ポーロ
Around The World
今回の特集"Around The World"にちなんだコンピレーションアルバムを作る ならどんな曲がいいかな!と思い、ワクワクしながらセレクトしてみました。
誌上には載せ切れなかった曲の説明のほうをWEBに掲載しました。
記事と合わせてご覧いただけると嬉しいです。

01
To The World/Hoff Dylan ・・・"31ST CENTURY ROCKS"に収録
「ポーロ」Vol.2では、ホフディランの「To The World」のイメージで 紙の上で世界を巡るような内容にしたい、と思っていました。 「香港 to 台北 to 東京 going down from L.A. to MEXICO〜♪」 希望に満ちた歌詞とメロディ、飛行機のSE、合間にはERIC KOT監督も参加の謎のラップ(?)も入り異国気分を盛り上げます。 ユウヒさんが歌の中で世界をぐるりと廻るとしたら、私は「ポーロ」の中でそんな、読む人を元気にする企画をやってみたい!とはいうものの、海外に行ったことのない私にはリアルなものは書けないので、日頃WEBで「好きだなぁー」と思う文章を書いているアーチストの方や、海外旅行の話が楽しい友達などにコラムを依頼した結果、こんなに豪華な読み応え満点のフリーペーパーになったわけです。
02
2300 Hawaii/砂原良徳 ・・・"TAKE OFF AND LANDING"に収録
まりんこと砂原良徳さんのこの曲はまったりとしていていい感じ。 ハワイ気分がぎゅっと詰め込まれています。夏の午後に昼寝しながら聴きたいです。
03
The Micro Disneycal World Tour/Cornelius ・・・"FANTASMA"に収録
ハワイの次はアメリカへ!ということでコーネリアスのこの曲を。 全体にSEが美しくキラキラした感じで、小山田くんの声が楽器のように響く不思議な曲。
04
Aquarela do Brasil/Yoshie ・・・"Bend It! JAPAN"に収録
トラットリアの98年のサッカーコンピから、Yoshieさんの歌う 「ブラジル」を。Yoshieさんのボーカルはちょっとけだるくて 真夏の昼下がりのよう。
05
トロピカルサイダー20000マイル/かせきさいだぁ・・・"SKY NUTS"に収録
どこの国のイメージかは分かりませんが、かせきさいだぁの 南国テイストあふれるこの曲をチョイス。最近はホフディランのベイビーとのユニット「Baby&Cider」のアルバム「BACK TO SCHOOL」が発売になったばかり。こちらもちょっとチープでなつかしめなサウンドが気になります。
06
世界は一分間に45回転で廻っている/Pizzicato Five・・・"Happy End Of The World"に収録
歌詞がじんわりと沁みるこの曲で世界に思いを馳せて。 ちなみに、ピチカートファイヴのトリビュート「戦争に反対する唯一の手段は。」で岸野雄一さんが歌うバージョンは、野宮さんとはまた違う味わいで、しみじみしてしまいます。
07
世界の国からコンニチワ/Hoff Dylan・・・シングル"コジコジ銀座"に収録
CDではやや落ち着いたテンポのこの曲は、ライブではアップテンポでノリがよく、ユウヒのジャンプが最高だったものです。 "To The World"のようにスケールの大きな歌詞に元気が出ます。
08
Traveler's Tale/ARCH・・・"DAYS"に収録
ARCHのマキシ「DAYS」に収録の4曲はどれも最高。中でもぐっとくるのは"(We Got)Sweethearts"。切ない歌詞とメロディと、今回のコラムゲスト中村大さんの声があいまって・・・。ここでは旅にちなんでこの曲をセレクトしました。こちらもぐっと切ない歌です。 Biglobeのサイトで"(We Got)Sweethearts"のライブ映像を試聴できますよ。
09
ツーリスト・トラップ/栗コーダーカルテット・・・"鮭のガリアルド"に収録
リコーダーで素敵なサウンドを操る4人、栗コーダーカルテット。 バカラックのこの曲、意味などは調べていないのですが、旅の楽しい気分にぴったり!
10
BATANGA CHA CHA CHA/SPACE PONCH・・・"THE WORLD SHOPPING WITH SPACE PONCH"に収録
ゲストコラムに参加いただいた松前公高さんがメンバーの スペースポンチのサウンドは、一言ではうまく言えない不思議さ。 タイトルからして想像が広がって、部屋が突然非日常空間になる感じがとても好きです。それでいてなんだか親しみがあるようなキュートさも感じます。ライブはどんな感じなんだろうな〜。
11
S'il Vous Plait/Fantastic Plastic Machine・・・"sushi4004"に収録
ドイツのレーベル・バンガローが日本のアーチストを紹介しているCDなのですが、これが結構レアな曲ぞろいで愛聴しています。 Fantastic Plastic Machineのこの曲、「S'il Vous Plait!」と要所要所で入るところが「フランス?」と単純にチョイス。 ゴキゲンでダンサブルな楽しい曲です。
12
Made In Sweden/カジヒデキ・・・"tea"に収録
これまた単純に「スウェーデン」ということで選んでしまいました。カジくんといえば北欧にゆかりが深いイメージです。この曲の収録されているアルバム「tea」は、底抜けにゴキゲンになりたいときではなく、ちょっとアンニュイな気分のときにぴたっと心に寄り添ってくれる感じがします。私にとっての北欧も、このアルバムのようにちょっぴりアンニュイで優しい曇り空のイメージ。
13
Tokyo To London/カジヒデキ・・・"Mini Skirt"に収録
今回の"Around The World" V.A."は、一応世界一周のイメージでセレクトしています。To The Worldで日本を抜けて世界へと飛び出し、ハワイ→アメリカ→ブラジルと進んできました。合間には世界や旅というものに思いを馳せた曲を織り交ぜています。 S'il Vous Plaitからまた、フランス→スゥエーデン→イギリスときて、ここで東京へ帰ります。"you and me from London to Tokyo"の歌詞とともに。
14
旅立つ理由/村松健・・・"一番美しいもの"に収録
ピアニスト・村松健さんの音楽は、もう何年も私の生活にぴったりと寄り添ってくれています。ことばや季節感を大切にしている村松さんの曲のタイトルやCDのブックレットから、自分なりにイメージをふくらませつつメロディーを味わっています。旅立つ理由、そのタイトルだけで、旅そのものに思いを馳せてイメージがどんどん膨らんでいくようです。
15
すべてはきみの瞳の中に/松岡英明・・・"EYES OF THE EINSTEIN ZOO"に収録
旅は、ずっとそこにとどまれないからこそ「旅」なんですよね。でも瞳の中に心の中に永遠に残るはず・・・。そんな思いでチョイスした歌です。松岡英明さんの歌も長年聴いています。このアルバムはサウンドといい歌といい私にとって新たな松岡さんの魅力発見!という感じで大好きです。 そして、このアルバムにマニュピレートやキーボードで参加しているのが松前公高さん。このアルバムで、なんてすごいサウンドなんだろう!と気になって、クレジットを読んで松前さんのことを知りました。
16
旅のつづき/ARCH・・・"新しい旅"に収録
旅から帰ってきても、またしばらくするときっと新しい旅に出たくなる日がくる。そしてどんな旅にも終わりがあって、また何かが始まっていく・・・そのことを体で心で味わうために皆、旅に出るのかもしれないな、と思い、この歌をこの"Around The World" V.A."の最後に選びました。


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