116P/Wild 4

 

スイスのベルン大学天文台のPaul Wild が1990年1月21.98UTに発見。強い集光があって、明るさは13.5〜14.0等。北西に1’ほどの尾があった。


2009年の観測
★★★116P/Wild
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxx
116        2009 04 23.54  M 13.6 TT 40.0L 4 130   0.5  4            ICQ XXxTSU02
2009年4月23日21h56mJSTに40cm反射130倍で「128HSより暗い、134HSと同じ、138HSと同じ」と目測してm1=13.6等とした。また視直径0.5’、DC=4と見た。
★★116P
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxxf InT APERTURcamchip SFW C ## u.uu xx.x PIXELSIZE
116        2009 01 20.80 aC 14.7 HV 35.0C14a120   0.4  5    1.5m285 ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.82mSTLaKA1 SI5 5          8.1  1.1s 1.1
116        2009 03 15.67 aC 13.6 HV 35.0C14a960   0.8  5    1.5m140 ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.50mSTLaKA1 SI5 5          8.7  1.1s 1.1
116        2009 03 24.59 aC 13.5 HV 35.0C14a120   0.5  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.85mSTLaKA1 SI5 5          9.3  1.1s 1.1
116        2009 04 02.58 aC 13.9 HV 35.0C14a120   0.8  5    1.5m125 ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.39mSTLaKA1 SI5 5          9.3  1.1s 1.1
116        2009 04 29.46 aC 13.9 HV 35.0C14a120   0.8  5    2.0m110 ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.65mSTLaKA1 SI5 5          8.8  1.1s 1.1
116        2009 05 14.48 aC 13.8 HV 35.0C14a120   0.7  5    2.0m110 ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.11mSTLaKA1 SI5 5          8.7  1.1s 1.1
116        2009 06 01.48 aC 14.0 HV 35.0C14a480   0.7  5    1.5m110 ICQ XXxTSU02 1a  3S 1.34mSTLaKA1 SI5 5         10.3  1.1s 1.1
116        2009 06 17.48 aC 14.0 HV 35.0C14a240   0.5  5    1.0m100 ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.95mSTLaKA1 SI5 5          9.5  1.1s 1.1
2009年1月20日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を19枚撮影。画像は、No.1,2,3, 5,6,7,8, 10, 12,13,14,15、17、19 の14枚を加算。
測定はNo.1を使い、南東26'のHIP49061(805HVF5,JohnsonB-V-0.529)と比較、吸収補正してm1=14.7等。
2009年3月15日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を47枚撮影。画像は40枚を加算。測定は1-8、8枚加算した画像を使い、
南34'のHIP45886(870HVG0,JohnsonB-V=0.656)と比較、吸収補正してm1=13.6等。
2009年3月24日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を2枚撮影。No.1はガイドブレだったので、No.2だけの1枚画像となった。
測定もその1枚を使い、南23'のHIP45678(925HVF8,JohnsonB-V=0.419)と比較、吸収補正してm1=13.5等。
2009年4月2日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を22枚撮影。画像はNo.1, 3,4,5,6,7,8, 10, 12,13,14,15, 17, 19, 21,22 の16枚を加算。
測定はNo.1を使い、西7'のHIP45678(925HVF8,JohnsonB-V=0.419)と比較、吸収補正してm1=13.9等。
2009年4月29日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を22枚撮影。画像は22枚を加算。測定はNo.1を使い、
北51'のHIP46986(879HVF0,JohnsonB-V=0.370)と比較、吸収補正してm1=13.9等。
2009年5月14日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を16枚撮影。画像は、1-12の12枚を加算。測定は、No.1を使い、
北西20'のHIP48151(868HVG0,JohnsonB-V=0.588)と比較、吸収補正してm1=13.8等。
2009年6月1日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を19枚撮影。画像は19枚を加算。測定は、1-4,4枚を加算した画像を使い、
北11’のHIP50049(1032HVG5,JohnsonB-V-0.760)と比較、吸収補正してm1=14.0等。
2009年6月17日に35cmF14+STL11000M(3x3)で90秒露光を10枚撮影。画像は10枚を加算。測定は、No.1,2、2枚加算した画像を使い、
西1.1度のHIP51670(951HVF8,JohnsonB-V=0.577)と比較、吸収補正してm1=14.0等。


