5,JohnsonB-V=0.454)と比較、吸収補正してm1=15.0等。


■1998年の回帰 Archives整理完了 T=1998 Oct. 14.14
→ 彗星観測写真ファイル16

★★93P/Lovas 1
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG *OBSxx
 93        1998 08 20.76  p 15.5:   16.0W 4       0.4  3             TSU02
 93        1998 10 02.79  p 14.0:   16.0W 4       0.4  4             TSU02
 93        1998 10 21.66  C 13.5:   20.0L 5       0.7  5             TSU02
 93        1998 10 29.59  C 14  :   20.0L 5       0.8  4             TSU02
 93        1998 11 11.63  C 14  :   20.0L 5       0.5  4             TSU02
 93        1998 12 21.53  C 14  :   20.0L 5       0.6  4             TSU02
 93        1999 01 13.61  C 14  :   20.0L 5       0.6  5             TSU02
 93        1999 02 04.52  C 14.5:   20.0L 5       0.4  5             TSU02
 93        1999 03 23.52  C[16  :   20.0L 5                          TSU02

1998年8月20日UTにライトシュミットで24分露出、リアルスカイと比較するとそこにメトカーフガイドで止まったイメージがあった。
1998年9月20日に16cmF3.8+TP2415で撮影したが雲がかかって有効8分の露光しか与えられず写っていない。
1998年10月02UTに16cmF3.8+TP2415,20分露出、リアルスカイと比較すると、はっきりと彗星状の天体が写っていることがわかった。前回より明るくなっている。
1998年10月21日は20cmF5+CCDで60秒ラ15回撮影。彗星はよりはっきりと写っていた。
1998年10月29日は20cmF5+CCDで30秒ラ30回撮影。月明かりがあったし高度が低かったので彗星の写り方は少し貧弱だ。..aids 174

 この彗星も1998年11月から99年1月にかけてほとんど変わっていません。Tが98年10月ですし、Δも今後大きくなるのでこれから暗くなるのだろう。..aids 175

1999年2月4日に合計15分露光。先月より若干暗くなってきたようだ。.. aids 176
1999年3月23日に60秒x15で撮った。彗星の位置にはそれらしいものが写ったが、REAL-SKYでもそこに恒星があった。.. aids 177 

■1989年の回帰 =1989p  T=1989 Oct. 10.50

 →彗星観測写真ファイル7

 IAUC4813によると、July7.77と13.77に高知の関氏によって0.6m反射で17〜17.5等で検出されました。
近日点通過は今年の10月10.5日で、これからしだいに明るくなって11月にぎょしゃ座で15.2等という
予報が出ています。

★(?) 8月8日に生石の31cmF4.2+TP2415でやってみました。IAUC4813の軌道要素から推算した位置に
17等程度のなにやらそれらしいものが写っていましたが、1コマしか撮影していなかったので確認でき
ませんでした。

★★ 8月12日、快晴に恵まれた大台が原で本当は星雲星団を写してみたかったのですがこの彗星にラ
イトシュミットを向けました。動きがわりあい速いのでメトカーフが必要でしたが2コマ撮りました。同
じ軌道要素で逆測定してみると11等ぐらいの明るい星のすぐ近くにメトカーフで止まった彗星がありま
した。空の暗い所でライトシュミットを真剣に使ったことが一番の勝因ですが、4日間の間に少し増光し
ていたとも考えられます。やはり彗星は2コマ写さねばならないことを痛感しました。.. ASTRO AIDS 72

★★ 1989年8月28日、カリフォルニア星雲の左下にありましたが、BMが迫っていたので16cmライトシ
ュミット10分1コマしかできませんでした。T=89Oct.10.5046の要素から推算した位置(α=04h10m39s,
δ=+32゜24'24")ほぼピタリにありました。15等程度で、集光がしっかりしてきたようです。

★★ 1989年9月9日は31cmF4.2+TP2415でやりました。どういうわけかメトカーフの向きがずれているの
ですが、小さい中央集光がはっきりしていて淡いコマがとりまいていることがわかります。動きが速くて、
もうぎょしゃ座に入りました。............. ASTRO AIDS 73

★ 10月4日、1回だけの撮影で恐縮ですが、15等ぐらいです。逆測定をしなくてもルーペで発見できま
した。m1は先月より暗く見積りましたが、プリントを比べると同じ様にも見えます。ぎょしゃ座の五角形
をぬけて東へ進んでいます。............. ASTRO AIDS 74

