188P/LINEAR-Mueller = P/2007 J1 = P/1998 S1

 パロマー天文台のミュラー(Mueller,J)は、1998年10月17日、口径1.2メートルのオースチン・シュミット望遠鏡で、
黄道帯太陽系外縁部を観測中、「うお座」に彗星状天体を発見し、その日のうちに新彗星と確認しました。小惑星セ
ンターのウイリアムズ(Williams,G.V.)は、この天体が9月26,27日に通常の小惑星として観測されていることに気付
き、軌道計算の結果、さらにロネオス観測(the Lowell Observatory Near-Earth Object Search;LONEOS)でも9月17日
に一晩だけ観測されていることがわかりました。この彗星が P/1998 S1 です。これは短周期彗星で、1992年に木星
に非常に接近しています。....国立天文台・天文ニュース (212)から

■2007年 T= 16 Dec.2007 観測終了 archives整理完了

 McNaughtが2007年5月13日にサイディングスプリングの50cmシュミットカメラで撮影した画像と、Scottiが6月26日に
キットピークの1.8m反射で撮影した画像からP/1998S1が検出された。

★★188P/LINEAR-Mueller
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxxf InT APERTURcamchip SFW C ## u.uu xx.x PIXELSIZE
188        2007 10 11.44 aC 15.5 HV 35.0C14a240   0.5  4    0.8m230 ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.97mSTLaKA1 SI5 5          9.0  1.1s 1.1
188        2007 10 31.49 aC 16.3 HV 35.0C14a480   0.3  5            ICQ XXxTSU02 2a  3S 0.87mSTLaKA1 SI5 5          9.7  1.1s 1.1
188        2007 11 30.45 aC 16.2 HV 35.0C14a480   0.3  5            ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.62mSTLaKA1 SI5 5          9.0  1.1s 1.1
188        2007 12 26.44 aC 16.5 HV 35.0C14a480   0.3  4            ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.82mSTLaKA1 SI5 5          8.7  1.1s 1.1

2007年10月11日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を30枚撮影。4枚目からしばらく雲がかかった。画像は、No.4-10をのぞく23枚を
メトカーフ加算。彗星は1枚画像でも写っているのがわかる。測定は1,2加算した画像を使い、南11'のHIP118030(897HVG5,Johnson
B-V=0.660)と比較、吸収補正してm1=15.5等。

2007年10月31日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を20枚撮影。画像は、No.2,4,5,6,7,9,11,13,15,16,18,20 の12枚を加算。
測定は2456 4枚を加算した画像を使い、西北西1.8度のHIP116786(971HVF5,JohnsonB-V=0.460)と比較、吸収補正してm1=16.3等。

2007年11月30日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を22枚撮影。画像は16枚をメトカーフ加算。測定はNo.1,2,3,4の
4枚を加算した画像で行い、西13'のHIP117530(900HVG5,JohnsonB-V=0.858)と比較、吸収補正してm1=16.2等。

2007年12月26日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を21枚撮影。画像は飛行機が入っているNo.13以外の20枚をメトカーフ加算。
測定はNo.1234 4枚を加算した画像を使い、南東1度のHIP1095(865HVF2,JohnsonB-V=0.442)と比較、吸収補正してm1=16.5等。

 


■1998年の観測  archives整理完了
J.Muellerは10月14日撮影のプレートから彗星を発見した。この彗星はLINEAR(9月26,27日),LONEOS(9月17日)にも
観測されていることがわかって、9年周期の彗星であることが確定した。1992年に木星に非常に接近したらしい(7031)。
Hornochは35cm反射で14等と目測している(7034)。10月下旬は13等後半から14等前半と報告されている(7043)。
★★COMET P/1998 S1 LINEAR-Mueller
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG *OBSxx
   1998S1  1998 10 24.54  C 14      20.0L 5       0.7  5             TSU02
   1998S1  1998 11 11.50  C 15  :   20.0L 5       0.3  5             TSU02
   1998S1  1998 12 10.50  C 17  :   20.0L 5       0.2  3             TSU02
   1998S1  1999 01 13.50  C[17  :   20.0L 5                          TSU02
1998年10月24日に20cmF5+CCDで60秒ラ20コマ撮影。彗星ははっきりと写り、中央集光がよくわかる。この彗星は夕空の観測
しやすい位置にあった。11月は15等だったが次第に暗くなった。
1999年1月13日には60秒ラ4を2コマ、60秒ラ7を1コマ撮ったが、REAL-SKYと比較して彗星らしい像は見当たらなかった。