2回目の2000年07月07日(金) ダラスは晴れ
やっとダラスに着くよ−。「何とか外の明るさに目を慣らす」という楽しみ(?)はあったけど、サングラスは必要だったかな?地図で『ブランドキャニオン』(英語表記ではGLAND_CYANION)とやらを通って(景色は見逃したけど)しばらくして高度を下げ始めた。いよいよトランジットだ。トランジットってどうやるのかな?行けば分かるのかな?どうなることやら。
現地時間の16:25(日本06:25かな?)ダラスに着陸。何となく現地の広さを感じる。空港の下を道路が通っている。関係車両かな?いい天気だ。
飛行機を降りる前にアナウンスがある。『…。サンチアゴに行かれる方は…一旦入国…』。ま、待ってくれ。入国カードも関税申告書も航空券見せたら「必要ないね」と回収されたあとだよー。大体どこへ行きゃいいんだ?心の準備ができてないよ−。英語の会話集は荷物と一緒にうっかり預けてしまったんだよ−。と、まだダラスなのに日本語でこう泣きわめいてみてもこの先やっていけそうにないので、とりあえずペルーへ向かう(らしい)人たちと一緒にトランジットルームへ行ってみることにする。行ってだめなら何か言われるだろう。気の進まない入国−チェックイン−出国はそれからにすればいい(今にして思うと、こんな心構えでよく地球の反対側まで行こうと思ったものだ…)。
トランジットルームの入口で初めて人に対して英語を喋った。すでにチケットをわたしておきながら、「Where can I check_in?」(未だに正しい英語かどうか調べてないが)一応一発で通じたようだ。「3 HOUR,O.K?」という返事が返ってきた(ほんとは5時間では?)。どうやらここにいてもいいらしい。
トランジットルームに入ったとたん入口にカギが掛けられるとは思わなかった。入国審査無しならうろうろするなということらしい。喫煙所もトイレも、AAのカウンターも公衆電話や売店も(バーもあったかな?)一応必用なものはあるが事前に聞いてた通り狭い所だ。ここで5時間はつらいかも…。たまに人と話をすることはあるけどあまり会話にならない。そうだよなあ、日本語って世界的にはローカル言語だもんな。英語も少し勉強しとけばなあ。このあと無意味に不安がることもなかったかも。
台風接近と現地の旅行会社にメールで知らせてあったのを思い出して電話しようと思い、テレホンカードの自販機へ10ドル札を入れたが戻ってくる…。何度やっても戻ってくる。逆さにしても戻ってくる。適当にボタンを押しながら入れても戻ってくる。札でいいって書いてあるよなあ…。作戦変更して硬貨で電話を掛けようと思い、お菓子の自販機でクォータを手に入れる。ひまわりの種なんて食いたくもないもなんていくつも持ちきれないので2つ程にしておいて公衆電話に挑みかかる。つたない単語の記憶をたよりにどうにか使い方は分かったが、いざかけてみると最低$2.75必要と電話の液晶に言われた。大嫌いだ、アメリカ製なんて。
もう17時半をまわった。旅行会社も営業時間外だろう。旅行会社への連絡はチリに着いてからにしよう。むだに時間を過ごした…。ところで、一向にお呼びがかからないんだけど、俺本当にここにいてもいいの? アメリカン航空のおじさんが電話のあとで嫌なジェスチャーをしている(肩をすくめる「あれ」)。おいおい大丈夫かよ。今のすごく気になるんだけど。俺ほんとにここにいて大丈夫なんだろうね? もうチェックインの時間は過ぎてしまうぜ? キャンセルされてないだろうね。
トランジットルームではとうとう乗り継ぎ客は俺1人になった。でも誰も何も言ってくれない。ここで待ってていいのだろうか、「No ploblem」とは言っているけど何の用で電話かけまくっているんだい? 俺の旅行ってここで終わり? 時刻表にAA945便は「定刻」と書いてある時間が迫っている。
飛行機が俺をダラスへ置いて行こうとしている、と本気で心配していた時にやっと係のおねえさんが俺を案内してくれた。よかった、本当によかった。こんな治安の悪い国でホテルさがして自力で再出発なんて出来っこないと本気で考え込み始めた所だった。だだこねたって俺が乗り継ぎ間違えたことになるだろうし、と。何より17日まで日本に帰る手だてがない。他に航空券なんて持っているはずがないし、交渉する語学力もない。
離陸後のダラスの夜景に驚いた。大きい。個人的にいじめられた?ような気分になっていたダラスの明かりを後にする。さよーならー。
座席はというと、最前列ではないがまた窓側で隣人なし。今度は個人用TVは無かった。乗客でニホンジンなんか俺しかいねえ。トランジットルームに入ってから日本語とはお別れしたつもりでいたが、なんと日本人のCAさんが搭乗していた。こんなところで何してるんだろう…(仕事だろ)。機内でチリの入国カードと関税申告書が配られる。入国カードのトップには航空会社の名前が書いてあるんだ…知らなかった。てっきり「チリ共和国」とでも書いてあるものかと…。(さっきのCAさんも「分からなかったら聞いて下さい」と言ってくれたが、彼女は別の席の担当だった)2組の紙きれを眺める。分からない。どうしても記入欄が埋まらない。さっきのCAさんはいない。辞書は無い。でかい方のカバンの中だ。無いと思ってた会話集はあった(スペイン語版)。聞きたいことをその本の英語欄を見て丸暗記して他のCAさんに聞いてみた。「Could you tell me how to fill in this form?」(だったかな?)。 通じた通じた、結構通じるもんだ。「会社員」と書けばよかったのね。「thank you very much!」
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