206P/Barnard-Boattini

1892年の発見 D/1892 T1 (Barnard 3)

この彗星は、写真で発見された最初の彗星である。
1892年10月13日に、リック天文台のE.E.Barnardは、15cm Willard レンズでアルタイルの西側の天の川を4時間20分の露出を行った。
彼はすぐに現像して、乾板の中心付近にぼんやりした天体が1/4度ほどの長さに筋になって写っているのに気づいた。その夜は既に低く
なっていたので確認できなかった。次の夜、暗くなるとすぐにバーナードは30cm屈折で約1度南東の場所に淡い彗星を見つけた。
13等と目測した彗星は丸く、弱い集光があった。
 彗星は、発見の1週間ほど前に地球に接近していた。その後各地で眼視観測されたが彗星はしだいに暗くなり、バーナード(30cm屈折)
は11月22日に見たのが最後、最終観測は12月8日のS.Javelle(ニース天文台) の76cm屈折を使ってであった。
周期6.2〜6.5年の軌道が計算されたが、以後観測できなかった。Yeomansは1975年に周期6.52年の軌道を計算してあった。
.....Kronkのホームページから

2008年の再発見

カタリナスカイサーベイのAndrea Boattini は、長い間行方不明であった彗星を再発見した。Boattiniの発見が公表されてから、
ドイツのMaikMeyerは1892年12月8日を最後として行方不明になっていた彗星であることを指摘した。Barnard第3彗星は、1892年
10月13日にナッシュビルのE.E.Barnardが発見したが、天体写真で発見された最初の彗星であった。1892年には12等で観測され、
現在より随分明るかった。これは205P/Giacobini彗星と似ていて、1892年にアウトバーストしていた可能性がある。というのは、
それ以後116年間は見つからなかったので通常は随分暗いのだろう。バーナード第3であることがわかる前にBoattiniという名前が
付けられたので、この彗星は公式にはBarnard-Boattiniという名前で呼ばれることになった。P/2008 T3 (Barnard-Boattini)とい
う符号が与えられたがじきに206P/Barnard-Boattini となるだろう。
....The Transient Sky - Comets, Asteroids, Meteors ( Carl Hergenrother のブログ)

 

2008年10月7日に、 A. Boattiniは、カタリナスカイサーベイの0.68-m シュミット望遠鏡で撮影した画像から17.5等の彗星を発見した。
ドイツのMaik Meyer は、P/2008 T3 が、D/1892 T1 Barnard彗星であることを示した。
スミソニアンのG.V.Williamsは1892年のデータから精測位置を集め、Williamsと中野主一氏
による軌道計算の結果、同定が確かめられた。 中野氏によると、1892年から2008年まで20公転し、
1922年10月、1934年8月、2005年8月に約0.3-0.4 AUまで木星に接近していた。 .... OAA news

My observation archives整理完了

★★206P/Barnard-Boattini
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG ICQ XX*OBSxxf InT APERTURcamchip SFW C ## u.uu xx.x PIXELSIZE
206        2008 10 16.49 aC 16.0 HV 35.0C14a480   0.3  4            ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.63mSTLaKA1 SI5 5          9.7  1.1s 1.1
206        2008 10 30.52 aC 17.5 HV 35.0C14A440   0.3  3            ICQ XXxTSU02 1a  3S 0.69mSTLaKA1 SI5 5         10.2  1.1s 1.1
2008年10月16日に35cmF14+STL11000M(3x3)で60秒露光を多数撮影。1枚のフレームではかろうじて彗星が見える。
画像は32枚をメトカーフコンポジット加算(4枚づつ加算したもの8枚を加算)。測定はNo.1-8を8枚加算した画像を使い、
北西38'のHIP111092(968HVF5,JohnsonB-V=0.446)と比較、吸収補正してm1=16.0等。

2008年10月30日に35cmF14+STL11000M(3x3)で120秒露光を16枚撮影。画像は12枚をメトカーフ加算。
測定も12枚加算した画像を使い南西32’のHIP165(1016HVF2,JohnsonB-V=0.450)と比較、吸収補正してm1=17.5等。