■2003年の回帰 Archives整理完了
→ 彗星観測写真ファイル17
 No.17388 2003 Jan.07
★★116P/Wild 4
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxxf InT APERTURcamchip SFW C ## u.uu xx.x PIXELSIZE
116        2002 02 18.49 xC 16.6 HV 35.0C 9a540   0.3  5    0.6m 93        TSU02
116        2003 01 07.87 aC 14.1 HV 35.0C 9a120   0.5  5    7  m289 ICQ XXxTSU02  1a 3S 0.85mST2aKAI SI3 5 U5      10.4  1.0s 1.0
116        2003 05 03.57 aC 13.0 HV 35.0C 9a120   1.0  5    7.5m287 ICQ XXxTSU02  1a 3S 1.95mST2aKAI SI3 5          7.8  1.0s 1.0
116        2003 06 05.59 aC 12.3 HV 35.0C 9a 90   1.5  5    5  m295 ICQ XXxTSU02  1a 3S 1.35mST2aKAI SI3 5          9.0  1.0s 1.0
116        2003 06 20.55 aC 13.3 HV 35.0C 9a120   1.0  5            ICQ XXxTSU02  1a 3S 1.15mST2aKAI SI3 5          9.1  1.0s 1.0
116        2003 06 25.52 aC 13.2 HV 35.0C 9a120   1.2  5            ICQ XXxTSU02  1a 3S 2.00mST2aKAI SI3 5          9.1  1.0s 1.0
116        2003 07 31.46 aC 14.1 HV 35.0C 9a120   0.5  5            ICQ XXxTSU02  1a 3S 0.73mST2aKAI SI3 5          9.1  1.0s 1.0
116        2003 08 19.49 aC 15.2 HV 35.0C 9a 90   0.4  3            ICQ XXxTSU02  1a 3S 0.82mST2aKAI SI3 5          8.8  1.0s 1.0


2002年2月12日に3分露光を8枚。ガイドがぶれてない3枚を合成して測定した。彗星は暗いが小さくまとまっていて、短い尾がある。比較星は西33分のHIP25484。

2002年3月9日に2分露光を7枚撮るが、RealSkyでチェックすると14等ぐらいの恒星に接近していてはっきりわからない。

2003年1月7日UTに35cmF9+IRcut+ST2K(2x2)で2分露光を5枚撮影。導入の画像でも尾が写って感動。測定はNo.1の画像を使用、北北西14度のHIP68299(1039HVG5)と比較、吸収補正してm1=14.1等。すらりとした尾があってよい姿だ。<2003年1月7日のICQformatの補足→109カラム:5枚とってるが、測定に用いたのは1枚だけ。> No.17388

2003年5月3日に35cmF9+ST2Kで120秒露光を13枚とる。画像は11枚を加算、測定はNo.1を使用。北19分のHIP75948(779HVG3,Johnson B-V =0.637)と比較吸収補正してm1=13.0等。

2003年6月5日に35cmF9+ST2K(2x2)で90秒露光を10枚撮影。画像はよいもの7枚を加算。明るい中心部から南向きにコマが出ている。測定はNo.1を使い、東北東1度のHIP74332(901HVF5,JohnsonB-V=0.55)と比較吸収補正してm1=12.3等。画像のコントラストを高めるとpa.=295度に尾がある。テレスコープイーストでとれるようになってきた。

2003年6月20日に35cmF9+ST2K(2x2)で2分露光を8枚撮る。画像は8枚加算。測定はNo.1を使用、北西25分のHIP73513(910HVG1,JohnsonB-V=0.644) と比較吸収補正してm1=13.3。てんびん座にあって南にちょっと低く、透明度の影響があるが、彗星自体ちょっと暗くなってきた。

2003年6月25日に35cmF9+ST2K(2x2)で2分露光を10枚撮影。画像は 1,2,3,4,8,9,10の7枚を加算、測定はNo.1を使用、HIP73513(910HVG1,JohnsonB-V=0.644) と比較吸収補正してm1=13.2等。コマは東から南の方に広がっているようだ。

2003年7月31日に35cmF9+ST2K(2x2)で2分露光と1分露光をとる。画像は60秒露光14枚を加算.光度測定は2分露光No.1を使用。10'南東のHIP75159(909HVF5,JohnsonB-V=0.539) と比較吸収補正してm1=14.1等。彗星のすぐ東に明るい恒星があるので尾は不明。

