Top 10 My astronomical picture 2012

 


 

バラ星雲はオリオン座の左にある。明るい部分は肉眼や望遠鏡でも見えるが、淡いところは結構なひろがりがあって、西や北へ超淡い赤い星雲が伸びています。

2012年1月に椿山で普通にLRGB撮影しましたが淡いところは出ず、2月にHαで撮り直しました。それにしても画像処理が難しい。淡い部分を強調するために、Hαで10分露出8枚撮影した画像をL画像にし、RGBのR画像にもHαを使っています。星雲の明るい部分にある面白い構造を見せるためには、アンシャープマスクや明るさの最少値フィルターを使っています。これらフィルターを使うと星雲は強調できるのですが、星が消えたりして違和感が出ますので、元画像へのブレンドの割合を調整しました。星雲の中ほどは青い光もあるので、そのような色になるようにしました。

 

C/2009P1 Garradd 彗星  2012年3月13日22:24:30-total 92分 ε180 STL11000M

1〜3月にかけてC/2009P1 Garradd彗星が明るくなった。M92だったか、2月に球状星団の近くにあったが、そのときは撮影をおえてドームを閉めるときに凍った屋根から落ちた。

この彗星は2月から3月にかけて立派な尾を見せていた。ダストの尾は立派であるが、海外のディープな画像を見るとイオンテイルはあまり派手でないようだが結構出ていた。撮影できた3月13日にはイオンの尾は活発でなくて残念だが、このときはIC9629銀河が近くにあったので絵になった。この頃、彗星は1日に1.3度ほど移動していたので、長い時間をかけて撮影枚数をかせいであっても彗星に合わせて合成すると星が長くなったり、ましてやLRGB合成するものならひどい色になってしまう。ここではL画像は10分露出4枚を使っただけであるし、RGB画像は色ずれが起きないように合成しています。

 

マルカリアンの鎖 ε180ED+STL11000M/C2 total.57min. L:5min.x6, RGB:3min.x3 each 23 Apr.2012 No.22214 Gomadansan

おとめ座銀河団の最もにぎやかなところで、画像中央のNGC4477から右下のM84にかけて連なった銀河の群れをいう。

[#16]4月23日、朝からマルカリアン鎖の天文学を調べていて、見たくなってきた。明日は仕事だが、今夜は天気にまちがいないので出かける。εが気温になじむまで40cmで観望。Sさん到着するが、さそり狙いでBへ。彗星を済ませてからマルカリアンの鎖。視野に9個の銀河が見えたらまあまあマシか。でも銀河団だというのなら10個以上見えねば。
 マルカリアンの鎖の露出が終わると、ζOph.が上がってきたので、覚悟を決め、構図も決めた。そして寝た。
 3時、すばらしい天の川が見えていた。記念写真撮ってから、いろいろ観望。M24の小さな星団が一番ディープだったなあ。3時半に撮影を終え、片づけて帰路に。とても満足の夜だった。

 

金環日食2012 6cmF20屈折望遠鏡+ND400フィルター+1.4倍エクステンダー+PentaxLX Fujicolor100(カラーネガフィルム) 1/1000秒露出

画像は、写真に写っている左側の望遠鏡(アストロ6cm屈折F20)で5分ごとに撮影した写真をシミュレーションに基づき位置合わせして合成。

天気にやきもきさせられたが、見えた。金環日食って3回目で、面白くないと思っていたのだが、第2接触が近くなって薄暗くなりちょっと冷えてきたらゾクゾクしてきた。

 

金星の太陽面通過 FC100+バリエクステンダー ND400 5D2 8:30から13:30まで30分ごとに撮影したものを合成

2004年のときは雨で太陽は全くみえなかったが、今年は快晴に恵まれた。一生に一度のレアもの天体現象。大きな真っ黒な金星に感動した。

 

Heart & Soul nebula (心臓と胎児星雲) 

ε180ED STL11000M total 276min. L:IC1805(Ha 10min.x6 + L 5min.x6) IC1848(Ha 10min.x8 + L 5min.x6)
R:5min.x2 G:4min.x2 B:5min.x4 Gomadansan No.20870,20903,22550,22551 2008/10/08,2008/11/04,2012/10/15

これら星雲は大きいので、いつも使っているε+STLではモザイクしないと入らない。2008年にHαで撮っていたのでRGBなど追加した。

 おなじみ「IC1805とIC1848」であるが、最近は右側の星雲をハート星雲と呼ぶようになってきた。英語ではHeart&Soulと呼ばれるが訳に困る。ハートというと日本では マークを連想して星雲の形と似ているなあということになるが、heartには心臓という意味も。soulは胎児とか魂という意味だから「心と魂」星雲か、「心臓と胎児」星雲だろう。heart&soul は発音しやすくてスッと来るが、なかなか良い日本語訳がない。そんなことを考えていたが、NASAの赤外線天文衛星WISEのホームページでは、IC1805は named after its resemblance to a human heart(人間の心臓に似ていることから付いた名前)、IC1848は also known as the Embryo nebula
(胚星雲としても知られている)と説明されているので、「心臓と胎児」星雲なんだろうなあ。

 

 

ε180ED+STL11000M/C2 total 34min.exp. L:5min.x4, RGB:2min.x2,2min.x2,2min.x3 15 Oct.2012 Gomadansan No.22552

αPer.付近 ( Melotte20 Collinder39 ) この部分は双眼鏡で見ると散開星団であることがわかります。この秋、ペルセウス付近の大型の散開星団やアソシエーションに凝っていたので撮影しました。

 

NGC1333からIC348
e180+STl1000M total 264 min.exp. L 10min.x12+10min.x7, R 5min.x6, G 3min.x4, B 5min.x6 Gomadansan 2012/10/20,21 No.22559,22565

ペルセウス座ではカリフォルニア星雲が有名だが、その南側にはこんな淡い星雲があります。10月20日に撮ってみたが、露出が足りずにノイズが多かったので次の日も出かけて露出を重ねました。

 

オリオン大星雲周辺
ε180ED STL11000M total 333 min.exp. Ha:10min.x10+20min.x6 R:5min.x9, G:3min.x6, B:5min.x10 Gomadansan 2012/10/20,21 No.22560,22566

オリオン大星雲はありふれているが、こんな構図で見ると新鮮でしょう!?

オリオン座のあたりはこの機材でかなり撮っていたのですが、この構図を思いついたのでウキウキしてきました。10月20日と21日に撮りましたが(上のNGC1333の次の対象として)、それでも淡い星雲のノイズが多かったので、11月15日に追加露光しました。トータル7時間あまり。

 

ふたご座流星群 EOS5D2(ISO6400) EF17-40mmF4 30秒露出で連写

今年、最もたくさん流星が見える夜、幸いにも快晴になって、流星群を堪能しました。