★ ぎょしゃ座の五角形の東にψ1からψ9まで同じψというバイエル記号がついた星が並んでいます。そ
こを抜けて北東へ移動していました。
 10月30日の撮影計画はこの彗星で終わりでしたが、この彗星を写すころになると雲が広がってきて、
10分露出1コマがやっとでした。30.67554UTにT='89Oct.10.50460の要素から推算した位置(α=06h45.79m,
δ=+43゜53.4')に0.5'以内の正確さでありました。15等ぐらいです。........... ASTRO AIDS 75

★★ いつも闇夜が始まる前にAAVSO星図に彗星の位置を書き込んで準備しているのでが、この彗星
は先月まで移動が速かったのに、今月はほとんど同じ所で止まってしまいました。おかしいんじゃないか
と思いつつ、EPHを信じてそこを写すと、かなりはっきりしたイメージで写っていました。やはり位置
推算は正確なんですねえ。
 写真から見積る限り11月26日に14等ですが、IAUCには海外でずいぶん明るく眼視観測されています。
Nov. 8.49 UT,13.0 (Hale); 19.26, 13.3 (Morris); 30.35, 12.7 (Hale); Dec. 5.49,12.8 (Hale).とい
ったところです。今度しっかり眼視してみよう。.......... ASTRO AIDS 76

★★ やまねこ座からぎょしゃ座へ逆行してきました。1990年1月4日に写しましたが、それまでの情報
でけっこう明るいと知っていたので1コマしか写しませんでした。11等ぐらいの恒星のすぐそばに拡散状
で中央集光の強い像があって、逆測定して確認しました。m1=13.5等ぐらいです。このように天の川の近く
にいる暗い彗星は、岩上さんの言葉を借りれば、「暗いすい星だと、星にぶつかるのではないかとハラハ
ラです。」........... ASTRO AIDS 77

★★ 1990年1月17日、m1=13.8ぐらいでした。ガイドが少し流れていますが、前回の1月4日より中央集
光が弱く写っています。
 1月27日にもやりました。少し暗くなって、m1=14.5ぐらいでした。p.a.=130〜240ぐらいにfan shaped
comaのようなものが写っていますが、1コマだけの撮影だったので確認できません。.... ASTRO AIDS 78

★★ ぎょしゃ座からふたご座に入って、カストルが持つ矢のあたりにありました。
 1990年2月17日は雲と戦いながら撮った2コマの写真から移動している天体を逆測定なしで見つけられ
ました。しかし、1月よりずいぶん暗くなっていました(16等)。27日は1コマしか撮りませんでしたが、
逆測定しないと見つけられませんでした。推算位置は、T=89Oct.10.50460でα=06h47.16m,δ=+34゜20.3')
です。彗星はずいぶん暗くて17.5等ぐらいで、0.3'ぐらいの淡いコマがあるように見えます。.. ASTRO AIDS 79

★★ ふたご座τ星の近くを順行していました。高度は十分にあるのですが、だんだん暗くなってきまし
た。彗星は観測できる明るさであるのに夕西空に低くなって観測できなくなるのは口惜しいが、このL1
のように十分な条件の下で限界まで追跡できると充実感があります。さて、3月19日に生石観測所へ帰っ
て31cmF4.2+TP2415でやりましたが、T=89Oct.10.5046UTの要素から推算した位置(α=07h07.55m,
δ=+30゜59.7')に非常にかすかなイメージで写っていました。1コマめは粒子むらより大きくてはっきり
と彗星を認識できますが(17.5等ぐらい)、2コマめは遠目にみると1コマ目より東南東に移動した位置
にかすかなイメージ(18等ぐらい)があります。今後r,Δともに大きくなっていくのでますます暗くな
ると考えられますから今回帰の観測はこれで終わります。
 グラフは光度変化です。89年8月に増光して写真にかかるようになってきました。私の写真では90年初
めに13.5等まで増光していますが、海外の眼視観測では89年11〜12月ごろに13.0等前後に見積られていま
す。.......... ASTRO AIDS 80 1990 APR.
Circular No. 4919
Circular No. 4900
Circular No. 4813



以下は不明文書
1986年11月下旬に発見された新彗星です。14等ぐらいで拡散状に写りました。AA040 1986Dec.
1986年12月22日に31cmで写しましたが写りませんでした。AA041 1987Jan.