2003年8月19日に35cmF9+ST2K(2x2)で90秒露光を10枚撮影。画像は10枚を加算。測定はNo.1を使用、東北東に1度離れたHIP77155(883HVF5,JohnsonB-V=0.548)と比較吸収補正してm1=15.2等。

 


■1996年の回帰 1994v = P/Wild 4 = 116P/Wild 4
 1995-6 → 彗星観測写真ファイル13
Scottiは1994年11月9日と12月9日の観測からこの彗星を検出した。20.4〜21.0等という報告が付いている(6121)。...AA139
★★116P/Wild 4
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG *OBSxx
116        1995 12 23.80  p 14.5:   16.0W 4       0.4  4             TSU02
116        1996 01 13.53  p 13.8:   16.0W 4       0.5  4    0.4m305  TSU02
116        1996 02 19.55  p 13.5:   16.0W 4       0.5  4    1.0m 90  TSU02
116        1996 04 11.53  p 13.0:   16.0W 4       0.7  5    2.5m 90  TSU02
116        1996 05 09.54  p 13.5:   16.0W 4       0.6  4    2.0m 90  TSU02
116        1996 06 15.49  p 13.5    16.0W 4       0.4  4             TSU02
116        1997 05 17.46  p]11  :   16.0W 4                          TSU02
116        1997 06 06.69  p 14.0:   16.0W 4       0.7  4    1.5m260  TSU02

1995年12月23日UT、16cmF3.8+TP2415,20分露出、(α=08h06m21.8s,δ=+26゜01'25")を逆測定すると、コマをともなった小さな彗星がくっきりと写っていた。この彗星は今年8月に近日点を通る。これから春にかけてかに座付近で好条件となる。....AA150

1996年1月13日、16cmF3.8+TP2415,20分露出。プリントを見ただけでわかるほど明るくなっていて、逆測定で確認した(α=07h49m19.0s,δ=+27゜08'21")。写真ではpa270〜340゜にfan shaped comaが見える。...AA151

1996年2月19.553UT、16cmF3.8+TP2415の撮影は雲のために18分で終わらざるをえなかったが、彗星はちゃんと写っていた。p.a.=340〜100にfan shaped comaのようなダストテイルがある。2月18日にはスペインのJ.M.San Juanは44cm反射で12.4等と眼視観測している(iauc6327)。....AA152

1996年3〜4月に12等級で観測されている(6379)。1996年3月13日に写したのですが、違うところを撮っていました。 ...aids153

1996年4月11日、16cmF3.8+TP2415,20分露出、プリントとPPM星表を比較すると、彗星がすぐにみつかった。まだまだしっかりした明るさを保っていて、尾がはっきりと東に出ている。rが小さくなったので活発だ。...AA154

1996年5月9日、いつものように16cmF3.8+TP2415で撮影を始めたが、雲が掛かったので12分で中止。P/SW1を撮ってから再びプレセペの右下を双眼鏡でチェックしながら撮影したが、やはり雲が来て露出を中断しながら16分露出した。プリントを見ただけではっきりと東に尾が出た彗星がわかりましたが、先月に比べるとちょっと暗くなったようです。== aids 155

1996年6月15日、16cmF3.8+TP2415,16分露出。低空で水蒸気のもやがかかる悪条件だったが、プリント上で彗星と思うイメージに逆測定(α=09h26m17.4s,δ=+17゜10'40")の場所が一致した。== aids 156

1997年5月17日、射手座東部、おなじみの小十字架の近くだから明け方南中する。5月17日UTに薄明迫る中で写したが、写らなかった16等より暗いのだろう。
1997年6月6日、6月になると明け方には南に来ている。6月6日UTに、30分の満足な露光ができた。星図とあたった場所に尾のある彗星状天体があって、逆測定して確かめた。 ..aids 164 1997年 07月 08日発行

1997年6月29日に16cmF3.8+TP2415で撮影するが、途中で赤緯が動いてしまった。それらしきものは写っているが撮り直ししなければならない。 ..aids 165

1997年8月1日に16cmF3.8+TP2415,26分露出したが、撮影場所が同定できずに彗星の明るさは不明。

1997年8月27日に撮影。逆測定してマイクロスカイをあたったが、どの微光イメージも天の川のぬか星だった。..aids 166

この回帰で116Pの情報が載ったiauc→Circular No. 6379 No. 6327 No. 6284 No. 6121

■1990年の初回出現 
P/Wild 4 1990a → 彗星観測写真ファイル9

 

Wild 90a  新彗星です。しし座の大鎌の先、NGC2903の近くにあって北西へ動いていました。1月27日にやってみましたが、13等ぐらいで中央集光が鋭く、北西に尾があります。その後の観測からこの彗星は周期彗星であることがわかっています。............. ASTRO AIDS 78 1990 FEB.
★★★ かに座に入ってきました。1990年2月17日と27日に31cmF4.2+TP2415で撮りました。1月27日にはp.a.=290゜を中心とするfan shaped comaのような尾がありましたが、2月17日は西向きにかすかなものが見えるだけとなり、2月27日には等方的になりました。TP2415では淡く小さいコマに鋭い中央集光を見せています。31cmOr12.5(x103)の眼視では、17日はm1=12.3(F),dia=1',DC=4、27日はm1=12.0(F),dia=0.8',DC=4でした。............. ASTRO AIDS 79 1990 MAR.

★★ かに座でUターンしました。1990年3月13日に135mmで撮った写真にもはっきりと写っていました。1990年3月19日に31cmでやりました。写真ではp.a.=70〜150゜の範囲に尾があります。最も顕著なところはp.a.=107゜で長さ1.5'ぐらい写っています。この日は眼視していませんが、写真から判断しておよそ12.0等ぐらいです。ちょうどGAの選択領域が近くにあったのでその比較星を含めて300mm+TP2415で撮っておきました。フィルターなしですからV等級にもB等級にもなりませんが一応比較すると12.5等ぐらいでした。
★★ 1990年3月26日には護摩壇山で16cmライトシュミットで真剣にガイドしました。p.a.=90〜140゜に1’以上の尾があってp.a.=90゜の方は長さ2’に達しています。
 この彗星の尾は90年1月に西に出ていました。2月27日の写真には写っていなくて、3月下旬には東に尾が出ています。これは彗星を衝の位置をはさんで観測したためで、いわば2月27日は正面から彗星の顔を見たことになると思います。........... ASTRO AIDS 80 1990 APR.

★★★ 1990年4月24日にやりました。かに座からしし座へ移動していました。宵の空で光度は十分あります。31cmOr12.5(x103)の眼視では、m1=12.0(F),tail=2.5'(p.a.=103゜)でした。尾はけっこうはっきりと見えていました。31cmF4.2+TP2415では3月19日と変わりがないイメージです。写真から判断してm1=12.0(PF)、尾はp.a.=110゜ぐらいで長さ2’程度です。HG1600はGX3200よりましですが、サービスサイズのプリントでは東に尾があるぐらいしかわかりません。ただし色は白っぽいようです。長時間露出でカラーバランスが崩れているところへ古くなったHAC3200で現像しているのですから色についてはつっこんだことは言えませんが、同じ処理のネガに写ったオースチン彗星は青いコマに写っていたところをみると、この彗星はダストが多いのでしょうか。
 この彗星の尾の正体を探るためにSS曲線を書いてみましたが、尾の向きが違います。タイプTの尾かfan shaped comaかもしれません。またSS曲線を書くプログラム・BBV1_4は楕円軌道を計算できるのかどうか疑問のところもあります。......... ASTRO AIDS 81 1990 MAY

★★ 5月15日と26日に写しました。しし座レグルスの西にあって、導入しやすくなってきました。ゆっくりと眼視している間がなくなってきたので写真だけですが、31cmF4.2+TP2415ではm1=12.2〜12.3(P)の明るさです。3〜4’のややひろがった尾があって、中心の方位角はMay15にはp.a.=110゜、May26にはp.a.=105゜ぐらいです。この尾の正体はわかりませんが、発見当初から尾があったのでもっと継続してデータをとるとおもしろいことがわかるかもしれない。............ ASTRO AIDS 82 1990 JUNE

 しし座のレグルスのところを過ぎて黄道に沿って東に動いて行きます。6月17日は、観測所でやりましたが構図をミスって1日間違えたところを写していました。彗星は視野のはしっこでした。写真から判断して12〜13等、尾はあいかわらず東南東に出ています。
★★ 22日には生石山で16cmで撮りました。これも視野の中心をずれていました。星図にプロットするとき1日まちがえたようです。13等ぐらいで尾が写っていますが31cmの方がイメージがはっきりしています。
 この彗星には発見から尾がありました。形からダストテイルのようですが詳しいことはわかりません。
 次の闇夜には西空低くなって非常に困難です。しかし、この彗星は周期彗星ですからrは急に大きくならないのでしばらくは観測できると思います。91年2月下旬ごろから夜明け前の南東のいて座に14等ぐらいで見えてくるようです。(90h彗星の図参照)
 そのときにも尾が観測できれば尾の方位が変わっているはずですから、それを手がかりに尾の正体がはっきりするでしょう。........ ASTRO AIDS 83 1990 JUL

★★ 明け方の空、いて座に見えてきました。1991Mar.18UTにやりました。シンチレーションがひどい上に薄明が始まってきたので露出は10分で終わったので極限等級が15〜16等だし、おまけに構図がちょっとずれて彗星は視野の端に近いところ、2割ぐらいの位置になってしまっています。村岡氏の軌道要素(T=90 July 2.53227)から計算した位置(α=19h56.45m、δ=-24゜01.1')には何も写っていません。1’西と1.5'北西にそれぞれ14等ぐらいのイメージが、1.5'南西には12等ぐらいの恒星が写っています。この他にも半径5’以内にあやしいイメージがいくつか見えます。条件の悪い写真が1コマしかないのでなんとも言えません。やぎ座に近いいて座ですから、生石観測所からでは南東の木々がじゃまをして、1コマしか撮る時間がありませんでした。
 MPC16551の中野氏の計算した要素(T=90July02.52483UT,arc=900121-900526)で計算した位置にはピタリ14等ぐらいのものがあります。上の逆測定で1’西にあったものです。これがP/Wild 4 であるかどうかは、もう1回撮影しないとわかりません。............ astro aids 92 1991 Apr.

★ Apr.21.79UTにやりました。1コマめは15分露出できましたが、低空のためにシンチレーションが悪くて極限等級は16等ぐらいです。2コマめは薄明が始まってきて7分しか露出できませんでした。
 T=90July 2.52483ET(arc.=900121-900526)から計算した位置(α=20h35m30.54s,δ=-22゜36'06.2")にはなにもありません。彗星の移動を考えて前後5’ぐらいの範囲にあるイメージの移動をチェックしてみましたが、この彗星らしいものは発見できませんでした。写真の極限等級から、彗星は15等より暗いとしか言えません。夜明け前の南東の空、土星のすぐ下でのやぎ座でした。
 前回のASTRO AIDS92で報告したMar.18の位置も写真に撮って疑問の残るイメージをチェックしましたがどれも恒星でした。Mar.18UTにはこの彗星は15等より暗いという結果しか出ませんでした。........ASTRO AIDS 93 1991 MAY

Circular No. 4974
Circular No. 4977
Circular No. 4978
Circular No. 4979
Circular No. 4980
Circular No. 4981
Circular No. 4982
Circular No. 4984
Circular No. 4983
Circular No. 4986
Circular No. 4987
Circular No. 4988
Circular No. 4989
Circular No. 4990
Circular No. 4991
Circular No. 4992
Circular No. 4993
Circular No. 4994
Circular No. 4995
Circular No. 4996
Circular No. 4997
Circular No. 4998
Circular No. 4999

-------------- NEW星の広場観測報告 ------------------------------------------
----YY-MM-DD.方法 m1 m2 口径  F倍率 dia. DC tail 空 コメント     
90a 90-01-27.58 13P 0.6' 6 2' 280゚ 20F4 5 N 140中村  哲也  732
90a 90-02-17.46 13P 0.5' 7 Y 260゚ 20F4 3 N 140中村  哲也  733
90a 91-03-18.83P <15 31cmF4.2 2 N 15ヨリクライ 209津村  光則  16
90a 91-04-21.79P <15 31cmF4.2 3 N 15ヨリクライ 209津村  光則  17


 

 

 

 


★★116P/Wild 4
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxxf InT APERTURcamchip SFW C ## u.uu xx.x PIXELSIZE
116        2002 02 18.49 xC 16.6 HV 35.0C 9a540   0.3  5    0.6m 93        TSU02
116        2003 01 07.87 aC 14.1 HV 35.0C 9a120   0.5  5    7  m289 ICQ XXxTSU02  1a 3S 0.85mST2aKAI SI3 5 U5      10.4  1.0s 1.0
116        2003 05 03.57 aC 13.0 HV 35.0C 9a120   1.0  5    7.5m287 ICQ XXxTSU02  1a 3S 1.95mST2aKAI SI3 5          7.8  1.0s 1.0
116        2003 06 05.59 aC 12.3 HV 35.0C 9a 90   1.5  5    5  m295 ICQ XXxTSU02  1a 3S 1.35mST2aKAI SI3 5          9.0  1.0s 1.0
116        2003 06 20.55 aC 13.3 HV 35.0C 9a120   1.0  5            ICQ XXxTSU02  1a 3S 1.15mST2aKAI SI3 5          9.1  1.0s 1.0
116        2003 06 25.52 aC 13.2 HV 35.0C 9a120   1.2  5            ICQ XXxTSU02  1a 3S 2.00mST2aKAI SI3 5          9.1  1.0s 1.0
116        2003 07 31.46 aC 14.1 HV 35.0C 9a120   0.5  5            ICQ XXxTSU02  1a 3S 0.73mST2aKAI SI3 5          9.1  1.0s 1.0
116        2003 08 19.49 aC 15.2 HV 35.0C 9a 90   0.4  3            ICQ XXxTSU02  1a 3S 0.82mST2aKAI SI3 5          8.8  1.0s 1.0


2002年2月12日に3分露光を8枚。ガイドがぶれてない3枚を合成して測定した。彗星は暗いが小さくまとまっていて、短い尾がある。比較星は西33分のHIP25484。

2002年3月9日に2分露光を7枚撮るが、RealSkyでチェックすると14等ぐらいの恒星に接近していてはっきりわからない。

2003年1月7日UTに35cmF9+IRcut+ST2K(2x2)で2分露光を5枚撮影。導入の画像でも尾が写って感動。測定はNo.1の画像を使用、北北西14度のHIP68299(1039HVG5)と比較、吸収補正してm1=14.1等。すらりとした尾があってよい姿だ。<2003年1月7日のICQformatの補足→109カラム:5枚とってるが、測定に用いたのは1枚だけ。> No.17388

2003年5月3日に35cmF9+ST2Kで120秒露光を13枚とる。画像は11枚を加算、測定はNo.1を使用。北19分のHIP75948(779HVG3,Johnson B-V =0.637)と比較吸収補正してm1=13.0等。

2003年6月5日に35cmF9+ST2K(2x2)で90秒露光を10枚撮影。画像はよいもの7枚を加算。明るい中心部から南向きにコマが出ている。測定はNo.1を使い、東北東1度のHIP74332(901HVF5,JohnsonB-V=0.55)と比較吸収補正してm1=12.3等。画像のコントラストを高めるとpa.=295度に尾がある。テレスコープイーストでとれるようになってきた。

2003年6月20日に35cmF9+ST2K(2x2)で2分露光を8枚撮る。画像は8枚加算。測定はNo.1を使用、北西25分のHIP73513(910HVG1,JohnsonB-V=0.644) と比較吸収補正してm1=13.3。てんびん座にあって南にちょっと低く、透明度の影響があるが、彗星自体ちょっと暗くなってきた。

2003年6月25日に35cmF9+ST2K(2x2)で2分露光を10枚撮影。画像は 1,2,3,4,8,9,10の7枚を加算、測定はNo.1を使用、HIP73513(910HVG1,JohnsonB-V=0.644) と比較吸収補正してm1=13.2等。コマは東から南の方に広がっているようだ。

2003年7月31日に35cmF9+ST2K(2x2)で2分露光と1分露光をとる。画像は60秒露光14枚を加算.光度測定は2分露光No.1を使用。10'南東のHIP75159(909HVF5,JohnsonB-V=0.539) と比較吸収補正してm1=14.1等。彗星のすぐ東に明るい恒星があるので尾は不明。

2003年8月19日に35cmF9+ST2K(2x2)で90秒露光を10枚撮影。画像は10枚を加算。測定はNo.1を使用、東北東に1度離れたHIP77155(883HVF5,JohnsonB-V=0.548)と比較吸収補正してm1=15.2等。

 


■1996年の回帰